株式会社キャンバス(4575)とは|沼津の創薬ベンチャー・社員19名の年収と実態
※本記事にはプロモーションを含みます。
この記事の結論
- 正体:証券コード4575の株式会社キャンバスは静岡県沼津市の抗がん剤創薬ベンチャーです
- 収益構造:創業以来、製品売上による事業収益はゼロ。第27期も営業損失13.58億円
- 年収:有報の平均年間給与755.1万円(第26期・14名)。採用ページは博士卒 月50〜60万円
- 資金:現預金14.45億円に対し営業CF△14.24億円。GC注記はなく「重要事象等」の段階
「キャンバス」という言葉で検索すると、その大半は軽自動車やホテル、デザイン会社の情報にたどり着きます。しかしこの記事が扱うのは、東京証券取引所グロース市場に上場する証券コード4575の株式会社キャンバスです。静岡県沼津市に本社と研究所を構え、抗がん剤の候補化合物を自社で創り出して臨床試験まで進める創薬バイオベンチャーで、社員はわずか19名。そして創業から26年、上場から17年が経った現在も、製品売上による事業収益は一度も計上されていません。この記事では、決算短信と有価証券報告書という一次情報だけを使って、この会社が転職先としてどういう構造を持っているのかを分解します。
まず整理|「キャンバス」検索の大半は別対象、4575は沼津の創薬ベンチャー
この記事を読み進める前に、検索対象の切り分けだけは済ませておいてください。転職検討者が最初につまずくのがここだからです。結論として、あなたが探している「株式会社キャンバス」が上場企業なら、それは静岡県沼津市の医薬品会社1社に限られます。
検索結果に出てくる「キャンバス」の正体
実際に「キャンバス 評判」で検索したときの上位ページを確認すると、20件中の大部分が自動車メディアの口コミページで占められています。整理すると次の通りです。
- ムーヴキャンバス:ダイハツ工業の軽自動車。「後悔」「生産中止理由」「色」などの検索が圧倒的多数を占め、検索ボリュームの実測でも最大級のグループです
- ザロイヤルパークキャンバス:ホテルブランド。「神戸三宮 口コミ」などの宿泊レビュー系検索がこれにあたります
- 同名の非上場企業:デザイン会社、専門商社、ソフトウェア開発会社などに「株式会社キャンバス」の商号が複数存在します
- 株式会社キャンバス(4575):本記事の対象。東証グロース市場・医薬品業種の創薬バイオベンチャー
つまり、「キャンバス 口コミ」「キャンバス 評判」という検索語で出てくる情報の中で、4575の株式会社キャンバスに関する内容はごくわずかです。推定情報になりますが、転職サイトや口コミサイトで「キャンバス」の求人・評価を見つけたときは、それが別会社である可能性のほうが高いと考えたほうが安全です。
4575であることを確認する4つの手がかり
求人票や口コミページが本当に4575のキャンバスかどうかは、次の4点を照合すれば判別できます。公式情報として公式サイトおよび有価証券報告書に記載されている属性です。
- 所在地が静岡県沼津市大手町2-2-1(JR沼津駅南口から徒歩3分)であること
- 設立が2000年1月18日、上場が2009年9月(東証マザーズ、2022年4月にグロース市場へ移行)であること
- 代表者が代表取締役社長 河邊拓己(内科医・医学博士)であること
- 決算期が6月であること(12月期・3月期なら別会社です)
同社は2000年1月に愛知県豊田市で設立され、2002年4月に沼津市通横町へ本社・研究所を移転、2010年9月に現在地へ機能を集約しました。拠点は沼津の1か所のみです。
株式会社キャンバス(4575)の公式データ一覧(有価証券報告書ベース)
本記事で扱う公式数値を一覧で確認できます。公式情報として、人員・給与は第26期(2025年6月期)有価証券報告書、損益・資金は第27期(2026年6月期)決算短信の実額です。第27期の有価証券報告書は2026年9月29日提出予定のため、給与関連は第26期が最新の提出済み数値になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号・証券コード | 株式会社キャンバス(CanBas Co., Ltd.)/東証グロース 4575 |
| 本社所在地 | 静岡県沼津市大手町2-2-1(JR沼津駅南口 徒歩3分) |
| 設立・上場 | 2000年1月18日設立/2009年9月上場(2022年4月グロース市場へ移行) |
| 代表者 | 代表取締役社長 河邊拓己 |
| 事業内容 | 抗がん剤の研究開発(医薬品事業の単一セグメント・非連結) |
| 平均年間給与 | 7,551千円(約755万1千円)/第26期・2025年6月30日現在・賞与および基準外賃金を含む |
| 平均年齢 | 47.7歳(第26期・2025年6月30日現在) |
| 平均勤続年数 | 13.5年(第26期・2025年6月30日現在) |
| 従業員数 | 14名(第26期末=2025年6月30日現在の就業人員/臨時雇用者・派遣社員を除く)。会社公表では19名(2026年8月時点・研究開発14名/管理5名) |
| 売上高(事業収益) | -(第27期=2026年6月期)。創業以来、製品売上による事業収益の計上は一度もなく、第23期から5期連続で「-」 |
| 営業利益 | 営業損失△1,358百万円(第27期=2026年6月期) |
| 経常利益・当期純利益 | 経常損失△1,307百万円/当期純損失△1,308百万円/1株当たり当期純損失△66.42円 |
| 研究開発費 | 1,057百万円(うち臨床開発費830百万円は全額CBP501関連、基礎研究費226百万円) |
| 財務状態 | 総資産1,776百万円/純資産1,642百万円/自己資本比率90.2%/繰越利益剰余金△15,319百万円 |
| キャッシュ | 営業CF△1,424百万円/期末現金及び現金同等物1,445百万円(前期末比△1,382百万円) |
| 配当・業績予想 | 無配継続/2027年6月期の業績予想は「合理的な算定ができない」として非開示 |
| 年間休日・住宅 | 124日/借上社宅あり・交通費全額支給(公式採用サイト) |
| 離職率・職種別年収 | 有価証券報告書では開示されていない |
| 出典 | 第27期(2026年6月期)決算短信〔日本基準〕(非連結)2026年8月12日/第26期(2025年6月期)有価証券報告書 2025年9月29日提出/2026年6月期決算説明会資料 2026年8月19日/公式採用サイト |
何をしている会社か|自社創出の抗がん剤パイプラインと最先行のCBP501
結論から言えば、キャンバスは「自分たちで薬の種を見つけ、自分たちで人に投与するところまで進める」タイプの創薬会社です。転職先として見るとき、この一点が仕事の中身をほぼ決めます。
創薬ベンチャーには、他社やアカデミアから化合物を導入して開発だけを担うモデル、創薬基盤技術を製薬企業に提供するモデル、自社で候補化合物を創出して自社で開発するモデルがあります。公式情報として同社の説明資料では、独自の薬剤スクリーニング法(創薬エンジン)で候補化合物を創出し、基礎研究から前臨床・臨床開発まで自社で進める「創薬パイプライン型」が特徴と位置づけられています。特許も自社保有です。
最先行のCBP501が今どこにいるか
最も開発が進んでいるのが免疫着火剤CBP501です。免疫チェックポイント阻害抗体が効きにくい「免疫コールド」ながんを「ホット」に転換する作用機序を持つとされ、既存の承認治療がない膵臓がん3次治療を対象にしています。開示されている進捗を時系列で整理すると次の通りです。
- CBP501・シスプラチン・免疫チェックポイント阻害抗体の3剤併用による臨床第2相試験は主要評価項目を達成して終了
- 米国FDAからは2024年2月に臨床第2b相試験の開始承認を取得したが、現在はペンディング
- 欧州EMAへ臨床第3相試験の開始を申請中で、オーファンドラッグ指定を受領。開始承認は未取得
- 会社は開始承認の時期について「取得時期に関しては未だ不確実性が大きい」としつつ、「開始承認取得自体の不確実性は着実に低減」と説明しています
第27期の臨床開発費830百万円は全額がCBP501関連です。つまり同社の年間コストの6割強が、このひとつの化合物に投下されている計算になります。転職者の視点で言えば、入社後に担当する仕事の多くがCBP501の第3相準備、あるいはそれを支える基礎研究に紐づくということです。
後続パイプラインと提携の状況
後続には、可逆的XPO1阻害剤CBS9106(臨床第1相完了後、2025年6月にStemline社とのライセンス契約を解消して全権利を再取得。次相試験は計画段階)、免疫スイッチ作動薬CBT005(前臨床準備中)、CBP-A08、静岡県立大学と共同研究するIDO/TDO阻害剤、AI創薬などがあります。
一方で、製薬企業との事業提携は現時点で存在しません。2010年6月に武田薬品工業との共同事業化契約を解消して以来、16年間パートナー不在の状態が続いています。創薬バイオ業界では、製薬大手が主力品の特許切れを控えてパイプライン補完目的のライセンス契約や買収を活発化させており、交渉力は臨床データの質と開発ステージに強く依存します。推定情報として、第3相の開始承認は開発上のマイルストーンであると同時に、提携条件の交渉材料としての意味も大きいと考えられます。
記事の核|創業26年、製品売上ゼロという事実をどう読むか
ここが転職判断の最大の分岐点です。結論を先に書きます。株式会社キャンバスは創業以来、製品売上による事業収益を一度も計上していません。これは隠された情報ではなく、決算短信の損益計算書に「-」と明記されている公式情報です。
事業収益の実績と、最後に売上が立った期
過去に計上された事業収益は、受託研究の対価と提携契約に基づく収益のみでした。決算短信によると、直近の計上は第22期(2021年6月期)の1億08百万円が最後で、第23期から第27期までの5期連続で事業収益は「-」です。第27期(2026年6月期)も事業収益はゼロでした。
これは創薬バイオベンチャーとして異常なことではありません。自社化合物が承認・上市されるまで製品売上が立たず、研究開発費が先行して営業赤字が続く構造は、この業種では一般的です。ただし求職者の立場では、「売上ゼロの会社に入る」という事実の意味を正確に理解しておく必要があります。あなたの給与の原資は、事業から生まれた利益ではなく、過去に株式市場から調達した資本だということです。
営業損失の推移|6期連続で5〜13億円規模
赤字の規模と方向性を、複数期で並べてみます。公式情報として決算短信に開示された営業損失の推移です。
| 決算期 | 事業収益 | 営業損失 | 前期からの変化 |
|---|---|---|---|
| 第22期(2021年6月期) | 1億08百万円 | △5億48百万円 | — |
| 第23期(2022年6月期) | - | △8億46百万円 | 赤字幅 約2.98億円拡大 |
| 第24期(2023年6月期) | - | △9億66百万円 | 赤字幅 約1.20億円拡大 |
| 第25期(2024年6月期) | - | △12億62百万円 | 赤字幅 約2.96億円拡大 |
| 第26期(2025年6月期) | - | △11億10百万円 | 赤字幅 約1.52億円縮小 |
| 第27期(2026年6月期) | - | △13億58百万円 | 赤字幅 約2.48億円拡大(過去最大) |
読み取れるのは、赤字が常態化しているだけでなく、規模が5億円台から13億円台へ約2.5倍に膨らんでいるという点です。第27期の事業費用13億58百万円の内訳は、研究開発費10億57百万円と販管費3億01百万円。前期比で2億48百万円増えており、増加分の中心は臨床開発費です。
この数字は、悲観材料としてだけ読むべきものではありません。推定情報としては、臨床開発費が積み上がっているのは第3相準備が実際に進行している裏返しとも解釈できます。創薬バイオでは、開発費が減っている会社のほうが「動いていない」サインになることもあるためです。ただしそれは、次章の資金の裏付けとセットで見る必要があります。
累積損失153億円と、それでも債務超過ではない理由
第27期末の繰越利益剰余金は△153億19百万円。26年分の研究開発投資がそのまま累積損失として積み上がった数字です。にもかかわらず、総資産17億76百万円・純資産16億42百万円・自己資本比率90.2%で、バランスシート自体は債務超過ではありません。理由は単純で、資本金8,467百万円・資本剰余金8,454百万円という調達済みの資本が累積損失を上回っているからです。借入に依存せず株式による調達で研究開発を賄ってきた結果、負債が極端に少ない構造になっています(1株当たり純資産81.33円)。
給与は何から出ているのか|手元資金14.45億円と年間の現金流出14.24億円
売上がない会社で働くとき、最も現実的な確認事項は「手元にいくらあり、年にいくら出ていくか」です。ここは断定を避けず、開示数値をそのまま示します。
決算短信によると、第27期の営業キャッシュフローは△14億24百万円、期末の現金及び現金同等物は14億45百万円(前期末比△13億82百万円)でした。現預金14.45億円に対して年間の営業キャッシュアウトが14.24億円ですから、単純計算での残余は約1年分ということになります。この点は、転職検討者が必ず押さえておくべき数字です。

残り1年分ということは、来年には給料が止まるということですか?
そう単純ではありません。まず会社自身の判断として、「当事業年度末から翌12か月間の資金繰りに重要な懸念はなく、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しています」と述べています。また支出は固定ではなく、臨床試験の進行状況によって年ごとに大きく変動します。一方で会社は、決算短信で次のようにも明記しています。
「CBP501等の次相臨床試験について所轄当局から臨床試験開始承認が得られた場合には多額の資金支出が見込まれ、これに対応するには外部からの資金調達が不可欠であり、適時にかつ想定どおりの資金調達を実行できない場合には資金繰りが逼迫し、事業の継続に重大な懸念が生じる可能性があります」
これは会社自身の言葉です。つまり第3相が始まること自体が資金需要のトリガーになるという構造で、開発が前に進むほど調達の必要性が高まります。転職判断としては、「開発が止まるリスク」と「開発が進むことによる資金需要」の両方を同時に見る必要がある、ということになります。
継続企業の前提は「注記」ではなく「重要事象等」の段階
ここは誤解が生じやすい論点なので、正確に区別します。継続企業の前提に関する開示には段階があり、同社の現状は次のとおりです。
| 開示の段階 | 内容 | キャンバス(4575)の状況 |
|---|---|---|
| ①継続企業の前提に関する注記(GC注記) | 重要な不確実性が認められる場合に財務諸表へ付される注記 | 決算短信の注記事項で「該当事項はありません」と明記。付されていません |
| ②継続企業の前提に関する重要事象等 | 疑義を生じさせる事象はあるが、対応策により重要な不確実性は認められないと判断した場合の記載 | 第26期有価証券報告書・第27期決算短信の双方に記載あり。現状はこの段階 |
| ③記載なし | いずれの記載もない状態 | 該当しません |
有価証券報告書・決算短信の双方に「この状況により当社には、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しています」という文言は存在します。しかしGC注記そのものは付されていません。ネット上で「キャンバスにはGC注記が付いている」と書かれた情報を見かけた場合、それは開示内容と一致しません。
参考として、同じ東証グロース市場の医薬品業種でも段階は分かれます。カルナバイオサイエンス(4572)は①GC注記が付され、さらに中間期で債務超過となっています。キャンバスとデ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576)は②の段階、NANOホールディングス(4571)は③に該当します。「赤字のバイオ企業」とひとくくりにせず、どの段階にいるかで読み分けることが、この業界の転職判断では実務的に有効です。
過去の調達方法と、株式希薄化という論点
第27期は財務キャッシュフローがゼロで、期末の発行済株式数19,713,655株も前期末から変わっていません。この期は新規調達を行わずに手元資金を取り崩したということです。一方、第26期は新株予約権の行使により資本金・資本準備金が各882,324千円増加し、財務キャッシュフローは+17億48百万円でした。さらに遡ると、2023年5月には第三者割当による新株式および第19回・第20回新株予約権(行使価額修正条項付)を発行しています。
つまり同社は、希薄化を伴うエクイティファイナンスで研究開発資金を賄ってきた会社です。推定情報になりますが、今後も同種の調達が行われれば1株当たりの価値は薄まる方向に働きます。ストックオプションを報酬の一部として期待して入社する場合、この点は事前に理解しておくべき論点です。なお有価証券報告書によると、ストック・オプションの潜在株式は発行済株式総数の0.2%にとどまります。
年収と待遇|有報755.1万円の中身と、公式採用ページの給与レンジ
結論として、この会社の年収を知りたいなら、有報の平均値より公式採用サイトの給与レンジを見るほうが実務的です。理由は母集団の小ささにあります。まず公式数値から順に確認します。
有価証券報告書の平均年間給与とその前提
有価証券報告書によると、第26期(2025年6月期)の「従業員の状況」は次の通りです。いずれも2025年6月30日現在の数値で、公式情報として断言できます。
- 平均年間給与:7,551千円(約755万1千円)(賞与および基準外賃金を含む)
- 平均年齢:47.7歳
- 平均勤続年数:13.5年
- 従業員数:14名(就業人員。臨時雇用者・派遣社員を除く)
- 管理職に占める女性の割合:33.3%
- 男女の賃金の差異:全労働者69.2%、正規雇用労働者69.2%
ここで最も重要なのは、この755.1万円が従業員14名の平均だという点です。博士号取得者を中心とする少人数の専門職集団の平均であり、一般的な「平均年収」として一人歩きさせるのは適切ではありません。1〜2名の入退社や役職構成の変化で数値が大きく動きます。また第27期(2026年6月期)の有価証券報告書は2026年9月29日提出予定のため、本記事時点では第26期が最新の提出済み数値です。
公式採用サイトの給与レンジ|こちらが実務的な指標
公式採用サイトによると、募集職種と給与は次のように提示されています。中途で入る場合、実際に提示される条件はこのレンジが起点になります(公式情報)。
| 職種 | 学歴区分 | 月給レンジ | 年収換算の目安 |
|---|---|---|---|
| 研究員(4名募集) | 修士卒 | 40〜50万円 | 約480〜600万円(賞与を除く単純換算) |
| 研究員(4名募集) | 博士卒 | 50〜60万円 | 約600〜720万円(賞与を除く単純換算) |
| 臨床試験推進プロジェクトメンバー(2名募集) | 大卒 | 30〜40万円 | 約360〜480万円(賞与を除く単純換算) |
| 臨床試験推進プロジェクトメンバー(2名募集) | 修士卒 | 40〜50万円 | 約480〜600万円(賞与を除く単純換算) |
| 臨床試験推進プロジェクトメンバー(2名募集) | 博士卒 | 50〜60万円 | 約600〜720万円(賞与を除く単純換算) |
いずれも月20時間相当の時間外手当を含む金額です。年収換算は推定情報で、賞与の有無・水準によって上下します。有報の755.1万円との差は、平均年齢47.7歳・平均勤続13.5年という在籍者の構成によるものと考えるのが自然です。入社時点では採用レンジ、長く在籍した人の水準が有報平均、という二層構造で捉えると実態に近づきます。
賞与・昇給と、給与以外の待遇
製品売上がなく営業赤字が続く企業では、賞与・昇給の原資を利益から説明できません。創薬バイオ業界共通の懸念としても「給与水準や賞与・昇給がどの程度見込めるのか、手元資金が何年分あるのかが外から見えにくい」ことが指摘されています。推定情報として、賞与や昇給の運用は開発の進捗と資金調達の成否に左右される可能性があります。面接時には、賞与の支給実績・算定根拠・過去数年の昇給運用を、労働条件通知書の記載レベルまで確認しておくことをおすすめします。
給与以外では、公式採用サイトによると年間休日124日、借上社宅あり、交通費全額支給、勤務地は沼津本社です。首都圏から移る場合、借上社宅の有無は実質的な可処分所得に直結します。推定情報ですが、沼津の住居費水準を踏まえると、額面が同等でも都内勤務より生活コストは下がる可能性があります。
働き方と組織|社員19名・平均勤続13.5年・沼津1拠点という現実
この会社で働くことの実像は、財務よりむしろ組織の小ささと動きの少なさに表れています。結論として、キャンバスは「若手が多く入れ替わる成長ベンチャー」ではなく、創業期からのコアメンバーが長く定着した少人数の専門職集団です。
19名の内訳と、有報14名との違い
2026年6月期決算説明会資料によると、2026年8月時点の従業員は19名で、内訳は研究開発部門14名(派遣等による専従者1名を含む)、管理部門5名です。一方、有価証券報告書ベースでは第26期末=2025年6月30日現在で14名(就業人員、臨時雇用者・派遣社員を除く)。基準日と集計範囲が異なるため、この2つの数字を混同しないでください。1年余りで人員が増加している方向にあり、人員削減や希望退職の公表もありません。むしろ公式採用サイトでは研究員4名・臨床試験推進プロジェクトメンバー2名の計6名を募集中で、採用を拡大している局面です。
平均勤続13.5年と、一人が担う守備範囲
設立から26年の会社で平均勤続13.5年、平均年齢47.7歳という構成は、ベンチャーとしては極めて異例です。単純に言えば、在籍者の多くが会社の歴史の半分以上を過ごしているということになります。これは両面から読めます。
- ポジティブに読む:定着率が高く、開発の文脈やサイエンスの蓄積が社内に残っている。少人数でも属人的なノウハウが分断されにくい
- 慎重に読む:中途入社者にとっては、既存メンバーの関係性と役割分担が固まっている環境に入ることになる。ポジションの空きも構造的に生まれにくい
加えて、有価証券報告書のリスク欄では会社自身が「少数の事業推進者への依存」、および創業科学者である河邊拓己代表への依存度が高い状態が当面続くことを明記しています。推定情報ですが、意思決定の距離が近く裁量が大きい反面、キーパーソンの動向が組織全体に及ぶ度合いも大きいと考えられます。
また19名で臨床第3相の準備まで進める体制である以上、非臨床・臨床・薬事・管理の多くはCROなど外部への委託でカバーする形になります。推定情報として、一人が複数の機能を横断し、委託先をマネジメントする側の実務が業務の中心を占めると考えられます。負荷でもある一方、開発プロジェクト全体を早期に見渡せるという意味では、大手では得にくい経験です。
勤務地は沼津のみ|転職には移住が前提になりやすい
拠点は静岡県沼津市大手町の1か所のみです。有価証券報告書のリスク欄でも、「事業活動の中心となる設備や人員が本社周辺に集中しており、地理的なリスク分散ができていない」と会社自身が自認しています。首都圏のバイオ関連職からの転職では、事実上の移住が前提です。JR沼津駅南口から徒歩3分という立地で、東海道線・新幹線(三島駅乗り換え)でのアクセスは確保されていますが、日常的な通勤圏として考えるなら生活拠点の移動を伴います。借上社宅制度があるのは、この前提に対応した制度設計と読むこともできます。
口コミが成立しない会社|OpenWork5件・回答者1人という事実そのものが情報
この記事では、口コミサイトの評価を数値として紹介しません。紹介できるだけの母数が存在しないからです。これは情報の欠落ではなく、19名という規模から導かれる当然の帰結であり、それ自体がこの会社を理解する材料になります。
- OpenWork:「キャンバス(医薬品)」のページが存在し、所在地 静岡県沼津市大手町2-2-1、設立2000年、2009年上場、代表 河邊拓己、決算6月という属性から4575と同定できます。ただしクチコミ5件・回答者1人にとどまり、総合評価スコアおよび待遇満足度・社員の士気・風通しの良さ等の全項目が「–」(データ不足で算出不能)と表示されています
- 転職会議・エン カイシャの評判:「キャンバス」名義のページは複数存在しますが、確認した範囲ではいずれも別会社(デザイン会社・専門商社・ソフトウェア開発等)でした。証券コード4575に対応する実質的なレビューは見当たりません
したがって、口コミ傾向として「評価が高い」「評価が低い」と語ることは、母数の観点から成立しません。他社「キャンバス」のレビューを混ぜて読むと、まったく別の会社の労働環境を評価してしまうことになります。この会社を評価する材料は、有価証券報告書の一次データと公式採用サイトの条件提示に限られると割り切るのが実務的です。本記事が有報の平均勤続13.5年・平均年齢47.7歳・女性管理職比率33.3%・男女賃金差異69.2%といった数値を細かく扱っているのは、この代替のためです。口コミの代わりに、次のような項目を面接で自分から埋める必要があります(推定情報を含みます)。
- 直近3年の入社者・退職者の人数と、その職種の内訳
- 賞与の支給実績と算定根拠、昇給の運用実績
- 担当予定のプロジェクトが、CBP501とその他パイプラインのどちらに紐づくか
- CROなど外部委託先のマネジメント範囲と、社内でどこまでを担うか
- 次の資金調達に関する考え方と、開発計画との対応関係
同業比較|東証の小型医薬品5社を同じ物差しで並べる
キャンバスの位置づけは、単独で見るより並べたほうが明確になります。公式情報として各社の直近開示から、売上・損益・人員・有報平均年間給与を整理しました。決算期が社ごとに異なるため、必ず年度とセットで読んでください。
| 企業名(証券コード) | 売上高(決算期) | 営業利益 | 従業員数 | 有報 平均年間給与 | 継続企業の前提の段階 |
|---|---|---|---|---|---|
| キャンバス(4575) | 事業収益ゼロ(2026年6月期) | 営業損失13.58億円 | 19名(2026年8月時点) | 755万円(2025年6月期) | ②重要事象等の記載 |
| 大幸薬品(4574) | 連結64.0億円(2025年12月期) | 営業利益4.59億円 | 連結220名・単体193名 | 738万円(2025年12月期) | 過去に②の記載、2024年12月期末に解消 |
| カルナバイオサイエンス(4572) | 連結5.79億円(2025年12月期) | 営業損失20.7億円 | 連結61名・単体57名 | 792万円(2025年12月期) | ①GC注記あり・中間期で債務超過 |
| デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576) | 連結3.88億円(2025年12月期) | 営業損失6.19億円 | 連結19名=単体19名 | 667万円(2025年12月期) | ②重要事象等の記載 |
| NANOホールディングス(4571) | 連結1.74億円(2026年3月期) | 営業損失9.66億円 | 連結23名=単体23名 | 881万円(2026年3月期) | ③記載なし |
この表から読み取れることを3点に整理します。
- 「売上ゼロ」はこの5社の中でもキャンバスだけ:他の赤字企業も売上規模は小さいものの、受託・ライセンス・製品などの収益は計上しています。キャンバスの事業収益がゼロという点は、同じ小型医薬品セクターの中でも際立っています
- 平均年間給与は横並びの水準:667万〜881万円のレンジに5社が収まっており、キャンバスの755万円は中位です。推定情報ですが、この水準は業績ではなく「博士・修士級の研究者を採用するために必要な相場」で決まっていると考えられます
- 財務の健全性と赤字の大きさは別問題:キャンバスは自己資本比率90.2%で債務超過ではない一方、営業損失の絶対額は13.58億円と5社中2番目に大きい水準です。「バランスシートは健全だが、毎年の現金流出は大きい」という組み合わせは、この5社を見比べて初めて意味が分かります
転職先を比較検討する場合、「赤字かどうか」ではなく「どの段階の赤字か」で並べることをおすすめします。GC注記が付いている会社(カルナバイオサイエンス)、重要事象等の記載段階の会社(キャンバス、デ・ウエスタン)、記載なしの会社(NANOホールディングス)では、入社後に直面する経営環境の緊張度が異なります。
将来性の見方|開発目標の変更・調達・上場維持基準の3点で読む
創薬ベンチャーの将来性は「今後も成長が期待されます」といった一般論では判断できません。判断材料になるのは、開発目標・資金調達・上場維持という3つの具体的な軸です。それぞれ開示ベースで確認します。
2025年10月の開発目標変更
2025年10月24日の取締役会で、同社は「2027年新薬承認・上市」目標の実現は困難と判断し、開発目標を変更しました(適時開示「CBP501臨床開発完了目標時期の変更について」)。理由は、欧州臨床第3相試験の開始承認が未取得であることです。新たな具体的目標は臨床第3相試験の開始承認を取得した後に改めて公表するとされており、現時点では上市時期の目標そのものが存在しない状態です。
転職検討者にとって、これは正面から受け止めるべき事実です。同時に、推定情報として付け加えるなら、目標を撤回して再設定する判断自体は、達成困難な計画を掲げ続けるより開示姿勢としては誠実とも読めます。重要なのは、入社時点で「いつ製品が出るか」の会社公式の見通しが存在しないという前提を理解しておくことです。
資金調達の可能性と希薄化
前述のとおり、会社は次相臨床試験の開始承認が得られた場合に多額の資金支出が見込まれ、外部からの資金調達が不可欠であると明記しています。第27期は財務キャッシュフローがゼロでしたが、第26期は新株予約権の行使で17億48百万円を調達しています。推定情報として、次のマイルストーンに向けて同種のエクイティファイナンスが実施される可能性は相応にあると考えられます。
また株主構成にも特徴があります。有価証券報告書によると、大株主の上位は楽天証券2.21%、SBI証券1.18%、マネックス証券0.91%、西村彰0.86%、三星住発0.63%、日本証券金融0.59%と、ネット証券の信託口が並び、親会社・支配株主は存在しません。事業会社やベンチャーキャピタルの安定株主がいない構造で、資本政策の自由度は高い一方、提携先からの資本的な後ろ盾もない状態です。
グロース市場の上場維持基準
2026年8月24日時点の株価は789円、時価総額は約155.5億円(PBR9.7倍)です。東証グロース市場の現行基準(上場10年経過後の時価総額40億円以上)、および2030年以降に適用予定の新基準(上場5年経過後に100億円以上)を、いずれも上回っています。「上場維持基準の適合に向けた計画書」の開示も見当たりません。
ただし株価は2026年2月3日の年初来高値991円から6月10日の年初来安値506円まで約半減しており、推定情報として、株価水準次第では基準に接近する可能性があります。業界全体でも、東証が上場維持基準を引き上げる方向にある一方、政策面ではAMEDの創薬ベンチャーエコシステム強化事業に加え、厚生労働省が官民拠出の革新的医薬品等実用化支援基金を2026年度から本格稼働させる方針と報じられています。追い風と向かい風が同時に吹いているのが、この業界の現状です。
キャンバス(4575)への転職が向いている人・向いていない人
ここまでの公式情報と構造分析をふまえ、適性を整理します(推定情報を含みます)。年収の高低ではなく、「売上ゼロ・19名・沼津1拠点」という条件を自分のキャリア設計にどう位置づけられるかが分岐点です。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 抗がん剤・腫瘍免疫の研究開発に強い専門性があり、その領域で勝負したい人 | 製品や顧客がある事業で、売上・利益に直結する成果を出したい人 |
| 少人数で守備範囲が広い環境を歓迎し、CRO等の外部委託をマネジメントできる人 | 同職種の先輩や体系化された教育制度のもとで段階的に育ちたい人 |
| 沼津への移住を前向きに検討でき、生活拠点を移す決断ができる人 | 首都圏での勤務や、複数拠点・転勤の選択肢を重視する人 |
| 開発の進捗と資金調達が評価軸になる会社であることを理解している人 | 安定した賞与・昇給、利益連動の報酬制度を前提に転職先を選びたい人 |
| 臨床第3相の準備という、大手では若手に回りにくい経験を早期に積みたい人 | 上市時期の会社目標が現時点で存在しない状況に強い不安を感じる人 |
| 修士・博士の学位を持ち、採用ページの月40〜60万円レンジに納得できる人 | 年収の絶対額の引き上げを転職の第一目的にしている人 |
もう一点、キャリアの出口も考慮に入れる価値があります。創薬バイオ業界では、ベンチャーでの一気通貫の開発経験や海外規制当局対応の実務は、製薬企業(内資大手・外資)の臨床開発・メディカルアフェアーズ・薬事・事業開発部門で評価されやすい傾向があります。CRO・SMO・CDMOなどの受託側や規制・薬事コンサル、さらにはバイオ・ヘルスケア領域のベンチャーキャピタルや証券アナリストといった、サイエンスと資本をつなぐ職種へ移る道も現実的な選択肢です。推定情報ですが、キャンバスで得られるEMA・FDAとのやり取りを含む臨床開発経験は、業界横断で通用しやすい資産になり得ます。
株式会社キャンバス(4575)に関するよくある質問(FAQ)
転職・就職を検討する人から想定される質問と、公開情報にもとづく回答をまとめました。
株式会社キャンバスは自動車メーカーやホテルと関係がありますか
関係ありません。ダイハツ工業の軽自動車「ムーヴキャンバス」、ホテルブランド「ザロイヤルパークキャンバス」、および同名の非上場企業(デザイン会社・専門商社・ソフトウェア開発会社等)は、いずれも証券コード4575の株式会社キャンバスとは別の対象です。4575のキャンバスは静岡県沼津市に本社を置く抗がん剤の創薬バイオベンチャーで、東証グロース市場に上場しています。
売上がゼロなのに、どうやって給与を支払っているのですか
公式情報として、第27期(2026年6月期)末の現金及び現金同等物は14億45百万円、資本金は8,467百万円、資本剰余金は8,454百万円です。過去に株式市場から調達した資本を取り崩しながら研究開発と人件費を賄う構造で、第26期は新株予約権の行使により17億48百万円を調達しています。事業から生じた利益ではなく調達済みの資本が原資である点が、一般的な事業会社との最大の違いです。
継続企業の前提に関する注記(GC注記)は付いていますか
付いていません。決算短信の注記事項では「継続企業の前提に関する注記」について「該当事項はありません」と明記されています。記載があるのは「継続企業の前提に関する重要事象等」で、疑義を生じさせる事象は存在するものの、対応策により重要な不確実性は認められないと会社が判断している段階です。
平均年収755万円は、中途入社でも期待できる水準ですか
この755.1万円は第26期(2025年6月期)有価証券報告書の数値で、対象は従業員14名、平均年齢47.7歳・平均勤続13.5年の在籍者平均です。中途入社時に提示される条件の目安としては、公式採用サイトの給与レンジ(研究員 修士卒 月40〜50万円、博士卒 月50〜60万円/いずれも月20時間相当の時間外手当込)を見るほうが実務的です。推定情報として、有報平均に届くかどうかは職位と在籍年数に左右されると考えられます。
勤務地は沼津だけですか。リモートワークは可能ですか
拠点は静岡県沼津市大手町2-2-1の1か所のみで、支社・支店・工場はありません。有価証券報告書のリスク欄でも、設備と人員が本社周辺に集中し地理的なリスク分散ができていない旨が記載されています。リモートワーク制度の詳細は有価証券報告書では開示されていないため、応募時に直接確認してください。なお公式採用サイトでは、年間休日124日、借上社宅あり、交通費全額支給が提示されています。
転職判断まとめ|編集部の見解と確認すべきポイント
ここまでの内容を判断軸ごとに整理します。最終的な判断は、求人票と労働条件通知書、そして面接での確認を通じて行ってください。
| 判断軸 | 評価と根拠 |
|---|---|
| 事業の中身 | 抗がん剤の自社創出から臨床開発まで一貫。最先行のCBP501は膵臓がん3次治療で第2相の主要評価項目を達成し、欧州で第3相開始を申請中(公式情報) |
| 収益構造 | 創業以来、製品売上による事業収益はゼロ。第23〜27期は5期連続で「-」。営業損失は6期連続で5〜13億円規模(公式情報) |
| 財務の安全性 | 自己資本比率90.2%で債務超過ではない。一方、現預金14.45億円に対し営業CF△14.24億円で、単純計算の残余は約1年分(公式情報) |
| 継続企業の前提 | GC注記は「該当事項なし」。記載は「重要事象等」の段階。同業のカルナバイオサイエンスとは開示段階が異なる(公式情報) |
| 年収水準 | 有報755.1万円(第26期・14名)は同業小型5社の中位。採用レンジは修士卒 月40〜50万円、博士卒 月50〜60万円(公式情報) |
| 働き方・組織 | 19名(2026年8月時点)、平均勤続13.5年・平均年齢47.7歳。沼津1拠点で移住が前提になりやすい(公式情報) |
| 評判の確認可能性 | OpenWork 5件・回答者1人でスコア算出不能。他サイトの「キャンバス」は別会社。口コミ傾向による評価は成立しない |
| 将来性 | 2025年10月に「2027年上市」目標を変更し、現時点で上市時期の会社目標は非設定。時価総額155.5億円で上場維持基準は上回る(公式情報) |
| リスク | 次相試験開始時の資金需要と外部調達の必要性を会社自身が明記。エクイティファイナンスによる希薄化の可能性(推定情報を含む) |
編集部の見解として総合すると、株式会社キャンバス(4575)は「年収や安定性で選ぶ会社」ではなく、抗がん剤という一点に自分の専門性を賭けられるかどうかで選ぶ会社だと考えられます。売上ゼロという事実は隠されておらず、資金の残余年数も、上市目標を変更した経緯も、すべて開示資料に書かれています。情報が出ていないのではなく、出ている情報が厳しいというタイプの会社です。
その前提を受け入れられるなら、臨床第3相の準備を19名の組織の内側から見られる経験は、大手製薬では若手・中堅に回りにくい種類のものです。逆に、賞与や昇給の予見可能性、同職種の先輩からの育成、勤務地の選択肢といった条件を重視するなら、ほかに適した選択肢があります。「この会社が良いか悪いか」ではなく、「この構造が自分のキャリア戦略と噛み合うか」で判断する——それがこの企業に対する最も現実的な向き合い方です。
応募を検討する場合は、最低限、次の3点を面接で確認しておくことをおすすめします。①担当予定プロジェクトがCBP501とその他のどちらに紐づくか、②賞与の支給実績と昇給の運用実績、③直近3年の入退社状況です。いずれも公開情報からは読み取れず、かつ入社後の実感に直結する項目です。
どのサービスを使えばいいか決められないとき
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本記事の出典・参考情報
本記事で参照した一次情報・口コミ情報の出典は以下の通りです。最新の正確な数値は各リンク先で確認してください。
公式情報源
本文中の数値は、第27期(2026年6月期)決算短信〔日本基準〕(非連結/2026年8月12日開示)、第26期(2025年6月期)有価証券報告書(2025年9月29日提出)、事業計画及び成長可能性に関するご説明資料(2026年8月12日)、2026年6月期決算説明会資料(2026年8月19日)、および公式サイトの会社概要・採用情報にもとづいています。
口コミ・評判の参照元
免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ傾向・推定情報の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。口コミサイトを参照する際は、同名の別法人と混同しないようご注意ください。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。
この記事の編集方針・情報の確認について
この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・決算短信・決算説明会資料)、公式採用情報、口コミ傾向をそれぞれ分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数などの中核データは第26期有価証券報告書「従業員の状況」を、損益・キャッシュフローは第27期決算短信を一次情報として参照し、推定情報とは明確に区別しています。記載内容は最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は公式IRページでご確認ください。
