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インフォマートは「やばい」のか|業績は5期連続で伸びている

インフォマートの検索クエリ「やばい」に対し、有価証券報告書の業績が5期連続で伸びていることを示したアイキャッチ画像
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※本記事にはプロモーションを含みます。

「インフォマート やばい」と検索してこの記事に来た方に、まず有価証券報告書の数字を出します。平均年間給与は6,684,000円(第28期・2025年12月期)、提出会社(単体)の従業員828人の平均です。売上高・経常利益・当期純利益・従業員数は、5期とも前期を上回っています。財務の数字だけを見る限り、「業績が傾いている」という意味での「やばい」には当てはまりません。

では、検索されている「やばい」の中身は何なのか。編集部が有価証券報告書を確認した範囲では、平均勤続年数が5.77年と短いこと、そして離職率がそもそも開示されていないことが、判断材料の少なさとして残ります。この記事は、確認できたことと確認できなかったことを分けて書きます。

結論|「やばい」の中身は業績不振ではなく、開示の少なさ

確認項目 結果 根拠(第28期・2025年12月期)
平均年間給与 6,684,000円 提出会社(単体)従業員828人の平均
平均年齢・平均勤続年数 36.6歳・5.77年 有価証券報告書「従業員の状況」
直近期の売上高 18,663,127千円 5期で+8,827,529千円(+89.7%)、5期連続増収(編集部の算出)
直近期の経常利益 3,360,064千円 5期で+2,323,953千円(+224.3%)(編集部の算出)
従業員数(単体) 828人 5期で+322人(+63.6%)、5期連続増加(編集部の算出)
自己資本比率 68.20% 5期で83.20%→68.20%へ△15.0pt低下(編集部の算出)。ただし50%超は一般に健全水準とされる
離職率・3年以内離職率 開示なし 有価証券報告書に記載がない
継続企業の前提 未確認 本記事の抽出範囲では注記の見出しを確認していない

向いている人:急成長中のSaaS・BtoBプラットフォーム事業に関わりたい人。裁量が大きく変化の多い環境を前向きに捉えられる人。

慎重に考えたい人:落ち着いた環境で長く同じ仕事を続けたい人。平均勤続年数5.77年という数字は、急成長企業にありがちな側面(採用の急増で母数の平均年齢・勤続年数が下がる)と、定着のしにくさの両方があり得ますが、有価証券報告書だけではどちらかを判別できません。

この記事の調査条件

数値はすべて株式会社インフォマートが提出した有価証券報告書から直接抽出しています。口コミサイトの推定年収や年収ランキングサイトの数値は根拠に使っていません。

  • 主軸:第28期(2025年1月1日〜2025年12月31日)有価証券報告書。書類管理番号 S100XSO1、2026年3月23日提出
  • 抽出箇所:同報告書8ページ目「第5 従業員の状況」の提出会社の状況と、「主要な経営指標等の推移」の提出会社(単体)5期分
  • 併用:会社概要ページ(事業内容)。編集部が2026年9月22日に確認
  • 決算期は12月です。有価証券報告書の提出は毎年3月下旬が目安になります
  • 年齢別・年度別の平均年間給与の推移は、本記事の抽出範囲(直近期の従業員の状況)には含まれておらず、確認していません。直近期の実額のみを掲載しています

この記事は、会社を投資の対象としては評価しません。当サイトは転職メディアであり、その分野の専門性も登録も持っていないためです。この記事で言う「やばい」の検証は、働く場所として続くか・安全かという観点に限ります。

口コミの推定年収は、この記事の根拠に入れていません。集計の方法が公表されておらず検算できないためです。「やばい」という検索の背景にはしばしば口コミサイトの体験談がありますが、この記事に個別の体験談の引用はありません。

会社を5年分の数字で判定する手順は、「やばい」と言われる会社を、決算で検算する手順にまとめています。

インフォマートの検索クエリ「やばい」に対し、有価証券報告書の業績が5期連続で伸びていることを示したアイキャッチ画像

平均年間給与668万円|828人の平均であることの意味

有価証券報告書「従業員の状況」の提出会社の欄です。

項目 第28期(2025年12月期)
従業員数 828人
平均年齢 36.6歳
平均勤続年数 5.77年
平均年間給与 6,684,000円

この平均年間給与は、提出会社(単体)828人の平均です。インフォマートは持株会社ではなく、BtoBプラットフォーム事業を自社で運営する事業会社です。したがって828人は、この会社で働く人の大半を占めているとみられます(グループ全体の従業員数は本記事の抽出範囲では確認できていません)。

平均勤続年数5.77年は、当サイトがこれまで確認してきた会社の中でも短い部類です。これ自体は、①急速に採用を増やしている会社では新しく入った人の比率が高いため平均勤続年数が短く出やすいという構造的な要因と、②実際に定着しにくい環境であるという要因のどちらでも起こり得ます。有価証券報告書からはどちらなのか判別できません。推測で決めつけません。

口コミサイトの推定年収は、この記事の根拠に入れていません。「やばい」という検索の裏には、口コミサイトの評点や体験談が影響していることが多いと考えられますが、その集計方法は公表されておらず検算できません。

5期連続で増収増益、従業員数も5期連続で増加

「主要な経営指標等の推移」から、提出会社(単体)の5期分を出します。

期 第24期 第25期 第26期 第27期 第28期
決算年月 2021年12月 2022年12月 2023年12月 2024年12月 2025年12月
売上高 9,835,598 11,060,228 13,396,680 15,549,785 18,663,127
経常利益 1,036,111 537,032 830,896 1,400,601 3,360,064
当期純利益 649,695 318,291 197,693 786,630 2,462,482
純資産額 11,461,329 11,504,900 10,533,427 11,065,656 12,832,710
総資産額 13,777,109 13,784,725 13,444,390 14,788,097 18,807,875
自己資本比率 83.20% 83.50% 78.30% 74.80% 68.20%
従業員数 506人 537人 597人 691人 828人

※単位は千円(自己資本比率・従業員数を除く)。

売上高は5期とも前期を上回っています。9,835,598千円から18,663,127千円へ、+8,827,529千円(+89.7%)、ほぼ倍増です(編集部の算出)。

経常利益は第25期・第26期に落ち込んだあと、第27期・第28期で急回復しています。1,036,111千円→537,032千円(△48.1%)→830,896千円→1,400,601千円→3,360,064千円。5期全体では+224.3%という大きな伸びです(編集部の算出)。特に直近1年(第27期→第28期)だけで、経常利益は2.4倍になっています。

当期純利益も同じ形で、5期で+279.0%(649,695千円→2,462,482千円、編集部の算出)。

従業員数も5期連続で増えています。506人→537人→597人→691人→828人、5期で+322人(+63.6%)です(編集部の算出)。採用のペースそのものが、業績の伸びに合わせて加速していることがわかります。

この急拡大が、平均勤続年数5.77年という短さの一因である可能性はあります。新しく入った人の比率が高い会社では、平均勤続年数は構造的に短く出ます。ただし、これは編集部の推測であり、有価証券報告書がそう説明しているわけではありません。

従業員1人あたりの数字でも確認しておきます。売上高を従業員数で割ると(編集部の算出)、第24期は506人で約1,944万円、第28期は828人で約2,254万円、5期で+15.9%です。1人あたり経常利益は第24期の約205万円から第28期は約406万円へ、+98.0%とほぼ倍増しています(同)。従業員数が63.6%増えているにもかかわらず、1人あたりの稼ぐ力も同時に伸びていることになります。「急拡大しているから1人あたりの生産性が薄まっている」という単純な図式には当てはまりません。

インフォマートの売上高・従業員数・経常利益が5期でそろって拡大していることを示したグラフ

自己資本比率は15.0ポイント下げても68.20%|総資産は36.5%増えている

もう1つ、注意して読むべき数字があります。自己資本比率は83.20%から68.20%へ、5期で△15.0ポイント低下しています(編集部の算出)。

数字だけを見ると「悪化している」という印象を持つかもしれません。ただし、総資産額そのものが13,777,109千円から18,807,875千円へ+36.5%増えているなかでの低下であり、自己資本(純資産)自体は減っていません(11,461,329千円→12,832,710千円、+12.0%)。事業拡大のために負債(借入等)を積み増しながら成長している、という形です。

一般に自己資本比率が50%を超えていれば、財務の安全性としては健全な水準とされます。68.20%はその水準を上回っています。「低下している」ことと「危険な水準になっている」ことは別であり、この2つを混同しないよう注意してください。

インフォマートはどんな事業をしているか

会社概要ページによると、インフォマートは企業間の受発注・請求業務をデジタル化するクラウドサービス「BtoBプラットフォーム」を主力事業とする会社です(2026年9月22日に編集部が確認)。東証プライム市場に上場しています。

具体的な事業セグメント別の売上構成比、顧客獲得コスト、解約率といった、SaaS企業の実態を測るうえで重要な指標は、本記事の抽出範囲(従業員の状況・主要な経営指標等の推移)には含まれておらず、確認していません。気になる場合は、決算説明資料等の一次情報を別途確認することをおすすめします。

有報にないもの|離職率・残業・有給取得率

次の項目は、有価証券報告書の抽出範囲には含まれていませんでした。

  • 離職率(3年以内離職率を含む)
  • 月平均の残業時間
  • 年次有給休暇の取得率
  • 年齢別・職種別・役職別の年収
  • 賞与だけの金額と、その算定方法
  • 退職金の支給額と算定式
  • 事業セグメント別の売上構成比
  • グループ全体の従業員数

当サイトは、この8項目について推定値を書きません。「インフォマート やばい」という検索の答えを、離職率や残業時間の実数で示せれば理想的ですが、それらは開示されていないため、本記事では書けません。代わりに使い道はあります。残業時間・離職率・有給取得率・賞与単独額・退職金の5つは、面談の場で「この5つは公表資料から確認できませんでした」と切り出して尋ねる質問リストになります。開示されていないことそのものが「やばい」という意味ではありません。多くの上場企業で、これらの項目は法定の開示対象外です。

初任給や実際の労働環境を正確に知りたい場合は、求人票または面談で確認してください。求人票には賃金の額を記載する義務があります(職業安定法5条の3第1項、および同条4項の委任を受けた職業安定法施行規則4条の2第3項5号)。

  • 「直近の賞与は、基本給の何か月分でしたか」
  • 「月平均の残業時間はどのくらいですか」
  • 「有給休暇の取得状況はどうですか」
  • 「退職金制度はありますか。算定方法も教えてください」
  • 「この1年で入社した人と退職した人の内訳を教えてもらえますか」

急成長企業の面接で、私が見ているところ

一人称で書きます。採用の現場に立ち会ってきた経験で言うと、「急成長企業=大変そう」という漠然とした不安を口にする応募者は多くいましたが、その不安を有価証券報告書の数字で具体的に確認する人はほとんどいませんでした。

この会社を受けるなら、「この5年で従業員数が828人まで増えていますが、直近1年の入社と退職の内訳はどうなっていますか」という質問をおすすめします。離職率そのものは開示されていなくても、面談での回答の具体性から、会社が自社の定着状況をどこまで把握しているかは推測できます。これは採用側にいたときの実感です。

もう1つ、「1人あたりの経常利益がほぼ倍になっているようですが、賞与への反映はどうなっていますか」という聞き方もおすすめします。急拡大している会社では、会社全体の利益が増えていても、それが個人の賞与にどう結びつくかの制度設計が追いついていない場合があります。この質問は、有価証券報告書の数字を自分で計算した人にしかできません。

「やばい」という検索クエリに有報の数字で答える考え方は、コンタクトセンター運営会社で「やばい」の中身を確かめた記事でも同じ手順を使っています。

よくある質問

インフォマートは本当にやばいのですか

有価証券報告書の業績を見る限り、業績不振という意味での「やばい」には当てはまりません。売上高・経常利益・当期純利益・従業員数は、いずれも5期連続で増加しています。一方、平均勤続年数は5.77年と短く、離職率の開示もないため、定着のしやすさについては有価証券報告書だけでは判断できません。面談で具体的に確認することをおすすめします。

インフォマートの平均年収はいくらですか

第28期(2025年12月期)の有価証券報告書によると、提出会社(単体)の平均年間給与は6,684,000円です。従業員828人の平均で、平均年齢36.6歳・平均勤続年数5.77年の集団の数字です。賞与・基準外賃金を含みます。

インフォマートの離職率はどれくらいですか

有価証券報告書に開示はありません。当サイトは推定値を書きません。平均勤続年数5.77年という数字はありますが、これは急速な採用拡大による構造的な短さである可能性もあり、離職率そのものの代わりにはなりません。

インフォマートの残業時間はどれくらいですか

有価証券報告書に開示はありません。求人票または面談で確認してください。

インフォマートの将来性はどうですか

この記事では投資対象としての評価は行いません。「働く場所として続くか」という観点では、売上・利益・従業員数がすべて5期連続で増加しており、自己資本比率も68.20%と健全な水準です。投資対象としての評価は、当サイトでは行いません。

インフォマートは継続企業の前提に関する注記がありますか

本記事の抽出範囲(従業員の状況・主要な経営指標等の推移)では、注記の見出しを確認していません。確認していないことと、存在しないことは別です。断定はしません。

インフォマートの668万円は新卒・中途どちらの数字ですか

分けられた数字ではありません。平均勤続年数5.77年という短い集団を含む828人全員をならした平均であり、新卒何年目か中途採用者かの内訳は開示されていません。急拡大中の組織であるだけに、この平均と自分の想定額の差は特に大きく出やすい点に注意してください。

インフォマートの賞与や退職金はどうなっていますか

本記事が確認した資料には記載がありませんでした。6,684,000円には賞与・基準外賃金が合算されていますが、賞与単独の金額、退職金の支給額と算定式は開示の対象外です。面接でこの2点を個別に確認することをおすすめします。

インフォマートの従業員1人あたりの利益は伸びていますか

伸びています。経常利益を従業員数で割ると(編集部の算出)、第24期は約205万円、第28期は約406万円で、5期でほぼ倍増(+98.0%)です。従業員数が5期で63.6%増えているのに、1人あたりの利益も同時に伸びているため、「急拡大で1人あたりの生産性が薄まっている」という形には当てはまりません。

まとめ

  • 「インフォマート やばい」の検索に対して、業績不振という意味での「やばい」には有価証券報告書の数字は当てはまらない
  • 平均年間給与は6,684,000円(提出会社=単体828人の平均、平均年齢36.6歳・平均勤続年数5.77年)
  • 売上高・経常利益・当期純利益・従業員数は5期とも増加(売上高+89.7%、経常利益+224.3%、従業員数+63.6%)
  • 自己資本比率は83.20%→68.20%へ低下しているが、50%超という一般的な健全水準は上回っている
  • 平均勤続年数5.77年は短め。急成長による構造的な短さか、定着のしにくさかは有価証券報告書では判別できない
  • 離職率・残業時間・有給取得率・賞与単独額・退職金支給額・事業セグメント別の売上構成比は開示がない
  • 従業員1人あたり売上高は約1,944万円→約2,254万円(+15.9%)、1人あたり経常利益は約205万円→約406万円(+98.0%)へ拡大(編集部の算出)
  • 継続企業の前提に関する注記は本記事の抽出範囲では未確認
  • この記事の検証は働く場所として続くか・安全かという観点。投資対象としての評価は行っていない

「やばい」という検索の裏にある不安は人によって違います。業績面では裏付けが見当たりませんが、定着のしやすさは開示だけでは判断できないため、面談で具体的な数字を聞くことをおすすめします。その前に、まず自分の市場価値を測っておいてください。

成長中のIT・広告テック企業をもう1社確かめるなら、売上が急減した期があった広告テック企業の5期を確かめた記事もあわせて見ると、成長の形の違いがつかみやすくなります。

※本記事の数値は、2026年9月21日に取得した第28期有価証券報告書と、2026年9月22日に確認した会社の公表ページに基づきます。最新の情報は必ず公式のIR資料と採用情報でご確認ください。
※法令に関する記述は一般的な情報です。個別の労働条件の適否については、労働基準監督署・都道府県労働局・社会保険労務士などの専門家・公的機関にご確認ください。

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参考・出典

著者紹介
コロ助
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企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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