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ノダ(建材メーカー)の評判と年収573万円|2期連続赤字と静岡2工場の実態

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※本記事にはプロモーションを含みます。

この記事の結論

  • 正体:証券コード7879・東京都台東区浅草橋の住宅用木質建材メーカー(創業1902年)
  • 年収:平均年間給与5,728,256円・平均勤続19.2年(第88期・単体1,031名)
  • 勤務地:単体社員1,031名のうち622名が静岡2工場。本社勤務は134名のみ
  • 業績:3期連続減収・2期連続の最終赤字。自己資本比率46.8%で財務は安定

株式会社ノダは、東京都台東区浅草橋に本社を置く住宅用木質建材の総合メーカー(東証スタンダード市場・証券コード7879)です。フローリング・室内ドア・収納などの内装建材シリーズ「カナエル」や、構造用MDF「ハイベストウッド」で知られる創業120年超の会社ですが、転職検討者の視点で見ると、この会社の実態は「東京本社のメーカー」というイメージとかなり違います。有価証券報告書によると、単体従業員1,031名のうち622名は静岡県の清水事業所・富士川事業所に所属しており、本社勤務は134名にとどまります。さらに直近2期は最終赤字が続いています。この記事では、第88期(2025年11月期)有価証券報告書の実額をもとに、年収・勤務地・業績・将来性を分けて整理し、ノダへの転職・就職をどう判断すべきかを検討します。

なお「ノダ 東京ショールーム」「ノダ 横浜ショールーム」「ノダ フローリング」といったキーワードで検索してこのページにたどり着いた方(これから家を建てる施主の方、工務店・設計事務所の方)は、この記事の対象ではありません。ショールームの予約・所在地、フローリングや室内ドアの品番・カタログ・サンプル請求は、株式会社ノダ 公式サイトで確認するのが最短です。本記事はノダへの転職・就職を検討している求職者向けに、有価証券報告書と口コミ傾向を整理した内容になっています。

株式会社ノダとは|証券コード7879・浅草橋本社の住宅用木質建材メーカー

まず会社を正しく特定するところから始めます。「ノダ」という社名はカタカナ2文字で、検索すると別会社が大量に混ざるためです。本記事が扱う会社は、次の条件で一意に特定できます(公式情報)。

  • 商号:株式会社ノダ(NODA CORPORATION)
  • 証券コード:7879/東京証券取引所スタンダード市場(1995年10月に東証第二部へ上場、2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場へ移行)
  • 本店所在地:東京都台東区浅草橋5丁目13番6号
  • 事業内容:住宅用木質建材(フローリング・室内ドア・収納・造作材)および合板の製造販売
  • 代表者:代表取締役社長 野田 励

検索候補に出てくる「株式会社野田クレーン」「株式会社野田建設」「株式会社野嵩商会」「株式会社野田スクリーン」「株式会社ノダキ」は、いずれも本記事の会社とは無関係の別法人です。求人票や口コミサイトを見るときは、証券コード7879・本社が台東区浅草橋・業種が建材メーカーの3点で照合すると取り違えを防げます。

創業1902年・静岡の材木店から始まった120年超の合板メーカー

公式サイトによると、ノダの創業は1902年(明治35年)6月、静岡県の材木店としてのスタートです。法人としては1938年1月に「株式会社野田製材所」として設立され、事業目的は合板の製造販売でした。設立地は静岡県庵原郡富士川町(現在の富士市)で、資本金は48万円。1942年に「野田合板株式会社」、1989年3月に現在の「株式会社ノダ」へ商号変更しています。1952年には米国向けのドア用合板(ドアスキン)を輸出していた記録もあり、輸出型の合板メーカーとして育った歴史を持ちます。

本社の所在地も、静岡(富士川→清水)から1971年に東京都中央区、1989年に現在の台東区浅草橋へ移っています。つまり「東京の会社」になったのは会社の歴史のなかでは比較的最近で、生産機能の重心は今も静岡県にあります。この点は勤務地を考えるうえで決定的に重要なので、後段の勤務地の章で数字とあわせて詳しく扱います。

創業家・野田家の持株比率が高い同族色のある株主構成

有価証券報告書によると、2025年11月30日現在の大株主は野田有一氏17.9%、野田周子氏6.5%、野田章三氏2.8%と創業家個人で合計27.2%(自己株式を除く持株比率)を占めます。これに三井物産4.4%、静岡銀行4.1%、みずほ銀行3.6%、東京海上日動火災保険3.5%、ジューテック2.3%といった商社・地銀・取引先が続き、上位10名で50.2%です。株主構成は個人その他54.67%、金融機関22.88%、その他の法人16.01%、外国法人等5.31%。資本金は21億4,100万円、株主数は4,051人です。

創業家の持株比率が高い会社では、経営の連続性や長期視点が保たれやすい一方で、意思決定のスピードや人事の風通しについて社内から意見が出やすいという傾向があります。実際にOpenWorkの口コミ本文には「同族経営」という言及が見られます(口コミ傾向)。これは良し悪しではなく、価値観の相性の問題として捉えるのが妥当です(推定情報)。

ノダの公式データ一覧(有価証券報告書ベース)

本記事で扱う公式数値を一覧で確認できます。公式情報として、最新の正確な数値は公式IRページで再確認してください。すべて第88期(2024年12月1日〜2025年11月30日)有価証券報告書および公式サイト会社概要にもとづきます。

項目内容
会社名株式会社ノダ(NODA CORPORATION)
証券コード/市場7879/東証スタンダード市場
本社所在地東京都台東区浅草橋5丁目13番6号
創業/設立1902年6月創業/1938年1月設立
代表者代表取締役社長 野田 励
平均年間給与5,728,256円(約573万円・提出会社単体1,031名/賞与および基準外賃金を含む)
平均年齢44.2歳(提出会社単体)
平均勤続年数19.2年(提出会社単体)
従業員数連結1,798名/提出会社単体1,031名(2025年11月30日現在・就業人員)
売上高646億8,671万円(連結・前期比3.5%減)
営業利益営業損失47百万円(連結・前期は営業利益445百万円)
経常利益/当期純利益経常損失29百万円/親会社株主に帰属する当期純損失829百万円
自己資本比率46.8%(借入金残高11,304百万円/現金及び現金同等物18,830百万円)
決算期11月30日(3月期企業とは決算・賞与サイクルがずれます)
労働組合ノダ労働組合(組合員675名)。有価証券報告書は「労使関係は極めて円滑」と記載
出典第88期(2025年11月期)有価証券報告書/公式サイト会社概要

注意していただきたいのは、平均年間給与5,728,256円は「提出会社単体1,031名」の数値であり、連結1,798名の平均ではない点です。連結には石巻合板工業261名、アドン109名、インドネシアのスラインダー社335名などの子会社従業員が含まれますが、これらは平均年収の算定対象外です。連結人数をもとに「ノダの平均年収は約573万円」と読むのは誤りになります(公式情報)。

ノダの事業構造|木質建材62%・合板38%と、売上の45.9%を1社に依存する販売網

結論から言うと、ノダは「内装建材メーカー」と「合板メーカー」の二重構造を持つ会社で、この構造理解が業績の読み方にも配属の考え方にも直結します。有価証券報告書によると、第88期のセグメント別売上は次のとおりです(公式情報)。

  • 木質建材事業:39,804百万円(約398億円・全体の62%)/セグメント利益808百万円
  • 合板事業:24,881百万円(約249億円・全体の38%)/セグメント利益898百万円

木質建材事業は、フローリング・内壁材・室内ドア・引戸・クローゼット・玄関収納・階段材・造作材といった内装建材シリーズ「カナエル」、構造用MDF(中質繊維板)「ハイベストウッド(HBW)」、木造遮音・防火工法「シャーオン」、モルタル下地材「ノダラスカット」などを扱います。合板事業は国産針葉樹合板と輸入南洋材合板を、子会社の石巻合板工業(宮城県石巻市)などで製造しています。生産実績は木質建材事業22,144百万円、合板事業12,957百万円です。

売上の45.9%をSMB建材1社に依存する販売構造

転職検討者、とくに営業職志望の方が最初に押さえるべきなのがここです。有価証券報告書によると、第88期の販売実績のうちSMB建材株式会社1社が売上の45.9%(約297億円)、伊藤忠建材が12.0%(約77億円)を占め、上位2社だけで約58%に達します(公式情報)。

これは住宅用建材業界に共通するBtoB流通構造の帰結でもあります。メーカーから工務店・ビルダーへは建材商社・問屋を経由するのが一般的で、メーカーの営業は「商社の担当者と組んで、その先の工務店・ビルダーに採用してもらう」間接販売が中心になります。転職後の仕事の性質としては、次のような整理になります(推定情報)。

  • 新規開拓型のハンターではなく、既存チャネルの深耕・製品採用の獲得が主戦場になりやすい
  • 価格改定(値上げ)の局面では、商社・問屋との交渉力とコスト構造の説明力が評価軸になりやすい
  • 大口取引先の方針転換が業績に直結するため、特定顧客との関係構築の巧拙がそのまま数字に出やすい

実際、エン カイシャの評判では営業職の総合評価が3.0と全体平均(2.8)を上回っています(口コミ傾向)。BtoB建材営業として腰を据えたい人には合う環境である可能性がありますが、逆に「自分で市場を開拓してブランドを作りたい」タイプにはもどかしさが残るかもしれません。

連結子会社6社と海外拠点

有価証券報告書によると、連結子会社は6社(アドン、ナフィックス、アリモト工業、石巻合板工業80%、アイピーエムサービス、スラインダー社)、持分法適用関連会社1社(マレーシア・シブのサンヤン社49%)です。インドネシア・スラバヤのスラインダー社は100%子会社で従業員335名を抱え、建具・造作材・収納家具を製造しています。国内メーカーのイメージが強い会社ですが、グループ従業員1,798名のうち335名が海外という構成は、規模の割に海外比重が小さくないことを示します(公式情報)。

また2024年12月に非連結子会社だった株式会社アリモト工業(鹿児島県鹿屋市・木製外構構造物)を連結化し、あわせてセグメント名称を「住宅建材事業」から「木質建材事業」へ変更しています。住宅一辺倒からの脱却を進めている転換期にある、と読める動きです(推定情報)。

ノダの業績|3期連続減収・2期連続の最終赤字を数字で分解する

この記事でもっとも正面から扱うべきテーマです。結論として、ノダの業績は3期連続の減収、直近2期は最終赤字という状態にあります。ただし「危ない会社」と断じられる状況ではなく、財務基盤は一定の厚みを保っています。数字を順に見ていきます(すべて公式情報・有価証券報告書および決算開示ベース)。

売上高は3期で約20%縮小

決算期連結売上高前期比
第85期(2022年11月期)810億1,200万円ピーク
第86期(2023年11月期)732億2,700万円約9.6%減
第87期(2024年11月期)670億3,900万円約8.5%減
第88期(2025年11月期)646億8,671万円3.5%減

ピークだった第85期から第88期までで、売上は約163億円・率にして約20%縮小しました。第88期のセグメント別内訳は、木質建材事業39,804百万円(前期比1.3%減)、合板事業24,881百万円(同6.8%減)で、減収の主因は合板事業にあります。木材価格高騰局面(いわゆるウッドショック)で膨らんだ売上が正常化した反動と、新設住宅着工戸数の減少が重なった形です。

利益は2期連続の最終赤字。ただし中身が違う

損益はさらに厳しい推移です。第88期は連結営業損失47百万円、経常損失29百万円、親会社株主に帰属する当期純損失829百万円(減損損失318百万円の計上等による)。前期・第87期(2024年11月期)も減損損失の計上により当期純損失4,612百万円という大幅赤字でした。これで2期連続の最終赤字となります。さらに2026年11月期の中間期も営業損失341百万円で、投資有価証券売却益によって中間純利益2.31億円を確保している状態です(2026年11月期中間・決算開示ベース)。

ただし、赤字の「中身」を分解すると見え方が変わります。

  • 木質建材事業は改善している:セグメント利益808百万円(前期はセグメント損失10百万円)。主力の内装建材は黒字転換しました
  • 悪化しているのは合板事業:セグメント利益898百万円(前期比59.3%減)。素材事業らしく原料価格・市況の影響を強く受けています
  • 最終赤字の主因は減損損失:第87期・第88期とも減損損失の計上が最終損益を押し下げています。減損は将来キャッシュフローの見積り修正に伴う会計処理で、現金の流出を伴うものではありません

つまり、本業の建材事業は立て直しつつあるが、合板という素材事業のボラティリティと、過去の設備の減損処理が最終損益を圧迫しているという構図です(推定情報)。

財務基盤:自己資本比率46.8%、現預金188億円

一方で貸借対照表は安定しています。有価証券報告書によると、第88期末の自己資本比率は46.8%、借入金残高11,304百万円に対し現金及び現金同等物は18,830百万円と、現預金が有利子負債を上回る状態です。第88期の設備投資総額も3,395百万円(清水事業所、富士川事業所、石巻合板工業が中心。子会社アドンの移転に伴う設備投資1,192百万円を含む)と、投資を止めてはいません。

転職判断としては、「短期的な資金繰りリスクを心配する段階ではないが、増収が見込みにくい市場のなかで収益構造をどう作り直すかが問われている会社」と読むのが妥当です(推定情報)。賞与や昇給への影響を懸念する場合は、面接で直近3期の賞与実績(月数)を確認しておくと判断材料になります。

【勤務地】ノダで働く場所は東京とは限らない|単体1,031名中622名が静岡2工場

ノダの求人を検討するうえで、年収よりも先に確認すべきなのが勤務地です。本社が東京都台東区浅草橋にあるため「東京勤務のメーカー」と受け取られやすいのですが、有価証券報告書「従業員の状況」および設備の状況を突き合わせると、実態はかなり異なります(公式情報)。

事業所所在地従業員数
清水事業所静岡県静岡市清水区371名
富士川事業所静岡県富士市251名
営業所・ショールーム(全国)全国各地275名
本社東京都台東区浅草橋134名
提出会社単体 合計—1,031名

静岡県内の2事業所だけで622名=単体従業員の約60%を占め、本社勤務は134名(約13%)にすぎません。加えてグループの生産拠点として、石巻合板工業(宮城県石巻市)261名、アドン株式会社(静岡市清水区)109名、スラインダー社(インドネシア・スラバヤ)335名があります。

整理すると、ノダの働く場所は次の3層に分かれます(推定情報を含む職種対応です)。

  • 静岡県(清水・富士川):製造・生産技術・品質保証・設備保全・研究開発の中心。工場勤務の大半はここ
  • 宮城県石巻市:子会社・石巻合板工業の合板生産拠点。合板事業の製造職はここが軸になる
  • 全国の営業所・ショールーム/東京本社:営業職と管理部門。本社は経営管理・企画系の機能が中心

求職者
求職者

製造職で応募したら、勤務地はどこになりますか?

公式に開示されている拠点構成から見るかぎり、製造・生産技術系で入社する場合の勤務地は静岡県(清水事業所・富士川事業所)または宮城県石巻市になる可能性が高いといえます(推定情報)。「株式会社ノダ 清水事業所」「株式会社ノダ 富士川事業所」「株式会社ノダ 静岡」といった検索が一定数あるのは、この実態を反映したものと考えられます。逆に言えば、静岡または宮城で腰を据えて働けることは、この会社を選ぶ積極的な理由にもなります。地方で製造業のキャリアを積みたい人にとって、上場メーカーの主力工場が地元にあるという条件は決して多くありません。

転勤の可能性はどう見るべきか

転職会議に掲載されている選考体験の記述では、面接で「転勤可能かどうか」を確認された旨の投稿が見られます(口コミ傾向)。全国に営業所とショールームを展開し、静岡・宮城・海外に生産拠点を持つ会社構造を踏まえると、総合職採用では異動・転勤の可能性を前提に考えておくのが現実的です(推定情報)。勤務地を限定したい場合は、応募時点で職種別採用・勤務地限定の枠があるかを確認しておくと、入社後のミスマッチを避けられます。

ノダの年収|有報の573万円と口コミの460万円、差はどこから来るのか

年収については、まず公式の一次情報から確認します。有価証券報告書によると、第88期(2025年11月期)の平均年間給与は5,728,256円(約573万円)です。これは提出会社単体1,031名の実額で、注記に「平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります」と明記されています。あわせて平均年齢44.2歳、平均勤続年数19.2年です(公式情報)。

平均年間給与は4期でほぼ横ばい

決算期平均年間給与傾向
2022年11月期約594万円直近のピーク
2023年11月期約568万円減少
2024年11月期約575万円やや回復
2025年11月期(第88期)約572.8万円横ばい

ウッドショックで売上が810億円まで膨らんだ2022年11月期をピークに、以降は568万〜575万円のレンジで推移しています。売上が3期で約20%縮小し、直近2期が最終赤字であることを考えると、給与水準は業績ほどには下がっておらず、比較的守られていると読めます(推定情報)。逆に言えば、業績が回復しても大きく跳ねるタイプの賃金カーブではない可能性があります。

口コミの自己申告平均が有報より低い理由

転職口コミサイトの自己申告ベースの平均年収は、有報の数値と一致しません(口コミ傾向)。

  • OpenWork:平均年収460万円(回答者平均年齢35歳・正社員19人)
  • エン カイシャの評判:平均年収456万円(回答者平均年齢34歳)
  • OpenWorkの具体例:建材製造部門・新卒4年目26歳で年収350万円という投稿

有報の573万円と口コミの456万〜460万円には約110万円の開きがありますが、これは回答者の平均年齢が10歳ほど若いことが主因と考えられます(推定情報)。有報の平均年齢は44.2歳、口コミ回答者は34〜35歳です。日本の一般的な年功的賃金カーブを前提にすれば、34歳と44歳で100万円前後の差が生じるのは不自然ではありません。「有報と口コミで年収が食い違う=どちらかが嘘」ではなく、母集団の年齢が違うと理解するのが正確です。

年齢別の目安としては、次のような読み方ができます(推定情報・公式に年齢別給与は開示されていません)。

  • 20代:口コミの投稿例(新卒4年目26歳で350万円)から見て、350万〜420万円程度が一つの目安
  • 30代半ば:口コミ回答者平均の456万〜460万円前後
  • 40代(有報の平均年齢帯):全社平均の約573万円が中心線
  • 管理職・工場長クラス:上記を上回るレンジと推定されますが、公式には開示されていません

なお、OpenWorkの口コミには「借上社宅や寮があり手元に残るお金がそこそこある」「家賃を払わなくていいので20代のうちは年収はいい方」という住宅補助を評価する声があります(口コミ傾向)。額面だけで比較すると見落とす部分なので、内定時には住宅関連の補助(借上社宅の自己負担額、寮の有無、地域手当)まで含めて条件を確認するのが実利的です。

新卒採用の規模と、選考情報がどこにあるか

新卒・第二新卒で検討している方向けに、情報の在り処を整理しておきます。ノダは東証スタンダード上場のメーカーとしてマイナビ等の新卒媒体に企業ページを持ち、就活会議には採用ページと選考体験記が掲載されています。中途採用についてはマイナビ転職・dodaにも企業ページがあります。倍率や採用大学の公式発表は行われていないため、選考の実像は公式採用サイトの募集職種+口コミサイトの選考体験記を突き合わせて把握するのが現実的です(推定情報)。転職会議の選考情報には、面接で残業への耐性と転勤可否を問われたという投稿が見られます(口コミ傾向)。工場を抱える製造業で、勤務地と働き方の前提が合うかを会社側も重視していると読み取れます。

ノダの働き方と社風|勤続19.2年の裏側にある口コミ評価

ノダを語るうえで最も特徴的な数字が、平均勤続年数19.2年です。上場企業の平均は12〜13年台とされるなかで、19年台は突出して長い水準にあります。しかもこの数値は直近10年以上ほぼ横ばいで推移しており、一時的な現象ではありません(公式情報)。労働組合(ノダ労働組合)の組合員数は675名で、単体従業員1,031名に対する組織率も高く、有価証券報告書は「労使関係は極めて円滑」と記載しています。

ただし、長く勤める人が多いことは、必ずしも全員にとって良い環境であることを意味しません。口コミ評価はこの点で明確なシグナルを出しています。

口コミスコアの内訳(OpenWork)

評価項目スコア(5点満点)
総合評価2.51(回答者26人)
待遇面の満足度2.7
風通しの良さ2.8
法令順守意識2.7
人事評価の適正感2.6
社員の相互尊重2.6
社員の士気2.3
20代の成長環境2.3
人材の長期育成2.1
平均残業時間26.8時間/月
有給消化率47.7%

エン カイシャの評判では総合2.8点(正社員44人回答・口コミ総数247件)で、良い点として「職場の人間関係」の満足度72%、営業職の総合評価3.0、退職者評価3.0(現職者より高い)が挙がる一方、「事業の独自性」2.5が最低スコア、「20代の成長環境」2.6、「勤務時間の納得度」57%となっています(口コミ傾向)。

これらを読み解くと、ノダの職場像は次のように整理できます(推定情報)。

  • 定着はするが、成長実感は弱い:勤続19.2年という定着の高さと、20代成長環境2.3・人材の長期育成2.1という低評価が同居しています。制度としての教育投資よりOJTと年功で育つ組織である可能性が高いといえます
  • 人間関係は悪くない:エンの「職場の人間関係」満足度72%は相対的に高い項目です。突出した不満の告発というより、穏やかだが刺激が少ないという評価傾向です
  • 部門間の壁が指摘されている:OpenWorkの口コミ本文には「事業部間の交流が全くなく、同じ会社でも別の会社の人のよう」という指摘があります。木質建材と合板という出自の異なる2事業を抱える構造と整合的です
  • 残業は部門差が大きい可能性:OpenWorkが26.8時間/月、エン カイシャの評判が42時間/月と開きがあります。営業と工場で実態が異なることが背景にあると考えられます

女性の働きやすさは指標が分かれる

有価証券報告書の人的資本開示によると、管理職に占める女性比率は3.5%、男女の賃金差異は全労働者78.3%/正規雇用81.5%/パート・有期62.1%です。会社は同一役職レベルでの男女賃金差異は約90%であり、差の要因として交替勤務(夜勤)が男性中心であることを挙げています。一方で男性育児休業取得率は70.6%、育休取得者の職場復帰率は男女とも100%(2025年11月期は男性17名・女性5名が取得)と、休業関連の指標は高い水準です(公式情報)。

エン カイシャの評判には「女性管理職登用は進んでいない」という指摘があり(口コミ傾向)、有報の女性管理職比率3.5%とも整合しています。育休は取りやすいが管理職登用はこれからという段階と読むのが妥当です(推定情報)。

ノダの将来性|新設住宅着工減の逆風下で何を伸ばそうとしているか

将来性を考えるとき、ノダ固有の問題と業界構造の問題を分けて見る必要があります。まず押さえるべきは、会社自身が有価証券報告書で「新設住宅着工戸数は少子化・住宅ストック増から減少すると予想」と明記していることです(公式情報)。主力市場が構造的に縮小することを前提に経営している、という開示です。

有価証券報告書が挙げる事業等のリスク

有価証券報告書に記載された事業等のリスクは次の6点です(公式情報)。

  • 新設住宅着工戸数の減少(当期6.6%減。2025年4月施行の建築基準法・建築物省エネ法改正に伴う建築確認審査の遅れも影響)
  • 輸入合板・MDF等の原材料価格および為替の変動、木材資源国の伐採規制
  • 自然災害・火災による生産停止
  • 国内競合との価格競争による販売価格の下落
  • 製品の品質問題(損害賠償リスク)
  • 感染症

業界データで裏づけると、2025年度の新設住宅着工は約71万戸(前年度比約13%減)と、リーマンショック後を下回る低水準でした。2025年4月施行の改正建築基準法(4号特例の縮小、省エネ基準適合義務化)に伴う駆け込み需要の反動が大きく、木造戸建の減少が製材品出荷量・合板生産量に直撃しています。2026年度は各研究機関が73万〜78万戸程度への持ち直しを見込む一方、人口減少・空き家増加という長期の構造要因は変わらないと見られています。

伸びしろとして狙われている領域

では会社は何で戦おうとしているのか。開示と業界動向から読み取れる方向は3つです(推定情報を含みます)。

  • 非住宅・中大規模木造への展開:2021年施行の木材利用促進法改正で木材利用の対象が建築物一般へ拡大しました。非住宅・中高層建築物の木造化率はなお6%前後にとどまり、数少ない伸びしろ領域です。ノダが木造遮音・防火工法「シャーオン」のような工法系商品を持ち、2024年12月にセグメント名称を「住宅建材事業」から「木質建材事業」へ変更したのは、この文脈と整合的です
  • 省施工・プレカット化:大工・現場職人の不足が慢性化し、建材メーカーは「現場で手間のかからない製品」を競って開発しています。ドア・収納・フローリングのユニット化や納まりの簡素化、モルタル下地材「ノダラスカット」のような下地一体型製品は、この潮流に乗る商品です
  • 国産材シフトと脱炭素:国産針葉樹合板は輸入南洋材合板からの置き換えが進んでおり、石巻合板工業を持つノダにとっては原料調達と環境訴求の両面で意味があります。合板の製造工程で出る丸太の剥き芯から精油を採る「ヒノキエッセンシャルオイル」のアップサイクル事業も、この延長にある取り組みです

転職判断としてまとめると、市場拡大を前提としたキャリアは描きにくいが、縮小市場のなかで用途開発・省施工・原価改善に取り組む仕事にやりがいを見出せるかどうかが分岐点になります(推定情報)。営業なら価格転嫁と新規用途の開拓、技術なら法規対応・防耐火認定・工法開発、製造なら歩留まり改善と原価低減が評価の軸になりやすい環境です。

不祥事・行政処分について

本記事の調査範囲では、ノダに関する行政処分・課徴金・製品リコール・重大訴訟・会計不正等の公表事実は見当たりませんでした。第88期有価証券報告書にも係争事件等に関する記載はありません(公式情報)。ネット上の憶測ではなく、開示情報にもとづいて判断してください。

ノダと同業4社の比較|どの会社と何が違うのか

建材メーカーへの転職を検討する人は、ノダ単体ではなく複数社を横並びで見ることになります。ここでは事業構成と転職者から見た違いを整理します。各社の平均年収・業績の最新値は各社の有価証券報告書で確認してください(本表は事業構成の比較であり、年収の優劣を示すものではありません/推定情報を含みます)。

企業名市場主力領域ノダとの重なり転職者から見た違い
ノダ(7879)東証スタンダード内装建材(カナエル)+合板・MDF—建材と合板の二重構造。生産拠点は静岡・宮城が中心
永大産業(7822)東証スタンダード住宅内装建材(床材・ドア・収納)床材・室内ドア・造作材で直接競合製品ラインが最も近い。直近は同様に最終赤字を計上しており、業界共通の逆風がわかりやすい比較対象
大建工業(7905)東証プライム建材・住宅設備(MDF・床材・天井材)MDF・床材で競合規模が大きく海外展開も広い。プライム上場で組織・制度が整備されている傾向
ウッドワン(7898)東証スタンダードニュージーランド植林材を使う木質建材・住設木質内装建材で競合自社植林から一貫生産する垂直統合型。原料調達の考え方が異なる
朝日ウッドテック(5852)東証スタンダード突板化粧の高級フローリング専業フローリングで競合床材特化・高付加価値路線。製品の幅より深さで勝負する会社

同じ木質建材でも、ノダは「内装建材(川下)と合板・MDF(川中の素材)の両方を持つ」点が特徴です。素材から手がける分だけ市況の影響を受けやすい一方、原料から製品まで一貫して理解できる経験が積めます。製品開発の深さを求めるなら朝日ウッドテック、規模と制度の整備を求めるなら大建工業、製品ラインが近い会社と比較したいなら永大産業の評判・年収に関する記事を併せて確認すると、判断の解像度が上がります。

また、住宅建材・木材関連という広いクラスタで見ると、いずれの企業も新設住宅着工戸数の減少という同じ逆風を受けています。室内ドアの専業大手であるニホンフラッシュの年収・評判に関する記事、プレカット・構造材のシー・エス・ランバーの評判に関する記事、木質ボードリサイクルの東京ボード工業の評判に関する記事、ログハウス・住宅ブランドのアールシーコアの年収・評判に関する記事も、同じ市場環境のなかで各社がどう戦っているかを比べる材料になります。

ノダへの転職が向いている人・向いていない人

ここまでの公式情報・口コミ傾向をふまえ、適性を整理します(推定情報を含みます)。相性の問題であり、優劣ではありません。

向いている人向いていない人
静岡県(清水・富士川)または宮城県石巻で、上場メーカーの主力拠点に腰を据えて働きたい人東京勤務を前提に応募を考えている人(本社は単体の約13%にあたる134名規模)
勤続19.2年という定着の高い環境で、長期的にキャリアを積みたい人20代のうちに体系的な育成投資と早い抜擢を求める人(20代成長環境2.3・人材の長期育成2.1)
商社・問屋を介したBtoB建材営業で、大口顧客との関係構築を深めたい人自ら新規市場を切り拓く裁量とスピードを重視する人
合板・MDFという素材から内装建材まで、一貫した製品知識を身につけたい人成長市場で売上拡大を実感しながら働きたい人(主力の新設住宅市場は縮小予想)
減損を含む赤字局面でも、財務基盤(自己資本比率46.8%)と本業の改善を評価できる人短期の業績連動で年収を大きく伸ばしたい人(平均給与は4期ほぼ横ばい)

ノダに関するよくある質問(FAQ)

ノダへの転職・就職を検討する人からよくある質問と回答をまとめました。

ノダの本社は東京ですが、勤務地も東京になりますか?

必ずしもそうとは限りません。有価証券報告書によると、本社(東京都台東区浅草橋)勤務は134名で、静岡県内2事業所が622名を占めます。製造・生産技術系では静岡県または宮城県石巻市が主な勤務地になる可能性が高いと考えられます(推定情報)。募集要項の勤務地欄を必ず確認してください。

ノダに転勤はありますか?

全国の営業所・ショールームと、静岡・宮城・インドネシアの生産拠点を持つ構造から、総合職では異動・転勤の可能性を前提に考えるのが現実的です(推定情報)。転職会議の選考情報には、面接で転勤可否を問われたという投稿が見られます(口コミ傾向)。勤務地を限定したい場合は、応募段階で勤務地限定枠の有無を確認しておくとミスマッチを避けられます。

ノダのボーナスや退職金の水準はどのくらいですか?

賞与・退職金の個別水準は有価証券報告書では開示されていません。ただし平均年間給与5,728,256円には注記のとおり賞与および基準外賃金が含まれており、これが実質的な年収の全体像です(公式情報)。決算期が11月30日である点は実務上重要で、賞与や評価のサイクルが3月期企業とはずれます。具体的な賞与月数・退職金制度は、内定時の労働条件通知書と就業規則で確認してください。

ノダの離職率は公表されていますか?

離職率は有価証券報告書では開示されていません。参考になる公式数値は平均勤続年数19.2年で、上場企業平均とされる12〜13年台を大きく上回ります(公式情報)。長期定着型の組織である可能性が高い一方、OpenWorkでは人材の長期育成2.1・20代成長環境2.3と評価が低く、若手の成長実感については意見が分かれています(口コミ傾向)。

2期連続の赤字ですが、経営は大丈夫でしょうか?

直近2期の最終赤字はいずれも減損損失の計上が主因で、現金の流出を伴う損失ではありません。第88期末の自己資本比率46.8%、現金及び現金同等物18,830百万円が借入金残高11,304百万円を上回っており、財務基盤自体は一定の厚みを保っています(公式情報)。応募時には直近の業績説明資料に目を通しておくと安心です。

検索すると「野田」がつく別会社が出てきます。どう見分ければよいですか?

「株式会社野田クレーン」「株式会社野田建設」「株式会社野嵩商会」「株式会社野田スクリーン」「株式会社ノダキ」などは、本記事の会社とは無関係の別法人です。求人票や口コミを見る際は、証券コード7879・本社が東京都台東区浅草橋5丁目13番6号・業種が住宅用木質建材メーカーという3点で照合してください。口コミサイトではOpenWorkが「ノダ(建材)」という表記で区別しています。

ノダへの転職判断まとめ

ここまでの内容を、判断軸ごとに整理します。最終的な判断は、求人票だけでなく自分の経験・適性も含めて確認しましょう。

判断軸評価
年収水準平均年間給与5,728,256円(44.2歳・単体1,031名)。4期ほぼ横ばいで、業績悪化局面でも大きく崩れていない
勤務地最重要の確認項目。単体の約60%が静岡2工場、本社は134名。静岡・宮城で働ける人には強い選択肢
業績・安定性3期連続減収・2期連続最終赤字。ただし自己資本比率46.8%、現預金が借入金を上回り財務は安定
働き方平均勤続19.2年と定着は高い。残業はOpenWork26.8時間/エン42時間と部門差が大きい可能性
成長環境20代成長環境2.3・人材の長期育成2.1と口コミ評価は低め。OJTと年功で育つ組織と推定される
将来性新設住宅着工の減少は会社自身が明記する構造的逆風。非住宅木造・省施工・国産材シフトが伸びしろ
身につくスキル合板・MDFという素材から内装建材まで一貫した製品知識と、商社経由のBtoB建材営業の実務

総合すると、ノダは「縮小市場のなかで財務の余力を保ちながら本業を立て直している、静岡発の老舗建材メーカー」と位置づけられます。編集部の見解として、勤務地(静岡・宮城)が受け入れられ、長期定着型の組織文化に価値を感じる人にとっては検討に値する会社です。一方、20代のうちに急成長したい人や東京勤務を前提にしている人には、期待とのギャップが生じやすいと考えられます(推定情報)。応募前に、勤務地・直近3期の賞与実績・配属予定部門の3点を確認しておくと、判断の精度が上がります。

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本記事の出典・参考情報

本記事で参照した一次情報・口コミ情報の出典は以下の通りです。最新の正確な数値は各リンク先で確認してください。年収・平均年齢・平均勤続年数・従業員数・セグメント別売上・拠点別人員・大株主・リスク情報は、すべて第88期(2025年11月期)有価証券報告書を一次情報として参照しています。2026年11月期中間の数値は決算開示ベースの情報です。

公式情報源

口コミ・評判の参照元

免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ集計・市場推定の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。

この記事の編集方針・情報の確認について

この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・IR資料)、求人情報、口コミ傾向をそれぞれ分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。年収・平均年齢・従業員数などの中核データは有価証券報告書「従業員の状況」を一次情報として確認し、口コミ・推定情報とは明確に区別しています。記載内容は最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は各公式IRページでご確認ください。

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コロ助
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