横浜冷凍はやばい?135億円の決算訂正と有報年収597万円・全国55拠点を検証
※本記事にはプロモーションを含みます。
この記事の結論
- 「やばい」の実体:2025年1月に約135億円の過年度決算訂正を実施
- 年収:有報の平均年間給与は約597万円、口コミ集計は約415万円と乖離
- 収益構造:冷蔵倉庫の営業利益率19.7%、食品販売は1.4%と約14倍差
- 勤務地:物流センター55カ所・営業所21カ所で職種により転勤範囲が違う
横浜冷凍株式会社(ヨコレイ/証券コード2874・東証プライム市場)を調べると、検索候補に「やばい」が並びます。この記事は、その言葉の中身を憶測ではなく公式情報=有価証券報告書と適時開示の数字に置き換えて確認するために書いています。結論を先に言うと、横浜冷凍には2025年1月に約135億円という規模の過年度決算訂正という事実があり、これが不安系の検索を生む中核です。一方で、連結従業員数は5期連続で増え、冷蔵倉庫事業は売上・利益とも過去最高を更新しています。ネガティブな事実とポジティブな事実の両方を数字で並べたうえで、年収・勤務地・働き方・選考までを、転職・就職の判断材料として整理します。
横浜冷凍(ヨコレイ)はどんな会社か|登記上の本店と「みなとみらい本社」は別
まず前提として、横浜冷凍がどんな会社なのかを押さえます。ここを理解しておくと、後半の年収や配属の話が一気に読みやすくなります。
横浜冷凍株式会社は1948年5月13日に「横浜冷凍企業株式会社」として設立され、1953年11月に現在の社名へ変更した企業です(公式情報/第78期有価証券報告書「沿革」)。1962年12月に東京証券取引所第二部へ上場、1991年3月に第一部指定、2022年4月の市場区分見直しでプライム市場へ移行しています。証券コードは2874、業種分類は「卸売業」です。資本金は143億3百万円、発行済株式総数は59,266,684株、株主数は15,900人(2025年9月末)。代表取締役社長は古瀬健児氏で、2023年12月22日付で就任しています。
事業は大きく二本柱です。ひとつが冷蔵倉庫事業で、全国の物流センターで水産品・農畜産品を冷凍冷蔵保管し、荷役や運送取扱を行います。冷蔵能力は第78期末で連結1,232,703トンに達し、国内でも上位級の規模です。もうひとつが食品販売事業で、エビ・サケ・ホタテ・イワシなどの水産品、チキン・ポーク・ビーフなどの畜産品、イモ類などの農産品を国内外から調達・加工・輸出入して卸売します。ほかに通関事業と不動産賃貸を営み、連結子会社4社を通じてタイ・ベトナムでも冷蔵倉庫を運営しています。
「横浜冷凍 本社」で調べたときに混乱しやすい点
採用サイトや求人票で「みなとみらい本社」と書かれているのに、登記情報を見ると別の住所が出てくる——これは実際に起きる混乱です。有価証券報告書の表紙によると、【本店の所在の場所】は神奈川県横浜市鶴見区大黒町5番35号ですが、同じ表紙に「同所は登記上の本店所在地であり、実際の業務は『最寄りの連絡場所』で行っております」と明記されています(公式情報)。
そして【最寄りの連絡場所】として記載されているのが、横浜市西区みなとみらい三丁目3番3号 横浜コネクトスクエア10階です。つまり本社機能が実際に置かれているのはみなとみらい側で、鶴見区大黒町は登記上の住所という位置づけになります。応募時に通勤時間を計算する場合や、面接会場の場所を確認する場合は、登記住所ではなく実務拠点のほうを基準に見るのが実態に合っています。ただし配属先が物流センターであれば勤務地は全国の各拠点になるため、「本社に通う前提」で考えないことが重要です。
横浜冷凍の公式データ一覧(有価証券報告書ベース)
本記事で扱う公式数値を一覧で確認できます。公式情報として、最新の正確な数値は公式IRページで再確認してください。決算期は9月末で、10月から翌9月までの変則年度である点に注意が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 横浜冷凍株式会社(ヨコレイ/YOKOREI CO.,LTD.) |
| 証券コード・市場 | 2874/東京証券取引所プライム市場(卸売業) |
| 本店の所在の場所 | 神奈川県横浜市鶴見区大黒町5番35号(登記上) |
| 最寄りの連絡場所(実務拠点) | 横浜市西区みなとみらい三丁目3番3号 横浜コネクトスクエア10階 |
| 設立 | 1948年5月13日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 古瀬 健児 |
| 平均年間給与 | 5,973,753円(約597万円)※提出会社・基準外賃金及び賞与を含む |
| 平均年齢 | 36.6歳(提出会社) |
| 平均勤続年数 | 12.2年(提出会社) |
| 従業員数 | 連結1,804人[外、平均臨時雇用者60人]/提出会社1,446人[外、60人] |
| 売上高 | 連結1,255億63百万円(前期比+2.7%)/単体1,227億58百万円 |
| 営業利益 | 連結42億38百万円(前期比△8.8%/営業利益率3.4%) |
| 経常利益・当期純利益 | 経常36億58百万円(△23.9%)/親会社株主帰属当期純利益19億78百万円(△49.7%) |
| セグメント別営業利益 | 冷蔵倉庫事業74億36百万円(利益率19.7%)/食品販売事業12億17百万円(同1.4%) |
| 冷蔵能力 | 連結1,232,703トン(第78期末) |
| 拠点 | 物流センター55カ所・営業所21カ所(公式採用サイト) |
| 自己資本比率 | 38.6% |
| 労働組合 | 結成されていない(有価証券報告書「労働組合の状況」に明記) |
| 継続企業の前提に関する注記 | 記載なし(監査法人は無限定適正意見) |
| 離職率・平均残業時間・賞与月数 | 有価証券報告書では開示されていない |
| 出典 | 第78期(2025年9月期)有価証券報告書/2025年9月期決算短信/公式採用サイト |
横浜冷凍は「やばい」のか|検索される3つの理由を数字で検証
結論から書きます。横浜冷凍が「やばい企業」だと断定できる根拠は、公開情報の範囲では見当たりませんでした。継続企業の前提に関する注記はなく、監査法人(有限責任監査法人トーマツ)は2025年12月19日付で連結財務諸表・内部統制報告書のいずれにも無限定適正意見を表明しています。ただし、この検索語が生まれる理由になっている具体的な事実は確かに存在します。ここでは3つに分解して、数字で確認します。
理由1:2025年1月に約135億円の過年度決算訂正を実施した
これが最大の理由です。時系列で整理します(すべて公式情報=適時開示および訂正報告書に基づきます)。
- 2024年11月14日:2024年9月期決算を開示。財務内容が悪化した海外取引先向け債権について、貸倒引当金を約6億円としていた
- 2024年11月18日:会計監査人(有限責任監査法人トーマツ)から引当金増額の再協議の申入れを受ける
- 2024年11月29日:最大約131億円の特別損失計上見込みを開示
- 2025年1月6日:過年度の有価証券報告書訂正報告書および決算短信等の訂正を提出。2023年9月期に遡って貸倒引当金64億21百万円・投資有価証券評価損26億04百万円・債務保証損失引当金44億87百万円(合計約135億円)を計上
- その結果、2023年9月期は親会社株主に帰属する当期純損失△107億31百万円に修正された
- 2025年12月19日:第77期(2024年9月期)の投資活動によるキャッシュ・フローおよび現金及び現金同等物の期末残高について、2度目の訂正報告書を提出
ここで正確に押さえるべき点が3つあります。第一に、会社はこれを「不正」ではなく「誤謬」と位置づけています。第二に、第三者委員会・特別調査委員会の設置は、公開情報の範囲では見当たりませんでした。第三に、会社は「特別損失の計上によるキャッシュアウトはなく、キャッシュ・フローに問題はない」と説明しています。会計上の見積りの修正であって現金が流出したわけではない、という整理です。この3点を超える断定的な評価はこの記事では行いません。
あわせて、内部統制についても事実関係があります。2024年9月期末時点で「開示すべき重要な不備」が2件認定されました。①債権評価に関する決算・財務報告プロセスの不備、②収益認識の会計方針の選択・適用の不備(本来は純額処理すべき非定型取引を総額処理していた)の2件です。是正策としてリスクマネジメント委員会の新設(委員長は社長)、財務経理規程の改定による債権回収遅延の取締役会報告事項化、決算・月次業務マニュアルへの債権区分および収益認識マニュアルの追加、財務経理部の中途採用・人員異動による体制強化が実施され、2025年9月期末時点では内部統制は「有効」と判断されています。
転職検討者にとっての読み方としては、この一連の経緯は「終わった話」ではなく「是正済みと会社が判断した段階の話」です(推定情報)。同時に、財務経理部門を中途採用で強化したという事実は、経理・財務のキャリアを持つ人にとっては入口が開いている可能性を示す情報とも受け取れます。
理由2:口コミサイトでの経営陣への評価が突出して低い
ふたつめは口コミ傾向です。OpenWorkでは総合評価2.87(回答者数84人)で、項目別のスコアは以下のようになっています。
- 法令順守意識 3.8(全項目中で最も高い)
- 待遇面の満足度 3.1
- 社員の相互尊重 2.9
- 人事評価の適正感 2.8
- 風通しの良さ 2.7
- 社員の士気 2.6
- 20代成長環境 2.4/人材の長期育成 2.4(最も低い水準)
会社評価ランキングでは総合2447位、給与制度438位に対し、経営陣の姿勢は2463位と大きく下振れしています。エン カイシャの評判(口コミ495件・総合3.1点・正社員93名の回答)でも、会社の成長性3.5・事業の優位性3.3が最高スコアである一方、経営陣の手腕は2.6と最低水準でした。2つの独立したサイトで同じ方向の傾向が出ている点は、単発の投稿より重く見てよい材料です(推定情報)。ただし、これらは投稿者の主観の集計であり、回答者の属性や在籍時期の偏りを補正した数値ではありません。
理由3:有報の平均年収597万円と口コミ集計415万円のギャップ
3つめが年収です。有価証券報告書によると第78期の平均年間給与は5,973,753円(約597万円)ですが、OpenWorkの回答者44人集計では平均年収415万円、エン カイシャの評判では平均年収419万円(回答者の平均年齢29歳)と、180万円前後の開きがあります。この差の読み方は次の章で詳しく分解します。
反対側の数字も必ず並べる
ここまでの3点だけを見ると悲観的に映りますが、同じ公式情報・口コミ傾向の中には逆向きの数字も存在します。判断材料としては、こちらも同じ重さで並べる必要があります。
- 残業時間:OpenWork集計で平均15.6時間/月。エン カイシャの評判では月間残業25時間
- 有給消化率:OpenWork集計で61.3%
- 従業員数:連結1,652人(2021年9月期)→1,639→1,658→1,736→1,804人(2025年9月期)と5期連続で増加。希望退職の募集・整理解雇・事業所閉鎖による人員減はいずれも見当たりませんでした
- 主力事業の業績:冷蔵倉庫事業は売上・営業利益とも過去最高を更新
- 財務:自己資本比率38.6%、営業キャッシュ・フロー+110億87百万円、コミットメントライン総額120億円を主要取引銀行と締結
- 法令順守意識:OpenWork項目別で3.8と全項目中の最高値
なお、食品表示法違反・労働安全衛生法違反・独占禁止法違反・金融庁の課徴金納付命令・東証の特設注意市場銘柄指定などは、第78期有価証券報告書および公開情報を確認した範囲では見当たりませんでした。監督官庁の処分歴を網羅的に照会したわけではないため、「確認できた範囲では」という留保つきの記述です。
売上7割の食品販売より、売上3割の冷蔵倉庫が約14倍稼ぐ構造
この会社を理解するうえで最も重要なのがこの章です。横浜冷凍は「どこで売っているか」と「どこで稼いでいるか」が逆転しています。そして、この逆転は求職者にとって「どちらの事業に配属されるかで見える景色が全く違う」という具体的な意味を持ちます。
第78期(2025年9月期)のセグメント別実績は次のとおりです(公式情報)。
| セグメント | 売上高 | 営業利益 | 売上高営業利益率 | 連結従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| 食品販売事業 | 878億07百万円(+0.8%) | 12億17百万円(△17.4%) | 1.4% | 294人 |
| 冷蔵倉庫事業 | 377億24百万円(+7.4%) | 74億36百万円(+3.3%) | 19.7% | 1,367人 |
| その他 | 31百万円 | — | — | 29人 |
| 全社(共通) | — | — | — | 114人 |
| 連結合計 | 1,255億63百万円(+2.7%) | 42億38百万円(△8.8%) | 3.4% | 1,804人 |
売上の約7割を占める食品販売事業の営業利益率は1.4%、売上の約3割にとどまる冷蔵倉庫事業は19.7%。利益率にして約14倍の差です。しかも冷蔵倉庫事業は売上・利益とも過去最高を更新しています。食品販売の内訳は水産品701億57百万円・畜産品160億83百万円・農産品他15億66百万円、冷蔵倉庫の内訳は保管187億12百万円・荷役75億42百万円・運送取扱他114億69百万円です。
なぜこうなるのか。食品販売事業は海外からの調達価格と国内の販売価格の差で稼ぐトレーディング型で、為替・国際相場・漁獲量に収益が左右されます。第78期も為替差損8億93百万円を営業外費用に計上しています。一方の冷蔵倉庫事業は、庫を建てて保管料・荷役料を積み上げるストック型で、いったん稼働率が上がれば安定した利益が出ます。ビジネスモデルがまったく違うのです。
これが求職者にとって何を意味するか。推定情報として整理すると次のようになります。
- 冷蔵倉庫部門:人数の主力(連結1,367人=全体の約76%)。庫内オペレーション、入出庫管理、フォークリフト、現場リーダー、センター長、拠点開発という現場起点のキャリア。低温環境での作業が正社員の職務範囲に含まれる
- 食品販売部門:連結294人と少数精鋭。水産・畜産・農産のバイヤー、輸出入・通関実務、相場を読む商社型の仕事。利益率が薄い分、数量と回転で勝負する構造
同じ「横浜冷凍」に入社しても、この2つでは評価される能力も、日々の環境も、身につく専門性も別物です。応募前に職種区分を確認しておくことが、入社後のギャップを減らす最短ルートになります。

倉庫のほうが儲かっているなら、そっちを志望したほうがいいんでしょうか?
収益性だけを見れば冷蔵倉庫事業が主力ですが、「儲かっている事業=自分に合う仕事」とは限りません。冷蔵倉庫の現場はマイナス20〜25度帯での作業を含み、体力面・生活リズム面の適性が問われます。逆に食品販売は利益率こそ低いものの、貿易実務や商品相場という社外でも通用しやすいスキルが積める領域です。収益構造は「会社の安定性を測る材料」として使い、職種選択は自分の適性で決めるのが現実的です(推定情報)。
横浜冷凍の年収は597万円か、415万円か|数字の差を分解する
「横浜冷凍 年収」で調べると、597万円という数字と415万円前後の数字の両方が出てきます。どちらかが嘘というわけではなく、集計している母集団が違うだけです。順番に見ていきます。
公式の平均年間給与と推移
有価証券報告書によると、第78期(2025年9月30日現在)の平均年間給与は5,973,753円(約597万円)です(公式情報)。注記には「平均年間給与は、基準外賃金及び賞与を含んでおります」とあり、残業代・賞与込みの実額です。対象は提出会社(横浜冷凍単体)の従業員1,446人。
| 決算期 | 平均年間給与 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 提出会社従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年9月期(第76期) | 約570万円 | 36.9歳 | 12.3年 | — |
| 2024年9月期(第77期) | 約601万円 | 36.6歳 | 12.1年 | — |
| 2025年9月期(第78期) | 約597万円 | 36.6歳 | 12.2年 | 1,446人 |
3期で約570万円→約601万円→約597万円と推移しており、直近は前期比で約3.7万円の微減です。2025年9月期は経常利益△23.9%・純利益△49.7%と大幅減益だったことを考えると、給与水準は業績ほど大きくは振れていない、という読み方ができます(推定情報)。
重要な補足として、横浜冷凍は持株会社ではなく事業会社そのものです。冷蔵倉庫も食品販売も本体で運営しているため、この597万円はグループ本社の管理職だけを集めた数字ではなく、現場社員を含む単体1,446人の平均です。この点は、事業子会社の従業員が対象から外れるタイプの持株会社より、実態を反映しやすい構造といえます。ただし連結1,804人のうち、タイ・ベトナムの海外子会社に所属する従業員は対象に含まれません。
平均年齢36.6歳・勤続12.2年から読めること
平均年齢36.6歳に対して平均勤続年数12.2年。差し引くと、おおむね24歳前後で入社し、そのまま定着している構図が浮かびます(推定情報)。新卒中心・長期定着型の人員構成であり、中途入社者が多数派の組織とは前提が違います。中途で入る場合は、周囲の多くが新卒プロパーで勤続10年超という環境になる可能性を織り込んでおくべきです。
口コミ上の年収傾向と、597万円との差の理由
口コミ傾向として、OpenWorkの年収回答は44人集計で平均415万円、エン カイシャの評判では平均年収419万円(回答者の平均年齢29歳)となっています。有報値との差は約180万円です。
差が生まれる要因として考えられるのは次の点です(推定情報であり、断定はできません)。
- 口コミ回答者の平均年齢が29歳と、有報の平均年齢36.6歳より7歳以上若い。年功的な給与カーブがあれば、この年齢差だけで相当の開きが出る
- 全国転勤のある総合職と、勤務地を限定した地域社員・現場職では給与テーブルが異なる可能性がある。口コミには「高卒・地域社員は月15万円+残業代」という投稿も見られる
- 口コミサイトは在籍時期がまちまちで、直近の水準を反映しているとは限らない
- 有報の平均は基準外賃金(残業代)と賞与を含む実額であり、月給ベースの体感額とは一致しない
実務的な結論としては、「自分がどのコースで採用されるか」を確認しない限り、どちらの数字も自分の年収予測にはならないということです。内定時の労働条件通知書で、コース区分・地域手当の有無・賞与の算定方式まで確認するのが確実です。
初任給・手当・休日(公式採用サイト)
公式採用サイトによると、2026年度の新卒初任給は次のとおりです(公式情報)。
- 大学院卒・学部卒:251,500円
- 短大・高専・専門卒:221,400円+地域手当
- 特定総合職:229,700円+地域手当
- 年間休日126日(2026年度)、完全週休2日制、勤務時間8:30〜17:30(実働8時間)
手当は通勤費全額支給・地域手当・家族手当・技能手当・寒冷地手当が設けられています。寒冷地手当が実在するのは北海道に複数の拠点を持つ業態ならではで、口コミ傾向としても手当の充実や独身寮・年齢に応じた家賃補助を評価する投稿が見られます。賞与については「成績により5ヶ月分程度」という投稿がありますが、賞与月数は有価証券報告書では開示されていないため、公式に裏づけられた数値ではありません。
全国の物流センターと勤務地|伊勢原・名港・岡山CONNECTなど拠点別に見る
横浜冷凍の求人を探している人が実際に最も多く調べているのは、会社名そのものではなく個別の物流センター名です。伊勢原、名古屋、名港、岡山CONNECT、東京第二、東京、大井川、鳥栖、鹿児島、夢洲——いずれも実在の拠点名で検索されています。この章では「どこで働くことになるのか」を、拠点の分布・新設状況・転勤範囲の3方向から整理します。
拠点の全体像と主要な物流センター
公式採用サイトによると、横浜冷凍は物流センター55カ所・営業所21カ所を展開しています。有価証券報告書「主要な設備の状況」に記載される国内主要物流センターだけでも29カ所あり、北海道・青森・宮城・茨城・埼玉・千葉・東京・神奈川・愛知・大阪・岡山・福岡・佐賀・鹿児島などに広がります。海外はタイ3拠点・ベトナム1拠点です。公式サイトの拠点一覧は、北海道/東北/圏央/京浜/中京・東海/阪神/北九州/南九州の8ブロック制で整理されています。
よく検索される拠点を、名称と公開情報から整理すると次のようになります(所在エリアは拠点名および有価証券報告書の設備記載に基づく編集部の整理です)。
| 物流センター名 | 所在エリア | 公開情報からわかること |
|---|---|---|
| 伊勢原物流センター | 神奈川県伊勢原市 | 拠点名の検索数が最も多い。首都圏西部の内陸型拠点 |
| 東京物流センター/東京第二物流センター | 東京都 | 同一エリアに複数拠点を構える京浜圏の中核 |
| 名古屋物流センター/名港物流センター | 愛知県 | 中京・東海エリア。名港は港湾隣接の輸入水産品対応型 |
| 大井川物流センター | 静岡県 | 隣接地に「大井川第二物流センター」(静岡県焼津市)を建設中。2026年10月完了予定・投資額46億99百万円 |
| 夢洲物流センター | 大阪市 | 阪神エリアの臨海拠点 |
| 岡山CONNECT物流センター | 岡山県 | 2025年に竣工した新拠点 |
| 鳥栖物流センター | 佐賀県 | 九州の内陸ハブ立地 |
| 鹿児島物流センター | 鹿児島県 | 南九州エリア。畜産・水産の産地に近接 |
| 十勝フードバレー物流センター | 北海道 | 2025年に竣工した新拠点 |
| 長岡物流センター | 新潟県 | 建設中。2026年7月完了予定・投資額92億47百万円 |
新拠点が増えている=配属先が増えている
第78期の設備投資総額は169億円で、明確な投資拡大フェーズにあります(公式情報)。2025年に十勝フードバレー物流センターと岡山CONNECT物流センターが竣工し、現在も長岡物流センター(新潟・2026年7月完了予定・92億47百万円)、大井川第二物流センター(静岡県焼津市・2026年10月完了予定・46億99百万円)、タイのスワンナプーム物流センター(2026年12月完了予定・73億24百万円)が建設中です。
この投資は財務面では負担にもなっています。第78期は借入金が純増172億4百万円と大きく増え、支払利息は8億74百万円(前期5億49百万円)に増加、新設センターの減価償却費負担も重くなっています。減益の主因は営業外費用の増加であり、本業の冷蔵倉庫が過去最高益を出しながら経常利益が△23.9%となった背景がここにあります。
一方で求職者の視点では、新拠点の竣工は新しい配属ポストが生まれることを意味します(推定情報)。センター立ち上げ期は業務設計や体制構築の経験を積みやすく、既存拠点への中途入社とは違う面白さがある可能性があります。
転勤の範囲は職種で分かれる
拠点数が多い会社で最も気になるのが転勤です。公式採用サイトの募集要項によると、総合職は全国転勤、冷蔵事業部門はブロック内異動と明記されています(公式情報)。8ブロック制ですから、冷蔵事業部門で採用された場合は原則としてそのブロック内での異動になります。
これは実生活に直結する差です。持ち家や家族の事情で居住地を動かしたくない人にとって、ブロック内異動という区分が明示されていることは重要な判断材料になります。逆に総合職を選べば全国の拠点・海外子会社まで含めた異動可能性があり、キャリアの幅は広がります。口コミ傾向としては、配置転換・転勤の負担を挙げる投稿が一定数見られるため、応募時に自分がどちらの区分で採用されるのかを明確にしておくことが不可欠です。
働き方・社風・離職の口コミ傾向|残業15.6時間と「体育会系」評価の両面
ここでは口コミ傾向を扱います。主要4サイトすべてに一定量の投稿があり、母数としては記事化に耐える水準です。OpenWork84人、エン カイシャの評判495件(正社員93名の回答)、Yahoo!しごとカタログ61件、就活会議は退職理由・離職率カテゴリだけで「横浜冷凍」36件・「ヨコレイ」4件、転職会議は同カテゴリ33件となっています。
労働時間・休日に関する投稿傾向
数値としては、OpenWork集計で平均残業15.6時間/月・有給消化率61.3%、エン カイシャの評判では月間残業25時間、納得度は年収66%・勤務時間69%・休日75%です。2つのサイトで残業時間の集計に差がありますが、いずれも極端に長時間という水準ではありません。休日の納得度75%は同社の項目の中では高い部類です。
一方で、土日祝の実質出勤を訴える投稿も見られます。冷蔵倉庫は入出庫の波動があり、年末年始などの繁忙期には稼働が集中する業態です。公式には年間休日126日・完全週休2日制と示されていますが、拠点や職種によって実感が分かれる可能性があります(推定情報)。
社風・評価制度への評価
ポジティブ側では、食のインフラという事業の安定性・成長性への評価が目立ちます。エン カイシャの評判では会社の成長性3.5・事業の優位性3.3が全項目中の最高値で、OpenWorkの法令順守意識3.8も高水準です。手当の充実(通勤費全額・地域手当・家族手当・技能手当・寒冷地手当)、独身寮と年齢に応じた家賃補助を挙げる投稿も見られます。
ネガティブ側では、前述の経営陣への評価の低さに加え、若手育成環境の弱さ(20代成長環境2.4・人材の長期育成2.4)、「体育会系」の社風と年功序列的な人事評価への不満が挙げられています。パワハラ・セクハラや怒鳴り声を訴える強い投稿も複数存在します。これらは投稿者個人の経験であり、会社全体の状況として断定することはできませんが、複数投稿に同じ方向の記述がある点は面接時の確認事項として押さえておく価値があります。
また、有価証券報告書「労働組合の状況」には「労働組合は結成されておりません」と明記されています。従業員1,800人規模の東証プライム企業としては珍しく、待遇や労働環境に関する集団的な交渉チャネルが存在しないという事実は、判断材料のひとつになります(公式情報)。なお、提出会社の管理職に占める女性比率は2.7%、男性育休取得率は51.5%、男女の賃金差異は全労働者で63.9%(正規63.8%・非正規51.4%)と開示されています。
「横浜冷凍 離職率」への答え
離職率は有価証券報告書では開示されていません。したがって公式な数値を示すことはできませんが、代替指標としては次の3つが使えます(推定情報)。
- 平均勤続年数12.2年:3期を通じて12.1〜12.3年で安定しており、大きな悪化の兆候は見られない
- 連結従業員数1,652人→1,804人(5期連続増):採用が退職を上回るペースで推移している
- 就活会議・転職会議の退職理由カテゴリの投稿数:合計70件超と一定量あり、退職経験者の声が集まっているのは事実
数字の上では定着している構図が見え、口コミには不満の声が集まる——この2つは矛盾しません。定着率が高い組織ほど、離れた人の声が相対的に目立つ構造になるためです。どちらか一方だけを根拠に判断しないことをおすすめします。
横浜冷凍の就職難易度・採用大学はどう考えるか
「横浜冷凍 就職難易度」「新卒」「採用大学」といった検索がある一方で、採用倍率・採用大学の内訳・選考通過率はいずれも有価証券報告書および公式採用サイトでは開示されていません。個人運営のメディアが独自の採用倍率を掲載している例もありますが、一次情報で裏づけられる数値ではないため、この記事では採用しません。
公式に確認できる情報から、難易度の輪郭を推し量ると次のようになります(推定情報)。
- 採用規模の母数:提出会社1,446人・連結1,804人という規模で、5期連続で従業員数が増加。採用を継続的に行っている企業といえる
- 職種区分の存在:総合職(全国転勤)と冷蔵事業部門(ブロック内異動)、特定総合職という区分が募集要項にあり、区分ごとに求められる要件・待遇が異なる。区分により競争環境も変わる可能性がある
- 中途採用の実績:内部統制の是正策として財務経理部の中途採用・人員異動による体制強化が実施されたと有価証券報告書に記載されている。経理・財務の専門人材には具体的な入口がある
- 現場職の需要:有価証券報告書のリスク項目に「社員が庫内作業を行う社員オペレーションが大きな特徴であり、強み」「人材の確保・育成ができなければ冷蔵倉庫事業の継続が困難となり」と明記されており、会社自身が人材確保を経営リスクとして認識している
つまり、全社一律の「難易度◯」という評価は成り立ちません。経理・財務や物流企画のような専門ポジションと、拠点の現場オペレーションとでは、求められるものが根本的に違います。自分が応募する区分の求人要件を読み込むことが、倍率の噂を追うより実効性が高いというのが実務的な結論です。参考として、冷蔵倉庫の現場系では冷凍機械責任者・危険物取扱者・フォークリフト等の資格が評価されやすい領域です。
将来性|低温物流の追い風と、有報が筆頭に挙げる電気料金リスク
将来性は「業界の追い風」と「会社固有のリスク」を分けて見る必要があります。両方を並べます。
業界側の追い風
国内の低温物流市場は拡大基調にあります。冷凍食品の普及、共働き・単身世帯の増加、食品ECや医薬品の温度管理需要が需要を押し上げる一方、建築費・設備費の高騰から新規供給が追いつきにくく、主要港湾・消費地周辺では庫腹の逼迫感が続いています。また、日本冷蔵倉庫協会が料金改定への理解を求める文書を出すなど業界を挙げた価格転嫁が進み、保管料金の改定局面にあります。横浜冷凍の冷蔵倉庫事業が売上・利益とも過去最高を更新した背景には、この取扱量増と料金改定があります。冷蔵能力連結1,232,703トンという規模は、この局面で有利に働く資産です。
会社固有のリスク
有価証券報告書「事業等のリスク」は10項目あり、その筆頭に置かれているのが気候変動(地球温暖化)のリスクです。冷蔵倉庫事業について「気温上昇による庫内を冷却するための動力費(電気料金)の増加や、温暖化規制に伴う電気料金の値上げが業績に影響」と明記されています(公式情報)。冷蔵倉庫は24時間365日の冷却運転が必要で、電気代が原価の主要項目という業態です。会社は2030年までに温室効果ガス40%削減(2015年比)、自然冷媒導入率85%以上という定量目標を設定しています。
2番目が自然災害(施設被害・物流機能停止)、3番目が経済状況(荷主の在庫圧縮による保管量減少、商品調達価格の高騰と消費低迷)です。ほかに固定資産の減損・処分(第78期も減損損失5億57百万円、前期13億58百万円を計上)、海外展開に伴う投融資の焦げ付き、為替変動、人材の確保・育成などが挙げられています。
また、監査上の主要な検討事項(KAM)は「海外提携企業に係る非上場株式の評価」でした。投資有価証券432億56百万円のうち164億45百万円(連結総資産の7.9%)が業務提携先の海外企業の非上場株式であり、海外投資が財務リスクの中心という構図は、過年度決算訂正の背景とも重なります。
業績の推移と会社予想
連結営業利益の5期推移は、25億47百万円(2021年9月期)→41億58百万円→35億88百万円→46億47百万円→42億38百万円(2025年9月期)です。純損益は2023年9月期が△107億31百万円(前述の過年度訂正による)、2024年9月期39億33百万円、2025年9月期19億78百万円と振れています。
2026年9月期の会社予想は、営業利益48億円(+13.3%)・純利益30億円と増益見通しである一方、売上高は1,180億円(△6.0%)と減収予想です。減収増益予想という組み合わせは、薄利の食品販売の取引を絞り、利益率の高い冷蔵倉庫を伸ばす方向と整合的に読めます(推定情報)。中期経営計画「繋ぐ力」第Ⅱ期(2023年10月〜2026年9月)は、2025年11月13日に目標が下方見直しされています。配当は2025年9月期が年間24円(中間12円+期末12円)、連結配当性向71.5%で、2026年9月期も24円予想です。
卸売業5社の比較表で見る横浜冷凍の位置
横浜冷凍は東証の業種分類上「卸売業」に属します。同分類の企業と並べると、収益構造の違いが見えます。公式情報(各社の有価証券報告書)に基づく比較ですが、次の3点に注意して読んでください。
- 決算期が異なります。横浜冷凍のみ2025年9月期、他4社は2026年3月期です
- 売上規模は70億円〜1,255億円と約18倍、従業員数も100名〜1,804人と約18倍の開きがあります。規模が違う企業を横並びで見ている点に留意してください
- 売上高営業利益率は2.2%〜10.5%と約4.8倍の開きがあり、同じ「卸売業」でも収益構造はまったく異なります
| 企業名(コード) | 連結売上高 | 営業利益(利益率) | 従業員数 | 有報の平均年間給与 | 特記事項 |
|---|---|---|---|---|---|
| 横浜冷凍(2874) | 1,255.63億円(+2.7%) | 42.38億円(△8.8%・3.4%) | 連結1,804人/提出会社1,446人 | 約597.4万円(2025年9月期) | 冷蔵倉庫19.7%/食品販売1.4%。2025年1月に過年度決算訂正 |
| ラサ商事(3023) | 282.01億円(+6.1%) | 29.58億円(+16.8%・10.5%) | 連結262名/提出会社221名 | 約876.4万円(2026年3月期) | 本比較で最も利益率が高い |
| 神栄(3004) | 432.67億円(+7.7%) | 16.45億円(+18.8%・3.8%) | 連結468名/提出会社160名 | 約763.3万円(2026年3月期) | 提出会社に電子関連の従業員は0名 |
| クリエイト(3024) | 373.23億円(+2.1%) | 8.23億円(+8.5%・2.2%) | 連結591名/提出会社430名 | 約540.9万円(2026年3月期) | 本比較で最も利益率が低い |
| 日本プリメックス(2795) | 70.44億円(△0.7%) | 4.86億円(△11.6%・6.9%) | 連結100名/提出会社60名 | 約731.3万円(2026年3月期) | 自己資本比率77.1%・実質無借金 |
この表から読めることを整理します(推定情報)。第一に、横浜冷凍の連結営業利益率3.4%は5社中3位で、卸売業としては特殊な数字ではありません。むしろ食品系の大手卸と比べれば健闘している水準です。第二に、有報の平均年間給与597.4万円は5社中4位ですが、これは母集団の性格差が大きく効いています。ラサ商事や日本プリメックスは提出会社の対象人数が221名・60名と少なく、本社・営業職中心の構成になりやすいのに対し、横浜冷凍は1,446人と桁が違い、その約7割が冷蔵倉庫事業の現場社員です。現場を含む1,446人の平均で597万円という数字は、少人数の本社機能だけを集計した数字と単純比較できません。第三に、横浜冷凍だけが「利益率19.7%の事業」と「利益率1.4%の事業」を社内に併存させており、この落差はこの5社の中で突出しています。
横浜冷凍への転職が向いている人・向いていない人
これまでの公式情報・口コミ傾向をふまえ、適性を整理します(推定情報を含みます)。5項目ずつ機械的に並べるのではなく、この会社固有の条件から導ける観点だけを挙げます。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 食のインフラという事業の社会性・安定性に価値を感じる人(成長性3.5・事業の優位性3.3が口コミ最高値) | 経営層のビジョンや意思決定への納得感を重視する人(経営陣の姿勢2463位・手腕2.6という口コミ傾向) |
| 低温環境での現場業務を含むオペレーションに適性がある人。庫内作業を自社社員が担う「社員オペレーション」が会社の特徴 | マイナス20〜25度帯での作業や、繁忙期の稼働集中に体力面の不安がある人 |
| ブロック内異動という条件を確認したうえで、地域に腰を据えて長く働きたい人(平均勤続12.2年) | 入社3〜5年で急速に裁量やポジションを得たい人(20代成長環境2.4・人材の長期育成2.4) |
| 経理・財務の専門性で入り、体制強化フェーズに関わりたい人(内部統制是正で中途採用・人員異動を実施) | 労働組合を通じた集団交渉のチャネルを重視する人(労働組合は結成されていない) |
| 貿易・通関・水産畜産の相場という商社型スキルを身につけたい人(食品販売部門) | 過年度決算訂正の経緯に不安が残り、会計面の安心材料を最優先したい人 |
| 新設拠点の立ち上げに関わりたい人(2025〜2026年に国内外で複数センターが竣工・建設中) | 全国転勤の可能性を一切受け入れられないのに総合職で応募しようとしている人 |
横浜冷凍に関するよくある質問(FAQ)
横浜冷凍への転職・就職を検討する人から実際に検索されている質問と、公開情報にもとづく回答をまとめました。
横浜冷凍の本社はどこですか?
有価証券報告書の表紙では、【本店の所在の場所】が神奈川県横浜市鶴見区大黒町5番35号と記載されていますが、同時に「同所は登記上の本店所在地であり、実際の業務は『最寄りの連絡場所』で行っております」と明記されています。実務上の本社機能は【最寄りの連絡場所】である横浜市西区みなとみらい三丁目3番3号 横浜コネクトスクエア10階にあります。求人票や会社案内で「みなとみらい本社」と表記されるのはこの実務拠点です(公式情報)。
横浜冷凍が「やばい」と言われるのはなぜですか?
公開情報の範囲で該当する主な事実は、2025年1月6日に提出された過年度決算訂正(2023年9月期に遡って合計約135億円を計上し、同期の純損益が△107億31百万円に修正)です。会社はこれを「不正」ではなく「誤謬」と位置づけており、第三者委員会・特別調査委員会の設置は見当たりませんでした。あわせて2024年9月期末時点で内部統制の「開示すべき重要な不備」が2件認定されましたが、2025年9月期末時点では是正済み・内部統制は有効と判断されています。継続企業の前提に関する注記もありません(公式情報)。
横浜冷凍の平均年収はいくらですか?
第78期(2025年9月期)有価証券報告書によると、平均年間給与は5,973,753円(約597万円)です。対象は提出会社の従業員1,446人で、基準外賃金および賞与を含みます。一方、OpenWorkの回答者44人集計では平均415万円、エン カイシャの評判では419万円(回答者の平均年齢29歳)と差があります。回答者の年齢構成やコース区分の違いが影響していると考えられますが、断定はできません(公式情報および口コミ傾向)。
横浜冷凍の離職率は公開されていますか?
離職率は有価証券報告書では開示されていません。参考指標として、平均勤続年数は12.2年(3期で12.1〜12.3年)、連結従業員数は2021年9月期の1,652人から2025年9月期の1,804人まで5期連続で増加しています。希望退職の募集・整理解雇・事業所閉鎖による人員減はいずれも見当たりませんでした(公式情報)。
伊勢原物流センターなど、拠点ごとに応募できますか?
拠点別の募集要項は公式採用サイトで確認する必要がありますが、募集要項では総合職が全国転勤、冷蔵事業部門がブロック内異動と区分されています。公式サイトの拠点一覧は北海道/東北/圏央/京浜/中京・東海/阪神/北九州/南九州の8ブロック制です。特定の拠点で長く働きたい場合は、応募段階でどの区分の採用なのかを確認することが重要です(公式情報)。
横浜冷凍の就職難易度・採用大学は公表されていますか?
採用倍率・採用大学の内訳・選考通過率は、有価証券報告書および公式採用サイトでは開示されていません。個人メディアが独自の倍率を掲載している例はありますが、一次情報で裏づけられる数値ではないため、参考程度に留めるのが妥当です。難易度は職種区分によって大きく変わるため、応募する区分の求人要件を確認するほうが実効性があります(推定情報)。
寒冷地手当や独身寮はありますか?
公式採用サイトによると、通勤費全額支給・地域手当・家族手当・技能手当・寒冷地手当が設けられています。口コミ傾向としては独身寮や年齢に応じた家賃補助を評価する投稿も見られます。北海道に複数拠点を持つ業態のため寒冷地手当が実在する点は、他業界の求人と比較する際の特徴といえます。
横浜冷凍への転職判断まとめ|編集部の見解
ここまでの内容を、判断軸ごとに整理します。最終的な判断は、求人票だけでなく自分の経験・適性も含めて確認しましょう。
| 判断軸 | 評価と根拠 |
|---|---|
| 会計・ガバナンス | 2025年1月に約135億円の過年度決算訂正。会社は「誤謬」と位置づけ、内部統制は2025年9月期末時点で有効と判断。継続企業の前提の注記はなし |
| 年収水準 | 有報597万円(提出会社1,446人・現場含む)/口コミ415〜419万円。コース区分と年齢で実額が大きく変わる |
| 収益構造 | 冷蔵倉庫19.7%・食品販売1.4%と約14倍差。配属先で会社の見え方が変わる |
| 働き方 | 残業15.6時間/月・有給61.3%(口コミ集計)。年間休日126日・完全週休2日制(公式)。繁忙期の稼働集中は業態上の前提 |
| 勤務地・転勤 | 物流センター55カ所・営業所21カ所。総合職は全国転勤、冷蔵事業部門はブロック内異動 |
| 定着 | 平均勤続12.2年・連結従業員数5期連続増。一方で退職理由カテゴリの口コミ投稿は70件超 |
| 将来性 | 低温物流需要の拡大と料金改定が追い風。有報の筆頭リスクは電気料金を含む気候変動 |
| 組織文化 | 法令順守意識3.8が最高値。一方で経営陣評価と若手育成環境の評価は低水準という口コミ傾向 |
編集部の見解として、横浜冷凍は「事業の土台は堅く、組織・ガバナンス面には確認すべき論点が残る会社」と整理できます。冷蔵倉庫事業が利益率19.7%で過去最高を更新し、連結従業員数が5期連続で増え、新拠点が国内外で立ち上がっている——この事実は、事業として選ばれ続けていることを示します。他方、約135億円の過年度決算訂正と2度の訂正報告書、経営陣への低い口コミ評価、労働組合が存在しないという構造は、いずれも面接で確認する価値のある論点です。
したがって、「食のインフラを支える現場で長く働きたい人」「経理・財務や物流企画の専門性で体制強化フェーズに関わりたい人」にはおすすめできる一方、経営層への信頼感やスピード感のある若手抜擢を最優先する人には、他社との比較を強くおすすめします。少なくとも、内定時の労働条件通知書でコース区分・地域手当・転勤範囲・賞与の算定方式を確認するまでは、597万円という数字も415万円という数字も、自分の年収予測として使わないほうが安全です。
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免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ集計・市場推定の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。
この記事の編集方針・情報の確認について
この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・IR資料)、求人情報、口コミ傾向をそれぞれ分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。年収・平均年齢・平均勤続年数・従業員数などの中核データは第78期有価証券報告書「従業員の状況」を一次情報として確認し、口コミ・推定情報とは明確に区別しています。過年度決算訂正および内部統制に関する記述は、会社が提出した訂正報告書・適時開示・内部統制報告書の記載範囲にとどめ、断定的な評価は加えていません。記載内容は最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は各公式IRページでご確認ください。
