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全研本社はやばい?Zenkenの年収485万円と利益77.5%増

全研本社がZenken株式会社に社名変更したこと、営業利益77.5%増と平均年収485万円を示したアイキャッチ画像
コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

まず前提を1つ。「全研本社」という会社は、現在はZenken株式会社です。 社名変更後も旧社名で検索されているため、情報が古いまま出てくることがあります。結論から書くと、2026年6月期の業績は営業利益が前期比77.5%増、経常利益83.0%増と大幅な増益でした。「やばい」と言われるような業績ではありません。ただし、別の数字には目を向ける必要があります。

結論|業績は急改善中。ただし年収水準は高くない

評価項目 判定 根拠
直近の業績 ◎ 2026年6月期の営業利益**+77.5%、経常利益+83.0%**
収益性の改善 ◎ 売上高営業利益率 7.0% → 11.8%
財務の安全性 ◎ 自己資本比率83.3%
株主還元 ○ 年間配当13円 → 27円(倍増)
年収水準 △ 平均485万円(2025年6月期)
会社の規模 △ 売上58億円、従業員448名の中堅企業

向いている人:Webマーケティングや海外人材の領域で、成長局面の会社に入りたい人。
慎重に考えたい人:年収を最優先する人。485万円という水準は、上場企業としては高くありません。

この記事の調査条件

2つの一次資料を使っています。

  • 2026年6月期 決算短信(2026年8月14日発表)…業績・配当・次期予想・中期経営計画
  • 2025年6月期 有価証券報告書…従業員数・平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与
  • 確認日:2026年9月1日

重要な注記です。 従業員データが1期前なのには理由があります。決算短信に「有価証券報告書提出予定日 2026年9月28日」と記載されており、2026年6月期の有価証券報告書はまだ提出されていません。 従業員データの最新は2025年6月期のものです。9月28日以降に更新される見込みです。

判定の手順は口コミで語られる社風を、数字の側から見るにまとめています。

全研本社がZenken株式会社に社名変更したこと、営業利益77.5%増と平均年収485万円を示したアイキャッチ画像

まず社名の話|全研本社はZenkenになりました

検索で「全研本社」と入力している人が多いのですが、現在の社名はZenken株式会社です。東証グロース市場に上場しており、証券コードは7371です。

  • 設立:1975年創業、1978年設立
  • 代表者:代表取締役社長 林 順之亮
  • 本社:東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ森JPタワー
  • 上場:2021年6月16日(当時の東証マザーズ)

旧社名で検索すると、社名変更前の古い情報にたどり着きやすくなります。 この記事の数字はすべて最新の開示資料に基づいています。

事業|3つのセグメントと、伸ばそうとしている領域

決算短信によると、事業は3つに分かれています。

セグメント 内容
マーケティング WEBマーケティング事業が中心
海外人材 海外のエンジニア人材・介護人材等の日本企業への紹介、語学研修・教育、留学斡旋
不動産 保有不動産の賃貸

WEBマーケティング事業の特徴は、決算短信にこう書かれています。

ニッチな商品・サービスの集客に特化したメディアの制作・運用をWEBマーケティング事業の柱としてきました。これまでに累計8,400件を超える専門メディアを制作し(中略)生成AIの活用を全社的な取組としながらも、WEB上にはない取材情報に基づいた専門メディアを制作・運用していることが特徴となっております

そして今後の方針として、海外人材セグメントを成長の中核に据えると明記しています。

業績|営業利益が77.5%増えた

2026年6月期(2025年7月〜2026年6月)の連結実績です。

項目 2026年6月期 前期比 2025年6月期
売上高 5,815百万円 +5.0% 5,536百万円
営業利益 685百万円 +77.5% 386百万円
経常利益 732百万円 +83.0% 400百万円
純利益 532百万円 +55.7% 342百万円
売上高営業利益率 11.8% — 7.0%
自己資本比率 83.3% — 85.4%
ROE 4.2% — 2.8%

売上は5.0%しか伸びていないのに、営業利益は77.5%増えています。売上高営業利益率が7.0%から11.8%へ改善しており、利益の出方が変わった1年でした。

ちなみに前期(2025年6月期)は売上が1.6%減っており、そこからの反転です。「やばい」という検索が出てくる背景には、この前期の減収があるのかもしれません。ただし直近は明確な回復局面です。

株主還元も動いています。年間配当は13円から27円へ倍増しました。

次期予想と中期経営計画

2027年6月期の会社予想は、売上高6,800百万円(+16.9%)、営業利益770百万円(+12.3%)です。

さらに、2026年6月期から2030年6月期までの5か年で**中期経営計画『Road to 250』**を策定しています。決算短信の記載はこうです。

2030年6月期の目標として連結売上高130億円、連結営業利益30億円等の達成を掲げるとともに、東証プライム市場への上場を視野に入れた企業体質の進化を目指してまいります

現在の売上58億円・営業利益6.85億円から見ると、売上2.2倍・営業利益4.4倍という計画です。相当に強気な目標であり、達成には人員の増強が必要になるはずです。採用が続く局面と読めます。

年収485万円|ここが弱点

業績は良いのですが、待遇の水準は正直に書きます。

提出会社(Zenken単体)の従業員データです(2025年6月期の有価証券報告書)。

決算期 平均年間給与 平均年齢 平均勤続年数 従業員数
2021年3月 434万円 36.4歳 5.4年 392名
2021年6月 441万円 35.7歳 5.3年 414名
2022年6月 445万円 35.3歳 5.3年 424名
2023年6月 443万円 35.3歳 5.7年 449名
2024年6月 451万円 35.9歳 6.0年 456名
2025年6月 485万円 36.3歳 6.5年 448名

直近は前年比34万円増(+7.5%)と伸びていますが、水準としては485万円です。当サイトが検証してきた他社と並べると位置がはっきりします。

会社 平均年齢 平均年収
MARUWA 41.99歳 883万円
TOTO 45.2歳 781万円
クイック 30.3歳 647万円
Zenken 36.3歳 485万円

年齢を考慮しても低い部類です。 平均30.3歳のクイックが647万円であることと比べると、36.3歳で485万円という水準の位置づけが見えます。

ただし公平を期すために書き添えると、直近1年で7.5%上がっており、業績の改善と連動しています。 営業利益が77.5%増えた2026年6月期の給与がどうなったかは、2026年9月28日提出予定の有価証券報告書で確認できます。上がっている可能性は十分にあります。

Zenkenの平均年間給与の6期推移グラフ

3つの数字が示すもの

年収・勤続年数・従業員数を並べます。

  • 平均年間給与:434万円 → 485万円(+51万円)
  • 平均勤続年数:5.4年 → 6.5年(+1.1年)
  • 従業員数:392名 → 448名(+56名)

3つとも上がっています。 ピラー記事のマトリクスでは「もっとも健全。ただし該当する会社は少ない」に分類されるパターンです。人が増え、長く勤めるようになり、給与も上がっている。

ただし従業員数は2024年6月期の456名から448名へ8名減っており、直近は横ばいです。

「残業」「社風」「退職理由」を調べている人へ

Zenkenで検索されているキーワードは、評判・口コミよりも残業・社風・退職理由・退職金・パワハラのほうが多いのが実態です。

正直に書きます。有価証券報告書に、残業時間・離職率・ハラスメント・退職金制度に関する数値は開示されていません。 したがって当サイトはこれらの推定値を書きません。

開示資料から言えるのは次の3点だけです。

  1. 平均勤続年数6.5年で、5年前の5.4年から伸びている。人が定着しにくくなっている兆候は数字に出ていない
  2. 平均年収485万円は水準として高くない。待遇への不満が口コミに出やすい構造ではある
  3. 2026年6月期は営業利益77.5%増。業績を理由とした不安材料は、直近では見当たらない

口コミを読む場合は、それが社名変更前(2022年以前)のものかどうかを必ず確認してください。「全研本社」時代の口コミは、最大で4年以上前の情報です。数字は改善しています。判断の手順は古い口コミを現在の数字で検算する手順にまとめました。

私が採用側で見ていたこと

採用する側として中途採用の面接を担当してきた立場から、この会社を受けるなら押さえたほうがいい点を書きます。

中期経営計画で「売上2.2倍・営業利益4.4倍」を掲げている会社では、その計画をどう実現するつもりかを面接で必ず聞いてください。

5年で営業利益を4.4倍にする方法は、大きく分けて3つしかありません。既存事業を伸ばすか、新しい領域に出るか、買収するか。Zenkenの場合は決算短信に「海外人材セグメントの更なる成長を中核に据える」「M&A戦略の推進」と明記されているので、方向は示されています。

問題は、自分が入る部署がその計画のどこに位置するかです。 中核に据えられている領域なら投資が来ますし、そうでなければ現状維持を求められます。同じ会社でも、置かれる立場がまったく違います。

Zenkenへの転職が向く人・向かない人

向いている人

  • Webマーケティングの専門メディア領域に関心がある人。 累計8,400件超の制作実績があります
  • 海外人材事業に関わりたい人。 会社が成長の中核と位置づけている領域です
  • 成長局面の中堅企業で、拡大を経験したい人。 2030年に売上2.2倍という計画を掲げています

積極的にはおすすめしない人

  • 年収を最優先する人。 平均485万円は、上場企業としては高くない水準です
  • 大企業の規模や制度を求める人。 売上58億円・従業員448名の中堅企業です
  • 安定志向の人。 中期計画は相当に強気で、達成には変化が必要になります

編集部の結論です。「やばい」という理由でこの会社を候補から外すのは、根拠が薄いです。 直近の営業利益は77.5%増、自己資本比率83.3%、配当も倍増しています。前期は減収でしたが、そこから明確に回復しています。

一方で、年収485万円という水準は正面から受け止めるべきです。 業績が良くても、それがすぐに給与へ反映されるとは限りません。ただし直近1年で7.5%上がっているので、2026年9月28日提出予定の有価証券報告書で最新の数字を確認してから判断するのが最も確実です。あと1か月足らずで出ます。

応募前には、配属予定セグメント(マーケティング/海外人材/不動産)、中期計画における位置づけ、賞与の業績連動を確認してください。

よくある質問

全研本社とZenkenは同じ会社ですか

同じ会社です。全研本社株式会社がZenken株式会社へ社名変更しました。東証グロース市場に上場しており、証券コードは7371です。

Zenkenの平均年収はいくらですか

2025年6月期の有価証券報告書によると、平均年間給与は485万円です。前年比34万円増(+7.5%)。平均年齢36.3歳、平均勤続年数6.5年の従業員448名の平均です。なお2026年6月期の有価証券報告書は2026年9月28日提出予定で、まだ公表されていません。

Zenkenの業績は悪いのですか

2026年6月期は売上高5,815百万円(前期比5.0%増)、営業利益685百万円(77.5%増)、経常利益732百万円(83.0%増)と大幅な増益でした。自己資本比率も83.3%です。前期は減収でしたが、直近は回復しています。

Zenkenの残業時間や離職率はどれくらいですか

有価証券報告書に残業時間・離職率の開示はありません。 当サイトでは推定値を掲載していません。わかるのは平均勤続年数が6.5年で、5年前の5.4年から伸びていることだけです。

Zenkenは何をしている会社ですか

3つのセグメントがあります。WEBマーケティング事業を中心とする「マーケティング」、海外のエンジニア人材・介護人材の紹介や語学研修・留学斡旋を行う「海外人材」、保有不動産の賃貸を行う「不動産」です。累計8,400件を超える専門メディアの制作実績があります。

Zenkenの将来性はどうですか

2026年6月期から2030年6月期の中期経営計画『Road to 250』で、2030年6月期に連結売上高130億円・連結営業利益30億円、および東証プライム市場への上場を目標に掲げています。現在の売上58億円・営業利益6.85億円から見ると売上2.2倍・営業利益4.4倍の計画です。

まとめ

  • 全研本社の現在の社名はZenken株式会社(東証グロース・7371)。旧社名の検索では古い情報に当たりやすい
  • 2026年6月期は売上+5.0%に対し**営業利益+77.5%・経常利益+83.0%**の大幅増益
  • 売上高営業利益率は7.0%→**11.8%**に改善。自己資本比率83.3%、配当は13円→27円に倍増
  • 平均年収485万円(2025年6月期)。直近1年で+7.5%だが、水準としては高くない
  • 平均勤続年数は5.4年→6.5年と伸びており、定着は改善方向
  • 中期計画で2030年に売上130億円・営業利益30億円、東証プライム上場を目標
  • 残業時間・離職率・退職金制度は有報に開示がない
  • **2026年6月期の有価証券報告書は2026年9月28日提出予定。**最新の給与はそこで確認できる

口コミを見るときは、それが社名変更前のものかどうかを確認してください。数字は改善しています。その前に、自分の市場価値を測っておくことをおすすめします。485万円という提示が自分にとってどうなのかは、相場を知らないと判断できません。

※本記事の数値は2026年9月1日時点で公開されている決算短信および有価証券報告書に基づきます。最新の情報は必ず公式のIR資料でご確認ください。

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参考・出典

著者紹介
コロ助
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企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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