株式会社高見澤(5283・長野)の評判と年収|労災死亡事故・カルテル処分の事実を整理
※本記事にはプロモーションを含みます。
この記事の結論
- 正体:売上の約55%は電設資材卸。建設関連は約11%にとどまる
- 年収:有報の平均548万5千円は提出会社単体551名の数値
- 事象:刑事罰・指名停止・課徴金・自主公表は法的性格が別物
- 業績:756億円へ増収も営業利益は▲4.0%、2事業が赤字転落
この記事は、株式会社高見澤(証券コード5283・本社 長野県長野市/東証スタンダード市場)への転職・就職を検討している方に向けた記事です。同社はガソリンスタンドやコンクリート製品で県内に広く名前が知られているため、給油や商品購入を目的に検索する方も多いのですが、ここで扱うのは待遇・事業構造・コンプライアンス事象といった働く側の判断材料に限定します。また「高見澤」は姓としても珍しくなく、同じ読みの屋号を持つ農園・医療機関・不動産会社や、証券コード6424の別の上場企業(本社は東京都日野市、券売機・駐車場機器メーカー)が検索結果に混在します。本記事が扱うのは証券コード5283、長野市に本社を置く卸売業の株式会社高見澤のみで、同姓の個人や別法人については一切扱いません。
株式会社高見澤(5283・長野)の公式データ一覧(有価証券報告書ベース)
まず判断の土台になる公式情報を一覧にします。ここで重要なのは、給与・従業員データと業績データで対象期が異なる点です。同社の決算期は6月末で、給与等は第75期(2025年6月期)有価証券報告書が最新の開示値、業績は第76期(2026年6月期)決算短信が最新です。第76期の有価証券報告書は提出予定日が2026年9月28日で、本記事の執筆時点では未提出のため、両者の期がずれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | 株式会社高見澤(TAKAMISAWA CO., LTD.) |
| 証券コード/市場 | 5283/東京証券取引所スタンダード市場(東証33業種は卸売業) |
| 本社 | 長野県長野市大字鶴賀字苗間平1605番地14(高見澤ダイヤモンドビル) |
| 設立 | 1951年3月(前身は青果販売の「株式会社高見澤商店」) |
| 代表者 | 代表取締役社長 髙見澤 秀茂 |
| 平均年間給与 | 548万5千円(5,485千円)/第75期・2025年6月期・提出会社単体551名。賞与および基準外賃金を含む |
| 平均年齢 | 41.8歳(第75期・2025年6月30日現在・提出会社単体) |
| 平均勤続年数 | 10.1年(第75期・2025年6月30日現在・提出会社単体) |
| 従業員数 | 連結1,054名〔外、臨時雇用者280名〕/提出会社単体551名〔外、臨時雇用者239名〕(第75期) |
| 売上高 | 連結756億60百万円(第76期・2026年6月期、前期比+2.8%) |
| 営業利益 | 連結13億99百万円(第76期・2026年6月期、前期比▲4.0%/営業利益率1.9%) |
| 経常利益/当期純利益 | 経常16億96百万円(+1.6%)/親会社株主帰属12億09百万円(+80.3%) |
| 自己資本比率 | 38.6%(第76期) |
| 新卒初任給 | 大卒・院卒 月給240,000円(ジョブローテーション手当10,000円含む)/短大・高専・専門卒 月給225,000円(同)/高卒 基本給200,000円 |
| 年間休日 | 124日(公式採用サイト) |
| 労働組合 | 提出会社および国内連結子会社では結成されていない(有価証券報告書) |
| 離職率・平均残業時間 | 有価証券報告書では開示されていない |
| 出典 | 第75期 有価証券報告書(2025年9月24日提出/EDINET書類S100WQGP・EDINETコードE01208)、2026年6月期決算短信(2026年8月10日)、公式採用サイト |
「コンクリートの会社」ではない|売上の55%を稼ぐのは電設資材卸
転職検討者が最初に押さえるべき結論は、社名から連想される建設・コンクリート事業は売上の約11%に過ぎないということです。公式情報として、2026年6月期決算短信によると報告セグメント別の売上高は次の通りです。
| 報告セグメント | 売上高(2026年6月期) | 構成比の目安 | セグメント利益 | 主な事業内容 |
|---|---|---|---|---|
| 電設資材事業 | 417億65百万円(+9.0%) | 約55% | 13億36百万円(+32.6%) | 電設資材・産業機器・空調システムの卸売(子会社 昭和電機産業・信州電機産業) |
| カーライフ関連事業 | 171億09百万円(▲4.8%) | 約23% | 営業損失69百万円(前期は利益145百万円) | ガソリンスタンド運営、産業用燃料・油脂、自動車販売・整備・保険代理 |
| 建設関連事業 | 85億92百万円(▲4.6%) | 約11% | 1億49百万円(▲52.7%) | コンクリート二次製品・生コン・砂利砂、建設資材販売、土木建築請負、貨物運送 |
| その他事業 | 81億93百万円(▲0.9%) | 約11% | 営業損失9百万円(前期は利益235百万円) | 不動産、産業廃棄物処理、青果・肥料、きのこ培地、ミネラルウォーター、チーズ加工、ゴルフ練習場、ケーブルテレビ ほか |
この表から読み取れることは3つあります。第一に、売上でも利益でも中心は電設資材事業で、セグメント利益13億36百万円は連結営業利益13億99百万円とほぼ同額です。第二に、カーライフ関連とその他事業が同じ期にそろって営業損失に転落しています。第三に、建設関連事業は黒字を維持しているものの利益は半減しています。つまり同社は「多角化した安定企業」というより、電設資材1本足に近い収益構造へ実質的に寄っている段階にあると読めます(推定情報)。
社内呼称とIR呼称が食い違う|求人票を読み違えないための対応表
転職活動で実務的に効く注意点があります。同社は2024年7月に従来の事業部制から「インフラ/エネルギー/フード/エステート」という新しいセグメント制へ移行しましたが、開示上の報告セグメント名は従来のままです。そのため採用サイト・求人票で見る部門名と、決算短信・有価証券報告書で見る部門名が一致しません。実際、検索キーワードとしても「高見澤 インフラセグメント」「高見澤 エネルギーセグメント」「高見澤 フードセグメント」といった社内呼称での検索が発生しています。おおよその対応関係は次の通りです(推定情報を含みます)。
| 社内・採用サイトの呼称(2024年7月〜) | IR開示上の報告セグメント | 働くイメージ |
|---|---|---|
| インフラセグメント | 建設関連事業 | コンクリート二次製品・生コンの製造、土木建築、工場勤務・施工管理・技術営業 |
| エネルギーセグメント | カーライフ関連事業 | ガソリンスタンド運営、産業用燃料・油脂の法人営業、自動車販売・整備 |
| フードセグメント | その他事業の一部 | 青果・肥料、きのこ培地、ミネラルウォーター、チーズ加工などの製造・卸 |
| エステートセグメント | その他事業の一部 | 不動産売買・仲介・管理 |
| (子会社群) | 電設資材事業 | 昭和電機産業・信州電機産業に所属。電設資材・産業機器・空調の卸売営業 |
この対応関係を知らないまま「インフラセグメントの求人だから会社の主力部門だろう」と考えると、売上構成比11%・利益半減中の部門を主力と誤認することになります。面接では「その職種は開示上どの報告セグメントに入るのか」を確認しておくと、部門の業績トレンドを自分でIR資料から追えるようになります。
電設資材の407名は子会社所属|有報の平均年収に含まれない
もう一段深い注意点があります。公式情報として、第75期有価証券報告書によると連結従業員1,054名の内訳は、建設関連事業225名、電設資材事業407名、カーライフ関連事業220名、その他事業171名、全社(共通)31名です。一方、提出会社単体は551名で、内訳は建設関連181名・カーライフ関連220名・その他119名・全社31名。売上の過半を稼ぐ電設資材事業の407名は、単体の従業員数に一人も含まれていません。彼らは昭和電機産業などの子会社に所属しているためです。
つまり、後述する平均年間給与548万5千円は「電設資材以外の3事業+本社機能」の平均であり、同社グループの主力部門の給与水準を示す数値ではありません。同社は持株会社ではなく提出会社自身が事業を営んでいるため、単体の給与データが実態からまったく乖離しているわけではありませんが、どのセグメント・どの法人に採用されるかで、参照すべき数値そのものが変わるという点は、応募前に必ず理解しておくべきポイントです(推定情報)。
高見澤の労災死亡事故と指名停止措置|何が起き、どう決着したか
「高見澤 死亡事故」「高見澤 小布施工場 労災」「高見澤 指名停止」といった検索は、同社に関する検索の中でも特に多い部類に入ります。ここでは会社の公表資料と行政の公表資料に基づく事実のみを、時系列で整理します。読者にとっての価値は、何がどの法律に基づく、どういう性格の措置だったのかを区別して理解できることです。
2022年10月の労働災害と、2024年11月の略式命令(刑事罰)
公式情報として、同社の公表によれば、2022年(令和4年)10月14日、コンクリート事業部小布施工場において労働災害による死亡事故が発生しました。これを受けて、当社および当社従業員1名が労働安全衛生法違反(同法119条1号・20条1号・122条、労働安全衛生規則28条)で略式起訴され、2024年(令和6年)11月25日付で長野地方裁判所から罰金各20万円の略式命令を受け、その刑が確定しました。会社は2024年11月27日に自社サイトでこの事実を公表しています。
ここで最初の区別が必要です。略式命令による罰金刑は刑事罰であり、行政庁が下す行政処分ではありません。裁判所が刑事手続として科したものです。会社側は「今回の労働災害を重大な事態と受け止め、全面的に労働基準監督署の調査に協力してまいりました」とコメントし、全社の安全衛生管理体制の見直し・整備を実施して再発防止策を講じたと公表しています。
北陸地方整備局による指名停止措置(2025年2月21日〜3月20日)
この刑事事件の確定を受け、国土交通省 北陸地方整備局が2025年(令和7年)2月21日から3月20日までの1ヶ月間、同社に対する指名停止措置を実施しました(2025年2月21日記者発表)。措置の範囲は北陸地方整備局管内(港湾空港関係に限る)で、措置理由は「工事請負契約に係る指名停止等の措置要領」別表第2第15号(不正又は不誠実な行為)該当とされています。
ここが2つ目の区別です。指名停止措置とは、発注機関が自らの契約相手として一定期間その事業者を指名しないという「契約上の措置」であり、営業停止命令のような行政処分とは性格が異なります。範囲も「北陸地方整備局管内の港湾空港関係」に限定されており、期間は1ヶ月です。なお、長野県による入札参加停止措置の有無については、本記事の調査時点で公表資料に該当情報が見当たりませんでした。「情報が見つからなかった」ことと「存在しない」ことは別であり、ここを断定することはできません。
転職検討者としてこの事象をどう見るか
転職判断上の論点は3つです(推定情報)。第一に、重量物と重機を扱う製造現場を持つ企業であるという事実。第二に、事故から略式命令の確定まで約2年、指名停止まで約2年4ヶ月と公的手続には長い時間がかかるため、「古いニュース」と早合点しない方がよいこと。第三に、再発防止策の実施は会社が公表していますが、その実効性を外部から検証する手段は限られることです。面接で「安全衛生委員会の運用」「ヒヤリハット報告の頻度」「現場配属者への安全教育の期間」を質問するのが、最も現実的な確認方法になります。
ガソリン価格カルテルと課徴金3,731万円|処分の名宛人を正確に読む
3つ目の事象は、労災とはまったく系統の違う独占禁止法上の行政処分です。「高見澤 カルテル」「長野県石油商業組合 高見澤」といった検索需要が示す通り、この件は同社のカーライフ関連事業(エネルギーセグメント)に直接関わります。
公正取引委員会が認定した行為
公式情報として、2025年(令和7年)11月26日、公正取引委員会は長野県石油商業組合北信支部に対して排除措置命令を、同支部の支部員17社に対して課徴金納付命令(総額1億1,658万円)を発出しました。認定された行為は、北信支部が遅くとも令和6年12月16日頃以降、支部員が販売する特定揮発油(北信地区のサービスステーションで給油するレギュラー・ハイオク)の販売価格の改定額および改定時期を決定し、支部員に実施させたというもので、独占禁止法第8条第1号(事業者団体による競争の実質的制限)違反とされています。
ここが3つ目の、そして最も誤読されやすい区別です。排除措置命令の名宛人は「長野県石油商業組合北信支部」という事業者団体であり、株式会社高見澤は課徴金納付命令の名宛人です。「高見澤が排除措置命令を受けた」という書き方は正確ではありません。また、支部長や他社の関与の度合いといった詳細は公正取引委員会の公表資料に依拠すべきもので、同社が主導したとする記述は公表資料に見当たらないため、本記事では断定しません。
課徴金3,731万円は17社中最高額|金額の意味
公式情報として、同社の課徴金額は3,731万円で、対象17社の中で最高額、納付期限は2026年6月29日です。総額1億1,658万円のうち約32%を同社1社が占める計算になります。課徴金は原則として違反行為に係る売上額に法定の算定率を乗じて算出されるため、金額が最も大きいことは北信地区における同社の給油所売上規模が支部内で大きかったことを反映している可能性があります(推定情報)。金額の大小がそのまま関与の深さを示すわけではない点は、事実として押さえておくべきです。
会社自身の説明と、業績への影響
同社は処分と同日に適時開示を行い、「本処分を真摯に受け止め、期限内に課徴金の納付を行う予定」としたうえで、「独占禁止法が規制する不当な取引制限について、役員及び社員の理解と意識が十分ではありませんでした」と自ら述べています。会社が自社のコンプライアンス意識の不足を明示的に認めた文書は、転職検討者にとって一次資料として価値の高い判断材料です。会計面では、損失引当金は2025年6月期(第75期)決算にすでに計上済みで、2026年6月期の業績への影響は軽微と説明されています。
転職検討者としての読み方はこうです(推定情報)。カルテルは業界団体の会合という営業現場に近い場所で起きる違反類型のため、価格決定に関わる営業職・店舗運営職で入社するなら、独禁法研修や価格決定の承認フローが処分後にどう変わったかが実務に直結します。
4つの事象を法的性格で並べる|「処分を3回受けた会社」は誤り
ここまで3つの事象を扱いましたが、実はもう1件、性格の異なる出来事があります。2025年のサーバー不正アクセス事案です。これは行政処分でも刑事罰でもなく、会社が自主的に公表した情報セキュリティインシデントです。
公式情報として同社の公表によれば、2025年2月20日にインフラセグメントのWebサイトの不具合を確認し、3月4日にサーバー管理会社から不正アクセスの痕跡について報告を受け、即時にネットワークを遮断。4月1日に第一報、5月7日に調査完了(第二版)を公表しました。漏えいのおそれがある個人情報はCADデータダウンロード会員の氏名・カナ・会社名・郵便番号・住所・電話番号・メールアドレスで9,104件。明確な漏えい・閲覧の痕跡は確認されておらず、警察および個人情報保護委員会へ報告済み、原因はWebサイト制作ソフトウェアの機能悪用と説明されています。
以上4件を、法的性格ごとに並べたのが次の表です。この整理こそが、同社を調べる読者にとって最も価値のある部分だと考えています。
| 事象 | 法的性格 | 誰が誰に対して行ったか | 時期・内容 |
|---|---|---|---|
| 小布施工場の労働災害 | 刑事罰(略式命令による罰金刑) | 長野地方裁判所 → 当社および従業員1名 | 2022年10月14日事故発生/2024年11月25日付で罰金各20万円の略式命令、確定 |
| 指名停止措置 | 発注機関による契約上の措置(行政処分ではない) | 国土交通省 北陸地方整備局 → 当社 | 2025年2月21日〜3月20日(1ヶ月)/範囲は同局管内の港湾空港関係に限る |
| ガソリン価格カルテル | 行政処分(課徴金納付命令) | 公正取引委員会 → 当社ほか支部員17社(排除措置命令の名宛人は組合支部) | 2025年11月26日/課徴金3,731万円(17社中最高額)、納付期限2026年6月29日 |
| サーバー不正アクセス | 処分ではない(自主公表のインシデント) | 当社が自ら公表(警察・個人情報保護委員会へ報告) | 2025年2〜5月/個人情報9,104件に漏えいのおそれ、明確な漏えい痕跡は未確認 |
この表を踏まえると、ネット上でしばしば見かける「行政処分を3回受けた会社」という表現が事実として正確ではないことが分かります。行政処分に該当するのは公正取引委員会の課徴金納付命令1件のみ。労災は刑事手続、指名停止は発注機関の契約上の措置、不正アクセスは会社の自主公表です。それぞれ重さも意味も違うため、まとめて数えることに意味はありません。
一方で、これらを「別々だから軽い」と受け取るのも適切ではないでしょう。安全衛生・独占禁止法・情報セキュリティという3つの異なる管理領域で、2022年から2025年にかけて相次いで問題が表面化したことは事実です(推定情報としての解釈を加えるなら、地域密着型の中堅企業で、事業領域が極めて多岐にわたることによる管理コストの分散が背景にある可能性は考えられます)。転職判断としては、「処分歴がある会社かどうか」ではなく「今、どの領域の内部統制が整備途上なのか」を面接で確認するのが実務的です。
業績で読む高見澤|増収なのに営業減益、2事業が赤字転落
ここからは数字で会社の現在地を確認します。公式情報として、決算短信によると連結売上高の推移は次の通りです。
| 決算期 | 連結売上高 | 前期比 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2022年6月期(第72期) | 633億67百万円 | — | — |
| 2023年6月期(第73期) | 689億46百万円 | +8.8% | — |
| 2024年6月期(第74期) | 713億69百万円 | +3.5% | 中国子会社が債務超過に転落 |
| 2025年6月期(第75期) | 735億67百万円 | +3.1% | カルテル関連の損失引当金を計上 |
| 2026年6月期(第76期) | 756億60百万円 | +2.8% | 営業利益は▲4.0%/中国子会社・岐阜電材を連結除外 |
| 2027年6月期(予想) | 750億円 | ▲0.9% | 営業利益は16億円(+14.3%)を計画 |
4期連続で増収を続けている点は評価できます。ただし、2026年6月期は増収でありながら営業利益13億99百万円と▲4.0%の減益で、営業利益率は1.9%にとどまります。卸売業は構造的に低粗利ですが、2%を割る水準は、価格転嫁や販管費コントロールの余地が限られていることを示唆します(推定情報)。さらに2027年6月期は会社自身が減収・増益を計画しており、売上を追うより採算を改善する方向へ舵を切ったと読めます。
当期純利益+80.3%の中身|特別損益を分けて読む
2026年6月期の親会社株主に帰属する当期純利益は12億09百万円で前期比+80.3%と大幅増でした。ただしこの数字を「本業が急回復した」と読むのは誤りです。公式情報として、この期には中国子会社の持分譲渡に伴う関係会社出資金売却益561百万円が特別利益として計上される一方、固定資産の減損損失667百万円が特別損失に計上されています。営業利益が減益であることを踏まえれば、純利益の伸びは事業の実力ではなく、資産整理に伴う一過性の要因が主因と考えるのが妥当です。
加えて見落とせないのが、提出会社単体の数字です。単体では営業利益68百万円(▲83.4%)、当期純損失121百万円と赤字でした。連結が黒字を維持できているのは電設資材子会社の稼ぎがあるためで、「本体は赤字、子会社が支えている」構造が2026年6月期には数字として表れています。キャッシュフロー面でも、営業CFは11億68百万円と前期比68.8%減、CF対有利子負債比率は2.5年から8.3年へ悪化しています。
不採算事業の整理は進行中
ネガティブな数字だけでなく、整理が実行に移されている点も事実として押さえておくべきです。1995年設立の中国山東省・溜博高見澤混凝土有限公司(生コン)は2024年6月期に債務超過へ転落し(2025年3月末で債務超過額353百万円)、2025年12月に全持分譲渡を決議。いったんは相手方の債務不履行で契約が解除されましたが、2026年3月に別の譲受先と再契約し200万人民元で譲渡、2026年6月期に連結除外となりました。同時に岐阜電材も連結除外されています。また2026年6月には「なめ茸製品 製造販売の終了」も公表されており、事業の入れ替えが常時起きている会社だと言えます。転職者にとっては、配属先の事業そのものが数年で整理対象になり得るというリスクと、逆に不採算に長く手を付けない会社ではないという安心材料の両面があります(推定情報)。
平均年収548万5千円をどう読むか|期・母集団・職種構成の3つの注意点
公式情報として、有価証券報告書によると株式会社高見澤の平均年間給与は5,485千円(548万5千円)です。これは第75期(2024年7月1日〜2025年6月30日/2025年6月期)の数値で、賞与および基準外賃金を含みます。あわせて平均年齢41.8歳、平均勤続年数10.1年(いずれも2025年6月30日現在・提出会社単体551名)が開示されています。
この数値を読むうえで、注意点が3つあります。
- 期の注意:業績は2026年6月期(第76期)が最新ですが、給与は第75期が最新の開示値です。第76期の有価証券報告書は2026年9月28日提出予定で、本記事執筆時点では未提出です。
- 母集団の注意:対象は提出会社単体551名のみ。売上の約55%を稼ぐ電設資材事業の407名は子会社所属で、この統計に含まれていません。
- 職種構成の注意:単体551名の内訳はカーライフ関連220名・建設関連181名・その他119名・全社31名で、ガソリンスタンドや工場などの現業比率が高い構成です。本社の企画・管理系ホワイトカラー職の水準とは乖離しうる点に留意が必要です(推定情報)。
平均年齢41.8歳・平均勤続10.1年という組み合わせは、中途入社と長期勤続が混在する中堅企業として標準的な水準です。勤続10年で平均41.8歳ということは、30代前半で入社した層が中核をなしている計算になり、新卒一括採用だけで固まった組織ではないことがうかがえます(推定情報)。
口コミサイトの年収データとの差をどう理解するか
口コミ傾向として、エン カイシャの評判では「平均年収414万円(34歳)」という回答者ベースの数値が掲載されています。有価証券報告書の548万5千円との差は約134万円ですが、これはどちらかが誤りということではなく、母集団が違うことによるものです。口コミサイトの数値は回答した個人の申告値の集計であり、年齢構成(34歳)も有報の平均41.8歳より若く、職種の偏りもあります。公式の平均を上限の目安、口コミの数値を若手・特定職種帯の実感値として、二段構えで捉えるのが現実的です(推定情報)。
公式に開示されている採用条件
年収レンジを推測する前に、公式採用サイトで確認できる条件を押さえておきましょう。公式情報として、公式採用サイトによると新卒初任給は大卒・院卒 月給240,000円(ジョブローテーション手当10,000円を含む)、短大・高専・専門卒 月給225,000円(同)、高卒 基本給200,000円。年間休日は124日、勤務地は長野県内、募集人数は15名程度です。福利厚生は各種社会保険、財形貯蓄、団体扱保険、従業員持株会、借上社宅、社員保養所(赤倉山荘)、法人契約の宿泊施設・スポーツジムなどが挙げられています。キャリア採用は随時実施です。
なお、初任給以外の詳細な賃金テーブル、職種別年収、離職率、平均残業時間は有価証券報告書では開示されていません。中途入社の場合、提示年収は個別交渉になるため、内定時の労働条件通知書で基本給・固定残業代の有無・賞与の算定方法を必ず確認することが唯一の確実な方法です。
働き方と社風|口コミ傾向にみる職種間格差と、人的資本データ
結論から言えば、口コミ上の評価は「福利厚生と休日は悪くないが、風通し・評価・育成に不満が集中する」という傾向で一貫しています。ただし各サイトとも母数が数名〜数十名と小さく、個別の投稿を一般化することは避けるべきです。
| サイト | 総合評価 | 母数 | 残業・有給の回答値 | 特に低い項目 |
|---|---|---|---|---|
| OpenWork | 2.85/5.0 | 回答者6名 | 月間残業15.8時間/有給消化率50.0% | 風通しの良さ2.7、人材の長期育成2.7、人事評価の適正感2.8 |
| 転職会議 | 2.96/5.0 | 口コミ46件 | 平均残業19.6時間/月/有給消化率61.8% | 昇格基準の運用、若手研修の範囲に関する指摘 |
| エン カイシャの評判 | 3.1/5.0 | 正社員13名・口コミ58件 | 月間残業24時間(同サイト表示) | 実力主義2.8、活気のある風土2.8、経営陣の手腕2.8 |
口コミ傾向として、良い点に挙げられるのは「福利厚生が豊富(資格手当・帰省手当・借上社宅)」「アットホーム」「事業部制で多様なキャリアに挑戦できる」といった内容です。一方で悪い点としては「パワハラに該当する行為が放置される傾向がある」「昔ながらの社風で新しい施策が定着しにくい」「上司によって評価が左右される」「若手向け研修が限定的」といった投稿が見られます。エン カイシャの評判では会社の成長性3.5・事業の優位性3.4と事業面の評価は比較的高い一方、人・組織に関する項目が低く出るという明確な非対称があります。
投稿全体を通じて最も目立つのは本社事務職と現場職(施工管理・製造・給油所運営など)の間の体感差です。同じ会社の口コミでありながら、働きやすさの評価が職種によって大きく振れています。これは4つの報告セグメントが土木・エネルギー・食品・不動産とまったく異なる業態で構成されている以上、当然起こりうることです(推定情報)。「高見澤の働きやすさ」を一つの答えで理解しようとすること自体に無理があると考えた方がよく、応募職種の現場を個別に確認する姿勢が欠かせません。
人的資本の公式データ(第75期有価証券報告書)
口コミよりも確度の高い判断材料として、公式情報である人的資本の開示値を挙げます。
- 管理職に占める女性労働者の割合:6.4%
- 男性労働者の育児休業取得率:33.3%
- 男女の賃金の差異:全労働者70.2%/正規雇用労働者81.5%/パート・有期労働者72.8%
- 連結子会社 昭和電機産業:男性育休取得率40.0%/男女賃金差異は全労働者69.0%・正規69.5%・パート有期63.4%
男女賃金差異が全労働者ベースで70.2%、正規雇用に絞ると81.5%まで縮まるという構造は、非正規・パート層に女性が偏在していることを示唆します。実際、カーライフ関連事業は220名の従業員に対し臨時雇用者が129名と、臨時雇用比率が突出して高い部門です。女性管理職比率6.4%は中堅の地域企業として珍しい水準ではありませんが、管理職を目指すキャリアを女性が描く場合、ロールモデルの数は限られる可能性があります(推定情報)。
労働組合が結成されていない点
公式情報として、有価証券報告書によると労働組合は提出会社および国内連結子会社では結成されていません(在外子会社にのみ工会が存在すると記載)。これは良し悪しで断定できる事項ではありませんが、労働条件の集団的な交渉窓口が社内に存在しないという事実は、待遇改定や配置転換の局面で個人交渉に依存する度合いが高まることを意味します(推定情報)。口コミで「昇格基準の恣意性」や「上司によって評価が左右される」といった指摘が出ることと、まったく無関係とは言い切れないでしょう。
将来性|電設資材1本足・創業家支配・買収防衛策をどう評価するか
将来性を考えるうえで、同社にはポジティブ要素とネガティブ要素が明確に併存しています。一般論ではなく、公表数値に基づいて両面を並べます。
| 観点 | プラスに働く事実 | マイナスに働く事実 |
|---|---|---|
| 収益構造 | 電設資材事業が+9.0%増収・セグメント利益+32.6%と好調。データセンター・省エネ改修など電設需要の追い風がある | 連結営業利益13億99百万円のうち大半が電設資材由来。カーライフ関連・その他事業は営業損失に転落 |
| 事業ポートフォリオ | 中国子会社・岐阜電材の連結除外、なめ茸事業の終了など不採算整理を実行中 | 整理対象になる事業に配属される可能性がある。事業の入替えが頻繁 |
| 財務 | 自己資本比率38.6%、4期連続増収、2026年6月期は年70円へ増配(配当性向9.6%) | 営業CFが前期比68.8%減、CF対有利子負債比率は2.5年→8.3年へ悪化 |
| 市場評価 | 2027年6月期は営業利益16億円(+14.3%)と採算改善を計画 | PBRは0.3倍台と低位、時価総額は50億円台 |
| 資本構成 | 親会社・支配株主は不在。地域金融機関も安定株主として名を連ねる | 創業家関係者を含む上位10名で47.12%を保有。2026年8月10日に買収防衛策の継続を決議し9月29日の株主総会に付議 |
特に転職判断に効くのは資本構成です。2025年6月30日現在、代表取締役社長が11.36%、次いで8.17%、株式会社夢葉5.45%、株式会社八十二銀行5.01%と続き、上位10名合計で47.12%(自己株式6.05%は別枠)。加えて買収防衛策の継続が予定されています(承認されれば有効期間は2029年9月の株主総会終結時まで)。PBR0.3倍台という市場評価と、防衛策の継続という組み合わせは、外部からの資本による経営変革の圧力がかかりにくい構造を示しています(推定情報)。
これは読み手によって評価が正反対に分かれます。安定志向の人には「株主圧力で雇用や事業が急変しにくい」プラスに、変革志向の人には「口コミにある“昔ながらの社風”が温存されやすい」マイナスに映るためです。
業界文脈でも同じことが言えます。電設資材卸は建築・設備工事の着工量に連動しますが、近年はデータセンター・半導体工場・再エネ設備・省エネ改修といった電力需要側の投資が需要を押し上げています。一方でガソリンスタンド事業は、電動化・燃費改善・人口減少という長期の逆風下にあり、業界全体で店舗数の減少が続く領域です。同じ会社の中に成長市場と縮小市場の両方があり、そのどちらに配属されるかが、キャリア設計上の最大の論点になります(推定情報)。
同じ「卸売業」5社との比較|規模も利益率もまったく違う
東証33業種で同じ「卸売業」に分類される直近上場企業5社と並べると、同じ分類でも収益構造がまったく異なることがよく分かります。推定情報を含まない、各社の公表値による比較です。決算期が5社でバラバラなため、年度を明記しています。
| 企業(コード) | 売上高 | 営業利益(利益率) | 従業員数 | 有報 平均年収/対象期 |
|---|---|---|---|---|
| 高見澤(5283) | 756.60億円(+2.8%) | 13.99億円(1.9%) | 連結1,054名〔臨時280名〕/単体551名 | 548.5万円/2025年6月期(第75期) |
| アセンテック(3565) | 172.54億円(+18.3%) | 28.40億円(16.5%) | 連結177名/提出会社88名 | 632万円/2026年1月期 |
| ジーデップ・アドバンス(5885) | 69.49億円(+4.8%) | 11.17億円(16.1%) | 34名(子会社なし) | 726万円/2026年5月期 |
| INEST(7111) | 181.85億円(▲4.1%・IFRS) | 2.55億円(1.4%) | 連結344名/提出会社29名 | 554.7万円/2026年3月期 |
| フーディソン(7114) | 78.20億円(+13.9%) | 1.84億円(2.4%) | 正社員103名〔臨時200名〕 | 503万円/2026年3月期 |
この表から、転職検討者が読み取るべきことは3点あります。
- 売上規模は最大でも、利益率は下位:756.60億円は5社中最大でジーデップ・アドバンスの約10.9倍ですが、営業利益率1.9%はアセンテック16.5%・ジーデップ16.1%の約8分の1です。売上規模と個人の待遇は連動しません。
- 同じ「卸売業」でも中身が別業種:メーカー機能や技術サービスを持つ商社(アセンテック・ジーデップ)、取次型(INEST)、生鮮流通(フーディソン)、地域複合(高見澤)では、粗利の作り方も評価される能力もまったく異なります。
- 平均年収の比較には条件確認が必須:高見澤のみ給与と業績の対象期が異なり、INESTは持株会社で提出会社29名に対し連結344名の乖離、フーディソンは連結の臨時雇用者約200名が平均年収に含まれません。どの母集団の平均かを確認せずに並べると誤読します。
なお長野県内での転職という軸なら、同じ長野県地盤のエネルギー商社サンリン(7486・安曇野市/今回のカルテル事件でも課徴金858万円)、電設資材卸の全国大手 因幡電機産業(9934)、コンクリート二次製品専業の日本コンクリート工業(5269)、長野市の上場建設会社 北野建設(1866)などが比較対象になります。「長野で働くこと」と「電設資材という商材の専門性」のどちらを優先するかで、見るべき相手が変わります(推定情報)。
株式会社高見澤(5283・長野)に向いている人・向いていない人
ここまでの公式情報と口コミ傾向をふまえ、適性を整理します(推定情報を含みます)。断定ではなく、自己判断の補助線として使ってください。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 長野県内で腰を据えて働きたい人(勤務地は長野県内が基本) | 全国転勤・首都圏勤務や海外勤務でキャリアを広げたい人 |
| 電設資材という成長市場の商材で、法人営業の専門性を積みたい人 | 営業利益率1.9%という薄利構造の中で、高い報酬水準を短期で狙いたい人 |
| 福利厚生(借上社宅・資格手当・保養所)と年間休日124日を重視する人 | 実力主義・成果連動の明快な評価制度を求める人(口コミでは評価の適正感が低い) |
| 安全衛生・独禁法対応・情報セキュリティなど、内部統制の整備に関わる意思がある人 | コンプライアンス体制が完成された組織で安心して働きたい人 |
| 事業の多角性を活かし、社内で異なる業態を経験したい人 | 一つの事業に長期間集中したい人(事業の入替えが常時起きている) |
| 創業家中心の安定株主構造を「経営が急変しない」と肯定的に捉える人 | 外部資本による経営変革やスピード感のある組織改革を期待する人 |
株式会社高見澤(5283)に関するよくある質問
検索で実際に多い疑問に絞って回答します。回答はすべて公表資料に基づく事実か、明示した推定です。
「インフラセグメント」とは、開示上のどの事業ですか?
2024年7月に導入された社内呼称で、開示上の建設関連事業におおむね対応します。コンクリート二次製品・生コンの製造販売、セメント等建設資材の販売、土木建築請負、貨物運送などが含まれます。2026年6月期の売上高は85億92百万円(▲4.6%)、セグメント利益1億49百万円(▲52.7%)で、売上構成比は約11%です。同様に「エネルギーセグメント」はカーライフ関連事業、「フード」「エステート」はその他事業の一部に対応します。求人票の部門名とIR資料の部門名が異なるため、応募時に確認することをおすすめします。
平均年収548万5千円は、全社員の平均ですか?
いいえ。提出会社(株式会社高見澤単体)551名の平均であり、連結1,054名の平均ではありません。特に、売上の約55%を稼ぐ電設資材事業の407名は昭和電機産業などの子会社所属のため、この数値には含まれていません。また対象期は第75期(2025年6月期)で、業績データの第76期(2026年6月期)とは期が異なります。単体従業員はカーライフ関連220名・建設関連181名など現業比率が高いため、職種によって実感値は上下します(推定情報)。
離職率や残業時間の公式データはありますか?
離職率および平均残業時間は、有価証券報告書では開示されていません。参考値として、口コミ傾向ではOpenWorkが月間残業15.8時間・有給消化率50.0%、転職会議が平均残業19.6時間/月・有給消化率61.8%、エン カイシャの評判が月間残業24時間と表示していますが、いずれも回答者数が数名〜数十名規模で、部門差も大きい点に注意が必要です。実態は応募職種の現場ごとに確認する必要があります。
本社の場所と、同名の別会社との見分け方を教えてください
本社は長野県長野市大字鶴賀字苗間平1605番地14(自社ビル「高見澤ダイヤモンドビル」)で、証券コードは5283、東証スタンダード市場に上場しています。検索時には、同じ読みの屋号を持つ農園・医療機関・不動産会社や、証券コード6424の別の上場企業(本社は東京都日野市)が混在します。求人や口コミを調べる際は、「株式会社高見澤 長野市」または証券コード5283を添えて検索すると、対象を正しく絞り込めます。
株式会社高見澤(5283・長野)への転職判断まとめ
最後に、判断軸ごとに整理します。最終的な判断は、求人票と内定時の労働条件通知書、そして面接での確認を踏まえて行ってください。
| 判断軸 | 評価と根拠 |
|---|---|
| 年収水準 | 有報548万5千円(第75期・単体551名)。公式情報だが電設資材子会社407名は不算入。口コミの414万円(34歳)とは母集団が異なる |
| 事業の安定性 | 4期連続増収・自己資本比率38.6%は安定材料。ただし営業利益率1.9%、2026年6月期は2セグメントが営業損失、単体は当期純損失121百万円 |
| 成長領域 | 電設資材事業が+9.0%増収・セグメント利益+32.6%。データセンター・省エネ改修等の電力需要が追い風(推定情報) |
| コンプライアンス | 刑事罰(労災の略式命令)、指名停止措置、課徴金納付命令、自主公表のセキュリティ事故が2022〜2025年に集中。行政処分は課徴金1件のみで、それぞれ性格が異なる |
| 働きやすさ | 口コミ傾向では福利厚生・休日は評価される一方、風通し・評価・育成が低評価。本社事務と現場職の体感差が大きい |
| ダイバーシティ | 女性管理職6.4%、男性育休取得率33.3%、男女賃金差異は正規81.5%(第75期有報) |
| キャリアの汎用性 | 電設資材の法人営業・施工管理・製造管理は他社でも通用しやすい。一方、勤務地は長野県内が基本で地理的な選択肢は限定的 |
| ガバナンス | 上位10名で47.12%、買収防衛策の継続を2026年9月総会に付議。安定と変化しにくさの両面(推定情報) |
総合すると、株式会社高見澤は「長野県内で、電設資材という成長商材に関われる可能性がある一方、会社全体としては薄利で、内部統制の再構築が現在進行形の課題になっている企業」と整理できます。編集部の見解として、応募の可否は「会社をどう評価するか」ではなく「どのセグメントの、どの法人に配属されるか」で決まると考えます。同じ社名でも、電設資材子会社の法人営業と、給油所運営と、コンクリート工場の製造では、業績も働き方も将来性もまったく別物だからです。求人票の部門名を開示上の報告セグメントに読み替え、その部門の直近3期の売上・利益を自分でIR資料から確認したうえで面接に臨むことを強くおすすめします。
どのサービスを使えばいいか決められないとき
このサイトはアフィリエイトで収益を得ています。読者がサービスに登録すると当サイトに報酬が発生します。
自分の状況だとどのサービスが合うのか判断がつかない場合は、無料の相談を受け付けています。相談内容をうかがったうえで、条件に合いそうな転職サービスをご案内します。
登録や応募を急かすことはしません。 「いま動かないほうがいい」と考えた場合はそう伝えます。
※当サイトは職業紹介事業者ではありません。求人の紹介・あっせんは行わず、転職サービスのご案内までを行います。
本記事の出典・参考情報
本記事で参照した一次情報・口コミ情報の出典は以下の通りです。最新の正確な数値は各リンク先で確認してください。
公式情報源
- 株式会社高見澤 公式サイト
- 株式会社高見澤 IRページ
- 株式会社高見澤 採用情報
- EDINET(金融庁・有価証券報告書検索)
- 公正取引委員会(報道発表資料)
- 国土交通省(地方整備局 指名停止措置の公表)
数値の直接の出典は、第75期 有価証券報告書(2024年7月1日〜2025年6月30日、2025年9月24日提出、EDINET書類管理番号S100WQGP、EDINETコードE01208)、2026年6月期決算短信(2026年8月10日発表)、および同社の適時開示(課徴金納付命令の受領に関するお知らせ、サーバーへの不正アクセスに関するお知らせ第二版、特別利益及び特別損失の計上に関するお知らせ、買収への対応方針の継続について)です。カルテル事件の内容は公正取引委員会の令和7年11月26日付報道発表、指名停止措置は北陸地方整備局の令和7年2月21日付記者発表に基づきます。
口コミ・評判の参照元
免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ傾向・推定情報の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。
この記事の編集方針・情報の確認について
この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・決算短信・適時開示・行政の公表資料)、公式採用情報、口コミ傾向をそれぞれ分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。年収・平均年齢・平均勤続年数・従業員数などの中核データは第75期有価証券報告書「従業員の状況」を一次情報として確認し、口コミ・推定情報とは明確に区別しています。とりわけ本記事では、刑事罰・発注機関による指名停止措置・行政処分(課徴金納付命令)・自主公表のセキュリティインシデントという法的性格の異なる4つの事象を混同しないことを編集上の最優先方針としました。また、同姓の個人や社名が類似する別法人については、本記事の対象外として一切の評価を行っていません。記載内容は最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は各公式IRページでご確認ください。

