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住石ホールディングスの評判を読む|本体11人と採用子会社の待遇差

コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

この記事の結論

  • 応募先:管理部門11人の持株会社と、事業子会社を分けて検討する
  • 年収:本体平均610.1万円、住石貿易852.3万円は別の母集団
  • 募集:石炭の仕入販売と赤平の研磨材製造販売で公式要項がある
  • 評判:設立前の在籍経験が混在し、現在の社風への延長は難しい

住石ホールディングスの評判を調べると、社員の口コミと株式市場での評価が同時に見つかります。しかし、転職先として判断するなら、最初に確かめたいのは住石ホールディングス本体に入るのか、住石貿易やダイヤマテリアルに入るのかです。平均年収だけでなく、扱う商品、勤務する場所、評価される成果まで変わります。

本体は、2026年3月末の就業人員が11人の持株会社です。一方、公式の採用ページでは子会社が石炭の仕入・販売、研磨材の製造・販売を募集しています。本記事では第18期有価証券報告書、2026年10月9日の業績予想修正、10月13日に確認した公式募集、時期を確認できた社員の投稿をもとに、この違いを整理します。

住石ホールディングスの評判は、会社名と在籍時期から読む

公開口コミだけで、現在の住石グループ全体の働きやすさを判定するのは困難です。持株会社の設立は2008年10月ですが、その会社名のページに1995年頃や2005年頃の在籍経験が掲載されているためです。古い経験の内容を否定する必要はありません。ただし、現在の採用先との対応を確認せず、そのまま職場の実態として紹介することはできません。

検索で見つかる社員の声には、組織再編前の経験がある

転職会議の住石ホールディングス欄には、2005年頃に在籍した40代前半・男性・正社員・財務の投稿があります。投稿日は2011年11月8日で、新しい事業への積極性に物足りなさを感じたという趣旨です。これは当時の本人の評価であり、2026年の経営方針や従業員全体の意欲を示すものではありません。

別の投稿は、1995年頃に在籍した40代前半・男性・正社員・法務の経験で、2015年6月16日に掲載されています。休暇を取りやすかったとする一方、株主総会前の業務負荷を挙げています。休暇制度と繁忙期の負担が併存するという読み方はできますが、現在の残業時間や休暇取得率の根拠には使えません。

これらは本体の設立年より前の経験表記です。再編前後の所属や業務の継承関係を個別に確認できない以上、編集部では「住石HDの現在の社員はこう感じている」とは扱いません。投稿年月が比較的新しく見えても、実際の在籍期間が古い場合がある点に注意してください。

株価の話題と、応募後の仕事を切り離す

有報によると、グループの主な事業は石炭、ダイヤ、採石です。石炭は住石貿易、工業用人工ダイヤモンドはダイヤマテリアル、岩石の採取・加工・販売は泉山興業が担います。住石マテリアルズは資産の管理等を担う会社として記載されています。住石という名称が共通でも、全社員が同じ事業を担当する組織ではありません。

株式の掲示板では資源価格や受取配当が注目されますが、それだけでは製造現場の教育、営業担当の出張、管理部門の繁忙期は分かりません。転職では、資源価格が上がったという情報を待遇改善と直結させず、採用法人の役割と自分の職務へ落とし込んで読む必要があります。

編集部の見解として、同社を調べる順番は「会社名の評判を集める」より、希望する法人と仕事を決めた後に、その職場について追加確認する方が実用的です。古い口コミから持ち帰るべきなのは、会社全体への結論ではなく、現在の新規事業への関わり方や繁忙期の分担を尋ねる論点です。

年収610.1万円は本体11人の平均、住石貿易の平均とは別

住石ホールディングス本体の平均年間給与は610万1,176円です。第18期有価証券報告書の提出会社データで、2026年3月期を対象としています。グループの営業職や製造職をまとめた平均ではありません。同じ有報には、主要な事業会社の給与も別に開示されています。

公式情報住石ホールディングスの数値・対象
平均年間給与610万1,176円、約610.1万円。提出会社単体
平均年齢48.1歳。提出会社単体
平均勤続年数20.1年。提出会社単体
従業員数単体11人、連結40人。連結の臨時従業員は年間平均7人を外数表示
売上高106億5,800万円。2026年3月期連結
営業利益3億2,900万円。2026年3月期連結
経常利益27億9,400万円。2026年3月期連結
出典・時点第18期有価証券報告書、2026年6月25日提出。人員は2026年3月31日現在

給与には賞与と基準外賃金が含まれます。従業員数は就業人員で、臨時従業員の外数にはパートタイマー、派遣社員、季節工を含みます。本体11人は管理部門に所属する人員として記載されているため、この平均を「石炭の営業職なら受け取れる金額」と読むことはできません。

年齢・勤続年数と、会社別の仕事を一緒に見る

本体の平均年齢48.1歳、平均勤続20.1年は、一定の経験を積んだ在籍者が中心の数字です。入社初年度や20代の給与を示すものではなく、勤続の長さから離職率の低さを数値化することもできません。少人数なので、人員構成の変化が平均に与える影響にも留意したいところです。

法人平均年間給与平均年齢/勤続就業人員
住石ホールディングス約610.1万円48.1歳/20.1年11人
住石貿易約852.3万円50.3歳/16.1年8人
泉山興業約469.1万円57.2歳/20.0年14人

出典はいずれも同じ第18期有報の従業員の状況で、住石貿易の給与原額は852万3,262円、泉山興業は469万821円です。住石貿易の人員は社外への出向者を除くと注記されています。年齢、職務、会社が異なるため、表の差を同じ仕事に対する待遇差や、グループ内の昇進による増額と解釈しないでください。

たとえば住石貿易の求人へ応募するなら、本体の610.1万円より同社自身の852.3万円が法人として近い資料になります。しかし平均年齢は50.3歳です。貿易未経験者の採用額や、特定年齢のモデル年収をこの平均から逆算するのは適切ではありません。

給与の口コミが少ない会社では、公式平均と提示額を直接照合する

今回確認した転職会議の住石HD欄では、年収・評価の口コミは掲載されていませんでした。前述の財務職による古い投稿にも、現在の個人年収として使える実額はありません。したがって、口コミによる年齢別の年収相場や、職種別の推定レンジは設けていません。

有報では本体の平均年間給与が前年度比3.6%増とされています。ただし、これは会社平均の比較であり、全員の基本給が3.6%上がったという意味ではありません。採用時には基本給、賞与の算定対象、時間外手当、初年度賞与の在籍要件を分けて提示してもらうと、公式平均との違いを説明しやすくなります。

現在の住石貿易、ダイヤマテリアルの公式採用要項は、給与を会社規定によるものとし、資格・技術・経験を考慮する記載です。金額の幅がない以上、平均を求人の下限として扱うことも、資格があれば一定額が加算されると見込むこともできません。年俸なのか月給なのかを含め、応募先の提示条件で確認する部分です。

公式採用で確認できるのは、東京の石炭商流と赤平の研磨材

2026年10月13日時点で確認できる公式募集は、少なくとも住石貿易とダイヤマテリアルにあります。住石貿易のサイトでは2026年1月23日に採用情報を掲載した旨が案内されています。以下は公開ページの条件であり、募集人数や選考の進行状況を保証するものではありません。

項目住石貿易ダイヤマテリアル
雇用形態正社員正社員
仕事内容石炭の仕入れ・販売研磨材の製造・販売
掲載勤務地東京都港区西新橋北海道赤平市字赤平
勤務時間9時~17時30分9時~17時30分
時間外月平均10時間との記載月平均10時間との記載
給与会社規定、資格・技術・経験を考慮会社規定、資格・技術・経験を考慮
能力開発資格取得・語学学習等の費用補助各種資格取得の奨励費用を全額会社負担と記載

両社とも昇給は年1回の7月、賞与は6月・12月の年2回と記載されています。通勤手当、定期健康診断、年次有給休暇、夏季・年末年始・慶弔休暇の案内もあります。ただし、年2回という支給頻度から年間賞与の月数や初年度の受取額は分かりません。

休日数と転勤の範囲は、掲載情報だけでは決まらない

休日は会社カレンダーによるとされています。年間休日の総数や、土曜日の扱いはこの要項では明記されていません。9時から17時30分という時間帯も、休憩の取り方や実働時間の詳細を確認した上で、自分の生活との両立を考える必要があります。

同様に、東京や赤平と書かれた勤務地から「転勤が一切ない」と結論づけることはできません。住石貿易には各地の物流拠点があるため、本社勤務のまま現地へ出張するのか、拠点間の異動があり得るのかで生活上の条件が変わります。勤務地の変更範囲と出張の頻度を、別の項目として確認したい求人です。

月平均10時間という時間外の記載には、集計年度や職種の範囲が示されていません。応募職種で同程度なのか、貿易実務の繁忙期や製造設備の対応で偏りがあるのかを聞く価値があります。これは残業が多いと推測するためではなく、公開平均の対象が自分の仕事に合うかを確かめるためです。

資格・経験の記載が簡潔でも、未経験歓迎とは限らない

公式要項には、必須の学歴や資格、経験年数の細かい記載がありません。資格・技術・経験による優遇という表現だけで、未経験者を広く募集しているとも、経験者だけが対象とも判断できません。問い合わせる際は、これまで扱った商材や製造工程を具体的に示す方が、応募可能性を確認しやすいでしょう。

住石貿易であれば、国内営業、輸入実務、仕入先との折衝、物流手配のどこを担えるかを整理できます。ダイヤマテリアルであれば、製造作業、品質管理、設備運用、技術営業など、経験と接点がある領域を示せます。いずれも採用ページの短い職務名から、担当範囲を自分で決めつけないことが大切です。

住石貿易の仕事は、石炭を売るだけでなく供給拠点を使う仕事

住石貿易の特徴は、石炭の輸入・販売と国内中継基地を組み合わせていることです。商品の売買だけを想定すると、入社後の業務理解が浅くなります。第18期有報でも、貯炭スペースの活用と大口需要家からの追加受注が、石炭事業の増収増益に結びついたと説明されています。

基地の能力を、納期と顧客対応へつなげる

公式の物流紹介には、新居浜コールセンターの貯炭能力51万トン、松山コールヤード10万トン、福井コールヤード約5万トン、伊万里4万トン、大分2.5万トンが掲載されています。拠点は単なる営業所ではなく、海外から来た石炭を保管し、需要に応じて供給する設備です。

特に松山では、自動散水による飛散防止や構内での水の循環利用などが案内されています。編集部の見解として、こうした物流基盤を持つ会社の営業は、仕入価格だけでなく、保管場所、入出荷の時期、品質、周辺環境への配慮を踏まえて提案する力が重要になると考えられます。商品知識と現場の制約を結びつける仕事に関心がある人にとって、確認する価値のある特徴です。

一方、拠点の規模をそのまま自分が扱う裁量と考えることはできません。有報上の住石貿易の就業人員は8人で、新居浜コールセンターは持分法適用関連会社として記載されています。物流の全工程を自社社員が直接行うという意味ではないため、応募時には協力先との調整と自社内の実務の境界を確かめたいところです。

大口顧客への対応と、燃料転換の提案が接点になる

2026年3月期の連結売上高のうち、石炭事業は99億5,400万円です。連結売上高106億5,800万円で割ると約93.4%となり、売上構成は石炭に大きく偏っています。また有報の主要販売先3社の構成比は31.0%、19.9%、11.4%で、合計62.3%です。取引先との継続的な関係が事業に与える影響を理解しておく必要があります。

この構造から考えると、多数の小口顧客へ短期間で販売件数を増やす営業とは、求められる行動が違う可能性があります。既存顧客の設備稼働、燃料の品質条件、納入計画を把握しながら、仕入と在庫を調整する経験が接点になり得ます。ただし、担当顧客や新規開拓の割合は採用ページにないため、面接で具体化する事項です。

将来の論点は石炭需要の維持だけではありません。有報の中期計画では、顧客がバイオ燃料へ切り替える動きへの対応が挙げられ、2025年度には新規顧客向けのリサイクル燃料の取扱いを獲得したと記載されています。クリーンエネルギーの公式ページでも非化石エネルギーへの移行方針が示されています。

編集部の見解として、既存の燃料供給を支えながら顧客の転換を支援する仕事に魅力を感じる人には、商流を学ぶ意味があります。ただし、応募した直後から新燃料の専任担当になれる保証はありません。今の募集で石炭と新しい燃料をどの程度扱うのか、企画と販売のどちらに重心があるのかまで確認すると、期待のずれを抑えられます。

ダイヤマテリアルは、北海道で人工ダイヤの製造工程に関わる選択肢

北海道赤平のダイヤマテリアルは、石炭商社とは異なる製造の仕事です。公式に募集するのは研磨材の製造・販売であり、宝飾用のダイヤモンドを店頭で売る仕事ではありません。技術や品質への関心と、赤平で働く生活条件を一緒に考える必要があります。

公式製品資料では、多結晶ダイヤモンドを衝撃圧縮法で合成し、精製、粉砕、分級、検査へ進む工程が紹介されています。研磨に使う粒子の形状や大きさを調整することが、製品の機能につながります。用途にはSiCやGaNなどの基板、精密金型、各種材料の試験片の研磨などがあります。

編集部の見解として、この事業で活かしやすいのは、製造条件を安定させたり、測定結果から品質を判断したりする経験です。製造という言葉から単純作業だけを想定するより、どの工程を担当し、何を品質基準として管理するのかを確かめる方が、自分の適性を判断できます。技術営業を希望する場合も、営業専任の募集なのか、製造理解を前提とする仕事なのかは確認が必要です。

第18期有報のダイヤ事業人員は7人で、臨時従業員の年間平均7人が別に記載されています。少人数の就業人員と臨時人員が併存するため、教育担当や繁忙時の分担、工程間の兼務について具体的な説明を求める意味があります。この人数だけから、人手不足や働きやすさを断定することはできません。

業績面では、2026年3月期は国内顧客の生産調整や海外販売の伸び悩み、設備整備のコストにより減収減益でした。一方、2027年3月期第1四半期は販売量が順調に推移し、売上高7,600万円、営業利益2,300万円と、前年同期に対して増収増益です。成長テーマがあることと、毎期安定して伸びることは分けて理解したい事業です。

中期計画では国内工場の刷新や増産体制の強化が課題に挙げられています。転職者が見るべきなのは「新素材だから将来性がある」という評価だけでなく、自分の担当工程で設備更新や品質改善に参加できるかです。公式には資格取得費用の支援がありますが、どの資格が業務上必要か、受講時間をどう確保するかまで確認すると、入社後の学びを具体化できます。

少人数組織の評価制度は、業績と個人の貢献の結びつきを確認する

住石グループには、公表された人材育成・評価の方針があります。少人数だから制度がないと決めつける必要はありません。一方、制度の名称だけで運用の厚みまで判断できるわけでもなく、担当業務の目標と面談の方法まで確認すると、自分に合うかを見極めやすくなります。

年俸改定と賞与は、取締役会の方針と個人評価を経る

第18期有報では、従業員の年俸改定と賞与額に関する方針を取締役会で決め、その方針に沿った人事評価を経て個人別の金額を決定すると説明されています。特に賞与は事業部門の利益目標の達成度と、個人の貢献度を重視する考え方です。

営業であれば売上だけが評価されるのか、採算や回収、供給の安定にも評価があるのか。製造であれば出来高だけでなく品質や設備改善をどう扱うのか。管理部門であれば決算や業務改善の成果をどう定義するのか。同じ利益目標という表現でも、本人が影響を与えられる範囲は職務ごとに変わります。

編集部の見解として、資源市況の変動が大きい会社では、外部環境と自分の成果をどのように分けて評価するかが重要です。会社業績が良かった年の平均年収だけを見て入社を決めるより、目標設定の例と、達成できなかった際の評価の扱いを聞く方が、待遇の納得感を判断できます。

有給取得100%は目標であり、実績としては読まない

有報の人的資本の欄では、課題管理シートによる年度評価とフィードバック、自分の課題に応じた研修、リスキリング等を挙げています。専門的なキャリアを持つ人材の採用、積立有給制度、RPAによる業務効率化、健康診断や検査費用の支援も示されています。

ここにある有給休暇取得率100%は、人材戦略の指標と目標の欄に記載されたKPIです。実際に全社員が100%取得したという実績として紹介することはできません。採用要項にある月平均の残業時間とも性質が異なるため、数字を並べて働きやすさの点数に置き換えないようにしましょう。

少人数の職場を検討する場合、休暇の取り方は制度の有無だけでなく、担当案件を誰が引き継げるかにも関わります。住石貿易なら仕入先や顧客との連絡、製造なら工程の持ち場、本体管理なら決算日程など、仕事ごとの代替体制を聞くと具体的です。担当者が不在でも進められる仕組みがあるかは、長く専門性を積める職場かどうかを考える材料になります。

将来性は営業利益と受取配当を分け、10月9日の修正予想まで確認

住石HDの利益を見る際は、石炭販売などの営業利益と、豪州の出資先から受け取る配当金を分ける必要があります。2026年3月期は営業利益が増えた一方、経常利益は減少しました。どちらか一つの増減だけでは、転職先としての事業の変化を捉えきれません。

2026年3月期は営業増益、経常減益

第18期有報による連結売上高は106億5,800万円で前期比3.8%増、営業利益は3億2,900万円で582.1%増でした。対して経常利益は27億9,400万円で40.7%減、親会社株主に帰属する当期純利益は26億3,800万円で37.1%減です。

営業増益の主因は石炭事業の改善で、経常減益の主因は豪州ワンボ社からの受取配当金の減少と説明されています。有報では2025年3月期から、この利益分配金の表示を売上高から営業外収益の受取配当金へ変更し、過年度の売上高も組み替えています。過去の別資料から売上高を拾って単純比較すると、表示方法の差を事業縮小と取り違える可能性があります。

2027年3月期第1四半期の連結実績は売上高26億9,900万円、営業利益4,600万円、経常利益7,100万円、四半期純利益4,900万円でした。ただし、四半期の利益を4倍して通期の待遇や収益を見込む方法は適切ではありません。配当の受領や事業の季節性を含め、会社が公表する通期見通しを別に見るべきです。

10月の上方修正でも、通期営業利益は3億円を据え置く

2026年10月9日の公式発表では、2027年3月期の通期予想を売上高116億円、営業利益3億円、経常利益23億円、純利益21億円へ修正しています。売上高と経常利益・純利益は上方修正ですが、営業利益は従来予想から変わっていません。中間期について公表された数値も、この発表時点では修正予想です。

会社は、石炭の底堅い需要に加え、ワンボ社からの受取配当が期初の見通しを上回ることを説明しています。編集部の見解として、業績予想の改善は財務面の判断材料になりますが、営業部門の採用拡大や個人の賞与増額を自動的に意味するものではありません。配当収入の増減と、自分が所属する事業の利益目標を切り離して確かめたいところです。

有報時点の中期計画では、2028年3月期の営業利益目標5億円を維持する一方、経常利益目標は当初の24億円から20億円へ見直しています。これはワンボ社の坑内掘りの生産終了に伴う受取配当見通しの変更によるものです。10月の2027年3月期予想と、2028年3月期の中計目標は年度が異なるため、並べて直線的な成長を想定することはできません。

投資の余力と、新規事業で働ける可能性を混同しない

2026年3月末の連結自己資本比率は90.6%です。中期計画には3年間で30億円の成長投資を掲げ、2026年3月期の投資決定額は6億円と説明されています。設備の更新、M&A、人材投資などに資金を振り向ける方針はありますが、投資額をそのまま採用人数の増加へ読み替えることはできません。

有報ではダイヤ事業で提携先との協業を進め、採石事業では下北半島の顧客や原石の確保を進める方針を示しています。映像コンテンツの製作委員会への参画も始めていますが、将来の事業部門化を検討する段階としての説明です。現行の石炭仕入販売の求人へ応募すれば映像事業に携われる、と考える根拠にはなりません。

また、2026年3月末の親会社は株式会社麻生で、議決権の被所有割合は57.01%です。資本業務提携には既存事業や新規事業での協業、人材面の支援などが含まれます。ただし、それによって給与規定や異動制度が麻生グループ全体と共通になるとは開示されていません。企業間の関係は成長戦略の背景として読み、雇用条件は応募法人ごとに確認するのが適切です。

まとめ|住石グループへの応募は、担当する商流・工程を決めてから

住石ホールディングスの評判を転職判断へつなげるには、本体の年収、子会社の採用、古い在籍者の経験を分けることが欠かせません。11人の管理部門の平均610.1万円と、住石貿易8人の平均852.3万円は、それぞれの会社の現状を理解する資料です。どちらも応募者への提示額ではありません。

東京で資源の仕入と顧客・物流の調整に関わりたいなら住石貿易、北海道で研磨材の工程や品質に関わりたいならダイヤマテリアルという違いがあります。応募前には、担当範囲、採用時の給与内訳、会社カレンダー、転勤・出張、教育担当を具体的に確認すると、公開情報から残る不明点を埋められます。

編集部の見解として、同社は大きなグループ名よりも、少人数で特定の専門業務をどう担うかに関心がある人が検討しやすい企業群です。資源価格や古い口コミだけで結論を出さず、自分が関わる事業と、その仕事の評価基準に納得できるかを判断の中心に置いてください。

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参考・出典

数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。

執筆:コロ助。最終更新:2026年10月13日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

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企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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