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近畿日本ツーリスト(KNT-CT)はやばい?評判・年収と過大請求問題の事実を整理

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この記事の結論

  • やばい?の正体:2023年の過大請求問題とコロナ禍の大規模リストラが主因。現在は再生局面
  • 年収:有報実額は近ツー547.5万円・クラツー546.6万円(2026年3月期)
  • 業績:自己資本比率1.4%→42.3%へ回復、純利益96.8億円と増益基調
  • 編集部の見解:テーマ旅行・法人営業・BPO志向には好機、給与最優先の人は慎重に

「近畿日本ツーリスト やばい」と検索して不安になっている人へ。結論から言うと、不安の正体は主に2つ——2023年に発覚したワクチン関連受託業務の過大請求問題と、コロナ禍で従業員が半減した構造改革です。どちらも事実として起きたことですが、その後の会社の対応と業績回復まで含めて見ないと、判断を誤ります。この記事では、親会社の近鉄グループホールディングスが53.56%を握るKNT-CTホールディングス(証券コード9726・近畿日本ツーリストとクラブツーリズムの持株会社)について、第89期有価証券報告書(2026年3月期)の実額データと口コミ傾向を分けて整理し、「本当にやばいのか」「転職先としてどう判断すべきか」に正面から答えます。

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KNT-CTホールディングスとは?会社概要と近畿日本ツーリスト・クラブツーリズムの関係

まず会社の構造を整理します。ここを押さえないと、年収や口コミのデータを読み違えるからです。KNT-CTホールディングス株式会社(東証スタンダード・9726)は、団体旅行・教育旅行・自治体受託に強い近畿日本ツーリストと、シニア向けテーマ旅行で知られるクラブツーリズムを子会社に持つ旅行業の持株会社です。2013年1月に両社の経営統合で発足しました(登記上の設立は1947年5月26日)。本社は東京都新宿区の新宿住友ビルにあります。

公式情報として、第89期有価証券報告書(2026年3月期)によると、親会社は近畿日本鉄道などを傘下に持つ近鉄グループホールディングス(議決権53.56%)で、KNT-CTはその連結子会社です。大株主には近鉄バスや近畿日本鉄道退職給付信託口など近鉄系の名前が並びます。鉄道大手の傘下という安定感がある一方、親子上場の子会社である点は経営の独立性の観点から論点になり得ます(この評価は推定情報です)。

主な子会社(グループ会社)は、近畿日本ツーリスト(従業員1,443名)、クラブツーリズム(同1,006名)、教育旅行系の近畿日本ツーリストブループラネットなど。そして重要なのが、2026年2月10日の取締役会で、2027年4月を目途にこの3社を吸収合併し、新商号「KNTCT」の事業持株会社へ一社化する基本方針を決議したことです(公式情報)。2026年4月には個人旅行事業をクラブツーリズムへ集約する再編も実施済みで、いま同社は「会社の形が変わる直前」の局面にあります。社長(代表取締役)体制や統合後の組織は今後も変わり得るため、応募前に最新のIR・ニュースリリースを確認してください。

近畿日本ツーリストはやばい?検索候補に出る3つの理由

近畿日本ツーリストを検索すると「やばい」という候補が出ますが、結論から言うと、現在の近畿日本ツーリスト(KNT-CTグループ)がやばい企業と断定できる根拠はありません。ただし「やばい」と言われるだけの出来事が実際にあったのも事実です。理由は大きく3つに分解できます。

  • 理由1:過大請求問題(2023年)——自治体から受託したワクチン関連業務で過大請求が発覚し、社員の逮捕・有罪判決、社長の引責辞任にまで至った(次章で時系列を整理)
  • 理由2:コロナ禍の構造改革——希望退職に1,376人が応募し、個人向け店舗の約3分の2を閉鎖。「大リストラの会社」という印象が残った
  • 理由3:給与への不満の口コミ——OpenWorkで待遇面の満足度2.1と、給与・評価への不満が突出している

口コミ傾向としては、待遇面への厳しい声がある一方で、風通しの良さ3.7・20代成長環境3.5(OpenWork・KNT-CTホールディングスページ、回答32人)と、組織風土やチームの雰囲気を評価する声も目立ちます。つまり「不祥事と処遇には課題、人間関係と社風は良好」というギャップ構造が実態に近いと考えられます。ネット上の「やばい」だけで判断せず、事実の時系列と回復の現在地、年収・働き方・将来性まで含めて確認することが重要です。

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不祥事があった会社って、転職先として避けるべきなんでしょうか?

編集部の見解としては、「不祥事があったか」よりも「その後、会社が何をしたか」で判断すべきと考えます。次章で、過大請求問題の事実と会社の対応を時系列で整理します。

過大請求問題の事実整理|いつ・何が起き・会社はどう対応したか

転職判断の材料になるよう、公表資料・報道ベースの事実だけを時系列で整理します。憶測や誇張は入れていません。

時期出来事(事実)
2023年4月12日近畿日本ツーリストが、東大阪市のワクチン接種コールセンター業務でオペレーター人数を実態より多く偽り、約2億8,800万円を過大請求していたと公表
2023年5月2020年4月〜2023年3月の受託業務2,924件を緊急点検。中間報告で最大約16億円・86自治体に広がる可能性を公表し、外部の弁護士等による調査委員会の調査へ
2023年6月大阪府警が元支店長ら社員3人を詐欺容疑で逮捕
2023年8月9日近畿日本ツーリストの髙浦雅彦社長が引責辞任
2023年9月15日東大阪市へ遅延損害金を含む約2億3,100万円を返還(同市は詐欺罪で告訴)
2023年9月20日外部調査委員会の調査を経た最終取りまとめで、過大請求は約7億円・最大37自治体と確定。「人・業務・組織」の3改革を柱とする再発防止策を公表
2024年3月大阪地裁が社員3人に懲役3年・執行猶予5年の有罪判決

会社側の影響としては、多数の自治体からの指名停止処分を受け、2023年3月期に調査費用等で特別損失9億円を計上しています(公式情報)。一方で、自主的な全件点検・外部調査委員会の設置・返還・経営トップの引責辞任・再発防止3改革の公表という一連の対応は、問題を隠さず処理した経緯として評価する見方もできます(この評価部分は推定情報です)。

もう1点、直近の行政処分も事実として記載します。2025年3月、観光庁が貸切バスの営業区域外配車に関連する法令違反を理由に、近畿日本ツーリストへ9日間の一部業務停止の行政処分を行いました(旅行業界紙travelvoiceの2025年3月12日報道)。事業全体の停止ではなく期間・範囲が限定された処分ですが、過大請求問題後のコンプライアンス体制の定着がなお途上であることを示す出来事とも読めます。応募を検討する人は、面接で内部統制・コンプライアンス改革の現状を質問し、会社の説明を自分の耳で確かめることをおすすめします。

なお、コロナ禍の旅行業界では雇用調整助成金をめぐる問題が他社で報じられましたが、近畿日本ツーリストについてそうした事案は本記事の調査範囲では該当がなく、過大請求問題と混同しないよう注意してください。

コロナ危機からの再生|自己資本比率1.4%から42.3%への回復

「やばい」のもう1つの根っこは、コロナ禍の経営危機です。ここは隠しようのない事実ですが、同時に「どこまで回復したか」を数字で見ると印象が変わります。

旅行需要が消滅したコロナ禍で、KNT-CTホールディングスの自己資本比率は2021年に1.4%まで低下しました。これは債務超過寸前の水準です。会社は生き残りをかけて、2021年1月には希望退職に1,376人が応募、個人向け店舗の約3分の2を閉鎖し、長年親しまれたパッケージブランド「メイト」「ホリデイ」も終了しました。連結従業員数は2013年12月期の7,018名から、2026年3月期には3,305名へと半減以下になっています(公式情報・irbank推移データおよび第89期有報)。

そこからの回復が現在地です。公式情報として、2026年3月期は連結売上高2,970億6,500万円(前期比+8.2%)、営業利益60億7,100万円、経常利益75億5,500万円(+11.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益は96億8,200万円(+26.1%)。純利益の伸びには繰延税金資産の計上という会計要因も含まれますが、自己資本比率は42.3%まで回復しました。海外旅行の回復、大阪・関西万博の関連需要(送客に加えパビリオン運営受託等)、円安を背景とした訪日需要が追い風になっています。2027年3月期の会社予想は売上高3,070億円と、さらなる増収を見込みます。

転職者にとっての意味はこうです。危機対応で店舗網と人員を大きく絞ったため、「昔の近ツー」のイメージ——全国の駅前カウンターで旅行を売る会社——はもう実態と違います。現在は団体・教育旅行、自治体BPO、テーマ旅行が主戦場で、求人もその領域に寄っています。応募前に「どの事業の求人か」を必ず確認しましょう。

KNT-CTホールディングスの公式データ一覧(有価証券報告書ベース)

本記事で扱う公式数値を一覧で確認できます。公式情報として、最新の正確な数値は公式IRページで再確認してください。

項目内容
商号KNT-CTホールディングス株式会社(2027年4月目途に「KNTCT」へ商号変更・一社化予定)
証券コード/市場9726/東証スタンダード
本社東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル
親会社近鉄グループホールディングス(議決権53.56%)
平均年間給与提出会社(持株会社)654万8,000円/近畿日本ツーリスト547万5,000円/クラブツーリズム546万6,000円
平均年齢提出会社43.5歳/近畿日本ツーリスト41.4歳/クラブツーリズム37.8歳
平均勤続年数提出会社18.0年/近畿日本ツーリスト17.9年/クラブツーリズム12.7年(出向元での勤続を通算)
従業員数提出会社(単体)92名/連結3,305名(ほか臨時従業員 年間平均656名)
売上高2,970億6,500万円(2026年3月期・連結、前期比+8.2%)
営業利益60億7,100万円(同+0.5%)。経常利益75億5,500万円、純利益96億8,200万円
自己資本比率42.3%(2021年には1.4%まで低下していた)
出典第89期 有価証券報告書(2026年3月期)/公式IR資料

近畿日本ツーリスト・KNT-CTの年収は?有報の「3階建て」実額を読み解く

結論:実態に近い平均年収は540万円台です。ネット上では「KNT-CTの平均年収は650万円超」という情報も見かけますが、それは持株会社の数字であり、現場の実態とはズレています。カラクリを説明します。

公式情報として、第89期有価証券報告書によると、提出会社であるKNT-CTホールディングスの平均年間給与は654万8,000円(前事業年度比△7.5%)。ただしこれは従業員92名の純粋持株会社の数値で、経営管理を担う本社スタッフ中心の構成です。同じ有報は「最大人員会社の状況」として事業会社の実額も開示しており、近畿日本ツーリスト547万5,000円(△1.9%)、クラブツーリズム546万6,000円(+9.1%)となっています(いずれも賞与・基準外賃金を含む)。転職者が参考にすべき「実態年収」はこの540万円台です。クラブツーリズムが前年から+9.1%と大きく伸びている点は、業績回復を賃金に還元し始めた兆しとして注目に値します。

平均年齢・勤続年数もセットで見ると、近畿日本ツーリストは平均41.4歳・勤続17.9年、クラブツーリズムは平均37.8歳・勤続12.7年(出向元通算)。公式情報ベースで、近ツーはベテラン中心の長期雇用型、クラツーは相対的に若い組織という社風の違いが数字に表れています。

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持株会社の654万円と事業会社の547万円、どっちを信じればいいんですか?

応募先が近畿日本ツーリストやクラブツーリズムなら、見るべきは547.5万円・546.6万円のほうです。654.8万円は92名の持株会社スタッフの平均なので、現場採用の給与水準としては参考になりません。求人票の提示レンジと照らすときも540万円台を基準にしてください。

口コミ傾向としては、OpenWorkのKNT-CTホールディングスページの回答者平均年収は416万円(正社員22人・平均34歳・250〜850万円)と、有報値より低めです。回答者が若手中心である点を考慮する必要がありますが、「若いうちの給与水準は抑えめ」という体感を示すデータと読めます。待遇面の満足度2.1・人事評価の適正感2.2と処遇系スコアが低いことも、給与に不満を持つ社員が一定数いる傾向を裏づけます。

初任給はいくら?新卒給与の確認ポイント

初任給の確定額は有価証券報告書では開示されておらず、年度・職種・勤務地区分によって変わるため、公式採用サイトの最新の募集要項で確認するのが確実です。推定情報として、大手旅行会社の大卒初任給は20万円台前半〜半ばが一般的な水準とされ、同社も大きくは外れない可能性が高いと考えられます。新卒で比較する場合は、初任給の額面だけでなく、住宅補助の有無・昇給ペース・賞与実績(コロナ期に変動した経緯があるか)まで質問することをおすすめします。

支店長・役員クラスの年収目安

役職別の年収は公式には開示されていません。推定情報として、平均547万円・平均年齢41.4歳という分布から逆算すると、支店長・部長クラスで600〜800万円程度、課長クラスで550〜700万円程度が目安と考えられます(口コミサイトの投稿レンジ850万円が上限の参考値)。役員報酬については有価証券報告書に開示項目があるため、正確な水準を知りたい人はIRページの有報本文を確認してください。一般に上場企業の取締役は1,000万円を超える水準が目安ですが、これも推定情報の域を出ません。

口コミ年収とのギャップをどう読むか

有報の547万円と口コミ平均416万円、この約130万円の差は矛盾ではありません。有報値は平均41.4歳・勤続17.9年のベテランを含む全社平均、口コミは平均34歳の若手中心だからです。つまり「長く勤めれば540万円台に到達し得るが、20〜30代前半では400万円台前半の可能性がある」という年功型の構造が読み取れます(推定情報)。転職時は、自分の年齢・職種での提示額を個別に確認し、全社平均と混同しないことが重要です。

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働き方の実態|残業・休日・転勤・雇用区分

旅行業は土日祝・繁忙期(GW・夏休み・年末年始)が書き入れ時で、添乗や団体対応では不規則勤務になりやすい業界です。その前提で、同社のデータを見ていきます。口コミ傾向として、OpenWork(KNT-CTホールディングスページ)の月間残業時間は26.4時間、有給休暇消化率は42.9%。残業時間は極端に長い水準ではありませんが、有給消化率は高いとは言えず、繁忙期に休みを取りにくい業界特性が反映されている可能性があります。部署・時期による差が大きい点は割り引いて読んでください。

近畿日本ツーリストの転勤はある?全国支店網の実態

近畿日本ツーリストは教育旅行・公務営業を含め全国に支店網を持つため、総合職は全国転勤の可能性がある前提で考えるべきです(口コミ傾向・推定情報)。口コミでも転勤・異動に関する言及が見られます。ただしコロナ禍の店舗閉鎖で個人向け店舗は約3分の2が閉鎖済みで、勤務地の中心は法人・団体営業拠点に移っています。転勤の範囲・頻度は職種と雇用区分で大きく異なるため、面接時に「想定される配属エリア」「転居を伴う異動の頻度」を具体的に確認しましょう。2027年の一社化で拠点・組織の再編が続く可能性がある点も、勤務地を重視する人は織り込んでおくべきです。

グループ・トラベル・コンサルタント(GTC)とは?雇用区分の確認ポイント

近畿日本ツーリストの採用情報・口コミでは「グループ・トラベル・コンサルタント(GTC)」と呼ばれる雇用区分が見られます。団体旅行営業などを担う区分として募集されるケースがあり、総合職と勤務地条件・処遇・登用制度が異なる場合があります(推定情報を含む)。同じ「近ツーで働く」でも、雇用区分によって年収レンジもキャリアパスも変わり得るため、応募時には必ず募集要項で①雇用区分の名称と契約形態、②転勤の有無、③正社員・総合職への登用制度、④賞与・退職金の適用、の4点を確認してください。ここを曖昧にしたまま入社すると、想定と処遇が違ったというミスマッチにつながります。

休日・福利厚生と繁忙期の働き方

旅行業界全体の文脈として、繁忙期と閑散期の差が大きく、添乗・団体対応の期間は労働時間が伸びやすい一方、閑散期は比較的落ち着くという波のある働き方が典型です(口コミ傾向)。同社の口コミでも風通しの良さ3.7と職場の人間関係を評価する声が目立つ一方、業務量の波への言及が見られます。カレンダー通りの休みを最優先する人には向きにくく、繁閑の波を許容できる人に向く働き方と言えます。

近畿日本ツーリストの就職難易度・転職難易度は?新卒と中途の門戸

結論:知名度の高さから応募は集まりやすいものの、採用大学の幅は広く、学歴よりも「旅行・人と関わる仕事への本気度」と職種適性が問われる会社と考えられます(推定情報)。新卒・中途それぞれの門戸を整理します。

採用大学・採用人数・採用倍率|就職難易度の目安

就活情報サイト(就活会議・JobQ等)では、全国の国公立・私立大学から幅広い採用実績が紹介されており、いわゆる学歴フィルターは強くないという見方が多数です(口コミ傾向)。採用人数はコロナ禍で大きく絞られた後、需要回復に伴い採用活動が再開・拡大しており、年度による変動が大きい状況です。採用倍率は公表されていませんが、旅行大手というブランドの知名度から応募者が集まりやすく、推定情報として倍率は高めになりやすいと考えられます。就職難易度は「旅行業界の中では上位グループ、ただし学歴一発勝負ではない」という位置づけが実態に近いでしょう。

中途採用・求人の傾向|どの職種の門戸が開いているか

中途採用は、業績回復と事業構造の転換を反映して、法人・団体営業、教育旅行、自治体BPO(事務局運営)、Webマーケティング・テーマ旅行の企画造成といった領域で求人が出やすい傾向です(推定情報・業界動向からの整理)。逆に、店舗カウンター販売職は店舗網縮小により構造的に採用が細っています。未経験でも、法人営業経験・イベント運営経験・自治体折衝の経験があれば評価されやすく、「旅行が好き」だけでなく「何の経験を持ち込めるか」を語れることが選考通過の鍵になります。

選考フロー・早期選考の対策

就活情報サイトの体験談では、エントリーシート→Webテスト→複数回面接という一般的なフローが紹介されており、インターン参加者向けの早期選考ルートに触れる投稿も見られます(口コミ傾向)。面接では「なぜ旅行業か」「なぜJTBや日本旅行ではなくこの会社か」が定番の深掘りポイントです。近ツーの強み(教育旅行・自治体受託・MICE)とクラツーの強み(テーマ旅行・会員基盤)を区別して志望動機を組み立てると説得力が出ます。また、過大請求問題について問われた場合・逆質問する場合に備え、本記事の時系列を頭に入れて「再発防止の現在地」を自分の言葉で確認できるようにしておくと、企業研究の深さを示せます。

JTB・HIS・日本旅行・阪急交通社との比較

同業他社との比較を、年収・働きやすさ・将来性・転職難易度・向いている人の5観点で整理します。JTB・日本旅行・阪急交通社は非上場のため有報ベースの給与開示がなく、口コミ・推定情報を含みます。最新の正確な数値は各社の公式情報で再確認してください。

企業名平均年収(推定)働きやすさ将来性転職難易度向いている人
KNT-CT(近ツー/クラツー)547.5万円/546.6万円(有報実額・公式情報)風通し良好・処遇に不満の口コミ再生局面・一社化で変革期標準〜やや高テーマ旅行・法人/BPOで再挑戦したい人
JTB非上場・有報開示なし(口コミベース)業界最大手の安定感との声売上1兆円規模を維持高め最大手ブランドで幅広く経験したい人
エイチ・アイ・エス上場・有報開示あり(公式IR参照)挑戦文化との口コミ海外・格安旅行の回復次第標準海外旅行・新規事業志向の人
日本旅行非上場・有報開示なし(口コミベース)JR西日本系の堅実さとの声教育旅行・BPOに注力標準鉄道系の安定基盤で法人営業をしたい人
阪急交通社非上場・有報開示なし(口コミベース)メディア販売主体で店舗負荷が異なる個人メディア販売に強み標準個人向け商品企画・販売をやりたい人

比較のポイントは2つ。第一に、上場して有報で給与実額を開示しているのは業界でも少数派で、KNT-CTは事業会社の実額(547.5万円・546.6万円)まで開示している透明性があります。非上場他社との年収比較は口コミ頼みになるため、数字の確度が違うことを意識してください。第二に、各社の主戦場が異なります。教育旅行・自治体BPOなら近ツーと日本旅行、シニア向けテーマ旅行ならクラツーと阪急交通社(メディア販売)が直接競合です。「旅行業界に行きたい」ではなく「どの事業をやりたいか」で比較すると、志望順位が明確になります。

将来性は?万博後の反動・2027年一社化・テーマ旅行シフトを読む

結論:短期は万博特需の反動が懸念材料、中期はテーマ旅行・法人/BPOへの構造転換と一社化の成否が焦点です(推定情報を含む整理)。

プラス材料から見ます。2026年3月期は万博関連需要(送客・パビリオン運営受託等)と訪日需要が増収に寄与し、純利益96.8億円と回復しました(公式情報)。クラブツーリズムのテーマ旅行は前年比115%と堅調で、2026年4月には個人旅行事業をクラツーへ集約、趣味・テーマ性重視の商品企画へ軸足を移しています。旅行業界全体でも、店頭販売からオンライン・テーマ型へのシフト、自治体BPO・MICEといった「旅行手配業」を超えた収益源の育成が進んでおり、同社の再編はこの流れに沿ったものです。

リスク材料も率直に挙げます。万博閉幕後は関連需要の反動減が避けられず、訪日客数の伸びも踊り場に入りつつあるとの業界予測があります。国内人口減による既存市場の縮小は、同社自身がグループ統合の理由に挙げている構造課題です。また楽天トラベル・じゃらん・海外OTAとのオンライン競争では価格・利便性での正面勝負が難しく、相談型・高付加価値領域で住み分けられるかが問われます。営業利益が+0.5%と伸び悩んだ点(投資増と中東情勢の影響)も、回復がまだ盤石ではないことを示します。

キャリアの観点では、2027年4月の一社化「KNTCT」で個人・団体・訪日の一体運営体制になることは、部門をまたぐキャリアの選択肢が広がる好機になり得る一方、組織再編・配置転換に直面する可能性も高まります。変化を機会と捉えられる人には面白い時期、安定した組織でじっくり働きたい人には落ち着かない時期、と言えるでしょう(推定情報)。

編集部の見解・おすすめ度|「やばい」で避けるのはもったいない、ただし条件つき

ここからは、公式数値・口コミ傾向・業界文脈をふまえた編集部の独自見解です(推定情報に準じ、断定ではなく意見として読んでください)。

まず「やばいから避けるべきか」について。編集部の見解としては、過大請求問題を理由に候補から外すのは早計だと考えます。理由は3つ。第一に、会社は全件点検・外部調査・返還・社長引責辞任・再発防止3改革まで一連の対応を公表しており、問題を隠蔽したまま放置した事案ではないこと。第二に、財務は自己資本比率1.4%→42.3%、純利益96.8億円まで回復しており、「経営がやばい」段階はすでに脱していると読めること。第三に、クラブツーリズムの給与が+9.1%と、回復を処遇に還元し始めた兆しがあることです。2025年3月の貸切バス行政処分が示すとおりコンプライアンス改革はなお途上ですが、それは「面接で確認すべき論点」であって「応募をやめる理由」ではない、というのが編集部の整理です。

おすすめできるのは、次のような人です。第一に、テーマ旅行・企画造成に興味がある人。クラツーのテーマ旅行は業界でも独自性が高く、前年比115%と成長中の主戦場です。平均37.8歳と組織も若く、+9.1%の賃上げ局面はタイミングとして悪くありません。第二に、法人営業・自治体折衝・事務局運営(BPO)の経験を持ち込める人。近ツーの教育旅行・公務営業は強みが残る領域で、この経験は将来、旅行業界の外(BPO・イベント・公共ビジネス)にも転用できるキャリア資産になります。第三に、組織の変革期を面白がれる人。2027年の一社化は、若手・中途にも新しい役割が回ってきやすい局面です。

逆に、慎重に検討すべきなのは、給与水準を最優先する人です。実態年収540万円台は旅行業界内では上位でも、他業界の同規模企業と比べると見劣りする可能性があり、OpenWorkの待遇満足度2.1という口コミ傾向も無視できません。また、カレンダー通りの休みと勤務地の固定を絶対条件にする人、再編に伴う配置転換を強いストレスに感じる人にも、今の同社はすすめにくいタイミングです。総合すると、編集部のおすすめ度は「事業と時期を選べば十分に検討価値あり」——★3.5相当(5段階・条件つき推奨)と考えます。

近畿日本ツーリスト・クラブツーリズムへの転職が向いている人・向いていない人

これまでの公式情報・口コミ傾向をふまえ、適性を整理します(推定情報を含みます)。

向いている人向いていない人
テーマ旅行・商品企画など「売る」より「つくる」に興味がある人店舗カウンターで旅行を売る仕事をイメージしている人
法人営業・自治体折衝・事務局運営の経験を活かしたい人給与水準を転職の最優先条件にする人
組織再編・一社化の変革期を機会と捉えられる人配属・勤務地・組織が安定していることを絶対条件にする人
繁忙期と閑散期の波がある働き方を許容できる人土日祝・大型連休に必ず休みたい人
風通しの良い社風・人間関係を重視する人成果がすぐ給与に反映されるスピード感を求める人

近畿日本ツーリスト・KNT-CTに関するよくある質問(FAQ)

転職・就職を検討する人からよくある質問と回答をまとめました。

近畿日本ツーリストは本当にやばい会社なのでしょうか?

やばい企業と断定できる根拠はありません。「やばい」と言われる主因は2023年の過大請求問題とコロナ禍の構造改革ですが、会社は外部調査・返還・再発防止策の公表まで対応し、業績も純利益96.8億円・自己資本比率42.3%まで回復しています(公式情報)。一方で2025年3月に貸切バス関連の行政処分を受けており、コンプライアンス改革は途上です。事実の両面を見て判断してください。

KNT-CTホールディングスは上場廃止になりますか?

2027年4月を目途とする一社化は、KNT-CTホールディングス自身が子会社3社を吸収合併する再編であり、非公開化やTOBではありません(公式情報)。上場は継続の見込みですが、統合後の体制・商号(KNTCT)など詳細は今後の開示で変わり得るため、最新のIRリリースを確認してください。

近畿日本ツーリストの年収は本当に低いのでしょうか?

有価証券報告書によると、近畿日本ツーリスト547万5,000円・クラブツーリズム546万6,000円(2026年3月期)で、旅行業界の平均的な水準(業界調査では350万円台とする集計もあります)と比べれば高い部類です(公式情報)。ただし他業界の同規模企業と比べると見劣りする可能性があり、口コミでは待遇への不満が目立ちます(口コミ傾向)。「業界内では上位、業界の外と比べると課題」が実態に近い整理です。

未経験でも転職できますか?

職種によります(推定情報)。法人営業・イベント運営・自治体対応などの経験があれば、旅行業界未経験でも評価される余地があります。逆に、商品企画・Webマーケティングは経験者採用が中心になりやすい領域です。「旅行が好き」だけでなく、持ち込める実務経験を軸に応募職種を選ぶことをおすすめします。

クラブツーリズムと近畿日本ツーリストはどう違うのですか?

近畿日本ツーリストは団体旅行・教育旅行・MICE・自治体受託が主戦場の法人色が強い会社、クラブツーリズムは会員誌・メディア販売によるシニア向けテーマ旅行が主力の個人向け会社です。平均年齢も近ツー41.4歳・クラツー37.8歳と組織の年齢構成が異なります(公式情報)。2026年4月にグループの個人旅行事業はクラツーへ集約されており、どちらの事業をやりたいかで応募先を選ぶのが合理的です。

2027年の一社化で働き方や求人はどう変わりますか?

個人・団体・訪日を一体運営する事業持株会社「KNTCT」への移行が予定されており、部門をまたぐ異動・キャリアの選択肢が広がる可能性がある一方、組織再編・配置転換の可能性も高まります(推定情報)。選考過程で「統合後の配属・処遇の考え方」を質問し、会社の説明を確認しておくと入社後のギャップを減らせます。

離職率は公表されていますか?

離職率は有価証券報告書では開示されていません。参考データとして、平均勤続年数は近ツー17.9年と長期雇用型です(公式情報)。ただしコロナ禍に希望退職1,376人という大きな人員削減があった経緯は考慮が必要です。口コミでは風通しの良さを評価する声が多い一方、処遇を理由とする退職検討の投稿も見られます(口コミ傾向)。

近畿日本ツーリスト・KNT-CTへの転職判断まとめ

ここまでの内容を、判断軸ごとに整理します。最終的な判断は、求人票だけでなく自分の経験・適性も含めて確認しましょう。

判断軸評価
年収を重視する人慎重に検討(業界内では上位だが、他業界比では見劣りの可能性)
安定性を重視する人職種次第(近鉄グループ傘下・財務回復済みだが、再編期で変化は大きい)
成長環境を重視する人相性が良い(20代成長環境3.5・変革期で役割が回りやすい)
ワークライフバランスを重視する人慎重に検討(繁閑の波・土日祝勤務が前提の業界特性)
未経験転職を狙う人経験次第(法人営業・事務局運営の経験があれば門戸あり)
企画・テーマ旅行をやりたい人おすすめしやすい(クラツーは成長領域・賃上げ局面)

近畿日本ツーリストのような再編期の企業は、求人票だけでは自分に合うか判断しにくい場合があります。年収や働き方だけでなく、選考で評価される経験や自分の適性も含めて確認しておきましょう。

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本記事の出典・参考情報

本記事で参照した一次情報・口コミ情報の出典は以下の通りです。最新の正確な数値は各リンク先で確認してください。

公式情報源

口コミ・評判の参照元

免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ集計・市場推定の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。

この記事の編集方針・情報の確認について

この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・IR資料)、求人情報、口コミ傾向をそれぞれ分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。年収・平均年齢・従業員数などの中核データは第89期有価証券報告書「従業員の状況」を一次情報として確認し、口コミ・推定情報とは明確に区別しています。不祥事・行政処分に関する記載は、公表資料・報道で確認できた日付・機関・内容・会社の対応のみを記載し、憶測は排除しています。記載内容は最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は各公式IRページでご確認ください。

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たーちゃん
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キャリアアドバイザー歴15年
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