ヤクマッチ薬剤師の評判|就職97人と離職率2.1%の読み方

ヤクマッチ薬剤師の運営会社全体の令和7年度就職者数97人と6か月以内離職率2.1%を母数とともに示した画像
コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

ヤクマッチ薬剤師の評判を調べると、体験談を並べたページが出てきます。この記事に体験談の引用はありません。使うのは、厚生労働省 人材サービス総合サイトに登録された内容と、運営会社自身の会社概要だけです。

有料職業紹介事業者には、紹介により就職した人の数・そのうち早期に離職した人の数・手数料に関する事項などを、インターネットで情報提供する義務があります(職業安定法32条の16第3項)。誰でも無料で見られます。

先に結論を書きます。6年度分の数字がすべて登録されており、離職率は低い水準で推移しています。ただし、母数が年に97〜152人と小さいので、率は1人の違いで大きく動きます。この記事は、その読み方を中心に書きます。

結論|数字は揃っている。低い離職率は母数とセットで読む

確認項目 結果 根拠
許可の有無 有料職業紹介事業許可 13-ユ-306533 人材サービス総合サイト/会社概要
事業主名称 スプリングフィールド株式会社(サービス名=ヤクマッチ薬剤師) 同上
許可届出受理年月日 平成26年4月1日(2014年)=許可から12年あまり(編集部の算出) 人材サービス総合サイト
年間就職者数 97人(令和7年度)。6年度で107〜152人の範囲 同上
6か月以内離職率 2.1%(令和7年度。2÷97) 同上
6年度の離職率の範囲 0.0〜2.6%。ただし母数が97〜152人のため、1人で大きく動く 同上
離職が判明せず 6年度とも0人 同上
就職者の雇用形態 6年度とも、4か月以上の就職者の全員が無期雇用 同上
手数料/返戻金制度 どちらも「有」。書類のPDFが登録済み 同上
職種別の手数料実績率 「医師、歯科医師、獣医師、薬剤師」区分のみ(令和7年度28.0%) 同上
登録されている事業所 1か所(東京・広尾) 同上

向いている人:大手と併用しながら、少人数の事業者の担当者にも話を聞いてみたい人。正社員(無期雇用)での転職を考えている薬剤師。

慎重に考えたい人:「離職率が低いから安心」と、率だけで判断しようとしている人。この事業者の母数では、率の小さな差に意味はありません。また、令和7年度は就職者数が前年度から減っています。

この記事の調査条件

  • 厚生労働省 人材サービス総合サイト……許可番号13-ユ-306533の職業紹介事業詳細。実績表のヘッダーは2段組みのため、セルの結合を実測して列の対応を確定したうえで転記
  • スプリングフィールド株式会社 会社概要(https://springfield-inc.co.jp/about/)……許可番号と沿革
  • 職業安定法(昭和二十二年法律第百四十一号)・職業安定法施行規則の条文
  • 確認日:2026年9月19日
  • 口コミサイトの体験談・評点は根拠に使っていません
  • 公式サイトが掲示している求人件数・支援実績などの数字も使っていません

転職エージェントがどこから報酬を得ているのかを先に知っておくと、この先の数字の読み方が変わります。手数料の流れそのものは母数が小さいときに離職率を、どう読むかにまとめました。

ヤクマッチ薬剤師の令和7年度の就職者数97人と6か月以内離職率2.1%を母数とともに示したアイキャッチ画像

運営はスプリングフィールド株式会社|サービス名と会社名が違う

人材サービス総合サイトに登録されている内容です。

項目 登録内容
許可・届出受理番号 13-ユ-306533
許可届出受理年月日 平成26年4月1日
事業主名称 スプリングフィールド株式会社
事業所名称 スプリングフィールド株式会社 本店
所在地 東京都渋谷区広尾一丁目11番2-603号
電話番号 03-5879-2576

ヤクマッチ薬剤師のフッターにある「会社概要」のリンク先には、「厚生労働大臣許可番号 有料職業紹介事業(13-ユ-306533)」と表示されています(2026年9月19日確認)。サイトの表示と厚生労働省の登録が一致しました。

同じページの沿革は次のとおりです。

時期 会社概要の沿革
2014年1月 創業
2014年4月 有料職業紹介事業の許可を取得
2016年2月 「ヤクマッチ薬剤師」サービス開始

沿革の「2014年4月 許可取得」は、厚生労働省の許可届出受理年月日(平成26年4月1日)と一致します。許可を受けてから、2026年9月時点で12年あまりが経っています(編集部の算出)。

公的データを自分で照会するときは、「ヤクマッチ」ではなく、許可番号13-ユ-306533か「スプリングフィールド」で引いてください。サービス名では登録にたどり着けません。

厚生労働省に登録された6年分|全年度が埋まっている

許可番号13-ユ-306533に登録された実績です。どのセルがどの項目に対応するかを実測してから書き写しました。

情報登録年度 就職者(4か月以上・有期及び無期) うち無期 4か月未満有期(人日) 6か月以内離職者 離職が判明せず
令和2年度 118人 118人 0人日 1人 0人
令和3年度 107人 107人 0人日 0人 0人
令和4年度 139人 139人 0人日 1人 0人
令和5年度 152人 152人 0人日 4人 0人
令和6年度 141人 141人 0人日 1人 0人
令和7年度 97人 97人 0人日 2人 0人

この表には「-(未登録)」の欄が1つもありません。6年度すべて、すべての項目に数値が入っています。ここから読み取れることを順に書きます。

① 就職者は年に107〜152人。令和7年度は97人に減った

6年度の就職者数は、107人から152人の範囲で推移し、令和7年度は97人でした。6年度の合計は754人です。

規模が小さいこと自体は、欠点ではありません。少人数を担当する事業者は、1人あたりに時間を割きやすいという面もあります。ただし、求人の選択肢の量は事業者の規模に比例しやすいので、大手と同じ量を期待すると合いません。

令和5年度の152人から、令和6年度141人、令和7年度97人と、2年続けて減っています。理由は公表されていないため、当サイトからは分かりません。分からないことを推測で埋めることはしません。

② 就職者の全員が無期雇用として登録されている

表を横に見ると、「4か月以上の就職者」と「うち無期」が、6年度とも同じ数です。

つまり、この事業者の紹介で4か月以上の雇用に就いた人は、登録上すべて期間の定めのない雇用(正社員など)です。4か月未満の有期雇用への紹介も、6年度とも0人日と登録されています。

短期・単発の仕事を探している人にとっては、この事業者の許可で扱われている紹介の中心とは違うということが、数字から読み取れます。

③ 「離職が判明せず」は6年度とも0人

「離職が判明せず」は、紹介した人が6か月以内に辞めたかどうかを事業者が把握できなかった人数です。6年度とも0人でした。

この規模の就職者数であれば、全員の状況を把握することは難しくない、という面はあります。それでも、追跡を放棄している事業者ではないことは確認できます。

6か月以内離職率は0.0〜2.6%|ただし母数は97〜152人

6か月以内離職率は、6か月以内に離職した人の数を、無期雇用で就職した人の数で割った値です。

年度 6か月以内離職者 母数(うち無期) 6か月以内離職率
令和2年度 1人 118人 0.8%
令和3年度 0人 107人 0.0%
令和4年度 1人 139人 0.7%
令和5年度 4人 152人 2.6%
令和6年度 1人 141人 0.7%
令和7年度 2人 97人 2.1%

6年度すべてで、率は低い水準にあります。ここまでは事実です。

母数が小さいと、1人で率が大きく動く

ここがこの記事の本題です。この表の率を、他社の率と並べて優劣をつけることはおすすめしません。

令和6年度と令和7年度を比べてください。離職者は1人から2人へ、1人増えただけです。それでも率は0.7%から2.1%に上がっています。母数が141人から97人に減ったことも重なっています。

この事業者の母数(97〜152人)だと、離職者が1人増えるか減るかだけで、率はおよそ1ポイント動きます。母数が何千人もある事業者なら、1人の違いは率にほとんど表れません。同じ程度の率でも、母数によって意味の重さがまったく違うということです。

したがって、この表から言えるのは次のことです。

  • 6年間で、6か月以内の離職が目立って多かった年度はない
  • 年度ごとの率の上下(0.0%や2.6%)は、1〜数人の違いで説明がつく範囲にある
  • 「0.0%だから完璧」「2.6%に悪化した」という読み方は、母数に対して強すぎる

当サイトがこの記事で他社との離職率の比較表を置いていないのは、この理由です。率だけを取り出して並べると、母数の違いが消えてしまいます。

手数料と、職種別の手数料実績率

項目 登録内容
手数料 有(手数料表のPDFが厚生労働省のサーバに登録されている)
返戻金制度 有(制度の書類のPDFが同じく登録されている)
参考情報 無
備考 (記載なし)

手数料表と返戻金制度の書類は、どちらも人材サービス総合サイトから閲覧できます。リンクは記事の末尾に載せました。

返戻金制度とは、紹介で就職した人が早期に辞めた場合などに、紹介した雇用主から受け取った手数料の全部または一部を返す制度のことです(職業安定法施行規則24条の5第1項2号)。求職者が直接お金を受け取る制度ではありません。

手数料実績率は「医師、歯科医師、獣医師、薬剤師」区分だけ

2025年4月から、有料職業紹介事業者は取扱職種ごとの手数料の実績も情報提供の対象になりました。この事業者の登録は次のとおりです。

取扱業務の職種 手数料実績率
021 医師、歯科医師、獣医師、薬剤師 令和7年度 28.0%

この率は、薬局や病院などの求人者が事業者に支払った紹介手数料の実績です。あなたが払う費用ではありません。

そしてもう1点、取り違えやすいので書いておきます。この28.0%は、就職した人が辞めた割合とは別物です。厚生労働省の同じ詳細ページに並んで表示されるため、読み違えると評価が正反対になります。

人材サービス総合サイトに登録された取扱職種は「全職種」ですが、手数料実績率が登録されているのは、薬剤師を含むこの1区分だけでした。なお、この区分には医師・歯科医師・獣医師も含まれるため、薬剤師だけの数字ではありません。

【重要】この数字は、ヤクマッチ薬剤師単独の成績ではない

有料職業紹介の許可は、サービス単位ではなく事業主単位で与えられます。この記事に出てくる就職者数・離職者数・手数料実績率は、すべてスプリングフィールド株式会社が行う職業紹介全体の数字です。

登録された取扱職種は「全職種」です。ヤクマッチ薬剤師を経由して就職した薬剤師が何人いるかは、公表データからは切り出せません。「ヤクマッチ薬剤師で年97人が就職した」とは読まないでください。

登録されている事業所は1か所

同じ許可番号で登録されている事業所は、東京・広尾の本店1か所です。

これを欠点として書くつもりはありません。面談がオンラインや電話で完結する事業者は珍しくなく、拠点の数と紹介の質は別の話です。実務的に意味があるのは、対面で相談したい場合、常設の窓口は東京にしかないという1点です。別の場所での面談が可能かどうかは、事業者に確認してください。

運営会社について、当サイトが確認できた範囲

スプリングフィールド株式会社について確認できたのは、人材サービス総合サイトの登録内容と、会社概要の許可番号・沿革です。

この会社の有価証券報告書は確認できなかったため、この注記の有無も確認できません(非上場でも有価証券報告書を提出する会社はあります)。そのため、売上・従業員数・平均勤続年数といった会社の中身には踏み込みません。

備考欄に第三者認定の登録はありません。「職業紹介優良事業者」や「医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者」を認定しているのは、厚生労働省そのものではなく、厚生労働省の委託を受けた一般社団法人日本人材紹介事業協会です。認定がないことは違法でも不正でもありません。確認できた事実として書いています。

私なら、この数字をどう使うか

ここからは私の意見です。私は自分の転職でエージェントを使い、採用する側として中途採用の面接にも出てきました。薬剤師として働いた経験はないので、薬局や病院の仕事そのものについては書きません。

私なら、この事業者の離職率の低さを「決め手」にはしません。この母数の率は、1人で動くからです。代わりに、6年分の行がすべて埋まっていて、追跡の漏れも0人だったことを、事業者が自分の紹介の結果を把握している証拠として見ます。

そのうえで、面談では次のことを聞きます。「令和7年度の就職者数が前の年度より減っていますが、薬剤師の求人の状況は変わっていますか」。公表データを見てから来た人だと伝わるだけで、提案の雑さはかなり減ります。採用側にいたときの実感です。

この事業者を候補から外してよい場合

  • 求人の選択肢の量を最優先したい人……この規模では、大手と同じ量は期待しにくいです
  • 短期・単発・派遣の働き方を探している人……この許可で登録されている就職者は、6年度とも全員が無期雇用です。4か月未満の有期雇用への紹介は0人日でした
  • 対面の面談を前提にしたい人で、東京から遠い人……常設の窓口は東京・広尾の1か所です
  • すでに応募先が決まっていて、直接応募できる人……間に事業者を挟む必要がありません

話を聞く価値が出てくる条件

  • 正社員(無期雇用)での転職を考えている薬剤師……登録上の紹介の中心がそこにあります
  • 大手と併用して、少人数の事業者の担当者にも話を聞いてみたい人……1社に絞る必要はありません
  • 公的データを自分で確認してから登録したい人……6年分の行が揃っているので、この記事と同じ照会を自分でやり直せます

併用を止める理由はありません。同じ手順で他社の公表データも照会するときは、率ではなく、就職者数と離職者数の「人数」を並べて見てください。そのほうが事業者の姿は正確に見えます。

よくある質問

ヤクマッチ薬剤師の運営会社はどこですか

スプリングフィールド株式会社です。有料職業紹介事業許可は13-ユ-306533、許可届出受理年月日は平成26年4月1日で、本店は東京都渋谷区広尾として人材サービス総合サイトに登録されています。会社概要の沿革によれば、「ヤクマッチ薬剤師」のサービス開始は2016年2月です。

離職率2.1%は良い数字ですか

母数と一緒に見てください。令和7年度は、無期雇用で就職した97人のうち2人が6か月以内に離職しています。低い水準ではありますが、母数が小さいので、1人の違いで率はおよそ1ポイント動きます。率だけを取り出して他社と比べることはおすすめしません。

就職者数が減っているのは問題ですか

理由は公表されていません。令和5年度152人、令和6年度141人、令和7年度97人と2年続けて減っていますが、なぜ減ったのかは登録内容からは分かりません。気になる場合は、面談で直接聞くのが確実です。

手数料実績率の28.0%とは何ですか

求人者(薬局・病院など)が事業者に支払った紹介手数料の実績率です。区分は「021 医師、歯科医師、獣医師、薬剤師」で、令和7年度の値です。あなたが払う費用ではなく、就職した人が辞めた割合でもありません。

料金はかかりますか

求職者から手数料を取ることは、職業安定法32条の3第2項で原則として禁止されています。例外は職業安定法施行規則20条2項に定められており、芸能家・モデルの職業に紹介する場合と、科学技術者・経営管理者・熟練技能者の職業で賃金が厚生労働大臣の定める額を超える場合に限られます。個別の求人がこの例外に当たるかまでは当サイトでは判断できないため、費用の有無は事業者の案内で確認してください。手数料は原則として求人企業側が負担する仕組みです。

まとめ

  • ヤクマッチ薬剤師を運営するのはスプリングフィールド株式会社。有料職業紹介事業許可は13-ユ-306533、許可届出受理年月日は平成26年4月1日(2014年)で、許可から12年あまり(編集部の算出)
  • 会社概要の沿革では、2014年1月創業、2014年4月許可取得、2016年2月にヤクマッチ薬剤師のサービス開始
  • 公表データは令和2〜7年度の6年度すべてが登録済み。「-(未登録)」の欄はない
  • 就職者数は107〜152人の範囲で推移し、令和7年度は97人。令和5年度から2年続けて減っている。理由は公表されていない
  • 4か月以上の就職者は、6年度とも全員が無期雇用。4か月未満の有期雇用への紹介は0人日
  • 「離職が判明せず」は6年度とも0人
  • 6か月以内離職率は0.0〜2.6%、令和7年度は2.1%(2÷97)。母数が97〜152人と小さいため、1人の違いで率はおよそ1ポイント動く。率だけで他社と比べない
  • 手数料・返戻金制度はどちらも「有」で、書類のPDFが登録済み
  • 手数料実績率は「021 医師、歯科医師、獣医師、薬剤師」区分のみで、令和7年度28.0%。求人者が払う手数料の率であり、就職した人が辞めた割合ではない
  • 数字はスプリングフィールド株式会社全体のもので、ヤクマッチ薬剤師単独の成績ではない。取扱職種は全職種
  • 登録されている事業所は東京・広尾の本店1か所
  • 第三者認定の登録はない。認定の主体は厚生労働省そのものではなく、委託を受けた一般社団法人日本人材紹介事業協会

「評判はどうか」を確かめたくてこの記事に来た方への答えはこうです。公的データの範囲では、悪材料と呼べるものは見つかりませんでした。6年分の数字がすべて揃い、追跡の漏れもありません。ただし、離職率の低さは母数とセットで読んでください。この事業者の強みを数字で言うなら、「率が低い」よりも「自分の紹介の結果を6年間きちんと登録している」ほうです。

※本記事の数値は、2026年9月19日に確認した人材サービス総合サイトの登録内容に基づきます。年度が進むと行が増えるため、最新の登録内容は許可番号13-ユ-306533でご確認ください。
※本記事は一般的な情報です。制度や契約条件の個別の判断が必要な場合は、公式情報および専門家・公的機関にご確認ください。

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参考・出典

著者紹介
コロ助
コロ助
企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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