企業

LOIVE(旧LIFE CREATE)の評判と年収377万円|ピラティス主力化の実像

コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

この記事の結論

  • 社名変更:2025年8月にLIFE CREATEからLOIVEへ。求人票は旧社名表記も混在
  • 主力交代:ホットヨガ45億円に対しピラティス66億円。成長ポストはピラティス側
  • 年収:有報の平均年間給与377万円(第18期)。平均年齢27.2歳・勤続2.4年
  • 業績:売上は過去最高の114億円。一方で営業利益は2期連続の減益計画

この記事は、株式会社LOIVE(ロイブ)への転職・就職を検討している人に向けた企業分析です。ホットヨガスタジオloIveやpilates Kの店舗情報・料金・体験レッスンを探している方向けの内容ではありません。LOIVEを検索すると、スタジオ利用者向けの口コミ記事が大量に表示され、社名変更前の「LIFE CREATE」名義のページも混ざるため、働く側として知りたい情報にたどり着きにくい状態になっています。そこで本記事では、2026年3月期(第18期)の有価証券報告書と決算短信という一次情報を軸に、平均年間給与・平均勤続年数・事業構成の変化・利益計画までを分解し、「いまのLOIVEは、どんな会社に変わったのか」を転職判断の材料として整理します。

LOIVEとは?2025年8月に「LIFE CREATE」から社名変更した女性専用スタジオ企業

最初に押さえるべき結論は、LOIVEは新しい会社ではなく、2008年設立の既存企業が2025年8月1日に社名を変えたものだという点です。旧社名は株式会社LIFE CREATE。転職口コミサイトや過去の求人票では旧社名のまま残っているページが多く、「LOIVEの口コミが少ない」と感じたら、LIFE CREATEで検索し直すと情報量が一気に増えます。求人検索でも同様で、旧社名で登録された求人が残っている可能性があります。これは求職者にとって実務的に効く注意点です。

会社の中身は、女性専用の「ブティック型」フィットネススタジオの多店舗運営業です。2025年4月24日に東京証券取引所グロース市場へ上場し、証券コードは352A。代表取締役社長は創業者の前川彩香氏です。設立は2008年4月14日、資本金は2026年3月時点で20,164千円。公式サイトによると、本社は北海道札幌市北区、東京本部は目黒区上目黒の中目黒GTタワーに置かれています。

5つのブランドと「ブティック型」というビジネスモデル

ブティック型とは、総合フィットネスクラブのような大型施設ではなく、特定のプログラムに特化した小規模スタジオで少人数グループレッスンを提供する業態を指します。LOIVEが展開する主なブランドは次の5つです。

  • loIve(ロイブ):創業ブランドのホットヨガスタジオ。2026年3月期末で68店舗
  • pilates K(ピラティスK):マシンピラティス。同時点で125店舗と最大勢力
  • Surf Fit Studio:サーフボードを用いたバランス系エクササイズ
  • REDY’S GYM:グループ形式のマシントレーニング
  • NOBEE STRETCH:ストレッチと筋力トレーニングを組み合わせた業態

店舗総数は公式IRによると2026年6月時点で236店舗、会員数は2026年3月期第3四半期時点で約7.8万人です。小型・低コストの店舗を短期間で数多く開ける設計になっているため、出店ペースが速く、その分だけ店長・スーパーバイザー(SV)といった管理ポストが継続的に生まれる構造になっています。転職先として見るとき、この「店舗が増え続けている」という事実は、後述する年収・利益の話とセットで理解する必要があります。

札幌本社+東京本部という二拠点体制の意味

LOIVEは北海道札幌市発祥の企業で、上場後も札幌に本社を置いたまま東京に本部機能を構えています。推定情報になりますが、地方発の上場フィットネス企業という立ち位置は、首都圏一極集中型の同業と比べて地方主要都市への出店判断が早い可能性があります。一方で、本社機能が二拠点に分かれていることは、コーポレート系職種(経営企画・管理・人事など)で応募する場合に勤務地がどちらになるのかを面接段階で確認すべき論点になります。求人票の勤務地表記だけで判断せず、配属拠点と将来の異動可能性まで確認しておくと安全です。

LOIVEの公式データ一覧(有価証券報告書ベース)

本記事で扱う公式数値を一覧で確認できます。公式情報として整理していますが、最新の正確な数値は必ず公式IRページで再確認してください。なお平均年間給与など従業員関連の数値は、有価証券報告書のXBRLデータを転載する二次表示(IRBANK・日経会社情報)で確認した値であり、有報PDF原文への直接到達はできていない点を明記します。

項目内容
会社名株式会社LOIVE(2025年8月1日に株式会社LIFE CREATEから商号変更)
上場区分・証券コード東証グロース市場・352A(2025年4月24日上場)
設立2008年4月14日
代表者代表取締役社長 前川 彩香(創業者)
本社・本部札幌本社(北海道札幌市北区)/東京本部(東京都目黒区・中目黒GTタワー)
平均年間給与約377万円(3,775千円/第18期・2026年3月期)
平均年齢27.2歳(第18期・2026年3月期)
平均勤続年数2.4年(第18期・2026年3月期)
従業員数1,013名(第18期・就業人員。公式会社概要では2026年4月1日時点で1,354名)
売上高114億2,100万円(2026年3月期・前期比+34.5%/過去最高)
営業利益7億2,281万円(2026年3月期・前期比▲28.1%)
店舗数・会員数236店舗(2026年6月時点)/会員数 約7.8万人(2026年3月期第3四半期)
離職率・男女別賃金差異有価証券報告書では開示されていません
出典第18期(2026年3月期)有価証券報告書、2026年5月15日発表の決算短信・決算説明資料、公式サイト会社概要

この表で先に目を引くのは、平均年齢27.2歳・平均勤続年数2.4年という数字です。上場企業としては極めて若く、かつ在籍期間が短い構成であり、これは「離職が多い会社だ」と断定できる根拠にはなりません。急拡大によって新規採用者が毎年大量に加わると、分母が入れ替わって平均勤続年数は構造的に短くなるためです。実際、従業員数は前期758名から1,013名へ1年で255名(+34%)増えています。ただし推定情報として、社内の多数派が入社2〜3年目という組織であることは間違いなく、育成・引き継ぎ・マネジメントの成熟度は転職前に確かめておきたい論点です。

主力はホットヨガからマシンピラティスへ|売上構成が逆転した事実

この記事で最も重要な情報がここです。LOIVEは「ホットヨガの会社」というイメージで語られがちですが、2026年3月期の実績では主力事業がすでに入れ替わっています。創業ブランドのloIveより、マシンピラティスのpilates Kのほうが売上でも店舗数でも上回っている状態です。転職先として評価するなら、「ホットヨガ企業」ではなく「ピラティスを主戦場にする多店舗運営企業」として見るのが正確です。

セグメント別の数字を並べると差は歴然

決算短信によると、2026年3月期のセグメント状況は次の通りです。

事業売上高(2026年3月期)前期比店舗数
ピラティス事業(pilates K 等)66億円+69.2%125店舗
ホットヨガ事業(loIve)45億円+4.7%68店舗
HR事業(企業向け人材育成・初年度)1,800万円——

成長率で見ると、ピラティスが前期比+69.2%と急伸しているのに対し、ホットヨガは+4.7%とほぼ横ばいです。一方で収益性の面では、ホットヨガ事業が営業利益14億円(前期比▲6.7%)を稼いでおり、「成熟して利益を出すホットヨガ」と「投資して伸ばすピラティス」という二層構造になっていることが読み取れます。つまり、既存のホットヨガ事業が生み出したキャッシュをピラティスの出店に振り向けている構図です。

転職者にとって何が変わるのか|成長ポストの所在

事業構成の逆転は、求職者にとって「どのブランドに配属されるかでキャリアの速度が変わる」ことを意味します。公式IRによると、2027年3月期は71店舗の新規出店を計画しており、そのうち68店舗がpilates Kです。新規出店には必ず店長とスタッフの配置が必要になるため、推定情報として、店長・SVへの登用機会はピラティス側に偏る可能性が高いと考えられます。

逆に言えば、「ホットヨガのインストラクターとして専門性を高めたい」という動機だけで入社すると、会社の投資方向とズレが生じる可能性があります。ヨガの指導経験がある人でも、入社後にマシンピラティスの指導スキルを新たに習得する必要が出てくる場面は想定しておくべきでしょう。面接では、配属予定ブランド・出店計画上のエリア・研修でカバーされる指導領域の3点を具体的に確認することをおすすめします。

求職者
求職者

ヨガ経験しかなくても応募できますか?

会社は2027年3月期に年間500人以上の採用を計画しており、未経験からの採用余地は大きいと見られます(推定情報)。ただし、入社後の主戦場がピラティスである以上、「ヨガだけをやり続ける」前提での応募は避け、複数業態を担う可能性を織り込んで検討するのが現実的です。

LOIVEの年収は377万円|有報4期の推移と口コミ年収のギャップ

結論から言うと、有価証券報告書によるとLOIVEの平均年間給与は約377万円(3,775千円/第18期・2026年3月期)です。上場企業全体の平均と比べると低い水準に位置しますが、この数字の読み方には注意が必要です。LOIVEは持株会社ではなく事業会社単体で開示しているため、この平均値には本社スタッフだけでなく店舗インストラクター・店長が含まれています。管理職や専門職に偏った持株会社の開示と違い、現場の待遇実態に近い数値だという点で、求職者にとってはむしろ信頼度の高い数字です。

平均年収・平均年齢・平均勤続年数の推移

単年の数字だけでは判断できないため、複数期を並べます。

項目2025年3月期(第17期)2026年3月期(第18期)変化
平均年間給与約343万円約377万円+34万円
平均年齢27.4歳27.2歳▲0.2歳
平均勤続年数2.6年2.4年▲0.2年
従業員数(就業人員)758名1,013名+255名

ここから読み取れることは3つあります。第一に、平均年間給与は1年で約10%上昇しているという事実です。343万円から377万円への伸びは決して小さくなく、上場を機に処遇改善が進んだ可能性があります(推定情報)。第二に、平均年齢と平均勤続年数がわずかに下がっているのに平均給与が上がっている点です。通常、若手の大量採用は平均給与を押し下げますが、それでも上昇しているということは、既存社員のベースアップまたは昇格が一定程度あったと考えられます(推定情報)。第三に、従業員が1年で34%増えているという事実は、入社2年未満の社員が組織の相当割合を占めることを意味します。

なお上場申請期にあたる2024年9月時点のデータでは387万円という数値も出ており、期によって上下しています。単年の数字を過度に一般化しないほうがよいでしょう。

口コミ上の年収傾向は有報より低め

口コミ傾向としては、OpenWorkの自己申告ベースの平均年収は321万円(正社員49人の回答)、レンジは200万〜700万円と報告されています。有報の377万円との差は約56万円ですが、これは調査手法が違うためで、どちらかが誤りというわけではありません。有報の平均年間給与は賞与・各種手当を含む支払実績ベースであるのに対し、口コミサイトの数値は回答者の自己申告であり、若手・入社直後の回答が多いと平均は下がりやすくなります。

むしろ注目すべきはレンジの広さです。200万〜700万円という幅は、職位や在籍年数によって待遇が大きく変わることを示唆します(推定情報)。エン カイシャの評判では年収・給与に関する口コミが2件しかなく平均年収が非表示となっており、待遇情報そのものが薄い企業である点も押さえておきましょう。

職種別の推定レンジと、転職時に必ず確認したい3点

以下は公式開示ではなく、有報の平均値と口コミレンジから逆算した推定情報です。実際の提示額は必ず労働条件通知書で確認してください。

  • 店舗インストラクター(未経験〜数年):平均を下回る水準からのスタートになる可能性が高い
  • 店長クラス:役職手当の有無で差が出やすく、平均前後〜やや上と推定
  • SV・エリアマネージャー、本部職:レンジ上限側に位置する可能性

転職時に確認したいのは次の3点です。①賞与の算定根拠(後述の通り会社は2期連続の減益計画であり、業績連動の比率が高いほど変動リスクを負います)②店長・SVへの昇格に必要な期間と要件(平均勤続2.4年の組織では昇格が早い反面、要件が明文化されているかが重要)③転勤の有無と範囲(全国展開企業であり、口コミでも転勤への言及があります)。この3点は求人票では読み取れないことが多いため、面接での確認が有効です。

売上2.4倍でも営業利益は2期連続の減益計画|業績から読む待遇原資

LOIVEの業績は「伸びているのに儲かっていない」という一言に集約されます。この構造を理解しないまま入社すると、賞与や昇給の期待値を見誤る可能性があるため、数字で確認しておきましょう。

決算期売上高営業利益
2023年3月期48.4億円—
2024年3月期62.2億円—
2025年3月期84.9億円約10.0億円(第18期の▲28.1%から逆算した参考値)
2026年3月期114.2億円(+34.5%)7億2,281万円(▲28.1%)
2027年3月期(会社予想)145.7億円(+27.6%)2.7億円(▲62.6%)

売上高は4年で48.4億円から114.2億円へと約2.4倍に拡大しており、成長企業としての実績は明確です。しかし2026年3月期の営業利益は7億2,281万円で前期比▲28.1%、経常利益6億4,204万円(▲31.0%)、当期純利益3億4,330万円(▲31.4%)と、いずれも減益で着地しました。さらに2027年3月期の会社予想は営業利益2.7億円(▲62.6%)、当期純利益0.4億円(▲88.1%)と、利益がほぼ残らない計画です。

減益の要因は決算説明資料によると、出店加速に伴う店舗の初期費用と採用費、および第2四半期以降に追加した広告宣伝費です。販管費は前期比+46.8%と大きく膨らんでいます。会社側はこれを「寡占化戦略のための先行投資」と説明しており、事業として意図的な赤字圧縮であることが読み取れます。ピラティス事業のLTV/CAC比率は12.8倍とされており、獲得コストに対して顧客生涯価値が十分に大きいという主張です。

編集部の見解として、この計画は転職検討者にとって二面性を持ちます。ポジティブ面は、出店が続く限り新しいポストと責任範囲が生まれ続けること、そして未経験者にも門戸が開かれ続けることです。ネガティブ面は、利益がほぼゼロに近い計画の下では、全社的な賞与原資やベースアップの余力が限定的になる可能性があることです(推定情報)。「成長企業だから給与も上がるはず」という一般論は、この会社に関しては単純には当てはまりません。

株式面では、IPO時の公開価格1,250円・初値1,280円に対し、2026年8月時点の株価は539円、時価総額は約69.8億円となっています。上場から1年強で株価は6割近く下落しており、ストックオプションや持株会による資産形成を転職の動機に据えるのは現時点では合理的とは言いにくい状況です。また、資本構成の面では創業社長の前川彩香氏と資産管理会社である株式会社Ayakaで発行済株式の約68.4%(IPO時点)を保有するオーナー企業であり、2025年3月31日現在も前川氏が筆頭株主(44.0%)です。株式会社アカツキも13.37%を保有する大株主です。経営判断のスピードが速い一方、意思決定がトップに集中する構造である点は理解しておくべきでしょう。

なお財務の安全性については、IPO時点(2024年3月期)の自己資本比率が21.5%と低めであり、出店投資を負債で賄う構造であることが読み取れます。最新期の自己資本比率は本記事の調査範囲では特定できていないため、応募前に最新の決算短信で確認することをおすすめします。

口コミ傾向から見るLOIVEの働き方|評価が割れる3つの軸

ここからは口コミ傾向のパートです。断定はできませんが、複数サイトで傾向が一致している部分は参考になります。全体像としては、OpenWorkの総合評価3.46(回答者69人・回答者平均年齢27歳)、エン カイシャの評判の総合3.7(回答5名・口コミ24件)、転職会議は122〜150件程度の口コミが集まっています。合計200件前後という母数は中規模で、極端に少ないわけでも多いわけでもありません。

高く評価されている軸|人間関係と20代の成長環境

OpenWorkの項目別スコアで突出して高いのは「社員の相互尊重」4.4と「20代成長環境」4.3、次いで「社員の士気」3.7です。エン カイシャの評判でも「事業の優位性」3.9、「社会貢献性」3.9、「20代の成長環境」3.8が上位に来ており、2サイトで評価軸が一致しています。口コミでは、社員のほとんどが女性であることを働きやすさの要因として挙げる声も見られます。

労働時間の数値も参考になります。OpenWork集計では月間残業13.1時間、有給消化率76.9%と、サービス業としては数値上おだやかな部類です。ただしこれは回答者の自己申告の集計値であり、店舗・時期・役職によって実態が異なる可能性は残ります。

評価が低い軸|待遇と人事評価の納得感

逆に低いのは「待遇面の満足度」2.5、「人材の長期育成」2.8、「人事評価の適正感」2.8、「法令順守意識」2.9です。5点満点で2.5という待遇スコアは、有報の平均年間給与377万円という水準と整合的だと言えます。「給与と評価には不満があるが、人間関係と成長環境は良い」という分布は、若手中心の急成長企業に典型的なパターンです。

この分布から読み取れる推定情報は、LOIVEが「短期間で責任ある役割を任される代わりに、金銭的リターンは業界水準からの大きな上振れを期待しにくい会社」だということです。裏を返せば、経験の密度をキャリア資産と考えるタイプの人には合理的な選択になり得ます。

退職検討理由に挙がるテーマ|転勤・残業・研修

OpenWorkの退職検討理由には、転勤の多さ、残業やサービス残業、独自の研修プログラムに関する言及が見られます。また転職会議には「人がどんどんやめて、人手不足の環境であるのに店舗を拡大しすぎている」といった趣旨の投稿も確認できます。これらは投稿者個人の体験に基づく口コミであり、会社全体の事実として断定できるものではありません。ただし、236店舗・年間71店舗出店・年500人採用という会社側の計画と照らすと、異動と新規出店対応が日常的に発生する組織であることは構造的に整合します。

したがって、これらの口コミは「悪評」として受け取るより、面接での確認事項リストとして使うのが実用的です。具体的には、直近1年の異動実績、転勤時の住宅補助や引越費用の扱い、研修期間中の給与と拘束時間、レッスン本数の上限、といった項目を質問すると、口コミと実態のギャップを自分で埋められます。

LOIVEと関連企業の比較|どこと迷うべきか

同業他社との比較を、業態と転職先としての位置づけの観点で整理します。平均年収は各社で開示基準や連結範囲が異なり、単純比較が誤解を生むため、本表では数値の横並びではなく「LOIVEと何が違うのか」を軸にまとめています(推定情報を含みます。各社の正確な数値は各社IRで確認してください)。

企業名上場区分主な業態LOIVEと比べたときの違い(転職先としての観点)
LOIVE(352A)東証グロース女性専用ブティック型スタジオ(ピラティス/ホットヨガ)直営中心・小型店の高速出店。若手比率が高く昇格が早い一方、利益はほぼ再投資に回る局面
LAVA International非上場ホットヨガスタジオ最大手ホットヨガ領域では最大の比較対象。非上場のため有報ベースの待遇比較ができない点に注意
カーブスホールディングス(7085)東証プライム女性専用サーキットトレーニング同じ女性専用だがシニア層中心・FC比率が高い。市場と顧客層が異なる
RIZAPグループ(2928)札証アンビシャスパーソナルジム/chocoZAP等低価格大量出店モデル。事業ポートフォリオが広く、フィットネス以外への異動可能性がある
ルネサンス(2378)東証プライム総合フィットネスクラブ大型・総合型で法人/自治体案件も持つ。組織が成熟しており制度面は安定的と見られる

この表から見える編集部の見解は、LOIVEを検討する人が本当に比較すべき相手は「フィットネス業界全体」ではなく、①ホットヨガ/ピラティスという同一業態の企業(LAVA等)と、②多店舗展開サービス業の店舗マネジメント職全般の2方向だということです。前者は指導スキルの連続性、後者は「店舗を数字で回す経験」の汎用性という観点で比較軸が変わります。制度の安定性や年収の絶対額を優先するなら、成熟した総合型フィットネスや他業種の店舗運営職のほうが条件面で上回る可能性があります(推定情報)。

業界文脈|ピラティス市場の拡大と、各社が主軸を移している理由

LOIVEの主力交代は、同社だけの特殊事情ではありません。業界全体でホットヨガからマシンピラティスへ主軸を移す動きが起きており、LOIVEはその流れの中でも早く大きく舵を切った企業という位置づけです。この背景を理解しておくと、面接での志望動機にも説得力が出ます。

市場環境を整理すると次の通りです。国内のピラティススタジオは約1,700軒規模とされ、市場は年平均8〜9%程度の成長が見込まれています。フィットネス業界全体でも、国内のフィットネスクラブ運営市場は2024年度に約7,100億円規模となり、コロナ前の水準を回復しました。施設数は2025年8月時点で全国13,876施設に達しています。業界内では「AI活用」「LTV(顧客生涯価値)の向上」「ピラティスなど新業態」が注目テーマとして挙げられており、LOIVEが決算資料でLTV/CAC比率を強調しているのは、この業界潮流と一致した経営指標の置き方だと言えます。

ピラティスが伸びている理由は、推定情報を含みますが、①マシンを使うため指導価値が可視化されやすくレッスン単価を維持しやすい、②発汗を伴うホットヨガより季節・体調による離脱が起きにくい、③姿勢改善など機能的な目的に訴求でき年齢層を広く取れる、といった点が挙げられます。一方で、参入が増えれば出店エリアの競合密度は上がります。業界共通の懸念として、低価格帯の店舗が乱立するエリアでは会費の引き上げが難しくなり、薄利多売の構造に陥りやすいという指摘があります。LOIVEが広告宣伝費を積み増して「寡占化」を掲げているのは、この競争環境を前提にシェアを先取りする戦略と読めます。

転職者にとっての含意は明確です。この業界では、指導スキルそのものよりも「担当店舗の収益をコントロールできるか」が評価軸になりつつあるということです。会員獲得のコスト、退会率、レッスン稼働率といった数字を扱った経験は、社内の昇格でも、将来の業界外転職でも武器になります。

LOIVEへの転職が向いている人・向いていない人

ここまでの公式情報・口コミ傾向をふまえ、適性を整理します(推定情報を含みます)。「良い会社か悪い会社か」ではなく、自分の優先順位と会社の構造が噛み合うかという観点で読んでください。

向いている人向いていない人
20代のうちに店長・SVなど責任ある役割を早く経験したい人年収の絶対額と昇給の確実性を最優先したい人
ヨガとピラティスの両方に関心があり、業態変化を前向きに捉えられる人特定の指導領域だけを長く極めたい人
転居・異動を伴う勤務地変更を許容できる人勤務地を固定して長期的に働きたい人
会員獲得・退会防止など数字づくりに面白さを感じる人数値目標を負う働き方に強いストレスを感じる人
制度が整い切っていない環境で自分から動ける人整備された研修・評価制度の中で着実に育ちたい人

特に判断の分かれ目になるのは「勤務地」と「賞与の期待値」の2点です。全国236店舗・年間71店舗の新規出店という規模感では、異動の発生確率は構造的に高くなります。また、営業利益が2期連続で減る計画である以上、業績連動部分に強く期待するのは推定情報としてもリスクが高いと考えられます。逆に、それらを織り込んだうえで「経験の密度」を取りに行くなら、若いうちに複数店舗のマネジメントを経験できる環境は希少です。

LOIVEへの転職|編集部の見解とキャリアの出口

編集部の見解として、LOIVEは「待遇で選ぶ会社ではなく、経験の速度で選ぶ会社」だと整理できます。総合すると、次の条件に当てはまる人には検討価値が高いと考えられます。

  • 20代〜30代前半で、店舗マネジメントの実績を短期間で作りたい
  • 成長市場(ピラティス)の中で、業態立ち上げに近い経験をしたい
  • 現職の年収が377万円前後、またはそれ以下で、待遇の大幅ダウンにならない

逆に、現在の年収が有報平均を大きく上回る人が転職する場合、条件面での納得感を作るのは容易ではありません。この場合は本部職・管理職ポジションでの応募か、他社との併願を前提に進めるのが現実的です。

キャリアの出口についても触れておきます。推定情報を含みますが、この業界で積んだ経験は次のように展開できます。①社内では、店舗インストラクター→店長→エリアマネージャー/SV→本部(店舗開発・運営企画・人事)というルート。上場企業であるためIR・経営企画・内部管理といった管理部門の需要も生まれやすい環境です。②業界内転職では、他のフィットネス・ピラティススタジオ運営企業やウェルネス関連サービスへ。③業界外では、小売・外食・美容などの多店舗展開型サービス業の店舗運営・SV職が最も接続しやすい領域です。「複数店舗の売上・人員・コストを同時に見た経験」は業種を超えて通用します。

つまり、LOIVEでのキャリアは「ヨガ・ピラティスの専門職」として閉じるとは限らず、多店舗ビジネスの運営者としての実績に変換できるかどうかで価値が決まります。入社を検討するなら、指導スキルだけでなく数値管理の経験を意識的に積む前提で考えるとよいでしょう。

LOIVEに関するよくある質問(FAQ)

LOIVEへの転職・就職を検討する人からよく挙がる質問と回答をまとめました。

LOIVEとLIFE CREATEは同じ会社ですか?

同じ会社です。株式会社LIFE CREATEが2025年8月1日付で株式会社LOIVEへ商号変更しました(公式情報)。転職口コミサイトや求人サイトでは旧社名のページが残っているため、情報収集の際は両方の社名で検索することをおすすめします。特にOpenWork・エン カイシャの評判・転職会議では、旧社名側にも別ページが存在する場合があります。

未経験からインストラクターとして入社できますか?

会社は2027年3月期に年間500人以上の採用を計画しており(公式IRによると)、未経験者の受け入れ余地は大きいと考えられます(推定情報)。ただし採用職種・条件は時期によって変動するため、最新の募集要項は公式採用サイトで確認してください。なお事業メンバー(本部職)とインストラクター職では採用窓口が分かれています。

平均勤続年数2.4年というのは短すぎませんか?

上場企業としては短い水準です(公式情報)。ただしこの数値だけで離職の多寡を断定することはできません。従業員数が1年で758名から1,013名へ34%増えており、新規入社者が大量に加わると平均勤続年数は数式上必ず短くなるためです。判断材料としては、勤続年数の絶対値よりも、面接時に直近の店長経験年数や、同時期入社者の在籍状況を確認するほうが実態に近づけます。

ホットヨガのloIveとピラティスのpilates K、どちらに配属されますか?

配属は募集職種と会社の出店計画によります。2027年3月期の新規出店71店舗のうち68店舗がpilates Kである点から、推定情報としてピラティス側の配属・登用機会が多くなる可能性が高いと考えられます。ブランド希望が明確にある場合は、選考の早い段階で希望と配属実績を確認しておくことが重要です。

LOIVEへの転職判断まとめ

ここまでの内容を判断軸ごとに整理します。最終的な判断は、求人票だけでなく自分の経験・優先順位も含めて確認しましょう。

判断軸評価と根拠
年収水準有報の平均年間給与377万円(第18期)。前期343万円から+34万円と上昇傾向だが、上場企業平均は下回る
成長性(売上)4年で48.4億円→114.2億円と約2.4倍。2027年3月期も+27.6%の増収計画で市場は拡大局面
収益性2026年3月期の営業利益は▲28.1%、2027年3月期予想は▲62.6%。先行投資フェーズで利益は薄い
キャリア形成年間71店舗出店・500人採用計画により、店長・SVへの登用機会は多いと推定される
働き方OpenWork集計で月間残業13.1時間・有給消化率76.9%。一方で転勤・異動への言及が口コミに見られる
組織の安定性平均年齢27.2歳・勤続2.4年。制度整備より事業スピードが先行している段階と見られる
資本構成創業社長と資産管理会社で約68.4%(IPO時点)を保有するオーナー企業。意思決定は速いがトップに集中

総合すると、LOIVEは「拡大局面の実務経験」と引き換えに「待遇と制度の成熟」を後回しにしている会社と整理できます。この交換条件を納得して受け入れられるかどうかが、転職の可否を分ける最大のポイントです。

どのサービスを使えばいいか決められないとき

このサイトはアフィリエイトで収益を得ています。読者がサービスに登録すると当サイトに報酬が発生します。

自分の状況だとどのサービスが合うのか判断がつかない場合は、無料の相談を受け付けています。相談内容をうかがったうえで、条件に合いそうな転職サービスをご案内します。

登録や応募を急かすことはしません。 「いま動かないほうがいい」と考えた場合はそう伝えます。

→ 無料転職相談はこちら

※当サイトは職業紹介事業者ではありません。求人の紹介・あっせんは行わず、転職サービスのご案内までを行います。

本記事の出典・参考情報

本記事で参照した一次情報・口コミ情報の出典は以下の通りです。最新の正確な数値は各リンク先で確認してください。なお平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数は、有価証券報告書(第18期・2026年3月期)「従業員の状況」に基づく数値ですが、本記事では有報XBRLを転載する二次表示サービス(IRBANK・日経会社情報)を経由して確認しています。

公式情報源

口コミ・評判の参照元

免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ集計・市場推定の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。

この記事の編集方針・情報の確認について

この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・IR資料)、求人情報、口コミ傾向をそれぞれ分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。年収・平均年齢・従業員数などの中核データは有価証券報告書「従業員の状況」を一次情報として確認し、口コミ・推定情報とは明確に区別しています。記載内容は最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は各公式IRページでご確認ください。

著者紹介
コロ助
コロ助
企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
著者紹介
記事URLをコピーしました