株式会社平賀(7863)の評判・年収を検証|口コミ2.6点と営業益40.9%減の実像
※本記事にはプロモーションを含みます。
この記事の結論
- 「やばい」の中身:口コミの低評価・2期連続の大幅減益・投資会社38.8%保有の3点
- 年収:有報の実額は約550万円。口コミベースの409万円とは約140万円の開き
- 業績:売上99.7億円は微増、営業利益2.2億円で40.9%減。ただし赤字期はなし
- 訴訟の誤解:2009年の手形事案で会社は提訴した側、2010年に東京地裁で勝訴
株式会社平賀(証券コード7863・東証スタンダード市場/東京都練馬区)を調べると、検索候補に「やばい」「訴訟」「2ちゃんねる」といった不穏な言葉が並びます。ラッコキーワードの実測では、指名検索「株式会社平賀」が月間720回に対し「株式会社平賀 やばい」が140回。指名の約2割が不安系というのは、決して小さくない比率です。この記事では、その「やばい」が何を指しているのかを、第71期(2026年3月期)有価証券報告書の実額・適時開示・複数の口コミサイトの数値に分解して確かめます。結論を先に言えば、煽られるほど危険な兆候(赤字転落・継続企業の前提に関する注記)は見当たらない一方、経営への評価と収益性については読者が自分で判断すべき事実が確かに存在します。折込チラシという縮小市場に軸足を置く会社で働くとはどういうことか、数字から読み解いていきます。
株式会社平賀(7863)とは|折込チラシを自社工場で刷る、小売流通専門の販促支援企業
最初に押さえるべきは「どの平賀か」です。株式会社平賀は、スーパー・家電量販店・専門店といった小売流通業だけを顧客にした販促(セールスプロモーション)支援会社であり、同時に自社で印刷工場を持つメーカーでもあります。企画・デザイン会社でも、単なる印刷下請けでもない、その中間に立つポジションが同社の性格を決めています。転職先として見るときは、この「二重の顔」がそのまま職種の幅と評価軸につながります。
同名の別会社と取り違えないための3つの目印
「平賀」は平賀源内のような人名としても、長野県佐久市平賀のような地名としても一般的で、検索結果には別会社が大量に混ざります。実際、サジェストには株式会社平賀工業(月間70回)、株式会社平賀興業所(同20回)、平賀工務店、平賀敬一郎建築研究所などが並びますが、これらは本記事の対象企業とは無関係の別法人です。求人票や口コミを見るときは、次の3点で同定してください。
- 証券コード7863:東京証券取引所スタンダード市場、業種区分は「その他製品」
- 本社は東京都練馬区豊玉北:本社機能は豊玉北三丁目20番2号(第三ビルデジタル館)、登記上の本店は同三丁目3番10号
- 事業は折込チラシ・販促印刷:建設・不動産・工業関係の会社は同名の別企業
口コミサイトを見るときも同様で、「株式会社平賀」名義のページが複数ヒットする場合は所在地と業種を必ず確認してください。転職検討の初期段階でここを取り違えると、まったく別の会社の残業時間や年収を自社データとして信じ込むことになります。
紙袋屋から折込広告へ|70年の沿革が今の事業を決めている
同社の創業は1956年(昭和31年)1月31日、東京都練馬区で紙袋・包装紙の製造販売を営む「株式会社平賀商店」としてのスタートでした。1958年3月に印刷・製袋工場を開設して折込広告分野へ進出し、1964年に現在の埼玉工場(埼玉県新座市)へ工場を移転、1965年2月に商号を現在の「株式会社平賀」へ変更しています。その後は1969年に高崎支店、1987年に仙台支店、2007年に大阪支店を開設し、商圏を全国へ広げました。公式情報として、2026年で創業70年目にあたります。
この沿革は単なる歴史ではありません。「紙を仕入れて、刷って、束ねて、店舗へ届ける」という物理的な工程を自社で抱えていることが、後述する用紙価格や配送運賃の影響を強く受ける原価構造の理由になっています。企画だけを請け負う代理店型の同業と比べ、固定費が重く、景気や資材相場の変動が利益に直結しやすいのです。
単一セグメント「販売促進関連事業」が意味すること
有価証券報告書によると、同社の報告セグメントは「販売促進関連事業」の単一セグメントです。事業の内容は「販売促進プロモーション、販促管理システムの企画・管理、WEB及びSNSのデジタル・マーケティング、総合印刷」と記載されており、主力は折込チラシの企画・デザインから製版・印刷・配送までの一貫受託。ここにPOP・シール・DM、店別販促サポート、オンライン制作支援システム、デジタルチラシ、商圏分析やアンケート分析といったサービスが乗ります。同社はこの一連のサービス群を「SPX」と呼び、長期ビジョン「Vision2030」で「小売の課題解決が日本一得意な会社」を掲げています。
単一セグメントであることは、転職者にとって二つの意味を持ちます。ひとつは事業構造がシンプルで、入社前に会社の全体像を把握しやすいこと。もうひとつは、不振事業を他事業で補う構造がないことです。小売業の販促予算が細れば、会社全体の売上がそのまま影響を受けます。分散の効いた総合印刷大手とは、リスクの受け方が根本的に違います。
株式会社平賀の公式データ一覧(第71期・2026年3月期 有価証券報告書ベース)
本記事で扱う公式数値を一覧で確認できます。すべて第71期(2025年4月1日〜2026年3月31日)有価証券報告書および同社IR開示に基づく公式情報です。同社は子会社を持たないため、以下はすべて提出会社(単体)の数値であり、連結・単体の乖離はありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名・証券コード | 株式会社平賀(HIRAGA CO., LTD.)/7863・東証スタンダード市場 |
| 本社所在地 | 東京都練馬区豊玉北三丁目20番2号(登記上の本店は同三丁目3番10号) |
| 設立 | 1956年1月31日(創業70年目) |
| 代表者 | 代表取締役社長 中前 圭司 |
| 平均年間給与 | 5,505千円(約550万円)/前期比+1.2%・賞与および基準外賃金を含む |
| 平均年齢 | 46.35歳 |
| 平均勤続年数 | 14.83年 |
| 従業員数 | 305名(ほか臨時雇用者42名は外書) |
| 売上高 | 99億6,719万円(前期比+1.8%) |
| 営業利益 | 2億1,500万円(前期比40.9%減) |
| 経常利益 | 2億8,855万円(同34.1%減) |
| 当期純利益 | 1億8,854万円(同39.5%減) |
| 自己資本比率・ROE | 59.2%/4.4% |
| 配当 | 年40円(配当性向61.0%) |
| 資本金・発行済株式 | 4億3,431万9千円/4,015,585株(うち自己株式1,140,615株) |
| 筆頭株主 | 株式会社スノーボールキャピタル 38.79%(議決権38.82%) |
| 事業セグメント | 販売促進関連事業の単一セグメント |
| 最大顧客 | ヤマダホールディングス(販売高10億2,068万円・総販売実績の10.2%) |
| 拠点 | 本社・本社第二ビル(練馬区)、大阪オフィス、高崎支店、札幌支店、埼玉工場、和歌山工場の計7拠点 |
| 労働組合 | 結成されていない(有報に「労使関係は円満に推移」と記載) |
| 出典 | 第71期有価証券報告書(2026年6月29日提出/EDINETコード E00734)、同社公式IR、適時開示 |
平均年間給与の5,505千円については、有価証券報告書「従業員の状況」に記載された実額であり、IRBANK・日経会社情報DIGITAL・Yahoo!ファイナンスが有報から転記した値(550万円/5,505千円)とも一致することを確認しています。離職率・職種別年収については、有価証券報告書では開示されていません。
「株式会社平賀 やばい」と検索される3つの背景を事実で分解する
結論から書きます。「やばい」という検索が発生している背景は、(1)口コミの総合評価が軒並み3点未満であること、(2)営業利益が2期連続で大幅減益したこと、(3)投資会社が発行済株式の約4割を握る資本構成にあることの3点に整理できます。一方で、直近5期はすべて黒字で赤字転落しておらず、継続企業の前提に関する注記(GC注記)も付されていません。上場維持基準への不適合に関する開示も確認できなかったため、「経営破綻の危機」を示す指標は見当たらず、問題は収益性と経営への信頼という、より地味だが転職判断には直結するレイヤーにあります。以下、ひとつずつ数字で確かめます。
背景1|口コミの総合評価が2.4〜2.7点にとどまる
口コミ傾向として、複数サイトの総合評価は次のようになっています(いずれも5点満点、記事作成時点の集計)。
| 口コミサイト | 総合評価 | 母数 |
|---|---|---|
| エン カイシャの評判 | 2.6点 | 正社員25名回答/口コミ160件 |
| OpenWork | 2.71点 | 回答者8名 |
| 就活会議 | 2.4点 | 135件 |
| 転職会議 | —(口コミ数のみ) | 145〜160件 |
注意したいのは母数です。OpenWorkの2.71点は回答者わずか8名の平均であり、スコアの信頼度は限定的と考えるべきです。数名の強い不満が全体平均を大きく動かす規模だからです。一方、エン カイシャの評判は正社員25名回答・口コミ160件と相対的に厚みがあり、こちらの2.6点のほうが実態に近い可能性があります。
より参考になるのは総合点より項目別のバラつきです。エン カイシャの評判の項目別スコアでは、「経営陣の手腕」が1.9点と突出して低く、次いで「会社の成長性」2.4点、「社会貢献度」2.4点が続きます。最も高い項目でも「イノベーションへの挑戦」2.8点で、3点を超える項目がありません。納得度で見ると年収・給与48%、勤務時間54%、休日・休暇65%、職場の人間関係63%。OpenWorkの項目別も待遇面の満足度2.5、社員の士気2.6、風通しの良さ2.8、人材の長期育成2.6、法令順守意識2.9、人事評価の適正感2.6と、同じ傾向を示しています。
ここから読めるのは、「人間関係と休みは相対的に悪くないが、給与・評価・経営の方向性への信頼が低い」という構図です。人間関係の劣悪さを訴える職場とは性格が異なり、むしろ「悪い人はいないが、会社の先行きと処遇に納得できない」タイプの不満が中心と推定情報として読み取れます。定性的な投稿でも「保守的・安定志向」「年功序列が強い」といった言葉が繰り返し出ています。
背景2|2期連続の大幅減益と、その理由が「賃上げ」だったこと
口コミの「会社の成長性2.4点」を裏づけるように、業績は明確に悪化しています。有価証券報告書によると、第71期の営業利益は2億1,500万円で前期比40.9%減。前の第70期も26.1%減で、2期連続の大幅減益です。売上高は99億6,719万円と前期比1.8%増えているため、これは「売れなくなった」のではなく「売っても利益が残らなくなった」パターンです。
ただし、この減益の理由を有報が明記している点は見逃せません。同社が挙げる減益要因は、(1)原材料(用紙)価格・外注費の高止まり、(2)一部の高粗利クライアントの受注減、(3)人材の定着・育成を目的とした賃金ベースアップと休日数増加による人件費増、の3つです。つまり利益が減った理由の一部は、待遇改善という社内向けの投資そのものにあります。
これは転職者にとって両義的な情報です。ネガティブに読めば「利益を削ってまで人件費を上げないと人が定着しない状態だった」となり、ポジティブに読めば「利益より従業員への還元を優先した」となります。推定情報ですが、平均年間給与が前期比+1.2%で上がっていること、有給取得率の会社開示値が2025年度64.4%と中期目標の60%を前倒し達成していることは、後者の解釈を一定程度支えます。少なくとも、待遇を切り詰めて利益を守る方向には動いていません。
背景3|投資会社が38.8%を握る資本構成
3つ目の背景は資本構成です。筆頭株主は株式会社スノーボールキャピタル(東京都港区・資本金700万円・有価証券の運用及び売買)で、2026年3月31日時点の持株比率38.79%(議決権ベース38.82%)。同社は2026年1月9日付で平賀の「その他の関係会社」に該当しました。理由は、平賀の社外取締役である本田佳人氏が2025年10月31日付でスノーボールキャピタルの代表取締役に就任したことによる役員兼任です。平賀は当該異動による業績への影響はないと開示しており、2026年7月には「支配株主等に関する事項」も開示しています。
正確に押さえるべき点が3つあります。
- 親会社ではない:「その他の関係会社」であり連結対象ではありません。平賀の開示は引き続き単体です
- TOB・非公開化の公表事案は確認できなかった:将来の資本政策を推測して書ける材料はありません
- 流通株式には構造的な余裕が乏しい可能性:筆頭株主38.8%に加え、自己株式1,140,615株(発行済4,015,585株の約28%)を保有。上位10名の持株比率合計は69.38%です。ただし上場維持基準への不適合に関する開示は確認できなかったため、適合状況の具体的な数値は断定できません
投資会社が実質的な支配株主であること自体は、良し悪しではありません。中小型印刷株としては珍しい構造であり、推定情報として、資本効率(PBR約0.57倍、ROE4.4%)の改善圧力がかかりやすい状態にあると考えられます。転職者の立場では「数年内に経営方針や株主構成が動く可能性がある会社」として、面接で中期の方向性を確認しておく価値があります。

結局、「やばい」は当たっているんでしょうか?
財務の健全性という意味では当たっていません。自己資本比率59.2%、現金及び現金同等物23億3,837万円、直近5期すべて黒字、GC注記なし。この会社が明日どうかなる、という話ではありません。当たっているのは「稼ぐ力が2期続けて落ちていて、社員の経営への評価が低い」という部分です。そこを許容できるかどうかが判断の分かれ目であり、「やばいから避ける/やばくないから安心」という二択の話ではないと考えます。
「株式会社平賀 訴訟」で出てくる話の正体|会社は提訴した側で、勝訴している
検索候補に「株式会社平賀 訴訟」(月間30回)が出るため、ここを誤読したまま応募を見送る人がいるかもしれません。結論から言うと、この訴訟で平賀は訴えられた側ではなく、訴えた側であり、そして勝訴しています。事実関係を時系列で整理します。
- 2009年7月:前代表取締役が取締役会決議を経ずに、会社名義の白地約束手形を無断で振り出していたことが判明し、簿外債務が発覚
- 同年以降:会社は外部の調査委員会を設置し、原因究明と再発防止策の策定を実施
- その後:会社が前代表取締役に対し損害賠償を求めて提訴
- 2010年12月6日:東京地方裁判所が会社の請求を認容(会社側の勝訴)
つまり構図は「会社が組織的に不正を行った」のではなく、個人による背信行為の被害を会社が受け、外部調査で解明し、法的手段で責任を追及して認められたというものです。「訴訟トラブルを抱える会社」という理解は、事実と逆になります。
加えて重要なのが時間軸です。この事案は2009〜2010年、つまり現時点から16〜17年前の出来事であり、現在の経営陣(代表取締役社長 中前圭司氏)とは体制が異なります。同社はその後、2024年6月に監査役設置会社から監査等委員会設置会社へ移行しており、ガバナンス体制も当時とは変わっています。第71期有価証券報告書を確認した範囲では、係属中の重要な訴訟に関する記載は確認できなかった状況です。厚生労働省の労働基準関係法令違反公表事案リストにも同社名は見当たりませんでした(ただし全期間・全機関を網羅的に確認したものではありません)。
なお、検索候補には「株式会社平賀 2ちゃんねる」も月間40回台で複数表記出現しています。ただし匿名掲示板の書き込みは一次情報ではないため、本記事では内容を引用しません。転職判断は、有価証券報告書・適時開示・実名または属性が明示された口コミサイトという、出所の追える情報で行うことを強くおすすめします。
株式会社平賀の年収は約550万円|有報の実額と口コミ409万円のギャップを読む
年収については、公式情報と口コミ傾向で大きな開きがあるため、どちらを信じるかではなく「なぜ違うか」を理解することが重要です。有価証券報告書によると、第71期の平均年間給与は5,505千円(約550万円)。賞与および基準外賃金を含む金額で、対前事業年度比+1.2%(前期は約544万円水準)です。同社は子会社を持たないため、この数値は持株会社にありがちな「本社だけの高い平均値」ではなく、埼玉工場・和歌山工場の現場社員も含む305名全体の平均です。
平均年齢46.35歳・平均勤続14.83年が示す人員構成
第71期有価証券報告書の「従業員の状況」によると、平均年齢は46.35歳、平均勤続年数は14.83年です。印刷・販促業界の中でも高めで、40代後半が中心層の長期定着型の会社と読めます。従業員数の推移は第67期322名→第68期303名→第69期298名→第70期297名→第71期305名で、いったん減少した後に増加へ転じています。参考として、OpenWork掲載の二次データでは平均勤続年数が男性16.8年・女性10.8年と男女差があります。女性管理職比率は14.7%で、2027年度に15%以上とする目標を掲げています。
この人員構成は年収の読み方に直結します。平均年齢46.35歳で550万円ということは、30代前半の中途入社者がいきなり550万円を提示される可能性は高くないと推定情報として考えられます。年功的な賃金カーブが残っている会社では、平均値は上位年齢層に引き上げられるためです。口コミに「年功序列が強い」という声が繰り返し出ていることも、この見立てと整合します。
口コミの409万円と有報の550万円はなぜ食い違うのか
エン カイシャの評判では平均年収409万円(平均年齢41歳・回答ベース)とされており、有報の実額より約140万円の開きがあります。求人ボックス給料ナビでは512万円という数値も見られます。この差を生む要因は、推定情報として次のように整理できます。
- 回答者の属性偏り:口コミを投稿するのは若年層・退職者・非管理職が多く、管理職層の年収が反映されにくい
- 年齢差:口コミの平均年齢41歳に対し、有報の平均年齢は46.35歳。5歳分の差がそのまま金額差になり得る
- 雇用形態:有報の305名は正社員中心(臨時雇用者42名は外書)だが、口コミには契約社員・派遣社員の投稿が混ざる
- 職種構成:本社の企画・営業職と、埼玉・和歌山の工場勤務者では賃金水準が異なる可能性があるが、平均値からは分離できない
したがって、「有報の550万円が正しく、口コミの409万円が嘘」なのではなく、両者は測っている集団が違うと理解するのが正確です。転職検討者が自分の想定年収を見積もるなら、40代後半・管理職手前で550万円前後が一つの目安、30代の非管理職ではそれを下回る可能性が高い、という読み方になります。年収・給与の納得度が48%と半数を割っていることも、この目線と矛盾しません。
賞与・男女賃金差異・初任給|面接で確認したい待遇の論点
同社の人的資本開示から、待遇に関して確認できる公式情報は以下の通りです。
- 男女の賃金の差異:全労働者72.7%/正規雇用77.8%/パート・有期78.3%(男性を100とした場合の女性の水準)
- 有給取得率:2025年度64.4%(2027年度60%以上の目標は達成済み)
- 男性労働者の育児休業取得率:「―」表記で、数値としては開示されていません
- 初任給:23万円(日経会社情報ベース)
賞与額・昇給率・職種別年収は有価証券報告書では開示されていないため、面接や内定時の労働条件通知書で確認する必要があります。特に確認したいのは、第71期の減益理由に挙がった「賃金ベースアップ」が一時的なものか継続的な制度改定かという点です。利益が2期連続で減っている局面での賃上げが、今後も続く前提なのかどうかは、入社後の年収カーブを左右します。
売上100億円で横ばい、営業利益だけが半減した理由|収益構造の分析
ここが本記事で最も「その会社でしか成立しない」分析です。同社の直近5期は、売上が伸びているにもかかわらず利益が落ちるという明確なパターンを描いています。転職先としての将来性を考えるなら、この構造を理解しておく価値があります。
売上5期推移と営業利益5期推移
有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」から整理した公式情報です(営業利益の第67〜70期は開示値に基づく概数を含みます)。
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|
| 第67期(2022年3月期) | 85億0,798万円 | 約5億5,000万円(ピーク) | 3億8,600万円 |
| 第68期(2023年3月期) | 90億1,065万円 | 約4億6,000万円 | 3億9,500万円 |
| 第69期(2024年3月期) | 99億5,493万円 | 約4億9,000万円 | 5億6,500万円 |
| 第70期(2025年3月期) | 97億9,208万円 | 約3億6,000万円(26.1%減) | 3億1,100万円 |
| 第71期(2026年3月期) | 99億6,719万円 | 2億1,500万円(40.9%減) | 1億8,854万円 |
読み取れることは明快です。売上は第69期以降、99億〜100億円のレンジで頭打ちになっている一方、営業利益はピークの第67期から4割水準まで落ちています。当期純利益で見ても第69期の5億6,500万円から2期で3分の1になりました。ROEは第69期の15.1%から第71期は4.4%へ低下しています。
なお、時系列をさらに遡ると、2020年3月期は82.5億円、2021年3月期は67.7億円とコロナ禍で大きく落ち込み、そこから第67期以降に回復してきた経緯があります。つまり売上100億円は「回復のゴール」であり、そこから先の伸びしろをどう作るかが現在の課題という位置づけです。
用紙が製造費用の33.8%|原価構造から見た利益の落ち方
なぜ売上が横ばいでも利益が落ちるのか。同社の原価構造を見ると理由が見えます。有価証券報告書によると、主要原材料である用紙は総製造費用の33.8%を占め、第71期の入手高は24億5,265万円。製造費用の3分の1が紙代です。加えて配送運賃も原価に乗ります。
業界全体では、日本印刷産業連合会の資料で印刷物の総コストが2024年から2025年にかけて約4.0〜5.5%上昇したとされ、2025年10月出荷分以降は製紙各社が10%規模の印刷用紙値上げを相次いで実施しています。同社は有価証券報告書の「事業等のリスク」で、用紙価格の変動と配送運賃高騰を明示的にリスクとして挙げています。
問題は転嫁のしやすさです。同社は同じ「事業等のリスク」の中で、「折込広告への参入障壁は低く、企業間競争による販売価格の低迷は続いている」と自ら記載しています。参入障壁が低い=価格競争が激しい市場で、原価の3分の1を占める紙が上がれば、利益は構造的に圧迫されます。売上が微増でも営業利益が40.9%減った背景は、この「コスト上昇 × 価格転嫁の難しさ」に、賃上げによる人件費増が重なった結果と整理できます。
転職判断としては、推定情報ながら次のように読めます。営業職であれば「値上げ交渉ができるか」が評価の中心軸になりやすく、生産・工場職であれば「歩留まりと自動化で原価をどれだけ下げられるか」が問われます。どちらも、市場が伸びない前提での改善提案力が求められる仕事です。
最大顧客ヤマダHDが10.2%|顧客集中というもう一つの論点
もう一つ、有価証券報告書が自ら挙げるリスクが特定取引先への依存です。第71期の相手先別販売実績では、ヤマダホールディングス向けが10億2,068万円で総販売実績の10.2%(前期は12億2,348万円・12.5%)。前期比では依存度が下がっていますが、同時に金額そのものが2億円強減っています。減益要因に挙がった「一部の高粗利クライアントの受注減」と無関係とは考えにくい数字です。
販売先は大型量販店・スーパー・小売専門店が中心で、家電量販やカー用品といったチェーンストアが主要顧客層です。推定情報として、こうした構造には二面性があります。少数の大口顧客と深く組めば安定的なロット受注が見込める一方、その顧客が販促予算を絞ったりデジタル販促へ切り替えたりすると、影響がダイレクトに出ます。面接では「担当するクライアントの規模と、その取引の継続年数」を聞いておくと、配属後の仕事の安定性が読みやすくなります。
将来性をどう見るか|中期経営計画「SPX2027」と数値目標の取り下げ
同社は2024年5月、中期経営計画「SPX2027」(2025年3月期〜2027年3月期)を公表し、長期ビジョン「Vision2030」で2030年に「小売の課題解決が日本一得意な会社」を目指すと掲げました。ここまでは前向きな話です。
ただし転職検討者が知っておくべき事実があります。同社はこのSPX2027の数値目標を、事業環境の不確実性と収益構造転換の途上であることを理由に自ら取り下げ、単年度目標の積み上げに切り替えました。上場企業が中期計画の数値目標を撤回するのは、計画未達を認めた形になるため、決して軽い判断ではありません。
これをどう評価するかは分かれます。厳しく見れば「3年先の絵を描けないほど収益構造が不安定」であり、口コミの「会社の成長性2.4点」という評価とも符合します。好意的に見れば「達成できない数字を掲げ続けるより、実態に合わせて仕切り直した」誠実な対応とも読めます。推定情報ですが、いずれにせよ転職者にとっては「向こう3年の会社の絵姿が公式には示されていない状態」であり、面接で経営の方向性を直接確認する必要性が高い、と考えるのが実務的です。
業界環境そのものは厳しさが続きます。2025年の折込広告費は2,354億円・前年比3.6%減で3年連続のマイナス。一方でリテールメディア市場は2025年に約5,000億円、2026年は6,000億円超が見込まれ、店頭サイネージやデジタルチラシ、購買データを使ったターゲティング販促へ予算が移りつつあります。同社が「SPX」としてデジタルマーケティング・商圏分析・効果検証まで手を広げているのは、この構造変化への対応そのものです。紙の受注だけでなく、デジタル販促やデータ活用の案件に関われるかどうかが、入社後の市場価値を大きく左右するという点は、業界共通のポイントとして押さえておくべきです。
なお同社は2023年7月に埼玉工場、2025年3月に和歌山工場の屋上太陽光発電を稼働させており、2022年には保育士寮を併設した保育園を建設して保育園運営会社へ賃貸し、不動産賃貸収入を得ています。印刷会社としては異例のアセットで、本業以外の収益源を細く持つ姿勢がうかがえます。
働き方と社風|公式KPIの有給64.4%と、口コミの45.9%の間にあるもの
働き方については、公式情報と口コミ傾向の数字が食い違っています。この食い違い自体が、この会社を理解する手がかりになります。
| 指標 | 会社開示(公式情報) | 口コミベース(口コミ傾向) |
|---|---|---|
| 有給取得率 | 2025年度 64.4% | OpenWork:45.9% |
| 月間残業時間 | 有価証券報告書では開示されていない | OpenWork:28.9時間/エン カイシャの評判:47時間 |
| 女性管理職比率 | 14.7%(2027年度15%以上が目標) | — |
残業時間は28.9時間〜47時間とソースで開きがある
残業時間はソースによって28.9時間と47時間、実に18時間の差があります。この差をどう解釈するか。推定情報ですが、最も自然な説明は部署・職種による負荷差が大きいというものです。実際、口コミには「残業も休日出勤もほぼなく働きやすかった」という声がある一方、営業職からは「働きがいはあり成長機会もあるが、休暇が少なく残業も多い」という声も出ています。
折込チラシは締切が週次・特売単位で回る商材です。営業と制作は顧客の販促カレンダーに合わせて動くため繁閑差が出やすく、工場は生産計画に沿ってシフトが組まれるため相対的に読みやすい、という違いが生じてもおかしくありません。したがって「平賀の残業は◯時間」と一括りにするのは危険で、応募する職種・拠点ごとに確認するのが正解です。面接では「その部署の直近3か月の平均残業時間」を具体的に聞くことをおすすめします。
なお同社に労働組合は結成されておらず、有価証券報告書には「労使関係は円満に推移」と記載されています。労働条件の交渉窓口が制度として存在しない点は、待遇改善の進み方を考えるうえで推定情報として頭に入れておくとよいでしょう。
「以前からのやり方が残る」と会社自身が書いている
社風について、最も誠実な情報源は会社自身の言葉です。採用担当は「経験や社歴に関係なくチャレンジできる社風」としつつ、同時に「設立60年以上の歴史ある会社として、以前からのやり方やルールが残っている場面がある」と自ら認めています。
口コミの「保守的・安定志向」「年功序列が強い」「昭和な会社」という表現は、この会社側の自己認識とほぼ一致します。つまりこれは隠された欠点ではなく、会社が開示している既知の特性です。平均勤続14.83年・平均年齢46.35歳・労働組合なしという構造も同じ方向を指しています。長く残る人が多く、意思決定や慣行が積み重なった組織であることは、数字からも言葉からも一貫して読み取れます。
この特性は、人によって完全に評価が逆転します。腰を据えて長く働きたい人には安定した環境であり、前職のスピード感を持ち込んで即座に変えたい人にはストレス源になります。推定情報として、中途入社で最初の1〜2年をどう過ごすかの設計が、この会社では特に重要になると考えられます。
勤務地で仕事が変わる会社|和歌山工場・埼玉工場と全国7拠点
「株式会社平賀 和歌山工場」は、実測で月間90回(表記違いを合わせると実質180回相当)検索されています。指名検索720回に対してこの数字は無視できず、地元で工場勤務を検討している層が確かに存在することを示しています。同社は本社機能と生産機能が地理的に分かれているため、応募する拠点によって仕事の中身がまったく変わります。
| 拠点 | 所在地 | 機能 |
|---|---|---|
| 本社・本社第二ビル | 東京都練馬区豊玉北 | 本社機能(企画・営業・管理・デジタル領域) |
| 埼玉工場 | 埼玉県新座市本多1-13-9 | 総合印刷生産・ロジスティクス |
| 和歌山工場 | 和歌山県日高郡日高川町江川6-1 | シール生産・倉庫 |
| 大阪オフィス | 大阪市天王寺区空堀町3-9 | 営業拠点 |
| 高崎支店 | 群馬県高崎市鞘町20-1 | 営業拠点 |
| 札幌支店 | 札幌市北区北24条西4-3-12 | 営業拠点 |
和歌山工場(和歌山県日高郡日高川町)|シール生産と倉庫
公式情報として、和歌山工場は和歌山県日高郡日高川町江川6-1に所在し、シール生産と倉庫機能を担っています。2025年3月には屋上太陽光発電が稼働しました。日高川町は御坊市に隣接する山あいの町で、都市部の印刷工場とは通勤環境も生活コストも大きく異なります。
地方立地の生産拠点で働く場合の一般的な考え方として、推定情報ながら次の点を確認しておくと判断しやすくなります。第一に、シール・ラベルは折込チラシとは製造工程も顧客も異なる製品であり、身につくスキルの方向性が本社の販促企画職とは別物になること。第二に、地方工場は拠点単位の人員規模が小さく、一人あたりの担当範囲が広くなりやすいこと。第三に、拠点再編が起きた場合の影響を受けやすい立場であること。この3点目については、同社が2023年3月に仙台支店を閉鎖した実績があるため、抽象的な懸念ではありません。求人に応募する際は、その拠点の位置づけと投資方針を確認する価値があります。
埼玉工場(埼玉県新座市)|総合印刷生産とロジスティクス
埼玉工場は1964年に現在地へ移転した同社の生産の中核で、総合印刷生産に加えてロジスティクス機能を持ちます。2023年7月には屋上太陽光発電が稼働しました。折込チラシは「刷って終わり」ではなく、店舗別・エリア別に仕分けて新聞販売店へ届けるまでが商品です。印刷と物流が同じ拠点に同居しているのは、この一貫受託モデルを支える構造そのものといえます。
生産技術・生産管理・購買といった職種で転職を考えるなら、ここが主戦場になります。業界全体でデジタル印刷機やワークフロー自動化、AIによる工程・校正支援への投資が競争力維持の条件とされている中で、推定情報として、原価の3分の1を占める用紙のロス削減や工程自動化に関与できるポジションは社内での価値が高くなりやすいと考えられます。
2023年の仙台支店閉鎖が示す拠点再編
1987年に開設された仙台支店は、2023年3月に閉鎖されています。これは同社が全国展開を維持したまま、採算の合わない拠点は畳むという判断を実際に行った事例です。現在の拠点は本社・本社第二ビルを含めて計7拠点となっています。
転職者にとっての示唆は明確です。推定情報ですが、営業拠点勤務を希望する場合、その拠点の売上規模や担当クライアントの安定性は、本社勤務以上に確認しておくべき項目になります。特に東北エリアの顧客をどこがカバーしているのか、今後の拠点戦略はどうなっているのかは、面接で聞いて損のない質問です。
同業の印刷・販促上場5社と比べた株式会社平賀の位置
「紙の需要縮小」という同じ逆風の中で、各社の対応と財務状況は大きく違います。年収・働きやすさ・将来性・転職難易度・向いている人の観点で整理します。年収は各社の有価証券報告書等の公表水準をもとにした推定情報を含むため、最新の正確な数値は各社の公式IRで再確認してください。
| 企業名 | 平均年収(推定) | 働きやすさ | 将来性 | 転職難易度 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社平賀(7863) | 約550万円 | 有給64.4%・残業は職種差大 | 売上横ばい・2期連続減益。SPX2027で高付加価値化を模索 | 中途は職種限定・小規模 | 小売販促を一貫で担いたい人 |
| 総合商研(7850) | 公式IRを要確認 | 北海道地盤の地域密着型 | 黒字だが下方修正。年賀状という構造縮小事業が主力 | 地域採用中心 | 北海道で腰を据えたい人 |
| ウイルコホールディングス(7831) | 公式IRを要確認 | 石川県地盤・持株会社体制 | 特別注意銘柄かつ赤字拡大と、財務面の負荷が大きい | — | 通販など多角化に関わりたい人 |
| セキ(7857) | 公式IRを要確認 | 工場・営業で働き方が分かれる | 営業赤字転落だが自己資本比率83.58%と財務は厚い | 地域採用中心 | 財務の安全性を重視する人 |
| カワセコンピュータサプライ | 公式IRを要確認 | 帳票BPO中心 | 東証上場廃止から福証へ移行し上場は継続 | — | BPO・業務設計に関心がある人 |
| 日本創発グループ | 公式IRを要確認 | M&A型持株会社でグループ各社に差 | M&Aで増収も営業利益30.8%減 | グループ会社ごとに異なる | 成長を買う戦略に共感できる人 |
この並びで見ると、平賀の相対的な特徴が浮かびます。赤字でもなく、上場区分の変更もなく、特別注意銘柄でもない。つまり同業の中では「まだ普通に黒字で回っている側」に位置します。自己資本比率59.2%、現金23億円という財務も、この規模の印刷会社としては悪くありません。一方で、セキのような突出した自己資本比率も、日本創発グループのようなM&Aによる規模拡大も持っていません。推定情報として、「危機的ではないが、構造変化への打ち手が現在進行形で問われている中位グループ」というのが、転職判断上の位置づけとして妥当なところです。
株式会社平賀への転職が向いている人・向いていない人
ここまでの公式情報・口コミ傾向をふまえ、適性を整理します(推定情報を含みます)。総合点ではなく、あなたが何を重視するかで評価が変わる会社です。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 小売流通の販促を、企画から印刷・配送まで一気通貫で担いたい人 | デジタル専業の環境でマーケティングを深めたい人 |
| 平均勤続14.83年という定着型の環境で、腰を据えて働きたい人 | 短期で昇進・昇給し、成果に応じて処遇が動く環境を求める人 |
| 市場が伸びない前提で、価格交渉や原価改善の提案ができる人 | 伸びる市場の追い風を受けて売上を作りたい人 |
| 「以前からのやり方が残る」組織を理解したうえで少しずつ変えられる人 | 入社直後から意思決定のスピードを変えたい人 |
| 会社の経営指標を自分で読み、リスクを納得して選べる人 | 経営陣への評価が低い状態(1.9点)を許容しにくい人 |
| 埼玉・和歌山の生産拠点で、ものづくりに関わりたい人 | 勤務地を東京都心に限定したい人 |
編集部の見解|「やばい」を3つに分けて考える
編集部の見解として、この会社の評価は「やばいか、やばくないか」ではなく、3種類のリスクを分けて考えることで整理できると考えます。
- 倒産リスク:現時点で確認できる材料からは低いと考えられます。直近5期すべて黒字、GC注記なし、自己資本比率59.2%、現金23億円。この点で不安を煽る情報には根拠が乏しいと言えます
- 処遇の伸びしろリスク:ここは実在します。営業利益がピークの4割水準まで落ち、配当性向61.0%と株主還元の負担も重い状況で、賃金の大幅な引き上げが続く前提は置きにくいと考えられます
- 方向性の不確実性リスク:中期経営計画の数値目標が取り下げられ、筆頭株主が投資会社という構成である以上、数年内に経営方針が動く可能性は否定できません。ただしTOB等の公表事案は確認できなかったため、これは推測ではなく「注視すべき変数」として扱うべきです
そのうえで、総合すると「安定志向で、縮小市場の中で改善を積み上げる仕事にやりがいを見出せる人」にはおすすめできる一方、「成長市場で自分の市場価値を急速に高めたい人」には他の選択肢を並行して検討することをおすすめします。特に20代・30代の方は、この会社で身につくスキル(小売販促の企画実行、印刷生産管理、商圏分析)が次の転職市場でどう評価されるかを、入社前に一度整理しておく価値があります。
株式会社平賀に関するよくある質問(FAQ)
株式会社平賀への転職・就職を検討する人から、実際に検索されている質問と回答をまとめました。
株式会社平賀は上場企業ですか?
はい。東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、証券コードは7863、業種区分は「その他製品」です。2000年に日本証券業協会へ店頭登録、2004年にジャスダック証券取引所へ上場、2013年に東証JASDAQ(スタンダード)、2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場へ移行しました。記事作成時点で上場は継続しており、TOB・非公開化に関する公表事案は確認できなかったため、資本構成が変わる前提で判断する材料はありません。
株式会社平賀の求人はどこで見られますか?
公式採用ページのほか、新卒はマイナビ2027、中途はen-gage経由での募集が確認できます。応募時には「採用応募者の個人情報の取り扱いについて」というPDFへの署名・提出を求める運用が案内されています。従業員305名規模の会社であるため、常時多数の職種を募集しているわけではない点には留意してください(推定情報)。
株式会社平賀の社長は誰ですか?
代表取締役社長は中前圭司(なかまえ けいじ)氏です。同社は2024年6月に監査役設置会社から監査等委員会設置会社へ移行しています。社外取締役の本田佳人氏が、2025年10月31日付で筆頭株主である株式会社スノーボールキャピタルの代表取締役に就任しており、これが2026年1月の「その他の関係会社」該当の理由となっています。
和歌山工場や埼玉工場でも中途採用はありますか?
公式採用ページでは職種別に募集が案内されており、生産系の職種は埼玉工場(新座市)と和歌山工場(日高川町)が勤務地となります。ただし募集の有無は時期によって変動するため、実際の掲載内容で確認が必要です。口コミ傾向としても、拠点によって残業時間や働き方の評価が分かれる投稿が見られるため、応募先の拠点単位で労働条件を確認することをおすすめします。
「株式会社平賀 やばい」という検索候補が出るのはなぜですか?
本記事で整理したとおり、(1)複数の口コミサイトで総合評価が2.4〜2.7点と低いこと、(2)営業利益が2期連続で大幅に減っていること、(3)投資会社が発行済株式の約4割を保有していること、の3点が背景にあると考えられます。一方で、赤字転落や継続企業の前提に関する注記といった、経営の危機を直接示す事実は確認できなかったのが実情です。検索候補は不安の存在を示しますが、その中身は必ず一次情報で確かめてください。
株式会社平賀の年収は口コミと有報でなぜ違うのですか?
有価証券報告書の平均年間給与は5,505千円(約550万円)で、これは平均年齢46.35歳・従業員305名全体の平均です。一方、エン カイシャの評判の409万円は平均年齢41歳の回答ベースであり、若年層・非管理職・契約社員などの投稿が相対的に多くなる傾向があります。どちらかが誤りなのではなく、測っている集団が異なるためと理解するのが正確です。
株式会社平賀への転職判断まとめ
ここまでの内容を、判断軸ごとに整理します。最終的な判断は、求人票だけでなく自分の経験・適性、そして内定時の労働条件通知書まで含めて確認しましょう。
| 判断軸 | 評価 |
|---|---|
| 年収水準 | 有報実額で約550万円(平均年齢46.35歳)。30代非管理職はこれを下回る可能性がある(推定情報) |
| 財務の安全性 | 自己資本比率59.2%、現金23億円、直近5期すべて黒字、GC注記なし。同業比較でも懸念は小さい |
| 収益性のトレンド | 営業利益はピークの約4割水準へ低下し2期連続の大幅減益。ここが最大の論点 |
| 事業の将来性 | 折込広告費は3年連続減。SPX2027で高付加価値化を模索するが、中期の数値目標は取り下げ済み |
| 働きやすさ | 有給取得率は会社開示64.4%・口コミ45.9%。残業は職種・拠点で28.9〜47時間と差が大きい |
| 社風 | 平均勤続14.83年の定着型。会社自身が「以前からのやり方が残る場面がある」と明言 |
| ガバナンス | 投資会社スノーボールキャピタルが38.79%保有。資本政策の動きは注視すべき変数 |
| 過去の訴訟 | 2009〜2010年の手形事案で会社は提訴側かつ勝訴。現在の係属訴訟は確認できなかった |
| おすすめできる人 | 小売販促を一貫で担いたい人/安定した環境で長く働きたい人/改善提案が得意な人 |
どのサービスを使えばいいか決められないとき
このサイトはアフィリエイトで収益を得ています。読者がサービスに登録すると当サイトに報酬が発生します。
自分の状況だとどのサービスが合うのか判断がつかない場合は、無料の相談を受け付けています。相談内容をうかがったうえで、条件に合いそうな転職サービスをご案内します。
登録や応募を急かすことはしません。 「いま動かないほうがいい」と考えた場合はそう伝えます。
※当サイトは職業紹介事業者ではありません。求人の紹介・あっせんは行わず、転職サービスのご案内までを行います。
本記事の出典・参考情報
本記事で参照した一次情報・口コミ情報の出典は以下の通りです。最新の正確な数値は各リンク先で確認してください。
公式情報源
口コミ・評判の参照元
同業・関連企業の記事
免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ集計・市場推定の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。
この記事の編集方針・情報の確認について
この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・IR資料)、求人情報、口コミ傾向をそれぞれ分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。年収・平均年齢・平均勤続年数・従業員数などの中核データは、株式会社平賀 第71期有価証券報告書(2026年6月29日提出/EDINETコード E00734)の「従業員の状況」を一次情報として確認し、口コミ・推定情報とは明確に区別しています。過去の訴訟に関する記述は同社の開示および裁判所の判断日を基に事実のみを記載し、匿名掲示板等の出所が追えない情報は採用していません。記載内容は最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は各公式IRページでご確認ください。
