ディーブイエックスの評判と年収680.9万円|2026年9月オルバ統合前の実態
※本記事にはプロモーションを含みます。
この記事の結論
- 上場廃止:2026年8月28日に東証スタンダードを上場廃止。業績不振ではなく株式交換によるもの
- 平均年収:第40期有報で680.9万円(提出会社361人・平均年齢39.5歳)
- 収益構造:売上559.9億円に対し営業利益率0.53%と薄利化が進行
- 未開示:統合後の人事制度・拠点体制は2026年8月時点で開示されていない
ディーブイエックス株式会社(証券コード3079)は、心臓ペースメーカやアブレーションカテーテルなど循環器デバイスに特化した医療機器専門商社です。この会社を転職先として調べている人が2026年夏の時点で最初に知るべきことは、口コミの点数でも年収の相場でもありません。2026年8月28日付で東証スタンダード市場を上場廃止し、2026年9月1日にオルバヘルスケアホールディングス(2689)の完全子会社になるという、応募先の資本と看板そのものが変わる事実です。本記事では第40期有価証券報告書と2026年5月22日の適時開示という一次情報を軸に、この転換点を日付単位で整理したうえで、年収680.9万円という公式数値と口コミサイト集計の乖離、営業利益率0.53%という収益構造まで、転職判断に必要な材料を順に分解します。
ディーブイエックスの公式データ一覧(有価証券報告書ベース)
まず判断の土台になる数字を一覧にします。以下はすべて公式情報で、第40期(2025年4月1日〜2026年3月31日)有価証券報告書(2026年6月25日提出、EDINETコードE03005)および適時開示から取得した実額です。第40期は同社が初めて連結財務諸表を作成した期であり、第39期以前は単体のみである点に注意してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | ディーブイエックス株式会社(DVx Inc.) |
| 証券コード・上場区分 | 3079/東証スタンダード市場(2026年8月28日付で上場廃止予定・最終売買日8月27日) |
| 本店所在地 | 東京都港区港南一丁目8番15号 |
| 設立 | 1986年4月1日(株式会社ヘルツとして設立、2004年2月に現商号へ) |
| 代表者 | 代表取締役社長 柴﨑 浩 |
| 資本金 | 3億4,445万円(2026年3月31日現在) |
| 平均年間給与 | 約680.9万円(6,809千円/対前事業年度増減率+5.1%・賞与および基準外賃金を含む) |
| 平均年齢 | 39.5歳 |
| 平均勤続年数 | 8.1年 |
| 従業員数 | 連結378人(臨時雇用者 年間平均52人は外数)/提出会社361人(臨時雇用者 年間平均34人は外数) |
| 売上高 | 連結559億8,877万円(提出会社単体556億747万円) |
| 営業利益 | 連結2億9,405万円(売上高営業利益率0.53%) |
| 経常利益 | 連結3億149万円 |
| 当期純利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 2億2,538万円 |
| 事業セグメント | 不整脈事業457億944万円/虚血事業40億214万円/その他62億7,718万円 |
| 拠点 | 国内25ヶ所の営業所・出張所(ほか技術サービスセンター・物流センター) |
| 連結子会社 | 総合医療サービス株式会社(大阪市東成区・臨床検査業務)1社 |
| 継続企業の前提 | 注記なし(第40期連結財務諸表 注記事項「該当事項はありません」) |
| 労働組合 | 結成されていない(労使関係は円満と記載) |
| 出典 | 第40期有価証券報告書(2026年6月25日提出)/2026年5月22日付適時開示 |
平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数は、いずれも有価証券報告書「従業員の状況」に記載された2026年3月31日現在の実額です。給与の対象は連結378人ではなく提出会社(ディーブイエックス単体)の361人ですが、同社は持株会社ではなく事業会社そのもので、連結子会社も17人相当の1社のみのため、この数字は現場の実態をおおむね反映していると読んで差し支えありません。
2026年8月28日上場廃止・9月1日にオルバの完全子会社へ|転職検討者が最初に見るべき事実
結論から書きます。ディーブイエックスへの応募を検討している人にとって最重要の情報は、会社そのものは存続するが、2026年9月1日から資本の親が変わり、株式は非公開になるということです。これは業績不振や不祥事による上場廃止ではなく、株式交換によって完全子会社化されることに伴う手続き上の上場廃止です。ここを取り違えると「経営危機の会社に応募しようとしている」という誤った不安に振り回されるため、事実関係を日付で押さえておく価値があります。
統合スケジュールを日付で確認する
2026年5月22日、オルバヘルスケアホールディングス株式会社(証券コード2689・岡山市北区)とディーブイエックスは、経営統合契約および株式交換契約の締結を適時開示しました。公式情報として公表されているスケジュールは次のとおりです。
- 2026年5月22日:両社取締役会で決議、経営統合契約・株式交換契約を締結
- 2026年6月26日:ディーブイエックス定時株主総会で承認
- 2026年7月28日:オルバヘルスケアHD臨時株主総会で承認
- 2026年8月21日:株式交換に伴う自己株式全部消却を開示
- 2026年8月27日:ディーブイエックス株式の最終売買日
- 2026年8月28日:東証スタンダード市場を上場廃止
- 2026年9月1日:株式交換の効力発生。オルバヘルスケアHDが「オルバディーブイエックスヘルスケア株式会社」へ商号変更し、ディーブイエックスはその100%子会社に
スキームは株式交換で、TOB(公開買付け)でも合併でも共同株式移転でもありません。交換比率はディーブイエックス株1株に対しオルバ株0.50株、オルバ側は5,183,078株を新規発行します。会計処理は「取得」としてパーチェス法の適用が見込まれており、実質的にはオルバによるディーブイエックスの取得と整理されています。統合後のグループ名は「オルバディーブイエックスグループ」、親会社の本店は岡山市北区下石井一丁目1番3号に置かれ、報道ベースでは岡山・東京の二本社制とされています。
役員体制も公表済みです。ディーブイエックス社長の柴﨑浩氏が親会社の代表取締役会長、オルバ社長の前島洋平氏が代表取締役社長という2名代表体制となり、定款も「取締役会は取締役会長が招集し議長となる」へ変更されます。統合は突然の話ではなく、2022年10月17日の業務提携基本合意書、2023年3月15日の業務提携契約という3年半の助走を経た延長線上にあります。
求職者にとって「まだ開示されていない」4つの論点
ここが本記事で最も正確に書かなければならない部分です。統合そのものは詳細に開示されている一方で、働く側の条件に関わる情報はほぼ何も出ていません。2026年5月22日の適時開示にも、第40期有価証券報告書の重要な後発事象にも、次の4点についての具体的な記載はありません。
- 雇用維持の確約:統合後に従業員の雇用を維持する旨の明示的な記載がない
- 処遇・人事制度の統一方針:給与体系・評価制度をどちらに寄せるかの記載がない
- 拠点再編の有無:ディーブイエックスの国内25ヶ所とオルバの拠点をどう扱うかの記載がない
- 間接部門の重複整理:管理部門・物流部門の人員をどうするかの記載がない
一方で、統合のシナジーとして公表されているのは「物流・在庫管理の最適化」「重複する倉庫・物流機能の相互利用」「IT基盤の統合」「人材交流」の4項目です。これらは推定情報としての読み方になりますが、一般論として間接部門や物流拠点の重複整理を伴いやすい領域であることは事実です。ただし現時点で人員削減の計画が公表されているわけではなく、希望退職募集・整理解雇のいずれも公表資料には見当たりません。むしろ後述するとおり従業員数は直近2期で増えています。統合後の業績見通しについても「今後両社間で検討」として未確定のままです。
したがって求職者としての正確な理解は、「統合で条件が悪くなる」でも「統合しても何も変わらない」でもなく、2026年8月時点では統合後の人事制度・拠点体制が未開示であり、選考の場で自分から確認すべき項目であるということになります。

入社後すぐに会社の名前や制度が変わるのは不安です。何を聞けばいいですか?
面接や内定後の面談で確認する価値が高いのは、①採用ポジションが統合後どちらの組織に属するのか、②給与テーブル・評価制度の統一時期と方針、③勤務地となる営業所が拠点再編の対象かどうか、④労働条件通知書に記載される会社名(統合後も雇用主はディーブイエックス株式会社のままか)の4点です。いずれも公表資料からは読み取れないため、口頭ではなく書面で確認しておくのが安全です。
なぜ統合という選択になったのか
統合の背景を理解するには、同社が有価証券報告書で自ら挙げている構造的逆風を見るのが早道です。公式情報として、①保険償還価格の引き下げ、②物流コストの高騰、③医療機関の収益力低下、の3点が明記されています。とくに③については、厚生労働省の第118回社会保障審議会医療部会資料を引用し、一般病院の事業利益率が2018年の1.8%から2023年には▲1.9%へ悪化したことに触れています。顧客である病院そのものが赤字化している以上、納入価格の引き下げ圧力が緩む見込みは薄い、という認識です。
医療機器卸・商社の業界全体でも、利益率の低下と物流コスト増を背景にM&Aや拠点統合による再編が続いています。ディーブイエックスの統合は、この業界共通の流れの中で、仕入交渉力とスケールを確保するための選択と位置づけられます。統合後グループの単純合算売上高は約1,787億円、従業員は約1,770人規模となり、オルバ側の連結従業員1,393人(2025年6月30日現在)、2025年6月期の連結売上高1,227億200万円・連結営業利益19億7,900万円と合わせて、中国四国地盤のオルバと関東地盤のディーブイエックスが地域補完する形になります。
ディーブイエックスの事業内容|売上の81.6%を占める「不整脈事業」とは何か
年収や評判を判断する前に、この会社が何を売って稼いでいるのかを押さえると、働き方のイメージが具体的になります。ディーブイエックスは1986年4月に心臓ペースメーカの販売とフォローアップを目的とする「株式会社ヘルツ」として設立され、2004年2月に現在の商号となりました。東証33業種では卸売業に分類されますが、実態は循環器疾病領域に特化した医療機器専門商社です。
3つのセグメントと、その売上・利益のバランス
第40期の公式情報によると、セグメント別の売上高と利益は次のとおりです。
| セグメント | 売上高 | 構成比 | セグメント利益 | 主な内容 |
|---|---|---|---|---|
| 不整脈事業 | 457億944万円 | 81.6% | 41億3,403万円 | 心臓ペースメーカ、ICD(植込み型除細動器)、CRT-D、電極カテーテル、アブレーションカテーテル、冷凍アブレーションカテーテル、心腔内エコーカテーテル等の販売代理店業 |
| 虚血事業 | 40億214万円 | 7.1% | 4億4,910万円 | 心筋梗塞・狭心症等の検査治療機器を海外メーカーから直接仕入れ、全国の販売代理店経由で販売する国内総代理店業。自社の自動造影剤注入装置「RAQUOSインジェクションシステム」も展開 |
| その他 | 62億7,718万円 | 11.2% | 7億8,226万円 | ストラクチャー(TAVI等)、脳神経外科・一般外科・消化器関連、放射線防護用品、子会社のホルター心電図解析 |
読み取るべきポイントは3つあります。第一に、売上の8割超が不整脈事業に集中していること。良く言えば領域特化による専門性、リスクとして見れば単一領域への依存です。第二に、セグメント利益の合計は53億6,539万円あるのに、連結営業利益は2億9,405万円まで縮んでいること。差額の約50億円は全社費用(販管費)が吸収している構造です。第三に、虚血事業は売上構成比7.1%と小さいものの、国内総代理店として自社が商流の上流に立つビジネスであり、単純な代理店業とは性格が異なります。
取引面では、主要仕入先にジョンソン・エンド・ジョンソン、日本メドトロニック、アボットメディカルジャパン、日本ライフラインといった国内外の大手が並びます。販売側では、エム・シー・ヘルスケア株式会社(三菱商事系のSPD事業者)向けが65億4,591万円・総販売実績の11.7%を占めており、特定顧客への依存が一定程度あることも有価証券報告書に記載されています。
「立会い」を伴う高度管理医療機器営業という仕事の実態
この会社の営業職を理解するうえで欠かせないのが「立会い」です。ペースメーカやアブレーションカテーテルは医師が体内に留置・操作するデバイスであり、営業担当者が手術室に入って機器の設定や技術的な情報提供を行う場面があります。同社は薬機法上の許可・登録を4種保有し、2004年から医療機器業公正取引協議会の「立会い基準」に基づく「DVx行動ガイドライン」を運用しています。
つまり一般的な法人営業と比べて、①医療現場の時間軸で動く必要がある、②製品知識と手技の理解が求められる、③コンプライアンス上の制約が明文化されている、という3つの特徴があります。同社自身も入札停止や違約金のリスクを開示しており、この働き方が後述する口コミの「大きな病院を一人で担当するとかなり大変」という声の背景にあります。
ディーブイエックスの年収は680.9万円|有報と口コミサイトの100万円差はどこから来るのか
結論を先に置きます。ディーブイエックスの平均年間給与は680.9万円(第40期)で、これは東証上場の卸売業としては高めの水準です。一方で口コミサイトの集計値は553万〜562万円と100万円以上低く出ており、この差の理由を理解しないまま「実際はもっと低い」と判断すると読み違えます。以下、公式・口コミ・推定の順に整理します。
公式平均年収と、平均年齢・平均勤続年数
有価証券報告書によると、第40期(2026年3月31日現在)の提出会社の状況は次のとおりです。
- 平均年間給与:6,809千円(約680.9万円)/対前事業年度増減率+5.1%/賞与および基準外賃金を含む
- 平均年齢:39.5歳(第36期頃の38.3歳前後から緩やかに上昇)
- 平均勤続年数:8.1年(第36期頃は7.2年で上昇傾向)
- 対象人数:提出会社361人(臨時雇用者 年間平均34人は外数)
この3つの数字は組み合わせて読むと意味が立ち上がります。卸売業の平均年齢が約42歳とされる中で39.5歳はやや若く、平均勤続年数8.1年は同じく卸売業平均の約13.5年と比べると短めです。「若めの人員構成で、勤続年数が短いにもかかわらず平均680.9万円に達している」という組み合わせは、年齢に対して給与水準が相対的に高いことを示唆します(推定情報)。前期比+5.1%という伸びも、人件費増が減益要因の一つとして会社側から説明されている事実と整合的です。
口コミサイトの553万〜562万円との差を分解する
口コミ傾向として、外部サイトの集計値は次のようになっています。
| 情報源 | 平均年収 | 母数・補足 |
|---|---|---|
| 第40期有価証券報告書 | 680.9万円 | 提出会社361人・賞与および基準外賃金を含む全社平均(公式情報) |
| エン カイシャの評判 | 562万円 | 正社員16人の回答・レンジ280万〜1,200万円(口コミ傾向) |
| OpenWork | 553万円 | 投稿者20人の集計・営業職は570万円(口コミ傾向) |
| 各種年収アグリゲータ | 607万〜658万円 | 過年度の有報値や独自集計が混在(口コミ傾向) |
この乖離は不自然なものではなく、次の3点で説明がつきます(推定情報)。第一に、口コミ投稿者の母数が16〜20人と小さく、しかも投稿者は転職を検討中の若手〜中堅に偏りやすいこと。第二に、有報の平均年間給与は管理職や役職者を含む全社平均であり、賞与・基準外賃金(時間外手当等)も含む数字であること。第三に、レンジが280万〜1,200万円と広く報告されている点からも分かるとおり、役職・勤続年数による差が大きいこと。したがって「20代の実感値は500万円台、全社平均は680万円台」という二層構造として読むのが妥当で、実際に口コミには「若いうちは給料が上がりにくい」という年功的な賃金カーブへの言及が見られます。
転職時に確認すべき年収面のポイント
公式平均を自分の提示額の予測にそのまま使うのは危険です。確認したい点を実務的に挙げます。
- 基準外賃金の比率:有報の680.9万円には時間外手当が含まれます。残業時間が担当施設によって変動するという口コミがあるため、固定給と変動給の内訳を確認する価値があります
- 賞与の算定基準:第40期は増収でしたが経常利益は減少しています。業績連動部分の設計を確認したい論点です
- 統合後の給与テーブル:前述のとおり処遇統一の方針は未開示です。入社時点の条件がいつまで維持されるかは書面で確認すべき項目です
- 昇給カーブ:口コミでは若手期間の昇給の緩やかさが指摘されています。何年目でどの等級に到達するかの目安を聞いておくと判断材料になります
増収なのに利益は4年で4分の1|営業利益率0.53%が意味すること
ディーブイエックスの決算を見るうえで最も重要な論点は、売上は伸びているのに利益が縮んでいるという点です。これは統合の背景でもあり、入社後の賞与・投資余力にも関わるため、転職検討者が把握しておく価値があります。誤解のないように書きますが、同社は赤字ではなく、継続企業の前提に関する注記もありません(第40期連結財務諸表 注記事項は「該当事項はありません」)。問題は水準ではなく方向です。
売上推移と利益推移が逆を向いている
有価証券報告書によると、提出会社(単体)ベースの5期推移は次のとおりです。
| 決算期 | 単体売上高 | 単体経常利益 | 単体当期純利益 | 単体従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 454.9億円 | 12億5,878万円 | 8億6,300万円 | 328人 |
| 2023年3月期 | 474.8億円 | 13億5,294万円 | 9億3,600万円 | 319人 |
| 2024年3月期 | 458.5億円 | 6億6,250万円 | 1億7,300万円 | 316人 |
| 2025年3月期 | 503.2億円 | 5億4,278万円 | 4億1,000万円 | 334人 |
| 2026年3月期 | 556.1億円 | 3億2,189万円 | 2億5,600万円 | 361人 |
4年間で売上は454.9億円から556.1億円へ約22%伸びた一方、経常利益は13億5,294万円(2023年3月期)から3億2,189万円(2026年3月期)へ約4分の1に縮小しています。連結ベースでも第40期の営業利益は2億9,405万円、売上高営業利益率は0.53%にとどまります。1万円売って53円しか営業利益が残らない計算です。
薄利化の要因は3つに分解できる
会社側の説明と有価証券報告書の記載を整理すると、公式情報として次の要因が挙げられています。
- 粗利率の低下:主力のPFアブレーション用カテーテル等は販売数量が伸びた一方、「償還価格が抑えられている影響で粗利は低下」と明記されています。数量が伸びても単価と利幅が削られる構造です
- 人件費の増加:従業員数は直近2期で316人→334人→361人と45人純増しており、平均給与も+5.1%。採用と待遇改善のコストが利益を圧迫しています
- 戦略的経費の支出:将来に向けた費用投下が減益要因として説明されています
加えて財務面では、第40期の営業キャッシュフローが▲11億7,000万円(売上債権・棚卸資産の増加が主因)とマイナスになっており、配当性向は205.0%(第40期・単体ベース)と当期利益を超える配当を継続しています。統合後の配当方針が見直される可能性は推定情報として認識しておくべき論点ですが、これは株主向けの話であり、従業員の処遇に直接連動するものではありません。
この構造を転職判断にどう使うか
利益率0.53%という数字は、「事業が失敗している」ことを意味しません。医療機器卸は本質的に薄利多売のビジネスであり、後述する同業比較でもアルフレッサホールディングスのような大手医薬品卸が1%台の営業利益率で運営されています。ただし利幅がここまで薄いと、①賞与原資や教育投資の余力が景気や償還価格改定に左右されやすい、②コスト効率化への圧力が継続的にかかる、という2点は現実的な影響として想定しておくのが妥当です(推定情報)。逆に言えば、統合によるスケールメリットで仕入交渉力を高めるという方向性は、この数字を見れば合理的な選択として理解できます。
ディーブイエックスの評判・口コミ傾向|評価される点と気になる点
ここからは口コミ傾向の整理です。断定は避け、複数サイトで繰り返し出てくるテーマに絞ります。件数は転職会議が全93件、就活会議が全82件、エン カイシャの評判が正社員29人の回答で総合評価2.9点、OpenWorkが投稿者20人という規模で、従業員378人の企業としては十分な母数があります。ただし2026年5〜9月の経営統合・上場廃止は既存の口コミにほぼ反映されていない点は必ず割り引いて読む必要があります。統合前の会社評価だと理解してください。
評価されている点
- 不整脈分野の高い専門性:領域特化型の商社として、扱う製品の深さを評価する声が複数見られます
- メーカーからの信頼:仕入先メーカーとの関係性の強さに言及する投稿があります
- 循環器専門商社としての安定感:一定のシェアを持つことによる事業の安定を挙げる声があります
- 福利厚生・有給取得:制度面と有給の取りやすさは問題ないという評価が見られます
気になる点として挙げられている内容
- 若手期間の昇給の緩やかさ:年功的な賃金カーブを指摘する声があります。前述の有報680.9万円と口コミ553万〜562万円の乖離とも整合します
- 残業時間が担当次第:配属先や担当する取引先によって残業時間が大きく左右されるという投稿が見られます
- 担当施設を持った後の負荷:初期OJT後に担当施設を持ち、大きな病院を一人で担当するとかなり大変、という具体的な言及があります
有報の人的資本KPIと口コミを突き合わせる
この会社の口コミが面白いのは、会社側の開示データと突き合わせると裏付けが取れる点です。有価証券報告書には人的資本に関する目標として、2028年3月期に向けた次のKPIが記載されています。
- 退職率:6%台未満
- 平均残業時間:月15時間
- 有給取得率:全社70%
- 女性社員比率:25.9%
「月15時間」という残業目標を会社が2028年3月期の到達目標として掲げているという事実は、裏を返せば現時点ではそこに届いていない部署があることを会社自身が認めている、と読めます。口コミの「残業は担当次第」という声と組み合わせると、全社平均としては極端に長時間ではないが、担当施設の規模や配属拠点による分散が大きいという像が浮かびます(推定情報)。同様に退職率6%台未満という目標も、現状の水準に改善余地があることを示しています。これらは口コミの印象論ではなく会社の開示に基づく話なので、面接で「自分が配属される可能性のある拠点の残業実績」を聞く根拠として使えます。
働き方と人的資本データ|採用拡大局面にある一方で男女差は大きい
ここでは有価証券報告書に開示された人的資本データから、転職判断に効く数字だけを抜き出します。いずれも公式情報です。
| 指標 | 数値(第40期) | 読み方 |
|---|---|---|
| 単体従業員数の推移 | 328人→319人→316人→334人→361人 | 2024年3月期を底に直近2期で+45人の純増。採用拡大局面にある |
| 男女賃金差異(全労働者) | 46.4% | 女性の賃金が男性の46.4%の水準 |
| 男女賃金差異(正規雇用) | 54.2% | 正規雇用に限っても差は大きい |
| 男女賃金差異(パート・有期) | 25.2% | 非正規区分での差が最も大きい |
| 管理職に占める女性比率 | 3.16% | 医療機器営業の男性偏重が数字に表れている |
| 男性育児休業取得率 | 42.86% | 取得実績は一定程度ある |
| 労働組合 | 結成されていない | 労使関係は円満と記載。交渉窓口は会社の制度に依存する |
2つの相反する読み取りが可能です。ポジティブな側面として、従業員数が2024年3月期の316人から2期で361人へ増えている点は明確に求職者に有利な材料です。人員削減については、希望退職募集・整理解雇のいずれについても公表された事実は見当たらず、自然減による縮小局面でもありません。統合が決まっている会社でありながら、直前まで採用を拡大していたという事実は、少なくとも人員圧縮を前提とした統合ではない可能性を示唆します(推定情報)。
一方でネガティブな側面として、管理職の女性比率3.16%、男女賃金差異46.4%という数字は同業と比べても改善余地が大きい部類に入ります。会社が女性社員比率25.9%をKPIに掲げていること自体が、この課題を認識している証左です。女性の長期キャリアを重視する人にとっては、選考段階でロールモデルの有無や職種別の男女構成を具体的に確認したい論点になります。
なお有価証券報告書の従業員数は、連結・単体とも全員が「不整脈事業」欄に一括計上されています。これは報告セグメントごとの経営組織体系を持たず、同一従業員が複数セグメントに従事するためという注記があり、セグメントをまたいで担当する組織運営になっていることを意味します。虚血事業やストラクチャー領域も並行して扱う可能性がある、と読むのが自然です。
東証スタンダード上場の卸売業5社を数字で比較する
ディーブイエックスの数字が業界の中でどの位置にあるかを、同じ東証33業種「卸売業」に分類される上場企業と並べて確認します。注意点を先に書きます。5社は決算期がすべて異なり、売上規模は35.90億円〜850.24億円と約24倍、従業員数は55名〜2,794人と約51倍の開きがあります。規模も事業内容も異なるため、順位づけではなく「収益構造の型の違い」を見る表として読んでください。
| 企業名(コード) | 決算期 | 連結売上高 | 営業利益(利益率) | 従業員数(連結/提出会社) | 有報の平均年間給与 |
|---|---|---|---|---|---|
| あいホールディングス(3076) | 2025年6月期 | 850.24億円(+28.4%) | 107.62億円(12.7%) | 2,794人/36人 | 571.7万円(持株会社36人が対象) |
| ディーブイエックス(3079) | 2026年3月期 | 559.88億円 | 2.94億円(0.53%) | 378人/361人 | 680.9万円(提出会社361人が対象) |
| ハイパー(3054) | 2025年12月期 | 137.75億円(+11.0%) | 3.20億円(2.3%) | 340名/202名 | 533.1万円 |
| テクノアルファ(3089) | 2025年11月期 | 45.22億円(+13.9%) | 5.86億円(13.0%) | 87名/53名 | 730.1万円 |
| ジェリービーンズグループ(3070) | 2026年1月期 | 35.90億円(+331.8%) | 営業損失0.33億円 | 55名/34名 | 346.7万円 |
この表から読み取れることを3点に絞ります。
- 売上高営業利益率は▲0.9%〜13.0%と極端に開く:同じ「卸売業」でも、メーカー機能や高付加価値商材を持つ会社(テクノアルファ13.0%、あいホールディングス12.7%)と、流通機能が中心の会社(ディーブイエックス0.53%、ハイパー2.3%)で構造がまったく違います
- 平均年収と利益率は連動しない:ディーブイエックスは利益率が5社で最も低い部類ながら、平均年間給与680.9万円は2番目に高い水準です。専門性の高い営業職を抱える人件費構造がそのまま表れています
- 「誰の給与か」を見ないと比較にならない:あいホールディングスの571.7万円は連結2,794人ではなく持株会社36人が対象です。ディーブイエックスの680.9万円は事業会社361人が対象なので、現場実態に近い数字として比較できます
参考として、医薬品卸大手のアルフレッサホールディングスの営業利益率が1.2%程度であることを踏まえると、ディーブイエックスの0.53%は医療系流通業として異常値というわけではなく、より薄い水準にある、という位置づけになります(推定情報)。
ディーブイエックスの就職難易度と面接で見られる点
「ディーブイエックス 就職難易度」という検索が一定数あるため、把握できる範囲で整理します。同社は従業員361人(提出会社)規模で、新卒採用の枠も大きくはありません。就活会議には82件の口コミが投稿されており、新卒母集団の関心は一定程度存在します。ただし採用倍率・採用大学・選考通過率といった数値は有価証券報告書では開示されていませんので、以下は口コミと求人要件から読み取れる推定情報として扱ってください。
面接で問われやすいと考えられるのは、次の3点です。
- 医療現場の時間軸に適応できるか:立会いを伴う営業のため、手術スケジュールに合わせた勤務や緊急対応への納得感を確認されると考えられます
- 製品知識を継続的に学ぶ姿勢:技術進化が速い領域のため、理系バックグラウンドは必須でないものの学習意欲の裏づけとなるエピソードは求められやすい部分です
- コンプライアンス感度:立会い基準や行動ガイドラインを運用している会社であり、規範遵守への理解は評価軸になり得ます
中途採用では、医療機器業界経験者のほか、循環器領域の知識を持つ臨床工学技士・看護師などからの転身も想定される職種です。業界未経験からの応募では、無形商材の法人営業経験や専門知識を短期間で習得した実績を説明できると評価につながりやすいと考えられます。なお2026年9月1日以降は採用主体や募集要項が統合後の体制に変わる可能性があるため、応募時点の募集情報がどの会社のものかを確認しておくと安全です。
統合後の将来性|オルバディーブイエックスグループでのキャリアをどう見るか
将来性の評価は、統合前と統合後で分けて考えるのが実務的です。公式情報として確定しているのは、統合後グループの単純合算売上高が約1,787億円規模、従業員が約1,770人規模になること、親会社が岡山市北区に本店を置き二本社制で運営されること、そしてディーブイエックス社そのものは会社として存続することです。
ポジティブに評価できる要素は4つあります。統合の目的が仕入交渉力とスケールの確保にあるため営業利益率0.53%という薄さへの構造的な打ち手になり得ること、オルバは中国四国地盤・ディーブイエックスは関東中心と商圏の重複が少ない地域補完型であること、汎用医療材料中心のオルバと循環器特化のディーブイエックスでクロスセルの余地があること、そしてグループ規模が約1,770人になることでキャリアパスの選択肢が単体時代より広がる可能性があることです。
一方で、慎重に見るべき要素も同じだけあります(推定情報)。統合シナジーの「重複する倉庫・物流機能の相互利用」「IT基盤の統合」は一般に間接部門の効率化を伴う領域です。会計処理がパーチェス法適用(=オルバによる取得)と整理され、親会社の本店が岡山に置かれ、ディーブイエックスの筆頭株主だった株式会社MSS(33.71%保有)が統合後はオルバの筆頭株主として15.59%に薄まることを踏まえると、意思決定の重心がどちらに寄るかは現時点で断定できません。「対等の精神」を掲げた2名代表体制の実際の運用は、統合後の推移を見る必要があります。
業界環境としては、医療機器卸・商社は利益率低下と物流コスト増を背景にM&Aと拠点統合による再編が続いており、これは特定の会社の問題ではなく構造的な流れです。その中でディーブイエックスは循環器という成長領域に特化し、虚血事業では国内総代理店として商流の上流に位置し、自社製造販売品も持っています。この「特化+上流機能」の組み合わせは、単なる仲介業と比べて相対的に守りやすいポジションだと評価できます。
ディーブイエックスへの転職が向いている人・向いていない人
ここまでの公式情報と口コミ傾向をふまえ、適性を整理します(推定情報を含みます)。統合という変化の最中にある会社であるため、通常の企業選びとは違う軸が加わります。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 循環器という特定領域を深く掘り下げ、専門性でキャリアを作りたい人 | 幅広い商材を扱って汎用的な営業スキルを積みたい人 |
| 医師や医療スタッフと現場で直接やり取りする働き方に手応えを感じる人 | 顧客の都合に左右されない、時間管理の自由度が高い働き方を求める人 |
| 組織再編を「新しい体制を作る側に回れる機会」と捉えられる人 | 入社時の制度・体制が数年単位で維持されることを重視する人 |
| 成果よりまず土台を固め、勤続とともに処遇が上がる設計を許容できる人 | 20代のうちから成果連動で年収を大きく伸ばしたい人 |
| 薄利構造の中でもコスト意識を持って提案を組み立てられる人 | 潤沢な販促予算や高い利幅を前提に動きたい人 |
| 関東圏を中心とした拠点勤務、または全国25ヶ所への異動可能性を許容できる人 | 勤務地を確定させたうえで入社したい人(統合後の拠点体制は未開示のため) |
ディーブイエックスに関するよくある質問(FAQ)
ディーブイエックスへの転職・就職を検討する人から実際に検索されている疑問を、公式情報にもとづいて回答します。
ディーブイエックスの本社はどこにありますか?
東京都港区港南一丁目8番15号です。第40期有価証券報告書の表紙【本店の所在の場所】に記載されている公式情報で、電話番号は03-6899-3975です。埼玉県に本社があるという情報を見かけることがありますが、埼玉県さいたま市にあるのは1998年開設の埼玉営業所です。なお2026年9月1日以降、親会社となるオルバディーブイエックスヘルスケア株式会社の本店は岡山市北区下石井一丁目1番3号に置かれ、報道ベースでは岡山・東京の二本社制とされています。ディーブイエックス自体の本店が移転するという開示は出ていません。
ディーブイエックスの平均年収はいくらですか?
第40期有価証券報告書によると約680.9万円(6,809千円)です。対象は提出会社の従業員361人、基準日は2026年3月31日で、賞与および基準外賃金を含みます。前事業年度からの増減率は+5.1%です。口コミサイトの集計では553万〜562万円という数字も出ていますが、これは回答者20人前後の集計で若手に偏りやすいため、全社平均である有報の数字とは母集団が異なります。
上場廃止でディーブイエックスという会社はなくなるのですか?
会社としては存続します。2026年8月28日に東証スタンダード市場を上場廃止しますが、これは株式交換によりオルバヘルスケアホールディングスの完全子会社となるための手続きであり、業績不振や不祥事によるものではありません。2026年9月1日以降、ディーブイエックス株式会社は非上場の完全子会社として事業を継続し、親会社が「オルバディーブイエックスヘルスケア株式会社」に商号変更します。ただし統合後の人事制度・拠点体制については、適時開示にも有価証券報告書の後発事象にも具体的な記載がなく、現時点では開示されていません。
ディーブイエックスは中途採用や求人を行っていますか?
公式採用サイト(https://www.dvx.jp/jobs/)で募集情報が公開されています。提出会社の従業員数は2024年3月期の316人から334人、361人と直近2期で45人純増しており、採用を拡大している局面にあることが有価証券報告書の数字から確認できます。ただし2026年9月1日の統合を挟むため、募集要項の主体や条件が変更される可能性があります。応募時点で最新の情報を公式サイトで確認し、労働条件通知書に記載される会社名や条件の適用時期を書面で確認することをおすすめします。
ディーブイエックスの評判・口コミはどのような傾向ですか?
口コミ傾向として、評価が分かれる会社です。ポジティブ側では「不整脈分野の高い専門性」「メーカーからの信頼が厚い」「循環器専門商社としての安定感」「福利厚生・有給取得は問題ない」といった声が見られます。一方で「若いうちは給料が上がりにくい」「配属先や担当する取引先によって残業時間が大きく左右される」「大きな病院を一人で担当するとかなり大変」という指摘もあります。件数は転職会議93件、就活会議82件、エン カイシャの評判が正社員29人の回答で総合2.9点、OpenWorkが投稿者20人と一定の母数があります。ただし2026年の経営統合・上場廃止は既存の口コミにほぼ反映されていないため、統合前の評価として読む必要があります。
ディーブイエックスの就職難易度は高いですか?
採用倍率や採用大学は有価証券報告書では開示されていません。従業員361人規模で新卒採用枠も大きくないため母集団は限られますが、就活会議に82件の口コミがある程度の関心は集めています。選考では、立会いを伴う医療機器営業という働き方への理解、製品知識を継続的に学ぶ姿勢、コンプライアンス感度が問われやすいと考えられます(推定情報)。中途採用では医療機器業界経験者のほか、無形商材の法人営業経験や専門知識の習得実績を説明できる人が評価につながりやすい領域です。
行政処分や製品回収の履歴はありますか?
厚生労働省・PMDA・都道府県の公表資料および有価証券報告書の記載を照合した範囲では、ディーブイエックスを名宛人とする業務停止命令・業務改善命令・行政指導は見当たりませんでした。第40期有価証券報告書は薬機法上の許可・登録について「現時点において当該許可及び登録が取り消される事由は発生しておりません」と明記しています。公正取引委員会の排除措置命令・課徴金納付命令、および係争中の重要な訴訟の記載も見当たりませんでした。なお同社は販売代理店であるため、製造販売業者(メーカー)が名宛人となる製品回収が発生した場合には流通在庫の回収コスト等を負うリスクがあり、これは会社自身がリスク項目として開示しています。メーカー主導の回収と販売業者への行政処分は別の事柄なので、混同しないことが重要です。
ディーブイエックスへの転職判断まとめ
ここまでの内容を判断軸ごとに整理します。最終的な判断は、求人票と労働条件通知書、そして選考の場で得た回答も含めて確認してください。
| 判断軸 | 評価と根拠 |
|---|---|
| 年収水準 | 有報680.9万円・平均年齢39.5歳。同業比較でも高めの部類。ただし若手期間の昇給は緩やかとの口コミあり |
| 雇用の安定 | 継続企業の前提に注記なし。従業員数は直近2期で+45人。上場廃止は統合手続きによるもので業績起因ではない |
| 収益構造 | 営業利益率0.53%と薄利。単体経常利益は4年で約4分の1に縮小。統合はこの構造への打ち手と位置づけられる |
| 専門性の獲得 | 循環器デバイスという特定領域を深く扱える。立会いを伴う高度管理医療機器営業の経験は業界内で通用しやすい |
| 働き方 | 会社KPIは残業月15時間・有給70%(2028年3月期目標)。口コミでは担当施設による負荷の差が指摘される |
| 組織変化リスク | 2026年9月1日に完全子会社化。人事制度・拠点体制・処遇統一の方針は現時点で未開示 |
| 多様性・女性キャリア | 管理職女性比率3.16%、男女賃金差異46.4%。会社もKPIを掲げて改善対象としている |
| 情報の鮮度 | 本記事の統合関連情報は2026年8月時点。9月1日以降は前提が変わるため最新の開示を確認すること |
編集部の見解として、ディーブイエックスは「循環器デバイスの専門性を軸にキャリアを作りたい人」にとって検討する価値のある会社だと考えられます。年収水準は同規模の卸売業と比べて見劣りせず、従業員数も増加局面にあり、継続企業の前提に懸念もありません。一方で、営業利益率0.53%という薄利構造と、統合後の人事制度が未開示であるという2点は、応募前に自分の許容範囲を確認しておくべき論点です。とくに「入社時の条件が数年維持されること」を重視する人は、統合の効力発生から一定期間が経ち、新体制の制度が開示されてから応募するという選択も合理的です。逆に、組織が動く局面を機会と捉えられる人にとっては、統合直後は新しい役割が生まれやすいタイミングでもあります。
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本記事の出典・参考情報
本記事で参照した一次情報・口コミ情報の出典は以下の通りです。最新の正確な数値は各リンク先で確認してください。
公式情報源
- ディーブイエックス株式会社 公式サイト
- ディーブイエックス株式会社 IRページ
- ディーブイエックス株式会社 採用情報
- EDINET(金融庁・有価証券報告書検索)/第40期有価証券報告書(2026年6月25日提出)
- オルバヘルスケアホールディングス株式会社 IRページ/2026年5月22日付「経営統合契約及び株式交換契約の締結等に関するお知らせ」
- 厚生労働省(第118回社会保障審議会医療部会資料・一般病院の事業利益率)
口コミ・評判の参照元
免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ集計・市場推定の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。経営統合に関する記載は2026年8月時点の開示にもとづくものであり、以降の状況は変わり得ます。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。
この記事の編集方針・情報の確認について
この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・IR資料・適時開示)、求人情報、口コミ傾向をそれぞれ分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。年収・平均年齢・平均勤続年数・従業員数などの中核データは第40期有価証券報告書「従業員の状況」を一次情報として確認し、口コミ・推定情報とは明確に区別しています。経営統合・上場廃止に関する記載は2026年5月22日付の適時開示および同報告書の後発事象を根拠としており、開示されていない事項は「開示されていない」と明記しました。記載内容は最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は各公式IRページでご確認ください。
