バローホールディングスの年収735.7万円|本体専門職と店舗採用の違い
※本記事にはプロモーションを含みます。
バローホールディングスの平均年間給与は、2026年3月期の有価証券報告書で735.7万円です。平均年齢45.1歳、平均勤続年数13.1年、提出会社の従業員192人という集団の数字であり、スーパー「バロー」の店舗スタッフ全体の平均ではありません。
同じ有報には、株式会社バローの平均年間給与564.3万円、中部薬品株式会社の494.2万円も載っています。転職先として検討するときは、この法人の違いを理解したうえで、本体の専門職に応募するのか、店舗運営で経験を積むのかを決めると、給与の比較がしやすくなります。
この記事では2026年10月28日に確認した公式資料と募集要項を使い、店舗総合職、M&A戦略担当、IR担当の条件を整理します。公開社員口コミは当時の個人経験として扱い、会社が公表する制度・実績と、仕事の向き不向きに関する編集上の分析を分けて解説します。
この記事の結論
- 年収:本体735.7万円と店舗運営会社564.3万円は別の平均です。
- 店舗採用:地域社員を選ぶ場合は賞与と異動範囲まで比較します。
- 本体職:M&AとIRでは求める経験と提示年収が異なります。
- 将来性:製造・物流の連携と客数改善に自分の経験を結び付けます。
年収735.7万円の対象は持株会社。バロー・中部薬品とは分ける
有価証券報告書によると、バローHDと主要子会社の給与・人員は次のとおりです。給与の単位は原本の千円を万円に換算しています。いずれも2026年3月31日現在の人員・年齢・勤続年数と、同年3月期の年間給与です。
| 対象会社 | 平均年間給与 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| バローホールディングス | 735.7万円 | 45.1歳 | 13.1年 | 192人、臨時36人は外数 |
| 株式会社バロー | 564.3万円 | 38.4歳 | 12.3年 | 2,828人、臨時8,031人は外数 |
| 中部薬品株式会社 | 494.2万円 | 34.6歳 | 6.3年 | 2,050人、臨時3,459人は外数 |
給与はいずれも賞与・基準外賃金を含みます。従業員は就業人員で、臨時従業員は1日8時間に換算した年間平均人数を別に記載しています。正規の人員と臨時の外数を足した人数で、この平均給与を計算し直すことはできません。
年齢・職務・雇用構成が違うため、給与差を待遇差だけで説明しない
HDの192人は、全社共通部門185人とその他の事業7人から構成されています。一方、バローはスーパー運営、中部薬品はドラッグストアを中心とする会社です。本体の専門業務を担う集団と、店舗を多数運営する集団では、職位や担当業務、年齢構成が異なります。
例えば、HDとバローには約171万円の給与差がありますが、これを「同じ仕事でもHDに入ればその分高くなる」と読むのは適切ではありません。本体の平均年齢はバローより6.7歳高く、担当する仕事も一致していないからです。比較に使うべきなのは、自分が応募する職種の提示額と、その額に含まれる責任です。
勤続年数も、個人の昇給曲線や定着を保証する数字ではありません。中部薬品の平均勤続6.3年を見て短期間で辞める会社と決めつけることもできません。有報には人員増加に採用強化が関係した説明があり、新しい社員が増えれば平均勤続の構成も変わります。
本体の平均給与は、グループ経営を支える専門職の水準を考える材料になります。店舗志望の場合はバローの平均も確認し、さらに入社時の給与、社員区分、部門資格、役職への登用条件へと比較を進めるのが順序です。
販売スタッフの給与投稿は、昇給の受け止め方を知る材料
転職会議には、2024年頃の経験について、20代後半・女性・正社員・販売スタッフ・主任クラスの投稿者が年収400万円を申告しています。投稿日は2025年3月13日です。公開冒頭では、基本給や勤続に応じた昇給に触れています。
これは一人の自己申告であり、現在の主任の標準年収ではありません。掲載先はHDの会社ページですが、公開属性だけでは給与を支払った法人までは特定できません。735.7万円との大小を使って求人の良し悪しを判断するのではなく、店舗側の経験として読む必要があります。
この声から応募時に確かめたいのは、前職経験を初任給のどの部分に反映するか、勤続による昇給と職位変更による昇給をどう分けるかです。加工技術があっても部門責任者の経験がない人と、売場・人員管理まで経験した人では、評価される材料が違います。入社時の格付けと、その次の昇格要件を合わせて確認すると、初年度の金額だけでは見えない差が分かります。
店舗総合職は、月給と勤務地の選び方を一緒に比較する
株式会社バローの公式中途採用要項には、スーパーの生鮮加工・販売や売場・店舗マネジメントを担う総合職が掲載されています。食品小売や飲食の経験を生かせる一方、未経験者も歓迎する募集です。本体のM&A・IR職とは応募の入口が異なります。
現行のdoda店舗スタッフ求人は、普通自動車免許(AT限定可)を応募条件とし、首都圏では免許がなくても応募できるとしています。未経験歓迎という説明と、勤務地に応じた免許の条件を合わせて確認してください。
公式の月給20万〜37万円と、求人の大卒初任給24万円の意味
公式採用サイトによると、総合職の初任給は月給20万〜37万円で、経験・経歴などにより決まります。一方、HD名義のdoda店舗スタッフ求人は、2026年10月16日更新で、月給24万円からという表示に「大学卒初任給」との注記があります。後者を全応募者共通の最低額として扱うことはできません。
同求人は入社時の想定年収330万〜450万円を掲載し、残業代は別途全額支給としています。役職別の年収例もありますが、初年度の提示額とは別の情報です。高い役職の例を見て応募する場合も、入社直後にその役職を任されるのか、まず担当者として技能を確認するのかを区別してください。
生活費の見積もりでは、毎月確定する給与を土台にします。地域手当や部門資格手当が自分に適用されるか、賞与の初年度査定期間はどれほどあるかを加えて考えると、年収の上限だけで期待を大きくしすぎずに済みます。残業代を含む想定収入であっても、残業が減ったときの固定収入で生活できるかは別に検討する必要があります。
なお、公式は株式会社バローの採用サイトで、求人媒体にはHD名義の店舗募集が掲載されています。掲載企業名だけで雇用契約を結ぶ法人や出向の扱いまで断定せず、内定時に確認しましょう。給与統計の対象法人と採用窓口の名前が同じとは限らない点が、バローの企業研究で特に注意したい部分です。
ホームタウン制度と地域社員では、確認するポイントが違う
公式要項は、本人が申請するホームタウンを基に、原則として車で1時間、公共交通機関で90分以内の店舗を勤務地とする説明です。そのうえで、入社時に通勤圏内へ勤務地を限定する地域社員制度も選べるとしています。会社の都合でホームタウン外へ勤務する場合の寮・社宅と家賃補助の説明もあります。
このため「ホームタウンを申請できるから、どの区分でも将来の転居は絶対にない」とは読めません。原則の配属方針と、地域社員として契約上どこまで範囲を限定するかを分ける必要があります。希望する市町村だけでなく、朝の出勤時間に通える候補店舗がどこかまで落とし込むと、制度を生活に結び付けて考えられます。
現行doda求人には、2025年度の賞与実績として一般社員4.3カ月分、地域社員2.0カ月分という区分が示されています。公式要項の4.3カ月という組合員平均の実績だけを見て、地域社員にも同じ月数を当てはめないことが大切です。いずれも過去実績で、翌年の支給保証ではありません。
転勤の可能性を広く持つ働き方と、生活圏を優先する働き方では、収入以外の価値も違います。家族の就業、育児、住居費を含めて、年間の可処分所得と移動負担を比較するのが現実的です。後から社員区分を変更できるか、その際に給与・昇進・社宅の扱いがどう変わるかも、選択前に聞いておきたい点です。
調理経験を、加工・売場・人員管理のどこへ生かすか
店舗では、水産・農産・畜産・ベーク・チェッカーなどで仕事が分かれます。飲食店で魚を扱ってきた人なら加工技術、精肉店の経験者なら歩留まりや商品化、売場責任者なら発注とシフト管理など、経験を具体的な仕事に結び付けやすい募集です。
ただし、加工ができることと売場を運営できることは同じではありません。来店客に合わせた量目や価格帯、売り切る時間、欠品と廃棄の調整まで考える必要があります。転職時には「魚をさばける」という技能だけでなく、加工時間を短くした工夫や、販売数に合わせて作業を組み替えた経験を説明すると、担当部門での貢献を伝えやすくなります。
未経験者は、希望部門の仕事を見てから選ぶことが有効です。接客中心のイメージで応募しても、部門によっては早朝の加工・品出しが重要になります。希望を出せることと、その部門へ必ず配属されることを混同せず、経験・適性を踏まえた配属の考え方を採用担当者とすり合わせてください。
年間休日114日でも、店舗と本体では休み方が異なる
店舗の公式募集は年間休日114日、月9〜10日の週休2日制です。この日数だけでは、土日休みか、早朝勤務がどの程度あるかは分かりません。仕事のある時間帯と、休みを取る仕組みまで合わせて判断します。
店舗シフトは早朝を含む。勤務帯の表示差は配属店で確かめる
公式の中途要項は6時〜21時の間で調整するシフトを示し、原則1日8時間・週40時間、月単位の変形労働時間制としています。現行doda求人には店舗の営業時間として6時〜21時30分の表示があり、勤務時間は店舗により異なるとの注記があります。これらを一つの固定シフトへ読み替えないようにします。
例えば、朝7時から働く想定であれば、通常の昼間の通勤時間よりも始発や道路の条件が重要になります。ホームタウンの通勤範囲に収まっていても、希望部門の始業時刻に間に合うとは限りません。面接前に候補店舗の位置を確認し、早番・遅番の割合を聞くと、入社後の生活を具体的に見積もれます。
店舗求人の残業目安は月23時間ほどとされていますが、これは個人や配属店の上限を保証する数字ではありません。生鮮部門では季節催事、発注、加工量などが勤務に影響します。平均時間だけでなく、年末年始前の繁忙時期と通常月の差、部門責任者が不在のときの応援体制を確認する方が役立ちます。
所定休日と有休を分け、休暇制度の実際の使い方を見る
現行求人の「114日+有給義務取得5日」は、所定休日114日と有休5日を区別した表示です。年間休日119日と一括して表現すると、同じ日数の他社求人と正しく比較できなくなります。公式では有休を入社1カ月後に5日、半年後に5日付与する説明があります。
休業日の列挙は、公式採用ページと求人媒体で詳しさが異なります。公式には年始3日と6月中旬など、媒体には3月・9月も含む説明があり、いずれも一部店舗を除く扱いです。特定の店舗で必ず休める日を、グループ共通の案内だけから決めない方がよいでしょう。
公開社員口コミでは、先ほどの販売スタッフ・主任クラスの投稿者が、2024年頃の経験としてワークライフバランス休暇の存在に触れています。2025年3月13日投稿の公開冒頭で確認できる範囲です。この一言から、現在の全店舗で希望日が取りやすいとまでは判断できません。
店舗は部門内で仕事を分担するため、休暇の取りやすさには技能を共有できる相手がいるかも関係します。応募者にとっては、自分が休むときの担当引継ぎ、他部門や近隣店からの応援、連休の希望を出す時期が確認事項になります。休日日数への納得と、希望する過ごし方ができるかを別々に考えましょう。
店舗のキャリアは、店長だけでなく生鮮の専門職にも分かれる
公式キャリアプランは、店舗・プロセスセンターから始まる営業部の仕事について、管理職への道と専門技術を深める道を示しています。加工や商品知識を強みにしたい人にとっては、店長以外の選択肢がある点も重要です。
チーフは加工の上手さに加えて、部門の数字と人を扱う
チーフは部門の責任者として、発注、売場計画、シフト、作業計画などを担い、売上や利益を管理します。店長は店舗全体の数値や従業員の労働時間、部下の育成まで見る役割です。担当範囲が広くなるにつれて、自分で作業を速くこなす力に加え、他の人が働ける環境を整える力が必要になります。
経験者の転職では、前職の肩書だけよりも、管理した部門の規模や任されていた権限が比較材料になります。仕入れの判断をどこまで行ったか、販売計画を誰と組んだか、パートスタッフへ何を教えたかを整理しておくと、同じ「チーフ経験」でも実際の担当範囲を説明できます。
現行求人の役職別年収は、そうした責任を伴う例として読むべきです。年齢だけが同じだから同額になるとは限りません。入社後の早期登用例も、経験の評価と空いている役割が合った場合の例であり、全員が一定年数で昇進する制度ではありません。
マイスター・トレーナー・バイヤーで、専門性の使い方が変わる
公式には、生鮮の専門家であるマイスター、店舗を回って専門教育を行うトレーナー、年間の販売計画や商品開発を担うバイヤーなどが紹介されています。マイスターは上級チーフなどから選抜される仕組みで、単に加工だけに専念する職務ではなく、買付や人材指導も含みます。
技術を深めたい人は、自分の技能を複数店舗へ伝えることにも関心があるかを考えると、仕事との相性を判断できます。教え方を標準化したり、経験の浅い人でも一定品質を保てる作業手順を作ったりする力は、本人の技量とは別の強みです。
バイヤーを目指す場合も、好きな商品を仕入れるだけではありません。年間の販売量を予測し、価格や供給条件、店舗での売り方を組み立てる仕事です。店舗経験を積む過程で、どの条件なら売れるか、どの時期に過不足が起きるかを言語化できると、商品部の仕事へつながる材料になります。
グループ研修の存在と、自分が参加する研修を分けて聞く
有報では、食品製造・加工や物流に関する専門人材の確保と、次世代リーダーの育成が方針として示されています。幹部向けや選抜型の研修もありますが、中途入社者全員が同じ研修を受けるという意味ではありません。
店舗総合職の募集と本体専門職の募集では、必要な立ち上がり方が違います。加工経験者なら衛生や商品仕様の違い、異業種からの応募なら食品知識と売場作業、本体の経験者ならグループ会社間の情報の集め方が学習課題になります。自分の不足を埋める研修と、現場で教える担当者の両方を確認すると、制度一覧よりも入社後の姿が見えてきます。
本体専門職はM&AとIRを比較。未経験の意味も職種で異なる
HD本体には、店舗運営とは異なる専門職の募集があります。2026年9月17日更新、12月9日までの掲載予定として確認したM&A戦略担当とIR担当を比べると、想定年収だけでなく、採用時に必要な経験にも差がありました。
| 項目 | M&A戦略担当 | IR担当 |
|---|---|---|
| 予定年収 | 500万〜900万円 | 450万〜600万円 |
| 月額基本給 | 25万〜50万円 | 27万〜35万円 |
| 勤務拠点 | 名古屋本部。週1回多治見で経営報告 | 岐阜県可児事務所 |
| 応募の入口 | M&A戦略の策定・遂行と実務経験 | 社会人3年以上、基本PC操作、対外資料作成経験 |
| 共通する雇用条件 | 正社員・無期、試用3カ月は条件変更なし、転勤なし | |
M&Aは買収の成立後まで見渡す経験が生きる
M&A担当は、候補先の調査や投資判断、案件の精査、経営陣への報告などを担います。求人では入社直後のデューデリジェンスを中心とする業務から、将来のグループ経営計画にも取り組む想定が示されています。必須欄にはM&Aの戦略策定・遂行と実務経験が記載されています。
小売グループの買収では、財務数字の確認に加えて、仕入れ、商品供給、店舗の運営、従業員の働き方をどうつなぐかが論点になります。応募時には、取引規模の大きさだけでなく、買収後にどの機能を統合し、どの機能を残したかを説明すると、募集されている仕事との接点を示しやすくなります。
名古屋勤務・転勤なしであっても、週1回の多治見での経営報告業務が明記されています。勤務地を変えないことと、拠点間の移動がないことは別です。案件ごとの訪問や経営報告の準備を含む一週間の働き方を確認しておくと、通勤だけでは見えない負担を把握できます。
IRは職種未経験も対象だが、対外資料を作った経験が必要
IR担当の業務説明には、IR経験を生かす表現があります。一方、応募条件欄は職種・業界未経験歓迎とし、社会人経験3年以上、PowerPoint・Excel・Wordの基本スキル、社外向け文書やプレゼン資料の作成経験をすべて必須としています。IR経験そのものを必須だと付け足さないように読む必要があります。
仕事は決算資料の作成だけでなく、情報開示体制やチームの立ち上げ、投資家との連絡調整、社内各部門からの情報収集にも及びます。広報や経営企画、法人向け提案の経験者なら、複雑な事実を整理し、相手の知りたい順に説明した実績が接点になります。
英語資料の読解や作成を支援する業務も挙げられていますが、公開要件から特定の資格点数まで設定することはできません。自分が対応できる文書や会議の範囲を具体的に伝え、入社時にどこまで一人で担う想定なのかを確認すると、曖昧な「英語が使える」の行き違いを避けられます。
専門職の年収と休日を、店舗の条件へ混ぜない
両専門職は日給月給制で、月額基本給は20日間勤務を想定した表示です。残業手当ありとされ、固定残業の時間・金額の明示はありません。予定年収は選考で変わる目安であり、基本給に掲載賞与月数を掛けるだけで内定額を確定できるものではありません。
勤務は月単位の変形労働時間制、週平均40時間、標準9時〜18時・休憩60分で、月平均残業は20時間程度と記載されています。年間休日114日、原則土日休みですが、業務により変更する説明があります。祝日が全て休日になると補ったり、毎週必ず土日が空くと断定したりはできません。
店舗と同じ年間休日数でも、休む曜日や担当業務の締切は異なります。IRなら決算開示前後、M&Aなら案件の進行時期にどのような勤務が生じるかを聞くと、職務に即した比較になります。本体平均給与を目指すという抽象的な動機よりも、募集職務の範囲に納得できるかが重要です。
製造・物流まで担う成長戦略と、客数・利益の課題を読む
バローグループの企業研究では、スーパーの店舗数だけでなく、製造、商品調達、物流などをつなぐ事業モデルを見ると、仕事の広がりが分かります。店舗の加工経験も、本体の経営管理経験も、その連携をどのように改善できるかが考える軸になります。
店舗網の拡大に、供給基盤と買収後の連携を合わせる
最新第1四半期資料は、製造・商品供給機能の強化、包装資材の共同調達、物流センターや輸配送の効率化を説明しています。前年度に子会社となったドミーなどの収益も加わり、単に既存のバロー店が増収するだけではない成長を進めています。
この仕組みでは、売場の欠品や加工の負担が、仕入れ条件や物流の運用にもつながります。現場の改善を目指す人は、売れ方を捉えて発注を調整した経験、本体の担当者は会社をまたぐ情報や業務をそろえた経験を、グループの課題へ結び付けられます。
2026年6月にはコーナン商事との資本業務提携契約も結ばれています。商品供給や物流、店舗開発、人材などの連携は協議・検討事項として示されており、現時点で全社員の配置や待遇が変わると決まったものではありません。提携の発表と、自分が応募する職務の具体的な担当範囲は分けて判断しましょう。
純利益の64.3%増には、退職給付制度改定益が含まれる
2027年3月期第1四半期決算短信によると、4〜6月の連結営業収益は2,434.33億円、営業利益は73.98億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は63.65億円でした。前年同期比はそれぞれ9.9%増、5.0%増、64.3%増です。ここでは訂正後の内容を反映した8月14日の期中レビュー完了版を使用しています。
純利益の伸びが大きい背景には、22.81億円の退職給付制度改定益などが含まれます。一方、本業の営業利益率は3.0%で、前年同期より0.2ポイント低下しました。増収と粗利益の増加が、人件費・物流費・システム費用などの増加を吸収した構図です。
転職判断では、純利益の増加率をそのまま給与や賞与の上昇期待へ置き換えない方がよいでしょう。本体のM&A・IR職なら成長要因と一時的な要因を説明する力、店舗側なら売上を利益へつなげる運営が重要になります。売れればよいだけではなく、供給や作業にかかる費用まで意識できる経験が、事業との接点になります。
9月の既存店は増収でも、客数は減っている
10月13日公表の月次資料では、株式会社バローの9月の既存店売上高は前年同月比1.4%増、客数は2.3%減、客単価は3.8%増でした。全店売上高は3.9%増です。既存店と新店を含む全店を分けると、売上の伸びだけでは見えない変化が読み取れます。
客単価の上昇を、来店客が増えた結果と取り違えないことが大切です。店舗では、買いたくなる商品の提案に加え、継続して来てもらえる売場や品ぞろえを考える必要があります。加工技術を持つ人なら、扱う商品を増やすだけでなく、客層に合った量や価格で継続的に販売した経験が説明材料になります。
月次の最新月は速報で、後に修正される可能性があります。また、このスーパー既存店の対象は開設後14カ月以上の店舗です。グループ全社の売上や、全社員の負担を直接示す指標ではありません。応募先の職務に近い数字を使い、店舗志望なら客数・単価、本体志望なら事業間の違いや成長要因まで読み分けると、企業理解が具体的になります。
応募先を決めるときは、経験の生かし先と生活条件をそろえる
バローHDへの転職で選びやすいのは、食品の加工・売場運営を深めたい人、または事業拡大を支える専門業務に明確な接点を持つ人です。同じグループでも、選考で伝えるべき実績は大きく変わります。
店舗志望なら、希望部門、地域社員を含む勤務区分、入社時の格付けを一緒に考えます。加工経験がある場合は技術の範囲と管理経験を、未経験なら生活リズムと部門作業への理解を整理してください。勤務地の希望が強い人は、給与の上限よりも、通勤圏と社員区分を先に確定した方が判断しやすくなります。
本体のM&A志望なら、取引を進めた経験と買収後の運営への視点が重要です。IR志望なら、対外向けの情報を正確に構成した経験を具体的に示せます。どちらも資料を作った本数だけではなく、誰から情報を集め、どの判断を支えたかまで説明すると、募集職務に合う実績になります。
公式の店舗中途採用は面接2回を案内し、一次のWEB対応も可能としています。毎月の入社を案内する一方で、既卒・第二新卒には秋入社を案内する場合があるとの注記もあります。すぐ入れるという一般案内だけで現職の退職日を決めず、自分の選考区分と配属準備に合う入社日を確認しましょう。本体の専門職へこの店舗選考の回数や日程を流用することも避けます。
内定条件では、雇用法人、職種、初任給、賞与の対象期間、固定残業の有無、試用条件、異動範囲を一組で確認します。特に店舗募集の試用条件は今回読めた要項に明示がなく、本体専門職の「3カ月・同条件」を店舗へ当てはめていません。記事や募集ページの情報を出発点に、契約する内容との一致を確かめることが最後の判断になります。
まとめ:本体の平均と、応募する仕事の条件をつなげて判断する
バローHDの平均年間給与735.7万円は、持株会社の人員を対象とした実績です。スーパー運営会社バローの564.3万円や、中部薬品の494.2万円とは、年齢・職務・雇用構成が異なります。平均だけで入社後の年収を見込まず、応募する職種と社員区分の条件へ進むことが必要です。
店舗では地域社員の選択と賞与の違い、ホームタウンの通勤範囲、加工から売場運営へ広がる責任が判断材料になります。本体のM&A・IR職では、必要経験、勤務地、担当範囲を軸に比較できます。自分の経験をどの仕事へ生かし、どの生活条件を守りたいかが整理できれば、グループの大きさに頼らず納得した応募先を選びやすくなります。
どのサービスを使えばいいか決められないとき
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- バローホールディングス 第69期有価証券報告書(2026年3月期・会社別給与と人材育成)
- 株式会社バロー 公式中途採用募集要項
- doda バローHD名義・店舗スタッフ求人(2026年10月16日更新)
- 株式会社バロー 公式キャリアプラン(チーフ・店長・マイスター等)
- doda バローHD M&A戦略担当(2026年9月17日更新)
- doda バローHD IR担当(2026年9月17日更新)
- 転職会議 販売スタッフ主任クラス・給与投稿(2025年3月13日、公開冒頭)
- 転職会議 販売スタッフ主任クラス・休暇投稿(2025年3月13日、公開冒頭)
- バローホールディングス 2027年3月期第1四半期決算短信・期中レビュー完了版(2026年8月14日)
- バローホールディングス 2027年3月期9月度月次営業情報(2026年10月13日)
執筆:コロ助。最終更新:2026年10月28日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

