セキュアヴェイルの評判と年収|SOC日勤リーダーとLogStare出向の違い
※本記事にはプロモーションを含みます。
セキュアヴェイルの平均年間給与は、2026年3月期の有価証券報告書によると448.4万円です。平均年齢は34.8歳、平均勤続年数は6.3年。ただし、この平均にはグループ会社へ出向する従業員が含まれていません。公式の中途採用には、子会社LogStareへの出向を前提とする仕事も並んでいます。
もう一つ、応募前に整理したいのが働く時間です。24時間365日の監視サービスを提供する会社ですが、現在掲載されている大阪のSOCリーダーは日勤中心です。「セキュリティ運用だから夜勤」「上場会社の平均だから自分も同じ給与」と決めず、職務と配属先から評判を読み直すと判断しやすくなります。
この記事の結論
- 年収:公式平均448.4万円はグループ会社への出向者を除く数値です。
- 勤務:大阪のSOCリーダーは日勤中心ですが、年数回の夜間作業の可能性があります。
- 配属:導入・東京開発・沖縄内勤営業はLogStareへの出向募集です。
- 判断:古い社員口コミと現行求人を分け、固定残業や契約条件を確認しましょう。
セキュアヴェイルの平均年収448.4万円をどう読むか
給与の比較は、平均に入る人と応募先の仕事が同じかを確かめるところから始まります。同社では、出向に関する有報の注記が転職時の比較に直接関わります。
提出会社54人とグループ116人を分ける
有価証券報告書(第25期、2026年3月期)によると、2026年3月31日時点の従業員関連データは次のとおりです。給与の原表単位は千円で、4,484千円を448.4万円と表記しています。
| 項目 | 公式数値 | 対象・注記 |
|---|---|---|
| 平均年間給与 | 448.4万円 | 提出会社。賞与・基準外賃金を含む |
| 平均年齢 | 34.8歳 | 提出会社 |
| 平均勤続年数 | 6.3年 | 提出会社 |
| 従業員数・単体 | 54人 | グループ会社を含む社外への出向者を除く就業人員 |
| 従業員数・連結 | 116人 | グループの就業人員 |
原表では、単体・連結とも臨時雇用者の外数は「-」です。臨時雇用者にはパートタイマー・派遣社員を含むと説明されていますが、8時間換算や年間平均という注記はありません。別の会社で使われる集計方法を、この表に当てはめる必要はありません。
特に重要なのは、平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与から、当社からグループ会社へ出向している従業員が除かれている点です。後述するLogStare出向の求人に応募する人は、448.4万円をその部署の平均給与として使えません。持っている経験に対し、個別に何を提示されるかを確かめるための会社全体の参考値になります。
平均年齢と勤続年数だけで離職率は分からない
平均年齢34.8歳、平均勤続6.3年という数値は、期末に在籍する対象従業員の構成を表します。何人が入社し、何人が辞めたかを示す数字ではないため、これだけで離職率の高低を決めることはできません。有報の従業員表には離職率は掲載されていません。
同じ表には平均年間給与の対前事業年度増減率が5.2%と記載されています。これは平均の変化であり、全員が一律5.2%昇給したという意味ではありません。賞与や基準外賃金、対象社員の構成を含む結果なので、中途入社時には給与改定の頻度と、自分に適用される評価の基準を別に確認する必要があります。
また、採用サイトの「約100名」という紹介より、有報と現在の会社概要にある連結116人のほうが基準日を明確にできます。人数が増えたように見える異なるページをつなぎ合わせ、採用が急拡大していると推測するのは避けたいところです。
社員本人の350万円・340万円という例は当時の経験
口コミでは、転職会議に2017年頃の在籍経験を記した20歳未満・男性・正社員のネットワーク設計・構築職による本人年収350万円の例があります。2022年8月13日の投稿です。公開部分には、通常業務だけでなく資格取得や経験の積み重ねが給与に関わる、という本人の見方が記されています。
別の投稿では、2015年頃に在籍した20代後半・男性・正社員のネットワーク運用・保守職が本人年収340万円を記載しています。投稿日は2019年11月4日で、公開冒頭では当時の評価の見えにくさへの不満が述べられています。
どちらも個人の申告で、現在の同職種の平均や、これから応募する人の提示額ではありません。投稿年と在籍年にも間隔があります。現在の公式平均との差をそのまま昇給幅と計算することもできませんが、資格や担当業務が評価にどう反映されるかを具体的に尋ねるきっかけにはなります。
SOCを担う本体と、LogStareを作る出向先の違い
同社への転職では「セキュリティの会社に入る」から一歩進み、運用サービス側で働くのか、製品側で働くのかを選ぶことが大切です。有報ではグループを本体と連結子会社2社に分けて説明しています。
| 会社 | 主な事業上の役割 | 今回の募集との関係 |
|---|---|---|
| セキュアヴェイル | セキュリティの運用・監視・ログ分析など | 大阪の自社SOCサービスのSE |
| LogStare | セキュリティ運用基盤の開発・販売 | 導入SE・東京開発・沖縄インサイドセールスは出向業務 |
| キャリアヴェイル | 情報セキュリティ人材の育成・派遣 | 今回比較する4職とは分けて考える |
NetStareは、攻撃の監視だけでなく、ネットワークの故障や通信障害にも対応する運用サービスです。一方のLogStareは、ログの収集や分析などを支える製品です。運用で得た知見を製品へ反映し、製品を顧客環境へ導入するというつながりはありますが、日々の成果物は違います。
例えば運用側では、アラートへの対応や機器設定、顧客からの問い合わせをどう扱うかが問題になります。製品の導入側では、顧客の環境を聞き取り、構成を設計し、使える状態まで整えることが必要です。開発側では、要件と機能を形にして、運用に使えるソフトウェアへ落とし込みます。この違いを押さえると、単に「セキュリティ経験あり」という職務経歴より説明が具体的になります。
公式のキャリア採用ページによると、LogStareの3職には「当社100%子会社」での出向業務と明記されています。セキュアヴェイル側の採用導線からの応募ですが、実際に働く先を取り違えないことが重要です。雇用区分・契約期間・出向期間等の詳細は個票にそろっておらず、LogStareの直接採用と同じ条件だとは断定できません。
会社は2026年1月に東証スタンダード市場へ移行し、2月には札幌証券取引所本則市場にも上場しました。7月の開示で案内した8月1日開設の札幌オフィスも、現在の会社概要に掲載されています。ただし、今回の4求人の勤務地は大阪・東京・沖縄です。新しい営業拠点があることと、その場所で希望職種を募集していることは別です。
大阪のSOCリーダーは、日勤で監視品質とチームを支える仕事
夜勤を避けながらセキュリティ運用の経験を活かしたい人にとって、注目できるのは「自社SOCサービスのSE」です。ただし、未経験者向けの監視担当ではなく、リーダーを想定した募集です。
機器を監視するだけではなく、検証とメンバー管理も担う
公式個票の仕事内容は、ファイアウォール・UTM・WAFの監視や操作、検証計画の立案と実施、顧客問い合わせへの対応、SOCメンバーのマネジメントです。障害を見つけて報告する作業だけでなく、機器の挙動を検証し、担当者が適切に対応できるようにする役割が含まれます。
必要な経験として、ネットワークまたはインフラ系での業務経験3年以上が挙がっています。加えてTCP/IPの基礎、Linux・Windows等のサーバーやFW・UTMの知識、文書作成、FW・UTM・WAFに関する知識・経験、マネジメント経験が必要な項目として並びます。学歴不問でも、経験の条件が軽いわけではありません。
職務経歴では、扱った製品名に加えて「どこまで判断したか」を説明すると仕事内容との接点が見えます。設定変更の影響をどう検証したか、判断が難しいアラートを誰に引き継いだか、メンバーの対応をどのようにそろえたか、といった実務です。人数を管理した経験だけでなく、技術的な判断を支えた経験も整理しておきたい職種です。
9時〜18時が基本でも、夜間作業の例外はある
勤務地は大阪本社、勤務時間は9時〜18時です。個票には、リーダーのためシフト制ではないことと、顧客都合で年に数回程度の夜間作業が発生する場合があることが両方書かれています。24時間サービスの説明だけから夜勤常態の募集と読むのも、日勤の表記だけから夜間対応が一切ないと読むのも適切ではありません。
給与欄の提示は350万〜550万円で、経験・能力・前職給等を考慮して面談で決定するとの説明です。この個票には、みなし残業時間・固定残業の金額・給与の年額等の期間表記・賞与内訳がありません。他のLogStare求人に記載された30時間分を転用せず、見積もりの内訳を聞く必要があります。
休日は年間120日、完全週休2日制の土日と祝日などです。有給休暇は10〜20日で、下限10日は入社半年経過後と明示されています。夜間作業が発生した後の勤務調整や、管理職として採用されるのかといった点は、この日勤条件と組み合わせて確認したい内容です。
LogStare出向の3職は、同じ製品でも必要な経験が違う
製品に近い仕事を選ぶなら、導入・開発・営業のどこを担うかで応募先を分けましょう。公式個票では、東京の導入と開発、沖縄のインサイドセールスが、いずれもLogStareへの出向業務とされています。
東京の導入SEは、構築経験を顧客の利用開始までつなぐ
導入SEは、自社製品を提供するメーカー側のプロフェッショナルサービスとして、顧客への導入を担当します。受注前のヒアリング・提案から、受注後の設計・構築、顧客向けトレーニング、社内での検証・文書作成までが仕事です。
必要条件にはLinuxサーバーの導入経験、Windows・Linuxの基礎知識、エンジニアプリセールスなどの経験3年以上が並びます。SNMP・SYSLOG等の監視知識、インフラ構築、主要な運用管理ツールを使った経験は歓迎項目です。歓迎項目だけに当てはまる場合、必要条件を満たす説明が別に必要です。
この仕事での強みは「構築できる」だけで終わりません。ログをどこから集め、顧客が何を確かめたいのかを聞き取り、運用担当者へ使い方を渡すところまで経験していると、募集の流れにつながります。顧客説明が得意なインフラ経験者と、製品の内部実装を深めたい開発者では、同じLogStareでも選ぶ職種が変わります。
勤務地は東京本部で9時〜18時、実働8時間。提示給与は350万〜400万円、月30時間分のみなし残業代を含み、超過分は追加支給です。固定分の金額や基本給の内訳は掲載されていません。
東京の開発担当は、Java実装と運用機能の設計が接点
東京の開発担当は、統合セキュリティ基盤の機能企画、要件定義・概要設計、監視レポートのテンプレート作成、開発チームや工程の管理、文書作成を扱います。単に渡された仕様の実装だけに限られた説明ではありません。
必要条件は2年以上の開発経験に加え、Java・HTML・JavaScript、JavaによるWebアプリケーション開発、Spring Frameworkの開発経験です。HadoopやApache Ambari、文書作成経験は歓迎欄にあります。募集ページに複数の言語や環境が載っていても、そのすべてが応募時の必須経験というわけではありません。
セキュリティ製品の開発だからといって、攻撃手法の研究だけをする仕事とも限りません。個票では監視レポートの作成や工程管理まで示されています。自分が実装に集中したいのか、運用現場の要望を機能に変えたいのか、チームをまとめたいのかを切り分け、現在の担当比率を確認すると期待のずれを減らせます。
勤務先は東京本部、9時〜18時の実働8時間。提示給与は350万〜500万円で、月30時間分のみなし残業代と超過分の追加支給が明記されています。同じ東京でも導入SEとは上限や仕事内容が異なるため、単純に「開発の方が高待遇」と決めるより、自分の経験がどの評価に結びつくかを見たいところです。
沖縄のインサイドセールスは、営業の仕組みづくりまで含む
沖縄のインサイドセールスは、営業マネージャーやフィールドセールス、マーケティング部門と連携し、グループ商材の利用につながる体制を作る仕事です。MA・SFAを使った見込み客への継続的な働きかけ、問い合わせ対応、発信業務があり、顧客によっては契約をまとめるところまで対応します。
必要経験は「営業2年以上」または「インサイドセールスを含むテレマーケティング1年以上」です。これに基礎的なビジネススキル、Excel・Word・PowerPointの操作、ITの基本知識が必要です。IT業界の営業・プリセールス、MA・SFA・CRMの利用経験は歓迎項目に分かれています。
チームが拡大した後の組織づくりやマネジメントも仕事内容に含まれています。電話件数だけを追う仕事を想像するより、反応のあった相手をどう次の提案へつなぐか、マーケティング施策の反応をどう改善するかに関心がある人に適合しやすいと考えられます。ただし、将来の管理職就任が保証されるわけではありません。
勤務地はLogStare沖縄開発センター、9時〜18時の実働8時間です。提示給与350万〜400万円には月20時間分のみなし残業代を含み、超過分は追加支給。同じ350万〜400万円表示の東京導入SEとは固定時間が10時間違います。提示額だけを並べると、この違いを見落とします。
提示給与・固定残業・休日は、比較の単位をそろえる
4職種は給与や勤務情報の詳しさが均一ではありません。現時点で書かれている内容を表にすると、比較できる条件と、個別に確かめるべき条件を整理できます。
| 職種 | 公式の給与欄 | 残業に関する記載 | 勤務の特徴 |
|---|---|---|---|
| 大阪SOCリーダー | 350万〜550万円 | 固定残業の有無・内訳は非掲載 | 9〜18時。年数回夜間の可能性 |
| 東京導入SE | 350万〜400万円 | 月30時間分を含み、超過別途 | 9〜18時、実働8時間 |
| 東京開発担当 | 350万〜500万円 | 月30時間分を含み、超過別途 | 9〜18時、実働8時間 |
| 沖縄内勤営業 | 350万〜400万円 | 月20時間分を含み、超過別途 | 9〜18時、実働8時間 |
いずれも給与欄の原文は上記金額で、年額・月額等の期間を明記していません。そのため、本記事では掲載通り「提示給与」とし、12で割った月給や賞与額を作っていません。採用担当者から年収想定として説明を受ける場合も、基本給、固定残業代、賞与、各手当のどこまでを含むかを確認してから比較してください。
みなし残業の20時間・30時間は給与の計算に関わる時間で、実際の平均残業時間ではありません。SOCリーダーに固定時間の記載がないことも、残業代が出ないことや、固定残業がないことを確定させる材料にはなりません。現行4個票には雇用区分・契約期間・試用期間の条件もそろっていないため、正社員・無期・試用中同条件と補って読まないようにします。
土日休みと、シフト部署の4連休は別の働き方
今回の4個票は、年間休日120日と土日を軸にした完全週休2日制を掲げています。一方、採用サイト全体ではシフト制の部署の4連休を紹介しています。両方とも会社の説明ですが、全社員が同じ休日の取り方をするという意味ではありません。
公式サイトでは、多くの部署で4つの時間帯から選ぶ時差出勤が認められ、上長への申告で日単位の変更が可能とされています。これは任意の時間に働けるフルフレックスとは異なります。特に顧客の検証日程に合わせる導入SEや、夜間作業の例外を持つSOCリーダーでは、実際の利用方法を担当業務に沿って確認するのがよいでしょう。
東京・大阪・沖縄という勤務地が明記されていても、4個票には勤務地変更の範囲や在宅勤務の頻度がそろって掲載されていません。「出向だからずっと同じ場所」「内勤だから在宅中心」といった読み替えも避けたい点です。
近距離手当と資格支援は、自分が対象かまで見る
採用サイト共通の近距離手当は、大阪では会社から半径2キロ以内で月2万円、東京では半径3キロ以内で月3万円という説明です。一方、今回の沖縄インサイドセールス個票にも近距離手当月3万円と書かれています。沖縄の適用距離などは共通ページで補えないため、転居を伴うなら実際の対象条件を先に確かめたいところです。
資格については、共通ページでレベルに応じた月500〜3,000円の手当、受験・維持費用の会社負担を紹介しています。個票では一部資格の受験費用負担や資格給等の書き方になっています。どの資格も全額対象と広げず、自分が取得したい認定の扱いを見ると、学習費用を現実的に見積もれます。
入社3年以内の若手の業務外活動を支えるハジメ手当、創立記念日に合わせた7〜9月の休暇などもあります。ただし、これらは制度の案内であって利用者数や取得率の統計ではありません。毎月の生活費に組み込む手当と、条件を満たしたときに使う支援を分けて考えることが大切です。
技術を深める環境と、古い社員口コミをどう結びつけるか
専門性を伸ばせるかを見るには、会社が用意する支援と、応募する職種で実際に経験できる仕事をセットで考えると具体的になります。セキュリティ専業という事業説明だけで、希望する技術に必ず触れられると決めないことが大切です。
半期面談と、社外に説明する仕事を学習の機会にする
公式採用サイトでは、半期に1回の上長面談で本人の希望や適性に応じたキャリアプランを考えるとしています。セキュリティアナリスト、設計・構築を担うエンジニア、提案を担うコンサルタント等の道筋が紹介されていますが、全員が同じ年数で順番に進む制度としては書かれていません。
同社グループは技術者が知識を発信する「Knowledge Stare」も運営しています。経験を社外向けに説明する機会があることは、調べた内容を手順や検証結果にまとめたい人にとって検討材料になります。ただし、記事執筆の時間や評価への反映は、個別の業務運用まで確認したい内容です。
導入SEなら顧客トレーニング、開発担当なら監視レポートの設計、SOCリーダーなら検証とチーム管理が、学習した知識を使う場面になります。資格数を増やすことだけを目標にするより、どの仕事でその知識を使い、何を成果として示すかが見える人ほど、会社の支援を活用しやすいと考えられます。
休日を評価する声も、在籍時期と配属を外さない
転職会議には、2011年頃に在籍した20代後半・男性・正社員のネットワーク運用・保守職による、シフトの休日を私生活に使えたという投稿があります。投稿日は2014年7月14日です。公開部分では土日祝とは関係しない勤務だったことも記されています。
これは勤務形態の利点を感じた当時の個人例です。現在の大阪SOCリーダーは日勤中心と明記されているため、この古いシフト勤務の話をそのまま現在の募集条件に重ねることはできません。給与に関する過去の不満も同様で、現在の制度変更や配属を確認せず、会社全体の現在の評判へ広げないことが大切です。
また、退職理由の口コミ件数から離職率を求めることはできません。口コミを書く人の人数と在籍者全体は異なります。気になる場合は、SOCの運用担当、今回のリーダー、製品の開発担当という単位で、直近のチーム構成や募集理由を確かめるほうが、自分の配属先の状況を理解しやすくなります。
AI-SOCの拡大と、直近の赤字を分けて考える
転職先としての将来性は、AIという名称だけでも、1四半期の損失だけでも判断できません。セキュアヴェイルでは、運用の自動化を広げる動きと、そのための費用負担が同時に見られます。
第1四半期は大型販売の反動と先行費用で営業赤字
2026年11月1日時点で公表済みの最新四半期は、2027年3月期第1四半期、2026年4〜6月です。会社の決算短信によると、連結売上高は2億6,053万2,000円で前年同期比17.5%減、営業損失は5,254万6,000円でした。前年同期の営業利益3,973万4,000円から赤字になっています。
会社は、ストック型サービスは前年同期並みであった一方、前年の大型ソフトウェア販売案件がなかったと説明しています。また既存ソフトウェアの先行費用2,002万円、広告宣伝費の増加486万5,000円、人件費の増加1,278万9,000円等を挙げています。売上の減少を顧客の一斉離脱と読み替えたり、費用増を個人の昇給額として扱ったりすることはできません。
情報セキュリティ事業が減収・セグメント損失となる一方、人材サービス事業は派遣案件が順調で売上が10.2%増えています。同じグループでも動きは一様ではありません。製品・SOCに応募する人は、グループ売上だけでなく、自分が担うサービスの契約更新や新規導入がどう進んでいるかを見たいところです。
通期予想は売上高14億3,800万円、営業利益1億3,800万円のまま据え置かれています。これは会社の見通しであり、すでに実現した利益ではありません。採用に結びつけるなら、計画が達成される前提で待遇を期待するより、入社後に担当する開発・導入・営業が収益にどうつながるかを確かめる材料になります。
ログ分析の自動化が進んでも、人が担う導入と説明は残る
2026年10月20日の会社発表では、AI-SOCの技術を使い、Microsoft 365の監査ログを調査・分析するレポートを先着100社に無償提供すると案内しています。自社のSOC運用経験と、グループ会社LogStareのAIログ分析機能を組み合わせた施策です。
この動きは、監視を人の目だけに頼るのではなく、分析を仕組みに移していく事業の方向を示しています。ただし、人員削減を発表した資料ではありません。現在の求人には顧客への導入、検証、運用レポートの設計、営業の仕組みづくりがあり、自動化された結果をどう顧客に役立てるかという仕事との接点が見えます。
編集上の見立てとしては、機器の操作だけに経験を閉じず、分析結果の意味を説明し、顧客の運用へ落とし込める力が、この事業と相性を持つと考えられます。例えば導入SEならログの取得範囲と顧客の目的をすり合わせ、開発担当なら利用者が理解できる監視レポートを設計する、といった方向です。
会社は北海道の営業拠点も設け、パートナーとの連携やAI-SOCの普及を進めています。拠点新設や無償施策は成長に向けた行動ですが、採用人数や各職種の昇給を保証するものではありません。営業活動の広がりと、実際に配属されるチームの体制をつなげて理解することが、転職後の仕事を想像する助けになります。
まとめ:セキュリティへの関心を担当業務の実績へ変える
応募する職種を決めたら、これまでの経験から、その仕事に直結する成果を選んで整理しましょう。同社の4求人は学歴不問ですが、必要経験は職種ごとに具体的です。
- SOCリーダー:機器の検証・設定変更に関する判断と、チームの対応品質を支えた実績。
- 導入SE:Linux等の導入から顧客説明・運用引き渡しまで、どこを自分で担ったか。
- 開発担当:Java・Springを使った機能開発と、要件整理や工程管理に関わった範囲。
- インサイドセールス:見込み客への継続対応を商談へつなげた方法と、営業施策の改善経験。
4個票の応募方法は、電話またはお問い合わせフォームで中途採用への応募希望を伝え、その後に必要書類等の案内を受ける流れです。面接回数や選考日程は個票に具体的な記載がありません。勤務地と職種を特定して連絡し、出向先や勤務条件、雇用区分・試用期間を含む正式な案内を受け取るのが出発点になります。
セキュアヴェイルは、有人のSOC運用と製品開発を結びつける仕事を考えたい人にとって検討材料のある会社です。公式平均448.4万円は出向者を除く参考値として扱い、現在の職種ごとの責任・勤務・給与内訳に照らして判断しましょう。過去の口コミをそのまま現在の評価にせず、自分が経験を活かせる仕事と、受け入れられる条件の両方がそろうかを確認することが大切です。
どのサービスを使えばいいか決められないとき
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- 第25期有価証券報告書(従業員と給与はPDF42頁)
- 公式会社概要(上場区分・拠点・グループ会社)
- 公式採用サイト(キャリア・制度・働く環境)
- 公式キャリア採用・現在の募集一覧
- 公式募集要項・LogStareの導入SE
- 公式募集要項・自社SOCサービスのSE
- 公式募集要項・セキュアヴェイルグループ商材のインサイドセールス
- 公式募集要項・LogStareの開発担当(東京)
- 転職会議・本人給与と資格に関する投稿(2017年頃在籍、2022年8月13日投稿・公開部分)
- 転職会議・本人給与と評価に関する投稿(2015年頃在籍、2019年11月4日投稿・公開部分)
- 転職会議・シフト勤務に関する投稿(2011年頃在籍、2014年7月14日投稿・公開部分)
- 2027年3月期第1四半期決算短信(会社公表原本・TDnet配信)
- 2027年3月期第1四半期決算説明サマリー(会社公表原本)
- Microsoft 365監査ログの無償分析施策(2026年10月20日会社公表)
- 札幌オフィス開設に関するお知らせ(2026年7月28日会社公表)
執筆:コロ助。最終更新:2026年11月1日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

