野村ホールディングスの年収1421万円|本体204人と中途採用の違い
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野村ホールディングスの平均年間給与は1,420万8,790円です。2026年3月期の有価証券報告書によると、平均年齢は45歳1か月、平均勤続年数は4年4か月。ただし、これは持株会社本体の数字であり、野村證券の営業や投資銀行の中途採用条件をそのまま表すものではありません。
同じ有報には野村證券の平均年間給与1,325万3,240円も開示されています。「野村の年収」を調べる際には、まず本体と事業会社を分け、そのうえで応募する職務の報酬・必要経験・異動範囲を確かめることが大切です。この記事では、公式の給与表と現行募集、公開社員の声を照合して、転職先としての違いを整理します。
この記事の結論
- 年収:本体平均は約1,421万円。野村證券の平均とは別です。
- 応募先:富裕層営業・投資銀行・リスク企画で必要経験が異なります。
- 待遇:募集給与は経験等で決定。社宅と在宅には適用条件があります。
- 事業:中間増益と資産管理の拡大を、担当業務の変化と併せて見ます。
平均年収1,421万円の対象は本体204人
野村ホールディングスの年収水準を理解する第一歩は、持株会社と事業会社の人数・年齢・勤続年数を一緒に読むことです。2026年3月期有価証券報告書の「従業員の状況」には、次の3社が別々に掲載されています。
| 2026年3月31日時点 | 野村ホールディングス | 野村證券 | 野村アセットマネジメント |
|---|---|---|---|
| 平均年間給与 | 14,208,790円 | 13,253,240円 | 13,906,054円 |
| 平均年齢 | 45歳1か月 | 42歳2か月 | 42歳10か月 |
| 平均勤続年数 | 4年4か月 | 15年10か月 | 12年5か月 |
| 従業員数 | 204人 | 11,076人 | 965人 |
| 臨時従業員の年間平均・外数 | - | 2,274人 | 64人 |
| 平均給与の前事業年度増減率 | 3.3%増 | 6.3%増 | 16.2%増 |
給与には賞与と基準外賃金を含みます。人数は就業人員で、臨時従業員は年間平均を外数で示したものです。グループの連結従業員数は28,677人、臨時従業員は外数4,105人。本体204人の表には、別途、野村證券などとの兼務者690人がいるとの注記もあります。
本体の従業員は事業セグメント上、主に「その他」に所属しています。つまり、本体の給与は、全国の店舗で働く社員や海外を含むグループ全員を平均した金額ではありません。兼務者がいることも踏まえると、企業名だけで職場や所属を切り分けるのは難しく、選考時には雇用契約を結ぶ会社と実際の担当部署を確認する必要があります。
勤続4年4か月を、そのまま定着性の評価にしない
本体と野村證券では、平均勤続年数に大きな差があります。これを「本体は短期間で辞める人が多い」と直ちに解釈することはできません。表は異なる法人の在籍集団を示しており、個々の社員がグループのどこで経験を積んできたか、採用・異動の内訳までは示していないからです。
年齢についても同様です。本体は平均45歳1か月、野村證券は42歳2か月で、いずれも新卒や若手だけの給与ではありません。30歳の応募者が平均額に届くか、管理職でいくらになるかは、この表から計算できません。本体平均を年齢で比例配分したり、野村證券の数字を投資銀行だけの平均と読み替えたりするのは避けましょう。
また、平均給与の増加率は、全社員の昇給率ではありません。賞与、職務や役職の構成などによって平均は変わります。転職で重要なのは、入社時の基本報酬と変動報酬、その後に職責が変わった場合の扱いです。
財務職の本人年収1,050万円という公開例
転職会議の野村ホールディングス掲載ページでは、2023年頃在籍の30代前半・男性・正社員・財務職が、2023年11月23日の投稿で年収1,050万円と申告しています。公開部分では、人材確保を意識した給与水準への一定の満足感が述べられています。
これは当時の本人経験であり、現在の財務職の募集レンジでも、同年代全員の標準額でもありません。口コミサイトの掲載会社と実際の雇用・兼務関係を独立して確定した情報でもないため、有報の本体204人の平均に直接足して比較はできません。それでも、給与への評価を読む際に、担当職務と在籍時点を付けて考える必要性が分かる例です。
同じ「野村」であっても、営業成果が評価される職務、専門知識で組織を支える職務、事業責任を持つ職務では条件が異なります。口コミの高い金額だけを期待値にせず、自分が担う職責に対応した説明を採用側から得ることが重要です。
中途の提示年収は、職務と評価制度から確認する
野村證券の公式キャリア採用サイトによると、待遇は経験・能力を考慮して社内規定で決まり、賞与は年1回です。今回確認した富裕層営業、投資銀行ジュニア、本社リスク企画の個票には、具体的な年収レンジは掲載されていません。公式平均から応募者の提示額を推定するより、担当範囲と報酬の決まり方を確認するほうが実用的です。
例えば、ウェルス・マネジメントの募集はAnalystからExecutive Directorまで幅広いタイトルを含みます。一方、投資銀行のTMT分野のジュニア募集はAnalystまたはAssociate、本社リスク企画はSenior AssociateまたはVice Presidentです。募集ページのタイトルが異なる以上、全職種に一つの年収帯を当てはめる根拠はありません。
職務給とコンプライアンス評価の両方がある
有価証券報告書によると、国内では原則すべての管理職に職務給を導入しています。また、各社員に期待される生産性などを踏まえた評価を進め、360度フィードバックによる対話も行っています。コンプライアンスやコンダクトを評価するERCCレーティングも導入されています。
転職者にとっての意味は、売上や案件数だけを提示しても評価の全体像は分からないということです。富裕層顧客との関係を長期に保つ仕事では、提案内容の適切さや記録、専門部署との連携が重要になります。リスク管理の仕事では、問題を指摘するだけでなく、経営判断に使える形へ整理することが求められます。報酬の説明を受ける際にも、こうした職務上の期待と結び付けて確認したいところです。
2025年4月に導入されたリーダーシップ行動モデルは、洞察・決断・統率・育成・インクルージョンの5項目です。管理職だけに向けたものではなく、すべての社員が自分の立場で実践する考え方とされています。職務経歴書でも、個人の実績に加え、関係者をどう動かし、再現可能な仕組みにしたかを示せると、制度との接点を説明しやすくなると考えられます。
報酬提示時に分けたい項目
共通募集要項と今回の個票だけでは、試用期間、雇用期間、固定残業代の有無・金額などを確定できません。記載がないことを「試用なし」「残業代込みではない」と読み替えず、選考するポジションについて確認します。
- 契約する法人、職種、採用時のコーポレートタイトル
- 基本報酬と賞与の区分、初年度の算定対象期間
- 固定残業代や時間外手当の扱い、管理職としての区分
- 試用・雇用期間と、その間に変わる条件
- 異動区分に応じた住宅制度や勤務地の扱い
このうち野村で特に差が生じやすいのは、タイトルと業務範囲、エリア型かどうかです。同じ本店・支店の募集でも顧客属性や任される役割が違えば、必要経験も変わります。年収額だけの比較を終えた後に仕事内容を確認するのではなく、提示された職責と金額をセットで判断するのがよいでしょう。
富裕層営業はWMとPWMで入口が違う
野村證券の現行パートナー業務は、ウェルス・マネジメント(WM)とプライベート・ウェルス・マネジメント(PWM)を同じ募集ページで扱っていますが、必要経験は同一ではありません。証券外務員一種は共通の必須資格です。そのうえで、対象顧客と求める経験に違いがあります。
| 確認点 | WM | PWM |
|---|---|---|
| 経験の入口 | 富裕層を主な顧客としたコンサルティング経験1年以上など | 上場企業、または純資産100億円以上の非上場企業とそのオーナーへの資産運用実務3年以上など |
| 仕事の中心 | 資産全体を捉えた管理・運用・保全と課題設定 | 企業オーナーの運用、事業承継、M&A、資本政策などの総合提案 |
| 確認すべき経験 | 運用に加え、不動産や承継等の知識を顧客へどう活用したか | 案件を生み出す力、専門知識、オーナーとの継続的な関係構築 |
WMでは銀行、証券、信託、保険、運用会社、コンサルティング会社などでの経験が対象に挙げられています。金融商品を扱った年数だけではなく、富裕層の課題を理解し、知識を提案へ結び付けた経験が入口になります。PWMではさらに顧客企業の属性と運用実務の期間が具体的です。単に「法人営業経験3年」で同じ条件を満たすとは限りません。
既存の大口顧客を最初から引き継ぐとは限らない
PWMの入社後イメージには、最初の1年程度は新規口座の開拓や休眠口座の活性化、それらを通じたビジネス獲得を行うと記載されています。その後は定量・定性・コンプライアンスなどを総合的に判断し、既存顧客を担当する流れです。
この記載は、応募者の期待を調整するうえで重要です。大手の顧客基盤を利用できることと、入社直後から完成した担当基盤が与えられることは同じではありません。前職で既存顧客の深耕が中心だった人は、新しい関係をつくった経験を振り返る必要があります。一方、開拓経験が豊富でも、資本政策や承継を社内の専門部署と進める場面では、別の学習が必要になる可能性があります。
WMではパートナー当たり150世帯程度を担当する記載があります。ただし、これをPWMやすべての社員の担当件数に広げることはできません。資産規模や家族・法人の事情によって支援内容も変わるため、件数だけで業務量を測るのは難しい仕事です。顧客の相談を受けた後、専門部署への接続や提案までをどの範囲で担うかが、実務の理解につながります。
エリア希望と配属の確約は別
勤務地は本店・各部支店です。募集では、総合職の非エリア採用でも初任地の希望がある場合は希望エリアを記載するよう案内しています。一方、エリア採用を希望しても人員状況によって希望に添えない場合があるとされています。
地域の顧客基盤や生活事情を重視する人は、初任地の希望が聞かれることだけで将来の転居がないと判断しないことが大切です。採用区分、初任地、後の異動範囲を分けて理解してください。後述する社宅制度もエリア型を除外するため、勤務地の選択は住居費を含む実質的な待遇とも関係します。
投資銀行ジュニアと本社リスク企画は、経験の使い方が異なる
営業以外を希望する人には、企業金融やリスク管理の職務が候補になります。ただし、「本社勤務」「金融専門職」という共通点だけで同じ入口とは考えられません。2026年10月28日に確認した公式個票では、TMT分野の投資銀行ジュニアと本社リスク企画で必要経験が明確に分かれています。
TMTのジュニアバンカーは、投資銀行経験だけに入口を絞っていない
コーポレート・ファイナンス一部のTMTカバレッジチームは、通信、メディア、ITサービスなどの企業に資金調達やM&Aを提供する部署です。現行募集は大手町勤務で、四年制大学卒業以上、基本的なPCスキル、コミュニケーション能力を求めています。一種外務員資格は必要ですが、未保有の場合は取得する扱いです。ビジネスレベルの英語力は歓迎条件として示されています。
仕事内容には、案件に関するサポート、提案資料の作成、企業・市場分析、プロダクト部署や海外拠点との連携が含まれます。投資銀行経験の有無にかかわらず応募を募り、企業財務、税務、法務、企画などの経験を歓迎しています。したがって、異業種からでも接点はありますが、企業や業界を調べ、意思決定に使える資料を作る力を示す必要があります。
編集部の見解として、この募集を考える際は「金融業界に入りたい」という希望に加え、TMT分野の企業をどのような視点で見てきたかが重要です。事業会社での予算作成や事業分析、税務・法務の仕事も、関係者の判断を支えた具体例にすると接点が伝わります。専門資格の有無だけでなく、調べた情報を整理して提案へつなげた経験を説明したいところです。
リスク企画は社会人経験7年以上と日英の実務力が前提
リスク・マネジメント統括部の企画推進・部門運営業務は、グループ全体の統合リスク管理を支える仕事です。社会人経験7年以上に加え、企画・管理・分析またはプロジェクト推進、リスク管理・コンプライアンス・内部統制・経営企画などの経験を求めています。日本語と英語は、一方がネイティブレベル、もう一方がビジネスレベル以上という条件です。
業務は、リスクをどこまで取るかを定める方針の策定・見直し、経営向け情報の整備、部門の予算管理や人材育成の企画などです。ニューヨークやロンドン等の拠点、経営層との日常的な調整も想定しています。専門分野の知識に加えて、意見の違いを整理し、意思決定を進める能力が必要になります。
この募集は野村證券名義の採用窓口に掲載されています。グループ全体を扱う仕事内容だからといって、野村HDへの直接雇用と断定はできません。初期勤務地は東京本社で、将来の海外勤務はキャリア志向に応じた可能性として記載されています。海外への異動を目的に応募する場合も、今回募集されている国内の職務を担えるかが先になります。
職種ごとに「即戦力」の意味を変える
WMなら顧客の資産課題を捉えた経験、TMTジュニアなら企業分析と案件を支える仕事、リスク企画なら規制・経営・海外拠点の間を調整する経験が中心です。応募書類を一種類の金融営業実績だけで使い回すと、募集側が求める役割との接点が見えにくくなります。
同じ英語力でも、IBジュニアでは歓迎条件、リスク企画では明示された能力条件です。同じ外務員資格でも、WM/PWMでは必須資格として記載され、IBジュニアでは入社へ向けた取得の扱いがあります。部署名の印象で応募可否を決めず、個票の必須と歓迎を分けて読むことが、無駄の少ない応募先選びにつながります。
休暇・住宅・在宅勤務は、適用範囲まで読む
野村證券の共通募集要項は、8時40分から17時10分、所定7時間30分・休憩60分、土日完全週休2日と祝日・年末年始の休みを掲げています。ただし、これは所定の勤務条件であり、職種別の残業実態を示す数値ではありません。顧客訪問が中心の仕事と海外との調整がある仕事では、一日の組み立て方も確認したいところです。
連続休暇と有給休暇を二重に足さない
公式の福利厚生ページは2026年3月末時点の制度を案内しています。年次有給休暇はタイトルと勤続年数に応じて最大28日。そのうち10日を前半・後半それぞれ5日間連続で取得することを推奨しています。共通募集要項にあるリフレッシュ休暇は、通常の有休へ別枠の10日を足す意味ではありません。
初年度の日数は入社月に応じた按分で、付与範囲内なら試用期間中にも利用できる案内です。制度上の最大日数と自分の初年度の付与日数は分けて考えます。長期の休暇を予定している場合には、入社日、付与日、部署内での業務引き継ぎの時期を合わせると、制度を使うイメージが具体的になります。
社宅の利点はエリア型や年齢条件で変わる
住宅制度はエリア型を除く案内です。30歳までの非管理職かつ独身の社員には、会社指定の社宅を月5,000円で利用できる制度があります。また、35歳までの社員や転居を伴う異動があった社員には、所定の社宅取扱基準に基づく制度があります。
後者の使用料は地域・年齢などで異なり、会社負担は上限家賃の最大80%までとされています。どの物件でも家賃の8割が必ず補助されるという意味ではなく、家賃以外の費用は自己負担です。年収を比較するときも、この条件を満たすかによって住居費が変わります。エリア勤務を選ぶ利点と住宅支援を一つの表で足し合わせないよう注意したいところです。
在宅勤務は部室店の承認と出社日数の条件がある
在宅勤務は各部室店で認められる場合に利用でき、月の所定労働日数について一定の休暇等を除いた日数の4割以上は出社が必要とされています。フレックスタイム制も一部部署で会社が認めた場合の制度です。どの職種でも完全在宅、自由な時間で勤務できるという募集ではありません。
例えば、顧客と対面する機会が多いWMと、本社の資料作成・調整が中心のリスク企画では、在宅の利用方法が同じとは限りません。勤務地や勤務時間の説明を受けた後、チームの出社運用、顧客対応、海外拠点との会議など、今回の職務での使い方を確認するのが現実的です。
中途比率と社員の評判から、入社後の学び方を考える
野村證券の2026年3月期キャリア採用比率は58.6%です。有報では部門・職種別の採用を実践していると説明しており、中途で専門性を持ち込む経路があります。ただし、この比率は採用者に占める割合で、応募者の通過率や未経験者の採用確率ではありません。
| 2026年3月期の公式指標 | 実績 | 対象 |
|---|---|---|
| キャリア採用比率 | 58.6% | 野村證券 |
| 有給休暇取得率 | 73.2% | 野村證券 |
| 男性育児休業等取得率 | 94.8% | 野村證券 |
| 自己都合退職率 | 6.3% | 野村HDおよび連結子会社 |
| 社内公募制度利用による異動者 | 188人 | 野村HDおよび連結子会社 |
退職率6.3%を野村證券の営業職だけの数値にすることはできません。また、社内公募の実績があることと、希望する部署へ必ず異動できることも別です。採用職務でどの専門性を身に付けたいかを先に考え、その先の選択肢として公募制度を見るのがよいでしょう。
研修があることと、現場で質問できることは別の論点
有報には、部門別研修や自己選択型の研修、デジタル知識を学ぶDigital IQ Universityが記載されています。WMの36か月プログラム、ホールセールのグローバルアナリスト研修なども紹介されています。ただし、すべての中途入社者に同じ内容・期間が適用されるとまでは示されていません。応募職種で、どこまでを入社時に求め、どこからを研修で補うのかが重要です。
口コミでは、2023年頃在籍の30代前半・男性・正社員・財務職が、2023年11月23日の公開投稿で、同僚の専門性から学べる点を肯定しています。一方、2022年頃の30代後半・女性・正社員・個人営業職による2023年4月23日の投稿には、育休復帰後の支援への不満が見られます。いずれも野村HD掲載ページの個人経験で、全社の現在の運用を示すものではありません。
この2つの声から部署全体の優劣は判断できませんが、学習環境を「教材があるか」だけで評価しない視点は得られます。経験者が多い職場ほど、用語や手順が共有されている前提で仕事が進むことも考えられます。採用時の上司やチームとの面接では、入社後の担当範囲、相談相手、専門領域を補う機会を具体的に聞くと、自分が馴染むための準備をしやすくなります。
本日発表の中間決算で見る、仕事の広がりと市場の影響
2026年10月28日公表の中間決算短信によると、2027年3月期上半期は増収増益でした。野村は米国会計基準を採用しており、一般的な事業会社の売上高・営業利益と置き換えず、収益合計、金融費用控除後の収益、税引前利益を区別して読む必要があります。
| 2026年4~9月・連結 | 実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 収益合計 | 2兆6,945億3,600万円 | 16.3%増 |
| 収益合計(金融費用控除後) | 1兆2,941億9,000万円 | 24.6%増 |
| 税引前中間純利益 | 3,595億3,700万円 | 21.1%増 |
| 当社株主に帰属する中間純利益 | 2,492億8,900万円 | 26.8%増 |
同日の会社説明では、ストック型ビジネスの拡大によって上半期の安定収益が前年同期の約1.6倍になったとしています。7~9月のWM部門ではストック資産の純増額が約7,500億円、ストック収入による費用カバー率が79%に上昇したとの説明です。
転職者にとっては、売買の機会を捉えるだけでなく、顧客の資産管理を継続的に支える仕事の重要性が増していると読めます。WM/PWMの現行募集が運用・承継・不動産や企業オーナーの経営課題まで扱うのも、こうした方向性と整合します。商品単体の知識に強みがある人は、それを顧客全体の課題へどう広げるかが次の論点になります。
インベストメント・バンキングの7~9月収益は前年同期比26%増とされ、国内外の資金調達や企業の行動を支援したと説明しています。TMTジュニアの募集に、プロダクト部署や海外拠点との連携が含まれることも、グローバルな案件を組織で進める仕事として理解できます。
一方、7~9月の全社税前利益は1,480億円で、前四半期からは30%減少しています。前年同期に対する増益と、直前の四半期からの減益は両立します。半期の好調さだけから毎期同じ報酬増を期待することはできません。市場環境の不確実性などを理由に、会社は通期の業績予想を公表していません。
編集部の見解として、野村の事業を見る際には、安定収益を増やす方向と、市場や案件のタイミングに影響される側面の両方を押さえたいところです。リスク企画の役割も、成長を止めることではなく、どのリスクをどこまで許容し、組織として管理するかを支える点にあります。好調な数字は応募先を選ぶ材料ですが、担当する部門の役割や評価まで代わりに説明してくれるものではありません。
選考では「野村に入りたい」から担当職務の説明へ進む
公式の選考フローは、応募、書類選考、Web適性検査と複数回の面接、内定という流れで、応募から内定までは3~5週間ほどの案内です。個別の選考日程を保証するものではないため、現職の退職日を先に固定せず、実際の進み方に合わせて調整します。
応募一覧には、二親等以内に野村グループの役員・社員がいる場合は応募できない旨が記載されています。また、募集に直接応募する方法とは別に、適したポジションがある場合に個別連絡を受けるキャリア登録があります。登録すれば必ず連絡や選考の機会がある制度ではありません。
面接の準備では、希望する職務の条件に沿って、経験を具体的に整理するとよいでしょう。WM/PWMなら、顧客の課題をどのように発見し、専門部署を使って解決へ進めたか。IBジュニアなら、分析した情報を資料や提案に変えた経験。リスク企画なら、規制や経営上の要請が異なる関係者を調整し、仕組みとして運用した経験が軸になります。
そのうえで、役割に対して提示される給与、入社直後の担当範囲、異動区分、支援制度の適用を確認します。現行個票に詳しく書かれた業務と、金額・契約条件など別途説明が必要な項目を分けておくと、面接の時間を有効に使えます。
まとめ:公式平均を入口に、応募先の法人と職責を選ぶ
野村ホールディングスの約1,421万円という平均年収は、本体204人の集団に関する公式値です。野村證券や野村アセットマネジメントには別の平均があり、現在の中途求人はさらに職種・タイトル・経験で分かれています。
富裕層との関係を広げたい人、企業金融の案件を支えたい人、グループのリスク管理に携わりたい人では、野村で得られる経験の中身が異なります。平均給与だけで志望順位を決めず、自分が担える仕事と期待される責任、適用される勤務・住宅制度を一つずつ照合することが、納得できる転職判断につながります。
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- 第122期有価証券報告書(2026年3月期・給与160頁、人材20~24頁)
- 野村證券公式キャリア採用 募集要項・選考フロー
- 野村證券公式採用 職種一覧・応募条件
- 現行募集 WM・PWMパートナー業務
- 現行募集 TMTセクター・ジュニアバンカー
- 現行募集 本社統合リスク管理・企画推進および部門運営
- 野村證券公式 福利厚生・制度(2026年3月末時点)
- 転職会議 財務職の本人年収・評価に関する公開投稿
- 転職会議 財務職の同僚・学習に関する公開投稿
- 転職会議 個人営業職の復帰支援に関する公開投稿
- 2027年3月期中間決算短信(米国基準・2026年10月28日)
- グループCEO決算コメントおよびハイライト(2026年10月28日)
執筆:コロ助。最終更新:2026年10月28日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

