昭和パックスの年収587万円と評判|東京工場は埼玉・社員8割が工場勤務
※本記事にはプロモーションを含みます。
この記事の結論
- 年収:有報の平均年間給与は587.5万円。直近3期で賃上げが進行
- 勤務地:主力の「東京工場」は東京になく埼玉県北本市にある
- 配属:単体379名のうち約8割が工場勤務。全国6工場に分散
- 資本:製紙大手の系列ではなく親会社を持たない独立系
昭和パックス株式会社(証券コード3954・東証スタンダード)は、セメントや化学薬品、飼料、米麦といった「粉粒体を25kg単位で運ぶ」ための産業用包装資材をつくる専業メーカーです。コンビニで手に取る紙袋ではなく、工場と工場のあいだを動く物流資材が本業のため、社名を知らないまま選考に進む人も少なくありません。この記事では、第130期(2026年3月期)有価証券報告書の実額をベースに、年収・勤務地・働き方・業績の4点を分けて整理します。とくに転職検討者がつまずきやすい「東京工場は東京にない」という配属の実態と、口コミサイトの評価と有報の数字が食い違っている箇所を、根拠を示しながら検証していきます。
昭和パックスの公式データ一覧(有価証券報告書ベース)
まず、本記事で扱う数値の出どころを一覧にします。以下はすべて第130期(2026年3月期/2025年4月1日〜2026年3月31日)の有価証券報告書および決算短信に記載された公式情報です。ネット上の年収まとめサイトには第126〜128期の古い数値が残っているケースがあるため、比較する際は対象期を必ず確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 昭和パックス株式会社(SHOWA PAXXS CORPORATION) |
| 証券コード/市場 | 3954/東京証券取引所スタンダード市場(業種:パルプ・紙) |
| 本社 | 東京都新宿区市谷本村町2番12号 パックスビル(自社ビル・敷地924㎡) |
| 設立 | 1935年12月20日(旧・昭和製袋工業/第130期は設立90周年) |
| 代表者 | 代表取締役社長 小野寺 香一(生産本部長を兼務) |
| 平均年間給与 | 5,875,176円(約587.5万円/提出会社単体・前事業年度比+4.0%) |
| 平均年齢 | 36歳10ヶ月(提出会社単体) |
| 平均勤続年数 | 13年6ヶ月(提出会社単体) |
| 従業員数 | 連結681名(外、臨時雇用者113名)/提出会社単体379名(外、臨時雇用者82名) |
| 売上高 | 連結235億63百万円(前期比+1.1%)/提出会社単体177億66百万円 |
| 営業利益 | 連結16億32百万円(前期比+18.5%/営業利益率6.9%) |
| 経常利益 | 連結18億67百万円(前期比+14.8%) |
| 当期純利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益12億83百万円(前期比△2.8%) |
| 自己資本比率 | 72.3%(ROE 5.1%/EPS 292.29円) |
| 生産拠点 | 6工場(東京=埼玉県北本市、防府、富山、亀山、盛岡、掛川) |
| 労働組合 | 昭和パックス労働組合(1968年10月結成・組合員320名) |
| 出典 | 第130期 有価証券報告書(2026年6月25日提出)/2026年3月期決算短信/第130期定時株主総会招集通知 |
なお、公式サイトの会社概要に記載されている「461名(2026年3月31日現在)」という従業員数は、単体379名+臨時雇用者82名の合計値であり、連結681名とも単体379名とも異なります。求人票や口コミで見かける従業員数がバラつく理由はここにあります。本記事では一次情報である有価証券報告書の数値を優先しています。
昭和パックスとはどんな会社か|「25kgを運ぶ袋」の専業メーカー
結論から言えば、昭和パックスは消費者の目に触れない場所で使われる産業用包装資材の専業メーカーです。ここを理解しないまま「パッケージの会社」というイメージで選考に臨むと、志望動機が的外れになりやすいので最初に押さえておきましょう。
有価証券報告書によると、第130期の連結売上高235億63百万円は次の4セグメントで構成されています(公式情報)。
- 重包装袋 154億31百万円(構成比65.5%):クラフト紙を多層に貼り合わせたクラフト紙袋と、ポリエチレン重袋。化学薬品・合成樹脂・セメント・飼料・米麦・砂糖・塩などを詰める
- フィルム製品 43億80百万円:産業用マスキングフィルム「HQF」、パレットストレッチ「エスラップ」、農業用ハウスフィルム「キリヨケバーナル」など
- コンテナー 17億83百万円:フレキシブルコンテナ「エルコン」、液体用「エスキューブ」
- 不動産賃貸 2億49百万円:本社パックスビルの賃貸事業
売上の3分の2を占める重包装袋が、この会社の中核です。ブランドロゴや意匠性を競う小売向けの紙袋とは異なり、求められるのは25kgの粉粒体を積み降ろしても破れない強度、粉が漏れない気密性、機械充填ラインに乗る寸法精度。つまり仕事の性格は「デザイン」ではなく「材料工学と生産技術」に近くなります。フィルム製品とコンテナーはその周辺領域を埋める位置づけで、不動産賃貸まで含めた4本立てが同社の事業ポートフォリオです。
創業は1935年12月20日、東京市麻布区で「昭和製袋工業株式会社」として肥料用クラフト紙袋の製造を始めたのが出発点でした。1962年に米国セントレジス・ペーパー社と技術提携、1989年12月に現社名へ変更、1999年4月にJASDAQへ株式公開し、2022年4月から東証スタンダード市場に区分されています。第130期はちょうど設立90周年にあたり、記念配当10円を含む年間配当50円が実施されました。
製紙大手の系列会社ではない|大株主はサンエー化研と新生紙パルプ商事
「パルプ・紙」の業種区分に入っているため、大手製紙メーカーの子会社だと誤解されがちですが、これは事実と異なります。第130期有価証券報告書の大株主上位10名は次のとおりです(公式情報/2026年3月31日現在・自己株式控除後)。
| 順位 | 株主名 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 株式会社サンエー化研 | 19.3% |
| 2 | 新生紙パルプ商事株式会社 | 19.1% |
| 3 | 日本証券金融株式会社 | 4.8% |
| 4 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 3.1% |
| 5 | 特種東海製紙株式会社 | 3.0% |
| 6 | 松井証券株式会社 | 2.5% |
| 7 | 株式会社みずほ銀行 | 1.8% |
| 8 | 農林中央金庫 | 1.7% |
| 9 | 株式会社鹿児島銀行 | 1.6% |
| 10 | 昭和パックス社員持株会 | 1.4% |
筆頭株主は樹脂加工・機能性フィルムメーカーのサンエー化研(4234・東証スタンダード)で19.3%、第2位は紙専門商社の新生紙パルプ商事で19.1%。製紙資本としては特種東海製紙が3.0%入るのみで、王子ホールディングスをはじめとする大手製紙グループの資本は入っていません。有価証券報告書では親会社・その他の関係会社に該当する会社はないと記載されており、資本上は独立系のメーカーです。
しかも昭和パックスは1979年にサンエー化学工業・化研工業(現サンエー化研)へ資本参加した側でもあり、両社は相互に株式を持ち合う関係にあります。上位10名の合計は58.2%と安定株主比率が高く、社長メッセージでも「独立企業としての研鑽」が掲げられています。親会社の方針で事業が組み替えられるリスクは小さい一方、グループ内異動や親会社への出向といったキャリアの選択肢も存在しない——これが独立系メーカーを選ぶときの実利的な意味です(推定情報)。
連結子会社4社と海外拠点|稼ぎ頭はタイ法人
連結681名と単体379名の差である約300名は、次の連結子会社に所属しています(公式情報)。
- 九州紙工株式会社(鹿児島県霧島市・議決権100%):クラフト紙袋の製造販売
- 株式会社ネスコ(東京都千代田区・55%):包装材料および物流用資材の販売
- 山陰製袋工業株式会社(島根県出雲市・89.1%):クラフト紙袋の製造販売
- タイ昭和パックス株式会社(タイ王国ラヨーン県・特定子会社):単独売上高35億81百万円、経常利益5億95百万円
注目したいのはタイ法人です。単独で経常利益5億95百万円を稼いでおり、連結経常利益18億67百万円に対する貢献度は小さくありません。2026年3月25日の決議では、第2位株主だった丸紅株式会社(8.2%)とMarubeni Thailand(1.8%)の保有株を昭和パックスおよび山陰製袋工業が全株取得し、持分を90.0%から間接保有を含め99.8%へ引き上げています。商社との資本関係を解いて海外の稼ぎ頭を完全子会社化したという動きは、グループ経営の重心が海外に寄りつつあることを示唆します(推定情報)。海外勤務の可能性を気にする人は、面接時にタイ拠点への駐在制度の有無を確認しておくとよいでしょう。
昭和パックスの年収は587.5万円|有報5期推移で見る賃上げの実態
結論として、昭和パックスの年収は「業界平均を大きく超えはしないが、直近3期は明確に上がっている」水準です。ここでは公式の平均年収→年齢と勤続→賃金の決まり方→口コミの受け止め、の順に見ていきます。
有価証券報告書によると、第130期の平均年間給与は5,875,176円(約587.5万円)。これは提出会社である昭和パックス単体の就業人員379名を対象とした金額で、賞与および基準外賃金を含みます。前事業年度比+4.0%の増加です(公式情報)。
平均年間給与の5期推移|3期連続で上昇している
| 対象期 | 平均年間給与(提出会社単体) | 特記 |
|---|---|---|
| 2019年3月期 | 約544万円 | — |
| 2021年3月期 | 約523万円 | 直近10年で低い水準 |
| 2023年3月期 | 約544万円 | 2019年水準へ回復 |
| 2025年3月期(第129期) | 約564万円 | — |
| 2026年3月期(第130期) | 約587.5万円 | 前期比+4.0% |
2021年3月期の523万円をボトムに、直近3期で約64万円(+12%)押し上がっています。賞与を含む金額なので業績連動分の振れも入りますが、後述するとおり第130期は営業利益が+18.5%と伸びており、会社の利益改善が給与に反映された形と読めます(推定情報)。年収系の検索で上位に出てくる自動生成サイトの多くは第126〜128期(2022〜2024年3月期)の数値で止まっているため、実態より50万円前後低く見えている点に注意してください。
平均年齢は36歳10ヶ月、平均勤続年数は13年6ヶ月(いずれも第130期・提出会社単体)。平均年齢37歳弱で587万円という組み合わせは、パルプ・紙業種の上場企業としては標準か、やや上に位置します。特筆すべきは平均年齢の若さで、10年前の2013年3月期も36.8歳と横ばい。高齢化が進む素材系メーカーのなかでは新陳代謝が効いている部類です。
なお、二次情報サイトの一部には「平均勤続年数19.5年」と掲載されているものがありますが、これは有価証券報告書および第130期事業報告の記載(13年6ヶ月)と一致しません。本記事では一次情報の13年6ヶ月を採用しています。
賃金は「年功序列型」と会社が明言している
昭和パックスの賃金制度で最も特徴的なのは、会社自身が年功序列型だと有価証券報告書に明記している点です。「給与および賞与の決定方針」には、長期的な人材確保や定着率の向上を目的として年功序列型を基本とする旨が記載されています(公式情報)。
- 基本給:労働組合と合意した賃金規程にもとづき、年齢・勤続年数・能力・転勤登録の有無によって決定
- 賞与:半期ごとの経常利益達成度による業績連動型(配分方式は労使合意)
- その他:永年勤続表彰、従業員持株会あり
- 初任給:251,430円(日経会社情報/二次情報)
ここで見逃せないのが「転勤登録の有無」で基本給が変わるという記述です。全国転勤を受け入れるかどうかが賃金テーブルに直結する設計になっており、勤務地の選択がそのまま年収差になることを意味します。後述する勤務地セクションと合わせて確認してください。
一方で、成果主義的な急激な昇給は制度上想定しにくい構造でもあります。20代で高い成果を出して同期を大きく引き離したい人には物足りず、腰を据えて長く働きたい人には安心材料になる——年功序列型の賃金制度は、この評価が人によって正反対になる典型です(推定情報)。
口コミ上の年収の受け止めは「安定だが伸びにくい」
ここからは口コミ傾向です。断定は避けますが、給与に関する投稿は肯定・否定が明確に分かれています。
- 肯定側:「基本的に地方公務員と同じ」「賞与は業績連動で年6ヶ月の時もあった」といった、安定性を評価する声
- 否定側:「みなし残業制で残業しても給料が変わらなかった」という趣旨の声
OpenWorkの待遇面の満足度は2.6/5.0(回答者10人)と高くはありません。ただし回答者が10名規模と母数が小さく、個別の投稿が平均値を大きく動かす状態であることは踏まえておく必要があります。クチコミによれば残業時間の実数値は月17時間前後で、長時間労働が給与不満の主因になっているわけではなさそうです(口コミ傾向)。
同じ重包装袋業界の上場企業である大石産業(3943・福岡県北九州市)の有価証券報告書上の平均年間給与は約586.8万円で、昭和パックスの587.5万円とほぼ同水準です。重包装袋メーカー同士では、年収で会社を選ぶ差はほとんどつかないと考えたほうが実態に近いでしょう(推定情報)。判断材料は年収額よりも、勤務地・事業構成・工場環境の側にあります。
昭和パックスの勤務地|「東京工場」は東京ではなく埼玉県北本市にある
この記事で最も実用的な情報がここです。結論を先に書きます。昭和パックスの主力工場である「東京工場」の所在地は、東京都ではなく埼玉県北本市宮内4-180です。本社は東京都新宿区市谷本村町にありますが、生産拠点は都内に存在しません。

本社が新宿だから、勤務地も東京だと思っていました。
この誤解は珍しくありません。求人票や会社概要で「東京工場」という名称だけを見て都内勤務を想定してしまい、内定後に埼玉県北本市への通勤・転居が必要と分かる——というミスマッチが起こり得ます。東京工場の敷地面積は35,649㎡で、新宿の本社(924㎡)の約38倍。製造の中心はあくまで埼玉側にあると理解してください。
6工場・4支店の所在地一覧
有価証券報告書の事業所一覧によると、生産拠点と営業拠点は次のとおりです(公式情報)。
| 拠点区分 | 名称 | 所在地 |
|---|---|---|
| 本社 | 本社(パックスビル) | 東京都新宿区市谷本村町2番12号 |
| 工場 | 東京工場 | 埼玉県北本市宮内4-180(敷地35,649㎡) |
| 工場 | 防府工場 | 山口県防府市 |
| 工場 | 富山工場 | 富山県富山市 |
| 工場 | 亀山工場 | 三重県亀山市 |
| 工場 | 盛岡工場 | 岩手県盛岡市 |
| 工場 | 掛川工場 | 静岡県掛川市 |
| 支店・営業所 | 大阪支店/中部支店(名古屋)/東北支店(仙台)/西日本支店(防府)ほか秋田・青森出張所 | 各所在地 |
北は岩手県盛岡市から南は山口県防府市まで、6工場が全国に散っています。加えて連結子会社の九州紙工は鹿児島県霧島市、山陰製袋工業は島根県出雲市に立地しており、グループ全体では西日本の比重も高い構成です。
単体社員の約8割が工場勤務
第130期有価証券報告書に記載された、提出会社単体の勤務地別人員は次のとおりです(公式情報)。
- 東京工場他4工場(埼玉県北本市他):236名
- 掛川工場(静岡県掛川市):57名
- 本社(東京都新宿区):53名
工場勤務が236+57=293名、単体379名に対して約8割が工場所属という構成です。本社勤務は53名にとどまります。セグメント別に見ても単体の内訳は重包装袋236名・フィルム製品49名・コンテナー8名・全社(管理部門等)86名で、人員の重心は明確に製造現場にあります。
つまり昭和パックスへの転職は、確率的に見れば「地方または埼玉の工場で働くこと」を意味します。本社の企画・管理職で入社できるポジションは全体の1割強しかありません。求人を見る際は職種名だけでなく、必ず配属拠点の記載を確認してください。
転勤登録の有無で基本給が変わる
前述のとおり、有価証券報告書の「給与および賞与の決定方針」には基本給が年齢・勤続・能力に加えて「転勤登録の有無」によって決まると明記されています(公式情報)。6工場・4支店が全国に散っている以上、転勤の可能性は現実的に存在します。
転職検討者にとっての実務的な判断ポイントは3つです。
- 転勤登録をする/しないの選択肢が自分にあるかを、内定前に労働条件通知書で確認する
- 登録の有無で基本給がどの程度変わるのかを具体額で確認する(賞与にも波及するため生涯年収差は小さくない)
- 配属予定拠点が東京工場(北本)か地方工場かで、住宅費・通勤時間の前提が大きく変わる
「勤務地を固定して年収を抑える」「全国転勤を受け入れて年収を取る」という二択が制度として存在するのは、キャリア設計上むしろ明快とも言えます。家族の事情が固まっている人ほど、この点を早い段階で詰めておく価値があります(推定情報)。
78億円の東京工場建替え|2031年までに職場環境が変わる
勤務地の話に直結する大きな動きが進行中です。2026年3月25日、昭和パックスは東京工場(埼玉県北本市)の全面建替えを開示しました。概要は次のとおりです(公式情報)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 東京工場(埼玉県北本市宮内)の全面建替え |
| 投資額 | 約78億円(自己資金38億円+借入金40億円) |
| 着工 | 2026年内着工予定(適時開示は8月予定、有報の設備計画は11月着手と記載) |
| 完了予定 | 2031年6月 |
| 背景 | 築60年超の老朽化対応 |
| 目的 | 人材の確保、生産性の向上 |
この投資の意味を、規模感から捉えてみましょう。同社の時価総額は約143億円(2026年8月時点)。時価総額の半分を超える78億円を、5年がかりで1工場の建替えに投じる計算になります。しかも自己資本比率72.3%と実質無借金に近い財務体質の会社が、40億円の借入を起こしてまで実行する案件です。
転職検討者にとって重要なのは、会社が投資目的として「人材の確保、生産性の向上」を明示していることです。裏を返せば、築60年超の設備環境が採用や定着のネックになっていると会社自身が認識している、と読むこともできます(推定情報)。実際、後述する口コミには「部署によって空調環境の差が大きい」といった作業環境に関する投稿が見られます。
ただし、投資には副作用もあります。有価証券報告書のリスク記載では、減価償却費やメンテナンス費用の負担増が短期的に大きな利益圧迫要因となることは避けられないという趣旨が明記されています。2031年6月の完成までは、償却負担が利益を押し下げる局面が続く可能性があります。賞与が経常利益の達成度に連動する仕組みである以上、この点は待遇にも間接的に影響し得ます(推定情報)。
あわせて、防府工場ではピンチ袋製造ラインへの8億23百万円の設備投資が2022年12月着手・2026年9月完了予定で進んでいます。第130期の設備投資額は979百万円(うち重包装袋873百万円)で、設備更新のフェーズに入っている会社という位置づけです。生産技術・設備保全の経験者にとっては、関われる案件が多い時期と言えます。
昭和パックスの評判・口コミ傾向|有報の数字とのギャップを検証する
ここからは口コミ傾向を扱います。最初に前提を明示します。昭和パックスの口コミは各サイト合算で200件規模、OpenWorkの回答者は10人と母数が小さく、平均スコアが個別投稿に強く影響される状態です。以下のスコアは傾向として読み、断定的な結論には使わないでください。
スコアは「法令順守だけ高く、他はほぼ2点台」
| 評価項目(OpenWork) | スコア |
|---|---|
| 総合評価 | 2.75 / 5.0(回答者10人) |
| 法令順守意識 | 3.5 |
| 風通しの良さ | 2.9 |
| 待遇面の満足度 | 2.6 |
| 社員の士気 | 2.5 |
| 20代成長環境 | 2.5 |
| 人材の長期育成 | 2.5 |
| 人事評価の適正感 | 2.5 |
| 平均残業時間 | 16.9時間/月 |
| 有給休暇消化率 | 30.2% |
この形は読み解きやすいスコアです。法令順守意識3.5だけが突出し、成長環境・育成・評価の3項目がそろって2.5。就活会議(口コミ全59件)でもワークライフバランス2.3、退職理由1.9と、後者が最低項目になっています。エン カイシャの評判は総合3.3点(正社員12人回答・口コミ70件)、転職会議は45件の投稿があります。
投稿の言葉としては「昭和気質の会社のため長く働く場所ではないと判断した」「サービス残業が当たり前だった」「土曜休みと言われても前日に出勤要請があった」「部署によって空調環境の差が大きい」「有給は取れるが生産スケジュール次第で取りづらい」といった趣旨のものが見られます。製造現場の人間関係を課題として挙げる投稿も複数あります(口コミ傾向)。
一方で、これらを「労働時間が長い会社」と結論づけるのは正確ではありません。OpenWorkの平均残業は16.9時間/月と、数値上はむしろ少ない部類です。不満の中心は労働時間の長さではなく、組織文化の古さと評価・育成の見通しにくさに寄っていると読むのが実態に近いでしょう(推定情報)。
有報の「有給13.9日」と口コミの「消化率30.2%」はなぜ食い違うのか
この記事で検証したかった最大のポイントがここです。第130期有価証券報告書によると、平均有給取得日数は13.9日。付与日数を20日と仮定すれば消化率は約70%になります。ところがOpenWorkに掲載されている有給休暇消化率は30.2%。倍以上の開きがあります。
考えられる要因を整理します(いずれも推定情報)。
- 集計対象の違い:有報の数値は提出会社単体379名の全社平均。口コミは回答した10名前後の体感値であり、母集団がまったく異なる
- 部署差:口コミに「生産スケジュール次第で取りづらい」とあるとおり、ライン稼働に張り付く工程と管理部門とでは取得しやすさが異なる可能性がある
- 時期差:口コミは数年前の在籍経験にもとづく投稿を含むため、直近の実績と一致しないことがある
結論としては、会社全体の平均としては年13.9日取得できているが、配属先によっては体感が大きく下振れする——という読み方が妥当です。面接では「所属予定部署の直近1年の平均取得日数」を聞くのが、この差を埋める最短ルートになります。
人的資本開示の数字は正直に厳しい
有価証券報告書の人的資本関連の開示は、良い数字も悪い数字もそのまま出ています(公式情報)。
| 指標 | 第130期の実績 |
|---|---|
| 管理的地位にある女性労働者の割合 | 0%(該当者なし) |
| 男女の賃金の差異(全労働者) | 58.6% |
| 男女の賃金の差異(正規雇用) | 59.8% |
| 男女の賃金の差異(パート・有期) | 82.5% |
| 男性育児休業取得率 | 50.0%(2030年に100%目標) |
| 平均有給休暇取得日数 | 13.9日 |
| 障害者雇用率 | 2.40% |
女性管理職比率0%、正規雇用の男女賃金差59.8%という数字は、率直に言って改善余地が大きい水準です。同社は人的資本投資の柱のひとつに「ジェンダー平等の推進」を掲げており、目標と実績のギャップが明確に開いている状態と言えます。男性育休取得率50.0%は業界水準として悪くありませんが、2030年100%の目標に対しては道半ばです。
ただし、賃金差異の数値は職種構成の影響を強く受けます。単体379名の約8割が工場勤務で、製造現場・技術職に男性が多い人員構成であれば、職務の違いが賃金差として表れやすくなります(推定情報)。女性のキャリア形成を重視する人は、応募前に職種別の女性比率と、女性の勤続年数を確認することをおすすめします。
労使関係については、昭和パックス労働組合(1968年10月結成・組合員320名=単体379名の84%)が存在し、有価証券報告書は労使関係を「円満協力的」と記載しています。賃金規程が労使合意にもとづく点も含め、制度面の透明性は確保されていると見てよいでしょう。
昭和パックスの業績と将来性|増収の中身は「数量」ではなく「価格転嫁」
結論を先に書きます。昭和パックスは赤字期のない安定黒字企業ですが、成長企業ではありません。事業環境は構造的な縮小局面にあり、増収の中身も数量拡大ではなく価格転嫁です。ここを正しく理解できるかが、この会社を評価できるかの分かれ目になります。
売上・利益の5期推移
| 決算期 | 連結売上高 | 連結経常利益 |
|---|---|---|
| 2022年3月期 | 215億98百万円 | 15億83百万円 |
| 2023年3月期 | 222億77百万円 | 13億49百万円 |
| 2024年3月期 | 216億51百万円 | 12億48百万円 |
| 2025年3月期 | 233億16百万円 | 16億26百万円 |
| 2026年3月期(第130期) | 235億63百万円 | 18億67百万円 |
決算短信によると、第130期は売上高235億63百万円(+1.1%)、営業利益16億32百万円(+18.5%)、経常利益18億67百万円(+14.8%)。経常利益は2024年3月期の12億48百万円をボトムに2期連続で改善し、5期で最高水準に達しています。営業利益率6.9%は、包装資材業界のなかでは健闘している数字です。
親会社株主に帰属する当期純利益は12億83百万円で前期比△2.8%とわずかに減りましたが、これは前期に投資有価証券売却益があった反動によるもので、本業の悪化ではありません(公式情報)。財務は自己資本比率72.3%、現金及び現金同等物82億43百万円と厚く、赤字期や継続企業の前提に関する注記は第130期有報にはありません。上場維持基準の不適合や改善計画に関する開示も確認できなかったため、財務面の不安材料は現時点で見当たらないと言えます。
増収は値上げによるもの|数量は1.7%減っている
ただし、増収の中身は丁寧に見る必要があります。有価証券報告書によると、主力の重包装袋は売上高154億31百万円(+0.9%)と増えている一方、売上数量は前年同期比1.7%減となっています。業界全体でもクラフト紙袋の出荷数量(ゴミ袋を除く)は前年比1.4%減で、同社の減少幅はほぼ業界並みです。
つまり、売上が伸びたのは価格転嫁が進んだからであって、需要が伸びたからではありません。用途別では化学薬品・米麦・セメント・飼料・合成樹脂といった主要分野で数量が減少しています。紙・板紙の国内需要は2026年に集計開始以来はじめて2,000万トンを割り込む見通しが業界団体から示されており、原材料であるクラフト紙も物流費・労務費の高騰を受けて値上がりが続く環境です。
セグメント別の増減も方向がばらけています(公式情報)。
- 重包装袋:154億31百万円(+0.9%)=価格転嫁による増収、数量は減少
- フィルム製品:43億80百万円(+1億01百万円)=増収
- コンテナー:17億83百万円(△1億01百万円)=減収
- 不動産賃貸:2億49百万円(+22百万円)=安定収益
この構図から見える将来性の評価軸は、「成長市場で伸びる会社」ではなく「縮小市場で価格決定力とシェアを維持できるか」です。セメント・飼料・化学薬品といった産業が国内に存在し続ける限り需要はゼロにはなりませんが、市場全体は緩やかに縮んでいく。そのなかで78億円の設備投資により生産性を高め、単位あたりコストを下げにいく——これが同社の描いている絵と読めます(推定情報)。中期経営計画は「PAXXS Vision-2030」として公表されています。
2027年3月期の業績予想は開示されていない
転職検討者が知っておくべき事実がもうひとつあります。2027年3月期の連結業績予想を、会社は「未確定要素が多く合理的に算定できない」として非開示(未定)としています(公式情報)。
これは業績悪化の予告ではありません。原材料価格や価格転嫁の進捗、78億円規模の設備投資に伴う費用計上時期など、変動要因が重なる局面では合理的な見積りが難しいという判断です。ただし、賞与が経常利益の達成度に連動する仕組みである以上、会社自身が来期の着地を読み切れていない状態は、賞与の予見性という意味では不確実性を含みます(推定情報)。面接で年収イメージを聞く際は、直近の賞与実績月数を具体的に確認しておくと安全です。
なお株主還元面では、第130期は設立90周年記念配当10円を含む年間配当50円(前期まで4期連続40円)、2025年3月26日〜2026年2月27日に自己株式5万株・9,905万円の取得を完了しています。PBRは約0.51倍で1倍割れが続いており、資本効率の改善は経営課題として残っています。TOB・MBO・非公開化に関する開示は確認できなかったため、上場企業として存続する前提で評価して差し支えないでしょう。
同業・近接企業との比較|どこと比べて何が違うのか
昭和パックスを検討する人が実際に並べて見る可能性が高い企業を、事業の性格ごとに整理します。年収額での差はつきにくいため、比較軸は「何をつくる会社か」「どこで働くか」に置いています(推定情報を含みます)。
| 企業名 | 主力領域 | 規模・所在 | 昭和パックスとの違い・比較の視点 |
|---|---|---|---|
| 昭和パックス(3954) | 重包装袋(クラフト紙袋・ポリエチレン重袋)65.5% | 連結売上235億63百万円/連結681名/本社・東京都新宿区 | 重包装袋の専業度が高く、フィルム・コンテナーで周辺を補完。独立系で親会社なし |
| 大石産業(3943) | 重包装袋(クラフト重袋)ほか | 重包装袋部門68億99百万円/連結594名/福岡県北九州市 | 最も直接的な比較相手。昭和パックスの重包装袋154億31百万円は大石産業の約2.2倍の規模。平均年間給与は約586.8万円と昭和パックス(587.5万円)とほぼ同水準 |
| 日本マタイ(非上場) | クラフト紙袋・フレキシブルコンテナ・ポリエチレン製品 | 東京都台東区/群馬・埼玉に工場 | 重包装分野の主要競合。非上場のため有報による年収・人員の比較はできない |
| ザ・パック(3950) | 紙袋・パッケージ(小売・ブランド向け) | 東証プライム/大阪 | 同じ「袋」でも軽包装・意匠性重視の世界。デザインや提案営業に関心がある人はこちらが近い。なおザ・パックも「東京工場」が埼玉県日高市にある |
| サンエー化研(4234) | 包装用フィルム・機能性フィルム | 東証スタンダード/東京都中央区 | 昭和パックスのフィルム製品セグメントと事業が重なる一方、19.3%を握る筆頭株主でもある特殊な関係 |
読み取れるポイントは2つあります。ひとつは、重包装袋という土俵では昭和パックスが上場企業のなかで有力な一角を占めていること。大石産業の重包装袋部門の約2.2倍という規模差は、生産設備や技術蓄積の厚みに直結します。もうひとつは、年収では差別化できないこと。大石産業とは約0.7万円しか違いません。だからこそ、勤務地・事業構成・工場環境といった非金銭要素で比較する必要があります。
「東京○○工場が東京にない」というパターンは、実は包装資材業界では珍しくありません。ザ・パックの東京工場も埼玉県日高市にあります。地価と物流アクセスの都合で首都圏の生産機能が埼玉に移った歴史が業界に共通しており、社名や工場名だけで勤務地を判断しないことが、この業界の求人を見るうえでの基本動作になります(推定情報)。
昭和パックスへの転職が向いている人・向いていない人
ここまでの公式情報と口コミ傾向をふまえて、適性を整理します(推定情報を含みます)。年収水準よりも、働く場所と組織文化への相性が判断の中心になる会社です。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 埼玉・静岡・富山・三重・岩手・山口のいずれかで、腰を据えて製造現場に関わりたい人 | 都内勤務を前提にキャリアを組み立てている人(本社勤務は単体379名中53名) |
| 年功序列型の賃金制度を「予測しやすさ」として評価できる人 | 成果に応じて20代のうちに大きく年収を伸ばしたい人 |
| 設備更新・ライン立ち上げに関わりたい生産技術・設備保全の経験者(78億円の建替えが進行中) | 成長市場で事業を拡大する経験を積みたい人(重包装袋市場は数量ベースで縮小局面) |
| 親会社の意向に左右されない独立系企業で長く働きたい人 | グループ内の多様な異動・出向でキャリアの幅を広げたい人 |
| 労働組合があり、賃金規程が労使合意で運用される環境を重視する人 | フラットで新しい組織文化を求める人(口コミには「昭和気質」を指摘する声がある) |
| 残業月17時間前後という水準を働きやすさとして評価する人 | 有給を計画的に確実に消化したい人(生産スケジュールに左右されるという声がある) |
とくに強調したいのは1行目です。この会社の求人に応募することは、高い確率で「工場のある地域で暮らすこと」を選ぶのと同義になります。逆に言えば、地方での生活基盤を持っている人・地元で製造業のキャリアを積みたい人にとっては、上場企業の安定性と587.5万円という水準を両立できる選択肢になり得ます。
昭和パックスに関するよくある質問(FAQ)
検索されている疑問のうち、公式情報で答えられるものを中心にまとめました。
昭和パックスの「東京工場」はどこにありますか?
埼玉県北本市宮内4-180です(敷地面積35,649㎡)。工場名に「東京」と付いていますが、所在地は東京都ではありません。東京都新宿区市谷本村町にあるのは本社(パックスビル・敷地924㎡)で、生産機能は都内にありません。求人票を見る際は工場名ではなく所在地欄を確認してください。
掛川工場や防府工場ではどんな仕事がありますか?
第130期有価証券報告書には、掛川工場(静岡県掛川市)に単体57名が勤務していることが記載されていますが、工場ごとの製造品目の内訳までは開示されていません。設備投資計画としては、防府工場(山口県防府市)でピンチ袋製造ラインへの8億23百万円の投資が2022年12月着手・2026年9月完了予定で進行中であることが開示されています。具体的な職務内容は各工場の求人情報で確認するのが確実です。
初任給や年収の目安はどのくらいですか?
第130期有価証券報告書の平均年間給与は5,875,176円(提出会社単体379名・賞与および基準外賃金を含む)です。初任給は日経会社情報によると251,430円(二次情報のため、最新の条件は募集要項でご確認ください)。基本給は年齢・勤続・能力・転勤登録の有無で決まり、賞与は半期ごとの経常利益達成度に連動する業績連動型です。
転勤はありますか?
工場が埼玉県北本市・山口県防府市・富山県富山市・三重県亀山市・岩手県盛岡市・静岡県掛川市の6か所、支店が大阪・名古屋・仙台・防府にあるため、転勤の可能性は現実的にあります。有価証券報告書の給与決定方針には基本給が「転勤登録の有無」によって変わる旨が明記されているので、登録の有無を選べるか、選んだ場合に給与がどう変わるかを内定前に確認することをおすすめします。
昭和パックスは製紙大手の系列会社ですか?
いいえ。第130期有価証券報告書によると、親会社およびその他の関係会社に該当する会社はありません。大株主は株式会社サンエー化研19.3%、新生紙パルプ商事株式会社19.1%が上位2社で、製紙資本としては特種東海製紙が3.0%入るのみです。王子ホールディングスをはじめとする大手製紙グループの資本は入っておらず、独立系の企業です。
離職率や女性の働きやすさはどうですか?
離職率は有価証券報告書では開示されていません。関連する開示としては、平均勤続年数13年6ヶ月、平均有給取得日数13.9日、管理的地位にある女性労働者の割合0%、男女の賃金の差異(正規雇用)59.8%、男性育児休業取得率50.0%といった数値が公開されています。女性管理職比率は現時点で0%であり、会社は「ジェンダー平等の推進」を人的資本投資の柱に掲げていますが、実績との差は残っています(公式情報)。
昭和パックスへの転職判断まとめ|編集部の見解
ここまでの内容を判断軸ごとに整理します。最終的な判断は、求人票と労働条件通知書で自分のケースに引き直して確認してください。
| 判断軸 | 評価 |
|---|---|
| 年収水準 | 平均587.5万円(第130期・単体)。直近3期で+64万円と改善傾向。ただし同業の大石産業とほぼ同水準で、年収で差別化される会社ではない |
| 勤務地・配属 | 単体379名の約8割が工場勤務。主力の東京工場は埼玉県北本市。都内勤務を前提にするなら不適合 |
| 働き方 | 残業は月17時間前後と数値上は少なめ。有給は全社平均13.9日だが、生産スケジュールによる部署差があるとの声 |
| 組織文化 | 年功序列型を会社が明言。労組の組織率84%で制度は透明。一方で口コミには「昭和気質」を指摘する声がある |
| 財務の安定性 | 自己資本比率72.3%、現預金82億43百万円、赤字期なし。継続企業の前提に関する注記もない |
| 事業の将来性 | 重包装袋市場は数量ベースで縮小局面。増収は価格転嫁による。2027年3月期予想は非開示 |
| 今後の職場環境 | 78億円の東京工場建替えが2031年6月完了予定。目的に「人材の確保」を明示 |
編集部の見解として、昭和パックスは「安定を取りにいく転職」に適した会社だと考えられます。自己資本比率72.3%・赤字期なしという財務、労使合意にもとづく年功序列型の賃金、平均勤続13年6ヶ月という定着——これらは変化の少ないキャリアを望む人にとって明確な価値です。加えて、78億円の工場建替えは老朽化した作業環境が今後5年で刷新されることを意味し、現在の口コミ評価が将来もそのまま当てはまるとは限らない点も付け加えておきます。
逆に、成長市場での事業拡大経験や、成果連動での早期の年収アップを求める人には、この会社の構造は噛み合いにくいでしょう。重包装袋の数量は業界全体で減っており、増収の中身は価格転嫁です。「伸びる会社」ではなく「社会インフラを支え続ける成熟企業」として評価できるかどうかが、応募の判断を分けます。
そのうえで、応募前に必ず確認したいのは次の3点です。①配属予定拠点の具体的な所在地、②転勤登録の有無と基本給への影響額、③所属予定部署の直近1年の有給取得日数と賞与実績月数。この3つが確認できれば、この会社に関する不確実性の大部分は解消できます。
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本記事の出典・参考情報
本記事で参照した一次情報・口コミ情報の出典は以下の通りです。最新の正確な数値は各リンク先で確認してください。
公式情報源
本記事の中核数値は、第130期(2025年4月1日〜2026年3月31日)有価証券報告書(2026年6月25日提出)、2026年3月期決算短信〔日本基準〕(連結/2026年5月13日開示)、第130期定時株主総会招集ご通知(2026年6月4日)、および適時開示「東京工場建替えに関するお知らせ」「連結子会社株式の追加取得の決定に関するお知らせ」(ともに2026年3月25日)にもとづきます。
口コミ・評判の参照元
免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ集計・市場推定の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。
この記事の編集方針・情報の確認について
この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・IR資料)、求人情報、口コミ傾向をそれぞれ分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。年収・平均年齢・平均勤続年数・従業員数などの中核データは第130期有価証券報告書「従業員の状況」を一次情報として確認し、口コミ・推定情報とは明確に区別しました。口コミスコアについては媒体名と回答者数・件数を併記し、母数が小さい場合はその旨を明示しています。記載内容は最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は各公式IRページでご確認ください。
