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ラクト・ジャパンは激務?平均年収981万円・残業23時間・日本本体151名の実態

コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

この記事の結論

  • 平均年収981.5万円:有報第28期の実額。ただし対象は提出会社151名のみ
  • 「激務」の実像:残業23.0時間は長くないが有給消化45.2%・労組なし
  • 口コミ母数が極小:OpenWorkの評価回答者はわずか6名。数字は参考値
  • 業績は振れ幅が大:過去最高益の翌期に経常▲17.2%の減益計画

「ラクト・ジャパン 激務」という検索が、この会社に関する求職系キーワードの上位に並びます。一方で、有価証券報告書に記載された平均年間給与は9,815,298円(約981.5万円)。1,000万円目前の水準です。高い給与と「激務」という言葉が同時に検索されている状態をどう読めばよいのか。この記事では、第28期(2025年11月期)有価証券報告書の実額と、口コミサイトの数字を母数まで含めて並べ、読者自身が判断できる材料を整理します。結論を先に言えば、「激務かどうか」は単純な残業時間では決まらず、日本本体151名で連結売上1,828億円を動かす少数精鋭という事業構造を理解しないと評価できません。

ラクト・ジャパンの公式データ一覧(有価証券報告書ベース)

まず判断の土台となる数字を一覧にします。以下はすべて公式情報で、第28期(2024年12月1日〜2025年11月30日/2025年11月期)の有価証券報告書および決算短信の実額です。同社は決算期が11月30日という変則決算で、有価証券報告書の提出は2026年2月24日でした。3月期決算の企業と数字を比べる際は、対象期間がずれている点に注意してください。

項目内容
会社名株式会社ラクト・ジャパン(Lacto Japan Co., Ltd.)
証券コード/市場3139/東京証券取引所プライム市場(業種:卸売業)
平均年間給与9,815,298円(第28期・2025年11月30日現在/提出会社151名が対象・賞与および基準外賃金を含む)
平均年齢37歳7か月(提出会社・第28期)
平均勤続年数8年0か月(提出会社・第28期)
従業員数連結424名(外、年間平均臨時雇用者6名)/提出会社151名(外、同1名)
売上高連結1,828億16百万円(前期比+7.0%)/提出会社単体1,489億51百万円
営業利益連結59億47百万円(前期比+33.5%・過去最高)
経常利益/純利益経常57億96百万円(+34.1%)/親会社株主に帰属する当期純利益43億17百万円(+37.2%)
翌期の会社予想2026年11月期は経常利益48億円(▲17.2%)・純利益34.5億円(▲20.1%)
設立1998年5月(東京都台東区浅草橋にて設立)/資本金12億09百万円
代表者代表取締役社長執行役員 小島 新
本店所在地有価証券報告書表紙は東京都中央区日本橋二丁目11番2号。公式採用サイトの会社概要は東京都中央区京橋一丁目7番1号 TODA BUILDING 19階
労働組合グループ全体で組織されていない旨を有価証券報告書に記載
継続企業の前提注記の記載なし。監査意見は無限定適正意見、重要な後発事象も「該当事項はありません」と明記
出典第28期 有価証券報告書(EDINET/2026年2月24日提出)、2025年11月期・2026年11月期各四半期決算短信、公式採用サイト

本社所在地が2か所あるのは誤記ではありません。有価証券報告書の表紙では日本橋、公式採用サイトの会社概要では京橋TODA BUILDING 19階となっており、2026年11月期中に日本橋から京橋へ本社を移転済みです。会社側は2026年11月期の減益要因の一つとして「本社移転に伴う費用」を挙げており、記事執筆時点の勤務地は京橋TODA BUILDING 19階になります。求人票や説明会資料で古い住所が残っている場合があるため、通勤時間を計算するときは京橋を基準にしてください。

「激務」と検索される理由を、数字で分解する

結論から言えば、公開されている数字だけを見ると残業時間そのものは突出して長いとは言えません。ただし「働き方に負荷を感じる要素」は複数存在し、それが「激務」という検索語につながっている可能性があります。ここでは判断材料を、母数まで含めて開示します。

大前提:口コミの回答者は「6名」しかいない

ラクト・ジャパンの働き方を語る際に最も重要な注意点は、口コミの母数が極端に小さいことです。口コミ傾向として整理すると、OpenWorkに掲載されているクチコミは33件、そのうち評価スコアの算出元となる回答者はわずか6名です。エン カイシャの評判は口コミ41件・正社員回答9名で、サイト側も「10名未満の少ないデータから算出」と明示しています。就活会議の口コミは全39件(うち正社員によるもの14件)です。

つまり、ネット上で目にする「総合評価3.09」「残業23.0時間」といった数字は、日本本体151名のうち数名の回答から作られた値です。数名の平均は、たまたま繁忙部署の人が答えれば一気に悪化し、管理部門の人が答えれば良化します。統計的な信頼性は高くないため、この記事でも断定はせず参考値として扱います。面接の場で、自分が配属される可能性のある部署の実態を直接聞くことが、この会社では特に重要です。

求職者
求職者

口コミサイトの点数って、そんなに少ない人数で決まっているんですか?

残業23.0時間・有給消化率45.2%をどう読むか

その前提のうえで、公開されている働き方の数字を並べます(いずれも口コミ傾向)。

  • OpenWork:総合評価3.09(8万社中で上位24%)、月間残業23.0時間、有給消化率45.2%
  • OpenWorkの項目別:待遇面の満足度3.2/社員の士気3.0/風通しの良さ3.0/社員の相互尊重3.1/20代成長環境3.2/人材の長期育成2.8/法令順守意識3.0/人事評価の適正感3.0
  • エン カイシャの評判:総合3.4点。会社の成長性・将来性3.7/20代成長環境3.7/活気のある風土3.6/事業の優位性3.5/実力主義3.3/社会貢献3.4/イノベーションへの挑戦3.0/経営陣のリーダーシップ3.0
  • キャリコネのホワイト・ブラック診断:労働時間の満足度2/休日数の満足度2/仕事のやりがい4/ストレス度の低さ5/給与の満足度4/ホワイト度3

読み取れる構図はかなり明確です。月間残業23.0時間は、1日あたりに直すと1時間強で、商社としては長い部類には入りません。キャリコネでも「ストレス度の低さ5」「仕事のやりがい4」「給与の満足度4」と、時間以外の項目は高めに出ています。一方で有給消化率45.2%は低めの水準で、キャリコネでも「休日数の満足度2」「労働時間の満足度2」が最低ラインに近い値です。

つまり「長時間労働で潰れる」タイプの負荷ではなく、休みが取りづらい・区切りをつけにくいタイプの負荷が語られている、と読むのが自然です(推定情報)。海外の仕入先と国内の乳業・食品メーカーを結ぶ商社ですから、時差のある相手とのやりとりや相場の急変が休暇のタイミングに関わらず発生する構造も影響していると考えられます。

負荷の源泉は「人員増より売上増が速い」構造にある

ここが、この会社を理解するうえで最も重要な分析です。公式情報である有価証券報告書の数字を5期分並べると、次のことが分かります。

期連結売上高連結従業員提出会社従業員連結の1人あたり売上高
第24期(2021年11月期)1,108億83百万円323名114名約3.43億円
第25期(2022年11月期)1,474億23百万円364名125名約4.05億円
第26期(2023年11月期)1,583億28百万円377名131名約4.20億円
第27期(2024年11月期)1,709億07百万円398名139名約4.29億円
第28期(2025年11月期)1,828億16百万円424名151名約4.31億円

4年間で連結売上高は約64.9%増えた一方、連結従業員は323名から424名へ約31.3%の増加にとどまっています。結果として1人あたりが担う売上高は約3.43億円から約4.31億円へ、およそ25.6%増加しました。提出会社単体で見るとさらに極端で、単体売上高1,489億51百万円を151名で割ると1人あたり約9.9億円という数字になります。

人員削減が行われているわけではありません。有価証券報告書によると、希望退職の募集・整理解雇・採用抑制のいずれにも該当せず、従業員数は5期連続で増えています。それでも売上の伸びに人員の伸びが追いついていない。一人ひとりの裁量が大きい=一人ひとりの守備範囲が広いという状態が、口コミで語られる「負荷が大きい」の正体だと考えられます(推定情報)。

あわせて押さえておきたいのが、労働組合が存在しないという事実です。有価証券報告書にはグループ全体で労働組合が組織されていない旨が記載されています。これ自体が良い悪いという話ではありませんが、労働条件の交渉窓口が組合ではなく個人・人事になるという意味で、入社前に労働条件通知書を細かく確認する重要性は相対的に高まります。

ここまでの4点を整理すると、「激務」という検索語に対する回答は次のように分解できます。①月間残業23.0時間という数字自体は極端に長くない。②ただし日本本体は151名の少数精鋭で、一人あたりの裁量と負荷は構造的に大きい。③有給消化率45.2%は低めで、休みの取りづらさが語られやすい。④労働組合がないため、条件面は個別に確認する必要がある。①〜④はいずれも母数の小さい口コミ、または有価証券報告書の構造データであり、断定できる性質のものではありません。

平均年収981万円は「誰の数字」か

「ラクト・ジャパン 年収」は同社の求職系キーワードで最大の検索数を持ちます。結論から言うと、有価証券報告書に載っている数字は本物ですが、その数字がカバーしているのは連結従業員の36%だけです。ここを取り違えると、入社後の期待値が大きくずれます。

有報第28期の実額と、前期比+14.8%という伸び

公式情報として、有価証券報告書「従業員の状況(2)提出会社の状況」によると、第28期(2025年11月30日現在)の平均年間給与は9,815,298円です。賞与および基準外賃金を含んだ実額で、対象は提出会社(単体)の従業員151名です。前期である第27期(2024年11月30日現在)は8,547,258円でしたので、1年で+14.8%、金額にして約127万円の増加となります。同時に平均年齢は37歳5か月から37歳7か月へ、平均勤続年数は8年1か月から8年0か月へと、ほぼ横ばいです。

年齢構成がほとんど変わらないまま平均給与だけが14.8%伸びているという事実は、賞与が業績に連動して大きく動いた可能性を示唆します(推定情報)。実際に第28期の連結営業利益は前期比+33.5%、経常利益+34.1%、純利益+37.2%といずれも過去最高でした。利益が3割超伸びた期に、平均給与が15%近く伸びている——この対応関係は偶然とは考えにくい水準です。

7期分の推移を見ると「常に高かった」わけではない

もう一段深く見るために、提出会社ベースの平均年間給与を長期で並べます(第27期・第28期は有価証券報告書の実額、それ以前は推定情報を含む参考値です)。

年度平均年間給与(提出会社)コメント
2016年約946万円上場(2015年)直後の高水準
2018年約831万円2年で約115万円の減少
2020年約838万円800万円台前半で推移
2021年約885万円持ち直し
2022年約854万円再び850万円台へ
第27期(2024年11月期)854.7万円有価証券報告書の実額
第28期(2025年11月期)981.5万円有価証券報告書の実額・過去最高益の期

この推移から読み取るべきポイントは2つあります。第一に、800万円台と900万円台を行き来しており、981.5万円は「常態」ではなく現時点でのピークだということ。2016年の約946万円から2018年の約831万円まで、2年で115万円ほど下がった局面も実在します。第二に、それでも7期を通じて一度も800万円を割っていないこと。つまり水準そのものは一貫して高く、変動があるのは主に上振れ部分だと整理できます。

転職者にとっての実務的な含意は明確です。981.5万円を前提に生活設計をするのではなく、850万円前後を基準線とし、業績連動の上振れを加算で考えるのが現実的な見方になります(推定情報)。2026年11月期は会社予想が経常利益48億円(前期比▲17.2%)と減益計画であり、賞与への影響がどう設計されているかは内定時に確認したい項目です。

151名は連結424名の36%にすぎない

この平均年収がカバーする範囲を、従業員の内訳から確認します。公式情報として、第28期の連結従業員は424名、提出会社(単体)は151名です。連結の管理会計区分別の内訳は次の通りです。

区分連結従業員数提出会社従業員数
乳原料・チーズ75名72名
食肉食材15名15名
機能性食品原料14名14名
アジア事業・その他270名—
全社(共通)50名50名
合計424名151名

連結従業員424名のうち270名(約63.7%)が「アジア事業・その他」、すなわちシンガポール・マレーシア・タイ・インドネシアなどの海外子会社に所属しています。有価証券報告書の平均年間給与981.5万円は、この270名を含みません。海外現地採用の社員は各国の給与水準で処遇されるため、連結全体の平均を取れば981.5万円よりかなり低い数字になると考えられます(推定情報)。

一方で、同社は持株会社ではなく事業会社そのものです。この点はマクニカホールディングスやダイワボウホールディングスのような純粋持株会社と決定的に異なります。提出会社151名の給与=日本本社に勤務する社員の実態を、おおむねそのまま示していると考えてよい構造です。日本で採用され日本で働く前提の転職者にとって、981.5万円は「他人の数字」ではありません。

ただし注意点が一つあります。母数が151名と小さいため、管理職比率や海外駐在手当の構成が変わるだけで平均が大きく振れます。営業部門101名・管理部門50名という構成で、駐在から帰任した社員が数名増減するだけでも平均は動きます。数千人規模の企業の平均年収とは、統計としての安定度が違う点は押さえておいてください。

口コミ上の年収・待遇の傾向と、内定時に確認すべき条件

公式の平均値を押さえたうえで、口コミ側の情報を補助的に見ていきます。ここは断定できない領域なので、口コミ傾向として読んでください。

口コミで語られる年収の傾向

OpenWorkの年収・給与制度カテゴリには、年収700万円台(内訳として基本給と賞与に分かれる形)の投稿例が掲載されています。エン カイシャの評判にも職種別平均年収と年収分布のデータが掲載されていますが、いずれも回答者は一桁台のため、レンジとして受け止めるのが妥当です。投稿傾向を総合すると、次のような像が浮かびます(推定情報を含みます)。

  • 20代後半〜30代前半の営業職で700万円前後という投稿例があり、これは提出会社平均981.5万円を下回る
  • 平均年齢37歳7か月・平均勤続8年0か月という構成を踏まえると、30代後半〜40代の管理職・駐在経験者層が平均を押し上げている可能性がある
  • キャリコネの「給与の満足度4」という評価は、水準そのものへの納得感が高いことを示す
  • 一方でOpenWorkの「待遇面の満足度3.2」は突出して高いわけではなく、金額は高いが評価制度への納得感は中庸という読み方ができる

ここで一つ、公式データから導ける補足を加えます。平均年齢37歳7か月に対して平均勤続年数が8年0か月ということは、単純計算で平均入社年齢が約29.6歳ということになります。新卒中心の会社であれば平均勤続は15年前後になるはずですから、この数字は中途入社が相当数を占めていることを示唆します(推定情報)。中途で入りにくい会社ではない、という点は転職検討者にとって前向きな材料です。

内定時に必ず確認したい5項目

相場と為替で利益が数十%単位で動く事業構造である以上、給与の「固定部分」と「変動部分」の切り分けが、この会社では特に重要になります。労働条件通知書と面接で、以下は必ず確認してください。

  • 賞与の業績連動の設計:第28期は営業利益+33.5%の期に平均給与+14.8%でした。逆方向に振れたときの下限がどう設計されているか
  • 海外駐在の手当と期間:総合職は海外駐在を通じた育成が柱と公式採用サイトで示されています。駐在時の手当・帰任後の処遇・想定される時期
  • 配属部門:乳原料・チーズ72名、食肉食材15名、機能性食品原料14名と部門ごとの規模が大きく異なり、繁忙のリズムも商材の相場も別物です
  • 有給・休日の運用実態:有給消化率45.2%(OpenWork・回答者6名ベース)という数字について、会社側の説明を直接聞く
  • 本社勤務地:京橋TODA BUILDING 19階への移転が済んでおり、古い資料には日本橋の住所が残っている場合があります

事業構造|1,828億円を151名で動かす「乳製品専門商社」

年収と働き方の背景を理解するには、この会社が何で稼いでいるかを知る必要があります。有価証券報告書自身が「わが国における数少ない乳製品専門商社」と記述しているとおり、極めてニッチな領域に特化した独立系商社です。親会社を持たず、大手総合商社や大手食品メーカーの系列にも属していません。

売上の約65%は乳原料・チーズ

公式情報として、第28期の部門別売上高(管理会計上の区分/セグメントとしては「食品事業」の単一セグメント)は次の通りです。

部門第28期売上高前期比構成比
乳原料・チーズ1,186億79百万円+3.9%約64.9%
アジア事業・その他317億72百万円+6.6%約17.4%
食肉食材227億70百万円+4.5%約12.5%
機能性食品原料95億94百万円+86.6%約5.2%
連結合計1,828億16百万円+7.0%100%

バター・脱脂粉乳・チーズ・乳調製品などを海外から調達し、国内の乳業・食品メーカーへ販売する乳原料・チーズ部門が売上の約3分の2を占める中核です。次いでシンガポール・タイ・インドネシアでの業務用プロセスチーズ製造販売と現地での乳原料販売を担う「アジア事業・その他」。輸入豚肉・鶏肉・生ハム等の食肉食材。そして乳由来高たんぱく・大豆たんぱく・ゼラチン等を扱う機能性食品原料が続きます。機能性食品原料部門は前期比+86.6%と唯一の突出した伸びを示しており、2025年12月には「ライフサイエンス事業部門」へ改称されています。会社が今後どこに人と資本を配分しようとしているかが、この改称に表れていると読めます(推定情報)。

数量は減っているのに売上は伸びている

ここに、この会社の本質が最も端的に表れています。有価証券報告書に記載された販売数量の推移を見てください(公式情報)。

部門2021年11月期2023年11月期2025年11月期4年間の増減
乳原料・チーズ184,358トン167,421トン165,501トン約▲10.2%
食肉食材25,699トン28,125トン32,794トン約+27.6%
機能性食品原料—2,806トン7,073トン2年で約2.5倍

主力の乳原料・チーズは、4年間で取扱数量が約10%減っているにもかかわらず、同じ期間に連結売上高は約64.9%増えています。差を埋めているのは価格、すなわち国際的な乳製品相場の上昇と円安です。これは同社が典型的な相場連動型の専門商社であることの動かぬ証拠です。売上高の増減が、必ずしも取扱量やシェアの拡大を意味しない業態だと理解しておく必要があります。

長期ビジョン「LACTO VISION 2032」では乳製品取扱高45万トンを掲げていますが、2025年11月期実績は22万トン。数量目標に対しては道半ばである一方、同ビジョンの連結経常利益60億円という目標に対しては第28期実績57億96百万円とほぼ到達しています。利益目標は先に達成し、数量目標は残っている——この非対称は、相場に助けられた側面があることを示しています(推定情報)。

海外63.7%という人員構造がキャリアを決める

前述の通り、連結424名のうち270名(約63.7%)が海外子会社所属です。グループは国内子会社1社(株式会社LJフーズ)、海外子会社9社(LACTO USA、LACTO OCEANIA〈豪州〉、LACTO ASIA〈シンガポール〉、LACTO ASIA (M)〈マレーシア〉、FOODTECH PRODUCTS (THAILAND)、LACTO SHANGHAI、LACTO EUROPE〈オランダ〉、LACTO PHILIPPINES、PT. LACTO TRADING INDONESIA)、海外関連会社1社で構成されています。

公式採用サイトによると、総合職は海外駐在を通じて課題解決力を身につける設計とされています。日本本体151名という規模でこれだけの海外拠点網を運営している以上、駐在は「一部のエリートに与えられる機会」ではなくキャリアの標準ルートに近いと考えられます(推定情報)。これは若いうちから海外で事業運営を経験したい人にとって大きな魅力であり、同時に国内勤務を固定したい人にとっては大きな制約になります。口コミで「海外駐在のチャンスがある」がポジティブ評価として挙がる一方、働き方の負荷が語られるのも、この構造の裏表と言えます。

過去最高益の翌期に2割減益計画|将来性の見方

「ラクト・ジャパン 将来性」で検索する人が最初に知るべきなのは、この会社の利益は年によって大きく振れるという事実です。長期的な衰退や成長という話の前に、まず振れ幅を理解する必要があります。

経常利益の5期推移が示す振れ幅

公式情報として、連結経常利益の推移は次の通りです。

期連結経常利益前期比
第24期(2021年11月期)26億81百万円—
第25期(2022年11月期)31億34百万円+16.9%
第26期(2023年11月期)28億47百万円▲9.2%
第27期(2024年11月期)43億20百万円+51.7%
第28期(2025年11月期)57億96百万円+34.1%
2026年11月期(会社予想)48億円▲17.2%

4期の間に▲9.2%から+51.7%まで、実に60ポイント以上の振れ幅があります。売上高は1,108億83百万円から1,828億16百万円へ比較的なだらかに増えているのに対し、利益はジェットコースターのように動く。粗利率が相場と為替で変動する商社の典型的なパターンです。

2026年11月期は減益計画で、実際に減益で進捗している

決算短信によると、2026年11月期の会社予想は売上高1,930億円(+5.6%)に対し、経常利益48億円(▲17.2%)、純利益34.5億円(▲20.1%)です。売上は伸ばしながら利益は2割落とす計画で、会社側は要因として本社移転費用、シンガポール新工場の稼働、基幹システム刷新に伴う減価償却費の増加を挙げています。

そして実際の進捗も減益で推移しています。2026年11月期第1四半期は営業利益12億96百万円(前年同期比▲22.5%)・経常利益11億38百万円(同▲28.8%)、第2四半期累計は営業利益27億81百万円(同▲22.1%)でした。売上高は第2四半期累計で978億66百万円(同+2.7%)と伸びており、通期予想は据え置かれています。減益は想定内で進んでいる、という読み方になります。

ここで重要なのは、この減益要因の中身です。本社移転・新工場稼働・基幹システム刷新はいずれも将来のための先行投資であり、需要が消えたことによる減益ではありません。減価償却費は数年で一巡します。ただし賞与が業績に連動する設計であれば、投資による減益であっても足元の処遇には影響し得ます(推定情報)。ここは転職者が最も気にすべき論点です。

相場型食品商社に共通する「最高益の翌期」パターン

この振れ方はラクト・ジャパン固有のものではなく、商品相場に業績が連動する食品専門商社に共通する型です。同じ構造を持つ他社と並べると理解しやすくなります(各社の数値は公式情報、対比の解釈は推定情報)。

企業変動要因ピーク期の利益翌期
木徳神糧(2700)米価の高騰+237.6%▲83.3%
石光商事(2750)コーヒー相場+73.8%▲10.1%(予想)
ラクト・ジャパン(3139)乳製品・食肉相場と為替+33.5%(営業利益)▲17.2%(経常利益・予想)

3社を並べると、ラクト・ジャパンの振れ幅は相場型食品商社の中ではむしろ穏やかな部類だと分かります。米穀卸のように単一商材の政策・作柄へ強く依存する構造ではなく、乳原料・食肉・機能性食品原料・アジア事業という4本の柱に分散していることが効いていると考えられます。食品原料の卸売業界では相場と在庫の巧拙が損益を左右し、需給読みやリスク管理の経験が社内外で評価されやすい一方、業績が年によって上下する前提で待遇を見る必要がある——この業界共通の見方は同社にもそのまま当てはまります。

将来性を評価するうえでのプラス材料とマイナス材料を、事実ベースで並べます。

  • プラス:中期経営計画「NEXT-LJ 2028」(2026年11月期〜2028年11月期)で、3年間に国内・海外それぞれ10億円超の売上総利益拡大を目標に掲げている
  • プラス:機能性食品原料(ライフサイエンス事業)が前期比+86.6%、数量ベースでも2年で約2.5倍と成長領域を確保している
  • プラス:ROE14.4%、5期連続の従業員増、2028年に創業30周年という成長フェーズにある
  • マイナス:有利子負債残高371億56百万円・有利子負債依存度41.19%と、財務は借入依存度が高い
  • マイナス:第28期の営業キャッシュ・フローは▲2億68百万円のマイナス。過去最高益でも現金が残らない運転資金構造
  • マイナス:有価証券報告書に財務制限条項付のコミットメントラインの存在が記載されている

有利子負債依存度41.19%という数字は、商社の運転資金構造としては珍しくありません。ただし自己資本比率35.9%と合わせて見ると、相場が逆回転した局面での耐性は財務面から確認しておく価値があります。なお継続企業の前提に関する注記や重要事象等の記載はなく、監査意見は無限定適正意見です。

卸売業5社の比較|規模差105倍を前提に読む

ラクト・ジャパンを他の東証上場の卸売業と並べます。ただし最大のダイワボウホールディングスと最小のBRUNOでは売上規模に約105倍、従業員数にも約65倍の開きがあります。同じ「卸売業」でも規模も業態も別物であり、単純な優劣比較ではなく数字の性質の違いを読むための表として使ってください。決算期も各社で異なります。

企業(コード)対象期連結売上高営業利益(利益率)従業員(連結/提出会社)有報の平均年間給与
ダイワボウHD(3107)2026年3月期1兆3,508.79億円(+18.8%・過去最高)441.69億円(3.3%)3,072名/47名931万円(持株会社47名のみ。子会社DISは695.5万円と別途開示)
マクニカHD(3132)2026年3月期1兆2,142億円(+17.4%・過去最高)419.5億円(3.5%)5,261名/42名1,628万円(持株会社42名のみ。事業会社は非開示)
ラクト・ジャパン(3139)2025年11月期1,828.16億円(+7.0%)59.47億円(3.3%)424名/151名981.5万円(提出会社151名)
シンデン・ハイテックス(3131)2026年3月期428.12億円(▲2.1%)10.66億円(2.5%)81名(臨時40名)/78名740.9万円
BRUNO(3140)2025年6月期128.77億円(▲11.2%)5.67億円(4.4%)237名/182名405.2万円(RIZAPグループが53.13%の支配株主)

この表から読み取れる、ラクト・ジャパンを評価するうえでの示唆は3点です。

  • 営業利益率3.3%は卸売業として標準的:売上1兆円超のダイワボウHDと同水準で、卸売業の薄い利益率という構造は規模を問わず共通しています
  • 有報の平均年収の「意味」がまるで違う:マクニカHDの1,628万円は持株会社42名だけの数字で、連結5,261名との乖離は約125倍。ダイワボウHDの931万円も持株会社47名の数字です。これに対しラクト・ジャパンは事業会社そのものなので、151名の給与は現場の実態に近い。持株会社の有報年収と横並びで比べると判断を誤ります
  • 2026年度は複数社が減益局面:ダイワボウHDは2027年3月期に売上▲12.0%・営業利益▲17.4%を予想しており、ラクト・ジャパンの経常▲17.2%予想と近い水準です。卸売業全体として、2025年度の高収益からの反落局面にあると読めます(推定情報)

就職難易度・転職難易度|採用大学・選考フロー・中途採用

「ラクト・ジャパン 採用大学」「就職難易度」は、この会社の求職系キーワードで年収に次ぐ規模を持ちます。結論から言えば、採用人数が構造的に少ないため、難易度は数字上高くなりやすいという理解が出発点になります。

採用人数の少なさが難易度を決めている

提出会社の従業員は5期で114名から151名へ、年あたり約9名の純増です。退職者の補充を含めても、日本本体の年間採用数は新卒・中途を合わせて十数名規模にとどまると考えられます(推定情報)。母集団が数百人規模になれば、単純計算で倍率は高くなります。東証プライム上場・平均年収981.5万円・海外駐在ありという条件が揃った企業でこの採用規模ですから、難易度が高くなる構造的な理由があると言えます。

「採用大学」に関しては、公式に採用実績校を網羅した資料は有価証券報告書には含まれていません。就活会議やワンキャリアなど就活口コミサイトには本選考のES・体験記や就職難易度・マッチ度の情報が掲載されていますが、これらは口コミ傾向であり、学歴による足切りの有無を示す公式な根拠ではありません。特定大学でなければ受からないという断定は、公開情報からはできません。

新卒採用の選考で見られる観点

公式採用サイトによると、同社の新卒採用は東証プライム市場上場企業として募集コース・求める人物像・募集要項・採用フロー・採用後の待遇を公開しています。総合職が海外駐在を通じて育成される設計であることを踏まえると、選考で問われるのは次のような観点だと考えられます(推定情報)。

  • 海外で働く意思の具体性:「グローバルに活躍したい」ではなく、どの地域で何をしたいかまで言語化できているか
  • 少人数組織での当事者性:151名の組織で一人あたり売上約9.9億円を担う前提を理解しているか
  • 相場・数字への感度:商品相場と為替で利益が動く商社であることを踏まえた志望動機か
  • 食品原料という地味な領域への納得感:消費者向けブランドではなくBtoBの原料商社であるという理解

なお新卒初任給については、就職情報サイトに30万円という記載がありますが、これは二次情報であり有価証券報告書等の一次情報で裏づけたものではありません。最新の条件は公式採用サイトおよび募集要項で直接確認してください。

中途採用で評価されやすい経験

平均入社年齢が約29.6歳と推計されることから、中途採用は継続的に行われていると考えられます(推定情報)。食品原料の卸売業界におけるキャリアの実像から逆算すると、次のような経験は評価されやすいと考えられます。

  • 食品メーカー・乳業メーカーの原料調達/購買経験(買い手側の論理を理解している)
  • 総合商社・食品専門商社の食品部門での輸入貿易実務、為替予約・与信管理の経験
  • 海外駐在経験、または英語での仕入先交渉が可能な語学力
  • 需給予測・在庫管理・価格交渉といった相場商材のリスク管理経験
  • 管理部門であれば、上場企業の連結決算・IR・海外子会社管理の実務経験

逆に、消費者向けマーケティングやブランド開発の経験は、この会社では直接には活きにくい可能性があります。取引相手は乳業・食品メーカーの調達担当であり、勝負どころは商品の魅力ではなく調達力・価格・安定供給だからです。

転職前に把握しておきたいリスクと人的資本データ

ここでは、有価証券報告書に記載された事実のうち、転職判断に直結するものを整理します。ネガティブな要素も含みますが、いずれも会社自身が開示している内容です。

有価証券報告書が挙げる主要リスク

第28期の有価証券報告書には、次のような事業等のリスクが記載されています(公式情報)。食品原料商社という業態を、リスクの側から見ると理解が深まります。

  • 気候変動による生乳生産量の減少、主要市場の政治・経済動向、地政学リスク
  • 貿易自由化(CPTPP・日EU EPA・日米貿易協定)の進展と各国の関税政策
  • 食品衛生法等の法的規制と許認可取消のリスク
  • 感染症の拡大
  • 家畜疾病(豚熱・アフリカ豚熱・BSE・鳥インフルエンザ・口蹄疫)によるセーフガード発動
  • 食の安全性(異物混入・表示誤り・風味不良による商品回収や損害賠償)
  • 大手総合商社・大手食品メーカーによる仕入先/販売先の系列化
  • 為替相場の変動(為替予約でヘッジするが、期末の急変時は翌期の売上原価に影響)
  • 有利子負債(残高371億56百万円、依存度41.19%、財務制限条項付コミットメントライン)
  • 人材の退職・獲得難
  • 情報セキュリティ

このうち転職者が特に意識すべきは、「大手総合商社・大手食品メーカーによる系列化」です。独立系であることは同社の強みですが、裏を返せば資本の後ろ盾がないまま、資本力で勝る相手と商権を争う構造だということでもあります。同時にこれは、若手に裁量が回ってくる理由でもあります。

なお、行政処分・課徴金・食品表示法違反・リコール・係争事件については、第28期の有価証券報告書を全文にわたって参照した範囲および一般に公開されている報道の範囲では、該当する記載は見当たりませんでした。ただしこれは「見当たらなかった」という事実にとどまり、存在しないことを証明するものではありません。

人的資本の開示から読める強みと課題

有価証券報告書に記載された人的資本指標を、そのまま並べます(公式情報)。

指標実績目標・注記
女性管理職比率提出会社5.3%/連結21.3%2030年11月期までに30%以上が目標
男性育児休業取得率100%—
一人当たり教育研修費(単体)37,705円2028年11月期までに20万円が目標
男女間賃金差異「公表しない」として有価証券報告書に非記載—
労働組合グループ全体で組織されていない—

注目すべきは一人当たり教育研修費37,705円という数字です。会社自身が2028年11月期の目標を20万円と置いているので、現状は目標の約19%にとどまります。この開示は、OpenWorkで「人材の長期育成2.8」が全項目中で唯一2点台という口コミ傾向と符合します。会社側も育成の仕組みが課題であることを認識し、数値目標として開示していると読めます。

裏を返せば、この会社の育成は集合研修ではなく海外駐在と現場での実務によって行われる設計だということでもあります。手厚い研修プログラムで段階的に育ててほしい人には物足りず、早期に実務を任されて自力で伸びたい人には合う——この分岐は、この会社を評価するうえで最も本質的なポイントです(推定情報)。女性管理職比率が提出会社5.3%と連結21.3%で大きく異なるのも、海外子会社側の比率が高いことによるものと考えられます。

ラクト・ジャパンに向いている人・向いていない人

ここまでの公式情報・口コミ傾向をふまえ、適性を整理します(推定情報を含みます)。年収水準は高い一方、少人数・相場変動・海外駐在という3つの条件をどう受け止めるかで評価は大きく分かれます。

向いている人向いていない人
20代・30代のうちに海外で事業運営を経験したい人(拠点はシンガポール・マレーシア・タイ・インドネシア・中国・フィリピン・米国・豪州・オランダ・イタリア)勤務地を国内・特定エリアに固定したい人。海外駐在が育成の柱と公式に示されている
少人数組織で広い守備範囲を持ち、早くから裁量を持ちたい人(提出会社151名・1人あたり売上約9.9億円)役割が明確に分業され、手厚い研修で段階的に育ててほしい人(教育研修費は一人当たり37,705円)
相場と為替で数字が動くことを面白いと感じ、需給読みやリスク管理を武器にしたい人毎年安定した賞与・昇給を前提に生活設計したい人(経常利益は▲9.2%〜+51.7%の幅で変動)
BtoBの原料ビジネスに納得感がある人。消費者向けの知名度より取引の重みを評価できる人消費者向けブランドやマーケティングの仕事をしたい人
労働組合がない環境でも、自分で条件交渉・キャリア設計ができる人組合を通じた労働条件の交渉・保護を重視する人
有給消化率45.2%という水準を許容し、繁忙とオフの切り替えを自分で作れる人年間の有給をきっちり消化する働き方を最優先したい人

編集部の見解|「激務」という問いにどう答えるか

編集部の見解として、ラクト・ジャパンは「時間の長さ」ではなく「一人あたりの重さ」で評価すべき会社だと考えられます。月間残業23.0時間という数字を見て「意外と短い」と感じた人と、有給消化率45.2%・労働組合なし・1人あたり売上約9.9億円という条件を見て「重い」と感じた人の、どちらの直感も正しいと言えます。

そのうえで、この会社を選ぶ判断は次の3つの問いに集約されると考えられます。第一に、海外駐在を前提としたキャリアを受け入れられるか。連結従業員の63.7%が海外子会社側という構造上、これは避けて通れません。第二に、賞与が業績で動く前提を許容できるか。第28期は営業利益+33.5%の期に平均給与+14.8%でしたが、2026年11月期は経常▲17.2%の減益計画です。第三に、研修ではなく実務で伸びる環境を望んでいるか。教育研修費が目標の約19%という水準は、会社自身が課題として開示しています。

3つすべてに「はい」と答えられる人にとって、平均年収981.5万円・東証プライム上場・独立系という条件は、同規模の企業ではなかなか得られない組み合わせだと考えられます。逆に一つでも「いいえ」がある場合は、年収の数字だけで判断すると入社後のギャップが大きくなる可能性があります。

ラクト・ジャパンに関するよくある質問

ラクト・ジャパンへの転職・就職を検討する人から実際に検索されている質問と、公開情報にもとづく回答をまとめました。

ラクト・ジャパンの平均年収はいくらですか?

有価証券報告書によると、第28期(2025年11月期)の平均年間給与は9,815,298円(約981.5万円)です。賞与および基準外賃金を含んだ実額で、対象は提出会社(単体)従業員151名です。前期の8,547,258円から+14.8%の増加ですが、連結従業員424名のうち海外子会社所属の270名は含まれていません。過去7期では800万円台から900万円台を行き来しており、981.5万円は現時点でのピーク水準です。

「激務」という口コミは本当ですか?

公開されている数字だけで断定はできません。口コミ傾向としてOpenWorkの月間残業は23.0時間で、これは1日あたり1時間強にあたり、商社としては長い部類には入りません。一方で有給消化率45.2%は低めで、キャリコネの診断でも「休日数の満足度2」「労働時間の満足度2」と低い値が出ています。加えて日本本体が151名の少数精鋭で1人あたり売上約9.9億円を担う構造、労働組合がないという事実があります。ただしこれらの口コミはOpenWorkで回答者6名、エン カイシャの評判で正社員回答9名という極めて小さい母数から算出された値です。

就職難易度は高いですか。採用大学に傾向はありますか?

採用人数が構造的に少ないため、難易度は高くなりやすいと考えられます(推定情報)。提出会社の従業員は5期で114名から151名へ、年あたり約9名の純増にとどまっています。採用大学については、有価証券報告書に採用実績校の記載はありません。就活会議やワンキャリアには本選考のES・体験記や就職難易度の情報が掲載されていますが、これらは口コミであり、学歴による選別の有無を示す公式な根拠ではありません。

中途採用は行っていますか。どんな経験が求められますか?

平均年齢37歳7か月に対して平均勤続年数8年0か月という構成から、平均入社年齢は約29.6歳と推計され、中途入社が相当数を占めていると考えられます(推定情報)。食品メーカーの原料調達、商社の食品部門での輸入貿易実務、為替予約・与信管理、需給予測や在庫管理といった相場商材のリスク管理経験が評価されやすいと考えられます。募集の有無と要件は公式採用サイトで確認してください。

本社はどこにありますか?

公式採用サイトの会社概要によると、本社は東京都中央区京橋一丁目7番1号 TODA BUILDING 19階です。第28期の有価証券報告書表紙には東京都中央区日本橋二丁目11番2号と記載されていますが、これは移転前の住所で、2026年11月期中に日本橋から京橋へ移転済みです。会社側は同期の減益要因の一つとして本社移転費用を挙げています。

新卒採用の選考フローはどうなっていますか?

公式採用サイトおよび新卒向け特設サイトで、募集コース・求める人物像・募集要項・採用フロー・採用後の待遇が公開されています。総合職が海外駐在を通じて育成される設計であることから、選考では海外で働く意思の具体性や、少人数組織での当事者性が問われると考えられます(推定情報)。初任給については就職情報サイトに30万円との記載がありますが二次情報のため、最新の条件は公式の募集要項で直接ご確認ください。

将来性はどう評価すればよいですか?

成長と変動の両面を分けて見る必要があります。連結売上高は4年で約64.9%増、機能性食品原料部門は前期比+86.6%と成長領域を確保し、中期経営計画「NEXT-LJ 2028」では3年で国内・海外それぞれ10億円超の売上総利益拡大を掲げています。一方で経常利益は▲9.2%から+51.7%まで振れる相場連動型で、2026年11月期は経常48億円(▲17.2%)の減益計画です。有利子負債依存度41.19%、第28期の営業キャッシュ・フローが▲2億68百万円という財務面も併せて確認してください。

ラクト・ジャパンへの転職判断まとめ

ここまでの内容を判断軸ごとに整理します。最終的な判断は、求人票と労働条件通知書、そして面接での確認を通じて行ってください。

判断軸評価
年収水準提出会社151名の平均で981.5万円(第28期)。7期を通じて800万円を下回っておらず水準は高い。ただし981.5万円は現時点のピークで、850万円前後を基準線に見るのが現実的
年収の変動リスク営業利益+33.5%の期に平均給与+14.8%。翌期は経常▲17.2%の減益計画で、賞与設計の確認が必須
働き方月間残業23.0時間は長くないが、有給消化率45.2%は低め。1人あたり売上約9.9億円という重さと労働組合の不在をどう見るか(数値は回答者6名ベース)
キャリア海外駐在が育成の柱。10か国以上の拠点網を151名の本体で運営しており、駐在は標準ルートに近い
育成環境一人当たり教育研修費37,705円(2028年目標20万円)。OpenWorkの「人材の長期育成2.8」と符合し、実務で伸びる設計
事業の安定性売上は5期連続増、従業員も5期連続増。ただし利益は相場と為替で大きく振れる。継続企業の前提に関する注記はなし
財務自己資本比率35.9%、ROE14.4%。有利子負債371億56百万円・依存度41.19%、営業CF▲2億68百万円は要確認
難易度年間の純増が約9名という採用規模から、難易度は高くなりやすい(推定情報)
情報の確からしさ公式データは有価証券報告書の実額で信頼度が高い一方、口コミは回答者6〜9名と母数が極小。ネットの評判のみでの判断は避けたい

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本記事の出典・参考情報

本記事で参照した一次情報・口コミ情報の出典は以下の通りです。最新の正確な数値は各リンク先で確認してください。

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口コミ・評判の参照元

免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ集計・市場推定の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。

この記事の編集方針・情報の確認について

この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・IR資料)、求人情報、口コミ傾向をそれぞれ分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数・売上高・営業利益といった中核データは、第28期(2025年11月期)有価証券報告書および決算短信を一次情報として確認し、口コミ・推定情報とは明確に区別しています。口コミサイトの数値については回答者数を併記し、母数が小さい場合はその旨を明示する方針を取っています。記載内容は最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は各公式IRページでご確認ください。

著者紹介
コロ助
コロ助
企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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