ラクーンホールディングスの評判と年収|Paid・URIHO・開発職の採用条件
※本記事にはプロモーションを含みます。
ラクーンホールディングスの平均年間給与は、2026年4月期有価証券報告書で6,700,009円、約670万円です。平均年齢34.4歳、平均勤続年数7.6年の持株会社単体の数値で、子会社へ出向している人はこの従業員数に含まれません。
同社への転職では、採用される会社と、実際に働くサービスのチームを分けて読むことが重要です。現在の求人には、HDで採用後にラクーンフィナンシャルなどへ出向する仕組みが明記されています。2026年5月には開発職の所属変更も行われたため、過去の平均給与だけで現在の職場を判断しないようにしましょう。
この記事の結論
- 年収:HD平均は約670万円。子会社の平均と出向者の扱いを分ける。
- 採用:PaidのCS、URIHO営業、開発、M&Aで必要経験が異なる。
- 働き方:連結の離職率は6.4%。在宅頻度と残業は個別求人も確認する。
- 評価:専門職と管理職の資格制度があり、資格が昇給幅や上限に関わる。
ラクーンホールディングスの年収は、HDと事業会社を分けて読む
ラクーングループは、卸売りのEC、企業間の決済、売掛保証などを展開しています。採用ページはHDの名称でも、担当する事業や出向先によって所属するチームは変わります。最初に、有報が示す給与の対象を整理します。
平均年齢・勤続年数と、子会社2社の給与
第30期有価証券報告書によると、2026年4月30日現在の提出会社と主な事業子会社の状況は次のとおりです。給与はいずれも賞与と基準外賃金を含みます。
| 対象会社 | 平均年間給与 | 平均年齢・勤続 | 従業員数 |
|---|---|---|---|
| ラクーンホールディングス | 6,700,009円/約670.0万円 | 34.4歳・7.6年 | 105人、臨時は外数2人 |
| ラクーンコマース | 6,364,804円/約636.5万円 | 35.4歳・9.5年 | 74人、臨時は外数1人 |
| ラクーンフィナンシャル | 6,968,201円/約696.8万円 | 36.0歳・8.5年 | 62人、臨時は外数1人 |
HDの人数は、社外への出向者を除き、社外からの受入出向者を含む就業人員です。子会社への出向者も含まれていません。また、HDの平均給与には兼務役員の従業員報酬を含むという注記があります。子会社2社の表に同じ注記があるわけではないため、各社を完全に同じ構成の集団とは扱えません。
子会社2社も、他社への出向者を除き、他社からの出向者を含む就業人員です。臨時雇用者はパートタイマーを含む年間平均で、1日8時間換算の外数です。連結全体では243人、臨時は外数4人となっています。会社ごとの給与を単純に平均したものが連結平均年収になるわけではありません。
2026年5月の開発職異動で、比較する集団が変わる
2027年4月期第1四半期の会社資料では、2026年5月から、HDに所属していた事業担当のエンジニア・デザイナーを各事業子会社へ異動したと説明しています。目的は開発生産性の向上です。給与表の基準日である2026年4月末は、この変更より前に当たります。
一方、現在のWebエンジニア募集には、HDへ入社後、ラクーンコマースまたはラクーンフィナンシャルへ在籍出向し、出向先の開発チームで働くと記載されています。雇用する会社がHDであっても、日々の仕事をするチームがHD本体に置かれるとは限りません。
このため、約670万円というHD平均を「今のエンジニア全員の平均」と読んだり、子会社平均との差をそのまま出向による待遇差と考えたりするのは早計です。応募時には、配属されるプロダクト、適用される社内資格、提示給与を組み合わせて確認する必要があります。将来の有報で人数や平均が変わった場合にも、同じ集団の昇給率とは限らない点が重要です。
本人年収550万円の公開例は、評価制度を考える補助になる
転職会議の公開個票では、2026年頃在籍の20代後半男性・正社員・Web系プログラマが、本人年収を550万円と申告しています。投稿日は2026年4月12日です。公開部分では、自ら手を挙げた貢献が評価され、昇給へ反映されることを肯定的に捉えています。
一人の自己申告なので、エンジニアの平均給与や、転職後に保証される金額ではありません。また、この投稿は2026年5月の所属変更より前です。現在の求人と比較する際は、当時の職種・時期を保ち、評価される行動を知る補助として使うのが適切です。
公式FAQによると、期初に設定した目標の達成度を期末に7段階で評価し、年2回の評価・昇給につなげます。本人の声と制度の方向性は接点がありますが、個別の上司の運用まで全社共通と証明するものではありません。自分の仕事で何を目標とし、専門性やチームへの貢献をどう扱うかが、給与額の先にある確認点になります。
Paid・URIHO・開発・経営企画で、担当する課題が変わる
ラクーンの仕事を理解するには、「IT企業の営業」「自社開発」といった区分から一歩進み、企業間取引のどの課題を解くのかを見ておくと役立ちます。卸・仕入れ、後払い決済、未回収リスクへの備えでは、顧客との会話も必要な知識も異なります。
| 今回確認した現行職種 | 主に扱う課題 | 採用・配属の関係 |
|---|---|---|
| Paidのカスタマーサクセス | 導入後の決済運用、利用拡大、顧客支援の仕組み化 | HD採用後、ラクーンフィナンシャルのPaid推進部へ出向 |
| URIHOのソリューション営業 | 与信管理や未入金への備え、商談創出、金融機関との連携 | HD採用後、ラクーンフィナンシャルのURIHO推進部へ出向 |
| Webエンジニア・ミドルクラス | EC・決済・保証の機能開発と改善 | HD入社後、コマースまたはフィナンシャルへ在籍出向 |
| 経営企画・投資M&A担当 | 投資・提携、成長戦略、買収後の統合 | HDの経営企画として募集 |
いずれも2026年11月1日に公式採用サイトからたどれる正社員求人です。個票の雇用区分は明確ですが、雇用期間が一律に明示されているわけではありません。出向先を別の採用企業と誤認せず、雇用条件書では採用法人、勤務先、変更範囲を一組で確かめます。
特にPaidとURIHOは同じフィナンシャル事業でも、前者は取引の決済業務を支え、後者は売掛金の未回収リスクに備えるサービスです。顧客企業の経理や営業の業務を理解する点は共通しますが、利用開始後の定着を担うのか、課題を整理して商談へつなぐのかで、求められる営業経験は変わります。
PaidのCSとURIHO営業は、経験の入口と顧客対応を分けて選ぶ
顧客と関わるビジネス職の中でも、PaidのCSは導入後の支援、URIHO営業は問い合わせを起点とする課題把握と提案が中心です。どちらも受け身の問い合わせ対応だけを想定した募集ではなく、支援や営業の仕組みを改善する役割が含まれています。
PaidのCSは、安定稼働から取引の拡大まで担当する
Paidのカスタマーサクセスでは、初期導入の支援、利用促進、顧客の業務に合わせた改善提案、継続的な取引の拡大を担当します。求人はチームリーダー候補としており、顧客支援の方法を整え、他チームと連携する仕事も期待されています。
必須条件は法人営業またはカスタマーサクセスの経験2年以上です。法人営業の場合、既存顧客への継続的な支援経験を歓迎しています。SaaS企業でのCSやデータ分析の経験などは歓迎事項であり、すべてを満たさなければ応募できない条件として扱うべきではありません。
この職種に近い実績は、顧客を契約へ導いた経験だけでなく、利用が停滞した理由を調べ、運用を変えて活用を増やした経験です。決済サービスは顧客の請求・入金等の業務と接するため、相手の社内手順を理解せず機能だけを説明しても支援が進みません。どの部署に話を聞き、導入後の課題をどう解いたかを説明できると、仕事との接点が伝わります。
URIHO営業は問い合わせ中心でも、金融営業経験を求める
URIHOの募集では、従来一つのチームが担っていた営業と顧客フォローを、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスに分けたことが背景として説明されています。今回の入口はインサイドセールスですが、商談を作って渡すだけでなく、一部の案件では契約まで担当します。
募集時の説明では、問い合わせ対応・商談創出が業務の約7割、金融機関などの販売パートナー向け営業が約3割です。問い合わせ起点の案件が9割以上を占め、1人当たり月30〜50件程度のリードを担当するとしています。商談化後は約6割をフィールドセールスへ引き継ぎ、残る約4割をインサイドセールスが契約まで担う構成です。一部の新規開拓施策もあるため、新規への働きかけが一切ないとは読めません。
必須欄には、法人営業またはインサイドセールス2年以上、目標達成へ向けて工夫・改善した経験に加え、銀行など金融業界での営業経験が目安2年程度以上と記載されています。金融業界での実務経験は歓迎欄にもありますが、必須欄の記載を弱めて「金融経験は不要」とすることはできません。PaidのCSにある応募条件とは分けて確認したい点です。
月給と想定年収、30時間分の残業手当を比較する
公式求人によると、顧客支援・営業2職の給与は次のように示されています。いずれも月給に残業30時間分を含み、超過分は別途支給するとの説明です。
| 職種 | 月給・想定年収 | 試用期間 | 給与の留意点 |
|---|---|---|---|
| PaidのCS | 月26万7,000〜46万7,000円、年400.5〜700万円 | 3カ月、条件変更なし | 30時間分の手当額は個票に明示なし |
| URIHO営業 | 月32〜42万円、年480〜630万円 | 3カ月、条件変更なし | 賞与年2回。30時間分の手当額は個票に明示なし |
年収レンジは採用時の経験・能力などで決まる想定であり、入社すれば上限へ到達する保証ではありません。月給に含まれる固定残業の時間は分かりますが、金額の内訳は応募者への提示時に確定させる必要があります。後述する開発職や経営企画の具体例を、そのままこの2職の手当額へ当てはめないようにします。
URIHO営業の個票には、平均残業が月15〜25時間程度という記述もあります。これは固定残業30時間とは別の説明です。また、対象年度が明示された全社統計ではないため、現在の配属チームの状況まで保証する数値とは扱えません。既存顧客支援や金融機関への訪問がどの時間帯に集中するかを確認すると、給与と実際の勤務を結び付けて考えられます。
Web開発は領域横断、M&A担当は買収後まで担う
技術・コーポレート職では、ラクーンの成長にどの段階から関わるかが違います。Webエンジニアはプロダクトの企画や改善、投資担当は新たな事業を取り込み成長させる役割です。どちらも、決められた作業だけを完了することより、その先の成果へ関わる点が求人で強調されています。
Webエンジニアは1年程度以上の開発経験から応募対象
ミドルクラスのWebエンジニア募集では、システム開発業務の経験が1年程度以上あることを必須としています。学歴は不問です。DB、Webシステム、LinuxやDockerなどの基盤、クラウドへの関心は歓迎事項として挙がっています。掲載される技術一覧を、全言語の実務経験が必須という条件に読み替える必要はありません。
仕事は、画面側からサーバー側までを横断する機能開発、事業部門との企画、DB設計、レビュー、運用などです。配属先は経験や適性などを考慮し、スーパーデリバリー、Paid、URIHO等のチームから決まります。特定のプロダクトだけを希望する場合は、採用段階でその希望がどの程度確定するかを確認したいところです。
開発は3〜5人のユニット単位で進め、多くのチームで2週間ごとのスプリントを採用していると説明しています。レビューや相談相手がいる仕組みの一方、ミドル層には自分から改善を提案し、チームを引っ張る期待があります。技術を教わる環境の有無だけでなく、どの領域を自立して担当できるかを示すことが重要です。
前述の本人年収550万円の投稿者は、同日付の別個票で、AIを使った機能開発や、要件定義からリリースまで関われる点を肯定しています。公開主本文の範囲に限った一人の経験であり、全プロダクトで同じ技術・工程を担当できる証拠ではありません。ただ、求人が示す領域横断の仕事を考えるうえでは参考になります。
開発職の給与は15分割、入社後半年は基本出社
開発職の想定年収は472.5〜750万円、月給は31万5,000〜50万円です。年収の15分の1を月々支払い、残る3カ月分を賞与として年2回に分ける説明があります。月給の内訳は、基本給25万5,190〜39万63円、30時間分のみなし残業手当5万9,810〜9万4,937円、社内資格手当0〜1万5,000円です。30時間を超える時間外労働分は追加支給とされています。
試用期間は3カ月で、雇用形態や給与などに変更はありません。働き方については、入社後半年間は基本出社、その後は週3日出社と在宅勤務の組み合わせが明記されています。仕事内容欄にはリモートワークを主体とする説明も残っていますが、具体的な現行の勤務条件を優先して読む必要があります。
勤務地の変更範囲には自宅等も含まれますが、それだけで希望する地域から常時勤務できるとは限りません。東京本社へ出社する前提と、出向先チームへの配属を合わせて検討します。技術習得に関する支援として年間10万円までの書籍・機器購入支援も載っていますが、これは給与に上乗せして自由に受け取る現金とは異なります。
M&A担当は大卒以上。一般FAQの学歴不問と区別する
経営企画の投資・M&A担当は、投資や提携の実務、全社の成長戦略、買収後の統合・事業拡大に関わる募集です。アドバンテッジパートナーズとの連携を説明する一方、立ち上げ段階で仕組みやリソースが十分に整っていない厳しさにも触れています。成立件数だけでなく、事業会社の当事者として統合後の成果を追う役割です。
必須欄は大卒以上、実務経験2年以上です。経営企画やM&A実務は歓迎事項にあり、人物像でも経営企画領域の経験を希望しています。一般FAQでは学歴・年齢等を不問としていますが、この個票には大卒以上と書かれています。一般方針だけで応募条件を判断せず、具体的な募集要件を基準にする必要があります。
月給は40〜100万円、想定年収は600〜1,500万円です。掲載例の年収750万円は、月給50万円の12カ月分と賞与3カ月分で構成され、月給の内訳は基本給39万62円、30時間分のみなし残業手当9万4,938円、資格手当1万5,000円です。この内訳はあくまで例であり、レンジ内の全員に同じ手当額を支払うものではありません。
超過残業は別途支給、試用3カ月は雇用形態・給与等に変更なしです。平均残業の記述は月20〜40時間程度で、入社後半年は原則出社、その後も通常は週3回以上の出社とされています。高い年収上限とともに、案件の局面による負荷、自ら体制を整える役割を検討したい募集です。
離職率6.4%と残業14.6時間は、連結の公表値
離職や休みやすさへの関心に対しては、まず公式の実績を確認できます。ただし、連結の平均と、個別職種の求人に記載された目安では対象が違います。口コミサイトの集計と混ぜて一つの数字へまとめることは避けます。
公式統計と職種別の残業説明は同じものではない
公式採用サイトの「働く環境」では、2026年4月末現在、すべて連結の指標として、離職率6.4%、平均残業月14.6時間、有給休暇取得率74.5%、年間平均有給消化11.8日を掲載しています。女性社員の産後復帰率は100%です。給与表がHD単体なのに対し、これらはグループ全体の指標です。
離職率について、公開ページは自己都合だけか、分母をどのように置くかといった詳細を示していません。そのため、特定年度の新卒離職率や中途採用者の定着率へ読み替えることはできません。6.4%という数値から、個々の部署の上司や業務が合うかどうかまで分かるわけでもありません。
個票の残業説明は、エンジニアが月8時間程度、URIHO営業が15〜25時間程度、経営企画が20〜40時間程度です。これらには集計年度の明示がないため、2026年4月末の連結14.6時間と同時点の比較とは限りません。ただ、経営企画までエンジニアと同じ勤務負荷を想定しないという、職種選びの注意点は得られます。
フレックスでも、入社直後から在宅中心とは限らない
今回確認した4職はコアタイム10〜15時、フレキシブルタイム5〜10時・15〜22時のフレックスで、実労働時間8時間、休憩1時間と示されています。働く時間を調整できる制度と、どこで働くかの制度は別です。公式サイトが在宅勤務の体制を示していても、個票で初期の出社を求める職種があります。
開発職と経営企画は半年間の出社条件を明記しています。一方、PaidのCSとURIHO営業の個票では同じ頻度が明示されていません。そこで開発職の週3日を営業にも一律適用したり、記載がないことを理由に完全在宅と判断したりせず、出向先チームの運用を確かめる必要があります。
顧客対応職では社外との商談、開発職ではレビューや相談、投資担当では案件関係者との調整があります。フレックスの開始・終了時刻だけでは、業務上そろえるべき時間帯は分かりません。生活との両立を考えるなら、希望する在宅日数に加え、入社初期の同行やチーム内の定例を含めて確認したいところです。
連続5日の休暇は、会社付与3日と有休2日の組み合わせ
エンジニア・URIHO営業・PaidのCSの個票には、「いつでも長期休暇」として連続5日間の取得を推奨する説明があります。ただし、5日すべてが独立した特別休暇ではありません。会社が付与する3日と、本人の年次有給休暇2日を組み合わせる仕組みです。経営企画の個票にも、毎年7月に3日を付与する記載があります。
別に、勤続満5年ごとに連続5日のリフレッシュ休暇があり、公式環境ページではその付与月に5万円の休暇手当を支給するとしています。毎年の長期休暇と、勤続に応じたリフレッシュ休暇は条件が異なります。年間休日へ両方を機械的に足すのではなく、入社年に使えるものと、勤続後に使えるものを区別すると生活設計がしやすくなります。
住宅補助は東京本社から半径3kmの範囲なら月2万円という条件です。FAQでは大阪オフィスの対象額は月1万円と分けています。また、引っ越しの支度金10〜20万円は新卒採用のみ対象という注記があるため、中途採用の待遇には含めません。手当の名称だけでなく、自分が要件を満たすかを確認することが大切です。
評価とキャリアは、専門職・管理職の社内資格に結び付く
ラクーンの人材制度では、管理職にならなければ給与を伸ばせないという設計ではなく、専門性を高める方向も示されています。中途採用者は、提示年収に加えて、最初に割り当てられる社内資格と、その先の役割を把握しておくと制度を理解しやすくなります。
S資格・M資格が給与の上限や昇給幅に関わる
公式の教育・研修ページでは、一人前を目指すAssociateから、専門性を深めるSpecialist、実行力や管理能力・リーダーシップを発揮するManagerへ進む社内資格制度を紹介しています。給与の上限や昇給額は、この資格によって決まると説明されています。
FAQは、専門職と管理職のどちらでも同様に昇給していくことが可能としています。ただし、専門職を選べば自動的に管理職と同じ金額になるという保証ではありません。何を専門性として認め、どの水準で上位資格へ進めるかが実際のキャリアに関わります。Webエンジニアの技術的な貢献と、CSの支援体制づくりでは、評価に示す成果も変わるはずです。
投資担当の募集には、中途入社者の資格をスキル、経験、年収を基に割り当てる説明があります。提示給与を見た際には、資格手当の有無だけでなく、資格に対応する責任と次の評価条件を確認すると、入社後の期待の差を抑えられます。昇給時期は6月と12月ですが、時期が年2回あることと、毎回一定額上がることは別です。
異動希望は尊重する仕組みであり、希望先への配属保証ではない
公式の教育・研修ページは、毎年の従業員意識調査で異動希望を確認し、組織編成会議で本人の希望と組織全体のバランスを考えて翌期の体制を決めると説明しています。サービスや職種をまたぐキャリアを考える余地はありますが、希望を出せば必ず異動できる制度とは書かれていません。
FAQには入社2年目以降の異動に触れた記載もありますが、新卒採用の配属先を説明する回答の中にあります。中途採用者全員に同じ時期の異動権があるとは断定できません。最初の仕事を長く担当する可能性も踏まえ、入社時の配属そのものに納得して選ぶことが重要です。
特にURIHO営業は、インサイドセールスから始まり、フィールドセールスやCS等へ広げる可能性を求人が示しています。これは入社直後から希望する役割を自由に選べるという意味ではありません。まずどの成果を出すことが期待され、その先にどんな役割があるかを順に確認すると、制度の説明を具体的なキャリアへ結び付けられます。
新卒向け研修と、全社員向けの学習機会を区別する
採用サイトの約1カ月半の初期研修や、先輩が1年間支援するブラザー制度は、新卒社員向けの説明です。これを中途採用者にも同じ期間・内容で実施される研修として紹介することはできません。経験者の配属後に必要な事業知識や開発環境をどう学ぶかは、チームごとの確認が必要です。
一方、全社員向けには、課題を掘り下げて成果物を作るGRIT CAMP、創造力コンテスト、ビジネスモデルの勉強会などが紹介されています。アイデアを出すだけでなく、限られた時間で提案を整理して他者へ伝える力を養う仕組みです。事業部門と開発部門が協働する同社では、自分の専門知識を相手が判断できる形に変える力も仕事に関わってきます。
最新決算では、成長投資と開発人員の配置変更を確認する
2026年11月1日時点の最新四半期決算は、8月31日公表の2027年4月期第1四半期です。公式IRカレンダーでは第2四半期発表は11月30日の予定となっています。未発表の四半期を推測せず、現在公表されている成長の状況と組織変更を採用の背景として読みます。
連結は増収増益、部門利益には費用の付け替えも影響
決算短信によると、2026年5〜7月の連結売上高は17億7,600万円で前年同期比13.9%増、営業利益は3億300万円で11.9%増でした。親会社株主に帰属する四半期純利益は2億2,600万円です。純利益には投資有価証券売却益の影響もあるため、純利益の伸びだけを本業の成長率と考えないようにします。
部門別では、エンジニア・デザイナーの異動に伴い、ECとフィナンシャルの人件費の計上先が変わっています。会社資料は、HDの全社費用が同額減るため、所属変更による連結の人件費・営業利益への影響はないと説明しています。子会社の人件費が大きく増えたという数字を、そのまま採用人数の急増や賃上げ率と解釈することはできません。
転職者にとっては、所属変更の狙いである開発生産性と、事業に近いチームで成果を出すことが焦点になります。HD採用という安定した入口だけに注目せず、出向先でどの事業指標を改善するのか、事業部門と開発の優先順位をどう合わせるのかを把握することが大切です。
顧客を獲得した後の稼働拡大が、CSや開発の仕事につながる
会社は「ラクーンBtoBネットワーク構想」として、各サービスの顧客をグループ共通の顧客と捉え、外部提携先のサービスも含めて企業の課題へ対応する方向を示しています。第1四半期は広告・販促投資を強化して顧客基盤を広げ、第2四半期以降も投資を進め、獲得した顧客の稼働率を高める方針です。
この方針は、求人にあるCSの利用促進、営業の商談化やプロセス改善、開発職のプロダクト改善と接続します。契約社数や登録数を増やすだけではなく、取引が継続して使われる状態を作る仕事の比重が高いと読み取れます。個人の担当業務が、その流れのどこへ貢献するかを説明できると志望理由も具体的になります。
9月29日には、ラクーンフィナンシャルが山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行と、URIHOの顧客紹介に関するビジネスマッチング契約を結んだと公表しています。URIHO求人にある金融機関への勉強会や営業同行は、こうした紹介経路を支える仕事と考えられます。問い合わせ中心の営業でも、顧客と金融機関の双方に分かる説明をする力が必要になる点が特徴です。
なお、第1四半期の営業利益が中間予想を上回っていても、会社は8月末時点で通期予想を変更していません。先行投資の方針があるため、一四半期の結果をそのまま4倍して成長を見込むことは避けたいところです。採用時には、当面の人員配置と施策の優先順位を確認するほうが、自分の役割を理解する材料になります。
まとめ:給与の対象会社と、実際に働くチームをセットで確認する
ラクーンホールディングスの平均年間給与は約670万円ですが、HDの給与表は子会社出向者を除く集団の数値です。2026年5月には開発職の所属変更もあり、現在の採用ではHDから事業会社への出向を明示した求人が並びます。平均給与、本人の公開年収例、職種別の提示レンジを順に分けて読むことが重要です。
PaidのCS、URIHO営業、Web開発、M&Aでは、必要経験、固定残業の内訳、入社後の出社条件が異なります。連結の離職率や働き方の実績を参考にしながら、自分が担当する顧客・プロダクト・投資案件の役割を確かめ、社内資格と評価目標まで理解して応募先を選ぶと、入社後の働き方を具体的に考えられます。
どのサービスを使えばいいか決められないとき
このサイトはアフィリエイトで収益を得ています。読者がサービスに登録すると当サイトに報酬が発生します。
自分の状況だとどのサービスが合うのか判断がつかない場合は、無料の相談を受け付けています。相談内容をうかがったうえで、条件に合いそうな転職サービスをご案内します。
登録や応募を急かすことはしません。 「いま動かないほうがいい」と考えた場合はそう伝えます。
※当サイトは職業紹介事業者ではありません。求人の紹介・あっせんは行わず、転職サービスのご案内までを行います。
参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- 第30期有価証券報告書(2026年4月期、給与と従業員はPDF93頁)
- 公式キャリア採用・現行募集への入口
- 公式求人・Paidカスタマーサクセス
- 公式求人・URIHOソリューション営業
- 公式求人・Webエンジニア ミドルクラス
- 公式求人・経営企画 投資M&A担当
- 公式採用・働く環境(2026年4月末連結の勤務実績と制度)
- 公式採用FAQ(評価・昇給・採用条件等)
- 公式採用・教育研修と社内資格、異動希望制度
- 転職会議・Web系プログラマの本人給与・評価(2026年4月12日、公開部分)
- 転職会議・同一投稿者のスキルアップ(2026年4月12日、公開部分)
- 2027年4月期第1四半期決算短信(2026年8月31日)
- 2027年4月期第1四半期決算説明資料(組織変更・投資方針)
- 公式IRカレンダー(第2四半期発表は2026年11月30日予定)
- 山口フィナンシャルグループ3銀行とのビジネスマッチング契約(2026年9月29日)
執筆:コロ助。最終更新:2026年11月1日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

