カドス・コーポレーションの年収と転職|店舗開発3職種と試用期間の給与
※本記事にはプロモーションを含みます。
この記事の結論
- 年収:単体平均643.8万円は2025年7月期。2026年の業績とは年度を分けて読む。
- 仕事:土地オーナーと出店企業をつなぎ、設計・施工まで担う店舗開発が中心。
- 採用:設計は一級建築士が必須。施工管理は経験・資格を優遇する募集。
- 待遇:試用中は基本給・手当の80%、休日127日には計画有休5日を含む。
カドス・コーポレーションへの転職を考えるなら、建設会社という分類だけでなく、土地の情報から店舗を生み出す仕事の流れを理解することが出発点になります。山口・広島の土地オーナーへ提案し、出店企業との条件を整え、建物の設計と施工へつなぐ会社です。営業、設計、施工管理は別の職種ですが、一つの土地活用案件を介して関わります。
待遇には見落としたくない点もあります。公式の中途募集は賞与の昨年度実績を基本給7カ月分としていますが、試用期間中の給与は通常と異なります。年間休日の表記にも有休の計画付与が含まれます。本記事では2026年10月12日までに確認した公式有報・最新決算・職種別募集と社員の声を使い、応募する仕事と入社後の条件を整理します。
カドス・コーポレーションの年収643.8万円を、入社時の給与と分ける
公式情報:第27期有価証券報告書によると、2025年7月期の平均年間給与は6,438千円、つまり643.8万円です。2026年7月期の決算はすでに公表されていますが、確認時点で公式IRに掲載されている最新の通期有報は2025年7月期でした。給与を2026年の実績として紹介しないことが重要です。
| 項目 | 公式値と対象 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 643.8万円。賞与・基準外賃金を含む |
| 平均年齢 | 45.1歳 |
| 平均勤続年数 | 7.1年 |
| 従業員数 | 提出会社96人。建設75人、不動産4人、全社共通17人 |
| 集計時点 | 2025年7月31日現在。第27期有報8頁 |
| 事業の最新業績 | 2026年7月期は売上58億8,300万円、営業利益4億5,700万円。給与とは対象年度が異なる |
平均年齢45.1歳・勤続7.1年は、若手の提示額を意味しない
平均給与には、一定の経験を持つ社員や管理部門も含まれます。営業として異業種から入る人、現場監督の補佐から始める人、一級建築士として設計案件を持つ人では、任される役割も評価される経験も違います。643.8万円は会社の給与水準を知る材料ですが、応募者全員の初年度に保証される額ではありません。
建設事業の75人を、施工管理だけの人数と読み替えることもできません。建設案件の営業や設計などを含む事業区分であり、管理部門17人も平均に入っています。職種別の給与を比較する場合は、自分が応募する募集の月給と、その後に提示される等級・手当・賞与条件を中心に置いてください。
なお、2026年7月期の決算説明資料にある従業員数は95人です。こちらが新しい人数だからといって、2025年の平均年齢や給与と同じ表の同一集計として結び付けるのは適切ではありません。勤続7.1年も中途入社者の定着率ではなく、現に在籍する社員の平均です。会社を知る数字と、応募者個人の将来を予測する数字を分けて使います。
給与の口コミは、公式年収の転載と社員の申告を区別する
口コミ情報の範囲:確認した転職会議では社員の投稿は4件ありましたが、給与・評価カテゴリの投稿は掲載されていませんでした。Yahoo!しごとカタログの給与カテゴリも表示できる投稿がなく、そこで示される「公式年収」は有報由来の数字です。複数のサイトに似た年収が載っていても、複数の社員が同じ額を申告した証拠にはなりません。
そのため、ここでは社員が給与に満足している、賞与が必ず多い、といった評判を作って補っていません。公開された社員の声は、後の章で扱う営業の仕事、教育、休暇運用についての経験です。給与に関しては、根拠を追える公式募集と実際の提示額を比較するほうが、現時点では具体的な判断につながります。
営業・施工管理と設計では、同じ基本給でも手当が違う
公式中途募集の基本給は3職種とも月223,600~300,900円です。ただし、月給の合計と、その中に含む手当は同じではありません。営業・施工管理の職務手当は固定残業代であり、設計の一級建築士手当とは性質が違います。
| 公式募集 | 掲載月給 | 掲載内訳 |
|---|---|---|
| 営業 | 258,100~347,320円 | 基本給+職務手当34,500~46,420円。20時間分の固定残業代 |
| 施工管理 | 258,100~347,320円 | 基本給+同額の職務手当。20時間分の固定残業代 |
| 設計・一級建築士 | 233,600~310,900円 | 基本給+一級建築士手当10,000円 |
営業・施工管理は時間外労働の有無にかかわらず20時間分を支給し、超過分は追加支給と説明されています。固定残業20時間は毎月必ず20時間働くという指示でも、20時間を超えない保証でもありません。設計欄には同じ職務手当の記載がなく、時間外勤務手当が別途列挙されています。職種を変える場合は、月給合計だけでなく固定部分と時間外部分を照合します。
賞与は年2回の7月・12月、合計基本給7カ月分が昨年度実績とされています。ただし、基準となる年度は募集ページで明示されていません。職務手当込みの月給全額へ7を掛けたり、2026年の賞与が同じになると確約したりする情報ではありません。入社時期による初回賞与の算定期間、試用中の扱い、基本給以外の手当が賞与計算に入るかを、提示条件で確認してください。
試用期間3カ月の給与80%と、休日127日の内訳を先に確認する
カドスの現行公式募集を読む際に、年収の平均より先に家計へ反映させたいのが、入社直後の給与条件です。3職種とも正社員、期間の定めなしとされますが、原則3カ月の試用期間があり、給与も通常時とは異なる説明になっています。
公式情報:試用期間中は基本給・手当の80%とし、通勤手当はその対象から除くと明記しています。「正社員だから最初から通常月給」「試用期間は条件変更なし」という理解では、最初の数カ月の収入見込みがずれます。提示された月給にどの手当を含むかによっても計算が変わるため、試用中の基本給・職務手当・資格手当・通勤手当を分けた説明を受けることが大切です。
たとえば前職を退職して転居費用が発生する人は、平常月の月給だけでなく、試用の3カ月と初回賞与までの手取りを踏まえて資金を準備する必要があります。ここで税額や保険料を一律に仮定した手取りモデルは示しません。会社が提示する給与の内訳と、自分の扶養・住居条件を揃えて見積もるほうが正確だからです。
休日は土日祝・夏季・年末年始とし、年間休日127日と掲載しています。ただし、括弧書きに「有給休暇計画的付与5日含む」とあります。127日すべてが有休とは別の会社休日という意味ではありません。掲載値から5日を差し引くと122日ですが、これは表記の内訳を理解するための編集部の計算です。各年度の勤務カレンダーや入社初年度の有休付与を確認する必要があります。
有休を使って家族旅行や資格試験の予定を立てたい人にとって、計画付与される5日と自分で希望する日の区別は実用的です。また、中途入社の月によっては、計画休暇の時点で年休がまだ十分付与されていない場合の扱いを聞く必要があります。求人の休日数を他社と比較する際も、同じ基準で集計されているかを確かめましょう。
3職種の募集には月平均残業8時間とあります。ただし、その集計年度や職種別の分布は公開欄で示されていません。施工管理の引き渡し前、設計の申請期限前、営業の土地交渉が集中する時期まで毎月8時間以内という保証には使えません。平均値を評価しつつ、希望する拠点と担当業務での直近の実績を質問するのが適切です。
土地を起点に店舗をつくる「カドスLANシステム」が仕事の共通軸
カドスの仕事は、出店する企業から完成した案件を受け取って工事を請け負うだけではありません。土地の持ち主へ先に働きかけ、その土地の広さ・形・場所を踏まえて、出店先を探す企業へ提案する仕組みを持っています。営業経験や建築経験のうち、どの部分を生かせるかを考えるには、この順序が重要です。
公式情報:会社はLand=土地、Application=活用、Network=情報網を組み合わせた仕組みを「カドスLANシステム」と説明しています。土地オーナーとテナント企業の希望をつなぎ、契約、建築計画、施工、店舗の開業までをまとめて扱います。ネットワークという言葉はITシステム開発の職種を意味せず、土地と出店の情報を結び付ける事業上の仕組みです。
営業の仕事では、良さそうな土地を見つけた段階で契約が決まるわけではありません。土地の現況、周辺環境、道路や上下水道、出店企業の求める条件を調べ、オーナーの意向との接点を探します。交渉後も、設計・工事へ情報を引き継ぎ、店舗として利用できる形へ進める過程があります。訪問件数や契約額だけでなく、長い案件を管理する力が問われる仕事です。
設計と施工にもこの事業構造が影響します。同じ店舗ブランドの案件でも、土地の形や周辺条件が同じとは限りません。標準的な店舗の知識を使いながら、個別の敷地や申請条件に対応する必要があります。マンションや公共土木を主に経験した人は、同じ建設業として応募するより、店舗の開業時期や出店企業の要求を扱った経験との接点を整理すると理解が深まります。
2026年7月期決算説明資料では、累計新築完工件数は570件、ナショナルチェーンの累計店舗は458件と示されています。複数店舗で培った建築ノウハウを生産性へつなげる方向性が分かります。ただし、累計の施工件数は現在一人が担当する物件数ではありません。応募者には、過去の蓄積が現場の標準や設計資料としてどのように共有されているかのほうが直接的な確認点です。
編集部の見解:同社と相性を検討しやすいのは、地域の土地や顧客との関係を積み上げながら、複数部門と一つの店舗を完成させたい人です。一方、営業は契約だけ、設計は作図だけ、施工は現場だけという分担を強く望む人は、業務の境界を確かめる必要があります。職種ごとの専門性を持ちつつ、前後の工程と接続する仕事だからです。
営業・設計・施工管理で、応募資格と一日の仕事を比較する
公式採用ページでは3職種を分けて募集しています。同じ本社・営業所が候補に挙がっていても、資格要件と就業時間が違います。掲載を確認した2026年10月12日時点の条件を、応募先を選ぶために比較します。
| 職種 | 応募条件 | 所定の就業時間 |
|---|---|---|
| 営業 | 高専・専門卒以上、普通自動車免許(AT限定可) | 9時~18時、休憩60分 |
| 設計 | 高卒以上、普通自動車免許(AT限定可)、一級建築士 | 9時~18時、休憩60分 |
| 施工管理 | 高卒以上、普通自動車免許(AT限定可)。現場監督経験者・建築土木の資格保有者を優遇 | 8時~17時、休憩60分 |
営業は、土地オーナーと出店企業の双方を相手にする
営業の主な仕事内容は、土地オーナーの資産活用と出店企業の事業計画、既存建物を活用する提案です。公式の応募資格欄には、営業経験や宅地建物取引士を一律必須とする記載はありません。ただし、必須欄が少ないことは、仕事を覚える負担が小さいことや、すべての応募者が採用されることを意味しません。
公式社員メッセージでは、2022年入社で以前は金融機関に勤めていた社員が、土地交渉から建物の引き渡しまで長期間の仕事になると説明しています。会社が選んだ一人の紹介ですが、異業種の顧客対応経験から接点を持てる職種であること、成果が出るまで一定の時間を要することを理解する材料になります。
応募書類では、前職でどのような相手の希望を聞き、条件が一致しないときにどう調整したかを具体化するとよいでしょう。金融、不動産、法人営業等の経験者なら、案件の初期相談から実行までの管理、資料作成、社内承認や他部署への連携を整理できます。土地開発そのものが未経験なら、既に持つ交渉力と、新たに習得する敷地・契約・建築の知識を分けて説明します。
販売手当も募集の手当に挙がりますが、計算方法や支給時点は公開欄だけでは分かりません。土地の合意、工事契約、完工など、どの段階が評価されるかによって収入の見込みは変わります。営業成果を給与へ反映させたい人は、基本給の等級と販売手当の基準を別々に確認してください。
設計は一級建築士が必須で、作図以外の工程も広い
設計職は募集職種名から一級建築士とされ、応募資格にも免許が必須と書かれています。資格取得をこれから目指す人が、施工管理の資格優遇条件と混同して応募先を選ばないことが重要です。学歴は高卒以上ですが、一級建築士と普通自動車免許の条件は別途満たす必要があります。
仕事は店舗・施設・事業所等の設計だけでなく、諸官庁への届出・申請、契約のサポートも対象です。公式ページは作図プロセスを実務の半分ほどと説明しています。図面作成の時間を増やしたい人には、この説明だけで期待どおりか判断できません。申請や打ち合わせ、現場確認を含め、計画の入口から施工開始まで扱うことに関心があるかが焦点になります。
2008年入社の設計社員の紹介でも、役所での申請や現場で図面どおりに工事されているかの確認に触れています。同じブランドの店舗でも土地によって図面が変わり、納期と条件の確認が必要との内容です。応募時は使用できるソフトだけでなく、敷地条件の整理、申請の経験、営業・施工との変更調整を示すと仕事の適合性を話しやすくなります。
施工管理は資格を優遇する募集で、購買や協力会社の調整も担う
施工管理は、現場監督経験者や建築・土木関係の資格保有者を優遇するとしています。これは経験と資格をすべて必須とした文言ではありません。一方、会社が技術者確保を成長戦略に掲げているため、経験者は、自分が担当できる工事や管理範囲を具体的に伝える価値があります。
業務は工程・原価管理と協力会社との調整です。公式の職種紹介には、施工図の作成、必要な部材の購入、図面の確認、見積り、協力会社の選定も出てきます。大手の現場で限定された工種を持っていた人が移る場合、担当範囲が広がる可能性を考えて、何を自分で決め、何を上司や設計へ相談するかを確認するとよいでしょう。
2013年入社の施工管理社員は、働きながら一級建築施工管理技士を取得した経験を紹介しています。ただし、一人の取得経験は、入社者全員が同じ期間で資格を取れる保証ではありません。資格取得祝い金の対象、学習や受験の支援、繁忙期の配置を聞くことで、優遇条件に該当しない人も入社後の成長経路を検討しやすくなります。
山口・広島の勤務地と生活支援は、最初の配属だけで決めない
現行公式募集の就業場所は、山口市小郡黄金町の本社、広島市安佐南区八木の広島営業所、福山市手城町の福山営業所です。地元で働きたい人にとって具体的な候補ですが、掲載場所が限られていることだけで、将来の転勤がないと判断することはできません。
営業所へ所属することと、担当する土地や工事が営業所の近隣に限られることも別です。営業はオーナーや出店先への訪問、設計は打ち合わせや現場確認、施工管理は担当現場への移動があります。勤務地を選ぶ際には、普段の通勤に加えて、案件が変わったときの移動範囲、直行直帰や自家用車の使い方まで確認したいところです。
募集にはマイカー通勤可の記載があり、営業・施工管理はマイカー借り上げ制度も挙げられています。しかし、車の維持費や燃料、保険の負担範囲までは、制度名だけでは分かりません。月給の比較と同時に、自分の車を業務へ使用する条件を聞くことで、働き始めてからの実質的な支出を見込みやすくなります。
借り上げ社宅、家族手当、通勤手当、資格取得祝い金、確定拠出年金、従業員持株会も3職種の制度として掲載されています。住居費の軽減は家計へ効きますが、社宅の利用対象や自己負担は公開要項だけで確定しません。家族を伴う転職か単身か、現在の家から通えるかを伝え、適用される支援を個別に確認する必要があります。
退職金は勤続4年以上が条件と記載されています。前職の退職金を手放して移る場合、入社後すぐ同程度の権利が積み上がるとは限りません。確定拠出年金と退職金制度を同じ給付として扱わず、それぞれの加入時期、会社拠出、退職時の扱いを説明してもらうと、月給以外の長期条件を比較できます。
決算説明資料には福岡・岡山への拠点設置が戦略として示されていますが、現行中途募集の就業場所は前述の3拠点です。拡張方針を、既に開設済みの勤務先や希望者全員が選べる勤務地と紹介することはできません。地元で長く働くことが転職の中心条件なら、現在の配属と今後の事業展開に伴う異動の両方を聞いて判断しましょう。
休暇と教育の評判は、2024年の営業経験と2026年の会社実績を分ける
社員の評判には、店舗開発へ関わるやりがいと、営業部門での教育や休暇に対する不満が見られます。投稿の数は少なく、同じ属性の回答もあるため、件数だけで多くの社員が一致していると評価することはできません。仕事を選ぶ際の質問材料として、経験の時期と職種を限定して読みます。
口コミ傾向:転職会議の2024年頃在籍、20代後半・男性・正社員・個人営業による2024年3月21日投稿には、商業店舗の開発を通じて街づくりへ関わり、完成した店舗が使われることへの肯定的な経験があります。一方、同時期・同属性の休暇に関する投稿では、自分の部署で有休を希望しにくかったとする不満が書かれています。仕事の社会的な成果と、働きやすさへの評価が一致するとは限りません。
2025年10月3日投稿の教育に関する声も、経験した時期は2024年頃です。営業成績が優先され、中途社員の育成や上長による指導に十分な一貫性を感じなかったという個人の経験が述べられています。これを現在の全営業所に共通する体制や、会社が教育を全くしていないという断定へ広げるのは適切ではありません。
公式情報:2026年7月期の決算説明資料によると、有休の平均取得日数は14.5日で、その期の目標11.5日を上回りました。これは会社が開示した全体の指標です。特定部署で休みを取りにくかったという2024年の投稿とは、時期も範囲も違います。数値が改善したことを理由に過去の経験を否定したり、過去の投稿を理由に現在の公式値を否定したりする必要はありません。
応募時は、計画付与以外の休暇を営業や現場でどう調整するかを聞くと、二つの情報が自分の条件へつながります。営業なら担当案件を誰へ引き継ぐか、設計なら申請や打ち合わせの予定をどう共有するか、施工なら現場を代わりに見る人がいるかが具体的な確認点です。平均取得日数だけでなく、希望日に取得するための仕事の分担を理解します。
教育の確認でも、OJTという名前だけを聞くより、自分が入社する拠点の指導担当者、最初に扱う案件、独り立ちの基準を確かめるほうが有効です。異業種から営業へ入る場合、土地の調査、出店企業の条件理解、社内の設計・工事へ相談する場面を、どの順番で学べるかを聞いてください。長期案件を扱う仕事では、最初の3カ月だけでなく、受注・完工まで続く支援が必要になります。
同資料の技術系資格保有者数76名は「延べ人数」と明記されています。一人が複数資格を持つ場合も含むため、従業員95人中76人が資格保有者という比率を計算することはできません。会社が資格を重視することは読み取れますが、個人の支援条件や現場の担当責任は、採用する職種で改めて確認します。
2026年7月期は減収減益。受注残と施工体制の改善を合わせて見る
転職先として事業の継続性を考える場合、2025年の給与や増益実績だけを見ると現在の状況を取りこぼします。2026年7月期は売上も利益も減少しました。会社は翌期の回復を見込んでいますが、これは計画であり、実績ではありません。
| 非連結業績 | 売上高 | 営業利益 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| 2025年7月期 | 75億8,700万円 | 9億3,700万円 | 前期実績 |
| 2026年7月期 | 58億8,300万円 | 4億5,700万円 | 売上22.5%減、営業利益51.2%減 |
| 2027年7月期 | 70億円 | 6億9,000万円 | 2026年9月11日公表予想。売上19.0%増、営業利益50.7%増 |
2026年7月期決算短信によると、建設事業は期首の受注残減少や工事着工時期の変更で売上が減りました。不動産事業は賃貸用不動産を新たに取得して賃貸収入が増えた一方、不動産販売の減少や取得時の一時費用が影響しました。両事業とも減収で、会社全体の売上総利益率は前期21.0%から19.8%へ低下しています。
ただし、期末受注残は23億4,500万円で前年比70.1%増です。工事が当期の売上へ入らなかったことと、次の仕事を持っていることは区別できます。受注残は将来の売上を考える材料になりますが、工事の着工・進捗・採算・要員配置によって結果が変わり、社員の賞与増加が確定する数字ではありません。
決算説明資料は、工事部門56人、現場監督の組み合わせ改善、育成強化、設計・工事監督人員の増加を挙げています。会社が建築の受注を伸ばしても、その工事を進める体制が整わなければ個々の負担へ影響します。経験者の転職では、増えた受注のどの部分を担うのか、複数現場を持つ場合の補佐、設計や営業からの情報共有を確認すると、成長方針を自分の役割へ読み替えられます。
建設事業と不動産事業の関係にも特徴があります。2026年のセグメント利益は建設1億6,700万円、不動産2億9,000万円です。店舗建設の営業活動から賃貸案件へつながる場合もあり、建築だけと賃貸だけが完全に独立した会社ではありません。一方、全社員が不動産投資を判断したり、すべての施工案件が自社保有になったりするという意味でもありません。
郊外型複合商業施設「カドスタウン」は、複数テナントの誘致で土地の集客力を高める成長戦略の一つです。複数の店舗をつなぐ案件では、出店企業ごとの条件、共通する用地や工程の調整が必要になります。営業・設計・施工の経験者は、単独店舗で持つ専門性を、複合案件のどの部分へ広げたいかまで考えると、入社後の成長を具体的に話せます。
会社は売上100億円の早期実現も長期ビジョンに掲げていますが、現在の売上実績ではありません。2027年予想の営業利益が大きく増える一方、純利益の増加予想は4.8%です。収益段階ごとの違いもあるため、一つの成長率を給与や安定性の保証として使わず、採算と施工能力、賃貸収益の積み上げを合わせて見てください。
まとめ|担当案件と入社直後の条件を確認して、カドスへの転職を判断する
同社の選考は、書類選考、WEBでの一次面接、筆記試験と最終面接の順です。筆記には一般常識・作文・適性検査が挙がっています。試験があることを理由に難易度の数値を作ったり、社員数から合格率を推定したりすることはできません。自分の経験と募集の仕事がどうつながるかを、具体的な案件で説明する準備を優先します。
営業なら、相手の希望が変わる長期案件をどう管理したか。設計なら、一級建築士として敷地・申請・施工の条件をどう整理したか。施工管理なら、協力会社の調整や部材の段取り、工程・原価をどの範囲で担ったかが材料になります。前職の会社名や役職だけでなく、カドスの店舗開発で再現できる経験を示してください。
そのうえで入社時の役割、勤務する拠点、通常月の給与と試用中の給与、賞与の算定、固定残業の内訳、休暇の計画付与を揃えて聞きます。現場の仕事内容と待遇を別々に確認するより、担当する案件でどの時間・移動・支援が必要になるかまでつなげると、入社後の生活を判断しやすくなります。
編集部の見解:カドス・コーポレーションは、地域の土地と出店企業の関係を形にする仕事へ関心がある人が、具体的な職種を比較して検討する会社です。平均年収643.8万円の高さだけ、月平均残業8時間だけで判断するより、試用中の条件を受け入れられるか、土地交渉から建築までの長い案件で自分の経験を使えるかを考えるほうが、選択の理由が明確になります。
2026年の減収減益と増えた受注残の双方を踏まえ、回復を支える仕事が応募先でどう配分されるかも聞いてください。地域で暮らす拠点、職種の専門性、入社直後の収入、長期の育成を一緒に確認することで、会社の方針と自分の希望を具体的に照合できます。
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- カドス・コーポレーション 会社概要
- 第27期有価証券報告書(2025年7月期、給与は8頁)
- 公式IR 有価証券報告書等法定開示資料一覧
- 2026年7月期決算短信(2026年9月11日)
- 2026年7月期決算補足説明資料(受注・施工体制・有休実績等)
- 公式 土地活用とカドスLANシステム
- 公式 中途採用・営業職
- 公式 中途採用・設計職
- 公式 中途採用・施工管理職
- 転職会議 社員の口コミ(2024年頃の営業経験、投稿時点と職種を限定)
- Yahoo!しごとカタログ 給与カテゴリ(公式年収転載と社員投稿を区別)
執筆:コロ助。最終更新:2026年10月12日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

