日本基礎技術の年収798.9万円|中途求人の給与と自動施工を学ぶ環境
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この記事の結論
- 年収:単体平均は798.9万円。中途の提示額とは分けて比較。
- 採用:札幌の施工管理は未経験・経験者の募集条件が異なる。
- 専門性:削孔・注入の知識と自動施工機械を学べる会社。
- 確認点:定額残業、支店管内の移動、初年度賞与を確認する。
日本基礎技術への転職を考えるとき、平均年収だけを期待値にすると、実際の求人との開きに戸惑うかもしれません。2026年3月期の公式平均は798.9万円ですが、現在確認できる札幌の施工管理求人は未経験枠400万~550万円、経験者枠450万~650万円です。集計対象も給与の決め方も違うため、両者をそのまま比べて会社の待遇を評価することはできません。
同社は、地盤を調べ、掘り、固める技術に強みを持つ建設基礎工事の専門会社です。自動化機械の開発と技術の継承を進める一方、国内現場の原価や米国の大型工事の進み方によって利益が動きます。この記事では、公式情報、時期を限定した社員の口コミ、編集部の見解を分け、給与・技術習得・暮らしの条件を確認します。
平均年収798.9万円を、中途採用の提示額へ読み替えない
日本基礎技術の給与水準を見る起点は、有価証券報告書の単体データです。そこから年齢・勤続、過去の本人申告、現在の求人へと範囲を絞ると、自分の条件と比較しやすくなります。
公式平均は43.7歳・勤続18.4年の社員集団の数字
第73期有価証券報告書によると、2026年3月31日時点の提出会社の平均年間給与は7,989,013円、約798.9万円です。賞与と基準外賃金を含み、前年度からの増加率は0.5%。基本給だけの年額でも、中途入社者だけの平均でもありません。
| 項目 | 公式情報 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,989,013円(約798.9万円) |
| 平均年齢 | 43.7歳 |
| 平均勤続年数 | 18.4年 |
| 従業員数 | 単体346人、臨時従業員は年間平均17人を外数表示 |
| 連結従業員数 | 391人、臨時従業員は年間平均46人を外数表示 |
| 連結売上高 | 273億53百万円(2026年3月期) |
| 連結営業利益 | 14億55百万円(同) |
| 出典・対象 | 第73期有価証券報告書39頁、2026年3月期決算説明資料。給与・年齢・勤続は日本基礎技術単体 |
平均勤続18.4年という数字からは、長く在籍して役割を広げた社員を含む組織だと分かります。ただし、若手の定着率や直近の退職者数を表す数字ではありません。転職直後から平均額に届くという読み方や、長く勤めれば自動的に同額へ到達するという予想には使えません。
単体346人の内訳は建設工事330人、建設コンサル・地質調査等16人です。事業の中心は工事ですが、全員が同じ現場条件で働いているわけではありません。設計・調査から応募する人は、自分と同じ部門や役割の等級がどこに当たるのかを確かめる方が、全社平均との差を考えるより有効です。
給与の口コミは、当時の役職と現在の制度を分ける
転職会議には、2016年頃に在籍した40代前半の男性・正社員・施工管理・課長クラスの投稿があり、本人年収は560万円と申告されています。投稿日は2016年4月12日です。給与や福利厚生を評価しつつ、勤務地を限定する場合の処遇について触れています。
これは当時の個人の経験です。2026年の課長年収を560万円と設定したり、勤務地限定による減額率を現在の制度として転載したりはできません。約10年前の口コミと最新有報を並べて、個人の昇給率を計算することも不適切です。給与の口コミから拾える実用的な論点は、勤務地の選択が給与にどう反映されるかという点です。
有報の給与方針では、役割の重要度・難易度・専門性に応じて区分を設け、資格給を決めるとしています。ここでの資格給は、保有する国家資格の数だけで決まる資格手当と同じ意味ではありません。賞与には所属組織等の業績、担当職務、会社への貢献度、勤務実績等が反映されます。
札幌の求人は基本給と残業部分まで比べる
2026年10月12日に確認したdodaの札幌・経験者向け求人では、予定年収450万~650万円です。基本給23万5,000~27万円に、月45時間分の固定残業手当8万9,309~10万2,611円を加え、月給32万4,309~37万2,611円としています。超過した時間外労働の手当は追加支給です。
未経験向け求人は予定年収400万~550万円。同じ月給帯が掲載されていますが、給与補足には業務によって定額残業時間が20~75時間の間で変動するとの記載があります。経験者枠の45時間を、未経験枠にも一律に当てはめないことが大切です。どちらも求人掲載上の目安で、選考結果によって提示額が変わる可能性があります。
掲載されている年収例は、30歳・主任・2級土木施工管理技士で550万円、40歳・課長・1級土木施工管理技士で600万円です。会社が求人内で示すモデルであり、その年齢で一律に支給される額や、編集部が算出した推定レンジではありません。公式平均798.9万円より低いからといって、誤りと判断できるものでもありません。
内定条件を比較する際は、月給総額の大小に加えて、基本給、定額残業の対象時間、各種手当、賞与の算定基礎を並べてください。現場から事務所へ配置が変わった場合や、役職が上がった場合にどの項目が変わるかまで確認すると、毎年同じ残業量を前提にしない生活設計ができます。
札幌の採用は、未経験と土木の経験者で入口が分かれる
現在の中途求人を見ると、同じ施工管理でも応募の入口は二つあります。学歴や資格名だけで判断せず、これまでの経験がどちらの枠で評価されるのかを確認すると、入社後の研修と担当範囲を具体化できます。
| 区分 | 未経験向け | 経験者向け |
|---|---|---|
| 公開求人 | doda・札幌の建設基礎工事施工管理 | doda・札幌の土木施工管理 |
| 掲載予定期間 | 2026年8月20日~11月11日 | 2026年8月6日~11月4日 |
| 必要条件 | 普通自動車免許。職種・業種未経験を歓迎 | 普通自動車免許に加え、施工管理・調査・土木設計のいずれかの経験 |
| 予定年収 | 400万~550万円 | 450万~650万円 |
| 雇用形態 | 期間の定めのない正社員。試用期間6カ月 | |
未経験枠は、工事の写真撮影や整理、書類作成など、先輩の施工管理を支える仕事から入る説明です。最初から単独で難しい地盤を判断する人材だけを採る募集ではありません。一方で、将来的には発注、工程調整、原価管理などを担う仕事です。現場作業の補助だけを続ける職種と理解して応募すると、責任範囲の広がりに差を感じる可能性があります。
経験者枠は、施工管理だけでなく調査や土木設計の経験も応募条件に含めています。地質の情報を扱ってきた人や設計側で工事に関わった人にも接点があります。ただし、求人の配属先は施工管理です。設計経験が応募資格として評価されることと、入社後も設計専任になることは別に確認してください。
編集部の見解として、調査・設計から移る人には、事前に検討した地盤条件が実施工でどう変わるかを経験できる点が魅力になり得ます。その反面、協力会社の調整や原価、日々の安全管理など、図面・報告書の作成とは異なる役割が増えます。職務経歴書では、対象となった地盤や構造物、現場との調整経験を具体化すると、技術をどうつなげられるか伝わりやすいでしょう。
両求人の試用期間は6カ月で、試用中の給与は経験・スキルによって異なるとしています。また、未経験枠の「400万円以上」という説明には、賞与が満額になる2年目との条件があります。入社月による初年度賞与の差を含め、最初の12カ月で受け取る金額は別途確かめたいところです。
公式新卒募集では、2026年4月の基本給として大学卒25万円、修士25万7,000円等が示され、試用期間中の時間外は実費との説明があります。しかし、新卒と中途は案内が異なります。新卒向けの「本採用時と労働条件に変更なし」を、上記の中途求人にそのまま適用しないでください。
同じく公式の職種紹介には設計、地質調査、研究開発、機械整備、事務も登場しますが、会社にその仕事が存在することと、現在その職種を中途募集していることは分ける必要があります。施工管理以外を希望する場合は、希望部門の募集と配属の可能性を先に問い合わせると、選考の前提をそろえられます。
身につくのは、地下の条件と機械を結びつける技術
日本基礎技術の仕事の特徴は、削孔・注入などの基礎技術を、調査、施工方法、保有する機械と結びつけるところにあります。建築物の完成形を広く管理する仕事とは異なり、地盤に関する専門性を深めたい人に検討価値があります。
調査から施工までを持つ会社で、担当の境界を知る
公式の仕事紹介では、施工管理は予算、材料、施工するグループの編成、現場の進行を担当すると説明されています。地質調査は調査計画を立て、専門業者と調査ボーリングを行い、採取した試料を調べて報告書へまとめる仕事です。設計は道路や鉄道、ダム、トンネル等の計画・調査・土木設計に関わります。
これらが同じ会社にあるため、調査結果を施工へつなぐ相談や、現場で起きた問題を設計・技術側へ戻す接点が想定できます。ただし、一人の社員が全部門を順番に経験するという制度を示すものではありません。施工管理で入るなら、地盤条件の検討を自分がどこまで担い、難しい案件でどの部署の支援を受けられるかを聞くと、成長の経路が見えます。
2016年頃に在籍した20代前半・男性施工管理の口コミでは、大型工事や自社重機に触れられる点への評価が見られました。一方、基礎工事の成果が完成後に見えにくいという感想もあります。2019年8月4日投稿の過去の経験ですが、見える建物より、その安全を下から支える仕事に達成感を持てるかという問いは、職種選びに役立ちます。
自動化は、現場を知らなくてよい仕組みではない
統合報告書2025では、自動削孔機A-RPD、ABM-10や、大口径BG機を活用する取り組みを紹介しています。削孔とは地盤などに穴を開ける作業です。地質に応じた制御や熟練者の操作を機械へ反映し、重い部材を扱う工程の負担を減らすことが狙いです。
同報告書の施工例では、24時間操業に必要だった9人を6人で運用できるようになったと説明されています。これは特定の施工体制の改善例です。すべての現場で人員が3分の2になった、社員の労働時間も同じ割合で短くなった、と読むことはできません。
2026年6月に策定した第7次中期経営計画でも、自動機械施工の推進と、社員が直接担う施工を通じた技術・技能の継承を掲げています。ここからは、現場管理と実際の機械の動きを理解する人材を育てる方向が読み取れます。機械任せにするための自動化というより、再現性の高い施工へ変えて人材不足に対応する戦略です。
編集部の見解として、機械の得意な条件と限界を学び、地盤や周辺環境に応じて使い方を選ぶことが、同社で経験を積む意味になりそうです。デジタル技術に関心がある人も、パソコン上の操作だけで完結する仕事を想定せず、施工条件、安全、機械の整備にどこまで関わりたいかを考えると適性を判断できます。
技術資料と訓練施設を、入社後にどう利用できるか
統合報告書では、総合テクニカルセンターに機械の整備、実験、技術訓練の機能を持たせ、BG機や自動化機械の操作、安全、ICT施工の教育を行うとしています。現場の制約に合わせた機械の改良も、訓練と並行する取り組みです。
また、1980年創刊の社内技術資料「技術と施工」や、失敗事例・復旧の知識を蓄積する「ちえぶくろ」を社内の技術伝承に活用しています。前者は2026年3月時点で通巻70号。経験者の個人的な記憶だけでなく、資料として調べられる仕組みが紹介されている点は、専門工事へ初めて移る人にとって確認する価値があります。
研修設備があることと、忙しい現場から計画的に研修へ参加できることは同じではありません。採用面談では、配属後1年で受ける研修、資格受験の時期、現場での指導担当、資料を使った事例学習を聞いてみてください。研修名の一覧より、自分が経験する順番を知ることが重要です。
休日日数と、現場の移動・残業は一緒に確かめる
札幌の公開求人は年間休日125日、残業は月平均40時間としています。休日の総数だけで生活との相性を決めず、どこへ移動し、忙しい時期の休みをどう取るのかまで見ておきたい仕事です。
経験者求人では土日祝を休日とする完全週休2日制、未経験求人では会社カレンダーによる完全週休2日制との記載があります。勤務時間は現場を想定した8時~17時です。年間休日、有給休暇、現場と次の現場の間に取る休みは別の情報なので、合算して休日を多く見せないよう注意してください。
公式福利厚生ページにも定額残業制が案内され、所定の定額時間を超えた場合は超過分を支給するとあります。ただし、定額残業の対象時間は、毎月その時間まで必ず働くという指示や実績値ではありません。自分の配属先で、通常月と繁忙月にどの程度の時間外があるのかを、制度の数字とは別に確認しましょう。
過去の口コミには、2016年頃の20代前半・男性施工管理が、長い勤務時間に負担を感じていたという投稿もあります。投稿日は2019年8月4日で、現在の求人よりかなり前の経験です。この一件で2026年の全社員の働き方を決めつけることも、逆に現行の休日案内だけで過去の懸念が解消したと断定することもできません。
採用担当へ聞くなら、「働き方は改善しましたか」という広い質問より、札幌支店の担当予定工事で、直近に土曜出勤がどのくらいあり、どのタイミングで代わりの休みを取ったのかを確認する方が具体的です。工程の区切りで連休を取れるという求人説明についても、過去の取得例や申請方法を聞くと理解が進みます。
勤務地は札幌支店ですが、転勤の記載は「当面なし」であり、将来の異動を一切行わない保証ではありません。勤務地の変更範囲は会社の定める事業所です。会社には支店管内勤務を選ぶ限定勤務地制度がありますが、札幌の住所を拠点としていても、担当する現場が自宅から毎日通える範囲とは限りません。
勤務地限定を希望する人は、対象となるエリア、申請条件、給与への影響、宿泊を伴う工事の扱いを確認してください。北海道内での担当範囲と、他支店への異動は異なる問題です。家族と暮らす場所を動かしたくない人ほど、この二つを分けて話すと、会社側も希望を判断しやすくなります。
2027年3月期第1四半期の決算説明では、札幌支店管内で電力関連の大型工事を施工したことが国内売上へ寄与したとされています。支店の仕事量を考える材料にはなりますが、応募者全員がその工事へ配属されるわけではありません。配属予定工事の場所と工期は、採用時に改めて確認する必要があります。
住宅支援と帰省制度は、現場で暮らす負担をどう減らすか
同社の福利厚生は、寮・社宅、住宅手当、帰省旅費など、現場や勤務地の移動に伴う生活を支える制度が目立ちます。額面年収の差を判断する際にも、自分が利用できる支援を具体的に見積もる価値があります。
寮の低負担と、希望する住まい方が両立するか
札幌の中途求人には、水道光熱費込みで月負担1万円の寮・社宅の記載があります。公式福利厚生ページも、自宅から通うことが難しい社員向けに、各事業所在地で住まいを提供するとしています。遠方から応募する人にとっては、入社当初の住居費を抑える助けになり得ます。
ただし、入居できる物件の場所、間取り、家族同居の可否、設備、現場宿舎と通常の社宅の違いは、公開情報の一律の金額だけでは分かりません。家賃補助を利用して自分で借りる場合と会社の寮へ入る場合も、同じ条件ではありません。現在の家賃との差額を年収へ機械的に加える前に、どの住まい方が適用されるかを確認してください。
帰省旅費は公式ページで、単身者は年2回、単身赴任者は月1回の支給が案内されています。制度の存在は移動の多い仕事に対応したものと考えられますが、帰省する時間そのものを保証する制度ではありません。対象となる帰省先、申請する交通手段、現場の休みとの組み合わせまで確認すると、家族との生活を具体的に想像できます。
資格支援、退職金、育児制度の対象を確認する
公式福利厚生では、資格取得を促す一時金が5,000円から最大20万円と示されています。統合報告書には受験費用の補助や学習支援も記載があります。すべての資格で20万円を受け取れるという意味ではなく、対象資格や取得時期によって異なります。取得済み資格を持って中途入社する場合の扱いは別途確認したい点です。
退職金は公式ページで勤続3年以上を対象としています。短期で次の転職も考えている人と、専門技術を腰を据えて学びたい人とでは、この制度の受け止め方が変わるでしょう。制度があることだけで将来の支給額は分からないため、長期の待遇比較には勤続年数や退職理由に応じた計算の仕組みも必要です。
2026年3月期有報では、単体の男性の育児休業等と育児目的休暇を合わせた取得率は33.3%でした。育児休業だけの取得率ではなく、取得期間の長さもこの数字からは分かりません。育児と現場勤務の両立を考える人は、実際に同じ職種でどのくらい休み、どのように引き継いだかを聞くのが有効です。
女性管理職比率は同じ有報で0.3%です。会社は女性技術者の採用・育成を進める方針を掲げていますが、方針と現在の登用実績は分けて判断する必要があります。更衣設備や現場宿舎、相談体制、資格取得後の役割など、配属予定先の条件を具体化することが大切です。
業績は国内工事と米国LNGを分けると読みやすい
同社の将来を転職先として評価するなら、防災需要があるという説明に加えて、実際にどの工事が売上と利益を作っているかを見る必要があります。直近は海外工事の進捗が全体の業績に大きく影響しています。
2026年3月期は減収・営業減益、受注は増加
2026年3月期の連結売上高は273億53百万円で前期比9.7%減、営業利益は14億55百万円で23.1%減でした。一方、受注高は299億92百万円で8.0%増、経常利益は20億94百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は16億59百万円です。利益の種類によって増減が異なるため、「増益だから本業も好調」と一括りにしない方が実態をつかめます。
決算説明資料の工種別売上では、海外が102億60百万円から65億19百万円へ減少しました。対照的に、維持修繕・環境保全・その他土木は34億89百万円から41億49百万円へ増加しています。会社全体の売上減少だけで、国内のすべての工種が縮小しているとはいえません。
工種ごとの変化は、社員が伸ばす専門性を考える材料になります。新設大型工事と、既存施設の補修・地盤環境への対応では、工事の条件や技術の使い方が違います。採用時には「基礎工事ができる」と広く捉えるだけでなく、配属先でどの工種が中心かを聞くと、自分の経験との接点が見えます。
直近四半期は米国が改善し、国内では原価上昇も発生
2027年3月期第1四半期は、連結売上高68億14百万円、営業利益6億16百万円でした。前年同期の営業利益3億85百万円から改善しています。米国現地法人では、LNG精製プラント基地の地盤改良工事、第4工区の施工が順調に進んだことが利益改善につながったとの説明です。
一方、国内の提出会社単体では、首都圏の杭工事で排泥処理に想定外の費用がかかり、工事利益率が低下しました。単体営業利益は1億42百万円で、前年同期から67百万円減っています。全体が増益でも、国内工事の現場管理には課題が残るという組み合わせです。
編集部の見解として、この説明は、同社の施工管理で地盤条件や発生物の処理計画を理解する重要性を示しています。工程どおりに進めるだけでなく、施工に伴う費用の見積もりや想定外の事象への対応が利益に直結する仕事です。経験者が応募する際も、難しい現場条件をどう予測し、社内の技術部門や発注者と調整したかが、有用な経験になり得ます。
会社の2027年3月期通期予想は売上323億円、営業利益18億20百万円で、第1四半期時点では変更していません。これは会社の予想であり、すでに確定した成果ではありません。好調な四半期を4倍して通期を推定するより、工区の工程と採算の変化を追う方が、この会社には適しています。
新中計は、売上の拡大一本ではなく利益改善を狙う
2026年度~2028年度の第7次中期経営計画では、最終年度の売上高270億円、営業利益19億円を目標にしています。2025年度実績の売上273億53百万円をやや下回る設定ですが、営業利益は14億55百万円から増やす計画です。
売上目標を抑えた理由として、米国現地法人の大型プロジェクトについて2028年以降の計画が不透明であることを会社自身が説明しています。現在の米国工事が好調だから、そのまま同じ規模の案件が継続すると考えることはできません。海外事業に関心がある人は、今の案件で求められる役割と、次の事業機会の準備を分けて確認する必要があります。
重点施策は、高齢化への対応と若い人材の入職促進、付加価値技術の早期展開です。自動施工や事務作業の簡略化を進め、国内と米国に共通する技術を開発から現場実装まで早くつなぐ方針です。待遇の将来を考える際も、売上高の伸びだけでなく、身につけた技術がどの工事へ展開され、利益を生むのかという視点が役立ちます。
ジェコスとの提携で広がる技術の接点
2026年10月2日、日本基礎技術はジェコスとの業務提携契約を締結しました。転職検討者にとっては、新しい案件や共同開発の接点を知る材料になります。ただし、発表時点で具体的な施策をすべて実施済みとして評価するのは早計です。
日本基礎技術の地盤改良・基礎工事・自動化施工と、ジェコスの重仮設・建設機械・取引先のネットワークを組み合わせる構想です。発表資料では、既存事業の強化、新しい事業機会、新技術の共同開発、海外事業での協業を想定しています。
両社の具体的な内容や進め方は、今後の協議で決めるとしています。発表時点で資本関係・人的関係はなく、ジェコスが基礎工事や仮設工事等を発注する取引関係があります。会社が合併したという意味でも、ジェコスの給与や福利厚生が適用されるという意味でもありません。
編集部の見解として、基礎工事と山留め周辺の仮設・機械の知識を横断する経験は、今後の協業で接点が増える可能性があります。ただし、採用職種や配属が新設されたという発表ではないため、提携を理由に希望職種への採用を期待し過ぎないことが大切です。共同開発や海外へ関心がある経験者は、現在の職務からどのように関われるかを質問する材料として使うのが適切でしょう。
会社は当期業績への影響を軽微としています。直近の給与を比較する根拠というより、今後の技術や事業の展開を確認する情報と位置づけると、目の前の雇用条件と将来の可能性を混同せずに判断できます。
まとめ:専門性の伸ばし方と、最初の条件を結びつける
日本基礎技術は、調査・削孔・注入と機械を組み合わせ、地盤の難しい条件へ対応する会社です。自動施工技術と技術伝承に投資する方向は、基礎工事の専門性を身につけたい人にとって検討する理由になります。
年収798.9万円は単体社員全体の公式平均です。自分の待遇を判断する際は、現在の募集枠、基本給と定額残業、初年度賞与、勤務地限定の条件へ落とし込む必要があります。特に札幌の中途求人は、未経験と経験者で予定年収や給与の説明が異なります。
応募前には、担当する工種と現場の場所、入社後の研修、宿泊を伴う勤務、試用中の給与を確認してください。地下の技術を深める仕事への興味と、日々の生活の条件がそろうかどうかが、転職先として選ぶ際の判断軸になります。
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- 第73期有価証券報告書(2026年3月期)
- 2026年3月期決算説明資料
- 2027年3月期第1四半期決算短信
- 第7次中期経営計画(2026~2028年度)
- 統合報告書2025・人材戦略と自動化施工
- 2026年10月2日・ジェコスとの業務提携
- 公式採用サイト・仕事内容
- 公式採用サイト・福利厚生
- 公式新卒募集要項
- 札幌・未経験施工管理の公開求人
- 札幌・経験者施工管理の公開求人
- 転職会議・2016年在籍施工管理課長の給与口コミ
- 転職会議・2016年在籍施工管理の仕事の評価
- 転職会議・2016年在籍施工管理の働き方
執筆:コロ助。最終更新:2026年10月12日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

