ナースパワーの評判は?熊本発・全国19拠点と離職率1.5%

ナースパワーの許可番号と年間就職者数8,059人・離職率1.5%を示したアイキャッチ画像
コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

ナースパワーの評判を調べると、体験談を並べた記事が大量に出てきます。この記事では口コミを1件も使いません。

使うのは、厚生労働省 人材サービス総合サイトの公表データだけです。有料職業紹介事業者には、就職者数・離職者数・手数料などを情報提供する義務があります(職業安定法32条の16第3項)。誰でも無料で照会できます。

先に結論を書きます。この事業者の公表データには、他社であまり見ない特徴が3つありました。

結論|熊本の会社が全国19拠点。データの登録も6年分そろっている

確認項目 結果 根拠
運営会社 株式会社ナースパワー人材センター(本店:熊本市) 人材サービス総合サイト
許可の有無 有料職業紹介事業許可 43-ユ-010011 同上
事業歴 許可年月日 平成8年10月1日(1996年)=29年 同上
年間就職者数 8,059人(令和7年度) 同上
6か月以内離職率 1.5%(令和7年度。63÷4,180) 同上
追跡の徹底度 「離職が判明せず」が6年連続0人 同上
得意とする職種 看護師(公的に登録されている) 同上
第三者認定 職業紹介優良事業者 第2504001(01)号/医療分野01052(1) 同上
登録事業所 19か所 同上

向いている人:地方で働く前提の人。勤務地を限定しすぎず、条件のよい職場を探したい人。全国19拠点のうち、大半が三大都市圏以外にあります。

慎重に考えたい人:無期雇用の常勤だけを前提に考えている人。公表データ上、就職者8,059人のうち無期雇用は4,180人で、有期での就職も相当数あります。雇用形態の確認は必須です。

注意が1つあります。上の数字は許可番号43-ユ-010011(株式会社ナースパワー人材センター)全体のものであり、特定のサービス単独の成績ではありません。

この記事の調査条件

  • 厚生労働省 人材サービス総合サイト……許可番号43-ユ-010011の職業紹介事業詳細。就職者数・6か月以内離職者数・離職が判明せず・取扱職種・得意とする職種・手数料実績率・備考欄・事業所一覧
  • 同サイトに登録された手数料表・返戻金制度のPDF(厚生労働省サーバ上の原本)
  • 職業安定法(昭和二十二年法律第百四十一号)の条文……e-Gov法令検索
  • 確認日:2026年9月17日
  • 口コミサイトの体験談・評点は根拠に使っていません

事業者の見分け方は拠点の多さが実績にどう表れるかにまとめています。

ナースパワーの許可番号と年間就職者数8,059人・離職率1.5%を示したアイキャッチ画像

許可番号の「43」が示すこと|本店は熊本市

人材サービス総合サイトで確認できる登録内容です。

項目 登録内容
事業主名称 株式会社ナースパワー人材センター
事業所名称 ナースパワー熊本
許可・届出受理番号 43-ユ-010011
許可届出受理年月日 平成8年10月1日
所在地 熊本県熊本市中央区神水一丁目25番7号 パワービル4F
電話番号 096-382-2276
取扱地域 国内

有料職業紹介事業の許可番号は、頭2桁が許可を受けた都道府県を表します。この事業者の「43」は熊本県です。人材サービス総合サイトに登録された事業主の所在地も、熊本市中央区になっています。

転職サービスの運営会社は東京に集中しています。そのなかで、本店を熊本に置いたまま全国19か所に拠点を広げている事業者は目立ちます。これは印象の話ではなく、許可番号と登録住所という公的な記録から読み取れる事実です。

許可を受けたのは1996年10月1日で、2026年9月時点で許可から29年が経過しています(30年目)。許可制の事業を30年近く続けていることは、公的データで確認できる数少ない継続性の指標です。

公表データ|6年分すべてが登録されている

許可番号43-ユ-010011の実績です。列の対応はヘッダー構造を実測して確認しています。

情報登録年度 就職者(4か月以上・有期及び無期) うち無期 4か月未満有期 6か月以内離職者 離職が判明せず
令和2年度 5,539人 3,712人 1,593人日 104人 0人
令和3年度 4,924人 3,146人 1,382人日 97人 0人
令和4年度 5,333人 3,169人 1,573人日 98人 0人
令和5年度 6,909人 3,672人 2,029人日 99人 0人
令和6年度 7,888人 4,932人 2,634人日 89人 0人
令和7年度 8,059人 4,180人 3,015人日 63人 0人

まず目を引くのは、令和7年度まで空欄がないことです。

当サイトが確認している他の事業者では、直近年度の離職者数が未登録(「-」)になっていることが珍しくありません。6か月以内の離職は就職から6か月経たないと確定しないため、それ自体は不自然ではありません。ただし、直近年度まで数字が入っている事業者は、その分だけ公的データで確認できる範囲が広いということになります。

就職者数は令和3年度の4,924人を底に、令和7年度の8,059人まで増えています。

6か月以内離職率|1.5〜3.1%。母数と一緒に読む

6か月以内離職率は、6か月以内離職者 ÷ 無期雇用の就職者数で計算します。母数と一緒に並べます。

年度 6か月以内離職者 母数(うち無期) 6か月以内離職率
令和2年度 104人 3,712人 2.8%
令和3年度 97人 3,146人 3.1%
令和4年度 98人 3,169人 3.1%
令和5年度 99人 3,672人 2.7%
令和6年度 89人 4,932人 1.8%
令和7年度 63人 4,180人 1.5%

6年間で1.5〜3.1%の範囲です。しかも令和4年度の3.1%以降、3年連続で下がっています。母数が3,169人から4,180人へ増えているなかでの低下です。

低い数字が出たときは、その数字が本物かどうかを疑う手順が必要です。当サイトでは次の3点を見ています。

① 母数は十分か……令和7年度の母数は4,180人です。数十人規模の母数なら偶然で振れますが、4,180人という母数の上で出た1.5%は、偶然の産物ではありません。

② 追跡漏れで低く見えていないか……ここが重要です。「離職が判明せず」が多い事業者は、辞めた人を把握できていないだけで離職率が低く出ます。この事業者は6年連続0人です。追跡漏れによる見かけ上の低さではありません。

③ 母数に入っていない人がいないか……ここは正直に書く必要があります。母数は「うち無期」だけです。令和7年度でいえば、4か月以上の就職者8,059人のうち、無期雇用で就職した4,180人が母数です。有期雇用で就職した人と、3,015人日ぶんの4か月未満の紹介は、この1.5%に反映されていません。

したがって正確な言い方はこうなります。「無期雇用で就職した人に限れば、6か月以内に辞めた人は1.5%だった」。有期雇用も含めた全体の定着状況は、公表データからはわかりません。

そして、この1.5%を他社の離職率とそのまま並べないでください。紹介先の施設種別・地域・雇用形態の構成が事業者ごとに違い、それが全部この1つの数字に混ざっています。構成は公表されていないため、当サイトでも内訳は確認できていません。

「得意とする職種:看護師」が公的に登録されている

人材サービス総合サイトには、事業者が届け出た取扱職種と、「得意とする職種」という欄があります。この事業者の登録内容はこうです。

項目 登録内容
取扱職種 医師・歯科医師・薬剤師・保健師・助産師・看護師・医療技術者・その他の保健医療の職業・社会福祉の専門的職業
得意とする職種 看護師

「得意とする職種」が空欄の事業者は珍しくありません。ここに「看護師」と書かれていることは、事業者自身の申告ではありますが、届出の一部として公的に記録されているという点で、広告のキャッチコピーとは性質が違います。

さらに、手数料実績率の登録内容がこの申告を裏づけています。

取扱業務の職種 手数料実績率(令和7年度)
023 看護師、准看護師 10.8%
(2職種目) –
(3職種目) –

手数料実績率は、取扱職種のうち実績のあるものについて公表される仕組みです。この事業者は看護師・准看護師の1職種だけが登録され、残り2枠は「-」です。

取扱職種には医師も薬剤師も登録されているのに、手数料実績が出ているのは看護師だけ。つまり、実績が看護に集中していることが、自己申告ではなく公表データの形で確認できます。

これは、当サイトが確認してきた医療系の事業者のなかでは目立つ特徴です。取扱職種を広く登録し、実績も複数職種に分散している事業者のほうが一般的だからです。

手数料実績率は、求職者が払う金額ではない

念のため分けて書きます。手数料実績率は、求人側(病院・施設)が事業者に支払った紹介手数料の実績率です。求職者が払う金額ではありません。

紹介手数料は施設の採用予算から出ます。この数字が読者にとって意味を持つのは、施設側のコスト感を知る材料になるからです。予算に余裕のない施設ほど紹介会社経由の採用に慎重になるため、求人の集まり方に影響します。

なお、この欄は人材サービス総合サイトの同じページで離職者数の表と並んでいるため、定着状況を示す指標と取り違える人がいます。別の指標です。

認定|職業紹介優良事業者。ただし認定主体は厚生労働省ではない

備考欄には次の2つが登録されています。

  • 職業紹介優良事業者 第2504001(01)号
  • 医療分野適正有料職業紹介事業者 認定番号01052(1)

「職業紹介優良事業者」と「医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者」は別の制度です。この事業者は両方の認定を受けています。

どちらも、厚生労働省の委託事業として、一般社団法人日本人材紹介事業協会が運営している認定制度です。サービス側の説明で「厚生労働省より認定」と書かれることがありますが、正確には、厚生労働省の委託を受けた協会が認定主体です。認定を受けていること自体は、人材サービス総合サイトで誰でも確認できる事実です。

認定基準にはお祝い金を出さないことが含まれます。当サイトでは、そもそもお祝い金を評価軸にしません。職業紹介事業者によるお祝い金の提供は2021年4月から禁止されており、2025年1月からは許可条件にも追加されているためです。

登録事業所は19か所

同じ許可番号で、次の事業所が登録されています。

地域 事業所
北海道・東北 札幌/仙台
関東 東京/横浜/さいたま/千葉
中部 名古屋/静岡/長野
近畿 大阪/京都
中国・四国 広島/岡山/愛媛
九州・沖縄 熊本(本店)/福岡/北九州/鹿児島/沖縄

合計19か所です。取扱地域は「国内」で登録されているため、事業所のない県の求人を扱えないわけではありません。ただし、対面で相談したい場合に足を運べる場所は、この19か所が基準になります。

九州・沖縄に5か所という配置は、東京に本社を置く事業者にはあまり見られません。熊本を本店とする会社の拠点構成として、そのまま読めます。

運営会社について、公的に確認できなかったこと

当サイトは運営会社の財務状況も一次情報で確認する方針ですが、この会社の有価証券報告書は確認できなかったため、財務に関する記載はしていません(非上場でも有価証券報告書を提出する会社はあります)。

したがって、この記事で確認できたのは職業紹介事業者としての実績までです。会社の売上・利益・従業員の定着といった面は、公的な資料で裏づけられていません。

使わなくていい人

当サイトはどの記事にも「登録しなくていい人」を書いています。

  • すでに転職先が決まっている人……紹介サービスを使う理由がありません
  • 看護以外の職種を探している人……取扱職種には登録がありますが、手数料実績が出ているのは看護師・准看護師だけです。実績のある領域で使うほうが合理的です
  • 無期雇用の常勤しか考えていない人……使ってはいけないという意味ではなく、雇用形態を最初に伝えて、条件を絞ってもらう必要があるという意味です
  • 勤務先を絶対に知られたくない人……面談では現職の状況を話すことになります

併用は自由です。登録して求人が出てこなければ、その時点で自分の条件と市場のズレがわかります。それ自体が情報です。

よくある質問

ナースパワーの運営会社はどこですか

株式会社ナースパワー人材センターです。人材サービス総合サイトに、有料職業紹介事業許可43-ユ-010011の事業主として登録されています。本店は熊本県熊本市中央区で、許可番号の頭2桁「43」は熊本県を表します。許可年月日は平成8年10月1日(1996年)です。

離職率1.5%は信用できる数字ですか

3つの角度から確認しました。①母数は4,180人(令和7年度・無期雇用の就職者数)で、偶然で振れる規模ではありません。②「離職が判明せず」が6年連続0人なので、追跡漏れで低く見えているわけではありません。③ただし母数は無期雇用の就職者だけで、有期雇用での就職や4か月未満の紹介は含まれていません。

「無期雇用で就職した人に限れば1.5%」が正確な言い方です。他社の数字とそのまま並べないでください。

地方の求人にも強いですか

登録事業所19か所のうち、九州・沖縄に5か所(熊本・福岡・北九州・鹿児島・沖縄)、中国四国に3か所(広島・岡山・愛媛)があります。取扱地域は「国内」で登録されています。拠点の配置は公的データで確認できますが、地域ごとの求人数までは公表されていません。

看護師以外の職種も扱っていますか

取扱職種には、医師・歯科医師・薬剤師・保健師・助産師・看護師・医療技術者・その他の保健医療の職業・社会福祉の専門的職業が登録されています。ただし、令和7年度の手数料実績率が登録されているのは「看護師、准看護師」の1職種だけで、残りの枠は「-」です。実績が看護に集中していることは公表データから読み取れます。

料金はかかりますか

求職者から手数料を取ることは、職業安定法32条の3第2項で原則として禁止されています。例外は職業安定法施行規則20条2項に定められており、芸能家・モデルの職業に紹介する場合と、科学技術者・経営管理者・熟練技能者の職業で賃金が厚生労働大臣の定める額を超える場合に限られます。個別の求人がこの例外に当たるかまでは当サイトでは判断できないため、費用の有無は事業者の案内で確認してください。手数料は原則として求人側の医療機関・施設が負担する仕組みです。

まとめ

  • 運営は株式会社ナースパワー人材センター、許可番号は43-ユ-010011。頭2桁「43」は熊本県で、本店は熊本市中央区
  • 許可年月日は平成8年10月1日(1996年)。2026年9月時点で許可から29年(30年目)
  • 年間就職者数は8,059人(令和7年度)。令和3年度の4,924人を底に増加
  • 6か月以内離職率は令和7年度1.5%(63÷4,180)。6年間1.5〜3.1%で、直近3年は低下傾向
  • 「離職が判明せず」が6年連続0人。追跡漏れで低く見えているわけではない
  • ただし離職率の母数は「うち無期」だけ。有期雇用での就職と4か月未満の紹介は反映されていない
  • 令和7年度まで6年分すべてのデータが登録されている。直近年度が未登録の事業者が多いなかでは珍しい
  • 「得意とする職種:看護師」が公的に登録され、手数料実績率も看護師・准看護師の1職種だけ。実績が看護に集中している
  • 手数料実績率10.8%は求人側が払う金額であり、離職率ではない
  • 職業紹介優良事業者 第2504001(01)号と医療分野適正有料職業紹介事業者 01052(1)の認定。ただし認定主体は厚生労働省そのものではなく、委託を受けた一般社団法人日本人材紹介事業協会
  • 登録事業所は19か所。九州・沖縄に5か所と、本店所在地を反映した配置
  • 運営会社の有価証券報告書は確認できなかったため、財務面は書いていない

「評判が悪いのか」を確かめたくて検索した方への答えは、公的データの範囲で悪材料と呼べるものは見つからなかったというものです。見つかったのは、熊本を本店に全国19拠点を持ち、6年分の実績を空欄なく登録している事業者という姿でした。残る判断材料は担当者との相性と、提示される雇用形態です。どちらも登録して確かめるしかありません。

※本記事の数値は2026年9月17日時点で公開されている情報に基づきます。

どのサービスを使えばいいか決められないとき

このサイトはアフィリエイトで収益を得ています。読者がサービスに登録すると当サイトに報酬が発生します。だからこそ、登録を急かすことはしませんし、どの記事にも「登録しなくていい人」を書いています。

自分の状況だとどのサービスが合うのか判断がつかない場合は、無料の相談を受け付けています。相談内容をうかがったうえで、条件に合いそうな転職サービスをご案内します。

登録や応募を急かすことはしません。 「いま動かないほうがいい」と考えた場合はそう伝えます。

→ 無料転職相談はこちら

※当サイトは職業紹介事業者ではありません。求人の紹介・あっせんは行わず、転職サービスのご案内までを行います。


参考・出典

著者紹介
コロ助
コロ助
企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
著者紹介
記事URLをコピーしました