株式会社Enjinの評判は本物か|OpenWork上位4%の高評価と、平均勤続3.2年という両面
この記事の結論
- ブランディングPRの株式会社Enjin(旧enjin・証券コード7370/東証グロース上場)は、中小・ベンチャー・医療機関向けのPRに強みを持つ会社。同名の「エンジン」企業が多いため、本記事はこの1社に限定して解説します。
- 口コミサイトではOpenWorkの総合評価が業界上位クラス(カテゴリ別532件で上位約4%という高評価帯)。「20代で営業力が一気に伸びる」「裁量が大きい」という声が中心です。
- 一方で平均年齢26.7歳・平均勤続年数3.2年(有価証券報告書ベース)と、若手中心で在籍年数は短め。退職・離職に触れる口コミも一定数あり、入れ替わりが起きやすい組織という見方ができます。
- 編集部の見解として、「PRスキルを最短で伸ばしたい20代・成長環境重視の人」には合う一方、安定・じっくり長く・高給を最優先する人は慎重に検討すべき会社です。
「Enjin(エンジン)の評判ってどうなの?」と検索しても、同じ社名の会社が複数あって混乱した――そんな方は少なくありません。本記事で扱うのは、銀座に本社を置くブランディングPR会社・株式会社Enjin(旧・株式会社enjin、証券コード7370)です。ゲーム・アニメ系の「ツインエンジン」や同名ベンチャーとは別会社です。この記事では、転職を検討している方が知りたい「年収・働き方・社風・将来性・向き不向き」を、公式情報(有価証券報告書・公式サイト)と口コミサイトの傾向、そして編集部の推定の3つに分けて、できるだけ正直に整理しました。読み終えるころには「自分はこの会社を受けるべきか」を判断する材料がそろいます。
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株式会社Enjin(旧enjin)とはどんな会社か
まず結論から言うと、株式会社Enjinは「広告枠を買う広告代理店」ではなく、メディアに取り上げてもらう仕組みを作る『PR(パブリックリレーションズ)』の会社です。とくに、大手PR会社が手を出しにくい中小・中堅・ベンチャー・医療機関といった層に特化し、「知名度が低い企業をどう世の中に知ってもらうか」を設計するのが得意領域です。転職を考えるうえで、この「誰の・どんな課題を解いている会社か」を理解しておくと、入社後のギャップが小さくなります。
公式情報として、公式サイトおよびIR資料で確認できる基本プロフィールは次のとおりです。
- 商号:株式会社Enjin(Enjin Co., Ltd./旧・株式会社enjin)
- 設立:2007年3月(大阪市で、中小・中堅企業・医療機関向けのPR会社として創業)
- 本社:東京都中央区銀座5-13-16
- 代表者:代表取締役社長 グループCEO 本田幸大氏
- 資本金:約17億7,800万円(資本準備金を含む・2023年5月末時点)
- 上場区分:東京証券取引所グロース市場(2021年6月18日上場・証券コード7370)
- 決算期:5月期
「ブランディングPRの株式会社Enjin」と限定して読み進めてください。ここを取り違えると、年収も口コミもまったく別会社の情報を見てしまうことになります。
事業内容は3本柱(PRコンサル・PRプラットフォーム・CVC)
Enjinの事業は、求職者目線でいうと「PRの企画提案で稼ぐ部隊」と「自社サービスを伸ばす部隊」に大きく分かれます。公式サイトでは、事業を次の3領域として説明しています。
- PRコンサルティング(ストラテジックPR/ダイレクトブランディング):企業のPR戦略を設計し、メディア露出や認知獲得を支援する中核事業。法人営業+プランニングが中心で、転職者の多くがここに配属されます。
- PRプラットフォーム事業:報道関係者と企業を直接つなぐサービス(メディチョク等)を自社で運営。仕組みで売上を積み上げるストック型の側面を持ちます。
- コーポレートベンチャーキャピタル(CVC):成長企業への投資を通じて、PR支援先・事業ポートフォリオを広げる取り組み。
つまり、「人が動いて提案するPRコンサル」と「自社プラットフォームというストック収益」の二本足を持つのが特徴です。転職検討者にとっては、「自分は提案型の営業・プランナーとして入るのか、プラットフォーム側に関わるのか」で働き方が変わる点を押さえておくとよいでしょう。
企業理念・カルチャー(「立派な人間を輩出する」)
Enjinを語るうえで外せないのが、企業理念の強さです。公式サイトでは、パーパスとして「社会の役に立つ立派な人間を一人でも多く輩出する」、ミッションとして「あらゆる価値を可視化する」を掲げています。これは単なるお題目ではなく、後述する口コミでも「人としての成長を重視する社風」「理念への共感が採用・評価の軸になっている」という形で繰り返し言及されます。
裏を返すと、理念やカルチャーへの共感度が、入社後の働きやすさを大きく左右する会社だとも言えます。「成長・人間力・チームへのコミット」といった言葉に前向きになれる人ほどフィットしやすく、逆に「淡々と職務をこなしたい」「会社の理念にはあまり乗りたくない」というタイプは温度差を感じやすい、という見方ができます。これは良し悪しではなく、相性の問題です。
株式会社Enjinの公式データ一覧(有価証券報告書ベース)
本記事で扱う公式数値を一覧にまとめました。公式情報として、Enjinは東証グロース上場企業のため、平均年間給与・平均年齢などが有価証券報告書で開示されています。最新の正確な数値は、必ず公式IRページおよびEDINETの有価証券報告書で再確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 約420万円(提出会社・有価証券報告書ベース/集計年度により変動) |
| 平均年齢 | 約26.7歳(有価証券報告書ベース) |
| 平均勤続年数 | 約3.2年(有価証券報告書ベース) |
| 従業員数 | 204名(2023年5月末時点・公式会社概要) |
| 売上高 | 約32.7億円(2024年5月期)/約34.8億円(2023年5月期) |
| 営業利益 | 約10.5億円(2024年5月期)/約13.0億円(2023年5月期) |
| 上場区分・証券コード | 東証グロース・7370(2021年6月上場) |
| 出典 | 有価証券報告書/公式IR(会社概要・経営成績)/IRバンク等のHTML財務データ |
表からわかるとおり、平均年齢26.7歳・平均勤続年数3.2年は、上場企業のなかでもかなり若い水準です。これは「20代が主力で、早くから活躍できる」というプラス面と、「在籍年数が短く、人の入れ替わりが起きやすい」という両面を同時に示す数字として読むのが妥当です。後ほど年収・働き方の章で、この数字の意味を掘り下げます。
なお、売上高・営業利益についても補足しておきます。公式情報として、2023年5月期の売上高は約34.8億円・営業利益約13.0億円とこの数年のピークでしたが、2024年5月期は売上高約32.7億円・営業利益約10.5億円と、前年を下回りました。これは「会社が傾いている」という意味ではなく、PR・広告という景気や顧客の販促予算に左右されやすい事業特性を反映したものと捉えるのが妥当です。営業利益率は10億円規模の利益を出せていることから、依然として高めの水準を維持しています。転職判断の際は、単年度の増減に一喜一憂せず、複数年のトレンドと最新の決算をIRで確認することをおすすめします。
Enjinの年収・給与のリアル
結論から言うと、Enjinの年収水準は「20代前半〜中盤の若手が多い構成を反映して、額面はまだ高くない一方、成果と昇格次第で上振れの余地がある」と整理できます。年収の話は、求職者がもっとも気にするポイントなので、公式→年齢・勤続→口コミ→職種推定→確認ポイントの順で、出所を分けて説明します。
公式の平均年間給与と平均年齢・勤続年数
公式情報として、有価証券報告書ベースの平均年間給与は約420万円です(集計年度により変動します)。あわせて、平均年齢は約26.7歳、平均勤続年数は約3.2年と開示されています。日本経済新聞の企業情報など一部の外部サイトでは平均年収を550万円前後と表示するケースもありますが、これは集計対象や算出方法(役員・賞与の扱いなど)の違いによるもので、数値に幅がある点に注意してください。本記事では、より保守的かつ条件の明確な有報ベースの約420万円を基準として扱います。
ここで重要なのは、「平均年収=自分の想定年収」ではないという点です。平均年齢が26.7歳ということは、平均値は20代中心の給与で押し下げられています。裏を返せば、役職や成果で評価されれば、平均を上回る年収に届く可能性があるとも読めます。年収は年齢と職位を切り分けて見るのが鉄則です。
口コミに見る年収傾向
口コミ傾向として、OpenWorkに寄せられた年収データ(数十人規模の集計)では、平均年収は400万円前後、営業職・プランナー職ともに概ね同水準という投稿傾向が見られます。具体的には次のような声が確認できます(いずれも投稿傾向であり、個人差・年度差があります)。
- 「20代のうちは額面はそれほど高くないが、インセンティブ・賞与で変動する」という投稿傾向。
- 「成果を出して早期に昇格すれば年収が伸びる」「評価と給与が連動している」という声。
- 一方で「労働時間に対して給与が見合わないと感じた」という退職理由側の口コミも一定数。
OpenWork・転職会議・エン カイシャの評判といった口コミサイトを横断して見ると、「若手のうちは年収より成長・経験を取りに行く環境」という評価軸が共通しています。年収だけで判断すると見誤るタイプの会社だと言えます。
職種・役職別の推定年収レンジ
ここからは推定情報です(断定ではありません)。公式の平均約420万円と口コミの投稿傾向、上場PR業界の一般的な給与体系から逆算すると、職種・役職別の年収レンジは次の目安と考えられます。あくまで参考値であり、実際の提示額は面接・内定時に必ず確認してください。
| 区分 | 推定年収レンジ(目安) | 補足 |
|---|---|---|
| 新卒〜入社数年の若手営業/プランナー | 約350〜450万円 | 平均年齢を踏まえた中心レンジ。賞与・インセンティブで変動。 |
| 中堅・リーダー層 | 約450〜600万円 | 成果・昇格次第。平均を上回りやすいゾーン。 |
| マネージャー・管理職 | 約600万円〜 | 少数。事業・組織への貢献度で上振れの可能性。 |
この推定の根拠は、平均年齢26.7歳という若い構成上、平均値は若手レンジに寄ること、そして口コミで「昇格・成果で伸びる」という声が複数あることです。つまり「入口の年収は控えめでも、伸びしろは役職・成果に連動する」という構造だと推定できます。
転職時に年収で確認すべきポイント
年収面でミスマッチを防ぐために、選考・内定の場で次の点を確認することをおすすめします。これは編集部が転職相談の現場で実際に重視している観点です。
- 基本給とインセンティブ(賞与)の比率:変動部分が大きいほど、景気や成果で年収がブレます。
- 昇格・昇給のモデルケース:「入社○年で△△万円」という実例を聞けると、伸びしろを具体的に判断できます。
- 残業代の扱い(みなし残業の有無・時間):後述の働き方と合わせて、時給換算で見ると納得感が変わります。
- 評価制度の透明性:何をどれだけやれば評価されるのかが明確かどうか。
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働き方・残業・休日・福利厚生
働き方について先に結論を言うと、「成長スピードと引き換えに、若手のうちはハードに働くフェーズがある」という口コミ傾向が読み取れます。PR・広告業界全体に共通する特徴でもあり、Enjin特有の問題というより業界文脈として捉えるのが適切です。
残業・労働時間の傾向
口コミ傾向として、OpenWork・転職会議などでは「繁忙期は残業が増える」「提案やメディア対応で稼働が読みにくい時期がある」という投稿が見られます。一方で、上場後はコンプライアンス意識が高まり、働き方の改善に取り組んでいるという趣旨の声も確認できます。
ここで断っておくと、本記事では働き方を過度にネガティブに断定することはしません。あくまで「繁忙期は稼働が増える傾向があるという口コミがある」という事実の範囲で捉えてください。実際の残業時間は配属部署・時期・個人の役割で大きく変わるため、面接で具体的に確認するのが確実です。
休日・福利厚生・独自制度
福利厚生については、口コミ・紹介記事による情報として、Enjinには「親孝行休暇」「宣言制度」「オハナ旅制度」「社員部活動支援」といったユニークな独自制度があると紹介されています。これらは「人とのつながり」「家族・仲間を大切にする」というカルチャーを反映した制度とされます。ただし、制度の名称・適用条件・運用実態は時期により変わり得るため、本記事では一次情報として断定はせず、「公式採用サイト・面接で要確認」とします。
こうしたユニークな制度は、カルチャーに共感できる人にとっては大きな魅力になり得ます。逆に「制度より実利的な手当・基本給を重視したい」という人にとっては、優先順位が合わないかもしれません。福利厚生は「自分が何を重視するか」とセットで評価するのがポイントです。

若手が多いって聞くと、ちゃんと教えてもらえるのか不安です…。
これはよく聞かれる不安です。口コミ傾向としては「若手が多いぶん、早くから任され、先輩との距離が近い」というポジティブな声がある一方、「体系的な研修より実戦で覚えるスタイル」という指摘もあります。手厚いマニュアル型の育成を期待するより、『自分から動いて吸収する』姿勢が合う環境だと理解しておくと、入社後のギャップが小さくなります。
社風・評価制度・キャリアパス
Enjinの社風は、ひとことで言えば「理念ドリブンで、若手に裁量を与えて伸ばす成長重視型」です。これは口コミで最も高く評価されている部分であり、同時に「合う・合わない」がはっきり分かれる部分でもあります。
評価される人物像と社風
口コミ傾向として、評価・賞賛されやすいのは「主体的に動ける人」「数字にコミットできる人」「理念やチームに前向きな人」です。OpenWorkの総合評価が業界上位クラスである背景には、「20代でここまで成長できる環境はなかなかない」という肯定的な口コミの厚みがあります。一方で、退職理由側の口コミでは「成長環境ゆえに求められる水準が高い」「カルチャーへのコミットが強く、合わないと続けづらい」という声も見られます。
これは矛盾ではなく、同じ『成長環境』というコインの表裏です。成長を望む人には魅力、安定や自分のペースを望む人には負荷――この二面性を理解したうえで応募するかどうかを決めるのが、後悔しないコツです。
キャリアパスと身につくスキル
Enjinで身につくスキルとして、推定情報を含めて整理すると、次のようなキャリアの広がりが考えられます。
- PR・ブランディングの提案力:戦略設計からメディアリレーション、効果検証まで一気通貫で経験できる可能性。
- 法人営業力:経営者層への提案を通じた、無形商材の営業スキル。
- マネジメント経験:早期昇格により、20代でもチームを率いる経験を積める可能性。
これらは、将来的に事業会社の広報・マーケティング職、他のPR・広告会社、あるいは独立・起業といった次のキャリアにつながりやすいポータブルスキルです。「PR・広報のプロとしての土台を、若いうちに濃く作りたい」という人にとって、Enjinは有力な選択肢になり得ます。これは編集部としても評価できるポイントです。
PR会社で得た経験はどこで活きるか
もう少し具体的に、Enjinのような中小・ベンチャー特化のPR会社で数年経験を積むと、その後のキャリアでどう活きるのかを推定情報として整理します。読者が「この会社で過ごす数年が、自分の市場価値にどうつながるか」をイメージできるようにするためです。
- 事業会社の広報・PR・マーケ職への転身:外部支援側で「どう露出を作るか」を設計してきた経験は、事業会社のインハウス広報で重宝されやすいと考えられます。求人数も比較的安定している領域です。
- 無形商材の法人営業職:経営者・決裁者へPRという無形の価値を提案してきた営業力は、SaaSやコンサルなど他業界の法人営業でも評価されやすいスキルです。
- スタートアップの初期メンバー・PR責任者:少人数で何でもやる環境に慣れているため、急成長企業の立ち上げフェーズと相性が良いと考えられます。
こうした「出口の広さ」は、Enjinに限らず若手のうちにPR・広報の実戦経験を積むことの価値を裏づけます。逆に言えば、「Enjinで一生勤め上げる」よりも、「ここで数年プロの土台を作り、次のキャリアの選択肢を広げる」というスタンスで捉えると、平均勤続年数の短さも前向きに解釈できます。これは編集部の見解であり、もちろん長く活躍する道もあります。
採用・選考フローと面接対策
選考対策の結論は、「スキルの完成度よりも、理念への共感・成長意欲・主体性をどう示すか」です。理由は、これまで見てきたとおり、Enjinが人物・カルチャー適合を重視する会社だからです。
選考フローの一般的な流れ
推定情報として、一般的な中途採用の選考フローは「書類選考→複数回の面接(現場・人事・役員クラス)→内定」という流れが想定されます。PR・営業職では、コミュニケーション力や提案の地頭を見るやり取りが含まれる可能性があります。正確なフロー・回数は応募経路や職種で変わるため、応募時に確認してください。
面接で見られるポイントと対策
面接でのアピール設計として、次の準備をおすすめします。これは編集部の見解を含む実践的なアドバイスです。
- 「なぜPRか」「なぜEnjinか」を自分の言葉で語れるようにする:理念(社会に役立つ人間の輩出/価値の可視化)に自分の経験を結びつける。
- 主体性・成長意欲の具体エピソード:自ら課題を見つけて動いた経験を、数字や結果とセットで。
- ハードワークも含めた働き方への納得:成長環境の負荷面も理解したうえで「それでも挑戦したい」と示せると、入社後ギャップの懸念を払拭できます。
- 逆質問で実態を確認:評価制度・残業・昇格モデルなど、本記事の「確認ポイント」を質問に変える。
とくに逆質問は、入社後のミスマッチを防ぐ最大のチャンスです。次のような質問を用意しておくと、求人票や口コミだけでは見えない実態をつかめます。これは編集部が転職相談で実際にすすめている内容です。
- 「配属予定の部署では、入社1〜3年目の方はどのように成長していますか」(育成スタイルと定着の実態を確認)
- 「評価で最も重視されるのはどんな行動・成果ですか」(評価軸の透明性を確認)
- 「繁忙期と閑散期で、働き方や残業はどのくらい変わりますか」(稼働の波を具体化)
- 「インセンティブや賞与は、年収全体のどのくらいの比率になりますか」(年収の変動幅を確認)
- 「入社後に活躍している方に共通する特徴はありますか」(求める人物像との適合を確認)
これらは「逆質問のための質問」ではなく、あなた自身が入社を判断するための情報収集です。回答の具体性・誠実さからは、会社の風土も透けて見えます。受け身で選考に臨むのではなく、「自分がこの会社を見極める」という姿勢で臨むことが、結果的に良い転職につながります。
株式会社Enjinと同業他社の比較表
Enjinの立ち位置を客観的に見るために、PR・広告業界の主要企業と比較します。推定情報を含むため、年収・評価は各社の公式IRや口コミ集計で最新値を再確認してください。Enjinの差別化点は「中小・ベンチャー・医療機関に特化したブランディングPR」と「若手の成長スピード」にあります。
| 企業名 | 平均年収(推定・目安) | 働きやすさ | 将来性 | 転職難易度 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社Enjin(7370) | 約420万円(有報・若手中心) | 成長重視・繁忙期は稼働増の傾向 | 中小ベンチャーPR特化+自社プラットフォーム | 中(人物・意欲重視) | 20代で一気に成長したい人 |
| ベクトル(6058) | 約500〜600万円台 | 大手規模・部署で差 | PR業界国内最大手クラス・多角化 | 中〜やや高 | 大手の幅広い領域で経験を積みたい人 |
| サニーサイドアップグループ | 約500万円台 | クリエイティブ志向 | 話題化・ブランディングに強み | 中〜やや高 | 企画・話題づくりが好きな人 |
| 共同ピーアール | 約500万円台 | 老舗・安定志向 | 老舗PRの安定基盤 | 中 | 安定したPR専業で働きたい人 |
| プラップジャパン | 約500万円台 | コンサル志向 | 戦略PR・危機管理に強み | 中〜やや高 | 戦略・コンサル型PRを志向する人 |
比較から見えるのは、Enjinは大手PR専業と比べると平均年収の見かけは控えめだという点です。ただしこれは平均年齢の若さが大きく影響しており、単純な「給与の高低」では測れません。むしろ「若いうちから裁量を持って成長したい」「中小・ベンチャーのPRという領域で力をつけたい」という志向の人にとっては、大手にはない魅力がある、という整理が妥当です。年収の絶対額を最優先するなら大手専業、成長スピードと領域特化を取るならEnjin、という選び分けになります。
業界文脈と将来性
将来性については、「PR市場全体は追い風だが、企業単体の業績には波がある」という両面で見るのが冷静です。情報発信のチャネルが多様化し、企業が「広告だけでなくPR・ブランディングに投資する」流れは中長期で続くと見られます。Enjinが狙う中小・ベンチャー・医療機関という層は、大手PR会社が手薄な領域で、ニッチな強みになり得ます。
とくにEnjinが狙う中小・ベンチャー・医療機関は、潤沢な広告予算を持たないからこそ、費用対効果の高いPR・ブランディングへのニーズが強い層です。SNSやオウンドメディアの普及で「広告枠を大量に買えない企業でも、工夫次第で世の中に知られる」時代になったことは、この領域に追い風です。大手PR会社が大企業を中心に手がけるなか、中小・成長企業に寄り添うEnjinのポジショニングは、競合と正面からぶつかりにくい独自の立ち位置と評価できます。これは編集部の見解ですが、事業の持続性を考えるうえでプラス材料です。
一方で公式情報として、業績は単調右肩上がりではありません。売上高は2023年5月期の約34.8億円をピークに、2024年5月期は約32.7億円、営業利益も約13.0億円から約10.5億円へと、直近では前年を下回る局面が見られます。これは「成長が止まった」という意味ではなく、PR・広告という景気感度のある事業ゆえに、年度ごとの増減が出やすいという業界特性として理解するのが適切です。転職判断としては、「市場の追い風」と「単年度業績の変動」を切り分け、IRで最新の業績トレンドを確認することをおすすめします。
口コミから見るリスク・懸念点
ここでは、転職前に知っておくべき懸念点を、ヘッジを効かせて率直にまとめます。良い面ばかりを並べても判断材料になりませんので、口コミで繰り返し出る論点を整理します。
- 在籍年数が短めという傾向:平均勤続年数3.2年(公式情報)と若手中心の構成から、人の入れ替わりが一定程度起きやすい組織だと考えられます。「腰を据えて長く同じ環境で」という志向の人は、この点をどう捉えるかが分かれ目です。
- 成長環境ゆえの負荷:口コミ傾向として、求められる水準・繁忙期の稼働に関する声があります。成長と負荷はセットだと理解しておくと、ギャップが小さくなります。
- 年収の入口は控えめ:若手中心の構成上、入社初期の額面は大手専業より控えめになりやすい傾向。伸びしろは成果・昇格次第です。
- カルチャー適合の重要性:理念ドリブンな社風のため、合わないと感じると続けづらいという声があります。逆に共感できれば強い推進力になります。
これらはいずれも「会社が悪い」という話ではなく、「向き不向き」の問題です。自分の価値観・キャリア観と照らして判断するのが、後悔しない転職につながります。
口コミで高評価されている点もあわせて押さえる
懸念点だけを見るとネガティブな印象になりがちですが、Enjinは口コミで高く評価されている点も多い会社です。バランスよく判断するために、肯定的な投稿傾向も整理しておきます。これらはOpenWork・転職会議・エン カイシャの評判などで繰り返し見られる口コミ傾向です。
- 成長スピード:「20代でここまで裁量を持てる会社は少ない」「若手でも大きな仕事を任される」という声が厚く、これがOpenWork総合評価の高さを支えています。
- やりがい・意義:「無名だった支援先が世の中に知られていく瞬間にやりがいを感じる」というPRならではの達成感に関する投稿。
- 人・チームの雰囲気:「理念を共有する仲間と働ける」「人間関係が良い」というカルチャー面の肯定的な声。
- 経営者・社長への評価:トップのビジョンやカリスマ性を評価する口コミも見られます。
このように、Enjinの口コミは「成長・やりがい」という強い肯定面と、「年収の入口・勤続の短さ・負荷」という留意点が同居しているのが実態です。どちらか一方だけを見て判断せず、両面をふまえて「自分にとってメリットが上回るか」を考えるのが、納得感のある選択につながります。
編集部の見解・おすすめ度
ここからは、ここまでの公式数値・口コミ傾向・業界文脈をふまえた編集部の独自見解です。事実そのものではなく、あくまで「材料からこう考えられる」という意見として読んでください。総合すると、株式会社Enjinは「20代でPR・ブランディングのプロとしての土台を、最短距離で作りたい人」に強くおすすめできる一方、安定・長期勤続・高年収の即時実現を最優先する人には慎重な検討をすすめる会社だと考えられます。
編集部としてのおすすめ度と根拠
編集部の見解として、Enjinを評価できる根拠は次の3点です。第一に、OpenWorkの総合評価が業界上位クラス(カテゴリ別532件で上位約4%という高評価帯)であることは、社員満足度の面で軽視できないシグナルです。とくに「成長環境」「やりがい」に関する評価が厚いのは、若手のキャリア形成という観点で大きなプラスです。第二に、中小・ベンチャー・医療機関向けのブランディングPRという明確なニッチを持ち、自社PRプラットフォームというストック収益の柱も育てている点は、事業の独自性として評価できます。第三に、上場企業として情報開示の透明性があるため、年収・業績などを公式数値で確認しながら判断できる安心感があります。
他方で、慎重に見るべき点もはっきりしています。平均勤続年数3.2年・平均年齢26.7歳という数字は、「若くして活躍できる」と同時に「長く働き続ける人がまだ多くない(入れ替わりが起きやすい)」という両面を示します。また、業績は直近で前年を下回る局面があり、PR・広告という景気感度のある事業特性も踏まえる必要があります。したがって編集部としては、「成長・経験を年収より優先できる時期にある人」にとって投資価値の高い環境であり、「いますぐ高い安定収入と長期の腰の据え方」を求める人には別の選択肢も併せて検討すべきと考えます。これは断定ではなく、材料からの判断です。
向いている人・向かない人
編集部の見解として、Enjinへの転職が向いている人・慎重に検討すべき人を、チェックリスト形式で整理します。複数当てはまるかどうかを目安にしてください。
向いている人
- 20代〜30代前半で、PR・ブランディング・広報のスキルを短期間で濃く伸ばしたい人。
- 受け身ではなく、自分から課題を見つけて動ける主体的なタイプ。
- 「社会に役立つ人間の輩出」という理念や、成長重視のカルチャーに共感できる人。
- 当面は年収の絶対額より、経験・裁量・成長スピードを優先できる人。
- 将来、事業会社の広報・マーケや独立も視野に、ポータブルなPRスキルを得たい人。
慎重に検討すべき人
- 入社初期から高い年収・安定収入を最優先したい人。
- 手厚い研修・マニュアルで、じっくり体系的に学びたいタイプ。
- 繁忙期の稼働増や、高い成果水準にストレスを感じやすい人。
- 理念やカルチャーへのコミットにあまり乗りたくない人。
- 同じ環境で長く腰を据えて働くことを最重要視する人。
もし「向いている人」と「慎重に検討すべき人」の両方に当てはまって迷う場合は、自分のキャリアの『いまの優先順位(成長か、安定か、年収か)』を言語化することをおすすめします。そこが定まると、Enjinが自分にとって攻めの一手なのか、見送るべきなのかが見えてきます。
最後に編集部としてもう一点だけ付け加えると、Enjinのような会社は「いまの年収」より「3年後に自分がどんなスキルと選択肢を持っているか」で評価すると、本当の価値が見えてきます。若いうちにPR・ブランディングの実戦経験を濃く積めることは、長い目で見れば年収にも跳ね返り得る投資です。逆に、すでにキャリアの安定フェーズに入っていて、いまの生活水準を守ることが最優先なら、その判断も完全に合理的です。どちらが正しいということではなく、自分のライフステージと価値観に照らして決める――それが、この会社に限らず転職で後悔しないための原則だと考えます。
株式会社Enjinに関するよくある質問(FAQ)
最後に、Enjinへの転職を検討する方からよく寄せられる質問に、公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて回答します。判断の最終確認にお使いください。
株式会社Enjinは上場企業ですか?
はい、公式情報として、株式会社Enjinは東京証券取引所グロース市場に上場しています(2021年6月18日上場・証券コード7370)。上場企業のため、有価証券報告書で平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数や、売上高・営業利益といった業績が開示されています。転職検討者にとっては、年収や経営状況を公式数値で確認しながら判断できる点がメリットです。なお、社名は旧「株式会社enjin」から「株式会社Enjin」に表記が変わっています。同名の「エンジン」企業が複数あるため、証券コード7370・銀座本社・ブランディングPRという特徴で、本記事の会社かどうかを照合してください。
Enjinの平均年収はどのくらいですか?
公式情報として、有価証券報告書ベースの平均年間給与は約420万円です(集計年度により変動)。ただし平均年齢が約26.7歳と若いため、平均値は20代中心の給与で押し下げられている点に注意が必要です。口コミ傾向では、OpenWorkの年収集計で400万円前後という投稿が見られます。一部の外部サイトでは550万円前後と表示されることもありますが、これは集計方法の違いによるもので幅があります。推定情報として、役職・成果次第では平均を上回る年収に届く可能性があり、「入口は控えめでも昇格・成果で伸びる」構造だと考えられます。正確な提示額は内定時の労働条件通知書で確認してください。
Enjinは「やめとけ」「離職率」が話題になりますが実態はどうですか?
結論として、離職率そのものを高いと断定できる公式データは公開されていません。公式情報として確認できるのは、平均勤続年数が約3.2年・平均年齢が約26.7歳という点で、若手中心で在籍年数が短めの組織だということです。口コミ傾向として退職・離職に触れる投稿は一定数ありますが、これは「成長環境ゆえに次のステップへ進む人がいる」という側面と、「カルチャーや負荷が合わずに離れる人がいる」という側面の両方が考えられます。ネガティブな断定は避け、「人の入れ替わりが起きやすい傾向がある」という事実の範囲で捉えるのが適切です。気になる場合は、面接で配属部署の定着状況を率直に確認するとよいでしょう。
残業は多いですか?働き方はハードですか?
口コミ傾向として、「繁忙期は残業が増える」「提案やメディア対応で稼働が読みにくい時期がある」という投稿が見られます。これはEnjin特有というより、PR・広告業界全体に共通する特徴です。本記事では「激務」といった断定はしませんが、成長スピードと引き換えに、若手のうちはハードに働くフェーズがあると理解しておくとギャップが小さくなります。一方で、上場後はコンプライアンス・働き方改善に取り組んでいるという趣旨の声もあります。実際の残業時間は部署・時期・役割で大きく変わるため、みなし残業の有無・想定残業時間を面接で具体的に確認することをおすすめします。
未経験でもPR・広報の仕事に転職できますか?
推定情報を含めてお答えすると、Enjinは人物・カルチャー適合や成長意欲を重視する傾向があるため、PR未経験でも、主体性・コミュニケーション力・成長意欲を示せればチャンスはあると考えられます。実際、若手中心の組織であることから、ポテンシャル採用の要素があると推定できます。ただし職種や時期によって求める経験は変わります。未経験から挑戦する場合は、「なぜPRか」「これまでの経験をどう活かすか」を自分の言葉で語れるよう準備し、理念への共感を具体的に伝えることが鍵です。応募前に、求める人物像や歓迎要件を公式採用サイトで確認してください。
どんな福利厚生・社内制度がありますか?
口コミ・紹介記事による情報として、Enjinには「親孝行休暇」「宣言制度」「オハナ旅制度」「社員部活動支援」といったユニークな独自制度があると紹介されています。これらは「人とのつながり」「家族・仲間を大切にする」というカルチャーを反映した制度とされます。ただし、制度の名称・適用条件・運用実態は時期により変わり得るため、本記事では一次情報としての断定は避け、公式採用サイト・面接で最新の内容を必ず確認することをおすすめします。福利厚生は人によって価値の感じ方が異なるため、「自分が重視する項目(休暇・手当・成長支援など)」と照らして評価するとよいでしょう。
Enjinに向いているのはどんな人ですか?
編集部の見解として、Enjinに向いているのは「20代〜30代前半で、PR・ブランディングのスキルを最短で伸ばしたい成長志向の人」です。主体的に動け、理念や成長重視のカルチャーに共感でき、当面は年収より経験・裁量を優先できる人ほどフィットしやすいと考えられます。逆に、入社初期からの高年収・安定や、手厚い研修によるじっくり型の成長、長期勤続を最優先する人は、慎重に検討するか他の選択肢も比較するのがよいでしょう。これは良し悪しではなく相性の問題です。自分のキャリアの優先順位を整理したうえで判断することをおすすめします。
▼ 最後に:転職判断の壁打ちは無料で可能です
ここまでお読みいただきありがとうございました。「Enjinは自分に合うのか」「成長環境を取るべきか、安定を取るべきか」「他にどんな選択肢があるか」など、記事だけでは判断しきれない『自分のケース』は、当社の無料相談でじっくり整理できます。当社はユーザーから費用を取らず、客観的な視点で最適なエージェント・企業・キャリアパスを案内する中立サービスです。元転職エージェントが、あなたのキャリアを丁寧にサポートします。
本記事の出典・参考情報
本記事で参照した一次情報・口コミ情報の出典は以下のとおりです。数値は集計時点・算出方法により変動するため、最新の正確な情報は各リンク先および公式IR・有価証券報告書で確認してください。
公式情報源
口コミ・評判の参照元
免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ集計・市場推定の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。平均年収などの数値は集計対象・算出方法により幅が生じます。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。
