東洋証券の年収・転職判断|営業と本社事務、顧客本位の評価改革を確認
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東洋証券の平均年間給与は、2026年3月期の有価証券報告書で671.3万円です。平均年齢43.3歳、平均勤続年数17.7年の本体の数値であり、中途採用の初年度年収や営業職だけの平均を示すものではありません。
転職先としての特徴は、中国・アジアの知見を活かす対面営業と、顧客本位の評価へ向けた取り組みにあります。一方、公式の中途募集には営業と本社一般事務があり、正社員と嘱託の両方が掲載されています。会社全体の年収に加えて、応募する職種・職群・雇用形態を確かめると、自分に合う働き方を判断しやすくなります。
この記事の結論
- 年収:本体平均671.3万円。中途の提示額は経験・能力で決まる。
- 募集:営業と本社一般事務があり、正社員・嘱託を区別して確認。
- 評価:営業予算の撤廃はモデル店での検証。全店の制度と断定しない。
- 業績:中間速報は増益。本業の改善と資産売却の特別利益を分ける。
平均年収671.3万円と、入社時に決まる給与は分けて読む
東洋証券の年収を調べる際は、まず全社平均の対象を確認し、その後に応募条件を重ねる順番が適切です。平均だけで内定時の給与を予想すると、職位や勤務範囲、住宅支援による違いを見落とします。
公式平均には賞与と基準外賃金が含まれる
第104期有価証券報告書によると、2026年3月31日現在の従業員に関する数値は次のとおりです。給与は千円単位で開示されており、6,713千円を671.3万円に換算しています。
| 項目 | 公式情報 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 671.3万円。賞与及び基準外賃金を含む |
| 平均年齢 | 43.3歳 |
| 平均勤続年数 | 17.7年 |
| 従業員数 | 本体620人、連結632人。いずれも就業人員 |
| 人数の注記 | 歩合外務員1人、臨時職員1人、派遣社員4人を含まない |
| 2026年3月期の連結営業収益 | 135億7,600万円 |
| 同・営業利益 | 28億2,000万円 |
| 出典 | 第104期有価証券報告書、2027年3月期第2四半期連結決算速報の比較実績 |
平均給与の前年度比は4.2%増ですが、これは集計された平均の変化です。全社員が一律に4.2%昇給したという意味ではありません。また、賞与と基準外賃金を含むため、671.3万円を12で割った額を固定月給とみなすこともできません。
平均年齢と勤続年数からは、長く勤務する社員も含む組織の給与であることが分かります。未経験で入社する人、同業から経験を持ち込む人、本社の事務を希望する人では、初期の職位や期待される役割が異なります。平均を一つの参考点にしつつ、提示された基本給と変動部分を確認する必要があります。
本人申告の450万円は、住宅補助と賞与を分けて見る材料
転職会議には、2023年頃に在籍した20代後半・男性・正社員の個人営業、主任クラスの投稿があります。2025年3月27日付の投稿で本人申告年収は450万円。公開部分では住宅補助を評価する一方、賞与には不満を示しています。
これは特定の時期と立場での経験で、2026年の採用条件や同社全体の水準を示すものではありません。ただ、現金で受け取る給与と住居費への支援を分けるという比較の観点にはなります。住宅支援の対象から外れる場合、額面年収が同じでも生活費の負担は変わり得ます。
個人の450万円と現在の公式平均との差を、その人の昇給余地や入社後の到達額として計算するのは適切ではありません。年度、年齢構成、役割が違うからです。応募先から給与の説明を受ける際には、その職位の固定給と賞与の扱いを確かめる資料として、公式平均と本人の経験を別々に利用しましょう。
公式中途募集は、金額よりも決定方法を示している
公式採用サイトによると、営業職・一般事務ともに待遇は実務経験や能力を考慮し、会社の規程に基づいて決める方式です。共通要項には月給や想定年収の具体的な範囲がありません。そのため、役職別の中途年収を数字で断定できる募集ではありません。
ここで確認したいのは、前職年収の引き継ぎだけではなく、どの職群・職位から始まり、その位置づけが給与にどう反映されるかです。同じ「営業経験者」でも、扱ってきた商品、顧客との関係構築、資格など、評価する経験の中身を具体的にすり合わせる必要があります。
残業代は公式要項に全額支給とあります。一方、賞与の具体的な月数、初年度の算定期間、提示年収に含める残業代の見込みは、この共通要項では示されていません。給与の提示を受けた段階で固定部分と各手当・賞与の前提を分ければ、公式平均を過大な期待にも過小評価にも使わずに済みます。
現在の中途募集は営業と本社一般事務で仕事が異なる
2026年10月28日に確認した公式キャリア採用には、営業職とスタッフ職の一般事務が掲載されています。同じ会社の募集でも、対面で顧客の運用相談を担う仕事と、本社の定型事務を支える仕事では、応募時に示すべき経験が違います。
| 確認項目 | 営業職 | スタッフ職・一般事務 |
|---|---|---|
| 仕事内容 | 顧客の目的・生活設計に沿った資産運用の提案、助言 | 契約・発注関連事務、電話取次、文書管理など |
| 掲載された勤務地 | 国内いずれかの支店 | 東京都中央区の本社 |
| 応募資格の中心 | 普通自動車免許と社用車での顧客訪問、中国を含むアジアへの関心など | Excel・Wordなどの基本的なPC操作 |
| 雇用形態 | 正社員または嘱託 | 正社員または嘱託 |
| 勤務時間 | 8時30分~17時 | 8時30分~17時。場合によって時短勤務あり |
| 休日 | 年間休日120日、完全週休2日制、祝日など | 年間休日120日、完全週休2日制、祝日など |
この要項には掲載更新日が明記されていません。現在公開されている会社の窓口として読めますが、具体的な配属先の欠員や募集人数が常に同じとは限りません。応募時には希望職種を伝え、どの支店・部署で選考するのかを先に確かめると話が進みます。
営業は車での訪問と、アジアへの関心が応募要件
営業の応募資格には、AT限定を含む普通自動車運転免許を持ち、社用車で顧客訪問ができることが記載されています。証券営業を来店客への案内だけと考えると、入社後の仕事とのずれが生じます。訪問を通じて関係を築く働き方を受け入れられるかが入口の判断になります。
また、アジア、特に中国への関心と、会社の経営方針への共感が求められています。一種証券外務員資格や金融業界での営業経験は歓迎条件です。歓迎条件を必須と読み替えたり、資格がなければ応募できないと決めつけたりする必要はありません。一方、入社後に金融商品を説明するための知識習得が必要になる仕事であることは理解しておきたいところです。
異業種からの応募であれば、単に売上実績を並べるより、相手の目的を聞き、理解度に合わせて説明し、取引後も関係を継続した経験が仕事につながります。同業経験者は、自分の得意分野が国内株、外国株、投資信託、資産相談のどこにあり、どの顧客層に力を発揮できるかを具体化すると、配属や役割の相談がしやすくなります。
一般事務は専門職の企画・運用業務と区別する
本社一般事務の仕事内容には、契約・発注書の処理、代行便や回覧、電話の一次対応、ID発行やパスワードのリセットなどの定型作業、文書・契約書管理が挙げられています。PCの基本操作を条件とする募集であり、投資判断や商品設計の経験を一律に要求する記載ではありません。
一方、会社の仕事紹介には営業統括部、投資情報部、業務統括部、経理・人事などの管理部門、コンプライアンス部門も登場します。これらの部署があることと、一般事務の求人で各専門職を募集していることは別です。たとえばID発行の業務を、システム開発職やインフラ設計職と読み替えることはできません。
事務経験を活かしたい人は、応募前に担当する処理の種類と量、営業部門との連絡の頻度、複数人で相互確認する業務の範囲を確認するとよいでしょう。正確さに加えて、担当外の依頼を適切な部署へつなぐ力が必要かどうかも、掲載された電話取次や文書管理の仕事から判断できる点です。
中途要項には、この2職について採用大学や学歴別の選考基準は示されていません。新卒の採用実績だけで中途の難易度を推定するより、営業なら免許・顧客対応、一般事務ならPC操作と事務の正確性という、募集に書かれた入口に沿って準備する方が実用的です。
営業職の働き方は、職群と雇用形態を決めてから評価する
東洋証券の営業に応募する場合、会社名と職種名だけでは条件を絞れません。公式の募集名には基幹職、広域エリア職、エリア職が併記され、雇用形態も正社員と嘱託の両方があります。勤務地、住居費、登用の扱いを一組の条件として確認することが重要です。
職群の名前だけで転勤範囲を決めつけない
営業の共通要項に掲載された勤務地は国内の支店です。基幹職・広域エリア職・エリア職それぞれの具体的な異動範囲や、どの地域で募集しているかまでは、その表に細かく示されていません。「エリア職」という言葉だけで、特定店舗から動かない勤務と解釈することは避けたいところです。
転居が難しい人は、希望する地域でどの職群を選べるか、転居を伴わない支店変更があるか、将来職群を変更できるかを募集窓口で確認する必要があります。勤務地を広く選べる人も、初期配属とその後の異動を別に聞いておくと、住まいと家族の予定を立てやすくなります。
社宅についても対象を確認しましょう。営業の採用欄には借上げ社宅制度があると記載されていますが、公式の従業員向け施策の説明では基幹職社員への貸与として紹介されています。営業全員や一般事務へ同じ条件が適用されるとは、この情報だけではいえません。制度名の有無よりも、選択する職群での本人負担と適用要件が大切です。
嘱託の正社員登用は制度であり、採用時の確約ではない
公式中途募集は、正社員について試用期間があること、嘱託について正社員登用制度があることを明記しています。ただし、共通要項には試用期間の月数、嘱託の契約期間・更新基準、登用までの期間や選考基準は書かれていません。
正社員としての応募なのか、嘱託から始める提示なのかで、確認すべき内容が変わります。嘱託であれば、当初の業務と給与に加えて、更新時の評価、登用を希望する場合の手続きと条件を確認することになります。登用制度があるという説明を「一定期間後に自動的に正社員になる」と受け取らないことが大切です。
一般事務も同じく両方の雇用形態が掲載されています。本社勤務だから正社員のみ、営業だから必ず全国転勤、といった一括りの判断はできません。応募時に希望を明らかにし、実際の雇用契約と仕事の範囲を合わせて比較する会社といえます。
8時30分~17時の掲載と、実際の残業は別の情報
両職種の勤務時間は8時30分~17時です。共通要項には休憩時間の長さがないため、この時刻から所定実働時間を独自に算出することは避けます。一般事務には場合による時短勤務の記載もありますが、すべての応募者が任意の時間を選べるという説明ではありません。
残業代全額支給の記載は待遇の確認に役立つ一方、日々何時間残業するかは別の問題です。顧客への訪問後の記録、事務処理、担当する案件や支店の状況など、職場ごとの仕事量を確認する必要があります。勤務時刻、時間外の頻度、賃金の計算を分けて把握すると、生活との両立を現実的に考えられます。
顧客本位の営業へ変える取り組みは、評価運用まで見る
東洋証券は、顧客本位の行動を職場で評価する方向を示しています。ただし、制度を変える方針と、配属先でどこまで運用が変わったかは区別する必要があります。営業職を検討する人にとっては、現在の評価方法を知ることが給与や仕事の進めやすさにつながります。
営業予算の撤廃はモデル店での効果検証
公式の従業員に関するページでは、顧客本位の行動を評価する人事施策と、営業予算を撤廃したモデル店の効果検証が紹介されています。これは営業運営を見直す具体的な取り組みですが、全支店で一律に予算や目標がなくなったという発表ではありません。
この違いは応募先選びで重要です。モデル店の取り組みに関心がある場合には、希望支店が対象か、顧客対応の質をどのように把握するか、成果評価との関係がどう整理されているかを確認できます。制度を好意的に評価する場合も、実際の担当先での運用に結びつけて考えたいところです。
編集部の見解として、目標の有無だけで働きやすさを判断するより、顧客の利益と社員の評価がどのようにつながるかを見る方が、この会社の改革を理解しやすいと考えます。長期の資産形成を提案する営業なら、売買の実績に加え、相談後のフォローや顧客との継続的な関係が評価でどう扱われるかが論点になります。
年2回の調査を制度改正につなげる段階
有価証券報告書には、全従業員を対象とする満足度調査を年2回行い、職級・職種別に分析して改善につなげる取り組みが記載されています。人事制度改正プロジェクトでは、人事、育成、報酬の仕組みを見直す方針が示されています。
これらは会社が課題を把握しようとする仕組みであり、社員全員が現在の処遇に満足していることの証明ではありません。転職者は、入社時の等級や評価項目がどの制度に基づくのか、制度が変わる場合の扱いを確かめる必要があります。特に経験者として期待される役割が大きい場合、役割と評価基準の対応が曖昧なまま入社しないことが重要です。
半期ごとの社内表彰には、業績だけでなく顧客本位の行動や他の社員への良い影響も対象として挙げられています。目に見える売上のほか、どのような行動が評価される会社なのかを具体例で聞くと、公式方針を配属先の日常に結びつけて理解できます。
資格支援と新入社員研修を、中途にそのまま重ねない
公式の人材施策には、会社指定の資格を取得するための教材・受験費用の負担や、推奨資格取得時の奨励・補助が紹介されています。金融の知識を継続して更新する仕事を選ぶ人にとって、学習費用への支援は確認する価値があります。
一方、採用サイトの2年間の育成プログラムや、先輩社員が指導するBIの仕組みは、新入社員・若手社員の教育として掲載されています。これを中途採用者全員への同一研修の保証として読むことはできません。中途の場合は、自分の経験に応じて商品知識、社内手続き、コンプライアンスをどの順序で習得するのかを確認するのが適切です。
たとえば金融営業を経験していても、中国株や東洋証券の提案方法に習熟しているとは限りません。反対に、一般事務では、相場分析よりも契約書類や社内システムの取り扱いの習得が先になる場合があります。共通の研修名より、担当業務を一人で行うまでの支援を確認しましょう。
休みの制度と利用実績を分けると、職場の評判が読みやすい
休日制度が用意されていることと、実際にどの程度利用されているかは別です。東洋証券には休暇や両立支援の制度がありますが、公式実績と個人の経験を合わせて読むと、確認すべき職場の条件が具体的になります。
有給休暇取得率47.3%と、55%以上の目標
有価証券報告書の女性活躍推進に関する開示では、2026年3月期の有給休暇取得率は47.3%です。2024年3月期49.8%、2025年3月期48.7%という推移も示されています。会社は2029年3月末までの計画で55%以上を目標としています。
したがって、55%を達成済みの実績として扱うことはできません。また、この比率は社員一人ひとりの休める日数を示すものでもありません。業務を引き継げる人員配置や、支店での休暇調整を確かめると、数字と自分の働き方の関係が見えます。
公式には、有給休暇と別の特別休暇3日を組み合わせて、連続5日以上の休暇を取得できるリフレッシュ休暇の制度もあります。毎年まとまった休みを取りたい人には関係する制度ですが、その利用時期や組み合わせ方を、応募する職場で確認する必要があります。
休みやすさを評価する声と、支店の仕事量への指摘
転職会議の2025年9月4日付投稿では、2024年頃に在籍した20代前半・女性・正社員の個人営業が、有給休暇の取りやすさを評価しています。一方で、支店の業績状況による残業を指摘しています。これは公開された本人の経験の要旨であり、現在の全支店に当てはまるとは限りません。
休暇を取りやすいと感じる人がいることと、会社の有休取得率が目標に達していないことは、両立し得ます。個人の担当業務や職場の状況が異なるためです。どちらか一方を使って「必ず休める」「休めない」と決めるより、応募先での交代要員、連休時の顧客対応、繁忙日の分担を確認する方が具体的です。
営業には顧客との継続した関係があり、担当者が休む間も相談への対応が必要になる場合があります。休暇申請の制度だけでなく、誰が案件を引き継ぐかを聞くことで、制度を使った後の負担まで考えられます。本社事務では、定型処理の締切や相互代行の体制が確認の中心になるでしょう。
両立支援の選択肢と、登用の実績を見る
公式の働き方紹介には、育児・介護の短時間勤務として実働6時間と5時間のコースが掲載され、いずれも休憩45分とされています。育児休業から戻る人向けには、制度・システム・商品についての研修も紹介されています。
通常勤務の休憩時間が同じとは限らないため、時短制度の45分を一般の募集条件に流用しないことが必要です。利用できる対象、開始時期、担当業務や給与への影響は、応募時の状況に応じて確認します。制度があるという事実と、自分が希望する勤務形態で採用されることを分けて考えましょう。
女性管理職割合は2026年3月期13.6%で、2025年3月期11.8%から上がっています。目標は2029年3月までに15%以上です。育成や登用の方向を知る参考になりますが、入社後の昇進が保証される数値ではありません。自分の職群で目指せる役割や、育児・介護中の評価方法まで聞くと、制度の有無を超えたキャリアの検討ができます。
中国株の知見と資産残高の積み上げが、仕事の専門性を左右する
東洋証券の特徴を中国株だけで説明すると、現在の仕事を狭く捉えてしまいます。中期計画では、中国株のブランドの再構築とともに、対面サービス、コンサルティング、投資信託、IFA向けの基盤などを重点に置いています。営業で何を学び、どの顧客に価値を出すかを考える材料になります。
取引の仲介に加え、残高と継続的な相談を重視
2026年3月期の受入手数料は113億9,100万円です。その内訳には株式などの委託手数料51億400万円、投資信託の販売手数料を中心とする取扱手数料29億6,300万円、代行手数料が中心のその他受入手数料32億9,000万円があります。収益源は一つではありません。
販売時の手数料と、預かっている資産に関係する手数料では、積み上がり方が違います。会社が投資信託の残高や顧客との継続的な関係を重視する背景は、この収益構造から理解できます。転職者にとっては、単発の販売だけを得意とするか、資産状況の変化を追いながら相談を継続するかで、仕事への適性の見方が変わります。
編集部の見立てとして、外国市場の専門性と生活設計を踏まえた説明力を組み合わせたい人には、検討しやすい会社です。ただし、市場に詳しいことだけで顧客の信頼を得られるわけではありません。相場が動いた後の説明や、相手の理解度に合う提案を含めて担う仕事かどうかを、配属先の役割から確認する必要があります。
目標を上回る項目と、積み上げ途中の項目がある
2028年3月末の中期目標に対し、2026年3月末の預り資産残高は1兆5,740億円で、目標の1兆5,000億円以上を上回っています。一方、株式投信残高は4,018億円で目標5,000億円以上、NISA口座残高は987億円で目標1,040億円以上に対して積み上げの途中です。
この違いから、預り資産全体の規模だけで営業課題が解消したと判断することはできません。投信やNISAの相談をどう増やし、保有を続ける顧客をどう支援するかという課題が残ります。会社の成長領域を知りたい応募者は、営業所で注力する顧客層と、扱うサービスの組み合わせに注目するとよいでしょう。
また、2026年1月にはダブルチェックを子会社化し、4月に東洋リサーチアドバイスへ商号を変更しています。有価証券報告書では非連結子会社として扱われています。グループの専門機能が広がっていることと、東洋証券本体の中途求人でその会社の職務を募集していることは別です。採用主体を混同せず、実際の所属と担当する仕事を確かめる必要があります。
最新の増益速報は、本業と資産売却益を分けて判断
最新の業績は、働く会社の事業状況を理解する材料です。2026年10月28日時点では、10月15日公表の中間決算速報を確認できます。正式発表は10月29日の予定であり、以下は確定した中間決算ではなく速報値です。
| 2027年3月期第2四半期累計 | 連結速報値 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 営業収益 | 74億9,100万円 | 20.7%増 |
| 営業利益 | 21億5,200万円 | 142.6%増 |
| 経常利益 | 22億6,900万円 | 117.1%増 |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 25億1,000万円 | 69.3%増 |
公式IRによると、投資信託の販売手数料は減少したものの、国内株・中国株の手数料や投資信託の代行手数料が増加し、増益となったと説明しています。すべての商品分野が同じように伸びたわけではなく、複数の収益源が全体を支えています。
別途、9月17日には保有する上場有価証券3銘柄の一部売却により、11億9,900万円の売却益を中間決算の特別利益に計上する発表もあります。この利益は営業利益や経常利益とは区分されます。純利益の水準だけを見て、営業の生産性や社員の賞与が同じ比率で上がると考えることはできません。
会社は、市場環境の変動で業績が大きく変わる可能性を理由に、通期業績予想を開示していません。予想がないことを即座に経営悪化と結びつけるのではなく、四半期ごとの業績とその要因を追う必要があります。採用条件の安定性を考える場合も、固定給と業績に応じる部分の違いを確認することが、この事業特性に合った見方です。
中期計画には成長分野への投資とコスト構造の改革が併記されています。経営側は増収だけでなく費用の使い方も見直す方針です。応募する職務が顧客接点の強化、営業支援、事務運営のどこを担うのかを理解すると、会社の施策と自分に求められる貢献を結びつけやすくなります。
まとめ:職群の条件と、顧客対応の進め方が合うかで判断する
東洋証券は、平均年収671.3万円という本体データに加え、対面相談や中国・アジアの知見を仕事に活かせるかが転職判断の軸になります。営業を希望する人には、車での顧客訪問と学習を継続できること、一般事務を希望する人には、募集された定型業務を正確に支えられることが重要です。
応募を具体化する段階では、職群と勤務地、正社員・嘱託の別、提示給与の構成を確定させましょう。そのうえで、配属先の評価運用や休暇時の支援体制を聞けば、制度への期待と現場の仕事を合わせて検討できます。公開口コミは過去の個人経験として使い、現在の契約条件と最新の事業状況を確認して判断するのが適切です。
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- 第104期有価証券報告書(給与59頁・人材13~15頁・事業8、20頁)
- 東洋証券公式 キャリア採用(営業職・一般事務)
- 東洋証券公式 従業員・人材施策
- 東洋証券公式 働き方を知る
- 東洋証券公式 教育制度を知る
- 東洋証券公式 仕事を知る
- 転職会議 東洋証券・個人営業の公開給与投稿
- 転職会議 東洋証券・勤務に関する公開投稿
- 2027年3月期第2四半期連結決算速報値(2026年10月15日)
- 投資有価証券売却益の計上(2026年9月17日)
執筆:コロ助。最終更新:2026年10月28日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

