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山口FGの年収837万円と離職率|3銀行一体採用・専門職の選び方

コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

山口フィナンシャルグループ(山口FG)の年収を調べると、持株会社の837万円という数字が目に入ります。しかし、山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行で働く場合の待遇を、この数字だけで判断するのは早計です。グループ一体採用を行っていても、有価証券報告書の従業員統計は会社ごとに分かれています。

もう一つ押さえたいのは、銀行営業と専門会社の仕事が近づいていることです。2025年7月にはコンサルティング、人材、デジタル、ライフプランニングの4社が統合されました。金融の知識を深めたい人と、ITや事業会社での経験を地域企業の支援に使いたい人では、応募先の選び方が変わります。

この記事では、2026年3月期の有価証券報告書、ESGデータブック2026、現在の採用情報を使い、給与、離職率、職種別の条件を整理します。口コミは具体的な職務や投稿時期を添えて読み、数値の対象が異なる情報を一つの「山口FGの平均」にまとめないようにします。

この記事の結論

  • 平均年収は持株会社単体で837.1万円。 山口銀行653.9万円、もみじ銀行673.8万円、北九州銀行718.7万円とは対象が異なります。
  • 2025年度の離職率は5.0%。 ESGデータの対象は原則として山口FGの直接雇用社員で、正社員の自己都合離職率は4.6%です。
  • 中途採用は職種ごとに入口が違います。 銀行業務全般は必須資格・経験を特に設けていませんが、IT・DX、コンサルティングなどは関連実務経験が必要です。
  • 勤務地の選択と育成方法を確認。 エリアの限定・非限定で生活設計が変わり、新卒育成は営業を中心に経験を積む方式です。

山口FGの年収837.1万円は、どの会社の数字か

公式情報:第20期有価証券報告書によると、2026年3月期の山口FG単体の平均年間給与は8,371千円、万円に直すと837.1万円です。平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は19.3年。若手の入社時年収や、中途採用で提示される初年度給与を表す数字ではありません。

項目2026年3月期の数値対象・読み方
平均年間給与837.1万円山口FG単体。賞与・基準外賃金を含む
平均年齢45.1歳山口FG単体の開示値
平均勤続年数19.3年グループ内での勤続年数を通算
従業員数単体529人/連結3,459人臨時従業員は別記。給与の平均は連結全員の平均ではない
連結経常収益2,619億4,100万円2025年4月~2026年3月
連結経常利益450億2,600万円同期間の連結実績
親会社株主に帰属する当期純利益330億800万円同期間の連結実績

単体の従業員数は、社外への出向者を除き、社外からの出向者を含めるなど、有価証券報告書の定義に沿った人数です。グループは山口FGによる一体採用を行っていますが、「山口FGに採用される人は全員この529人の集計に入り、837.1万円が標準になる」とは読めません。雇用契約の会社と、出向・配属を反映した開示上の集計は、区別が必要です。

3銀行の給与を並べるときも、年齢と仕事内容を合わせる

同じ有価証券報告書には、銀行ごとの従業員情報も載っています。持株会社だけを調べるより、希望する配属先を含めて見る方が、待遇の位置づけを理解しやすくなります。

会社平均年間給与平均年齢平均勤続年数従業員数
山口FG837.1万円45.1歳19.3年529人
山口銀行653.9万円39.7歳16.2年1,261人
もみじ銀行673.8万円40.6歳17.5年806人
北九州銀行718.7万円38.1歳14.7年417人

たとえば山口FGと山口銀行では、平均年齢に5年以上の差があります。本部の専門職、管理職、営業店の若手など、職員構成も同じではありません。平均給与の差を、そのまま「同じ仕事をする人の給与差」や「この銀行に配属されれば必ず得になる差額」に置き換えることはできません。

中途採用で比較するなら、配属予定部署、職務、等級、基本給、賞与の算定、時間外手当の扱いを一組として確認します。年収だけ先に合わせても、期待される責任が現職より大きくなる場合があります。管理職採用なのか担当者採用なのか、専門性を評価する職務なのかを先に聞くと、提示額の意味が明確になります。

増収だけで、賞与や事業の順調さを決めつけない

2026年3月期は、連結経常収益が前期の2,134億3,500万円から増えた一方、経常利益は524億3,600万円から450億2,600万円へ減っています。純利益も前期の353億4,500万円を下回りました。収益の規模が大きくなったことと、利益が増えたことは別です。

採用資料や経営計画には将来の目標も登場します。中期経営計画の2029年度純利益600億円という目標を、すでに達成した実績と混同しないことが大切です。応募者としては短期業績だけで結論を出すより、希望部署がどの課題を担い、どの成果を評価されるのかに結びつけて読むと、面接で話す内容が具体的になります。

離職率5.0%の中身と、従業員減少を混同しない読み方

離職率を知りたい人には、口コミの印象より先にESGデータブック2026の確認を勧めます。同資料は2026年7月31日更新で、社会関連のデータは注記がない限り、山口FGの直接雇用社員を対象としています。先ほどの有価証券報告書の単体529人や、連結3,459人と、同じ母集団だと考えて計算し直さないようにしてください。

2025年度の離職率は5.0%です。ここには再雇用を除く定年退職者も含まれます。また、正社員の自己都合離職率は注記で4.6%と示されています。「離職率5.0%」を見て、全員が職場への不満から辞めたという説明に置き換えるのは誤りです。理由別・雇用区分別の定義をそろえる必要があります。

離職率の推移は2022年度6.6%、2023年度6.8%、2024年度5.1%、2025年度5.0%です。直近では前年度をわずかに下回っています。ただし、この推移だけで特定の制度の効果を証明することはできません。採用人数、年齢構成、退職のタイミングなども変わるため、同じ年度・同じ定義で追う資料として使うのが適切です。

さらに、2025年度欄に掲載された「入社1年後の定着率」は95.7%です。これは入社3年後の新卒定着率ではなく、全社員の在籍率でもありません。数字だけを抜き出して「ほとんど辞めない会社」と評価するより、入社後のどの時点を測った指標かを把握した方が役立ちます。

連結従業員が286人減った主因は、連結範囲の変化

有価証券報告書では、連結従業員数が前期末から286人減少しています。主な要因として記されているのは、保険ひろばの株式譲渡に伴う連結除外です。グループの外に出た会社の従業員が集計から外れることと、社員が退職することは違います。

つまり、人数の前後差をそのまま離職者数とみなし、前期従業員数で割って独自の離職率を作る方法は使えません。企業グループでは買収や売却、出向の集計が影響するためです。今回のように公式の離職率が別に開示されている場合は、その数値と定義を使う方が正確です。

応募判断で知りたいのは、最終的には自分が入る部署の定着状況でしょう。面接では「チームの現在の人数と、直近の採用理由」「今回の募集は増員か、異動・退職に伴う補充か」「入社後半年の支援担当は誰か」を聞くと、全社平均では見えない環境を確認できます。公表値を疑うためではなく、自分の配属先まで解像度を上げる質問です。

残業15.3時間、制度休暇98.3%はどう読むか

ESGデータブック2026に掲載された2025年度の月平均所定外労働時間は15.3時間です。キャリア採用ページに掲載されている14.8時間は2024年度の数字に対応します。ページ間で数値が違っても、まず年度をそろえることが必要です。本記事では、年度が新しいデータブックの15.3時間を採用しています。

15.3時間は対象社員の平均であって、各支店・各職種の上限ではありません。法人営業の決算対応、システムの移行、再生支援の案件進行などで仕事の波は変わります。平均残業の少なさだけを理由に、希望する職務で毎日同じ時刻に退勤できるとは考えない方が現実的です。

休暇も指標名に注意が必要です。2025年度の制度休暇取得率98.3%は、5日間の連続休暇と10日間のリフレッシュ休暇を合わせた制度上の15日を基準とする数値です。年次有給休暇全体の消化率が98.3%という意味ではありません。制度でまとまった休みを確保する仕組みと、日々の私用で柔軟に休む運用は、分けて確認しましょう。

キャリア採用では、勤務時間は原則8時30分~17時30分、休憩60分、フレックスタイム制のコアタイムは10時~15時とされています。ただし、窓口の営業時間や顧客対応がある仕事で、自分だけの都合で始終業を調整できるわけではありません。リモートワークも一部導入という説明なので、希望職種の頻度や利用条件を確かめる必要があります。

口コミが示すのは、制度よりも担当業務による差

口コミ傾向:転職会議の山口FGの残業関連投稿には、2025年9月の法人営業・管理職経験者による、残業時間の見える化が抑制につながる一方、営業店の人員面には負担を感じるという趣旨の記述がありました。会社全体に改善の仕組みがあっても、個々の店の仕事量が自動的に均等になるわけではない、という読み方ができます。

同じ転職会議には、2025年10月の若手法人営業経験者から、1年目は先輩とのペアによる指導を評価する一方、2年目以降の役割増加に難しさを感じたという投稿もあります。これらは投稿者個人の体験であり、部署の特定や現在の全社的な実態の断定には使えません。それでも、入社直後の支援と独り立ち後の負荷を別々に聞く理由にはなります。

確認するなら「残業は少ないですか」と一つだけ聞くより、通常月と繁忙月、担当先の数、欠員時の応援、時間外に行う事務の種類を尋ねる方が具体的です。フレックスについても利用率だけでなく、顧客対応が集中する曜日や時間帯を聞けば、自分の生活との相性を考えやすくなります。

中途採用は、銀行業務全般と専門職で入口が異なる

公式採用サイトによると、山口FGは第二新卒から専門性の高い経験者まで、複数の職種を募集しています。ただし、「幅広く募集」と「すべての職種が未経験で応募可能」は同義ではありません。希望する仕事の必須条件と歓迎条件を切り分けることが、応募先を選ぶ出発点です。

キャリア採用の雇用条件は契約期間の定めなし、試用期間は6か月と案内されています。

募集領域主な仕事経験・資格の読み方
銀行業務全般法人の資金調達・課題解決、個人のローン・資産運用など必須の経験・資格は特になし。金融業務経験は歓迎
IT・DX企画、サービス設計、データ活用、ソフトウェア開発、サイバーセキュリティ各領域に関連する実務経験が必須。掲載資格は歓迎要件
コンサルティング経営戦略、事業承継、人事・組織、ITなどの支援関連業務経験が必須。資格だけで経験要件を置き換えない
再生支援企業の実態分析、再生計画、実行支援・モニタリング再生支援に結びつく実務経験・専門性を示す
ファイナンシャルプランニング個人の資産・相続などに関する相談関連実務経験が必要。FP1級・CFPなどは歓迎要件
市場関連業務資金調達、流動性管理、有価証券運用など関連実務経験が必要。市場業務に適した専門性を示す

銀行業務全般の「必須条件なし」は、採用の保証ではありません。顧客の事情を聞き、条件を整理し、社内の判断につなぐ力は選考で問われます。他業界の営業経験を伝えるなら、売上目標の達成率だけでなく、相手の資金繰りや事業計画を理解して提案した経験、契約後の問題を解決した経験など、銀行の仕事に移せる部分を示すとよいでしょう。

一方、IT・DX職では、企画と開発を一括りにしないことが重要です。事業の課題から仕様を決めた経験なのか、データ基盤を構築した経験なのか、セキュリティの運用を改善した経験なのかで強みが違います。募集されている五つの領域のうち、どこを主軸にするかを決めて職務経歴書を書くと、採用側も配属を検討しやすくなります。

資格については、必須と歓迎を取り違えると応募機会を狭めます。たとえばITの募集に並ぶプロジェクトマネジメントやネットワーク関連の資格は、実務経験を伝える補助線です。資格の有無だけで応募を諦めたり、資格があるから未経験でも条件を満たすと考えたりせず、自分の経験と求人の業務を照らし合わせてください。

中途採用55人にはアルムナイ採用も含まれる

ESGデータブック2026の2025年度採用人数は186人で、新卒131人、経験者55人という内訳です。経験者55人の中には、過去に在籍した人が戻るアルムナイ採用11人も含まれています。55人全員を初めてグループに入った転職者と解釈しないことが必要です。

経験者の採用実績があることは応募経路の存在を示しますが、職種別の採用倍率や応募者数まで分かるわけではありません。人数を使って「転職しやすい」と点数化するより、今の募集が自分の経験に合うか、どの業務を任せる予定かを優先する方が判断に役立ちます。

4社統合で広がった仕事は、地域企業の課題を解く専門職

2025年7月、ワイエムコンサルティング、YMキャリア、データ・キュービック、ワイエムライフプランニングが統合し、YMFGグロースパートナーズが誕生しました。有価証券報告書にもこの統合が記載されており、金融支援だけでなく、人材、デジタル、経営などを組み合わせる体制に変わっています。

この変化は、転職先としての見方にも関係します。融資の提案が得意な人だけでなく、採用・人事制度、業務改善、情報システム、事業承継の実務経験を持つ人にも、地域の企業支援という接点があります。ただし、現在のキャリア採用の応募窓口や配属予定を確認し、希望すればどの専門会社にも入れると決めつけないようにしてください。

公式の紹介記事では、地域企業への調査から、事業成長、人材、生産性の課題を捉え、支援を組み合わせる考え方が示されています。顧客が求めることを「資金が必要」と決め打ちせず、なぜ資金が必要か、採用や業務のどこで詰まっているかまで聞く力が重要になると読めます。

具体例として、公式の脱炭素支援記事には、下松市の山下工業所や弘木技研の取り組みが掲載されています。排出量の把握、削減計画、設備や費用の検討、認定取得などを支援する内容です。銀行の取引先との関係を入口にしながら、専門知識を使って経営上の課題を進める仕事の一例といえます。

このような仕事では、専門用語を知っているだけでなく、顧客が実行できる順番に落とす能力が求められます。たとえばIT導入なら、製品選定の前に現場の作業とデータの持ち方を整理し、導入後に誰が運用するかを決める必要があります。財務や人材を担当する人と協働するため、自分の領域だけで完結する働き方とは違う点も考えておきたいところです。

推定情報:地域企業への伴走を仕事にしたい人にとっては、金融機関の顧客基盤と専門会社の機能を組み合わせる環境が、経験を使う場になり得ます。一方、開発作業だけに集中したい人や、自分の専門分野以外の相談対応を避けたい人は、顧客折衝や案件調整がどの程度含まれるかを確認した方がよいでしょう。これは事業構造からの適性の考察であり、個別求人の職務範囲を保証するものではありません。

新卒育成は営業中心。異動を待つ前提で入社しない

山口FGの育成方針には、入社後の働き方を想像するうえで特徴的な説明があります。公式採用サイトでは、新入社員が1年間で営業担当として独り立ちすることを目指し、一般的なジョブローテーションを行わず、営業を中心に育成するとしています。さまざまな部署を短期間ずつ回ってから適性を探す方式だと考えている人は、この点を確認しておきましょう。

新入社員には法人営業の経験者がペアとして付き、別にメンターも配置する仕組みが紹介されています。業務を教える人と、相談を受ける人の役割を分けている点が特徴です。窓口や事務を長く経験してから営業へ進むと一律に想定するのではなく、配属先でどの顧客対応から始め、どの時点で担当を持つのかを聞くと、入社後の姿が具体的になります。

先ほどの若手の口コミで、1年目の指導と2年目の負荷に評価の差があったことも、この育成の流れと照らして読むと意味があります。ただし、公開された方針と一人の経験が一致したからといって、すべての新入社員に同じ展開が起きるとはいえません。独り立ちの判断方法、先輩への相談の仕方、担当先の引き継ぎを確認する材料として使います。

また、新卒向けのペア制度を、そのまま中途入社者にも同じ期間・内容で適用される制度として受け取らないでください。銀行未経験の中途入社者と、即戦力の市場担当者では必要な研修が違います。中途応募では、入社初月に覚える手続き、担当業務の引き継ぎ、専門知識以外に必要な金融実務の研修を個別に聞く必要があります。

専門職への実例はあるが、希望部署への配属保証ではない

公式社員紹介には、営業店勤務を経てIT部門、システム開発、外部への出向、DX支援へと経験を広げた社員が登場します。現在の取り組みとして、3銀行のデータを扱う基盤や、分析を経営課題の解決につなげる仕事が紹介されています。技術と銀行業務の両方を理解するキャリアの実例です。

別の紹介では、山口銀行で窓口・個人営業を経験し、入社3年目からYMFGキャピタルでスタートアップ投資を担当する社員が取り上げられています。市場や事業モデル、経営陣を検討し、投資後は地域企業との接点づくりにも関わる仕事です。銀行グループ内で融資以外の役割があることを理解する材料になります。

ただし、紹介された経歴は個人の事例です。「3年働けば投資業務に行ける」「支店を経験すれば必ずDX職になれる」という制度ではありません。社内公募や職場体験などの仕組みについては、応募条件、選考、募集頻度を確認し、現在希望する仕事に直接応募できる場合との違いを考えてください。

採用大学や就職難易度より、コースと配属の理解を優先する

新卒採用も山口FGによる一体採用で、山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行やグループ会社に配属される仕組みです。銀行ごとに別々の選考を受ける方式ではありません。志望する地域や仕事がある場合は、「グループに入りたい」という理由に加え、なぜその地域で何をしたいのかを説明できるようにしておくとよいでしょう。

公式の採用FAQでは、学部・学科による有利不利はないと説明されています。また、資格を持っていることだけで選考が決まるわけではありません。経済・商学系以外の人も、専攻で学んだ考え方をどう顧客理解や課題解決に使えるかを整理すれば、志望理由につなげられます。

採用大学の一覧や偏差値から独自の「就職難易度」を作ることは、本記事では行いません。大学名の分布と、目の前の応募者が評価される理由は別だからです。実際の募集要項、求める仕事、面接で説明できる経験に時間を使う方が、準備の方向を決めやすくなります。

新卒の区分公開されている初任給予定額主な確認点
基幹社員・エリア非限定大学・大学院卒285,000円勤務地の範囲と転居を伴う異動を考える
基幹社員・エリア限定大学・大学院卒270,000円実家から通勤できる範囲という選択を確認
エリア限定のその他学歴区分短大・高専・専門学校卒221,000円、高卒210,000円自分の卒業区分・募集年度に対応する要項を確認

これらは現在の新卒募集ページに載る予定額で、中途入社者の給与表ではありません。初任給に賞与を機械的に何か月分も足して、初年度の確定年収とすることも避けるべきです。支給の対象期間や条件を内定時の書面で確認してください。

エリア限定と非限定は、担当する仕事が単純に「事務」と「営業」に分かれる制度ではありません。公式FAQでは両区分の職務内容は同じとされており、法人営業や企画などを含みます。転居を避けたいからエリア限定を選ぶことと、営業を避けることは別だと理解しておきましょう。

また、新卒の区分変更には勤続満3年以上などの条件があり、直近の変更からも3年以上が必要と案内されています。入社後すぐ自由に切り替えられる前提で選ぶのは適切ではありません。数年以内の家族の予定や住まいも考えて、最初の選択を検討することが大切です。

勤務地・福利厚生は、使える範囲まで聞いて比較する

キャリア採用には、転居を伴う異動の制約がないエリア非限定と、転居を伴う異動がないエリア限定の選択が示されています。中途入社で地域に生活基盤を置きたい人には重要な条件です。ただし、エリア限定でも、特定の支店・部署にずっと固定されるという意味ではありません。通勤範囲と職務変更の範囲をそれぞれ確認してください。

待遇面では、各種社会保険、社宅・寮、住宅や家族に関する手当などが案内されています。社宅があることと、希望する場所・間取りに入居できることは違います。転居が必要なら入居資格、自己負担、同居家族の扱い、入居できない場合の支援まで含めて比べると、額面年収だけでは分からない生活費の差が見えます。

育児に関しては、ESGデータブック2026で2025年度の男性育児休業等取得率100%、平均取得日数33.8日が示されています。ただし、法定の育児休業だけでなく、会社の育児休暇や産後パパ育休などを含む指標です。全員が同じ制度で連続約1か月休んだ、という意味ではありません。

育児と仕事の両立を重視する場合は、取得実績に加えて、復帰後の勤務時間、時差勤務、担当業務の調整、子どもの急病時の引き継ぎを聞きます。本人が制度を使えるかだけでなく、仕事を誰が引き受けるかまで理解できると、実際の運用を想像しやすくなります。

公式サイトには、配偶者の転勤に応じてグループ内で勤務を続ける仕組みや副業制度も紹介されています。制度の対象や審査条件は個別事情で変わるため、「グループに拠点があれば必ず異動できる」「どの副業でも認められる」と解釈せず、利用したい事情を具体的に伝えて確認しましょう。

応募書類は「希望する職種」と「再現できる経験」をつなげる

キャリア採用は応募フォームの後に必要書類を提出する流れで、郵送による応募方法も案内されています。履歴書と職務経歴書を用意し、希望するコース・職種を明記します。面接は複数回を予定し、Web面接も可能とされています。職種や募集状況による変更もあるため、応募時の案内を基準に進めてください。

書類では、希望職種が多いほど有利とは限りません。銀行営業、IT・DX、市場業務を同じ重さで並べると、何を任せられる人かが伝わりにくくなります。主軸の職種を決め、関連して対応できる領域を補足する形にすると、自分の経験を具体的な配属候補につなげやすくなります。

営業経験者なら、担当顧客の業種や規模、課題の把握、提案の組み立て、社内調整、取引後の改善を一つの案件で説明します。守秘義務のある顧客名や資料を出さずに、どの範囲を自分が担ったかを示すことが大切です。数字の成果だけでなく、その成果が別の顧客でも再現できる理由を伝えます。

IT経験者なら、使った技術の一覧に加え、対象業務、システム規模、品質や運用上の制約、関係者との合意形成を書くとよいでしょう。山口FGでは銀行の安定運用と、新しいサービス・データ活用の両方が関係します。開発が終わった後の利用定着や運用まで関わった経験があれば、その範囲を明確にしてください。

コンサルティングや再生支援を希望する人は、提案資料の作成だけで終わった案件と、顧客が実行する段階まで伴走した案件を分けて説明します。経営者と現場の意見が違うときにどう整理したか、計画が予定どおり進まないときに何を変えたかを示すと、地域企業を継続的に支える仕事との接点が伝わります。

面接の終盤では、入社時の配属、評価される成果、担当する顧客や案件の範囲、他社・他部署との分担を確認しましょう。転居の制約やリモート勤務など、入社を決めるうえで必要な条件も曖昧なままにしないことです。期待される役割を理解したうえで待遇と生活を比較すれば、内定後の判断がしやすくなります。

まとめ:平均年収だけでなく、どの仕事で地域に関わるかを選ぶ

山口FGの平均年収837.1万円は持株会社単体の数値です。3銀行の平均や中途入社時の条件とは分けて考える必要があります。離職率5.0%、月平均所定外労働時間15.3時間などの人事データも、対象と年度をそろえて読むことで、働き方を検討する材料になります。

応募先としての特徴は、3銀行の営業基盤と、IT・人材・経営などの専門機能を組み合わせる点にあります。銀行業務全般から入りたいのか、すでに持つ専門性を使いたいのかを決め、募集要件、配属、勤務地の選択を具体的に確認してください。新卒なら営業中心の育成方針も理解したうえで、入社後にどの仕事を積み重ねたいかを考えることが大切です。

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出典・情報の確認方針

給与・従業員情報は2026年3月期の有価証券報告書、離職・労働時間などはESGデータブック2026を優先しました。採用条件は2026年10月7日時点の公開ページを確認しています。掲載後に募集や条件が変わる場合があるため、応募時は公式の募集要項と個別の提示条件を確認してください。

最終更新:2026年10月7日/執筆:コロ助

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企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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