あおぞら銀行の年収928万円と評判|採用・働き方と業績回復を検証
※本記事にはプロモーションを含みます。
あおぞら銀行の年収や評判を調べると、預金サービスの口コミと、過去の赤字に関する情報が多く見つかります。ただ、就職・転職先として知りたいのは、自分が担当する仕事、入行後の待遇、そして現在の経営の方向性でしょう。同行は投資銀行ビジネスへの人材配置を進めており、支店の窓口というイメージだけでは仕事を捉えきれません。
この記事の結論
- 給与:単体平均は927.7万円。中途の提示額や若手の年収とは異なる。
- 職種:全国・地域総合職とIT職で、配属や転勤の条件が違う。
- 勤務:残業月11.4時間は、管理監督者を除く法定外労働の平均。
- 経営:黒字回復後も、専門金融の拡大と過去の資産の回収を進めている。
本記事では、有価証券報告書と統合報告書、2027年3月期第1四半期決算、公式採用情報を照合します。情報は2026年9月27日時点です。企業が公表する実績、公開口コミ、編集部の分析を区別し、過去の情報や全社平均だけでは見えない応募条件を整理します。
あおぞら銀行の仕事は、専門金融と顧客対応・ITをつなぐ役割から見る
公式情報:あおぞら銀行は、法人融資や個人向け金融サービスに加え、企業買収に関わる金融、事業や不動産の収益を踏まえたファイナンス、投資、資産運用などを扱っています。銀行本体とグループ各社の役割も異なり、会社名だけで仕事内容を一つに決めることはできません。
公式採用サイトでは、法人営業、ストラクチャードファイナンス、海外の法人金融、マーケット、金融機関や個人との取引、融資・預金・為替の事務などを初任業務の例として挙げています。専門性を持つ担当者同士が協働して、顧客の資金調達や経営上の課題に対応する仕事が含まれます。
同行の人材戦略は、投資銀行ビジネスの成長に向けた配置と育成を重視しています。ここでいう投資銀行の仕事は、単に株式投資をすることではありません。企業買収や事業の再編、成長投資などに必要な資金を、リスクを見極めながら提供する仕事を含みます。
編集部の分析・推定情報:応募先を考える際には、営業、分析、案件の組成、実行後の管理、業務を支えるシステムのうち、自分がどの工程に関わりたいかを整理すると具体的になります。顧客との対話を重ねたい人と、データや契約を詳しく検討したい人では、同じ銀行でも合う仕事が異なるからです。
BANK支店とGMOあおぞらネット銀行を同じ職場と考えない
検索結果には、あおぞら銀行のBANK支店の利用者の評判が多く含まれます。金利、振込、アプリなどの使い勝手に関する内容は、顧客向けサービスの評価です。それをそのまま行員の働きやすさや給与の評価に置き換えることはできません。
また、GMOあおぞらネット銀行は、あおぞら銀行グループの別法人です。連結決算にはその事業が含まれていても、あおぞら銀行単体の平均給与や採用条件が同じように適用されるわけではありません。求人を見るときは、雇用主がどの法人で、どこへ配属されるのかを確かめてください。
顧客の意見は、サービス改善や顧客対応の仕事を理解する材料にはなります。しかし、応募する部署の仕事量、評価、研修については、採用情報と職場の説明が必要です。サービスの利用経験だけで入社後の職務を想像しないことが、最初の確認点になります。
年収927.7万円は銀行単体の平均:5年間の推移と対象を確認
第93期・2026年3月期有価証券報告書によると、あおぞら銀行の平均年間給与は927万7,000円です。賞与と基準外賃金を含み、平均年齢44.6歳、平均勤続年数16.6年の銀行単体の従業員に関する数値です。若手の年収や、中途入行時の標準提示額ではありません。
| 公式指標 | 2026年3月期・期末の数値 | 対象・注意点 |
|---|---|---|
| 平均年間給与 | 927万7,000円 | 銀行単体。賞与・基準外賃金を含む |
| 平均年齢 | 44.6歳 | 在籍する従業員の平均 |
| 平均勤続年数 | 16.6年 | 全員の定着期間や退職までの年数ではない |
| 単体従業員数 | 1,928人 | 臨時従業員の年間平均118人は外数 |
| 連結従業員数 | 2,515人 | 臨時従業員の年間平均181人は外数 |
| 給与の前年度比 | 2.3%増 | 個人の昇給率ではない |
従業員数には海外の現地採用者を含みます。また、単体の有報注記には期末の臨時従業員114人も記載されていますが、表の外数118人は年間平均です。異なる時点の人数を置き換えたり、臨時従業員を足した人数で平均給与を解釈したりしないことが必要です。
平均給与は823.2万円から927.7万円へ推移
統合報告書2026・資料編の非財務情報によると、銀行単体の平均給与と年齢は次のように推移しています。年度は各年4月から翌年3月までで、2025年度は2026年3月期に対応します。
| 年度 | 平均年間給与 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2021年度 | 823.2万円 | 43.4歳 |
| 2022年度 | 869.6万円 | 43.8歳 |
| 2023年度 | 887.3万円 | 44.1歳 |
| 2024年度 | 906.8万円 | 44.5歳 |
| 2025年度 | 927.7万円 | 44.6歳 |
この期間には平均給与の増加が確認できます。ただし、同じ従業員を追跡した給与表ではなく、各年度の従業員集団の平均です。年齢構成、職責、賞与、時間外勤務などの影響があるため、「入行から4年で104.5万円昇給する」という個人の予測には使えません。
過去の赤字と給与の推移を並べる場合も、会社全体の損益と個人の処遇が同じ率で動くと考えないことが大切です。銀行の経営成績と、担う役割に応じた給与は関連しますが、一つの指標だけで決まるものではありません。
賞与と退職給付は、個人の役割に応じた条件を確認する
有報の報酬方針では、職務・職責・期待される役割と、業績・能力評価などに基づいて個人の処遇を決めると説明しています。高度な専門性を持つキャリア採用者については、市場調査を参考にする方針もあります。平均年収から年齢別や部長職の金額を逆算する方法では、この違いを捉えられません。
賞与は会社、部門、個人の貢献を総合的に考慮する仕組みです。退職給付には退職金と確定給付型年金がありますが、個人が将来受け取る金額は、公開平均だけでは分かりません。基本給、賞与の算定、採用職位、手当、退職給付の対象を分けて確認する必要があります。
特に専門職での転職では、前職と同じ職位名でも責任範囲が同じとは限りません。自分で案件を進めるのか、管理者として人材や組織を担うのか、専門領域の実務を担うのかを明確にし、その役割に対する条件として給与を比べることが重要です。
働き方の数字を読む:残業11.4時間、休暇16.2日と定着の実績
公式情報では休暇や働き方の実績も確認できます。ただし、数字の定義が違えば、他社との比較も変わります。あおぞら銀行の2025年度の平均残業時間は月11.4時間ですが、管理監督者を除いた従業員の法定外労働を集計したものです。全役職の在社時間や、すべての所定外労働と同じ意味ではありません。
| 2025年度の指標 | 公式実績 | 判断時の読み方 |
|---|---|---|
| 月平均残業時間 | 11.4時間 | 管理監督者を除く法定外労働 |
| 年次有給休暇の平均取得日数 | 16.2日 | 付与日数や全員の取得日数とは異なる |
| 自己都合退職者 | 69人、3.6% | 自己都合の区分。すべての退職理由の合計ではない |
| 3年後の新卒定着率 | 98% | 新卒の一定期間の定着。中途や全社員の残存率ではない |
同じ資料では、月平均残業が2024年度10.8時間から2025年度11.4時間となっています。差は0.6時間ですが、どの部署の仕事が増えたかまでは分かりません。全社の変化を参考にしつつ、応募部署の通常期と繁忙期、管理職として入る場合の勤務を別に確認してください。
有休16.2日も、入行初年度にその日数が必ず使えるという約束ではありません。初年度の付与と、休暇の取得実績は別の情報です。専門案件の締切や顧客対応の予定がある部署では、引き継ぎや代理担当をどのように組むかまで聞くと、休暇制度を現実の働き方として理解できます。
自己都合退職3.6%と新卒定着98%は、矛盾する数値ではない
自己都合退職は年度の退職者を集計する一方、新卒の3年後定着率は対象となる新卒入行者の一定期間を見ています。対象者と期間が異なるため、98%から全社員の年間離職率を2%と計算することはできません。
2025年度の自己都合退職は、2024年度の64人・3.3%から69人・3.6%へ増えています。ただし、公表値だけから退職理由を一つに決めることもできません。担当職務、家庭の事情、キャリア選択などの内訳は、この表だけでは分からないためです。
編集部の分析:定着の実績は、入行後の支援や働きやすさを考える入口になります。一方、自分の希望部署で長く専門性を伸ばせるかは別の問題です。異動や育成の仕組みと、同じ職種から入った人の役割の変化を確認すると、平均勤続年数だけより具体的な判断につながります。
フレックス・在宅勤務は、制度と担当業務を組み合わせて見る
公式の働きやすさを支える制度では、在宅・モバイル勤務とフレックスタイムを紹介しています。多くの部店でフレックスを活用し、育児や介護との両立も支援すると説明しています。
フレックスは、月の所定総労働時間の範囲で始業・終業を調整する制度です。勤務時間そのものを任意に減らす仕組みではありません。在宅勤務も、顧客やチームとの対応、情報管理、扱う業務によって使い方が変わるため、完全在宅の条件として受け取らないでください。
介護休業は通算365日、必要に応じて12分割できる制度として掲載されています。また、留学、大学院への通学、配偶者の転勤への帯同などに対応するキャリアサポート休職も紹介されています。利用期間中の給与や復帰先、申請条件まで同一ではないため、具体的な事情に合わせた規程の確認が必要です。
従業員の評判は、投稿時点と部署を保ったまま公式実績と照合する
口コミ傾向:OpenWorkのワーク・ライフ・バランスに関する公開ページには、休暇や勤務時間を肯定する投稿の冒頭が確認できます。ただし、公開されていない続きの内容まで読めたものとして扱うことはできません。
2026年4月18日の個人営業・新卒入行で在籍3年未満の投稿は、部署差があることを断ったうえで残業の少なさに触れています。2026年6月27日の不動産関連業務・中途入行で在籍15〜20年の投稿も、多くの部署で仕事と生活の両立を肯定する書き出しです。それぞれの当時の経験として読む必要があります。
一方、2024年8月の営業職の公開部分では、部署や時期で大きく違うと述べられています。2026年3月の退職済みの営業経験者の投稿には有休の取りやすさへの言及がありますが、回答日と実際に勤務していた期間は同じではありません。最近投稿されたから現在の状態を直接示す、とは限らない点に注意してください。
これらの口コミは、全社員を無作為に調査した結果ではありません。公式の平均残業が少ないことと、特定の案件を担当する人の忙しさは両立します。希望する職種に近い投稿から気になる論点を拾い、面接では案件が重なる時期、承認や確認の流れ、休暇中の対応を聞くと具体的になります。
また、「風通しがよい」「専門性を高められる」といった会社の説明と、個人が感じる働きがいも区別が必要です。少人数で仕事を任されることを魅力と感じる人もいれば、支援の手厚さを重視する人もいます。自分にとって必要な上司の支援や教育を、職務の説明と合わせて確認してください。
あおぞら銀行は「やばい」のか:赤字だった年度と現在の業績を分ける
経営への不安を考える際には、過去の赤字を現在の損益として説明しないことが大切です。2024年3月期は大きな赤字でしたが、2025年3月期には黒字へ戻り、2026年3月期も増益となっています。一方で、黒字化したことだけで事業上のリスクがすべてなくなったとはいえません。
| 期間 | 連結経常利益・損失 | 親会社株主に帰属する純利益・損失 |
|---|---|---|
| 2024年3月期実績 | 548億1,600万円の損失 | 499億400万円の損失 |
| 2025年3月期実績 | 175億6,100万円 | 205億1,800万円 |
| 2026年3月期実績 | 271億8,300万円 | 257億500万円 |
| 2027年3月期第1四半期実績 | 139億1,100万円 | 114億9,200万円 |
| 2027年3月期通期会社予想 | 370億円 | 270億円 |
過去の通期は有報、直近の数値は2026年3月期決算短信と2027年3月期第1四半期決算短信に基づきます。第1四半期は2026年4〜6月の3か月間で、通期の結果と同じ期間ではありません。通期予想は7月31日時点で据え置かれています。
2026年3月期の経常収益は2,423億1,400万円で、前年度比4.7%増でした。経常利益は54.8%増、最終利益は25.3%増です。2027年3月期第1四半期は経常収益672億8,200万円、前年同期比10.8%増となり、経常利益は73.7%、最終利益は81.7%増えています。
増益には利鞘改善とM&A関連収益が寄与
2026年度第1四半期決算概要によると、投資銀行ビジネスを中心とした貸出の利回りと、調達コストを意識した預金の運営が国内資金利益の増加につながっています。預金を集める量だけではなく、資金をどの条件で調達し、どこへ貸し出すかが収益を左右します。
非資金利益では、企業買収に使われるLBOローンの関連手数料や、投資の回収に伴う利益などが寄与しています。投資の回収が集中した影響もあるため、四半期の伸び率がそのまま毎期続くと考えることは適切ではありません。
会社は、過去に保有した資産の縮小も進めています。米国オフィス向けローンの破綻懸念先について回収を継続し、償還期限のない有価証券の売却も説明しています。改善の進捗と、管理が必要な資産が残っている事実を両方見る必要があります。
このため、就職先としての将来性は「赤字だったので一律に避ける」「増益だから安心」という二択では判断しにくい企業です。収益の拡大を担う部署、リスクを管理する部署、過去の資産の管理に関わる部署では、仕事の課題も異なります。自分の配属候補がどの役割を担うかを確かめることが重要です。
大和証券グループとの協業を、自分の仕事との接点で考える
直近の決算資料は、大和証券グループとの協業例として、蓄電池事業や航空機リース事業へのファイナンスを挙げています。銀行が持つ資金供給の機能と、相手先の事業や顧客との関係を組み合わせる仕事があることを示しています。
編集部の分析:こうした業務では、金融商品を説明する能力に加え、事業の収益性を調べ、複数の会社や専門家と条件を調整する能力が接点になります。経験者であれば、案件の規模だけでなく、自分が分析や交渉のどこを担い、どのリスクに対処したかを整理すると役割を伝えやすくなります。
ただし、協業の拡大がすべての社員の仕事内容や賞与を同じように変えるわけではありません。事業計画と応募職務の間にどのような関係があるか、入行後の担当範囲として確認することが必要です。
新卒採用は全国・地域・ITを比較:併願不可なので選択が重要
公式の2027年入行向け募集要項では、全国総合職、地域総合職、IT職を案内しています。いずれも併願はできず、エントリーシート提出後の職種変更もできません。応募前に、担当したい業務と勤務地の希望を整理する必要があります。
| 新卒の職種 | 仕事・配属の考え方 | 転居・勤務地の条件 |
|---|---|---|
| 全国総合職 | 営業、専門金融、企画・管理などを経験し中核を担う | 全国・海外への転居を伴う異動あり |
| 地域総合職 | 専門知識を積み、営業・企画・管理などを担う | 募集要項では転居を伴う異動なし |
| IT職 | IT関連業務へ初期配属。将来の専門職・管理職を目指す | 原則府中別館。将来の新拠点設置などでは転居の可能性あり |
地域総合職にも、専門知識を積み、各部門の中核やマネジメントを担う役割が示されています。「地域」を、補助事務だけを担当するという意味に読み替えないでください。同様に、IT職も単なる社内の問い合わせ対応ではなく、システム、基盤、セキュリティ、データ活用などの領域があります。
IT職の業務例には、業務プロセスの分析とアプリケーションの導入、データセンターやネットワークの設計・運用、セキュリティのリスク分析、データの可視化や利活用の推進が挙がっています。技術そのものへの関心と、銀行の業務をどう改善するかという視点を結び付けることが有効です。
全国総合職と地域総合職の初任業務は、本人の希望や適性に加え、各部署のニーズを総合的に判断して決めるとFAQにあります。希望分野の名前が募集要項にあっても、その配属が約束されるわけではありません。全国総合職は入行後8年間で複数部署を経験する案内もあり、最初から一つの専門だけを続けたい人は、育成方針との相性を確認したいところです。
初任給は大卒30万円・院卒31万円、家賃支援の対象には違いがある
掲載されている初任給は、3職種とも大学卒月30万円、大学院卒月31万円です。これは新卒の募集条件で、中途採用者への共通の給与表ではありません。年収927.7万円との差から、到達までに必要な年数を計算することもできません。
家賃補助は、全国総合職が首都圏6万円・その他7万円、IT職は6万円と案内されています。ただし、会社の適用基準があります。地域総合職も同じ金額を受け取れるという説明ではないため、勤務地を選ぶ際には給与と住宅支援を一緒に比較してください。
新卒採用FAQでは、独身寮・社宅はないとしています。また、新卒入行者の奨学金返済支援は、入行時の借入残高の15%を3年間に分けて支給する制度です。毎年残高の15%を支給する制度と解釈すると、生活費の見積もりが変わってしまいます。
住宅費や返済負担を重視する人は、補助の適用期間、対象となる物件や契約、支給の時期なども確認しておくと具体的です。初任給が同額でも、転居の有無や支援の対象によって生活の条件は異なります。
就職難易度・採用大学は、人数と公式要件から読み解く
2027年入行向けの応募資格は、国内外の大学・大学院を2024年4月から2027年3月までに卒業・修了済み、または見込みの人です。全学部・全学科から募集し、人物を重視する方針を示しています。外国人留学生も応募資格を満たせば対象ですが、ビジネスレベルの日本語能力が必要です。
公式資料で確認できる新卒採用は、2024年度41人、2025年度66人です。採用ページの2026年度47人は「予定」と表示されています。本記事では、その表示を確定した入行人数へ置き換えていません。過去の実績と計画の違いを保って見る必要があります。
採用人数が分かっても、応募者数や選考の通過人数が分からなければ倍率は計算できません。今回確認した公式情報から、大学別の通過率や特定大学だけが有利とする基準は確認できませんでした。採用大学の噂から自分の可能性を決めるより、応募資格と選んだ職種に必要な準備を確かめるほうが具体的です。
選考はエントリーシートとWebテスト、複数回の面接、最終面接という流れです。公式FAQは、会社説明会やセミナーへの参加の有無・回数は選考結果に影響しないと説明しています。説明会は参加回数を増やすためではなく、職務や働き方への理解を深める機会として使えます。
会社は入行時の金融知識を求めない一方、チームで協働し、課題へ挑戦し、専門性を身につける人材を求めています。知識が不要という言葉を、学習が不要という意味に取らないことが大切です。専門の異なる相手へ説明した経験、地道な確認を最後まで続けた経験、チームの課題を改善した経験などを、仕事への関心と結び付けると伝わりやすくなります。
中途採用は現在の募集と採用実績を分け、育成・異動の仕組みを確認
2026年9月27日に確認した公式キャリア採用ページには、現在募集中の職種はないと表示されています。そのため、本記事では公式に掲載のない求人について、年収帯や未経験条件を作って示すことはしていません。ただし、この表示だけで、すべての経路で採用を停止しているとまでは判断できません。
統合報告書では、2025年度のキャリア採用者は42人、同年度の採用に占める比率は39%です。従業員の構成としての中途入行者比率は40%で、前者とは対象が異なります。39%は選考の合格率でも、現在開いている求人の割合でもありません。
公式の人材戦略では、2025年度に退職者の再雇用、従業員紹介、ダイレクトスカウトなどを強化したと説明しています。募集の公開方法は一つとは限らないため、経験者は最新の案内で応募経路と職務の実在を確認することが必要です。
投資銀行ゼミナールと人材配置は、専門性を育てる方向を示す
人材戦略では、2025年度に投資銀行ゼミナールを始め、経験の豊富な役職員が講師となり、少人数で集中的に学ぶ取り組みを紹介しています。外部の会社で実務経験を積む機会もあり、知識だけでなく案件への対応力を身につけることを目的としています。
会社は投資銀行ビジネスの人員割合について、2028年3月末の目標を24%としています。これは注力分野へ人材を移す方針であり、新入行者の24%が必ずその部門へ配属されるという意味ではありません。研修や異動の機会があることと、自分の希望が必ず実現することも分けて考えてください。
新卒向けには、入行時の約1か月の研修に加え、配属後に業務を支えるOJTトレーナーと、職場環境を支えるフォロワーを選ぶと案内しています。専門知識の習得と、新しい職場へなじむための支援が分かれている点は、仕事を覚える過程を考える材料になります。
自己啓発のチャレンジ支援は、学習講座、語学、資格学習などを対象に、条件を満たす場合に年最大15万円を支給する制度です。指定資格に合格した場合の報奨金もあります。学ぶ意欲に対する支援はありますが、対象や支給条件を確認し、担当業務とどうつなげるかを考えることが大切です。
年1回のジョブ・ポスティングや、人事面接などを経た職種転換も紹介されています。現在の募集が希望と違う場合、入行後の異動を当然の前提にするのではなく、まず最初に担う仕事で納得できるかを判断してください。そのうえで、身につけたい専門性と学習機会、将来の異動の可能性を相談する順番が適しています。
まとめ:あおぞら銀行は、給与と専門性・勤務地を一緒に比較する
あおぞら銀行の平均年収は927.7万円で、過去5年間の平均も上昇しています。ただし、銀行単体の在籍者平均であり、若手や中途の提示額を表すものではありません。残業月11.4時間も集計対象と定義があり、応募部署の勤務条件とは別に確認する必要があります。
経営は赤字から回復し、投資銀行ビジネスを重視した人材配置と育成が進んでいます。一方、過去の資産の回収や市場環境の変化への対応も続いています。自分がどの事業で、どの工程を担いたいかを具体化することが、会社の方向性との相性を判断する軸になります。
新卒は全国・地域・ITの職種で配属や転居条件が異なり、併願にも制約があります。経験者は過去の採用実績と現在の募集を分けて確認してください。口コミから気になる点を拾い、職務、処遇、勤務地、育成の実際を照合することで、知名度や平均年収だけに頼らず応募先を考えられます。
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出典・参考情報
- 第93期・2026年3月期有価証券報告書
- 統合報告書2026・資料編
- 働きやすさを支える制度
- OpenWorkのワーク・ライフ・バランスに関する公開ページ
- 2026年3月期決算短信
- 2027年3月期第1四半期決算短信
- 2026年度第1四半期決算概要
- 2027年入行向け募集要項
- 新卒採用FAQ
- 公式キャリア採用ページ
- 人材戦略
編集方針・最終更新:2026年9月27日確認。給与・人数は有価証券報告書原本、業績は公式決算資料、募集条件と制度は企業の採用情報で確認しました。公式情報と個人の口コミを区別し、職種との相性や応募準備は編集部の分析として記載しています。募集の継続と最終的な労働条件は応募先の最新案内をご確認ください。

