ちゅうぎんフィナンシャルグループの年収|中国銀行の育成枠と専門職を比較
※本記事にはプロモーションを含みます。
この記事の結論
- 平均年収:ちゅうぎんFGは950.5万円、中国銀行は810.9万円。対象法人が異なります。
- 求人給与:M&A育成枠400~600万円、経験者600~1,000万円が公式掲載の目安です。
- 働き方:TコースとUコースで配属・異動が異なり、転居の可否も確認が必要です。
- 雇用条件:正社員の詳細求人に試用期間中は有期雇用との記載があります。
ちゅうぎんフィナンシャルグループの年収を知りたいときは、持株会社の平均と、実際に応募する中国銀行の求人を分けて確認すると判断しやすくなります。例えば同じ事業承継・M&Aの仕事でも、育成枠と経験者向けでは給与の目安が異なります。違いは職種名だけでは分かりません。
本記事では、有価証券報告書の給与データと、中国銀行が公式に案内する求人の仕事内容・経験要件を比較します。公式情報、口コミ傾向、編集部の分析・推定を区別し、T・Uコースや転居、試用期間の条件まで確認します。情報の確認日は2026年9月27日です。
ちゅうぎんFGの年収950.5万円と、中国銀行810.9万円の違い
第4期・2026年3月期有価証券報告書によると、ちゅうぎんフィナンシャルグループの平均年間給与は950.5万円です。同じ有報には、中核子会社である中国銀行の平均年間給与810.9万円も載っています。銀行の中途求人を考えている人は、持株会社の高い平均だけで入社後の給与を判断しないことが大切です。
| 2026年3月期・公式データ | ちゅうぎんFG・提出会社 | 中国銀行・最大人員会社 |
|---|---|---|
| 平均年間給与 | 950.5万円(9,505千円) | 810.9万円(8,109千円) |
| 平均年齢 | 40.7歳 | 39.8歳 |
| 平均勤続年数 | 16.7年 | 17.1年 |
| 従業員数 | 47人 | 2,633人 |
| 嘱託・臨時従業員の年間平均人数 | 28人(外書き) | 1,550人(外書き) |
| 平均給与の前年増減率 | 13.9%増 | 6.3%増 |
| 出典 | 第4期有価証券報告書、冊子93ページ。給与は賞与・基準外賃金を含む | |
ちゅうぎんFGの従業員には中国銀行からの出向者が含まれますが、各子会社からの兼務出向者は含まれていません。平均勤続年数には出向元での勤続を通算しています。設立からの年数だけで勤続年数を解釈したり、グループ全員の給与と考えたりすると、数字の意味が変わってしまいます。
両社の平均給与差は139.6万円です。ただし、対象人数や業務、役職構成が異なります。この差は「銀行と同じ仕事を持株会社ですれば139.6万円高い」という条件ではありません。連結従業員数は3,025人で、嘱託・臨時従業員の年間平均1,789人が外書きされており、給与の表とは集計範囲が違います。
口コミ情報では、エン カイシャの評判の中国銀行ページに、正社員回答者127人、平均年収480万円、平均年齢31歳という表示がありました。会社のURLと岡山市の所在地を確認したうえで参照しています。これは持株会社の口コミではなく、中国銀行について投稿した人の集計です。
有報の中国銀行平均810.9万円と口コミの480万円は、対象者の年齢だけでなく、回答時期、職種構成、集計方法も異なります。差をそのまま待遇の変化としたり、年齢だけで説明したりすることはできません。口コミは若手を含む回答者の補助資料、有報は開示対象者の年間給与というように、意味を分けて使います。
職種や役職別の推定レンジを平均から逆算するより、今回は実在する求人の給与を確認できます。公式求人の目安であっても個別の内定額は経験等で変わりますが、「どの役割に対して示された金額か」が分かるため、転職の検討には役立ちます。
公式求人は400万~1,000万円台まで、経験と担当業務で幅がある
中国銀行の公式採用ページから案内される求人サイトでは、職種別の年額給与の目安が掲載されています。同じ本部勤務でも、育成を前提とした仕事と、経験者に案件推進や人材育成を任せる仕事では範囲が異なります。下の金額は2026年9月27日時点の掲載条件であり、採用を保証するものではありません。
| 公式募集の職種 | 年額給与の掲載目安 | 役割・経験の違い |
|---|---|---|
| 事業承継・M&A業務・育成枠 | 400万~600万円 | 顧客との折衝や決算書の知識等を土台に、OJTで専門性を身につける |
| 事業承継・M&A業務・経験者向け | 600万~1,000万円 | 同分野の実務経験を活かし、案件推進や営業店指導、担当者育成等を担う |
| 社内SE・データ分析 | 500万~800万円 | システム企画・開発、データ分析やマーケティングなど |
| ストラクチャード/リース・ファイナンス業務 | 600万~1,000万円 | 同分野の経験、取引の仕組みや金融・財務・法務等の知識を使う |
求人の表示には「年俸」とありますが、詳細は月給制、昇給年1回、賞与年2回と説明しています。そのため、表示年額を12で割った額が毎月の基本給になるとは限りません。月例給与と賞与の内訳、残業手当を含むかどうかは、個別の提示で確認する必要があります。
いずれも能力や実務経験などを総合的に判断して決定する目安です。上限額は入社者全員に適用される年収ではなく、掲載範囲の下限も本人への保証額として扱えません。自分が経験者枠なのか育成枠なのか、どの水準の案件を任されるのかを説明と一緒に確認してください。
平均給与と求人給与を比べる際は、目的を分けると分かりやすくなります。有報の平均は在籍者全体の給与水準を知るため、求人の目安はこれから入る人に求める役割と待遇を知るための数字です。育成枠が平均を下回っていても、それだけで待遇が不合理とは判断できません。
反対に、経験者向けの上限が持株会社の平均を上回るからといって、銀行の給与水準が逆転しているわけでもありません。専門性の高い一部の役割と、特定法人の平均は比較の単位が異なります。希望年収を伝えるときは、数字に加えて、その金額を求める根拠となる実務範囲を説明するのが有効です。
また、求人には通勤手当や超過勤務手当などの項目がありますが、手当の適用には条件があります。現在の年収に住宅補助や高い残業代が含まれている人は、提示年額だけでなく、固定的に受け取れる給与と、条件付きの支給を分けて比較すると生活への影響を捉えやすくなります。
M&Aの育成枠と経験者枠は、入社後に任される役割が違う
M&Aの仕事に関心がある人は、同じ分野の二つの求人を比較すると、自分の入口を考えやすくなります。育成枠にも顧客折衝や決算書の知識などが求められるため、何も経験がない人向けという意味ではありません。一方、経験者向けでは同分野の実務経験に加え、担当者を育てる役割まで挙がっています。
育成枠は、顧客対応の経験を専門業務へつなげる入口
育成枠の公式求人によると、OJTを中心にM&Aの基礎から応用までを学びます。顧客は営業店から紹介される案件が中心と説明されており、銀行の取引先との関係を使って相談へつなげる仕事です。
応募要件には顧客との折衝経験、顧客企業の業界知識、論理的に考える力、コミュニケーション、会議を進める力、基本的なPC操作、決算書の知識などが並びます。営業経験者でも、商品を売った件数だけでなく、企業の事情を理解し、関係者の意見を整理した経験が役立つ可能性があります。
編集部の分析では、例えば法人向け営業で経営者と長く関わってきた人は、顧客から情報を聞き出し、信頼関係を築く部分に接点があります。その一方、事業承継や企業売買の手続きに必要な知識は別に身につける必要があります。前職経験が使える部分と、入社後に学ぶ部分を分けて考えることが重要です。
育成枠の面接では、OJTの担当者、補助業務から案件を持つまでの流れ、習得を求められる知識、相談できる専門家の体制を確認するとよいでしょう。年収の目安だけで選ばず、次の役割へ進むために何をできるようにする必要があるかまで聞くと、成長の道筋が具体的になります。
経験者枠は、自分の案件に加えて組織の対応力も高める
経験者向け求人では、事業承継・M&Aの実務経験が示され、案件の発掘、承継の仕組みの構築・実行支援、営業店の指導、業務の効率化や高度化、担当者育成などが業務に含まれます。知識を持つだけでなく、複数の関係者を動かして仕事を進める役割です。
以前の職場でM&Aを経験した人でも、売り手と買い手のどちらを支援したか、案件のどの工程を担当したか、財務・税務・法務の専門家とどう協働したかによって、今回の仕事との一致度は変わります。成約件数だけでは伝わらない自分の担当範囲を説明することが有効です。
銀行内では、専門部門の担当者がすべての顧客を最初から開拓する形だけではなく、営業店から相談を受けて案件を具体化する場面が想定されます。自分の専門知識を営業担当者に分かる言葉で伝え、相談を受けやすい関係をつくることも仕事の一部になると考えられます。
育成枠と経験者枠の給与差は、こうした期待役割の違いを読む手掛かりです。ただし、どの経験なら必ず上限額になるという基準は公開されていません。過去の経験と今回の担当業務を照合し、入社時の役割・評価・給与をまとめて確認してください。
データ分析と専門金融では、求める実務が具体的に違う
中国銀行の専門職求人は、資格名だけでなく実務内容まで確認できます。社内SE・データ分析と、ストラクチャード/リース・ファイナンスでは、どちらも専門性を使いますが、成果を出す方法は異なります。自分が担当してきた工程と、求人に書かれた業務を合わせることが大切です。
社内SE・データ分析の募集には、業務改善や新サービスの企画、オープンソースを利用した内製開発、利用者へのヒアリングを踏まえた開発などが挙がっています。クラウドを使ったシステム構築・運用や、オープン系の開発経験も示されています。
データ分析の側では、データの加工・分析、デジタルマーケティング、収益管理、営業支援ツールの構築などが業務です。Python、Tableau、SAS、SQLなどがスキルの例として掲載されていますが、名前を知っていれば応募条件を満たすという意味ではありません。分析結果を業務にどう使ったかという経験が接点になります。
例えば、データを集計するだけで終わらず、利用部署に課題を聞き、使える情報に整理し、改善の効果を検証した経験は、求人の企画・分析業務と結び付けて説明できます。これは仕事内容からの編集部の推定であり、選考通過の条件を保証するものではありません。
SEとして入る場合は、内製開発と外部委託の分担、企画から運用までの担当範囲、利用部門とのやり取り、障害対応の体制を確認するとよいでしょう。金融機関で働くことと、金融システムの開発会社で働くことでは、利用者との距離や業務への責任の持ち方が変わる可能性があります。
ストラクチャード/リース・ファイナンス業務では、同分野の経験や、金融・財務・税務・法務、取引の仕組みの構築に関する知識などが挙がっています。年額600万~1,000万円の目安は、そうした実務を担う仕事に付いた条件です。
この分野では、資金需要のある顧客に対し、どのような条件や仕組みなら取引を成立させられるかを考え、関係者と調整する力が重要になると考えられます。経験者は、案件規模だけでなく、自分が判断した論点やリスク、契約に至るまでの担当範囲を説明すると役割の一致を確認しやすくなります。
複数分野の経験がある人には、公式サイトが案内するポジションサーチという入口もあります。どの職種でも同じ処遇になる仕組みではなく、経歴を踏まえて役割を検討するものです。希望職種が複数ある場合は第一希望へ応募し、他の希望は面接で伝えるという公式の案内に沿って整理するとよいでしょう。
T・Uコースと試用期間を確認し、専門職の条件を読み違えない
中国銀行の中途採用は、TコースとUコースで勤務地や役割の説明が異なります。特にUコースの「原則転勤なし」に注目する場合は、その例外まで読むことが大切です。将来の組織変更等で、関連する職務領域内の転勤や出向になる可能性も公表しています。
| 中途採用のコース | 主な勤務地 | 異動に関する説明 |
|---|---|---|
| Tコース・総合職 | 営業店 | 転勤あり。転居を伴う転勤の可否は選択できる |
| Tコース・SE職 | 平井事務センターまたは本店 | 転勤あり。転居を伴う転勤の可否は選択できる |
| Uコース・専門職 | 本店 | 原則転勤なし。組織変更等による関連領域内の異動・出向の可能性 |
Tコースは転居を伴う転勤の可否を本人が選べ、選択の変更も可能と説明されています。ただし、転居をしないことと、同じ職場に固定されることは別です。通勤圏内で店舗や部署を移る場合も考え、具体的な範囲を確認する必要があります。
Uコースについても、専門領域の仕事を続けたい人にとって検討しやすい制度ですが、組織が変わっても絶対に勤務地や所属が変わらないという保証ではありません。応募している求人がどのコースで、職務領域の指定がどこまでかを確認することが、専門性の継続を考えるうえで役立ちます。
もう一つ重要なのが雇用形態です。キャリア採用の総合案内は正社員・行員で試用期間ありとしていますが、確認した詳細求人には「試用期間中は有期雇用」という注記があります。正社員募集という見出しだけで、入社初日から期間の定めがないと判断してはいけません。
採用担当者には、試用中の契約期間、終了時の判断、労働条件の違い、契約更新の扱いを確認してください。新卒要項には試用期間6か月とありますが、それだけを根拠に中途の全求人も同じ契約期間と決めつけることはできません。自分の契約書で確認する必要があります。
住宅関連の手当も条件が明確です。公式の中途採用案内では、住宅手当などの遠隔地手当は会社命令で転居を伴う転勤をした場合に支給するとしています。岡山へ自分の意思でUターンして住まいを借りる人が、自動的に同じ支援を受けられるとは限りません。
編集部の見解として、年収を比較する前に、雇用開始時の契約、勤務場所、転居手当の三点をそろえると判断がぶれにくくなります。給与の目安が高くても、住居の負担や家族との生活が希望に合わない場合があります。逆に専門分野を継続しやすい条件に価値を感じる人もいるでしょう。
休日営業の注記と、有給11日の取得ルールを勤務条件へ織り込む
中国銀行の中途採用案内は、土日、祝日、年末年始を休日としつつ、月1回程度の休日営業という注記を設けています。全員が毎月必ず休日出勤するという意味にはできませんが、顧客対応をする職種では、自分の勤務先でどのように担当するかを確認する必要があります。
勤務時間は標準7時間40分、休憩60分で、フレキシブルタイムは7時~20時とされています。詳細求人では8時30分~17時10分を標準時間として示しています。7時から20時まで働くという意味ではなく、その範囲で勤務時間を調整する制度です。
統合報告書2026によると、コアタイムのないスーパーフレックスタイム制度とテレワークを導入しています。ただし、制度があることと、毎日希望どおり在宅勤務できることは同じではありません。顧客の予定、支店業務、システムの運用など、担当する仕事に応じて調整が必要です。
口コミでは、中国銀行の集計に月間残業19時間という表示がありました。一方、公式求人の共通説明は平均残業約20時間としています。対象者や期間が一致する資料ではないため、ほぼ同じ数字だからといって自分の配属先の勤務実態が確定するわけではありません。
希望する部署の通常月と繁忙期の時間外勤務、案件が重なったときの分担、ノー残業デーの運用などを確認するとよいでしょう。M&A案件の進行、顧客との面談、システム変更などでは、忙しくなる理由が異なります。全体平均を使うときも、その違いを考える必要があります。
年次有給休暇は入社時に付与され、日数は入社時期により変わります。年間11日、うち5日は連続して取得することが必須と記載されています。この11日は、通常の有給とは別に追加される特別な休日ではありません。連続休暇の時期や担当案件の引き継ぎ方を確認すれば、生活の計画に結び付けやすくなります。
新卒の給与には適用時期の注意があります。掲載されている大卒初任給は、転居転勤ありで月28万円、なしで26万5,000円ですが、2027年4月入社からの条件です。記事確認日の2026年9月時点で、全行員に適用済みの給与として扱うことはできません。
この新卒条件の月額差は1万5,000円です。ただし、中途の給与差や、賞与・手当を含む年間の差を示すものではありません。転居可能な範囲を選ぶ際は、今回の内定条件を用いて比較する必要があります。
福利厚生では、育児・介護に関する勤務措置、企業年金、資格取得支援などが公表されています。統合報告書には、遠隔地勤務者向け手当の増額や、新幹線・高速・特急などによる通勤支援の見直しもあります。広い地域に店舗を持つ銀行で、居住地と勤務先を調整するための取り組みとして理解できますが、利用対象や支給上限は個別に確認してください。
グループの事業拡大を、専門性の使い道と学びの機会で評価する
ちゅうぎんFGの転職先としての特徴は、銀行業務に加え、コンサルティング、人材、再生可能エネルギーなどへ仕事の範囲を広げていることです。給与水準だけでなく、自分の専門性をどの顧客課題に使えるかを考えると、グループで働く意味を判断しやすくなります。
統合報告書2026では、DXコンサルティング、人材紹介、太陽光PPA、投資会社などの領域で、グループ間の出向を進める方向を示しています。銀行内だけで完結せず、グループの専門機能を組み合わせる事業の広がりです。
例えば顧客企業の設備投資相談でも、資金を貸すことに加え、業務のデジタル化や人材確保が課題になる場合があります。銀行担当者がすべてを一人で解決するのではなく、適切な専門会社と協力することが求められると考えられます。異業種で経験を積んだ人にとっては、自分の得意分野を金融と組み合わせる接点になります。
一方、グループにその事業があることと、希望すれば必ず出向できることは同じではありません。銀行での採用なのか、グループ会社での採用なのか、出向を前提とした求人なのかを確認する必要があります。出向先の名称がある求人は、職務だけでなく所属や給与規程も合わせて確認してください。
人材育成では、スキルチャレンジ、ジョブチャレンジ、本部公募制度などが公表されています。スキルチャレンジは研修や派遣を通じて知識を得る機会、ジョブチャレンジや本部公募は配置に関わる機会というように、制度の目的が違います。
統合報告書には、2025年度のスキルチャレンジによる派遣実績として、M&A、事業承継、国際業務、市場などの行内トレーニーや、Cキューブ・コンサルティング、中銀リース、中銀証券などでのグループ間トレーニーが掲載されています。どの分野を学ぶ機会があるかを知る材料になります。
このような制度を検討するときは、研修の名称より、経験後に何を担当するかを聞くことが有効です。例えば分析業務を学んだ後に営業部門の改善へ使うのか、専門部署へ移るのかで、その後のキャリアは変わります。応募したい制度の選考、期間、現職務との調整も確認したいところです。
中途採用の構成にも変化があります。中国銀行の公式採用ページでは、2023年17%、2024年12%、2025年24%と中途採用比率を公表しています。毎年一方向に増えているわけではありませんが、直近では経験者を採用する比率が上がっています。この24%を応募者の採用確率と解釈することはできません。
グループの統合報告書では、2025年度のキャリア採用者47人、2026年度計画50人、2025年度の人的資本投資10.5億円を示しています。また、2026年のベースアップ率7.2%を計画として掲載しています。いずれも会社側の施策・計画であり、各人の昇給額や希望部署への配置を保証する数字ではありません。
編集部の見解として、このグループでは、専門性を固定した知識として持つだけでなく、他部門の人に伝え、顧客の問題解決へつなぐ働き方に関心があるかが重要です。入社後も新しい知識を取り込みたい人と、現在の業務範囲を厳密に保ちたい人では、魅力に感じる点が変わるでしょう。
経常収益の急増は有価証券売却等の影響も含む
直近業績は増益ですが、銀行の経常収益を一般企業の商品売上と同じ感覚で読むと誤解が生じます。2027年3月期第1四半期の経常収益は前年同期比93.6%増でしたが、有価証券の売却益などが増えた影響を含みます。顧客数や融資需要がほぼ倍増したという意味ではありません。
| 公式の会社・財務情報 | 内容 |
|---|---|
| 会社名・上場 | 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ、東証プライム市場、5832 |
| 設立・本社 | 2022年10月3日、岡山市北区丸の内一丁目15番20号 |
| 代表者 | 代表取締役社長 加藤貞則 |
| 2026年3月期・連結経常収益 | 2,490億7,400万円 |
| 2026年3月期・連結経常利益 | 560億3,800万円 |
| 2026年3月期・親会社株主に帰属する当期純利益 | 397億500万円 |
| 2027年3月期第1四半期・連結 | 経常収益1,096億4,000万円、経常利益202億6,900万円、純利益138億8,000万円 |
| 出典 | 第4期有価証券報告書、2026年3月期決算短信、2027年3月期第1四半期決算短信。銀行業のため経常収益・経常利益を使用 |
7月30日公表の短信によると、第1四半期は有価証券売却益や資金運用収益の増加で収益が伸びた一方、売却損や預金利息などの増加で費用も増えました。その結果、経常利益は前年同期比35.2%増、純利益は40.3%増です。利益の増加と同時に、運用内容を見直す取引も行われています。
リース業では、大口リース契約の譲渡に伴う収入が増収要因と説明されています。こうした一時的な取引を含むため、四半期の増収率だけを用いて事業の成長速度を予測することはできません。仕事内容を考える場合も、顧客への継続的な提案と、資産や契約の運用を分けて理解することが役立ちます。
2027年3月期の通期会社予想は、経常収益2,630億円、経常利益650億円、純利益450億円です。第1四半期公表時点では5月1日の予想から変更していません。まだ達成した実績ではなく、会社が示す見通しとして読む必要があります。
転職検討者が見るべきなのは、増益の数字そのものに加え、自分の役割がどの収益や顧客支援に関わるかです。M&Aなら相談を具体化する専門性、ITなら業務の効率化やサービスの改善、専門金融なら取引を組み立てる知識というように、会社の事業と自分の仕事を結び付けると確認事項が明確になります。
好調な利益を根拠に、個人の賞与増や雇用条件の維持まで断定することはできません。会社の投資方針を参考にしながら、今回の募集で任される職務、評価される成果、報酬への反映を確認してください。
まとめ:平均ではなく、経験に対応する求人条件で年収を判断する
ちゅうぎんFGの平均年収950.5万円、中国銀行の810.9万円は、対象法人の給与水準を知る数字です。転職時の条件を考えるなら、M&A育成枠400万~600万円、経験者向け600万~1,000万円など、実際の募集と自分の経験を対応させることが大切です。
金融以外の経験を専門業務へ広げる入口もありますが、必要な実務や学習内容は職種によって異なります。T・Uコース、転居の可否、試用期間中の有期雇用、住宅手当の適用を確認し、任される仕事と生活の条件が両方合うかを判断してください。
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参考・出典
平均給与は有報、募集条件は中国銀行の公式採用ページと同ページから案内される求人サイトで確認しています。求人の内容は変更・終了する場合があります。
公式情報源
資料ごとに対象法人と期間が異なるため、本文に区別して記載しています。
- ちゅうぎんフィナンシャルグループ 公式サイト
- 第4期・2026年3月期 有価証券報告書(従業員の状況:冊子93ページ)
- 2026年3月期 決算短信
- 2027年3月期 第1四半期決算短信
- 統合報告書2026・情報編(人的資本:冊子77~82ページ)
- 中国銀行 キャリア採用・T/Uコース・中途採用比率
- 中国銀行 キャリア支援
- 中国銀行 新卒採用要項・2027年4月入社からの初任給
- 公式求人・事業承継/M&A業務(育成枠)
- 公式求人・事業承継/M&A業務
- 公式求人・社内SE/データ分析
- 公式求人・ストラクチャード/リース・ファイナンス業務
- EDINET(金融庁・有価証券報告書検索)
口コミ・評判の参照元
中国銀行の回答者集計を、FGの公式給与とは区別して参照しました。
免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ集計・市場推定の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。
この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・IR)・求人情報・口コミ傾向を分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は各公式IRでご確認ください。
編集:企業研究編集部/最終更新:2026年9月27日

