日本ハウスHDの評判を働く側から読む|年収564.5万円と職種別の成果評価
※本記事にはプロモーションを含みます。
この記事の結論
- 評判の焦点:成果を処遇へ反映する仕組みと、商談機会・支援体制を確認。
- 年収:単体の平均564.5万円。ホテル子会社全体の平均ではありません。
- 配属:同じ営業所の設計と工事でも、求人の転勤条件が異なります。
- 業績:住宅受注とホテル資産売却を分け、利益の増減理由を見ます。
日本ハウスホールディングスの社員としての評判を知るには、「実力主義」という言葉を、自分の職種の評価方法まで具体化する必要があります。営業で受注を取る人、設計で提案を支える人、工事を管理する人では、成果の数え方も報酬へ反映する期間も違います。住宅の品質への評価だけでは、その職場が自分に合うかは分かりません。
本記事では、証券コード1873の日本ハウスホールディングスについて、2026年10月12日までに確認した公式資料と現行求人、社員・元社員の経験を整理します。検索結果に出る住宅購入者の評判と就業経験を分け、年収、営業機会、配属、休日、住宅事業の状況から転職判断につなげます。
日本ハウスHDの評判を、住宅購入者と社員に分けて考える
「日本ハウスの評判」という検索には、住宅を建てる人と、会社で働く人の疑問が混在します。坪単価、間取り、引渡し後の対応についての感想は、住宅選びには参考になりますが、そのまま社員の給与や残業の根拠にはなりません。転職では、自分がそのサービスを提供する側として、どの範囲を担うかを見ることが出発点です。
同社は檜を使う注文住宅を中心に、新築、リフォームなどを手がけています。社名にホールディングスとありますが、提出会社にも住宅事業の従業員が在籍しており、少数の本社管理職だけの会社ではありません。2026年4月末の単体734人のうち663人が住宅事業、71人が共通部門です。
グループにはホテル事業もあります。住宅の営業・設計・工事へ応募する場合と、ホテルの運営会社へ応募する場合では雇用先と仕事が違います。会社名だけで平均給与や福利厚生をグループ共通と考えず、求人票の法人名と所属部門を確認する必要があります。
公式情報:有価証券報告書では、顧客との長期的な信頼関係を人材戦略の基盤に置き、専門知識・技術と理念教育の双方を重視すると説明しています。社員向けの行動指針、職種別研修、営業力の習得状況を可視化する仕組みなども挙げています。商品知識だけを覚えれば完結する仕事というより、顧客や社内の関係者と継続して関わる働き方が想定されます。
編集部の見解:住宅の営業で一件ごとの顧客に長く関わりたい人、設計や施工の立場から顧客の反応を知りたい人には、同社の仕事を詳しく調べる意味があります。一方、業務分担を厳密に限定したい人は、契約前の支援や引渡し後の対応をどこまで担当するかを具体的に聞くことが先決です。この違いが、同じ会社の仕事を魅力と感じるか、負担と感じるかに影響します。
平均年収564.5万円と、成果・役割による給与の違い
公式情報:2026年7月22日提出の第58期有価証券報告書によると、2026年4月期の平均年間給与は5,645,195円、約564.5万円です。賞与と基準外賃金を含みます。前年との増減率は8.6%ですが、各社員が同じ割合で昇給したことを示す数値ではありません。
| 項目 | 公式実績と範囲 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 5,645,195円、約564.5万円。提出会社、賞与・基準外賃金含む |
| 平均年齢 | 42.0歳 |
| 平均勤続年数 | 14.9年 |
| 従業員数 | 単体734人、連結891人。就業人員 |
| 臨時従業員 | 年間平均で単体84人、連結295人を外数として記載 |
| 連結売上高 | 296億1,800万円、2026年4月期 |
| 連結営業利益 | 23億8,000万円、2026年4月期 |
| 出典 | 第58期有価証券報告書39~40ページ、2026年4月期決算短信 |
平均年齢42.0歳、勤続14.9年と併せて見ると、564.5万円には経験を積んだ社員の給与も反映されていることが分かります。未経験の営業職、資格を持つ設計経験者、工事の管理職候補が、全員この金額からスタートするわけではありません。ホテル子会社を含む連結891人全体の平均でもないため、対象をそろえて比較しましょう。
有報では報酬を基本給、各種手当、賞与で構成し、役割に応じた等級や人事評価、会社・部門の業績などを考慮すると説明しています。したがって、前年より平均が上がったことだけから、自分の固定給や次回賞与がどれだけ増えるかは決まりません。提示条件では、固定部分と成果に連動する部分を分けることが重要です。
営業の給与口コミには、成果報酬への期待と商談機会への不満がある
口コミ傾向:転職会議の2025年9月17日付投稿では、2025年頃の20代前半・男性・正社員・個人営業の経験者が、年収350万円を申告しています。この人は成果が報酬へ反映されることを評価する一方、新人が商談を担当する機会を得にくいと感じていました。
この声の焦点は、単純な給与の高低だけではありません。成果を上げれば報われる仕組みでも、顧客を担当する機会や先輩の同行がどう配分されるかによって、成果を出すまでの過程は変わります。年収350万円は特定の若手の本人申告であり、最新の中途営業職の標準年収や会社全体の相場として扱うことはできません。
同じ属性に近い投稿が複数ありますが、別々の社員による意見と決めつけて数を増やすことはしません。また、投稿者が若手の退職を多いと感じたことも、全社の離職率を測定した統計とは異なります。給与口コミは、入社後の顧客配分や育成期間中の処遇を確認するきっかけとして使うと有効です。
現在の経験者求人は、設計583万~639万円、工事574万~639万円
求人情報:確認時点で掲載期間内の世田谷営業所の求人には、設計と工事課長の二つがあります。いずれもdoda掲載予定期間は2026年7月30日~10月28日、更新日は8月27日です。以下はその個別募集の提示範囲であり、全国すべての拠点や職種の給与表ではありません。
| 募集 | 予定年収 | 月給・基本給と手当 |
|---|---|---|
| 用賀・木造注文住宅の設計 | 583万~639万円 | 月給41.7万~45.7万円。基本給33.7万円+固定手当8万~12万円 |
| 用賀・工事課長、管理職候補 | 574万~639万円 | 月給41万~45.7万円。基本給33.7万円+固定手当7.3万~12万円 |
両求人とも固定残業代なし、残業手当ありとされています。手当には住宅・技術に関するものが含まれ、資格や条件によって月額が変わる構成です。設計と工事で年収の下限が違っていても、仕事内容の難しさをそのまま順位づけしたものではありません。提示される資格手当などの内訳と、任される範囲を併せて見る必要があります。
なお、新卒向け公式募集には、2027年度入社の月給にみなし残業35時間分を含む案内があります。しかし、それをこの経験者求人へ上書きして「全社員が固定残業35時間」と説明することはできません。採用区分・役割によって条件が異なるため、自分が応募する求人の記載を基準にしてください。
年収交渉では、成果給と初年度の扱いを具体化する
推定情報・編集部の見解:同社では成果と処遇のつながりが転職後の納得感を左右しやすいと考えられます。営業なら、入社直後に既存客や反響を担当するのか、先輩の商談へ同席する期間があるのかを聞いたうえで、初年度の収入を見積もることが大切です。
設計・工事の経験者は、提示年収にどの成果給や賞与を想定しているか、入社月により初回の算定期間が短くなるかを確認しましょう。求人票の上限と、実績がまだない入社初年度の見込みを同じにしないことで、生活費の計画を立てやすくなります。
資格手当や住宅手当も、総額へ二重に加算しないよう注意が必要です。月給に既に含む金額と、別途支給される金額を分けて受け取り、現在の給与と比較してください。管理職候補という名称だけで時間外手当の扱いを推定せず、労働条件通知書で自分の区分を確認することも欠かせません。
職種別の成果評価は明確。問うべきは成果をつくるまでの支援
日本ハウスHDの公式採用サイトは、学歴や年齢だけによらず実績を評価する方針を掲げています。その特徴を具体的に示しているのが、営業・設計・施工管理で異なる業績給です。転職者は制度の説明を読むだけでなく、自分の役割へどう適用されるかを聞くと、働くイメージが明確になります。
公式情報:採用サイトの評価制度紹介では、営業は一棟の受注金額を基準にした業績給を翌月に支給し、設計は四半期のアシスト実績を翌3か月、施工管理は半期の売上実績を翌半期の6か月に反映すると説明しています。営業の案内額は2万~20万円、設計・施工管理はそれぞれ1万~6万円です。
これは新卒採用サイト内の制度紹介であり、中途入社者へ必ず同じ金額・算定方法がそのまま適用されると断定するものではありません。ただし、営業は受注、設計は支援実績、工事は売上というように、職種ごとに成果の捉え方が違うことを理解する材料になります。
成果の単位が異なると、入社後の立ち上がりにも違いが出ます。営業で契約を得るまでの期間、設計で複数の商談を補佐する期間、工事で担当物件を進める期間を、同じ月次の目標だけで比較することはできません。転職時には、引き継ぐ案件があるか、前任者や共同担当者との成果配分をどう扱うかまで確認すると、報酬の理解が深まります。
公式サイトには、表彰や昇格の事例もあります。しかし、実際に早く昇格した社員がいることは、入社から同じ期間で全員が昇格する保証にはなりません。評価される数字と、その数字を積むために任される仕事の双方を確かめる必要があります。
公式の先輩事例と匿名口コミは、違う立場から読む
会社が掲載する2018年新卒入社の営業職のインタビューでは、自ら先輩に同行を頼み、折衝や顧客対応を学んだ経験が語られています。年齢や社歴だけでなく成果が報酬へ反映されることへの肯定的な見方も示されています。公開年月が明示されていないため、現在の全拠点の運用や中途社員の標準例とは扱いません。
一方、先ほどの若手営業の匿名投稿は、商談機会の配分を課題に挙げています。この二つを単純に良い・悪いの勝負にするより、「どのような場面で先輩へ同行できるのか」「誰が担当顧客を決めるのか」という共通の確認項目に変える方が実用的です。会社が選定した成功例と、個人が投稿した不満では、情報の性質も異なります。
住宅営業の経験者であれば、前職の成績だけでなく、顧客を見つけてから契約へ至るまでの過程を説明するとよいでしょう。紹介、展示場、既存客の相談など、得意な接点が応募先の集客方法と合うかを話せます。単に「成果主義で稼ぎたい」だけより、同社の仕事に再現できる強みを示せます。
未経験者はマイスター制度の適用と実際の同行を確かめる
公式の研修紹介には、店長・マイスターとともに受注から引渡しまで経験する育成方針があります。有報も新入社員への継続的な指導・支援を説明しています。制度として教育を掲げていることは確認できますが、主に新卒の育成を紹介するページのため、中途採用の全員に同じ年数・日程を保証することはできません。
異業種から営業へ移る人は、建築知識、資金計画、社内の提案手順をどの順で学ぶのかを聞くと役立ちます。担当顧客を持つ前の研修だけでなく、実際の商談で上司がどこまで同席するか、経験が足りない相談を設計担当へどうつなぐかまで分かると、入社後の不安を具体的に減らせます。
中途で住宅営業経験がある場合も、檜の構造や同社の商品、顧客への長期的な対応を理解する期間は必要です。前職のやり方をそのまま持ち込む前提より、経験を使える部分と会社の標準を学ぶ部分を分けて話す方が、配属先と期待を合わせやすくなります。
設計と工事の求人比較で見える、仕事内容と転勤の違い
現行の世田谷営業所の設計求人と工事求人は、同じ場所を拠点としながら、転勤や業務負担の記載が異なります。日本ハウスHDは全国に採用窓口がありますが、希望する地域を選べることだけで、すべての職種が転勤なしとは判断できません。
| 確認項目 | 用賀の設計求人 | 用賀の工事課長求人 |
|---|---|---|
| 主な仕事 | 基本設計・実施設計、顧客への提案、営業の補佐 | 現場監理、個別予算管理、引渡しなど |
| 主な必須条件 | 戸建住宅設計経験と二級建築士、普通自動車免許 | 戸建施工管理経験と二級建築施工管理技士、普通自動車免許 |
| 転勤の案内 | なし。本人が同意する場合に限る | あり。全国の事業所、事情・技能・経験等を考慮 |
| 勤務時間 | 9時~18時 | 9時~18時 |
| 求人記載の残業平均 | 20時間 | 月30時間 |
設計は戸建設計の経験と二級建築士がいずれも必要とされています。CADで図面を作った経験だけでなく、顧客の希望を聞き、商品コンセプトと法規に合わせて提案する仕事です。新築だけでなくリフォームも対象に含まれるため、既存住宅の制約を踏まえた設計経験がある人は、その内容も伝えられます。
工事は、設計図書どおりに現場を進め、工程、安全、予算、完成時の説明などを担います。求人本文は戸建施工管理経験と二級建築施工管理技士を条件にしています。資格欄には一級と二級が併記されているため、保有資格の適合は応募時に確認してください。記事側で二つを同時保有する必須条件とは解釈していません。
両職種とも自家用車の借上げ制度を案内し、世田谷区と近郊を活動範囲にしています。車両手当があることだけで、維持費や保険、業務利用時の費用負担がすべて解決するわけではありません。車を使う働き方が初めての人は、必要な車両条件や精算方法まで聞いておくと、入社後の負担を見積もれます。
特に転勤の違いは、家族との生活や住宅取得を考える人に影響します。設計の本人同意条件を工事へ当てはめたり、工事の全国転勤を全設計職へ一般化したりしないことが大切です。応募する拠点・職種の条件を個別に確認することで、職務への興味と生活条件を両立できるか判断できます。
公式キャリア採用フォームには営業、設計、工事と希望勤務地の選択欄があります。これは希望を伝える窓口であり、各拠点に今すぐ全職種の空きがあるという約束ではありません。希望する職種と地域が決まったら、その組み合わせでの募集有無と、採用後の異動範囲を確かめましょう。
顧客に近い仕事のやりがいと、担当範囲の広さ
日本ハウスHDの仕事を選ぶうえでは、顧客と直接関われることをどう評価するかが重要です。設計や施工の技術だけに集中したいのか、提案から完成後までの反応も受け取りたいのかによって、同じ業務への感じ方が変わります。
口コミ傾向:2026年2月7日付の転職会議には、2026年頃の20代後半・男性・正社員・設計の経験者が、顧客に設計を喜んでもらう反応を直接見られることを、やりがいとして挙げています。一方、同じ属性・投稿日に、設計以外の販促活動や成長余地への不満を述べた投稿もあります。
これらは、顧客との近さには魅力と負担の双方があり得ることを考える材料です。公式の用賀設計求人も、営業が別に在籍し、設計の立場で補佐する役割だとしています。技術説明や提案への同席と、顧客獲得に関する活動の範囲を、応募部署で確認することが大切です。匿名投稿を全国すべての設計職の業務命令として扱うことはしません。
たとえば、前職で実施設計だけを担当していた人が、同社で顧客との打合せから担当するなら、経験を広げる機会になる可能性があります。ただし、設計作業と打合せが重なる日の時間配分、営業からの依頼の優先順位、仕様変更への対応方法を知らなければ、働き方の想像は難しいままです。
営業では、顧客と長く関わる姿勢が公式の社員紹介にも表れています。契約時に成果が出た後も相談の窓口となる場合、紹介につながる喜びと、継続対応の責任の両方があります。引渡し後の相談を営業が受ける範囲、専門部署への引継ぎ、担当者が不在の際の対応を聞くと、一貫したサービスの働く側の姿が分かります。
編集部の見解:この会社への志望動機は、単に木の家が好きという関心から、どの場面で顧客へ価値を提供したいかまで掘り下げると具体的になります。営業なら要望を整理して関係者をつなぐ力、設計なら性能と生活を両立する提案、工事なら仕様と予算を守りながら納める経験を説明できます。採用側へ強みを伝えると同時に、自分が希望する業務範囲を確認する会話にもなります。
休日120日の案内は改定予定。離職率は別の指標で確かめる
休日については、現在の求人と、将来の制度変更を同じ数字にまとめないことが重要です。公式の新卒募集は2027年の改定予定として年間休日120日を掲げ、現行は110日に有給奨励日を加えて120日で運用すると説明しています。会社休日と有給休暇の利用を含めた日数は、区別して読む必要があります。
確認した世田谷の中途求人2件は、いずれも年間休日110日、火曜・水曜などの休日を記載しています。改定予定が掲載されているからといって、今の中途採用契約が既に年間休日120日であるとは言えません。自分の入社日から適用される年間カレンダーと、改定後の予定を別々に確認してください。
平日休みの働き方は、顧客が打合せしやすい土日との関係も含めて考える必要があります。家族が土日休みなら、学校行事や家庭の予定で休暇を取りたいときにどう調整するかが実際の判断点です。年間の日数だけでなく、顧客対応を代わる人がいるか、打合せ日程をどの段階で調整できるかまで聞くと生活に結びつきます。
また、求人の残業平均は特定募集の説明値です。営業、設計、工事のすべてを同じ時間で働けると保証するものではありません。顧客との打合せ、提案の締切、着工・引渡しが集中する時期の仕事量を、配属予定部署の実例で聞くことが役立ちます。
離職率は、口コミの件数や平均勤続年数から算出できない
同社の離職率が気になる場合でも、確認した最新有報には、全社員の年間離職率として使える数値は掲載されていません。平均勤続14.9年という数値は在籍者の勤続の平均であり、新入社員がどれだけ定着したかを直接示すものではありません。
社員口コミに退職理由が多く載ることも、離職率の高さを測定した統計とは違います。退職した人が投稿しやすい性質があり、同じ人が複数項目に書く場合もあります。従業員数の減少についても、採用、退職、異動などを切り分けなければ、何人辞めたかを計算できません。
転職者が聞くなら、応募する支店の中途入社者が直近にどの役割で入ったか、入社後の相談を誰が受けるか、欠員補充と体制強化のどちらで募集しているかが具体的です。営業成績に悩む人への支援と、設計や工事の業務負担への支援は異なるため、職種をそろえて話を聞きましょう。
定年・退職金は年齢だけでなく、勤続と役割も確認する
世田谷の経験者求人は、定年65歳、再雇用の上限70歳、退職金は勤続3年以上としています。今の給与と併せて長く働く条件を考える材料ですが、70歳まで同じ職務・賃金で働けるという保証ではありません。
特に中堅以降の転職では、入社時の役職、将来の役割変更、退職給付の計算に反映される勤続年数を確認すると見通しが立ちます。資格や戸建の経験を生かして現場に関わり続けたい場合には、管理職として部下を見る仕事と、専門実務を担う仕事のどちらを期待されているかも聞いておきたい点です。
事業への不安は、住宅受注・本業利益・ホテル売却を分けて検証する
会社の将来に不安を感じるときは、利益が増えたか減ったかだけでなく、その理由を見る必要があります。日本ハウスHDでは、住宅の受注動向、退職給付費用の会計上の変動、ホテル資産の譲渡が、それぞれ違う形で数字に表れています。
2026年4月期の営業増益には退職給付費用の減少が影響
公式情報:2026年4月期の連結売上高は296.18億円で前期比15.3%減、営業利益は23.80億円で1.9%増でした。売上が減る中でも営業利益は増えていますが、すべてが住宅販売の好調による増益ではありません。
6月25日の決算説明資料は、住宅事業で売上減少に伴う減益要因がある一方、数理計算上の差異による退職給付費用の減少が約13億円の増益要因になったと説明しています。これは社員の仕事量が減ったことや、翌年度も同額の利益が上乗せされることを意味しません。
営業担当として入社する人が知りたいのは、会計上の利益だけでなく、顧客が増えているか、受注をつくる仕組みがどう変わるかでしょう。設計・工事担当であれば、契約から着工・引渡しまでの案件量が、自分の部署にどう積み上がっているかが関係します。利益の改善と、各部署での仕事の状況を一つの話にまとめないことが大切です。
直近四半期は赤字幅縮小。純利益予想は資産譲渡の影響を含む
2026年9月4日公表の2027年4月期第1四半期では、連結売上高66.64億円、営業損失0.85億円でした。前年同期の営業損失2.34億円から赤字幅は縮小しています。住宅事業は増収増益でしたが、ホテル事業は赤字であり、グループ全体と住宅部門の状態を区別して見る必要があります。
会社は7月30日に、那須・箱根のホテル4施設に関する固定資産の譲渡契約を発表しました。譲渡による特別利益約45億円と、別施設の一部除却に伴う特別損失約8億円を見込む内容です。発表では引渡しを10月1日の予定としており、本記事では契約と公表された見込みとして扱います。
この見込みを反映した通期予想は、第1四半期公表時点で売上高325.20億円、営業利益19.10億円、親会社株主に帰属する純利益36.10億円です。純利益は前期比169.3%増の予想ですが、営業利益は19.8%減の予想です。純利益が大きく増える予定というだけで、住宅事業の本業が同じ割合で成長すると読むことはできません。
ホテルの資産再編はグループの収益構造を変える施策であり、住宅部門に応募する人の雇用先が自動的に変わるという発表ではありません。ホテルの求人を検討する場合には、施設と運営法人を個別に確認する必要があります。住宅の転職判断では、売却による資金活用と、日々の住宅受注を分けて見ることが適切です。
10月10日公表の受注速報は、単体・金額ベースで読む
2026年10月10日の公式受注速報では、9月単月は前年同月比77%、期首からの累計は84%でした。対象は日本ハウスHD単体で、分譲土地を含まず、金額ベースの速報値です。受注棟数が同じ割合で減った、グループ売上が同じ割合で落ちた、という数字ではありません。
期中の月別には前年を上回った月もあるため、一か月だけで全年の結果は決まりません。それでも累計が前年を下回る状況は、住宅営業や設計へ転職する際の確認材料です。応募する拠点では集客、紹介、商品提案をどのように変えているか、新人や中途社員がどの顧客層を担当するかを聞くことで、会社全体の数字と仕事の接点が見えてきます。
推定情報・編集部の見解:同社で成果報酬を期待する人ほど、報酬率だけでなく、その成果を生む顧客接点を重視したいところです。檜の住宅の価値を説明する力、予算に合わせる提案力、設計・工事との連携を、配属先がどう支援しているかまで確認すると、業績への不安を具体的な転職判断へ変えられます。
まとめ:日本ハウスHDは評価方法と配属先を具体的にして判断する
日本ハウスHDの評判は、成果が報酬へ反映される期待と、商談機会や担当範囲への受け止め方を分けると理解しやすくなります。平均年収564.5万円だけでなく、自分の職種の成果給、入社時に任される案件、支援者を確認することが大切です。
顧客との距離が近い住宅の仕事に魅力を感じる人は、営業・設計・工事のどの立場から関わりたいかを整理してみてください。希望する職種が決まったら、同じ拠点でも異なる転勤条件、現在の休日、初年度の給与内訳を合わせて確認しましょう。住宅購入者の評価や会社全体の利益だけに左右されず、自分が実際に働く条件で選べます。
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- 日本ハウスホールディングス 第58期有価証券報告書
- 日本ハウスHD 2026年4月期決算短信
- 日本ハウスHD 第58期決算説明資料
- 日本ハウスHD 2027年4月期第1四半期決算短信
- 日本ハウスHD 固定資産譲渡・除却と業績予想修正
- 日本ハウスHD 2026年9月受注速報
- 日本ハウスHD キャリア採用の希望職種・勤務地
- 日本ハウスHD 評価制度
- 日本ハウスHD キャリアステップ・教育・研修
- 日本ハウスHD 営業職社員インタビュー(2018年新卒入社)
- 日本ハウスHD 2027年度新卒募集と休日改定予定
- doda 日本ハウスHD 用賀・設計求人(2026年8月27日更新)
- doda 日本ハウスHD 用賀・工事課長求人(2026年8月27日更新)
- 転職会議 日本ハウスホールディングスの社員口コミ
- 転職会議 日本ハウスHDの年収・やりがいに関する社員口コミ
執筆:コロ助。最終更新:2026年10月12日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

