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フコクの平均年収647万1,860円|純資産は1期で49億円減っている

フコクの平均年間給与と、純資産・自己資本比率の急変を対比したアイキャッチ画像
コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

株式会社フコクの平均年間給与は、第73期(2026年3月期)の有価証券報告書で6,471,860円です。同じ表の従業員数は1,167人、平均年齢44.3歳、平均勤続年数15.6年でした。

ただし、この記事でいちばん重い数字は年収ではありません。同じ報告書の5期の表を見ると、純資産額が第72期の21,252百万円から第73期の16,290百万円へ、1期で4,962百万円減っています。自己資本比率は58.60%から45.10%へ13.5ポイント下がりました(差は編集部の算出)。売上高はほぼ横ばい、従業員数もほぼ横ばいなのに、資本の欄だけが大きく動いた1年です。

結論|売上は動いていない。動いたのは資本の欄だった

確認項目 結果 根拠(第73期・2026年3月期)
平均年間給与 6,471,860円 有価証券報告書「従業員の状況」提出会社の欄
その母集団 1,167人(単体) 同上。会社概要ページの「1,167名(正社員)」と一致
売上高の5期 +11.8% 31,958百万円→35,735百万円(単体。増減率は編集部の算出)
直近3期の売上高 ほぼ横ばい 35,692→35,447→35,735百万円
経常利益 ピークの半分以下 第71期2,698百万円→第73期1,280百万円(△52.6%。同)
当期純利益 △504百万円(赤字) 第71期2,400百万円の黒字から赤字に転落(同)
純資産額 16,290百万円 前期21,252百万円から△4,962百万円(△23.3%)(同)
自己資本比率 45.10% 前期58.60%から△13.5ポイント(同)
従業員数の5期 1,171人→1,167人 5期で△4人。ほぼ横ばい
残業・離職率・有休 開示なし 有価証券報告書の抽出範囲・会社概要ページのいずれにも記載がない

向いている人:ゴム加工という技術の分野で長く積むつもりの人。埼玉・群馬・愛知のいずれかで働くことを受け入れられる人。

慎重に考えたい人:財務の安定を条件の上位に置いている人。自己資本比率は5期で最も低い水準です。理由が開示されていない以上、面談で確かめるべき論点になります。

この記事の調査条件

使ったのは、株式会社フコクが提出した有価証券報告書の原本(PDF)と、会社が自社サイトで公表している会社概要ページの2つだけです。

  • 主軸:第73期(2025年4月1日〜2026年3月31日)有価証券報告書。書類管理番号 S100YG75、2026年6月22日提出
  • 抽出箇所:同報告書66ページ目「第5 従業員の状況」の提出会社の欄と、「主要な経営指標等の推移」の提出会社(単体)5期分
  • 有価証券報告書の数値は、編集部が2026年9月21日にEDINETから取得した原本の該当ページから抽出しました
  • 併用:会社概要ページ(商号・創立・資本金・本店と本社の所在地・代表者・事業内容・従業員数・上場市場・事業所の一覧)。2026年9月22日に、問いの形を変えて2回開いて同じ値が返ることを確認しています
  • 決算期は3月です。有価証券報告書の提出は毎年6月下旬

口コミサイトの推定年収・職種別の推定レンジは、この記事の数字に混ぜていません。集計の方法が公表されておらず、同じ手順で計算し直せないためです。当サイトが出す年収の数字は、有価証券報告書の実額1つだけです。

この記事は、会社を投資の対象としては評価しません。株価や配当がどう動くかは、転職先を探している人の問いとは別のものだからです。ここで言う「将来性」は、働く場所として続くかどうかに限ります。

業績が落ちた期に、どの欄から先に見るべきかは、利益が落ちた年に、純資産の欄を先に見る理由にまとめています。

フコクの平均年間給与と、純資産・自己資本比率の急変を対比したアイキャッチ画像

株式会社フコクという会社の輪郭

会社概要ページに書かれている内容を、そのまま出します。

項目 記載
商号 株式会社フコク(FUKOKU Co., Ltd.)
創立 1953年12月24日
資本金 13億9,535万円
本店所在地(登記住所) 埼玉県上尾市菅谷三丁目105
本社所在地 埼玉県さいたま市浦和区高砂一丁目1-1
代表者 代表取締役社長 大城郁男
従業員数 1,167名(正社員)(2026年3月末日現在)
上場市場 東京証券取引所プライム市場

事業内容として挙げられているのは3つです。

  1. ゴム製品の製造販売
  2. 金属・合成樹脂製品の製造販売
  3. バイオ、医療関連製品の製造販売

3つ目が目を引きます。ゴムと金属・樹脂の会社に、バイオ・医療関連が並んでいます。ただし、この3つの売上構成比は会社概要ページにも有価証券報告書の抽出範囲にも記載がありませんでした。どれが主力でどれが新規なのかを、本記事の資料からは確定できません。推測で「主力は自動車向け」と書くことはしません。

事業所として挙げられているのは次の8か所です。

区分 名称
工場 上尾工場(本店)/群馬工場/群馬第二工場/愛知工場/西尾工場
事務所 浦和事務所(本社)
営業 大阪営業所
その他 Φ(ファイ)コミュニケーションHUB(愛知県)

工場は5か所で、埼玉・群馬・愛知の3県に分かれています。登記上の本店は上尾工場、実際の本社機能は浦和事務所です。応募するときに「本社勤務」という言葉が何を指しているのかは、この2つを区別して確認する必要があります。

創立は1953年12月24日で、第73期末(2026年3月31日)までおよそ72年です(年数の対応は編集部の算出)。

6,471,860円は誰の数字か

有価証券報告書の「従業員の状況」から、提出会社の欄をそのまま出します。

項目 第73期(2026年3月期)
従業員数 1,167人
平均年齢 44.3歳
平均勤続年数 15.6年
平均年間給与 6,471,860円

この4つは提出会社、つまり株式会社フコク1社の数字です。

この会社では、会社概要ページの従業員数も1,167名(正社員)で、有価証券報告書の提出会社の欄と一致しています。同じ集団を指していると読めます。

ただし、連結の従業員数は会社概要ページに載っていませんでした。海外を含むグループ全体で何人が働いているのかは、本記事の資料からは確認できません。「グループ全体で◯人」という書き方はしません。

平均年間給与には、賞与と基準外賃金が含まれます。有価証券報告書の注記にある扱いで、基本給が647万円あるという意味ではありません。賞与も残業代も足したあとの、年間の支給額の平均です。

平均年齢44.3歳から平均勤続年数15.6年を引くと28.7歳になります(差の算出は編集部)。当サイトが確認してきた製造業の中では、平均年齢がやや高めに出る集団です。ただしこの差は全体の平均から出したものであって、一人ひとりの入社年齢を示すものではありません。

なお、この平均年間給与が1円単位で開示されている点は書いておきます。6,471,860円という数字は、丸めた推定値ではありません。他所で見る「フコクの年収は約650万円」という表記は、この実額を丸めたものか、別の集計かのどちらかです。どちらなのかは、出典が書かれていなければ判別できません。

5期の推移|売上はほぼ動かず、利益と資本だけが動いた

提出会社(単体)の5期分です。有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」から取りました。

期 第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
決算年月 2022年3月 2023年3月 2024年3月 2025年3月 2026年3月
売上高 31,958 33,585 35,692 35,447 35,735
経常利益 1,073 1,617 2,698 1,241 1,280
当期純利益 825 1,783 2,400 803 △504
純資産額 18,816 19,874 21,566 21,252 16,290
総資産額 33,792 35,443 37,572 36,252 36,141
自己資本比率 55.70% 56.10% 57.40% 58.60% 45.10%
従業員数 1,171人 1,185人 1,157人 1,163人 1,167人

※単位は百万円(自己資本比率と従業員数を除く)。提出会社(単体)の数字です。

5期の増減を並べます。

  • 売上高:31,958 → 35,735(+3,777百万円・+11.8%)
  • 経常利益:1,073 → 1,280(+207百万円・+19.3%)
  • 当期純利益:825(黒字) → △504(赤字)(△1,329百万円。減少率は黒字から赤字への転落のため算出せず)
  • 純資産額:18,816 → 16,290(△2,526百万円・△13.4%)
  • 総資産額:33,792 → 36,141(+2,349百万円・+7.0%)
  • 自己資本比率:55.70% → 45.10%(△10.6ポイント)
  • 従業員数:1,171人 → 1,167人(△4人)

※増減額・増減率・ポイント差はいずれも編集部の算出。

3つのことが同時に起きています

1つ目。売上は直近3期でほとんど動いていません。35,692 → 35,447 → 35,735。第71期と第73期の差は+43百万円、率にして+0.1%です(いずれも編集部の算出)。5期で見れば11.8%増えていますが、増えたのは前半で、後半は止まっています。

2つ目。利益はピークの半分以下どころか、当期純利益は赤字に転落しています。経常利益は第71期の2,698百万円が最大で、第73期は1,280百万円。ピーク比△52.6%です。当期純利益はさらに厳しく、第71期の2,400百万円の黒字から第73期は△504百万円の赤字になっています(いずれも編集部の算出)。

売上高に対する経常利益の割合を見ると、第69期3.4%、第71期7.6%、第73期3.6%です(いずれも編集部の算出)。第71期に一度上がって、元の水準に戻ったという形になります。

3つ目。ここがこの記事の核です。第73期に純資産額が4,962百万円(△23.3%)減っています(いずれも編集部の算出)。

同じ期の当期純利益は△504百万円の赤字です。純資産の減少額4,962百万円のうち、504百万円はこの当期純損失で説明がつきます。残る4,458百万円については、本記事が用いた抽出範囲からは特定できませんでした(差し引きは編集部の算出)。

その4,458百万円の内訳は、本記事が用いた抽出範囲(従業員の状況と主要な経営指標等の推移)からは特定できませんでした。考えられる筋はいくつもありますが、どれなのかを数字は教えてくれません。推測で埋めることはしません。株主還元の内訳に踏み込むと投資判断の領域に入るため、ここでは事実の指摘までにとどめます。

この結果、自己資本比率は58.60%から45.10%へ13.5ポイント下がりました。総資産はほぼ横ばい(36,252→36,141百万円)なので、比率の低下はすべて純資産側の減少によるものです(編集部の算出)。

それでも45.10%という水準は、製造業として極端に低い数字ではありません。総資産36,141百万円のうち16,290百万円が純資産です。「危ない」と書ける水準ではありません。書けるのは、5期の中で最も低く、1年で13.5ポイント動いたという事実までです。

フコクの売上高・経常利益・純資産額の5期推移と、第73期の純資産急減を示したグラフ

人の数だけが、5期を通して動いていない

もう1つ、この会社の表で目立つのは従業員数の動かなさです。

1,171 → 1,185 → 1,157 → 1,163 → 1,167。5期の振れ幅は最大でも28人で、5期の増減は△4人です(編集部の算出)。増やしてもいないし、減らしてもいないという形になります。

1人あたりで割り直すと、次のようになります。

期 従業員数 売上高(百万円) 1人あたり売上高
第69期 1,171人 31,958 約2,729万円
第71期 1,157人 35,692 約3,085万円
第73期 1,167人 35,735 約3,062万円

※1人あたり売上高は編集部の算出(売上高÷従業員数)。有価証券報告書が公表している指標ではありません。

5期で1人あたり売上高は約2,729万円から約3,062万円へ12.2%増えています(増減率は編集部の算出)。ただし第71期以降はほぼ動いていません。

転職先として見るとき、この「動かなさ」には2つの読み方があります。

1つは、安定していると読む見方。平均勤続年数15.6年と合わせると、人が定着していて、大きな採用も大きな削減もしていない組織だと読めます。

もう1つは、新しい椅子が増えていないと読む見方。人員が横ばいということは、入るには誰かが抜けた分の枠が空く必要があるということでもあります。中途で入ったあと、何年でどのポジションに就けるのかは、この数字からは見えません。

どちらが正しいかを、開示されている数字は決めてくれません。当サイトが書けるのは、5期で△4人という事実と、平均勤続15.6年という事実の2つまでです。

純資産が1期で49億円減り自己資本比率13.5ポイント低下|働く場所として続くかを見る

ここが、この記事に来た人の問いに正面から答える部分です。当サイトが見るのは働く場所として続くかどうかだけで、その判断を開示されている材料だけで組み立てます。

材料1:事業が何か。会社概要ページの記載は、ゴム製品/金属・合成樹脂製品/バイオ・医療関連製品の製造販売です。ゴム部品は、機械が動いて振動と摩耗がある限り必要になる部材で、需要そのものが短期間で消える性質のものではありません。

材料2:規模と拠点。従業員1,167名(正社員)、工場5か所(上尾・群馬・群馬第二・愛知・西尾)。東京証券取引所プライム市場に上場しています。工場を3県に分けて持っている会社です。

材料3:売上の動き。5期で+11.8%。ただし直近3期はほぼ横ばい(+0.1%)。伸びてもいないし、縮んでもいません。

材料4:利益の動き。ここは弱点です。経常利益はピーク比△52.6%。当期純利益は第73期に△504百万円の赤字へ転落しています。売上が止まっているところで利益が落ち、最終的には赤字にまでなっている形は、当サイトが会社を見るときに重く取る動き方です。理由は抽出範囲に書かれていないため、確定できません。

材料5:財務。自己資本比率45.10%は、5期の中で最も低い水準です。1年で13.5ポイント下がりました。ただし総資産36,141百万円に対して純資産16,290百万円という水準そのものは、「危ない」と書ける数字ではありません。

材料6:人の増減。5期で△4人。増えても減ってもいないため、この指標からは「拡大局面」とも「縮小局面」とも読めません。

そのうえでの編集部の読みです。事業の性質、工場5か所という設備、プライム市場への上場、そして人員の安定を合わせると、働く場所として短期に消える形ではありません。

一方で、応募者が確かめるべき論点は明確です。1つは、第73期に純資産が49億円減った理由。もう1つは、売上が止まったまま利益だけが落ちている理由。どちらも開示されていないため、面談で聞くしかありません。そして、この2つは聞いて困る質問ではありません。有価証券報告書に載っている数字についての質問だからです。

同じ自動車向けゴム部品の分野で数字を並べるなら、西川ゴム工業の5期を同じ枠で確認した記事と、ニチリンの平均年間給与と従業員数の動きもあわせて見ると、業界の中での位置がつかみやすくなります。規模がまったく違う会社との対比なら、平均年収が連結11万人ではなく単体13,934人の数字だったタイヤメーカーが参考になります。

3事業の売上構成比から純資産減少の理由まで|開示されていない11項目

答えられないものを、はっきり書きます。次の項目は、本記事が確認した資料のどこにも記載がありませんでした。

  • 月平均の残業時間
  • 離職率(3年以内離職率を含む)
  • 年次有給休暇の取得率
  • 年齢別・職種別・役職別の年収
  • 初任給の額
  • 賞与だけの金額と、その算定方法
  • 退職金の支給額と算定式
  • 3つの事業(ゴム/金属・樹脂/バイオ・医療)それぞれの売上構成比
  • 工場ごとの人員配置
  • 連結の従業員数と、海外拠点の一覧
  • 第73期に純資産が4,962百万円減った理由

当サイトは、この11項目について推定値を書きません。他サイトに出ている「フコクの年収は30代後半で600万円前後」「20代後半で400万〜500万円」といった数値は、口コミの集計か推計です。根拠が確かめられないものを、有価証券報告書の実額と同じ顔で並べることはしません。

なお、「継続企業の前提に関する注記」については、編集部は確認していません。リサーチの走査では該当の見出しを見つけられませんでしたが、見つけられなかったことと、存在しないことは別です。

私が「純資産が減った年」を面接で聞く理由

採用の側で面接に立ってきた経験から書くと、業績の質問は、聞き方を1つ変えるだけで返ってくる情報量が変わります。

よくあるのは「御社の業績は今後どうなりますか」という聞き方です。この聞き方だと、返ってくるのはほぼ必ず前向きな見通しになります。会社の代表として答える以上、そうなるのが自然です。

私が勧めるのは、有価証券報告書に載っている数字を1つ名指しして聞くことです。フコクの場合なら、「第73期に純資産が21,252百万円から16,290百万円に減っていますが、これはどういう性質のものですか」と聞く形になります。

この聞き方には3つの利点があります。

1つ目。公開されている情報についての質問なので、答えられない性質のものではありません。有価証券報告書は誰でも読める書類です。

2つ目。答え方から、その会社が数字をどう扱っているかが見えます。即答できるか、担当部署に確認すると返すか、質問の意図を確かめ返してくるか。どれも情報です。

3つ目。自分がその数字を読んだという事実が伝わります。面接をしていた側の実感として、有価証券報告書を実際に開いてきた応募者は多くありません。

ただし注意点が1つあります。数字を突きつける聞き方にしないことです。「なぜ減ったんですか」ではなく「どういう性質のものですか」と聞くほうが、会社側も説明の枠を選びやすくなります。目的は追及ではなく、自分が入る場所の状態を知ることです。

なお、労働条件そのものについては、聞くまでもなく明示される決まりがあります。募集に当たっては、業務の内容・賃金・労働時間その他の労働条件を明示しなければなりません(職業安定法5条の3第1項)。明示事項の中身は、同条4項の委任を受けた職業安定法施行規則4条の2第3項に並んでいます。賃金の額は5号、就業の場所とその変更の範囲は3号です。工場が3県に分かれている会社なので、3号は特に確認する価値があります。

純資産4,962百万円減でも人は動いていない|向いている人と、条件を先に詰めたい人

すすめられる人

  • ゴム加工という技術の分野で長く積むつもりの人。平均勤続年数15.6年、創立1953年。在籍が長い人を多く含む集団です
  • 埼玉・群馬・愛知のいずれかで働くことを受け入れられる人。工場は上尾・群馬・群馬第二・愛知・西尾の5か所です
  • 人の入れ替わりが少ない組織を好む人。従業員数は5期で△4人。大きな採用も大きな削減もありません
  • 上場企業であることを条件に入れている人。東京証券取引所プライム市場に上場しています

先に確認が要る人

  • 財務の安定を条件の上位に置いている人。自己資本比率は58.60%から45.10%へ1期で13.5ポイント下がりました。理由は開示されていません
  • 業績が伸びている会社を選びたい人。直近3期の売上はほぼ横ばい、経常利益はピーク比△52.6%です
  • 短期で昇進したい人。従業員数が横ばいということは、ポジションの数も大きくは増えていない可能性があります(これは編集部の読みで、開示された事実ではありません)
  • 残業時間や有給取得率の実績値で比較したい人。 開示がありません。当サイトは推定値を書きません
  • 初任給や年代別の年収を入社前に確定させたい人。どちらも有価証券報告書と会社概要ページには載っていません

編集部の結論です。この会社の5期は、「売上は動いていないのに、利益と資本の欄だけが大きく動いた」形をしています。とくに第73期の純資産△4,962百万円と自己資本比率△13.5ポイントは、応募者が知らないまま入るには重い動きです。ただし、それが何を意味するのかを開示は説明していません。

そのうえで働く場所として見ると、事業の性質も、工場5か所という設備も、1,167名という人員の安定も、短期に細る形ではありません。判断が割れるのは「これから伸びるのか」であって、「続くのか」ではないと編集部は考えます。

応募するなら、年収の額より先に「第73期に純資産が減った理由」と「配属予定の工場・事務所はどこか」の2つを確認してください。その前に、まず自分の市場価値を測っておくことをおすすめします。647万円が自分にとって高いのか低いのかは、相場を知らないと判断できません。

よくある質問

フコクの平均年収はいくらですか

第73期(2026年3月期)の有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は6,471,860円です。平均年齢44.3歳、平均勤続年数15.6年の従業員1,167人の平均で、賞与と基準外賃金を含みます。会社概要ページの従業員数も「1,167名(正社員)」で一致しています。1円単位で開示されている実額なので、丸めた推定値ではありません。

フコクの将来性はどうですか

「働く場所として続くか」で見ると、短期に細る形は出ていません。従業員1,167名、工場5か所、東京証券取引所プライム市場に上場しています。ただし直近3期の売上高はほぼ横ばい(+0.1%)、経常利益はピーク比△52.6%、当期純利益は第73期に△504百万円の赤字へ転落し、純資産が4,962百万円(△23.3%)減って自己資本比率が13.5ポイント下がりました(いずれも編集部の算出)。理由は開示から確認できませんでした。投資の対象としての評価は、当サイトでは行いません。

フコクは何をしている会社ですか

会社概要ページが挙げている事業内容は、ゴム製品の製造販売/金属・合成樹脂製品の製造販売/バイオ、医療関連製品の製造販売の3つです。創立は1953年12月24日、登記上の本店は埼玉県上尾市、本社機能は埼玉県さいたま市浦和区にあります。3つの事業の売上構成比は、本記事が確認した資料には載っていませんでした。

フコクの工場はどこにありますか

会社概要ページに記載があるのは、上尾工場(本店)・群馬工場・群馬第二工場・愛知工場・西尾工場の5か所です。ほかに浦和事務所(本社)、大阪営業所、Φ(ファイ)コミュニケーションHUB(愛知県)が挙げられています。「本社勤務」が浦和事務所を指すのか上尾工場を指すのかは、求人票で確認してください。就業の場所とその変更の範囲は、法定の明示事項です(職業安定法施行規則4条の2第3項3号)。

フコクの自己資本比率が下がったのはなぜですか

理由は、本記事が用いた抽出範囲からは確認できませんでした。確認できるのは、第73期に純資産額が21,252百万円から16,290百万円へ4,962百万円(△23.3%)減り、総資産額はほぼ横ばい(36,252→36,141百万円)だったこと、その結果として自己資本比率が58.60%から45.10%になったことまでです(いずれも編集部の算出)。同じ期の当期純利益は△504百万円の赤字でした。純資産の減少4,962百万円のうち504百万円はこの赤字で説明がつきますが、残る4,458百万円の内訳は当サイトでは確認できていません。

フコクの離職率や残業時間はどれくらいですか

有価証券報告書の抽出範囲にも会社概要ページにも開示がありません。当サイトは推定値を書きません。関連する数字として言えるのは、提出会社の平均勤続年数が15.6年であることと、従業員数が5期で△4人とほぼ動いていないことまでです。この2つから残業時間や有給の取りやすさを導くことはできません。

フコクの初任給はいくらですか

本記事が確認した資料には記載がありませんでした。有価証券報告書の「従業員の状況」には平均年間給与しか載らず、会社概要ページにも初任給の記載はありません。初任給は年度ごとに改定されるため、採用ページか求人票で直接確認してください。求人票には賃金の額を記載する義務があります(職業安定法5条の3第1項、および同条4項の委任を受けた職業安定法施行規則4条の2第3項5号)。

フコクの従業員数は何人ですか

会社概要ページの記載は1,167名(正社員)(2026年3月末日現在)で、有価証券報告書の提出会社の欄(1,167人)と一致しています。5期の推移は1,171人→1,185人→1,157人→1,163人→1,167人で、5期の増減は△4人です(編集部の算出)。連結の従業員数は、本記事が確認した資料には載っていませんでした。

まとめ

  • 平均年間給与6,471,860円は、提出会社(単体)の従業員1,167人の平均。賞与と基準外賃金を含む
  • 会社概要ページの従業員数「1,167名(正社員)」と一致している
  • 平均年齢44.3歳、平均勤続年数15.6年。差は28.7歳(編集部の算出)
  • 5期の売上高は31,958百万円→35,735百万円(+11.8%)。ただし直近3期はほぼ横ばい(+0.1%)(いずれも同)
  • 経常利益は第71期の2,698百万円がピークで、第73期は1,280百万円(ピーク比△52.6%)(同)
  • 当期純利益は第71期の2,400百万円の黒字から第73期は△504百万円の赤字へ転落(同)
  • 【最重要】第73期に純資産額が21,252百万円→16,290百万円(△4,962百万円・△23.3%)(同)
  • 自己資本比率は58.60%→45.10%(△13.5ポイント)。総資産はほぼ横ばいのため、低下はすべて純資産側の減少による(同)
  • 同じ期の当期純利益は△504百万円の赤字。純資産の減少4,962百万円のうち504百万円はこの赤字で説明がつくが、残る4,458百万円の内訳は抽出範囲から特定できなかった(同)
  • 従業員数は1,171人→1,167人(△4人)。5期を通してほぼ動いていない
  • 1人あたり売上高は約2,729万円→約3,062万円(+12.2%)。ただし第71期以降はほぼ横ばい(同)
  • 創立1953年12月24日、登記上の本店は埼玉県上尾市、本社は埼玉県さいたま市浦和区。東京証券取引所プライム市場に上場
  • 工場は上尾・群馬・群馬第二・愛知・西尾の5か所(会社概要ページの記載)
  • 事業はゴム製品/金属・合成樹脂製品/バイオ、医療関連製品の3つ。売上構成比は開示がない
  • 残業時間・離職率・有休取得率・初任給・年齢別年収・連結従業員数はいずれも開示がない。当サイトは推定値を書かない
  • 「継続企業の前提に関する注記」の有無は、編集部が確認していない
  • この記事の「将来性」は、働く場所として続くかの意味。会社を投資の対象として評価してはいない

この会社に応募するなら、「第73期に純資産が減った理由」を面接で確認してください。公開されている書類に載っている数字についての質問なので、聞いて困るものではありません。その前に、まず自分の市場価値を測っておいてください。

※本記事の数値は、2026年9月21日に取得した第73期有価証券報告書と、2026年9月22日に確認した会社概要ページに基づきます。最新の情報は必ず公式のIR資料と採用情報でご確認ください。
※法令に関する記述は一般的な情報です。個別の労働条件の適否については、労働基準監督署・都道府県労働局・社会保険労務士などの専門家・公的機関にご確認ください。

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訂正履歴

  • 2026年9月22日|(第73期の当期純利益・純資産減少の理由):「同じ期の当期純利益は+504百万円です。利益を出しているのに純資産が49億円減っている。単純に足し引きすると、およそ5,466百万円が減る方向に動いた計算になります」としていましたが誤りでした。「第73期の当期純利益は△504百万円の赤字で、純資産の減少額4,962百万円のうち504百万円はこの赤字で説明がつく。残る4,458百万円の内訳は確認できていない」に改めました。理由:根拠データの抽出処理が、有価証券報告書の「△」と数字の間の空白に対応しておらず、赤字を黒字として配っていました。実際は第73期の当期純利益が赤字で、「利益が出ているのに純資産が減っている」という本記事の中心的な指摘の前提が誤りでした。5期の推移表・結論表・材料4・まとめ・FAQ1箇所の計6箇所を是正しました。

参考・出典

著者紹介
コロ助
コロ助
企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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