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クエストの年収596.6万円と評判|運用・開発・IT営業の中途採用を比較

コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

クエストの平均年間給与は596万5,656円です。2026年3月期の有価証券報告書に記載された株式会社クエスト単体の数字で、平均年齢38.6歳、平均勤続年数11.6年という社員構成に対応しています。転職時にこの金額が提示されるという意味ではなく、現在の募集では、ネットワークエンジニアとIT法人営業で年収帯も期待される役割も異なります。

同社を検討する際は、長期の運用・保守で顧客の業務を理解し、その知識を開発や改善提案につなげる働き方が自分に合うかが重要です。一次請けの比率が高いという会社の説明だけで、自社勤務や希望する工程への配属が決まるわけではありません。この記事では、東証スタンダード上場・証券コード2332、東京都港区芝浦に本社を置くクエストについて、給与、公開された社員の声、経験者採用、直近の事業変化を確認します。

この記事の結論

  • 年収:単体平均596.6万円。職種別の提示条件と分けて見る。
  • 採用:公式の開発・インフラ募集は実務経験3年以上が入口。
  • 仕事:継続運用の顧客知識を、改善や提案へ生かせるかが焦点。
  • 待遇:休日の対象年度と、社宅制度の適用範囲を確認する。

クエストの年収596.6万円を、年齢・勤続年数と一緒に読む

有価証券報告書の平均給与は、一定期間に在籍した社員の報酬を会社全体として捉えるための情報です。クエストでは、給与と年齢・勤続年数は提出会社単体の表に記載されています。グループ全体の人数を並べて「1,092人の平均給与」と説明すると対象が変わるため、以下のように分けて理解する必要があります。

項目2026年3月期の原本記載対象・注意点
平均年間給与5,965,656円(約596.6万円)株式会社クエスト単体。賞与・基準外賃金を含む
平均年齢38.6歳提出会社の従業員
平均勤続年数11.6年提出会社の従業員
従業員数単体986人/連結1,092人2026年3月31日時点の就業人員

原本では、パートおよび嘱託社員は従業員総数の10%未満であるため、人数の記載を省略しています。ここから臨時雇用がゼロとは判断できません。また、平均給与は賞与や基準外賃金を含むため、596.6万円を12で割った金額を月例の基本給とみなすのも適切ではありません。

平均勤続11.6年という数字には、同じ顧客のシステムを長く担当して経験を蓄積する同社の事業を考える手掛かりがあります。ただし、個々の配属期間や退職率を示すものではありません。38.6歳という平均年齢も、30代後半の中途入社者に同額を払う基準ではなく、若手から管理職・専門職までが含まれた結果です。

年収比較では、現職の基本給、直近の賞与、時間外手当を分けたうえで、応募する求人の内訳と合わせると判断しやすくなります。クエストの個別求人には残業時間を想定して示した年収もあるため、平均給与に近いかどうかだけでは、固定収入が増えるかを判断できません。

公開された社員の給与例には職種と時期の違いがある

転職会議の公開個別ページでは、2024年頃の20代後半・女性・正社員のプログラマが年収410万円を申告しています。2024年2月12日の投稿で、公開部分では昇給幅や評価の伝わり方への不満に触れています。一方、2024年頃の20代後半・男性・正社員のサーバ運用・保守職は年収500万円を申告し、2024年8月7日の投稿の公開部分で賞与の支給を評価しています。

この2例は職種が異なる個人の経験であり、20代の標準年収や社内の上下限ではありません。どちらも現在の募集条件そのものではなく、賞与への評価と月例の昇給への評価も別の話です。転職後の納得感を考える材料としては、年間総額だけでなく、基本給が上がる条件と成果が賞与へ反映される条件を分ける点に意味があります。

役割・成果を重視する給与方針と、個人の評価体験を区別する

最新の有価証券報告書は、給与について個人の役割や成果を重視する方針、賞与について会社業績や貢献度を反映する方針を説明しています。平均年間給与の前期比は2.7%増ですが、これは個々の社員が一律2.7%昇給したという情報ではありません。社員構成や賞与などの影響も含む平均値です。

客先で仕事をする技術者にとっては、日々の改善や顧客への貢献が、社内の役割評価へどのように伝わるかが重要になります。公開口コミに評価の伝達への不満があることは参考になりますが、2024年の一個人の声から現在の全社制度を断定することはできません。後述する専門職制度の見直しと合わせ、応募部署での評価者や目標の決め方を理解すると、古い評判をそのまま当てはめずに検討できます。

中途採用は、開発・インフラの総合募集と個別職種を分けて比較する

2026年11月1日に確認した公式の経験者採用ページには、開発系エンジニアとインフラエンジニアの募集があります。加えて、掲載期間内のdoda個別求人では、東京・神奈川のネットワークエンジニアと、田町本社のIT法人営業を確認しました。いずれも雇用法人は株式会社クエストですが、経験条件や給与の開示範囲は同じではありません。

募集主な仕事・必要経験給与の公開範囲
公式・開発系エンジニアオープン系言語、ERP・RPA・MS365などの開発・保守。オープン系言語の開発経験3年以上前職給与を考慮し会社規定による。金額の掲載なし
公式・インフラエンジニアクラウド・ネットワークの設計構築・保守など。インフラ経験3年以上前職給与を考慮し会社規定による。金額の掲載なし
個別・ネットワークエンジニアネットワーク経験3年以上に加え、構築経験1年以上。監視経験のみは対象外基本給月24.5万〜35.3万円、予定年収450万〜650万円
個別・IT法人営業IT業界の法人営業2年以上。先端分野のソリューション営業チームの立ち上げ基本給月42.3万〜60.5万円、予定年収700万〜1,000万円

個別求人の年収は、どちらも月20時間程度の残業を想定した金額です。金額は選考で上下する可能性があります。開発やインフラの公式総合募集に、個別ネットワーク求人の450万〜650万円を一律に適用することはできません。役割や勤務地を絞り込んだ求人ごとに比較するのが基本です。

開発経験と、監視から構築へ進んだ経験では応募先が変わる

公式の開発系募集は、オープン系言語による開発経験が入口です。ERPやRPAなどの仕事内容が並んでいても、すべての技術を入社前から経験していることが必須だとは記載されていません。一方、開発経験3年以上という条件は明記されているため、学習歴や資格だけで代わりになるとは読めません。

インフラの公式募集は広い領域を対象にしていますが、今回確認したネットワークの個別求人は、監視だけの経験を除き、構築経験も求めています。同じ「運用経験3年」でも、手順書に沿った監視が中心だった人と、構成変更や機器導入、切り替え対応まで担当した人では、要件との対応が違います。

したがって、応募先の選択では経験年数に加え、設計書・設定・検証・移行のうち何を自分で担当したかを整理すると有効です。クエストの運用保守には継続的な改善や顧客との調整が関わります。障害対応の件数だけでなく、再発防止や運用手順の改善へ進めた経験があれば、求人の仕事内容との接点を説明しやすくなります。

公式2職種では学歴、資格、年齢などを不問としていますが、経験要件まで不要になるわけではありません。また、営業個票は高校卒以上の学歴欄があり、技術職の条件をそのまま他職種へ移すこともできません。応募条件は、会社全体の採用イメージよりも、対象となる募集本文を優先して読む必要があります。

IT営業の高い年収帯には、提案と組織立ち上げの責任が伴う

IT法人営業は、単に既存製品を販売する担当者の募集とは性格が異なります。個別求人は、AI、データ基盤、ERP・CRM、セキュリティなどを扱うチームの立ち上げメンバー、リーダー候補という位置づけです。経営層やIT部門へのヒアリング、提案、受注後の導入初期のフォローに加え、プリセールス組織づくりも仕事に含まれます。

IT業界での法人営業経験2年以上が必須ですが、求人はSaaS、通信、ハードウェア、Webメディア、受託開発など、経験分野を限定していません。重要なのは商材名だけではなく、顧客の課題を整理し、社内の技術者と組み合わせて提案を具体化できるかです。担当案件は1〜3件程度との説明があり、件数を大量に処理する営業から、案件を深く進める営業へ移りたい人には比較材料になります。

ただし、少数の案件を担当することは負担が軽いという意味ではありません。大手企業の経営・業務課題を扱い、導入初期にも関わる募集である以上、関係者との調整や案件形成の責任を含めて考える必要があります。700万〜1,000万円という提示帯は、その役割を踏まえた求人の条件として見るべきです。

予定年収の「残業20時間」は固定残業代の設定ではない

ネットワークと営業の個票は、予定年収の算定で月20時間程度の残業を見込みつつ、残業代は実労働に応じて全額支給すると説明しています。したがって、「20時間分が月給に固定で含まれている」と読み替えることはできません。残業が想定より少なければ、時間外手当も変わるため、年収の見込みを基本給と分けて捉える必要があります。

たとえば年収だけを比べると差が小さく見える転職でも、現職の年収が多い残業で成り立っている場合と、基本給・賞与の比重が高い場合では意味が違います。クエストの求人には基本給の範囲があるので、最終的に提示される月額、賞与の考え方、想定する時間外労働の量をそれぞれ照らし合わせられます。

今回の個別求人は賞与年2回を記載していますが、過去の社員の給与例から自分の賞与月数を決めつけることはできません。入社時期による初年度の算定も、募集本文の年収帯だけでは確定しません。転職初年度の収入を重視する場合は、通年勤務の想定年収と初年度の実際の支給見込みを分けることが実務的です。

継続案件の多さは、顧客業務を覚えて改善に生かす働き方につながる

クエストの2026年9月公開の説明資料は、一次請け案件比率90%超、継続案件の売上比率約70%を強みとして挙げています。継続案件には、システムの安定稼働、機能改善、サーバーやネットワークの監視・運営、業務のアウトソーシングなどが含まれています。新規開発を終えたら関係が切れる仕事よりも、運用後の改善まで関わる仕事の比重を考える資料です。

この事業特性は、顧客の業務を理解する時間を取って専門性を深めたい人には魅力になり得ます。一方、短期間で次々と開発言語や業界を変えたい人は、継続案件の中でどのように担当範囲を広げるかを具体的に見る必要があります。「大手顧客との長期取引がある」という安心材料と、「自分の経験がどう広がるか」という判断は別です。

一次請け比率の高さから、自社勤務や上流工程の確約は導けない

一次請けは顧客との取引関係を示す言葉です。顧客と直接やり取りできる案件が多いとしても、全社員が要件定義だけを担当するわけではありません。実際に公式募集は開発と保守、インフラの設計構築と保守を併記し、勤務地にも顧客先を挙げています。

ネットワーク個票も東京や神奈川の顧客先が対象です。顧客に近い立場で現場の課題を知り、改善を提案する経験を求める人には接点がありますが、自社オフィス勤務を最優先する人には、取引形態とは別に就業場所を確認する必要があります。在宅勤務は相談可という記載で、出社日数を本人が自由に決められる制度だとは説明されていません。

応募する技術領域と担当顧客の組み合わせも重要です。同社は半導体・製造や金融など複数の業界を扱い、業務知識の積み上げを強みとしています。特定業界のシステムを安定させた経験は、言語や機器の知識に加えて評価される材料になり得ます。逆に、業界を変えること自体が目的であれば、その希望に合う募集があるかを先に確認したいところです。

運用保守からAI提案へ進む会社方針を、配属で具体化できるか

9月の説明資料では、長年の運用保守で得た顧客業務の理解を、AI活用の相談や共同開発につなげる構想を示しています。最新の第1四半期決算短信でも、事業ブランド「Unite」と、2026年5月から提供する生成AI活用支援「AI Studio」に言及しています。既存顧客を知っていることを新しい提案に結び付ける方向です。

転職者にとっての意味は、運用保守の経験が過去の技術だけとして扱われるとは限らない点にあります。顧客のどの業務で手作業が多いか、どこで品質や速度が落ちるかを理解していれば、改善提案を考える基礎になります。ただし、これは会社の事業方針から考えられる接点であり、運用職で入社した全員がAI開発へ異動できるという約束ではありません。

AIやセキュリティに関わりたい人は、会社にサービスがあることだけで応募先を選ばず、その求人が導入提案、設計、運用のどこを担当するかまで確認すると、希望との距離を見極められます。既存業務の理解を強みに伸ばす転職なのか、新しい技術を主業務にする転職なのかで、選ぶ募集と説明すべき経験が変わります。

休日・社宅・勤務地は、採用ページと開示資料の時点を合わせて確認する

クエストの働き方を調べると、公式採用ページ、有価証券報告書、個別求人に似た項目が並びますが、すべて同じ時点の情報ではありません。特に年間休日と住まいの支援は、ページにある条件を一つにまとめると誤解が生じるため、応募枠に対応させて整理します。

公式の121日は2024年度実績、個別求人にも121日の掲載がある

公式の経験者採用ページにある年間休日121日は、2024年度実績と明記されています。一方、今回確認したネットワークと営業の現行個別求人にも年間休日121日が掲載されています。数字が一致していても、公式の過去実績を現在の全募集の保証へ置き換えるのではなく、応募する求人の条件として確認するのが正確です。

勤務時間は9時〜17時30分、所定7時間45分、休憩45分が基本として示されています。公式の技術職とネットワーク個票は、顧客先の就業時間に従う場合があることも記載しています。同じ会社に入社しても担当する現場で始業・終業時刻が変わり得るため、通勤や家庭の予定を重視する場合は、配属先の時間を具体的に見る必要があります。

公式ページはフレックスタイム制なしとしています。在宅勤務の相談可という個票の説明は、始業時刻を自由に調整できるという意味ではありません。勤務場所、就業時刻、休憩、時間外労働は別々の条件として捉えると、リモートワークという言葉だけで期待を膨らませずに済みます。

個票の有給休暇は、入社時期に応じた初年度の付与日数が示されています。年間休日の数字に、取得できるか未確定の有給休暇を単純に足して「年間休みが何日」と説明することは避けたいところです。土日祝の休日と、本人の申請で使う有給、リフレッシュ休暇などは、利用場面や取り扱いを分けて考えられます。

社宅の新制度と「寮社宅なし」の募集表記は対象確認が必要

有価証券報告書には、2025年度に転勤に伴う仕組みを充実させ、社宅制度を導入したことが記載されています。しかし、確認した公式経験者採用ページやネットワーク個票には、寮・社宅なしという記載も残っています。これらを勝手に統合して、すべての中途入社者が社宅を利用できる、あるいは会社に社宅制度が存在しない、と断定することはできません。

転勤時の制度なのか、入社に伴う転居でも利用できるのか、応募地域や採用枠に制約があるのかで、転職者への適用は変わります。地方から首都圏へ移る人にとっては住居費の影響が大きいため、求人の基本給だけで比較せず、採用時点の住居支援の対象を確認する必要があります。

このような表記差は、どちらかをただちに誤りと決めつける材料ではありません。新制度の導入と、個々の採用条件の更新・適用範囲は別の問題です。今回の記事でも社宅導入を福利厚生の事実として扱いながら、応募者全員への支給条件にはしていません。

無期雇用、試用期間、退職金の適用条件を分ける

公式2職種と確認した個別2求人は、期間の定めのない正社員募集です。試用期間はいずれも3か月ですが、公式技術職とネットワーク個票では条件変更なしを確認できる一方、営業個票は期間の記載のみです。別の職種で同条件と書かれていることを理由に、営業の試用中条件まで補うことはしません。

退職金は公式にも制度の記載があり、個別求人では3年以上勤務した社員が対象とされています。転職時には制度の有無だけでなく、短期間で退職した場合の対象外期間も比較材料になります。資格取得の一時金などと違い、長く在籍することで意味が出る待遇として位置づけられます。

転勤については「当面なし」という記載であり、将来にわたる勤務地限定の契約とは意味が異なります。公式募集は国内の複数拠点や顧客先を挙げているため、地域定着を最優先する人は、今回の配属予定と将来の異動範囲を分けて理解することが大切です。

専門職の評価見直しと、社内公募を自分の成長経路につなげる

クエストの有価証券報告書には、研修の実施だけでなく、仕事の配置や評価に関する施策が記載されています。経験者にとっては、入社時の技術を使い続けるだけでなく、その後の役割拡大をどう支えるかという観点で読むと役に立ちます。

IDP、専門職スキルマップ、通年の社内公募

会社は個別育成計画であるIDPを通じた育成ローテーションや、タレントマネジメントの活用を進めています。2025年度の取り組みには、専門職の評価制度の一部見直し、専門職スキルマップの作成、社内公募の通年実施開始も挙げられています。技術を深める道と担当を変える道の両方に関連する施策です。

長期の顧客案件を多く扱う会社では、現場で蓄積した知識を維持することと、社員が新しい領域へ進むことの両立が課題になり得ます。通年公募があるという事実は、その接点を探す仕組みとして意味がありますが、希望すれば必ず異動できるとは示されていません。どの経験やスキルが次の役割につながるかを、応募先の評価の考え方と合わせて理解したいところです。

ネットワークの個別求人は、資格取得に伴う最大30万円の一時金や受験費用の補助、オンライン学習、半年ごとの目標を扱う面談を紹介しています。一時金は毎月の資格手当と同じではありません。学習支援を収入として過大に数えるよりも、応募する仕事で必要になる技術を継続して学ぶ負担をどこまで支援するかという観点が合っています。

運用から構築へ進みたい人は、資格名だけでなく実務で設計・構築を担当する機会があるかが重要です。会社に学習サービスがあっても、実際の担当範囲が変わらなければ経験として積み上げにくいため、教育制度と配属後の役割を一緒に捉える必要があります。

女性管理職と育児支援の指標は、集計の定義まで読む

有価証券報告書が示す2025年度の女性管理職比率は11.2%です。前年度の10.9%からの変化を確認できますが、この数字だけで各部署の登用機会が同じとはいえません。専門職を目指すのか、人を管理する職を目指すのかによっても見るべき昇進経路は変わります。

同年度の男性の育児関連休業取得率は83.3%と記載されています。原本の注記では、育児休業等と育児目的休暇を含む定義です。そのため、全員が長期の育児休業を取得した割合として説明するのは正確ではありません。制度を利用しながら働くことを考える人は、取得率に加え、配属先での業務引き継ぎや復帰後の担当の決め方を知ると、数字を自身の生活に引き寄せられます。

会社はハイブリッドな働き方、社員との対話、アンケートなども人材施策として説明しています。これらは会社の取り組みであり、個々の職場での満足度そのものではありません。公式施策と社員の一例をそれぞれの範囲で読むことで、肯定的な制度説明にも、古い不満の声にも偏らない検討ができます。

最新の第1四半期は増収減益、処遇改善と採用への費用も増えている

2026年11月1日時点で確認した最新の四半期決算は、2027年3月期第1四半期、2026年4〜6月の連結実績です。公式IRカレンダーでは中間決算発表を11月13日に予定しており、まだ発表されていない中間実績を判断材料に含めることはできません。

2026年4〜6月連結実績前年同期比
売上高47億1,100万円7.5%増
営業利益2億1,200万円3.4%減
経常利益2億2,400万円4.7%減
親会社株主に帰属する四半期純利益1億4,100万円7.4%減

決算短信は、製造分野の運用領域でアウトソーシングが拡大し、公共・社会分野でも新規案件を受注したことを増収の背景に挙げています。一方、従業員の処遇改善や採用強化による費用増加に加え、収益性向上の施策の効果に想定より時間がかかっていることが減益につながったと説明しています。

転職先として読む場合、売上が伸びていることと、利益の伸びが一時的に鈍っていることの両方を見る必要があります。処遇や採用へ費用を使っているという説明は人材投資の方向を示しますが、それだけで今後の個人の昇給や賞与増額が決まるわけではありません。収益改善の進捗と、新しいサービスが既存顧客へ広がるかを合わせて見るのが現実的です。

同四半期末の自己資本比率は72.3%です。財務の余力を見る指標にはなりますが、技術者にとっての配属の良し悪しや営業の目標負担を表す数字ではありません。安定した取引を基盤に、AIやセキュリティなどの提案領域を伸ばそうとしている会社で、自分がどの役割を担うかが転職判断の中心になります。

応募では、技術名より「顧客の運用や事業をどう良くしたか」を具体化する

クエストの事業方針と現行求人を合わせると、経験者は担当技術の一覧に加え、顧客の仕事を理解して改善した経験を説明しやすい会社と考えられます。これは会社が示す採点基準の転載ではなく、長期運用と提案型サービス、現在の募集内容から整理した応募準備の視点です。

開発職なら、実装した機能の数だけでなく、既存システムの制約をどう理解し、利用部門や運用担当とどのように調整したかが材料になります。ネットワーク職なら、監視と構築の担当範囲を明確にし、切り替えや障害時に自分が判断した内容を示すと、今回の経験要件との対応が分かりやすくなります。

営業職は、契約金額だけでなく、顧客課題の発見から提案内容の組み立て、技術者との連携までの流れを説明することが、立ち上げメンバーという役割とつながります。特にリーダー候補として応募する場合は、個人の受注実績と、周囲が提案を進められるようにした経験を分けると、期待される仕事との接点を伝えられます。

公式の経験者採用は、Webを想定する面接1〜2回と適性検査を案内しています。個別求人では受付経路も異なるため、選考回数をすべての募集に確定情報として広げず、実際の案内を確認します。社名だけを見て応募するより、職種名、勤務地、経験要件、希望する担当工程を揃えておくほうが、配属の認識違いを減らせます。

長期顧客の業務理解を強みにしたい人、運用・保守の経験を改善や提案に広げたい人には、具体的な募集と照らして検討する価値があります。一方、入社直後から自社内勤務、完全在宅、特定の最新技術だけへの配属を必須とする人は、その条件を満たす個別募集があることを確認してから判断するのがよいでしょう。

まとめ:クエストは平均年収より、職種と長期案件で担う役割を重ねて選ぶ

クエストの2026年3月期の平均年間給与は約596.6万円、平均年齢38.6歳、平均勤続11.6年です。これに対し、中途採用の条件は、開発・インフラの経験者募集、構築経験を求めるネットワーク職、提案と組織づくりを担うIT営業で異なります。過去の社員の給与例も参考になりますが、自分に適用される金額は現在の職種別条件で判断する必要があります。

継続案件の多い事業を、自分の業務知識を深める機会として生かせるか。そこで得た経験を、新しい技術や提案へ広げられるか。この2点を軸に、実際の勤務地・工程・評価方法を確認すると、同社の強みと自分の希望を合わせやすくなります。休日の対象年度や社宅の適用範囲など、資料間で違いがある条件も応募先の説明で確かめ、納得できる役割と待遇を選びましょう。

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参考・出典

数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。

執筆:コロ助。最終更新:2026年11月1日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

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企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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