マネックスグループの年収942.7万円|持株会社の中途4職と働き方
※本記事にはプロモーションを含みます。
マネックスグループの平均年間給与は、2026年3月期の有価証券報告書で9,426,622円、約942.7万円です。この金額は上場持株会社本体の実績であり、マネックス証券や海外・暗号資産関連会社の社員を一括した平均ではありません。転職を検討する場合は、知名度のある証券サービスと、応募する法人の仕事を分けて見る必要があります。
2026年10月28日に公式採用ページで確認した本体の募集には、戦略企画、財務、中途採用人事、社内ITがあります。いずれも専門経験を使う職種ですが、投資案件を動かす仕事と、資金・人員・システムを整える仕事では、必要な実績も働き方も異なります。本稿では有報、現行の職種別募集、公開された社員の声、最新決算を照合し、待遇と仕事の両面から応募先を選ぶ材料を整理します。
この記事の結論
- 年収:本体平均942.7万円。証券会社や連結全体の平均ではありません。
- 募集:戦略企画・財務・人事・社内ITで求める専門経験が異なります。
- 給与条件:モデル年収の残業30時間と、固定残業の提示例を分けます。
- 勤務:在宅の運用は職種別。フレックスは試用期間終了後の適用です。
平均年収942.7万円を、持株会社の規模と職種別の提示額から読む
有価証券報告書の給与表は、マネックスグループ株式会社という提出会社の従業員を対象としています。証券、デジタルアセット、資産運用などの事業に関わるグループですが、本体の採用を判断する際は、まずこの小規模な組織の数値として読みます。
| 項目 | 2026年3月期・本体の開示値 | 読み方 |
|---|---|---|
| 平均年間給与 | 9,426,622円 | 賞与・基準外賃金を含む。前年比0.8%増 |
| 平均年齢 | 43.5歳 | 応募者の年齢別の給与を示す表ではない |
| 平均勤続年数 | 4.7年 | 個々の職歴全体や他社経験年数とは異なる |
| 従業員数 | 57人 | 2026年3月末の就業人員。執行役員を除く |
給与・年齢・勤続の表に、全グループの人数をつなげるのは適切ではありません。連結従業員数は1,122人で、別に臨時従業員179人を年間平均の外数として記載しています。連結人数は執行役員等32人と休職者15人を除く集計です。また、派遣従業員は従業員の10%未満のため記載を省略しており、派遣がいないという意味ではありません。本体の表には臨時従業員の外数が示されていないため、そこから人数を補いません。
平均年齢43.5歳に対して勤続4.7年という組み合わせからも、勤続年数だけで給与を当てはめることはできません。後述する本体の中途採用比率や専門職募集と合わせれば、社外で培った経験を評価する採用を検討しやすい会社です。ただし、平均値から「40代なら同額」「入社5年で到達」といった給与曲線までは作れません。
名称の近いマネックス証券も別法人です。有報では、ドコモマネックスホールディングスについて、当社の持分が約51%でも、取締役の指名権などを踏まえて実質的な支配を持たず、同社とマネックス証券を持分法の対象としていると説明しています。持分割合だけで、上場マネックスグループ全体をドコモの子会社と捉えるのも正確ではありません。どの会社の求人・給与・社員の声かをそろえることが、比較の出発点です。
公開された給与の声は、投稿日と入社区分を限定して参考にする
OpenMoneyの2023年6月5日投稿は、その他・総合職、新卒入社、当時在籍、勤続5年以上10年未満の回答で、新卒給与の水準を肯定的に述べています。一方、2024年8月14日付の企画・マーケティング/総合職、中途入社、退職済み、勤続5年以上10年未満の公開部分には、賞与をあまり多く感じなかったという趣旨の声があります。
いずれも公開冒頭に限った個人の見方です。前者の新卒時の話を現在の中途給与に置き換えたり、後者から全社の賞与月数を決めたりすることはできません。本稿では、公開範囲で本人の現在の受給額を確定できないため、匿名社員の年収例は作らず、次の現行求人の条件を比較に使います。
4職のモデル年収は、月30時間分の残業代と賞与を含む想定
公式Talentioの4求人を同じ基準で並べると、月給とモデル年収の関係が見えます。下記の年収は全て、月30時間分の別途支給される残業代と年2回の賞与を含んだ想定です。会社・個人の業績や勤務実績で変動するため、固定された年間受給額ではありません。
| 職種 | 月給の掲載目安 | モデル年収 | 残業代についての掲載 |
|---|---|---|---|
| 戦略企画 | 37万5,000〜53万3,400円 | 624万〜888万円 | 実績分を別途支給。提示によって固定残業を含む場合あり |
| 財務 | 37万5,000〜80万円 | 624万〜1,100万円 | 実績分を別途支給。提示によって固定残業を含む場合あり |
| 中途採用人事 | 35万5,000〜53万3,400円 | 591万〜888万円 | 実績分を別途支給 |
| 社内IT | 35万5,000〜87万5,000円 | 591万〜1,210万円 | 実績分を別途支給。提示によって固定残業を含む場合あり |
戦略企画・財務・社内ITの求人では、固定残業を含む提示例として、月75万円を基本給61万462円と30時間分の固定残業代13万9,538円に分け、30時間超過分は別途支給すると示しています。戦略企画では、この75万円の説明例が月給目安の上限を超えています。記事側で月給帯を75万円まで広げず、実際の提示額と内訳を個別に確認すべき記載です。
人事の求人には、この固定残業例はありません。他職種の記載を共通制度として移すのではなく、本人に示される月給がどの構成かを確認します。また、社内ITには月平均残業20時間前後という説明もありますが、集計期間は明示されていません。年収計算上の30時間、固定残業を付ける場合の30時間、職場の残業状況の説明は、それぞれ異なる情報です。
平均年収942.7万円と求人の下限に差があっても、そのまま待遇の不一致とはいえません。有報は既存社員の年間実績、求人は経験に応じた採用時の目安です。特に今回の募集では同じ部門名でも担当者から将来の責任者まで役割の広がりがあり、給与交渉では自分が最初に担う範囲と等級を先に確かめると比較しやすくなります。
戦略企画と財務は、同じM&Aに関わっても担当する判断が違う
持株会社の専門職として目立つのが、投資・再編を扱う戦略企画と、グループのお金の流れを扱う財務です。どちらもM&Aに関わりますが、採用要件を読むと、実行した案件のどの部分を担当したかが問われることが分かります。
戦略企画は、案件の検討から実行後の管理までを見渡す経験者向け
戦略企画の公式募集は、M&A、企業再編、資本提携・業務提携などに携わった経験を必須としています。金融業界での経験は不問ですが、案件実務まで未経験でよいという要件ではありません。銀行、ファンド、コンサルティング、事業会社など、出身業態よりも行ってきた仕事を評価する入口です。
企業価値評価、財務モデル、初期調査・デューデリジェンス、会計・税務・法制度の知識、業務での英語使用は歓迎項目です。例えば企業価値を計算した経験だけでなく、その結果を使って投資条件をどう変えたのか、社内の意思決定までどう進めたのかを説明できると、募集業務との接点が明確になります。
会社は募集ページで、年間15〜20件を検討し、1〜2件を実行する状況を説明しています。これは求人上の説明であり、特定年度の確定実績として全ての年に当てはめるものではありません。それでも、成立案件だけを処理する役割ではなく、初期分析や見送りの判断を継続的に行う仕事だと読み取れます。成立件数だけで自分の成果を示すより、候補比較や条件交渉、投資後の管理まで役割を区別するのが有効です。
将来像には、投資責任者、戦略企画の管理職、買収先への出向を通じた事業運営などが挙げられています。投資判断を深めたい人と、投資後に経営へ移りたい人では希望する経験が異なります。出向は例示される選択肢であり、入社時に必ず実現する進路ではありません。海外を含む出張が3カ月に1回程度あるという現行記載も含め、案件に近い働き方を受け入れられるかが判断点です。
財務は、送金・資金調達から子会社運営まで担当範囲が広い
財務部は求人上3名体制です。日々の決済や海外送金、子会社融資、銀行借入・社債発行、為替ヘッジ、資金計画を扱い、調達子会社の経理処理や取締役会運営にも関わります。企業買収の分析だけを行う部署とは異なり、普段の資金運営と案件に伴う調達をつなぐ仕事です。
必須要件は、財務部で3年以上の経験、企業財務としての金融機関からの資金調達または銀行融資業務の3年以上の経験、財務三表の理解、英語利用に前向きであることを、全て満たすという書き方です。銀行で融資を3年担当すれば他の項目が不要、という読み方にはしません。銀行経験を主な強みとする人は、自分の経歴が財務部経験の条件にどう対応するかも採用側に確認する必要があります。
英語は実務経験不問で、翻訳ツールやAIを使った基本的な読解・問い合わせへの対応が想定されています。高度な会話力を一律に求める募集ではありませんが、海外送金や海外子会社に関する業務がある以上、英語を避けて仕事を組み立てる職種でもありません。扱った通貨、融資先、決済やヘッジの範囲が分かる職歴にすると、経験を伝えやすくなります。
入社直後から半年程度は業務フローを習得し、その後に金融機関交渉やグループの会議議案へ関わる想定です。将来のマネージャー候補という説明を、初日から管理職待遇になる意味に置き換えないことも大切です。財務の特定分野だけを続けたい人より、決済から資金戦略、子会社の運営まで担当を広げたい人に適合しやすい募集と考えられます。
人事は2社の採用を支え、社内ITはAIも含めた業務基盤を整える
人事と社内ITは、事業を動かす人や環境の整備を担います。ただし、人事は証券会社との兼務が明記され、ITは社内OA基盤に重点があります。どちらも「金融会社の本部勤務」という括りだけでは、仕事の内容を捉えきれません。
人事は紹介会社の経験も対象。採用計画約90人は2社をまたぐ仕事
現行の人事募集は、事業会社・RPOなどでの中途採用経験、または人材紹介会社でのRA、CA、両面型コンサルタントの経験のいずれかを入口としています。現物の要件に一律の経験3年以上という記載はありません。採用支援から事業会社人事へ移りたい人も検討できますが、日程調整だけの仕事ではなく、関係者と調整し課題を解いてきたことが重視されています。
担当範囲はマネックスグループとマネックス証券の中途採用で、年間の採用計画は約90人と掲載されています。本体57人という有報の人数と直接比べて、大規模な入れ替えがあると推測することはできません。2社を対象とする計画値であり、実際に採用し終えた人数でもありません。
ビジネス、エンジニア、コーポレート、金融専門職などの要件整理、紹介会社との連携、直接採用、面談・面接、候補者の意向形成、進捗分析を担います。日程調整は専任スタッフが担当するため、候補者数を処理する力に加えて、採用手法や選考過程を改善する力が問われる配置です。紹介会社出身なら、成約数だけでなく、現場との条件調整や候補者の辞退理由を改善した経験が結び付きます。
入社後半年〜1年程度で採用領域をリードすることが期待されていますが、経験と習熟に応じた想定です。人材育成や組織開発にも広げられる一方、採用が主軸である点は変わりません。制度企画だけを専任で行いたい人は、最初の担当比率が希望に合うかを確認したいところです。兼務先ごとの依頼が重なる場合の優先順位や、採用部門と人事側の役割分担も、仕事の進めやすさに関わります。
社内ITは、ネットワークと権限管理を通じて生成AIの利用を支える
社内ITの公式募集は、Google Workspaceを中心とするクラウドと、社内設置のファイルサーバーが混在する環境を対象にしています。ネットワーク更新、クラウド移行の検討、認証・端末管理、障害対応に加え、生成AIのアカウント、ライセンス、アクセス権限や利用方針の整備まで扱います。
したがって、生成AIモデルを開発する求人や、証券の顧客向け取引システムだけを開発する求人とは異なります。新しいツールの導入に関わりながら、既存環境を動かし続ける責任も持つ社内情報システム職です。利便性を上げる要望と、情報を守るための制約を調整する経験が活かしやすい内容です。
必須条件は、SASEを用いたネットワークセキュリティ設計経験に加え、ネットワーク基盤、オンプレミス環境、Google Workspace等の企業向け運用管理のいずれかを目安3年以上経験していることです。後半のどれかだけを満たせばよいわけではありません。一方、企業向け生成AIの運用や関連資格は歓迎条件なので、AI導入の経験がないことだけで対象外と決める必要もありません。
入社直後は既存環境を理解して改善し、将来はIT・セキュリティの管理職、全体構成を設計する職種、認証や端末管理などの専門職を目指す選択肢が示されています。システム更新で自分が設計した部分、運用へ引き継いだ部分、障害時の対応範囲を整理すると、希望する専門性と募集の接点が分かります。新しいAIツールの名称だけで応募を判断せず、日々の運用も含めて引き受けたいかを考える募集です。
在宅勤務とフレックスは、4職の運用と入社直後を分けて確認する
公式4求人には共通する雇用・休暇条件がありますが、出社頻度や業務習得中の扱いには差があります。全社を一律に「完全在宅」「入社初日から自由な時間で勤務」と説明できる条件ではありません。
| 項目 | 4求人で確認した条件 |
|---|---|
| 雇用形態・試用 | 正社員。試用3カ月、給与・待遇変更なし。契約期間の明細は未掲載 |
| 標準勤務 | 8時30分〜17時、1日7.5時間、休憩60分、時間外労働あり |
| 休日 | 土曜・日曜・祝日、年末年始12月31日〜1月3日 |
| 休暇 | 入社月に応じ有休2〜10日を初日から利用可。連続休暇5日、誕生日1日、勤続5年ごと5日など |
| 就業場所などの変更 | 業務・勤務地の変更範囲は会社が定める範囲 |
出社頻度は、戦略企画・財務・人事・ITそれぞれで異なる
戦略企画は在宅勤務が可能ですが、業務習得中は出社を中心とします。財務は週1〜2回程度の在宅を想定し、出社時刻はおおむね10時頃としながら、業務に支障がなければ午前の在宅などを柔軟に組み合わせる説明です。人事は在宅あり、社内ITは週2日程度の出社を想定しています。
コアタイム11〜14時の記載を確認できるのは戦略企画・人事・社内ITです。財務の個別記載へ同じ時間帯を移してはいません。また、4職ともフレックス制度のある部署では試用期間終了後に適用すると明記しています。試用中の給与が同じでも、時間の運用まで入社後ずっと同じではないため、最初の3カ月の通勤を具体的に考える必要があります。
戦略企画は個別の勤務地欄にマネックスグループ本社、共通欄にマネックス証券本社とあり、住所は同じアーク森ビルです。本体の職種として掲載されていますが、住所が同じことだけで雇用契約の法人や配属を決めつけられません。人事は証券の人事部との兼務が明記されているため、こちらも契約上の雇用主と日々の担当先を分けて確認します。
働き方の古い声として、転職会議の2017年6月5日投稿には、2017年頃の20代後半男性・正社員プロジェクトマネージャーが、案件の稼働状況によって仕事と生活の両立が変わる趣旨を述べています。現在の残業時間を示す材料にはできませんが、現行IT求人の障害対応や戦略企画の案件実行など、通常時と業務が集中する時期の違いを確認する視点になります。
学習支援や休暇は、実際に使う条件まで把握する
福利厚生として、社会保険、確定拠出年金、団体長期障害所得補償保険、育児支援、資格取得支援、外部講座・Udemy・英語学習支援などが掲載されています。資格取得支援は年間50万円までという上限です。全員に毎年50万円を現金支給する制度として年収に足すものではなく、対象となる資格や費用、申請手順を確認して使う支援です。
4職の仕事に引き寄せると、財務・戦略企画では会計や英語、社内ITではセキュリティ関連の学習との接点があります。ただし、掲載される制度だけで学習時間が業務内に確保されるかまでは分かりません。実務で不足する知識をどの支援で補えるかが分かれば、転職後の習得計画を立てやすくなります。
初日から使える有休や連続休暇は、入社直後の生活にも関係する条件です。一方、年間休日の総日数は今回の求人では明示されていません。記事で日数を計算して会社の公称値にせず、部署の年間予定や引き継ぎ体制と合わせて確認します。少人数の財務や案件実行中の戦略企画では、休暇日数に加え、代替対応を誰が担うかも働きやすさを左右します。
中途採用100%という実績と、評価・人材育成の仕組みをどう見るか
2026年3月期の有報で、持株会社本体の中途採用比率は100.0%です。対象は正社員の採用であり、既存社員全員が中途入社という構成比ではありません。今回の4職のように経験を前提とする募集を読むうえで、中途人材を受け入れてきた実績として位置付けられます。
有報の報酬方針は、職務の役割・責任や専門性、期待される貢献などを踏まえた固定報酬と、業績・評価に基づく賞与を組み合わせています。能力や目標だけでなく、その過程や複数年の取り組みも評価する説明があり、賞与は会社・部門・個人の段階で検討されます。単純に勤続年数が伸びれば同じ幅で増える制度としては読めません。
評価の流れには本人評価、上司による評価、部門責任者、評価委員会、本人へのフィードバックが含まれます。戦略企画なら成立案件以外の分析、人事なら採用数以外の過程改善、ITなら障害を減らす運用整備も仕事の一部です。こうした成果を自分の目標へどう落とし込むかが、制度を実際の納得感につなげるポイントになります。会社が挙げる評価方針と、各職種の目標設定例を合わせて確認するとよいでしょう。
統合報告書2026では、多様性、事業構成の変化への対応、専門性、生産性、組織文化を人材上の課題として扱っています。グループ各社の人材施策を共有しつつ、異なる強みを結び付ける方向性です。海外企業の制度や研修を紹介していても、それが全て本体の採用者に同条件で適用されるわけではありません。
人事担当者の説明では、対話や1on1などに関わる一部の設問が直近3回で1〜3ポイント改善した一方、まだ良好な水準とはいえないという認識も示しています。制度があることだけで職場満足度が高いと断定せず、改善を続けている段階として見るのが適切です。採用人事の求人に組織開発が含まれることも、この課題とつなげて理解できます。
編集上は、既に整った制度を利用するだけでなく、専門経験を使って仕組みを改善する仕事を好む人に接点があると考えます。一方で、異なる国・事業・法人の関係者と進める以上、自分の前職のやり方をそのまま適用できるとは限りません。具体的にどの組織へ働きかける権限があるのかを確かめることが、役職名だけで裁量を測るより有用です。
直近決算と組織改定は、持株会社で担う仕事の背景になる
2026年10月28日時点で、公式IR予定には11月9日の第2四半期決算発表が掲載されています。本稿では未発表の数値を先取りせず、8月6日公表の2027年3月期第1四半期決算と、9月の組織開示を使います。給与表の2026年3月期と、現在の事業状況の時点は別です。
| 2026年4〜6月・IFRS連結 | 実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 営業収益 | 193億8,900万円 | 3.8%増 |
| 税引前利益 | 22億8,000万円 | 22.4%減 |
| 親会社所有者に帰属する四半期利益 | 19億2,200万円 | 3.6%増 |
税引前利益が減る一方、親会社帰属利益は増えており、最終利益だけで全ての事業が順調とまとめることはできません。受入手数料の増加、金融収益の減少、費用の増加、税金など、それぞれの要素が影響しています。証券セグメントとデジタルアセットセグメントでも利益の状況は異なります。持株会社の仕事は、この異なる事業を見ながら投資・資金・人材を考える性質があります。
同決算では、3iQのグループ内での移管や、4月からのデジタルアセットというセグメント名称も説明しています。事業が増えるだけでなく、どの会社の下に置くかも変わります。戦略企画の求人が買収・売却・提携・再編を広く扱い、財務の求人が海外子会社の資金運営を扱う理由を理解する材料です。これらは仕事の背景であり、個人の賞与や役職が上がる保証ではありません。
9月24日の開示では、10月1日付の組織改定としてCSOの設置と、監査委員会室からCEO直下のグローバル監査室への変更を公表しています。グローバルな戦略推進や情報連携を整える動きとして読めますが、今回の4求人が全て新組織へ配属されるとまでは記載されていません。応募中に組織が変わった場合は、募集時の部門名だけでなく、実際の上司・責任範囲を再確認することが大切です。
会社は相場の影響などから業績予想を開示していません。転職の判断でも、直近の最終利益だけを使って将来の給与を予測するより、担当職種がどの課題を解決するための募集かに注目するほうが実務的です。投資案件の選定、資金調達、専門人材の採用、社内ITの安全な更新という4職の役割は、現在の事業構成と具体的につながっています。
まとめ:本体の専門職として、最初の担当範囲と給与内訳を合わせる
マネックスグループの平均年収942.7万円は、持株会社本体57人を対象とする給与表の数値です。応募時の待遇は、戦略企画・財務・人事・社内ITそれぞれの職務と評価によって決まります。証券会社の給与や顧客としてのサービス評判を混ぜず、自分が働く法人の条件で比べることが重要です。
案件実行と投資後の管理に関わりたいなら戦略企画、日常の資金運営から調達・子会社運営へ広げたいなら財務に接点があります。紹介・採用経験を2社の組織づくりに活かす人事、運用を担いながらセキュリティとAI利用を整える社内ITにも、それぞれ異なる応募理由が必要です。金融業界の経験がないことと、必須の専門経験がないことは分けて判断します。
条件を確かめる際は、モデル年収に含まれる残業・賞与、本人への月給提示に固定残業が入るか、試用中の勤務時間、部署の出社頻度、契約法人と兼務先を具体的にそろえましょう。年収の上限だけを追うよりも、入社直後に責任を持つ仕事と、その仕事を評価する仕組みが見えていることが、納得できる転職につながります。
どのサービスを使えばいいか決められないとき
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- マネックスグループ 第22期有価証券報告書(2026年3月期)
- 公式中途採用:戦略企画
- 公式中途採用:財務
- 公式中途採用:人事・中途採用
- 公式中途採用:社内ITインフラ・セキュリティ
- OpenMoney:総合職・新卒入社の公開給与投稿(2023年6月5日)
- OpenMoney:企画・マーケティング/総合職の公開給与投稿(2024年8月14日)
- 転職会議:プロジェクトマネージャーの公開投稿(2017年6月5日)
- 統合報告書2026(TDnet原本配信)
- 2027年3月期第1四半期決算短信(2026年8月6日)
- 組織改定・人事異動の開示(2026年9月24日)
- 公式IRイベント・決算発表予定
執筆:コロ助。最終更新:2026年10月28日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

