ハチバンの中途採用と年収|食品営業・購買・店舗管理・ITを比較
※本記事にはプロモーションを含みます。
2026年3月期の有価証券報告書によると、ハチバンの平均年間給与は594万2,316円です。平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は12.7年。これは株式会社ハチバンの提出会社の数値であり、中途入社時の提示年収や、すべての「8番らーめん」で働く人の平均を表すものではありません。
ハチバンへの転職を考えるときには、店舗の運営だけでなく、自社製造品を販売する食品営業、水産物の購買、本社の情報システムなどにも目を向けられます。2026年10月28日に確認した公式募集では、経験の生かし方も勤務地も職種ごとに違いました。原本の給与と現行4職種をつなぎ、応募する仕事を選ぶための条件を整理します。
この記事の結論
- 年収:提出会社平均は594.2万円。年齢44.0歳・勤続12.7年の集団です。
- 職種:食品営業・水産購買・関西の店舗管理・本社ITで経験要件が異なります。
- 条件:4職の年間休日は107日。試用期間と時間外手当の表記差を確認します。
- 判断:専門性を生かせる業務と、勤務地・研修・評価制度を組み合わせて選びます。
ハチバンの平均年収594.2万円は、どの社員の数値か
有価証券報告書の給与は、会社全体の待遇を知る出発点になります。ただし、ハチバンは店舗運営、食品の外販、海外事業を持つ会社です。応募する職種の提示額を見極めるには、まず公表された平均の対象を押さえる必要があります。
2026年3月20日現在の従業員データ
| 項目 | 原本で確認した内容 |
|---|---|
| 対象 | 第56期・2026年3月期、提出会社の株式会社ハチバン |
| 平均年間給与 | 5,942,316円(約594.2万円) |
| 平均年齢・勤続年数 | 44.0歳・12.7年 |
| 提出会社の従業員数 | 163人、臨時雇用者253人を外数で記載 |
| 連結の従業員数 | 174人、臨時雇用者253人を外数で記載 |
| 給与・人数の注記 | 給与は賞与・基準外賃金を含む。就業人員には契約社員・嘱託を含む |
従業員数は、社外への出向者を除き、社外からの出向者を含む就業人員です。臨時雇用者にはパートタイマー等に加えて派遣社員を含み、1日8時間に換算した年間平均人数を別に示しています。163人と253人を単純に足して、同じ時点・同じ勤務形態の在籍人数とすることはできません。
決算日も3月31日ではなく、3月20日です。年間給与の対象期間と、後から確認する求人の掲載条件は別に扱います。また、フランチャイズ加盟店を含むブランド全体の働き手が、この提出会社の平均にすべて含まれているわけではありません。
44歳・勤続12.7年という構成を添えて比較する
平均年齢44.0歳、平均勤続12.7年という数字からは、一定の経験を積んだ人を含む集団の給与であることが分かります。しかし、44歳ならこの年収になる、12年勤めれば同額になる、という年齢別・勤続別の給与表ではありません。転職直後の人の給与だけを取り出した数値でもありません。
提出会社163人の内訳は、外食事業118人、外販事業7人、海外事業6人、全社共通の管理部門32人です。臨時雇用者の外数は、外食244人、外販2人、管理部門7人となっています。店舗運営と本社の専門業務では、担当する仕事も組織の人数構成も違うため、平均額だけで両者の採用条件を比べるのは難しいところです。
現在の月額提示を見る際は、役職、専門経験、時間外手当の扱い、賞与の算定条件まで分けて比べます。平均給与を12で割った額を、月給の基準とするのも適切ではありません。原本の年間給与には賞与や基準外賃金が含まれているからです。
公開された本人年収は、古いアルバイトの経験として読む
転職会議には、2016年頃に在籍した20代前半男性、パート・アルバイト、調理・料理長という属性の人による、年収30万円の自己申告があります。投稿日は2019年6月4日です。公開部分では、時間給で働いた分の収入を得られることや、長く働くことで時給が上がる点を肯定しています。
これは勤務時間や勤務月数がそろった現在の正社員年収の例ではありません。有報平均との差を、会社が同じ仕事に対して極端に違う給与を払っている証拠と読むこともできません。雇用区分と経験時期が異なる投稿として扱い、現在の中途採用の相場は、次に示す個別の募集条件で確認します。
中途採用は、店舗・食品製造の周辺業務・本社に分かれる
公式の中途採用要項によると、8番らーめんの店舗業務以外にも複数の専門職が掲載されています。今回は、食品を取引先に届ける営業、食材を確保する購買、関西の店舗展開を担う管理職、店舗と本社の仕組みを支えるITの4職種を比較します。
| 募集職種 | 仕事の中心 | 掲載勤務地 | 月額提示 |
|---|---|---|---|
| 食品営業 | 自社製造の麺・餃子等を量販店や卸売先へ提案 | 石川県川北町のハチバンフーズパーク | 30万〜40万円 |
| 水産物の購買 | 鮮魚・凍魚等の調達、仕入れ、価格や納期の交渉 | 金沢市西念のセントラルキッチン | 30万〜50万円 |
| 関西エリアマネージャー | 新たな店舗網の運営支援、育成、原価・売上管理 | 金澤醬油豚骨8番らーめん姫路店 | 37.5万〜49万円 |
| 経営企画(IT) | 基幹・POSシステム、サーバー、PC等の保守運用 | 金沢市新神田の本社 | 25万〜35万円 |
いずれも株式会社ハチバンの公式中途採用ページに掲載され、採用連絡先は同社本社の人財採用です。一方、今回の4区画には雇用形態や契約期間の明示がないため、記事側で無期の正社員と補ってはいません。応募時には、職種名とともに雇用区分・期間を確かめる必要があります。
同じ8番らーめんという名称でも、フランチャイズ加盟店が募集する求人では、雇用主や待遇が別になる可能性があります。ここで扱うのはハチバンの公式募集です。店舗の名前が一致することだけを理由に、別法人の求人へこの給与や福利厚生を当てはめないようにします。
勤務地も「石川県内」とひとまとめにはできません。川北町の製造拠点、金沢市内のセントラルキッチン、本社では通勤先が異なり、関西の管理職は兵庫県です。職種の適性と同じ段階で、どの拠点へ通う仕事かを確かめると応募先を絞りやすくなります。
食品営業と水産購買では、売る経験と仕入れる経験を分ける
食品に関する経験があっても、営業と購買では成果を出す場面が違います。ハチバンの募集は、既存の販売先への提案と、商品を作るための水産物の調達をそれぞれ具体的に説明しています。自分の経験をどちらへつなげられるかが選択の軸になります。
食品営業は、自社工場の商品を既存取引先へ提案する
食品営業では、自社工場で製造した麺や餃子などの家庭用食品を、量販店や卸売などへ営業します。既存取引先が中心で、新規提案も既存先の紹介によるものが中心とされています。食品メーカーまたは食品卸での営業経験が条件として示され、普通自動車免許も必要です。
ここで生かしやすいのは、食品を扱う商談の経験です。飲食店での接客が得意という説明にとどまらず、どの商品をどの取引先へ提案し、売場や販売時期に合わせてどのように調整したかを示す方が、募集業務との対応が分かります。数量を伸ばした実績があるなら、取引先との関係づくりと提案内容を切り分けて説明できます。
月額は30万〜40万円で、経験・技能に応じて面談のうえ決定するとしています。時間外手当は残業・深夜分を別途支給する記載です。勤務地は川北町のハチバンフーズパークで、勤務時間は9〜18時を基本とし、現地への直行・直帰等で前後する場合があると説明されています。
店頭で商品を販売する仕事とは異なり、取引先と自社の製造機能をつなぐ仕事です。応募書類では扱った商品の特徴や販売先の種類を整理し、面談では担当する顧客数やエリア、製造側との調整範囲を確認すると、入社後の仕事を具体化しやすくなります。
水産購買には、飲食店での仕入交渉から進むルートもある
水産物の購買は、鮮魚・凍魚等の購買、調達、仕入処理、価格や納品に関する交渉、納期の調整を行う仕事です。必要経験は、水産物の購買・調達経験を目安4年以上持つ人、または寿司・和食等の飲食店勤務経験があり、水産物の仕入交渉経験を目安4年以上持つ人とされています。
購買部門出身だけに限定した募集ではないことが特徴です。ただし、飲食店で働いた期間が長ければ自動的に条件を満たすわけでもありません。飲食店の経験から応募する場合は、調理だけでなく、仕入先との価格・品質・納期の交渉をどこまで担当していたかが重要になります。
月額は30万〜50万円で、勤務地は金沢市西念のハチバンセントラルキッチンです。食品営業と比べて上限が高いから選ぶのではなく、水産物の調達経験にどの程度の専門性が求められているかを確認したい募集です。食品全般の購買など、同じページにある別の募集条件とも混ぜないようにします。
例えば、相場の変化に応じて仕入れを調整した経験や、必要な品質と価格の両立、欠品を防ぐための納期調整は、掲載業務と結び付けやすい材料です。料理人としての技能を伝える場合も、それが仕入れの判断や取引先とのやり取りにどう役立ったかまで整理すると、募集の意図に沿った説明になります。
専門経験があっても、商品や店舗を学ぶ期間がある
水産購買の募集には、同社の製品・商品に関する知識を入社後2〜3カ月で研修する説明があります。また、試用期間中の店舗入店研修は平均1カ月、最長3カ月と記載されています。仕入れ経験を持つ人でも、同社での商品の使われ方を学ぶ場面が想定されています。
この研修は、試用期間そのものと同一ではありません。製品知識の研修期間、店舗入店研修、試用期間という別々の説明があり、単純に合計して配属までの月数を決めることもできません。勤務先や研修の組み方、通常業務を並行するかなどは、入社前に確かめる内容です。
専門職を希望する人にとって、店舗研修の有無は働き方に直結します。現場でどの商品がどう提供されるかを知りたい人には仕事を理解する機会になりますが、最初からオフィスや製造拠点だけで働く想定なら、予定との違いが生じる可能性があります。
関西のエリア管理と本社ITは、担う仕組みが異なる
関西のエリアマネージャーは人と店舗運営を、本社ITは業務に使うシステムを支える役割です。どちらも店舗と接点を持ちますが、日々の業務、求められる経験、時間外手当の扱いまで同じではありません。
エリア管理は、店長の上位で多店舗運営へ進む募集
金澤醬油豚骨8番らーめんのエリアマネージャーは、関西の店舗網拡大を担う募集です。公式要項は、関西1号店・2号店の立ち上げ段階での運営支援、店長・スタッフの育成と評価、現場の課題解決、売上・原価管理、販促企画などを挙げています。多店舗規模のマネジメントは将来的に任せる説明です。
このため、最初から多数店舗の統括だけを行う仕事と決めつけることはできません。立ち上げ時の運営支援と、将来の店舗網を見据えた標準化の両方に関心がある人に合う募集と考えられます。現在の担当店舗数や実際の立ち上げ段階は、採用面談で確認する必要があります。
学歴不問で、飲食店勤務や店長・SV・エリアマネージャーの経験などを歓迎条件に挙げています。これらを記事側で一律の必須条件へ変えることはできません。一方、普通自動車免許は資格欄に記載されています。自分の経験が想定する役割に届くかは、部下育成、原価管理、店舗改善の実績を具体的に示して確認したいところです。
勤務地として示されているのは兵庫県の姫路店です。関西エリアの拡大を担う説明である以上、姫路の一店舗だけで長く勤務する条件とは読み切れません。担当エリア、複数店舗を訪問する頻度、今後の勤務地の扱いを分けて確認することが、生活拠点を考えるうえでも大切です。
本社ITは、基幹・POS・PCの運用と外部企業との調整
「経営企画(IT)」という職名ですが、掲載業務の中心は、本社の情報システム部門での基幹・POSシステム、サーバー、PC等の保守・改修・運用です。ソフトウェア導入などにおける外部企業との交渉窓口も担い、経験のある人にはシステムの企画設計も任せるとしています。
資格欄には、システムの企画設計、開発、保守、改修、運用など、何らかの実務経験がある人という条件に加え、実務経験がなくても自分で勉強したり、コンピュータを組み立てたりしている人というルートが示されています。未経験なら何も準備せず応募できるという意味ではなく、実務以外の学習も評価する余地がある募集です。
学歴は不問で、年齢欄は30〜45歳、普通自動車免許の記載があります。月額は25万〜35万円、勤務地は金沢市新神田の本社です。入社後に店舗研修・体験が必要になる場合もあります。技術だけで完結するというより、店舗や社内の利用者と接点を持つ業務として考えると、職名からの誤解を減らせます。
実務経験者は、障害対応や改修の実績と、利用部門・外部企業との調整経験を分けて示せます。独学から応募する場合は、取り組んだ内容や自分で解決した問題を具体化し、どの業務から担当する想定か、教育を受けられる範囲はどこかを確認することが有効です。
管理職の年収提示と時間外手当は、他職種と分ける
関西エリアマネージャーには、月額37.5万〜49万円と年収600万〜700万円が併記されています。ただし、月額と年収の上下限がどの条件で対応するかは詳しく示されていません。月額上限に過去の賞与月数を掛けて、掲載年収を超える額が保証されると計算しないようにします。
また、給与注記では管理職のため時間外手当の支給なしとする一方、同じ募集の諸手当欄には時間外手当の記載が残っています。両方の表記が併存しているため、入社時の役職と適用する手当を確認する必要があります。固定残業代が何時間分含まれるかという説明へ、勝手に置き換えることもできません。
食品営業・水産購買・ITの3職は、残業・深夜の時間外手当を別途支給としています。この違いがあるため、提示月額が高いことだけで実際の働き方を含む待遇が有利と判断するのは難しくなります。勤務時間の管理方法と、報酬に含まれる責任範囲を合わせて確認します。
年間休日107日、試用期間、賞与の時点を確認する
4職種に共通する制度はありますが、共通ページと個別募集の表現が完全に一致するわけではありません。条件を比較するときには、同じ項目を一度だけ並べ、違いのある部分を具体的に確かめる方が役立ちます。
107日の休日と有給休暇を、別の制度として考える
今回の4職種は年間休日107日と記載されています。繁忙期後の連続休暇、慶弔有給休暇、産休・育休、正月休日も挙げられていますが、正月休日には一部店舗は別日という注記があります。有給休暇は6カ月経過後10日です。107日に有休10日を足して、全員が必ず同じ日数休めるとする説明ではありません。
食品営業・水産購買・ITは9〜18時を基本とし、所定労働時間を1日8時間、週40時間とする記載です。個別欄には休憩時間の具体的な長さが示されていないため、ここでは補っていません。土日祝日が毎週必ず休みになる、という条件も掲載文からは読み取れません。
関西エリア管理の勤務枠は9〜24時の間で実働8時間、休憩1時間です。9時から24時まで毎日通して働くという意味ではありませんが、夜の勤務があり得る時間帯です。家族との時間や通勤方法を考える際は、実際のシフト例や閉店後の業務を確認すると、勤務枠だけより生活を想像しやすくなります。
個別募集は3カ月・最長6カ月、共通フローは6カ月
4つの個別募集には、試用期間3カ月、最長6カ月、試用期間中の労働条件は変更なしと記載されています。一方、公式中途採用の選考フローには、6カ月の試用期間を経て正式採用となる説明があります。
この差は、どちらかを黙って消して統一できるものではありません。応募する職種について基本の期間、延長の条件、評価や面談の時点を採用側へ確認します。労働条件が同じという説明から、正式採用の判断が自動的に行われると読み替えることも避けたいところです。
水産購買には店舗研修期間、ITには店舗体験の可能性も別に示されています。試用期間中に何を学び、どのような業務を担当するかまで確認すれば、専門職として入る場合の準備も進めやすくなります。
賞与実績の年度と、期間限定の調整手当を見落とさない
賞与は年2回、6月と12月です。食品営業には前年度実績として平均4.5カ月分、他の3職には4.48カ月分という記載があります。昇給実績も食品営業は平均5.64%、他の3職は平均4.32%と異なっていますが、ページにはその前年度が何年かの明示がありません。
現在閲覧できる募集だから、これらがすべて2026年の実績だと決めることはできません。また、過去の平均値は、入社した人の初年度支給額を保証するものでもありません。算定の基礎となる給与、入社月による対象期間、提示年収に含まれる賞与の考え方を確認する方が、収入の比較には実用的です。
給与には、前年の源泉徴収票や資格・経験等を踏まえ、期間限定で調整手当を付与する場合があるとの説明もあります。前職収入が恒久的に保証されるとは書かれていません。提示額に調整手当が含まれる場合は、その終了時期と終了後の給与を分けて確認すると、入社時の額だけで判断することを避けられます。
育成設備は整う一方、評価制度は今後の整備方針も含む
ハチバンの研修を見ると、調理や接客を学ぶ設備と、会社として進める人材施策の両方があります。既にある施設を利用できることと、すべての職種へ同じ研修・評価が適用されることは分けて読む必要があります。
ハチバンアカデミーでは店舗と同じ環境で学ぶ
公式サイトによると、ハチバンアカデミーは2017年3月に泉ヶ丘店へ併設されました。店舗と同様の厨房設備や客席を備え、商品の調理や接客サービスを学ぶ環境です。研修室では理念や店舗マネジメントなどを学ぶ説明もあります。
中途募集にも中途社員研修、直営店店舗研修、管理者研修などが挙げられています。ただし、この一覧だけで、入社した全員が同じ順序・日数で受講すると判断することはできません。購買の店舗研修やITの店舗体験など、個別に書かれた内容と組み合わせて確認することになります。
経験者にとっても、前職のやり方をそのまま持ち込むだけでなく、同社の商品品質や店舗運営の基準を理解する機会になります。研修後に誰が業務を支援するか、専門職の判断と店舗側の要望をどう調整するかまで聞くと、設備の紹介から一歩進んだ判断ができます。
人事評価の再構築は、中期計画の取り組みとして読む
2026年5月公表の中期経営計画では、昇進・昇格制度の最適化、サービスやそば打ち職人等のマイスター制度の拡充、人事評価制度の再構築、教育・研修制度のさらなる整備を挙げています。ITを使った情報共有や業務効率の向上も、職場環境改善の方針に含まれます。
これは、改善に向けた方針を確認できる資料です。一方で、新しい制度が全職種で完成し、運用実績も確定したことを示すものではありません。採用時には、現在適用される等級や評価の項目、制度変更がある場合の扱いを確認します。
関西エリア管理なら店舗の数値と人材育成、購買なら供給や価格の交渉、ITなら安定運用と改善というように、成果の表し方が異なります。会社が評価制度の見直しを掲げているからこそ、自分の職種の専門性をどのように評価するかを具体的に聞く意味があります。
料理への反応をやりがいとする公開投稿もある
転職会議の2026年5月23日投稿では、2023年頃在籍、20代後半男性、正社員・役員クラスという自己申告属性の人が、提供した料理によって客が笑顔になることをやりがいとして挙げています。公開冒頭では、飲食店の忙しさや体力を使う面にも触れています。
媒体上の属性は本人の申告であり、この記載だけで実際の取締役としての地位などを裏付けることはできません。また、料理の提供に関する経験を、食品営業や本社ITの職場環境の評価へそのまま広げることもできません。自分が客の反応に近い場所で働きたいのか、専門業務を通じて支えたいのかを考える、一つの経験として読むのが適切です。
最新決算は増収減益。どの事業に関わるかまで見る
転職先としての事業を知るには、店名の知名度だけでなく、足元の売上と費用の動きを確認することが役立ちます。2026年10月28日に確認した直近の決算短信は、2027年3月期第1四半期です。対象は2026年3月21日から6月20日までで、10月時点の売上実績を示す資料ではありません。
営業収益22.5億円と、売上高20.08億円を区別する
決算短信によると、第1四半期の連結営業収益は22億5,000万円で前年同期比8.2%増、売上高は20億800万円で7.9%増でした。営業収益には売上高に加えてロイヤリティ収入等の営業収入が含まれます。両者は別の指標なので、同じ売上高として扱うことはできません。
営業利益は500万円で56.3%減、経常利益は1億4,000万円で3.3%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は9,500万円で0.5%減です。会社は、前年同期より直営店が3店増えたことに伴う人件費・設備費等の増加を、営業減益の背景として説明しています。
増収だから職場の負担も改善している、営業減益だからすべての事業が縮小している、といった判断はできません。応募する部門で店舗や顧客を増やす仕事なのか、既存業務の生産性を改善する仕事なのかを確かめる方が、業績と仕事内容を結び付けやすくなります。
外販と海外では、足元の動きが違う
食品営業と関わりのある外販事業は、売上高1億3,300万円で5.9%減、セグメント損失300万円でした。前年同期のセグメント損失400万円からは縮小しています。商品は地元スーパー、各地の生協、量販店等へ販売するほか、ネット通販でも扱うと説明されています。
一方、海外事業は営業収益4億900万円、セグメント利益1億900万円で、ともに増加しています。6月20日時点の海外店舗はタイ176店とベトナム3店です。これらのセグメント利益は経常利益と調整される指標であり、連結の営業利益と同じものとして比べないようにします。
会社全体が一様に伸びているという理解より、外販の販売強化、国内店舗の運営効率、海外の展開という違いを見ると、仕事に求められる課題も理解しやすくなります。ただし、海外に店舗があることから、日本のどの求人でも海外勤務が可能だと推測することはできません。
中期目標は、現在の採用業務との接点を読む
中期経営計画は2029年3月期の目標として、営業収益125億円、経常利益5億円、店舗数378店を掲げています。店舗数は計画策定時の303店からの拡大目標であり、既に達成した実績ではありません。
具体策には、金澤醤油豚骨8番らーめんによる出店地域の拡大、原材料の安定調達、製造拠点の最適化、商品開発機能の強化、基幹・店舗管理・会計システムの更新などがあります。今回の関西エリア管理、水産購買、食品営業、本社ITとは、業務上の接点がある方針です。
応募先の魅力を説明するときは、「成長企業だから」という言葉だけで終わらせず、どの課題に自分の経験を生かせるかを示せます。同時に、計画に書かれた事業拡大のすべてが、自分の配属先で実行済みとは限りません。現在の体制と入社後に任される段階を確認することが必要です。
応募書類は、4職種それぞれの実務へつなげて作る
公式募集では履歴書と職務経歴書の提出を求めています。経歴の長さだけでなく、募集に記載された仕事と対応する経験が伝わるように整理すると、採用側と具体的な話を進めやすくなります。
食品営業なら、扱った食品、販売先、提案の工夫、継続取引につなげた経験。水産購買なら、魚種や仕入先との交渉、品質・価格・納期を調整した経験。関西エリア管理なら、店長やスタッフの育成、店舗数値の改善、運営を標準化した経験。ITなら、扱ったシステム、保守や改修の内容、社内外との調整をそれぞれ軸にできます。
数字を示す場合も、実際に自分が担当した範囲を明確にします。店舗全体の成果を一人で達成したように書くより、どの問題を見つけ、誰と調整し、何を変えたかを説明する方が、入社後に再現できる経験かを伝えやすくなります。
条件面では、掲載勤務地、研修中の勤務先、雇用形態・契約期間、試用期間の差、調整手当の期限を職種に合わせて確認します。公式ページにある数値を再度尋ねるだけではなく、自分へ適用する条件がどこに当たるかを確かめる段階です。特に関西の管理職は時間外手当の併記、本社・購買等は店舗研修の可能性を見落とさないようにします。
まとめ|ハチバンへの転職は、専門経験と働く拠点を合わせて選ぶ
ハチバンの平均年間給与は約594.2万円で、平均年齢44.0歳、勤続12.7年の提出会社の数値です。契約社員・嘱託を含む就業人員の注記があり、フランチャイズを含むブランド全体や、中途入社時の給与を一括して表すものではありません。
現在の公式募集では、食品営業、水産購買、関西エリア管理、本社ITという異なる選択肢があります。食品の販売・仕入れ、店舗の育成や数値管理、システム運用といった経験を、実際の仕事へ結び付けられるかが判断の中心です。
年間休日107日、試用期間の表記差、賞与実績の時点、期間限定の調整手当まで確認したうえで、勤務地と研修の進め方を比べましょう。事業拡大や制度整備の方針は参考になりますが、応募する職種へ適用する条件を具体化することが、納得できる転職先選びにつながります。
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- 第56期有価証券報告書(2026年3月期、給与・従業員の対象と注記)
- 公式中途採用要項(食品営業・水産購買・関西エリア管理・経営企画IT)
- 公式中途採用・選考フロー
- ハチバンアカデミーの施設・研修内容
- 転職会議・調理職の給与に関する公開投稿(2019年6月4日)
- 転職会議・仕事のやりがいに関する公開投稿(2026年5月23日)
- 2027年3月期第1四半期決算短信(2026年7月31日)
- 中期経営計画の策定(2026年5月1日)
執筆:コロ助。最終更新:2026年10月28日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

