ノバックの評判と年収772万円|施工管理と設計の休日・勤務地を比較
※本記事にはプロモーションを含みます。
ノバックの評判を調べると、給与や研修を評価する声と、全国の現場へ移る働き方が合わなかったという声が見つかります。転職を考える際に重要なのは、その両方が同じ会社で起こり得ることです。施工管理として長い工期の現場を担うのか、支店で設計を担当するのかによって、休日や勤務地の条件は変わります。
この記事の結論
- 年収:2026年4月期の単体平均は771.6万円。年齢44.2歳・勤続15.2年です。
- 評判:給与を評価しつつ、全国の現場移動が合わなかったという個人の声があります。
- 募集条件:施工管理の112日と大阪設計の128日など、休日数は求人で異なります。
- 応募判断:経験・資格に合う職種を選び、転勤と現場赴任を分けて照合しましょう。
対象は、兵庫県姫路市に本社を置く、東証スタンダード上場の株式会社ノバックです。同名の有限会社などの評判は含めません。2026年10月12日時点の有価証券報告書、最新決算、採用情報と個別社員口コミを使い、年収の母集団、仕事の違い、実際に確かめるべき条件を整理します。会社の公表事項と匿名投稿、筆者の分析はそれぞれ区別します。
ノバックの平均年収771.6万円と、中途採用の提示額
公式給与の基準になるのは、2026年7月29日提出の第62期有価証券報告書です。対象期間は2025年5月から2026年4月までであり、給与はノバック単体の実績です。グループには子会社のTOMTENもありますが、以下の平均給与に同社の社員を混ぜて説明することはできません。
| 項目 | 公式数値 | 対象・注記 |
|---|---|---|
| 平均年間給与 | 771万6,000円 | 提出会社単体。賞与・基準外賃金を含む |
| 平均年齢 | 44.2歳 | 2026年4月30日現在 |
| 平均勤続年数 | 15.2年 | 提出会社単体 |
| 従業員数 | 単体290人、連結302人 | 契約社員を含む就業人員。派遣社員は除く |
出典は有報PDF54ページです。人数表の外数50人は、派遣社員の年間平均雇用人員を示しています。単体290人にこの50人を足した人数を給与の母集団として扱わないよう注意しましょう。平均年間給与は前期比2.8%増ですが、各社員の基本給が一律に2.8%上がったことを意味する数値ではありません。
平均年齢と勤続から、比較する相手をそろえる
44.2歳、勤続15.2年という平均には、長く勤務して責任ある業務を担う社員も含まれます。未経験で施工管理へ入る人が、771.6万円をそのまま入社時年収の基準にするのは適切ではありません。一方、資格を持ち、現場全体の工程や原価を管理してきた人は、会社平均だけでなく、自分の担当範囲に応じた求人の給与を照合する必要があります。
給与に賞与と基準外賃金が含まれるため、基本給の高さと同じ意味ではない点も重要です。現場の残業、赴任に伴う手当、役職や保有資格などによって、年間の受取額は変わり得ます。現在の勤務先との比較では、基本給と定期的な手当を先にそろえ、その上で賞与や変動する時間外賃金を確認すると、働く時間を変えた場合の収入も考えやすくなります。
有報には、評価制度のシステム化や給与制度改革への取り組みが記されています。大卒・総合職の新初任給32万円を含む改革は、2028年4月度に行う予定とされています。これは将来の新卒初任給を含む計画であり、2026年時点の中途採用者全員に32万円が適用される説明ではありません。現在の待遇は、現行求人と個別の労働条件で確認する必要があります。
給与を評価した若手の口コミは、2023年の個別経験
転職会議には、2023年頃に在籍した20代前半・男性・正社員・施工管理の回答者が、2025年8月24日に年収400万円と申告した投稿があります。本人は新卒入社であると記し、仕事は楽ではないものの、給与や賞与を対価として評価しています。若手の一つの経験として参考になりますが、全員の初年度給与や現在の若手平均を示すものではありません。
同じ回答者は、休日や研修には前向きな評価をする一方、全国の現場を移ることが自分には合わなかったとも述べています。給与への満足が、そのまま長く働けるという判断につながるとは限らない例です。また、年収投稿、休暇投稿、退職理由投稿は同じ人物によるものなので、別々の社員3人の声として数えることはできません。
この給与投稿と、2026年4月期の公式平均との間にある差を、会社が中途に低い給与を出す根拠として使うのも不適切です。時期、年齢、役職、働いた期間がそろっていません。読み取るべきなのは、本人が仕事の負担と給与をどう評価したかという論点です。経験者なら現場所長としての責任、未経験者なら育成期間の担当範囲に応じて、どの等級から始まるのかを確かめましょう。
現行求人では土木経験者・建築未経験・設計で年収幅が異なる
2026年9月17日更新、12月9日までの掲載予定として閲覧できたdodaの中途求人では、次の条件が示されています。同じ会社の求人ですが、応募の前提が違うため、最も高い上限だけを会社全体の採用条件にしないことが大切です。
| 求人 | 予定年収 | 基本給月額 | 主な応募条件 |
|---|---|---|---|
| 東京本店・土木施工管理 | 500万~1,100万円 | 30万~50万円 | 1級または2級土木施工管理技士と、一般土木の施工管理経験 |
| 東京本店・未経験向け建築施工管理 | 400万~600万円 | 30万~50万円 | 高卒以上。建築・インフラや施工管理への関心 |
| 大阪支店・建築設計 | 600万~800万円 | 27万~50万円 | 高卒以上。設計業務の経験 |
いずれも正社員で残業手当あり、試用期間は6か月と記載されています。予定年収と月給の上下限は、同じ条件の人の組み合わせとして示されているとは限りません。例えば、未経験向け求人の月給上限を12倍し、そこに賞与や残業を足して「入社時にこの額になる」と計算することは避けるべきです。候補者ごとに、月給・手当・賞与見込みを組にした説明を受ける必要があります。
土木と未経験建築の掲載例には、30歳500万円、50歳700万円というモデルもあります。これは求人内のモデルケースであり、年齢が到達すればその額になる昇給表ではありません。資格、経験、担当現場、役職などの前提を聞いて初めて比較に使えます。賞与についても、求人にある年2回・昨年度実績2か月分という表記は、将来の支給保証ではなく、募集時点の説明として捉えましょう。
評判の分かれ目は、全国の現場に合わせる働き方
ノバックの本社は姫路市ですが、仕事内容を「姫路で長く働く会社」と決めつけることはできません。土木は全国の案件、建築は主に都市圏の案件に関わり、工期に合わせて働く場所が変わる可能性があります。勤務地に関する口コミは、この事業の形と現在の求人詳細を重ねて読むことが必要です。
「転勤なし」のタイトルだけで応募を決めない
未経験向け東京の建築施工管理求人は、タイトルに転勤なしという趣旨の表記があります。しかし、詳細の転勤欄は「当面なし」で、全国に案件があり、居住地を考慮して配属先を決めると記されています。東京の土木施工管理求人も、詳細欄は当面なし・全国案件という説明です。この表記の違いがある以上、将来を含めた勤務地固定を本文から保証することはできません。
工事現場への赴任と、所属する本支店の転勤も分ける必要があります。本店の所属が変わらなくても、担当工事が遠方なら宿泊を伴う可能性があります。確認する際は「転勤はありますか」だけで終わらせず、初任現場の場所、通勤か宿泊か、工事終了後に想定する次の地域を聞くと、生活への影響を把握しやすくなります。勤務地が合うかを判断する前に、配属先を具体化することが重要です。
2023年頃の施工管理経験者の退職理由には、全国のさまざまな場所を移る働き方が合わなかったという個人的な説明があります。勤務地を限定したい人には検討材料ですが、この一件から社員全員が同じ頻度で移る、地元勤務は一切できないと一般化することはできません。現在の募集には大阪支店の設計など、転勤なしを詳細欄にも記す職種もあるためです。
工期4~5年の土木と、1年半~2年の建築では生活設計が違う
東京の土木施工管理求人では、道路・橋梁、河川・ダム、トンネル、上下水道、造成等を扱い、工期は平均4~5年程度、短いもので3年、長いもので8年ほどと説明されています。すべての工事がこの期間になるとは限りませんが、一つの現場を長く担当する可能性があることは読み取れます。自分の生活拠点と現場の距離を考える際に、工期は給与と同じくらい重要な条件です。
未経験向けの建築施工管理求人は、主に関東圏・関西圏のマンションや商業施設などを挙げ、平均的な工期を1年半~2年としています。同じ施工管理でも、現場が切り替わる時間軸は土木と異なります。引き渡しを経験して次の建物へ進む働き方を希望する人と、長期のインフラ整備に継続して携わりたい人では、魅力に感じるポイントが変わるでしょう。
筆者の見方では、勤務地の希望を伝える際には、地域名だけでなく、許容できる赴任期間や帰省の頻度も説明すると条件を詰めやすくなります。子育てや家族の事情で継続的な帰宅が必要な人は、現場の休日予定と移動時間を含めて考える必要があります。これは全国展開する土木・建築の仕事を選ぶ際の現実的な確認であり、会社の成長性や給与評価とは別に判断すべき項目です。
帰省旅費の支援は、遠隔地勤務を支える制度
公式の教育・福利厚生ページによると、帰省旅費は月2往復分まで支給し、帰省しない場合でも毎月1往復分を支給するとしています。現行の施工管理求人にも同様の記載があり、遠隔地赴任手当、別居手当、宿泊補助手当などが挙がっています。遠方で働く人への支援がある一方、それは遠方勤務そのものがなくなる制度ではありません。
手当の金額や利用の条件は、配属と家庭状況に応じて確かめたいところです。帰省旅費の対象となる居住地、申請方法、実際に帰省できる休日の組み方が分かると、制度が自分にどう役立つかを判断できます。年収の比較にこれらの手当を含める場合も、赴任が終われば変わるものと、基本給のように継続するものを分けておくと誤解が減ります。
休日112日と128日の違いを、職種別に確かめる
閲覧した施工管理求人と大阪の設計求人では、年間休日に16日の違いがあります。会社紹介にある完全週休2日制という言葉だけでは、休む曜日や実際の年間カレンダーまでは分かりません。ここは口コミより先に、応募する求人の条件を読むことが役立ちます。
施工管理の完全週休2日は、日曜日と別の1日
土木経験者と未経験建築の求人には、年間休日112日、完全週休2日制として日曜日とほか1日、会社カレンダーによると記されています。勤務時間は8時~17時、休憩60分、残業は月平均30時間程度という募集時点の説明です。毎週土日が固定で休みになる、あるいは祝日がすべて休日になると読み替えることはできません。
先ほどの若手施工管理経験者も、2025年8月の投稿で、当時は日曜と平日の1日を休め、残業は月30時間程度だったと述べています。掲載求人と似た形の個人経験ですが、2023年頃の特定現場についての話です。現在のすべての現場で同じ運用ができていることを証明するものではありません。曜日が変わる休みを生活に組み込めるかが、自分との相性を考える論点になります。
現行求人では、現場終了時にまとめて休暇を取れるリフレッシュ休暇も紹介されています。ただし、工事中の毎週の休日と、工事終了後のまとまった休暇は別です。長期工事では終了までの期間も長いため、日常的な休みの取り方を先に確認し、その上で現場間の休暇を検討する方が生活の見通しを立てやすくなります。
大阪設計は128日だが、現場との接点もある
大阪支店の建築設計求人は、年間休日128日、会社カレンダーによる完全週休2日制、8時30分~17時30分勤務、残業26時間以内と説明されています。転勤欄は「無」です。一方、勤務地変更の範囲には会社の定める事業所という一般的な記載もあるため、勤務拠点を重視する人は、個別の雇用条件でも確認しておくと安心です。
業務は設計・監理一式に加え、施工中物件の検査・検討です。マンションを中心に事務所ビル、ホテル、倉庫等を扱い、募集時点の組織は3人とされています。設計施工案件の拡大に向けた体制強化という採用背景です。設計だから現場に一切行かず図面だけを描く仕事、という理解は業務説明に合いません。
設計経験者にとっては、施工側の意見を設計へ戻し、検査や監理を通じて建物の完成まで見られる点が検討材料になります。その反面、担当案件の重なり方や、現場での検討にどこまで対応するかも見ておきたいところです。少人数の部署でどの専門領域を任され、意匠・構造・設備の調整を誰と進めるかを聞くと、現在の設計経験を生かせる範囲が明らかになります。
土木・建築・設計の入口は、同じ採用基準ではない
公式サイトの中途採用募集要項は、2026年10月12日の閲覧時点で公開準備中と表示されていました。ただし、外部の中途求人は掲載されています。公式ページが準備中だから募集がないと判断したり、新卒向け要項で中途の給与や勤務地を代用したりせず、実際の職種別募集を見ていく必要があります。
土木経験者は資格と施工経験の両方が求められる
今回確認した東京の土木施工管理求人の必須条件は、1級または2級土木施工管理技士の資格と、一般土木の施工管理経験です。求人の紹介部分には資格取得の支援も書かれていますが、必須欄の資格条件が消えるわけではありません。資格がない人が応募を検討するなら、この経験者求人に無条件で該当すると考えず、別の採用枠があるかを確かめる必要があります。
業務には施工計画、依頼主との打ち合わせ、協力会社の手配、工程・品質・安全・施工の管理、CAD等による書類作成が含まれます。職務経歴書では、工事の名称や規模に加え、自分がどの管理業務を受け持ったかを示すと伝わりやすくなります。道路、河川、橋梁などの経験があっても、補助業務を担当したのか、工程全体の調整まで担ったのかで、入社後に任される役割は変わるためです。
公共工事では発注者に対する説明や記録の整合も重要になります。出来形や品質の書類、協力会社との調整、工期や仕様の変更時の対応など、自分が判断した場面を整理すると、ノバックが掲げる技術提案力や施工効率化への接点を説明できます。これは公表業務から考えた準備の方向であり、会社が公表する採用試験の評価項目ではありません。
未経験建築は、現場を管理する仕事への理解を深める
未経験者向け建築求人では、高卒以上で、インフラや建築、施工管理に関心がある人を対象とし、職種・業種未経験や第二新卒を歓迎しています。仕事は職人として建物を造る作業そのものではなく、工事の予定や品質、安全を管理し、協力会社を調整する業務です。人と話すことだけでなく、図面、記録、工程を扱うことに抵抗がないかも考えたいところです。
求人には、月1回の座学研修、大型工事の見学、1年を通したフィードバックなどが示されています。未経験者が基礎を学べる入口としては具体性があります。一方、研修の存在だけで、最初から一人で現場を担当しても困らないとはいえません。初任現場で先輩が何人おり、写真管理や書類作成からどのように仕事を広げるかを聞くことで、育成の実態をつかみやすくなります。
設計求人は、この未経験建築枠とは異なり、設計業務の経験を必須としています。今回読めた必須欄に建築士資格の指定はありませんが、だからといってすべての経験が同じように評価されるわけではありません。共同住宅を中心に扱う仕事内容と、自分の経験した用途、構造、設計段階を照合することが必要です。未経験歓迎という別求人の表示を設計職へ転用しないようにしましょう。
資格取得と現場所長への成長を、制度の対象まで見て判断する
ノバックは公式採用サイトで、新人・若手・中間管理職それぞれの研修を紹介しています。資格を取得して責任ある現場へ進みたい人にとっては、費用補助だけでなく、実務の経験をどう積めるかが重要です。会社の研修方針と、中途入社後の自分の育成計画を結び付けて確認すると、制度の価値が見えます。
取得費用の支援と、実務で使う機会を組み合わせる
公式の教育・資格取得ページによると、講習会受講費、交通費、受験費などの取得関連費用を会社が負担し、資格手当も設けています。大阪の設計求人には、費用負担は初回のみという条件も記載されています。公式の共通紹介に全額負担とあっても、受け直しまで何度でも対象と考えず、自分が取得する資格と受験回数について確かめる必要があります。
有報の2026年4月期の人材関連指標では、提出会社の監理技術者の資格取得率は45.2%とされ、目標40.0%を上回っています。子会社を含めた連結指標ではありません。また、サイトに掲載される資格者189人という数字には2023年4月末の時点が付いており、現在の人数として使うべきではありません。最新の有報と過去の採用紹介を分けることで、資格取得の実績を過大にも過小にも評価せずに済みます。
資格を取った後にどの規模の現場を任されるか、配置上の役割がどう変わるかも確認したいところです。資格手当の増額だけが成長ではありません。施工管理としての経験を積みたい人は、工程、原価、発注者対応のうち、これから広げたい領域を伝え、取得支援と現場配置が結び付くかを見ると判断しやすくなります。
キャリアプランの年数は、昇進の保証ではない
公式のキャリアアッププランには、現場係員から現場所長へ進む標準例が示され、現場所長は5年目以降という目安が掲載されています。現場係員は写真撮影、近隣対応、施工図や書類作成、段取り、見積などを通じて経験を積み、所長は安全・品質・工程・原価の全体を管理するという説明です。会社が考える責任の広がりを知る材料になります。
ただし、これは経験年数やレベルに合わせた平均的な例です。中途社員が5年経てば必ず所長になる、経験者でも必ず新入社員と同じ順番で研修を受ける、と決まっているわけではありません。新卒を念頭に置いた3年間のOJTや、35歳で一人前を目指すという育成方針も、転職者の一律の年齢条件へ置き換えないことが大切です。
同社の中間管理職会議では、施工中現場の状況、安全衛生、予防措置、クレーム処理やメンテナンスの情報共有が紹介されています。筆者は、個々の現場で得た経験をほかの現場へ共有する役割も、責任者に求められる仕事だと読み取ります。現場運営の経験者なら、うまくいった工程だけでなく、不具合やトラブルの再発をどう防いだかを説明することが、同社の育成・品質方針との接点になります。
公共土木と建築の二本柱は、直近業績で見ると同じ状態ではない
ノバックは、公共工事を軸にした土木と、民間工事を軸にした建築で事業を展開しています。求人の会社紹介には両事業が毎年同程度の売上という説明がありますが、最新の2026年4月期では建築売上の方が大きくなっています。転職先の仕事の継続性を考えるなら、簡略化された紹介文だけでなく、直近の事業別数値を見ることが有効です。
2026年4月期は増収増益、建築の採算が回復
公式有報と通期決算短信によると、2026年4月期の連結売上高は353億6,300万円、営業利益18億7,800万円、経常利益16億9,400万円、親会社株主に帰属する当期純利益11億7,600万円でした。売上高は前期比28.5%増、営業利益は118.4%増で、営業利益率は3.1%から5.3%へ改善しています。会社は受注選別、価格転嫁、原価低減に注力したと説明しています。
事業別売上高は土木が約108億円、建築が約245億円です。土木の営業利益は前期比減少した一方、建築は前期の営業損失から利益へ転じています。会社全体が増益だから、すべての部門で同じように利益が伸びたとはいえません。希望する職種が属する事業と、その事業の課題を合わせて見ることで、自分の経験が何に必要とされるかが分かりやすくなります。
建築では、共同住宅を中心に、事業の立ち上げ時から現地調査、概算見積、コスト低減提案に関わると有報に記されています。2026年4月期の建築受注は、請負金額比で特命が89.7%でした。これは特定の業者へ契約交渉の優先権を与える受注方法の比率であり、すべての工事が競争なしで自動的に入るという意味ではありません。顧客の条件に応じて提案し、施工までつなぐ力が重要な事業であることが読み取れます。
最新四半期は減益、受注増を利益に結び付ける段階
2026年9月11日公表の2027年4月期第1四半期決算短信では、2026年5~7月の連結売上高は80億9,200万円、営業利益8,800万円、経常利益7,000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益4,100万円でした。売上高は前年同期比7.8%減、営業利益は59.7%減です。土木は増収増益ですが、建築は減収で約661万円の営業損失となっています。
一方、この四半期の受注高は約110億円、前年同期比211.1%増でした。増加の中心は建築であり、土木受注は前年同期比で減っています。受注した工事がそのまま同じ四半期の売上や利益になるわけではありません。増えた受注を、適切な人員と工程で施工し、利益を確保していく段階として捉えるのが自然です。短期間の損益だけで将来を決めつけず、受注の中身と施工体制を合わせて見る必要があります。
四半期発表時点の通期会社予想は、売上高320億円、営業利益13億円、経常利益12億円、純利益7億7,000万円で、前回予想からの変更はありませんでした。有報に掲載される中期計画の2027年4月期目標、売上高400億円以上・営業利益率8%以上とは異なります。目標を既に達成した実績や最新予想として説明しないことが大切です。仕事を選ぶ際には、設計施工、改修、非住宅など、会社が広げようとする分野のどこを実際に担うかを確かめましょう。
2026年4月期末の土木・建築の繰越工事高は合計約592億円でした。仕事の蓄積がある一方、長い工期では資材価格や人員配置の変化に対応する必要があります。経験者には、工程を守ることに加え、早期発注や協力会社の調整、原価の変動への対応を説明できる強みが生きると考えられます。業績分析を採用の話につなげるなら、このように担当職務で貢献できる部分まで具体化することが有効です。
まとめ
ノバックの評判は、給与や育成を評価する声と、全国の現場へ移る働き方への相性を分けて読むことが大切です。2026年4月期の単体平均年収は771.6万円ですが、土木の経験者、未経験向け建築、設計の募集では、必要経験と予定年収が異なります。将来の給与改革や過去の社員投稿を、現在の個別条件にそのまま当てはめないようにしましょう。
施工管理で現場を担いたい人は、初任現場と工期、日曜以外の休日、赴任・帰省の条件を確かめることが先になります。設計経験を生かして拠点を定めたい人は、大阪設計の勤務条件と、監理や検査を含む担当範囲を見ていくとよいでしょう。会社名だけで判断するより、具体的な仕事と生活の条件を一つずつそろえることが、納得できる転職判断につながります。
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- ノバック 第62期有価証券報告書(2026年4月期)
- ノバック 2026年4月期決算短信(2026年6月12日)
- ノバック 2027年4月期第1四半期決算短信(2026年9月11日)
- ノバック 中途採用募集要項(閲覧時点は準備中)
- ノバック 教育研修・資格取得・福利厚生
- ノバック キャリアアッププラン
- doda ノバック東京・土木施工管理(2026年9月17日更新)
- doda ノバック東京・未経験向け建築施工管理(2026年9月17日更新)
- doda ノバック大阪・建築設計(2026年9月17日更新)
- 転職会議 施工管理経験者の給与投稿(2025年8月24日、2023年頃の経験)
- 転職会議 同回答者の休日・勤務時間の投稿
- 転職会議 同回答者の現場移動と退職理由の投稿
執筆:コロ助。最終更新:2026年10月12日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

