ダイダンの年収と中途採用|平均1,176.8万円と正社員登用の条件
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ダイダンの平均年収は、2026年3月期の有価証券報告書で1,176.8万円です。電気・空調・給排水衛生を手掛ける総合設備会社ですが、この高い給与平均を転職直後の待遇として受け取ることはできません。有報の給与は無期雇用者を対象とし、現在の公式中途採用ページには、派遣社員、契約社員を経て正社員登用制度の対象となる経路が掲載されています。
一方、紹介会社の個別求人には「正社員」と表示される募集もあり、応募する求人ごとの確認が欠かせません。この記事では2026年10月12日に確認した有報原本、現行募集、統合報告書、実際の社員口コミを照合し、年収、採用経路、現場の働き方をつなげて解説します。
この記事の結論
- 年収:公式平均1,176.8万円。対象は提出会社の無期雇用者。
- 採用:公式には派遣・契約を経る登用経路。個別求人との照合が必要。
- 仕事:電気・空調・衛生の施工管理が中心。重点採用の方針も確認する。
- 働き方:現場外加工で負荷軽減を進める一方、現場の繁忙には差がある。
平均年収1,176.8万円と、給与の集計対象
【公式情報】第97期有価証券報告書によると、ダイダンの2026年3月期の平均年間給与は11,768,023円です。平均年齢41.5歳、平均勤続15.8年とともに公表されています。単体従業員数は2,185人、連結は2,568人ですが、人数と給与では集計の条件が完全には同じではありません。
| 指標 | 公表値 | 読む際の条件 |
|---|---|---|
| 平均年間給与 | 11,768,023円、約1,176.8万円 | 提出会社の無期雇用者、賞与・基準外賃金を含む |
| 平均年齢 | 41.5歳 | 提出会社の従業員情報 |
| 平均勤続年数 | 15.8年 | 中途入社者だけの平均ではない |
| 単体従業員数 | 2,185人 | 契約期間1年以上の嘱託などを含む就業人員 |
| 連結従業員数 | 2,568人 | グループ全体の就業人員 |
人数の注記では、契約期間が1年以上の嘱託などを含み、執行役員を含めないとされています。一方、平均年間給与は無期雇用者が対象で、有期雇用者や執行役員などは含まれません。「2,185人全員が同じ雇用形態で、同じ集計条件の給与を受け取っている」と解釈しないことが重要です。
有報では平均給与の前事業年度比増加率は10.3%です。ただし、個々の基本給が一律に10.3%上がったという意味ではありません。業績に応じる賞与や基準外賃金、社員構成などが含まれる平均の動きです。長く在籍した技術者や管理職を含む平均と、採用直後の年収は分けて比較します。
本人の給与口コミには職種による幅がある
【口コミ】エン カイシャの評判の2025年9月23日投稿では、女性の施工管理社員が年収900万円、年間賞与240万円と回答しています。新卒入社、在籍3~5年、回答時現職の正社員による自己申告で、賞与や資格手当を好意的に評価しています。これは同年代全体の平均でも、中途採用の提示額でもありません。
別の2026年5月27日投稿では、中途入社の男性経理社員が年収500万円、年間賞与125万円と回答しています。在籍3~5年、回答時現職の正社員です。同じ会社の声でも、担当職務や役割、支給対象の期間は揃っていません。二つの数字だけで技術職と経理職の一般的な賃金差を計算することはできません。
また、2025年7月17日投稿の男性施工管理社員は、新卒入社・在籍3~5年・回答時現職の立場から、年収670万円と、当年の賞与が約10カ月分だったという経験を述べています。賞与への満足はうかがえますが、これは一人の、その時点の体験です。賞与を魅力に感じる場合ほど、自分の雇用区分と初年度の計算方法を具体的に確認したいところです。
年齢別平均と業績連動賞与を、入社条件に読み替えない
2026年3月末現在と注記された公式採用パンフレットには、平均年収として30歳937万円、40歳1,210万円が掲載されています。有報の全年齢平均より年齢を意識しやすい資料ですが、職種別の内訳や残業時間、採用経路ごとの金額までは示されていません。経験者向けの保証年収として使うことはできません。
同じパンフレットは、社員が成果を上げた際に利益を還元する成果配分制度を説明しています。有報にも業績連動型の賞与制度を運用すると記載されており、賞与はダイダンの給与を考えるうえで重要な要素です。公式中途募集では6月と12月の年2回とされていますが、個別の支給額は経験・能力などを踏まえて確認する必要があります。
統合報告書では、定期昇給を含む賃上げ率が2024年度5.00%、2025年度7.57%、2026年度2.50%と示されています。この制度上の賃上げ率と、有報平均給与の増加率は同じ指標ではありません。2026年度の改定を、2026年3月期の実績にそのまま含まれるものとして扱うことも避けます。
【編集部見解】年収の魅力を確かめるには、通常月の固定部分、現場などの担当条件に関わる手当、実働に応じる時間外手当、賞与を分ける必要があります。特に正社員登用を視野に入れる場合は、現在の契約段階の額と、登用後に想定する額を混ぜないことが出発点です。将来の平均水準だけで毎月の生活費を組むと、入社時の条件との差が大きくなりかねません。
前職の賞与を受け取る時期と新しい勤務の開始時期も、初年度の総額を左右します。年齢別平均を目標として見るのはよいとしても、具体的な比較では採用側から提示された基本給、初年度賞与の算定期間、手当の適用開始日を使います。資料の数字と自分の契約をつなぐために必要な確認です。
公式の中途採用経路は、正社員登用までの段階を確認する
2026年10月12日に確認した公式ページの名称は「正社員採用について」ですが、本文には、派遣社員として原則1年以上、その後、契約社員として原則3年以上勤務し、正社員登用制度の対象となる旨が記載されています。ページ名だけを見て、応募と同時に正社員になる募集だと判断しないことが大切です。
| 公式ページに記載された段階 | 記載内容 | 応募時の確認点 |
|---|---|---|
| 派遣社員 | 原則1年以上 | 雇用元、配属先、勤務条件、次段階へ進む基準 |
| 契約社員 | 原則3年以上 | 契約期間・更新条件、給与・賞与、登用審査の条件 |
| 正社員登用 | 制度の対象となる | 審査時期・評価項目と登用後の役割・勤務地 |
「制度の対象になる」という説明は、一定期間を過ぎると全員が自動的に正社員へ変わるという保証ではありません。一方、「原則」という表現があるからといって、自分には短縮や例外が認められるとも言えません。資格や経験を伝え、自分が応募する経路の開始時点と、その後の条件を採用担当者に確認します。
募集職種は電気設備、空気調和設備、給排水衛生設備の施工管理です。応募条件には1級電気工事施工管理技士、1級管工事施工管理技士の資格、または該当設備の施工管理経験が挙げられています。資格と経験の記載を、どちらも全員に必須という意味や、誰でも未経験から応募できるという意味へ広げないようにしましょう。
公式ページの待遇は、面接のうえ経験・能力などを考慮して決定する形式で、金額の範囲は示されていません。このため、有報平均や新卒向け資料で不足する金額を埋めることはできません。派遣、契約、正社員という各段階で、年収の固定部分、賞与、住居関連の支援がどのように変わるかを確認する必要があります。
現在の勤務先で正社員として働いている人にとって、この入口の違いは年収と同じくらい重要です。設備工事の経験を広げたいという希望に合っていても、雇用区分の変更を受け入れられるかは別の判断になります。将来の登用だけでなく、最初の契約の内容でも納得できるかを確かめてから進めることが適切です。
現在の個別求人には異なる表記もある
公式採用ページだけで全求人の条件が確定するわけではありません。2026年10月12日に公開されていたIT転職ナビの愛知・設備施工管理求人は、ワークポート提供で、掲載期間が8月16日~10月15日、更新日が9月4日です。この募集は「正社員(中途)」と表示されています。
対象は空調・衛生設備の施工管理で、2級管工事施工管理技士と建築設備の施工管理経験を必須とし、1級管工事施工管理技士を歓迎しています。勤務地は名古屋の拠点、勤務時間は8時30分~17時30分、年間休日は121日と記載されています。給与は経験・スキル・年齢を考慮する形式で、公開本文には具体的な金額がありません。
公式ページは8時30分~17時15分で、段階的な登用経路を説明しています。個別求人との違いが、募集枠の違いなのか、雇用段階の記載方法なのか、情報更新の差なのかは、公開情報だけでは解決できません。「正社員」の表示だけを根拠に公式の経路が適用されないと決めず、採用時点の雇用形態と所定勤務時間を確認する必要があります。
リクルートダイレクトスカウトで確認した全国の空調・衛生設備施工管理のエージェント求人には、公式と同じ派遣・契約を経る説明が掲載され、年収も非公開でした。紹介会社経由なら一律に正社員から始められるわけではないことが分かります。求人名、求人番号、勤務地を特定して、自分が紹介される案件の条件を照合しましょう。
海外のDAI-DAN各社やグループ会社の求人も、検索では一緒に見つかります。海外現地法人での雇用条件を、日本のダイダン本体からの海外勤務と同じ扱いにはできません。契約を結ぶ法人、給与の通貨、勤務場所が異なるため、会社の知名度だけで求人をまとめて比較しないことが重要です。
電気・空調・衛生の経験は、どの担当範囲で生きるか
ダイダンの強みは、建物の電気、空気、水に関する設備を一体で扱う点です。施工管理の経験者にとっては、単独の工種を担当した経験を深める方向と、他設備との調整を含む大きな現場へ進む方向の両方を考えられます。ただし、会社が総合設備を扱うことと、一人が入社直後から全設備を管理することは別です。
電気設備では、空調・衛生との取り合いも経験になる
照明や電力供給だけでなく、情報通信、防災設備など、建物内には複数の電気系統があります。設備を設置する空間や工事の順序は、空調機、ダクト、配管などとも関わります。そのため、図面どおりに電気工事を進めるだけでなく、他設備と調整し、工程や品質を成立させた経験を説明できると、総合設備会社の実務との接点が明確になります。
最新のダイダンレポートは電気部門の採用強化を掲げ、人事と現場の部門長などが現場の人材需要を共有する仕組みを説明しています。電気施工管理の経験者には関心を持てる方針ですが、どの地域・役割で枠があるかまでは個別の確認が必要です。採用を強化する部門であることと、資格を持てば必ず採用されることは同じではありません。
空調・衛生では、一般建物と生産環境の違いを示す
空調は建物内の快適さを整えるだけでなく、温湿度や清浄度など、製造・研究に必要な環境にも関わります。衛生設備も給排水だけではなく、水の再利用など資源を効率よく使う提案に広がっています。同じ設備施工管理でも、施設を動かしたままの改修、病院、工場、データセンターなどで工事条件は変わります。
応募時には建物の用途だけでなく、担当した機器・配管・試験、工事中の運用制約を説明すると、経験の深さが伝わります。大規模案件の一部分を管理した人と、小規模案件を予算から引き渡しまで担当した人には、それぞれ異なる強みがあります。規模の大小だけで経験を評価せず、任されていた責任の範囲を整理したいところです。
施工図と現場をつなぐ力が求められる
公式採用パンフレットの仕事紹介では、施工管理を品質、工程、安全、原価、協力会社との調整などを担う仕事として説明しています。施工図はそのための情報の土台です。作図ができるかに加え、図面と現場の差をどう見つけ、関係者と調整し、記録を残したかが実務上の価値になります。
新しい現場に入る際には、その会社固有の図面や帳票、安全品質管理の運用を覚える必要もあります。即戦力として応募する場合でも、担当範囲をいきなり広げるより、最初の案件で誰と組み、どの業務から引き継ぐかを確認した方が、経験を生かしやすくなります。
現場の負担は、総労働時間と休暇実績を分けて判断する
ダイダンレポート2026の健康経営の開示表によると、2025年度の月平均総労働時間は171時間で、2024年度の173時間から減少しています。これは残業時間ではありません。所定労働も含む総時間の指標であり、施工管理職だけの月平均残業として使うことはできません。
同じ表の有給休暇取得率は2024年度56.0%、2025年度53.8%です。総労働時間の減少と有休取得率の改善が、同じ方向に進んでいるわけではありません。時間が減ったという一つの指標だけで、すべての職場で休みが取りやすくなったと結論付けるのは早いといえます。
公式採用パンフレットには、2025年度のリフレッシュ休暇取得率94.6%も掲載されています。説明では有給休暇とは別に連続7日間の休暇を毎年付与する仕組みです。有休とは異なる休暇の実績なので、53.8%と94.6%を同じ指標の食い違いとして扱わないようにします。毎週の休日、年次有休、まとまった休暇は、それぞれの取得の仕方を見る必要があります。
働き方の口コミでは、2026年3月23日投稿の男性施工管理社員が、現場の人手不足や工期末の忙しさ、休日出勤に触れています。新卒入社・在籍3~5年・回答時現職の正社員による経験です。公式の休日制度があっても、担当する現場の段階や体制が、実際の取得に影響することを考える材料になります。
一方、2026年5月27日投稿の男性経理社員は、土日に休めることを働き方の良さとして挙げています。中途入社・在籍3~5年・回答時現職の正社員です。施工管理と内勤で経験が違うため、この声を現場勤務にそのまま当てはめることはできません。部署が違えば同じ会社でも、繁忙の時期や休みの調整方法が変わります。
また、2025年6月23日投稿の元施工管理社員は、若いうちから現場を任されたことと、その分の勤務負荷を挙げ、異動の希望を相談できたという経験も述べています。在籍3~5年、2025年退職の新卒入社者の声であり、すべての人の希望異動が通るという保証ではありません。仕事の裁量を広げたいのか、勤務の予測しやすさを優先するのかで評価が分かれる部分です。
現場の外で加工する仕組みは、施工管理をどう変えるか
ダイダンは現場作業の一部を現場外へ移す取り組みを進めています。ダイダンレポート2026では、常設の加工拠点に加え、現場近くの専用施設を利用し、配管ユニット、架台、ケーブルなどの製作や資材の仮置きを行う事例を紹介しています。現場に人を増やすだけでなく、現場で行う作業量そのものを調整する考え方です。
現場では工事の進行、搬入場所、他の工種、天候などの制約があります。外部施設で先に加工を進め、必要な時期に搬入できれば、工事が集中する時期の作業を分散できる可能性があります。高所で組み立てる部分を地上の施設でまとめることは、安全面の改善にもつながると会社は説明しています。
ただし、加工を外に移すほど、図面や寸法の確認、製作指示、搬入計画の整合が重要になります。現場でその場で調整していた部分を前段階で決める必要があるため、施工管理の役割がなくなるわけではありません。工程と図面を早めに固め、協力会社と情報を合わせた経験は、こうした体制のなかで生かしやすいと考えられます。
同社はBIMの設備モデル、施工図、品質記録などを共通のデータ環境で扱う取り組みも説明しています。デジタル化は単にソフトを使うことではなく、関係者が同じ情報で判断できるようにするためのものです。経験者は使用ソフトの名前だけでなく、変更履歴の共有、干渉の確認、数量や製作情報の連携をどこまで行ったかを示すと、実務能力を伝えやすくなります。
応募する現場でこうした支援がどれだけ使えるかは確認が必要です。加工拠点を利用する案件か、現場側に残る作業は何か、図面変更時に誰が加工側へ伝えるのかを聞くと、会社の改革が自分の一日の仕事にどう関わるかが分かります。制度の紹介だけで「現場が楽になった」と決めるのではなく、担当予定の工事で運用を確かめたいところです。
採用方針は、人数の拡大から重点ポジションも意識する段階へ
最新統合報告書では、単体のキャリア採用人数が2023年度51人、2024年度62人、2025年度64人と示されています。ただし、今後もすべての職種で同じペースの拡大を続けるという説明ではありません。新卒採用と育成を中核に置きつつ、キャリア採用は重点ポジションを中心に選択的に進める方針が記載されています。
これは経験者にとって、過去の採用人数だけで応募のしやすさを判断しない方がよいという意味を持ちます。自分の専門性が、今求められている地域・設備分野・役割に合うかが重要です。電気部門の強化など会社が重点を置く方向を確認し、そのなかで自分が担える部分を具体的に説明します。
同じ資料の2025年度離職率は単体2.4%、連結6.1%です。両者は対象範囲が異なり、中途採用者の離職率でも、正社員登用の成功率でもありません。単体の値が低いことを根拠に、どの採用経路でも同じように定着できると考えるのは避けるべきです。応募先の部署で、経験者がどの段階から業務を引き継ぐかを確認することが役立ちます。
研修は段階や対象を分けて読む必要があります。公式Q&Aは、技術系の1年間の新入社員研修を新卒採用者の制度として説明しています。経験者が全員、同じ期間の基礎研修を受けられるとは限りません。一方、統合報告書には派遣社員についても経験年数などに応じた研修を行う旨があり、勤務段階に応じた育成があることは確認できます。
設備を実物で学べる八尾研修所の整備や、現場実践と自己学習を組み合わせる教育の見直しも進んでいます。中途で入る人は、資格取得の支援に加え、その会社の安全・品質基準、施工図、原価管理の仕組みをどこで学ぶかを確認するとよいでしょう。一般的な経験があることと、ダイダンの運用で業務を完結できることは別の段階だからです。
最新業績は受注が増加。施工体制との釣り合いも見る
2026年3月期の連結売上高は2,562億2,800万円で前期比2.5%減でしたが、営業利益は344億7,900万円で49.7%増でした。売上と利益は異なる動きです。会社の規模だけでなく、工事の採算や収益性が変わっていることを踏まえて見る必要があります。
2027年3月期第1四半期、2026年4~6月の連結受注工事高は1,511億7,600万円で、前年同期比127.4%増です。完成工事高は616億100万円で2.4%増、営業利益は109億3,200万円で12.7%増でした。受注は今後施工する仕事につながりますが、その四半期にすべて売上や利益として計上されるわけではありません。
【編集部見解】転職先として見るなら、受注増は仕事の機会が広がる材料になる一方、実行する人材と支援体制の整備も欠かせません。電気技術者の確保、現場外加工、技術教育が同時に重視される理由はここにあります。仕事量が増えたことを、そのまま働きやすさの改善や給与増額の保証と結び付けないことが大切です。
海外ではシンガポールを含む拠点やグループ会社との連携を強化しています。設備の技術だけでなく、現地の設計・施工方法、協力会社、予算や工程の管理に適応する力が必要です。海外に関心がある場合も、国内本体での採用後の異動なのか、現地法人との直接契約なのかを区別して検討します。
再生医療分野では、ダイダンのクリーン環境の設計・施工と、グループ会社セラボヘルスケアサービスの細胞製造・運用支援を組み合わせています。設備技術を新しい用途へ展開する事例ですが、同じグループに事業があるからといって、本体の施工管理で入社した人が細胞製造の仕事をするわけではありません。事業の将来性と採用される職務の間を具体的につなげて考える必要があります。
勤務地、休日、登用条件を面談で具体化する
公式中途採用ページでは勤務地は全国各地で、面接時に相談に応じるとされています。希望を相談できることは、転勤がないことと同じではありません。採用Q&Aも、能力や人員配置を考慮した異動・転勤があると説明し、年1回、部署や勤務地の希望を申告する制度を紹介しています。
施工管理では、所属拠点と実際に通う現場が異なる場合があります。自宅から通える範囲を希望するなら、初回配属だけでなく、次の案件への移動、長期出張、他拠点への応援の条件も確認します。紹介求人に地域条件が示されている場合は、その限定が雇用契約にどう反映されるのかを確かめることが重要です。
公式の休日は土曜・日曜の完全週休2日、祝日、年末年始、創立記念日などです。一方、現場の稼働があるという社員の声もあるため、休日に業務が発生した際の分担、振替、現場間の休暇を具体的に聞きましょう。長期休暇が取れる仕組みと、毎週の休みを確保できる体制は、別に確認する価値があります。
働く環境について、統合報告書は時間外労働の過少申告につながる潜在的なリスク、短い工期、休憩・休日の確保難などを重要な人権リスクとして挙げています。これは個別の違反が起きたと断定する情報ではありません。会社が認識する課題と、労務管理、受注時の閉所条件の交渉、SMILE Projectなどの対応を確認する資料です。
応募者が聞きたいのは、実際の配属先で勤怠をどのように把握し、忙しい現場に誰が応援するかです。支援の依頼先や仕事の分担が説明されれば、制度が自分に届くかを判断しやすくなります。平均や認定だけで判断せず、自分が担当する現場の運用に話を進めることが重要です。
選考は公式にはエントリー、書類選考、一次面接・SPI、最終面接の順です。履歴書と職務経歴書を用意する際は、担当設備、資格、現場で任された範囲、協力会社や設計側との調整経験を整理します。面談では、採用時の雇用元と雇用区分、契約の期間と更新、登用制度、給与の内訳、配属・異動条件を、応募する求人に即して説明してもらいましょう。
まとめ:給与の魅力と、入社する経路をセットで判断する
ダイダンの公式平均年収1,176.8万円は、提出会社の無期雇用者を対象とし、賞与・基準外賃金を含む実績です。業績連動の還元や年齢別平均は魅力を知る材料ですが、公式の中途採用ページにある派遣・契約・正社員登用の段階とは分けて考える必要があります。個別紹介求人に異なる表記がある場合も、その求人の採用条件を照合して判断します。
仕事では電気・空調・衛生の専門性を生かしながら、現場外加工やデジタル化による施工体制の変化に関われます。一方、現場の繁忙や休暇取得には差があります。自分の経験を任せてもらえる役割、納得できる最初の雇用条件、生活に合う現場・勤務地が揃うかを確認することが、転職後のずれを減らす方法です。
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- ダイダン 第97期有価証券報告書(従業員78頁)
- ダイダン 公式中途採用・正社員採用について
- ダイダン 採用Q&A・研修と異動
- IT転職ナビ ダイダン愛知・設備施工管理求人(ワークポート提供)
- リクルートダイレクトスカウト ダイダン全国施工管理・エージェント求人
- ダイダン 採用パンフレット(年齢別平均・休暇、6頁)
- DAI-DAN REPORT 2026(人材25–36頁、施工43–46頁、健康79頁、ESG104頁)
- ダイダン 2026年3月期決算短信
- ダイダン 2027年3月期第1四半期決算短信
- エン カイシャの評判 ダイダンの給与・年収口コミ
- エン カイシャの評判 ダイダンの勤務時間・休日口コミ
執筆:コロ助。最終更新:2026年10月12日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

