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コムシスHDの年収962万円を分解|日本コムシス・NDSと応募先の違い

コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

コムシスホールディングスの年収を調べると、約962万円という高い平均給与が目に入ります。ただし、これはグループ全員の給与ではありません。持株会社に在籍する129人の数値で、その多くはグループ会社からの出向者です。通信工事、データセンター、クラウドなどの仕事へ転職するときは、実際の雇用主である日本コムシスやNDSなどの条件まで読む必要があります。

この記事では、2026年3月期有価証券報告書に載る3社の給与と、2026年10月8日に確認した日本コムシスの公式求人を照合します。高年収の理由を会社規模だけで説明せず、年齢構成、出向、職務、雇用形態を手がかりに、自分が比較すべき金額を整理します。

この記事の結論

  • HD単体の平均給与は約962.4万円、平均年齢は50.2歳です。
  • 同じ有報の日本コムシスは約756.9万円、NDSは約734.3万円です。
  • 現行求人は、データセンター電気工事・クラウド・土木で応募条件が異なります。
  • 口コミも制度も、会社名と在籍時期を分けて読むことが必要です。

コムシスホールディングスの平均年収962万円を、3社の有報で読み解く

【公式情報】2026年3月期有価証券報告書の従業員欄には、提出会社のコムシスHDだけでなく、従業員数の多い事業会社である日本コムシスとNDSの情報も掲載されています。同じ年度、同じ資料で比較できるため、持株会社だけを見たときに起きる誤解を減らせます。

会社・対象平均年間給与平均年齢平均勤続従業員数
コムシスHD単体9,624,445円50.2歳20.5年129人
日本コムシス単体7,568,944円45.0歳16.5年2,701人
NDS単体7,342,914円43.3歳16.7年1,129人

出典:同有報PDF96頁、2026年3月31日現在。平均年間給与には賞与と基準外賃金を含みます。連結従業員数は17,765人ですが、その全員の平均給与として962万円が開示されているわけではありません。

HDは主に出向者で構成され、勤続年数も通算される

有価証券報告書によると、HDの従業員は主としてグループ会社からの出向者で、平均勤続年数は出向元各社での勤務を通算しています。20.5年という数字を、全員が持株会社に直接入社して働いた期間と解釈することはできません。平均年齢50.2歳という構成も合わせて見ると、若手の初任給や転職初年度の提示額を示す統計ではないことが分かります。

HDの業務は、グループ会社の経営管理などを担うものです。現場工事の技術者、サーバ構築担当、地方拠点の社員と、同じ仕事や等級の集団ではありません。「コムシスグループへ入れば962万円」という期待を置くより、応募先の賃金表において自分の経験がどの等級へ対応するかを調べるほうが、入社後の見通しを立てられます。

出向者が多いことは、グループ会社に入社すれば将来必ずHDへ異動できることも意味しません。HDの給与と働く場所を希望する場合は、直接採用、出向、転籍のどの形なのか、給与を決める会社はどこかまで確認する必要があります。

日本コムシスとNDSも、人数と平均給与の集計対象に注意

日本コムシスとNDSの従業員数は、他社への出向者を除き、他社からの出向者を含む就業人員です。一方、両社の平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与は、他社への出向者と他社からの出向者の双方を含まない、と有報に注記されています。人数の欄と給与の欄を、完全に同一の社員集団だと扱わないことが大切です。

日本コムシスの平均給与は約756.9万円、NDSは約734.3万円です。ただし、約22.6万円の差から、同じ年齢・職種の応募者なら必ず日本コムシスのほうが高くなるとはいえません。平均年齢や担当事業が違い、賞与や時間外賃金も含まれるためです。勤務地や残業量をそろえた個別提示で比較する段階が別にあります。

【編集部の見解・推定】この3社比較の価値は、企業の順位を決めることよりも、比較の出発点を正せることにあります。日本コムシスの求人を検討している人は、HD平均との差だけで提示額を低いと判断せず、日本コムシスの職務と採用等級に照らして検討してください。

平均年収と、求人の月給・想定年収では役割が違う

有報の平均給与は、在籍社員の給与実績を一定の条件で集計したものです。求人の月給は採用時の給与帯、想定年収は賞与や時間外勤務などの仮定を含む採用情報です。例えば、後述のデータセンター電気工事求人では、想定年収に月20時間の時間外勤務という前提があります。

比較するときは「毎月の固定給」「業績や評価で動く賞与」「実際の勤務時間で動く時間外手当」を分けます。現在の会社で残業が多い人が、額面年収だけで転職先の月給を逆算すると、基本給の評価を見誤ります。家族手当や単身赴任手当も適用条件があるため、求人に名称が載っているだけで満額を加えることはできません。

応募先はHDだけではない――地域と得意領域から会社を選ぶ

コムシスHDは東証プライム上場、証券コード1721の持株会社です。公式採用ページはグループ各社の採用窓口を案内しています。「コムシスホールディングスの求人」で探している人も、応募する法人を特定すると、給与だけでなく配属・転勤・教育の調査が進めやすくなります。

グループの所在地は、応募先を探す入口になる

公式採用案内にある会社所在地の目安比較を始める視点
日本コムシス東京都通信基盤・ICT・社会システムのどの募集か
NDS名古屋市希望地域と、募集法人・職種が一致するか
TOSYS/つうけん長野県/札幌市地域拠点と実際の担当エリアの関係
SYSKEN/ホクワネックス熊本市/金沢市勤務地、配属事業、将来の異動範囲
コムシス情報システム東京都IT関連の募集職務と技術領域

この表は本社などの所在地を応募先の入口にしたもので、勤務先を保証する一覧ではありません。例えば、日本コムシスの今回確認した総合職求人には将来の転勤が記載されています。地域に根ざした会社を選ぶときも、本社の住所だけで勤務範囲を判断せず、配属候補と担当現場の広がりを確認します。

また、統括事業会社の傘下にも会社があります。求人票の表示が「コムシスグループ」でも、雇用契約の相手が日本コムシスなのか、その子会社なのかで制度が変わり得ます。有報の日本コムシス単体給与を、名称の似た別法人へそのまま当てはめないでください。

北陸電話工事はホクワネックスへ名称変更

【公式情報】北陸電話工事は2026年10月1日にホクワネックスへ商号を変更しています。3月末の有報には旧名称が登場する一方、10月時点の公式グループ案内では新名称が使われています。検索結果や古い口コミを読むときは、別会社が突然加わったと考える前に、この名称のつながりを押さえておくと混乱しません。

改称は、給与制度や勤務地が一斉に変わったことを示す情報ではありません。旧社名の求人や口コミから仕事内容を調べる場合も、現行の募集窓口で職種、雇用主、条件を確認する必要があります。社名の変更日と、実際に待遇が改定された日付は分けて考えます。

日本コムシスの現行求人で比べる、電気・クラウド・土木の条件

ここからは、HDの子会社である日本コムシスの公式募集を例に、経験をどの仕事へ接続できるか見ていきます。以下は2026年6月24日更新、10月8日時点で掲載を確認した求人です。すべてを同じ給与・働き方の技術職として扱うと、応募要件の違いを見落とします。

データセンター電気工事は、電源設備と施工調整の経験が中心

「電気工事施工管理・データセンタ構築」は、正社員の総合職として掲載されています。月額給与は30万~40万円、想定年収は571万~763万円。想定年収の注記は標準年間賞与5.0か月、時間外勤務20時間/月です。これは募集時のモデルで、すべての採用者の賞与や残業時間を保証する数字ではありません。

対象設備には、受配電、非常用発電、照明、消防、UPSなどがあります。クラウドサービスのアプリケーションを開発する職務ではなく、データセンターを動かす電力基盤の建設を進める仕事です。工程・安全・品質だけでなく、施主や元請、協力会社との調整を担当するため、電気工事の現場で関係者を動かした経験が応募との接点になります。

必須条件は、データセンター電気工事の施工管理経験5年以上に加え、1級電気工事施工管理技士と第一種電気工事士です。資格は二つのうちどちらかを持てばよい、という記載ではありません。CAD・BIM、AI・Python、英語などは歓迎条件として挙げられており、必須経験と同列に置かないほうが応募判断は正確です。

職務経歴書では、保有資格の列挙に加え、担当した電源設備、稼働中設備との切替調整、工事を止めないための段取り、自分の管理範囲を示すと求人との対応が見えます。電気施工の経験があっても、データセンターの経験年数が不足するなら、要件を満たしたと決めつけず、別ポジションも含めて検討する段階です。

サーバ・クラウドのPJリーダーは、構築と顧客調整を担う

サーバ・クラウドエンジニアのPJリーダー求人も正社員・総合職で、月額30万~40万円と記載されています。公共、文教、民間向けのIT基盤について、提案、見積もり、設計、構築、試験とプロジェクト管理を担当する職務です。サーバ、ストレージ、仮想化などの基盤を、自分で設計・構築できる経験が重視されています。

必須条件は、ITインフラ基盤の設計・構築5年以上、クラウド環境の設計・構築、リーダーまたはサブリーダーとしてのマネジメント経験です。運用監視の経験年数が長いだけでは、設計・構築の5年という条件と同じにはなりません。提案時の技術選定から移行試験まで、どの工程に責任を持ったかを区分して伝える必要があります。

この求人は年収例の下限に桁の不整合が見られるため、本記事では数値を独自に直して想定年収として転載しません。月額給与を比較の入口にし、賞与・時間外手当を含めた年収は採用窓口で確認する扱いです。公式求人でも、記載全体に整合性があるか読むことが、入社条件の認識違いを防ぎます。

【編集部の見解・推定】インフラ構築会社でクラウド分野を選ぶ利点は、現実のネットワークや設備とIT基盤をつなぐ経験を生かしやすいことです。一方で、純粋な製品開発や研究職を希望する人は、顧客別の提案・導入・調整が中心となる職務を望んでいるか、仕事内容から適合を判断するとよいでしょう。

土木の契約社員は月額が高くても、正社員と条件を分ける

土木現場施工管理の有資格者向け募集は、契約社員です。月額50万~64万円、想定年収700万~900万円が掲載されていますが、契約は原則1年ごとに更新し、更新判断には業務量や勤務成績などが関係します。正社員求人と月給だけを横並びにすると、雇用期間の違いが見えなくなります。

仕事は上下水道、シールド、河川改修、無電柱化などの工事管理で、土木施工管理10年以上、施工図書類作成や積算、現場を統括できる経験が必須です。1級土木施工管理技士などは歓迎条件の欄に置かれています。求人タイトルに「有資格者募集」とあることと、本文で何を必須とするかは、応募前に合わせて確認したい箇所です。

さらに、同求人は賞与欄が「なし」である一方、年収例には賞与5.0か月を想定する注記があります。両者は整合しないため、「賞与を5か月分受け取れる契約社員」とは断定できません。月額、年額、時間外手当の関係と、どの記載が正しいかを確認し、修正後の条件を文書で受け取ることが必要です。

研修期間の大崎本社勤務と、その後の勤務場所も別です。求人では首都圏を中心に全国の事業所へ配属される可能性が示されています。経験を生かして報酬を上げたい人ほど、契約更新時の条件、工事終了後の配属、遠隔地勤務の費用負担をまとめて比較すると、額面以外の差を把握できます。

休日・転勤・両立支援は、配属会社と職務単位で確認する

グループとして人材育成や働き方の改善を掲げていても、現場工事とIT基盤構築では仕事を行う場所や時間が違います。ここでは日本コムシスの確認済み求人と、HDの人的資本開示を分けて、勤務条件の読み方を整理します。

同じ7時間30分勤務でも、始業時刻と出張範囲が違う

データセンター電気工事求人の勤務時間は8時~16時30分、クラウドPJリーダーは9時~17時30分で、いずれも休憩1時間を含みます。所定労働時間は同じでも、通勤や育児との組み合わせは変わります。年収モデルの時間外20時間は、忙しい月も必ず20時間以内で終わるという説明ではありません。

両求人には首都圏を主な拠点としつつ、案件に応じた全国出張や将来の転勤の可能性が記載されています。自宅から毎日通う前提を置く前に、担当予定の案件、出張の頻度・期間、転居を伴う異動の範囲を確認してください。IT職だから必ず勤務地固定、という読み方もできません。

テレワークやフレックスタイムの制度は正社員求人に掲載されていますが、実際の利用日数は示されていません。設備の施工や現地試験を担当する日、顧客との共同作業がある日など、職務に応じた制約があります。制度の有無と、配属先で使える頻度を分けて聞くと生活の見通しが具体的になります。

年間休日と有給付与は、入社時期も影響する

確認した日本コムシス求人の年間休日は120日以上です。有給休暇は初年度が入社月に応じ4~15日、次年度以降は勤続年数に応じ20~25日と記載され、上限40日の積立制度も案内されています。転職初年度に長期の休暇予定がある人は、翌年度以降の付与日数だけで判断せず、入社月に対応する日数を確認する必要があります。

施工管理や構築・移行の仕事を選ぶ場合、年間休日数だけで週末の働き方は分かりません。休日工事やシステム切替の担当可能性、代休を取る時期、連続休暇の取得方法を配属先の運用として確かめることが役立ちます。これは休日対応が恒常的にあると断定する話ではなく、担当案件を知らない段階では年間合計だけで決められないということです。

育休支援の内容は、グループ内でも同一ではない

公式の人的資本情報によると、日本コムシスには連続5日以上の育児休業取得に対する8万円の支援金があり、サンワコムシスエンジニアリングでは最大4週間の育児休業を有給化する取り組みが紹介されています。グループの同じページに掲載されていても、両方の制度を全社員が利用できるわけではありません。

福利厚生を比較するときは、会社名、対象となる雇用形態、取得条件をセットで把握します。正社員求人にある退職金、企業型確定拠出年金、資格取得報酬金なども、個別制度の条件を確認したうえで評価する項目です。契約社員求人に記載のない制度を、同じグループだから利用できると補って考えることは避けます。

業績と直近の再編から考える、どの技術を伸ばせるか

コムシスグループは通信キャリア向け工事だけでなく、ITソリューションや社会インフラにも事業を広げています。転職先の将来性を見る際は、グループ全体の増収増益を確認したうえで、自分が担当する事業と募集職務に結びつけて考えることが必要です。

最新四半期は増収増益だが、個人の昇給予想とは分ける

【公式情報】2027年3月期第1四半期、すなわち2026年4~6月の連結売上高は1,393億2,900万円で前年同期比8.6%増、営業利益は99億500万円で29.6%増でした。8月14日の期中レビュー完了版決算短信で確認でき、8月7日に公表した数値からの変更はありません。

同短信の通期予想は売上高6,700億円、営業利益540億円です。実績が出たのは第1四半期であり、通期計画の達成が確定したわけではありません。また、連結利益には多数の会社の事業が含まれます。増益率をそのまま日本コムシスの賞与増加率や、HD社員の昇給率として使うこともできません。

応募者にとっては、事業が伸びているかに加え、その職場に人員増強、設備投資、教育時間の確保が伴っているかが実用的な判断材料になります。求人の募集理由と組織構成を読むことで、増員として専門性を加える役割なのか、既存業務を引き継ぐ役割なのかを把握しやすくなります。

通信、クラウド、社会設備では、経験が積み上がる方向が違う

公式の業績予想では、通信品質の改善や光回線移行、官公庁・自治体向けIT、AI・クラウド需要、大型データセンターなどを事業機会として挙げています。一括して「成長する通信業界」と見るより、自分がどの技術領域で専門性を高めるかに分解するほうが、求人選びに使える情報になります。

電気施工の経験を持つ人は、データセンターの電力設備や関係者調整へ深める道があります。サーバ構築の経験がある人は、公共・文教を含む顧客別の設計やプロジェクト管理と相性を考えられます。土木経験者は、通信管路だけでなく上下水道や河川など、どの種類の工事を担うかで実績の積み方が変わります。

【編集部の見解・推定】仕事内容の広さは選択肢になりますが、一人が希望する技術を自由に横断できるという意味ではありません。応募部署が抱える案件と、採用後に最初に担う仕事を確かめ、自分の経験を深める部分と新しく学ぶ部分を分けることが重要です。

ジャパンシステムなどの買収は、10月8日時点では契約段階

日本コムシスは2026年9月30日、ジャパンシステムとJBホールディングスの全株式取得に関する契約締結を発表しました。発表資料ではIT領域の補完を狙い、株式譲渡の実行を10月21日の予定としています。本記事の更新日時点で、取得完了や従業員の制度統合まで済んだものとしては扱いません。

公共・自治体向けシステムや、対象会社グループのソリューションと、既存のIT基盤構築力を組み合わせる方針は、IT経験者がグループの方向性を知る材料です。ただし、買収によって自分がその会社の業務を担当できるか、異動できるか、待遇が共通化されるかは別の問題です。ニュースの成長方針と、現に応募できる求人の仕事内容を区別してください。

評判を読むなら、HDの少人数データと日本コムシスの経験を混ぜない

コムシスHDの検索結果には、日本コムシスの口コミも出てきます。グループへの理解には役立ちますが、法人が異なる以上、そのまま持株会社の社風や残業実態として紹介することはできません。ここでは実際に公開範囲を確認した社員・元社員の投稿だけを対象にします。

HDの口コミは、人数と退職時期を確認する

エン カイシャの評判のコムシスHDページは、確認時点で正社員回答者1名、口コミ3件、給与データ0件でした。確認できた回答者は中途入社の男性SEで、2021年退職、2026年4月3日投稿という属性です。投稿日が2026年でも、経験した職場は少なくとも退職時点までの情報になります。

この母数から、HD全体の職場の良し悪しや給与分布を一般化することはできません。閲覧できる本文も限定されているため、表示されていない理由やエピソードを推測して補いません。HDの給与を確認する目的なら有報を使い、特定部署の働き方は採用担当者や配属予定部署への確認で補うのが妥当です。

日本コムシスでは、職種によって評価の焦点が違う

【口コミ・個人の経験】就活会議に転載された日本コムシスの社員・元社員投稿では、2022年頃在籍の施工管理職が、2026年5月の投稿で年齢に伴う給与の上昇を感じていた旨を述べています。一方、2023年頃在籍のプログラマによる2025年11月の投稿は、給与支給を肯定しつつ、時間外勤務の負担にも触れています。

さらに、2025年頃在籍の法人営業職による同年9月の投稿には、退職の希望を聞いてもらえたという経験があります。これらは職種も時点も異なる個人の記録です。年功的な面を感じた一人の話を、全職種の昇給ルールだと決めたり、残業に関する一例を会社全体の月平均だと置いたりすることはできません。

同ページには学生の評価区分もありますが、ここで紹介した内容は社員・元社員の公開部分です。口コミ点数だけを比較するより、自分と同じ職種か、現在の制度に近い時点か、どの事実が書かれているかを見るほうが、応募判断の材料として使いやすくなります。

投稿で感じた不安を、配属先への具体的な確認に変える

給与が年齢に左右されるのか気になるなら、経験者採用の初期等級と、資格・役割・評価が昇給へどう反映されるかを聞きます。残業が気になるなら、応募部署の通常期と繁忙期、担当案件の工程、顧客先での試験や切替作業の頻度を確かめると、職種に即した情報を得られます。

今回のデータセンター求人の想定残業20時間は、口コミで語られた負担感を打ち消す証拠でも、全社平均の証拠でもありません。求人モデル、個人の経験、配属部署の実績にはそれぞれ役割があります。異なる資料を無理に一つの結論へまとめず、自分の勤務条件に最も近い情報を優先します。

中途採用の入口から、入社後の専門性まで考える

日本コムシスの公式キャリア採用ページには、中途採用の実績と選考方法が掲載されています。HDの平均年収に関心を持った人が実際に応募へ進むときは、採用の入口を確認し、求人の専門性に合う経験を示す準備が必要です。

中途採用率31%は、応募者の合格率ではない

公式採用サイトによると、日本コムシスの中途採用比率は2023年度27%、2024年度28%、2025年度31%です。経験者を受け入れている実績として読めますが、応募した人の31%が内定するという意味ではありません。また、HDやNDSの中途採用比率を示す数値でもありません。

今回確認した求人では、書類選考の後、面接2回と適性検査を行う流れが案内されています。応募から内定までは最短4週間程度の予定とされますが、全員の選考が4週間で終わる保証はありません。現職の工事引き渡しやシステム移行を担当している場合は、選考日程だけでなく、業務の区切りと入社時期を調整する必要があります。

採用大学の一覧から中途採用の可能性を推測するより、今回のような経験年数、資格、担当工程に照らすほうが直接的です。新卒の採用情報と経験者向けの募集条件を分け、過去の学校名だけで応募を諦めたり、逆に要件を満たすと決めつけたりしないことが大切です。

施工とITで、職務経歴書に示す成果を変える

データセンター電気施工なら、担当設備の種類、工事規模、協力会社との分担、安全・品質上の課題をどう管理したかが対応しやすい情報です。一般の電気工事経験とDC経験を分け、自分が責任を負った範囲を示します。プロジェクト全体の実績を、すべて自分が指揮したように書く必要はありません。

クラウドPJリーダーなら、顧客の要件を設計へ落とした経験、移行方式、試験計画、見積もり、チームの役割調整が求人に結びつきます。資格名だけでなく、技術的な判断をした場面と、顧客との合意形成をした場面の両方を用意すると、技術担当と管理担当のどちらの強みがあるかを伝えられます。

契約社員の土木施工なら、現場代理人や監理技術者として統括した経験、積算や図書類の担当範囲、工事種別を具体化します。同じ「施工管理10年」でも、現場の指揮を担った期間と補助担当の期間が違えば、募集との対応も変わります。経験を大きく見せるより、任せられる仕事を明確にする準備です。

研修の豊富さと、採用時の即戦力要件を区別する

HDの人的資本情報には、グループの育成基盤、資格取得、複数分野の技術を身に付ける教育などが紹介されています。会社を越えた育成の仕組みは、既に持つ専門性を広げる機会を考える材料になります。一方、データセンター施工やクラウドPLの求人は、明確な実務経験を必須としています。

したがって、研修があることを理由に、経験者求人でも入社後に基礎から学べばよいとは判断できません。応募時に満たす要件、配属後に補う技術、将来的に目指す役割を分けて整理してください。資格取得への支援も、学習時間、対象資格、費用や報酬金の条件を確認することで、実際に利用できる制度として評価できます。

【編集部の見解・推定】コムシスグループで転職先を選ぶ際の強みは、通信・IT・社会設備という複数の領域から、自分の実務を生かせる入口を探せる点にあります。最初の応募では領域を広げすぎず、経験が最も直接評価される会社と職務を決め、そのうえで次に伸ばしたい専門性を伝えると、採用後の役割とのすり合わせが進めやすくなります。

まとめ|962万円という平均を、自分の応募条件へ置き換える

コムシスHDの平均年収約962.4万円は、平均年齢50.2歳、主に出向者で構成される持株会社129人の集計です。同じ有報では日本コムシスが約756.9万円、NDSが約734.3万円と開示されており、まず雇用主を特定することが給与比較の出発点になります。

日本コムシスの公式求人でも、データセンター電気施工、クラウドPJリーダー、土木の契約社員では、経験要件、勤務場所、雇用期間、給与の前提が変わります。月給や年収だけを抜き出さず、賞与・時間外勤務の扱いと、記載の不整合がないかまで読み込んでください。

口コミは会社名と在籍時期を確認し、最新の事業拡大は自分の配属予定業務との関係で評価します。高い平均給与に関心を持ったところから一歩進め、希望職務の採用等級、最初の案件、転勤範囲、教育機会をそろえて比較すると、転職後に得られる経験と生活の両方を判断しやすくなります。

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参考・出典

数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。

執筆:コロ助。最終更新:2026年10月8日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

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企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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