ソフトクリエイトHDの年収と評判|3法人の給与・中途採用を比較
※本記事にはプロモーションを含みます。
ソフトクリエイトホールディングスの平均年間給与は、2026年3月期の有価証券報告書で689.4万円です。ただし、これは持株会社の管理部門25人を対象とする数字。同じ報告書には、事業会社のecbeingが667.0万円、ソフトクリエイトが636.9万円と別々に開示されています。転職で営業やエンジニアの仕事を探すなら、まず応募先の法人を分ける必要があります。
また、公式採用サイトには、同じ職種の説明でも残業時間の対象が異なる箇所や、古い年度の休日実績が残るページがあります。本記事では2026年11月1日現在の公式募集、最新有報、本人が公開した給与・評価の経験を照合し、ITインフラの仕事とEC事業の仕事を比較します。
この記事の結論
- 公式年収:HD689.4万円と2事業会社の平均を分けて読む。
- 応募先:ITインフラはソフトクリエイト、EC支援はecbeingが中心。
- 待遇:ソフトの募集は固定残業20時間。実際の残業とは別。
- 確認点:評価の職種差と求人の年度を確かめて条件を比較する。
ソフトクリエイトHDの年収は689.4万円、事業会社の平均は別にある
給与の出発点は、口コミサイトの集計よりも最新の公式開示です。今回の有報ではHDだけでなく従業員の多い2社の情報がそろうため、応募する会社に近い母集団まで確認できます。
2026年3月期の3法人の給与・年齢・勤続を比較
会社公表の有価証券報告書45・46頁に基づく数値は次のとおりです。いずれも2026年3月31日現在の従業員情報で、平均年間給与には賞与と基準外賃金を含みます。
| 法人 | 平均年間給与 | 平均年齢 | 平均勤続 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| ソフトクリエイトHD | 689.4万円 | 35.6歳 | 7.0年 | 25人、臨時外数1人 |
| ecbeing | 667.0万円 | 32.6歳 | 6.3年 | 496人、臨時外数71人 |
| ソフトクリエイト | 636.9万円 | 35.0歳 | 7.1年 | 329人、臨時外数42人 |
持株会社の25人は全社共通の管理部門です。HDの平均が高いからといって、営業・インフラ構築・EC開発のすべてに同じ給与水準が適用されるわけではありません。また、ecbeingとソフトクリエイトの差も、職種構成や年齢、評価、残業などを調整した同一職務の比較ではありません。
平均給与の前年度比はHDが4.8%減、ecbeingが2.5%増、ソフトクリエイトが0.2%減です。これは各集団の平均の変化であり、個人全員がその比率で昇給・減給されたことを意味しません。入社時の提示額は、応募職種と担当範囲を合わせて見る必要があります。
臨時従業員は期末人数で、平均勤続は離職率ではない
連結従業員数は1,230人、臨時従業員の外数は134人です。臨時の対象は派遣社員・パートタイマーで、注記では年度末の人数とされています。年間平均や1日8時間換算の人数ではありません。各法人の就業人員については、グループからグループ外への出向者を除き、グループ外からグループへの出向者を含むとの注記があります。
平均年齢32.6歳・勤続6.3年のecbeingと、35.0歳・7.1年のソフトクリエイトでは社員構成が異なります。これらの値だけから「短期離職が多い」「長く残れない」とは判断できません。有報では連結人員が前年末から129人増えた主因を新卒採用としており、人材の増加も平均年齢や勤続に影響し得ます。
離職の実情を知りたいときは、全社平均の勤続年数を置き換えて使うより、配属予定のチームで中途入社者がどの役割を担い、どのくらい在籍しているかを確認するほうが具体的です。採用拡大中の部署と、少人数の管理部門を同じ物差しで評価しないことが大切です。
本人年収の公開例は、法人と職種を付けて読む
転職会議の公開投稿では、ソフトクリエイトに2026年頃在籍した20代後半・男性・正社員の法人営業主任が、年収700万円と申告しています。2026年1月5日の投稿では、成果と仕事の進め方を可視化する評価を肯定しています。一方、2023年頃在籍の40代後半・女性・正社員は600万円と申告し、上司による評価の偏りへの懸念を述べています。こちらは2024年6月10日の投稿で、職種は公開欄に明記されていません。
ecbeingでは、2025年頃在籍の20代前半・男性・正社員Webディレクターが400万円と申告し、昇給や賞与に関する経験を投稿しています(2026年10月8日)。同じく2025年頃在籍の20代前半・男性・正社員Web系PMは600万円と申告し、実力を重視する点を認めつつ、評価基準の曖昧さを感じたと述べています(2025年11月5日)。
これらは4人の自己申告で、年齢別の相場や全社の実態を確定するものではありません。とくに400万円と600万円の例は職務が異なります。公式平均との差をそのまま不遇・好待遇の証拠にするのではなく、自分に提示される職位、担当案件、評価項目を具体化する材料として使えます。
「ソフトクリエイト」で一括りにせず、ITとECの応募先を選ぶ
グループ名は似ていますが、社員が向き合う顧客課題は同じではありません。情報システム部門の基盤を支える仕事と、小売企業の売上を伸ばすECの仕事では、経験の示し方も変わります。
持株会社は統括、2事業会社は顧客へのサービス提供を担う
有報の沿革によると、2012年10月に純粋持株会社へ移行し、社名をソフトクリエイトホールディングスへ変更しています。ECソリューション事業はecbeingへ、システムインテグレーション事業などはソフトクリエイトへ承継されました。現在の公式サイトも、HDをグループ企業の統括・管理、ソフトクリエイトをシステムインテグレーション、ecbeingをECソリューションとして案内しています。
ソフトクリエイトでは、サーバーやネットワーク、クラウド、セキュリティを通じて企業の情報システムを支えます。ecbeingでは、ECサイトの構築だけでなく、顧客体験や販売促進、運用後の改善まで関わります。同じ「顧客折衝」でも、前者は安定稼働や社内利用、後者は購買行動や売上改善を扱う場面が多いと整理できます。
グループにはエイトレッドやメルカートなどの会社もありますが、今回比較するのは、公式募集を全文確認できたソフトクリエイトの技術・営業と、ecbeingのEC開発・Webディレクターです。グループ内の他社の休日や賞与を、この4職務に共通する条件として広げてはいません。
HDの採用入口から進んでも、HD雇用とは限らない
HDの経験者採用サイトには事業会社の募集が掲載され、ソフトクリエイトの採用サイトへ移動する導線もあります。ecbeingの中途採用ページから進むエントリー先にもHDのドメインが使われています。サイトの運営名と、労働契約を結ぶ法人名は分けて読む必要があります。
応募前には「ソフトクリエイトグループへの応募」という広い認識で止めず、どの会社のどの職種かを確認しましょう。HDの管理部門を希望する人が、グループ共通の入口にある事業会社エンジニア職を選んでも、管理部門への配属が約束されるものではありません。待遇比較も、雇用法人が定まってから行うと数字の取り違えを防げます。
ソフトクリエイトの中途採用は、技術と営業で経験の評価点が違う
ソフトクリエイトの公式キャリア採用は、7つの技術領域と営業を案内しています。ここでは構築経験を生かすインフラエンジニアと、顧客への直接提案を担う営業に絞って、役割と待遇を整理します。
インフラエンジニアは、構築から納品までの主担当を目指す
インフラエンジニアは、営業・セールスエンジニアが受注した案件で、サーバーやネットワークの構築を納品まで進める職務です。公式募集では、IP・ルーティング・ファイアウォールなどのネットワーク構築、サーバー構築、AWS・Azure・GCP等の導入、アプリケーションの構築・運用経験を「活かせるスキル」として挙げています。
この欄はすべての技術を同じ年数経験していることを必須にする表現ではありません。応募書類では製品名を増やすより、設計範囲、構築規模、切り替え手順、障害を防ぐための検証、顧客への引き継ぎなど、自分が納品までどこを担当したかを示すのが有効です。監視や一次対応だけの経験なら、設計構築へ進むための不足を明確にして話す必要があります。
また、顧客の情報システム部門の一員として改善提案を行うコーポレートエンジニア、運用・障害対応を行うサポートエンジニアなど、近い分野にも別の職務があります。構築案件を完了させたいのか、顧客を継続的に支えたいのかによって応募先は変わります。募集一覧を確認する価値は、技術名の一致よりも、日々の責任範囲を選べる点にあります。
営業はIT営業3年以上と、エンドユーザーへの直接提案が必須
営業の必須条件は、IT営業経験3年以上とエンドユーザーへの直接提案経験です。学歴は不問、SIerでの営業経験は歓迎条件とされています。一般的な法人営業を3年経験していれば自動的に対象となる募集ではなく、ITの商材と顧客への提案の両方が問われます。
主な顧客は企業の情報システム部門です。公式募集では既存顧客やセミナー・展示会で接点を持った顧客への提案が中心で、テレアポ等の顧客開拓はないと説明されています。複数メーカーの製品やサービスを組み合わせ、クラウド、セキュリティ、インフラ構築、保守運用などを提案する仕事です。
転職時には、売上額だけでなく、顧客の課題をどう整理し、技術者と協力して構成を決め、導入後の支援まで契約につなげたかを伝えられると職務に合います。既存顧客が中心でも、相談への対応だけで成果が決まるわけではありません。顧客の予算や優先順位を理解し、技術的な選択肢を提案へまとめる力が必要です。
予定年収450万~850万円は、固定残業20時間を含む
公式募集の技術職・営業職には、予定年収450万~850万円、月給28.2万~53.2万円が掲載されています。月給には固定残業20時間分の3.9万~7.2万円を含み、超過分は別途支給との説明があります。年俸は16分割で、賞与年2回の記載もあるため、年俸に賞与をもう一度上乗せして年収を計算しないようにしましょう。
勤務時間は9~18時、休憩12~13時。休日は完全週休2日制の土日と祝日、夏季・年末年始・特別休暇などです。技術職の勤務地欄には東京・大阪・名古屋があり、営業には本社勤務の説明と東京・大阪の勤務地表が併存しています。希望拠点でどの役割を募集しているかは、応募する際に確かめる必要があります。
この公式ページには雇用形態、契約期間、試用期間の具体的な記載はありません。固定残業の条件が明確でも、その情報だけで「無期正社員で試用期間も同条件」とは断定できません。内定条件では基本給、固定残業手当、賞与の扱いに加え、雇用区分と試用中の待遇までそろえて比較してください。
ecbeingでは、開発とWebディレクターのどちらでECを伸ばすか
ecbeingの現在の中途採用入口には、EC開発エンジニアとWebディレクターの個別ページがあります。いずれも顧客のEC事業に継続して関わりますが、開発上の課題を解くのか、顧客体験と運営を改善するのかで、仕事の中心が違います。
EC開発は、自社パッケージと顧客ごとの要望をつなぐ仕事
EC開発エンジニアは、ecbeingを用いたWebシステムの設計・開発から入り、PMまたは技術スペシャリストへの成長を想定した募集です。顧客との要件整理、パッケージのカスタマイズ、プロジェクトのコスト・日程・人員の管理などに関わります。
公式個別ページでは、.NETでの開発、EC開発、モバイル・スマートフォン向けサイト、大規模Webアプリケーションの構築・運用を歓迎するスキルとしています。顧客の売上や事業拡大に継続して関わるため、リリースを終えたら別の案件へ移る働き方だけを想定すると、入社後の仕事とずれる可能性があります。
例えば、ECサイトの処理を速くした経験は、単にレスポンスが改善しただけでなく、繁忙時の注文処理や利用者の離脱にどう影響したかまで説明できると仕事との接点が見えます。自社パッケージを持つ会社でも、顧客ごとに必要な仕様や運用は異なります。共通機能を理解しつつ個別の要望を整理する姿勢が合う職務です。
Webディレクターは、制作進行からログ分析・改善提案まで扱う
Webディレクターは、サイトの企画、情報設計、制作進行、デザインの方向付け、顧客折衝、ログ分析、改善提案、プロモーション、運用までを扱います。担当はアパレル、食品、家電、エンタメなど幅広く、経験に応じて担当業務を決め、その後に領域を広げる説明です。
現在の個別ページには、EC業界の経験は問わないとの記載があります。一方で、求める人物像にはWebディレクションの実務、ワイヤーフレーム作成、Google Analyticsを用いた分析と改善提案などが挙がっています。EC未経験とWeb実務未経験を同じ意味で捉えるのは適切ではありません。
制作会社から転職するなら、納品物の見栄えや進行管理に加え、公開後の数字を見てどんな改善につなげたかを示すと役割が伝わります。事業会社からなら、自社の運営経験を複数の顧客へ応用する力が論点になります。開発者やデザイナーとの協業範囲が広いため、自分が担当した工程と、他職種へ依頼・調整した工程を分けて説明しましょう。
公式サイトに残る古い条件を、現在の待遇へ置き換えない
ecbeingの現在の2つの職務ページには、給与額、固定残業、勤務時間、年間休日、雇用形態、契約期間、試用期間の詳細は掲載されていません。一方、HDの経験者採用サイト内の詳細ページには条件の記載があるものの、2016年の年間休日実績や「東証一部」の表記、過去の市場予測なども残っています。
これらは応募導線が存在する公式ページですが、記載内容のすべてが同じ時点に更新されているとは限りません。本記事ではそこにある古い固定残業時間や休日数を、2026年の新規入社条件として断定していません。現在の役割は事業会社の募集ページで把握し、報酬と雇用条件は今回の採用枠に対する回答を得て比較する必要があります。
これは、待遇を公開していないから悪いという判断ではありません。ソフトクリエイト側の明示された給与条件を、同じグループだからという理由でecbeingへ移すこともできません。667.0万円という公式平均、本人が申告した過去の給与、今回の提示年収は、異なる情報として手元に残すと比較しやすくなります。
残業の評判は、10時間・30時間・17.5時間の対象を分ける
ソフトクリエイトを調べると、公式ページだけでも複数の残業時間が見つかります。都合のよい数字を一つ選ぶより、どの職種・年度についての説明かを区別すると、入社後に必要な確認が具体的になります。
営業の紹介、募集条件、過年度の会社実績は同じ指標ではない
| 掲載場所 | 数字 | 読み方 |
|---|---|---|
| 営業の魅力欄 | 残業月間平均10時間程度 | 営業紹介の説明。対象年度の明記はない |
| 技術・営業の勤務待遇欄 | 残業月平均30時間程度 | 同じ募集ページ内でも営業紹介と差がある |
| 採用FAQ | 残業月平均17.5時間 | 2024年度実績として掲載 |
固定残業20時間は、給与にあらかじめ含める時間分の説明であり、この表の実績と置き換えられません。「固定20時間だから毎月20時間残業する」「平均17.5時間だから超過手当が発生しない」とは言えない点に注意が必要です。
営業を希望する人は、10時間と30時間のどちらが予定部署に近いのか、対象人数と集計期間を確認しましょう。技術職なら、構築・切り替えが重なる時期や、担当プロジェクトによる差を聞くことが有効です。掲載された全社的な数字を争うより、自分の配属先で繁忙が起こる理由を把握するほうが働き方を判断できます。
休暇と有休取得率にも、制度と実績の区別がある
公式FAQの年間休日は、年度により異なり平均で約125日という説明です。2026年度の確定した年間休日数として125日を示しているわけではありません。有休取得率80.2%も2024年度の実績です。営業紹介には80%以上とありますが、こちらも集計時点をそろえて比較したほうがよいでしょう。
ソフトクリエイトの有休付与は、FAQで入社時5日、6か月で5日、その後1年で11日、勤続に応じて増えると案内されています。入社直後にまとまった休暇が必要な人には、年間休日の総数だけでなく、この付与時点も重要です。休日カレンダーと有休を同じものとして合算せず、使える時期を確認してください。
ecbeingでは、先ほどの400万円を申告したWebディレクターが、2025年頃の経験として、出勤時刻を一定の範囲から選び、その後は固定する運用を述べています(2026年10月8日投稿の公開部分)。個人の経験であり、現在の全職種の制度ではありませんが、時差出勤と毎日柔軟に時刻を動かせるフレックスを区別する材料になります。
評価制度とキャリアの道を、応募する事業会社で確かめる
公開された給与の声には、評価を肯定する人と曖昧さを感じる人の両方がいました。これを単純な賛否の数で決めるより、公式に示された仕組みと、自分が期待する働き方の接点を探すことが重要です。
ソフトクリエイトは賞与と年収・昇格の評価を分けている
公式の評価制度ページでは、賞与の成果・業務評価と、年収・昇格のプロセス評価を区別しています。技術職では、賞与側に予算達成や重点目標、年収・昇格側にコンピテンシーや重点目標を掲げています。営業でも総合職とスペシャリストで評価項目が異なるため、「実力主義」の一言では仕組みを説明しきれません。
技術職の中途入社なら、技術的な難題を解いたことに加え、案件収益、品質、顧客への説明、チームへの知識共有のうち何が期待されるかを確認すると、入社後の目標を立てやすくなります。営業は、予算達成と継続的な提案活動がそれぞれどの評価へ結びつくかが論点です。賞与が増える成果と、職位が上がる行動が常に同じとは限りません。
グループの有報には基準年収制も説明されています。基準年収は事業年度内に支給予定の月額基本給と賞与額の総額で、昇給・降給は原則年1回、賞与は会社業績と評価に基づいて年2回、可否・額を決める仕組みです。採用時の期待年収を毎年必ず増える金額として扱わず、査定対象期間と初年度の取り扱いまで確認するとよいでしょう。
技術を深める道と、提案・組織を担う道を選べるか
ソフトクリエイトの技術系キャリアには、ITスキルを軸にプロジェクトを支える技術職、提案活動を支える専門職、組織・売上・育成などを担う管理職の道があります。技術を深めたい人が、昇進するには必ず大人数の管理が必要だと思い込む前に、各区分の役割と職位を確かめたいところです。
ecbeingの公式採用ページでも、営業的な提案・マネジメントを担うゼネラリスト、技術的な問題解決や指導を担うエキスパート、先進的・専門的な技術を形にするスペシャリストの3コースを案内しています。Webディレクターは、アシスタントからディレクター、シニアディレクターへ段階を設けています。会社ごとに名称が違うため、職位名だけで前職と比較しないことが大切です。
資格支援はソフトクリエイトのFAQで約150種類が対象とされ、合格後に受験費用と報奨金を支給する説明があります。費用面の支援があることと、学習時間を勤務内に確保できることは別の論点です。実務で使うクラウドやセキュリティの資格を、配属先の案件や役割に結びつけて選べるかを見ておくと、制度を活用しやすくなります。
最新決算は増収・営業増益、ただしECとITで利益の動きは異なる
転職先の将来性を見るうえでは、グループ全体の成長だけでなく、応募する事業でどんなサービスが伸び、どんな課題があるかが重要です。2026年11月1日現在、確認した最新の連結四半期決算は2027年3月期第1四半期です。
売上85億8,300万円でも、2事業の収益を同じに扱わない
2026年8月3日公表の会社決算短信では、4~6月の連結売上高が85億8,300万円、前年同期比8.8%増、営業利益は11億9,400万円、同7.7%増でした。一方、経常利益は13億1,600万円で1.1%減です。営業活動の利益と、営業外の収益・費用も含む経常利益では動きが異なっています。
ECソリューション事業の売上高は46億2,600万円で7.9%増、セグメント利益は9億4,400万円で16.9%減でした。ITソリューション事業は売上高39億5,600万円で9.9%増、セグメント利益6億5,500万円で25.8%増です。EC構築や関連クラウドの販売が伸びても、そのまま同じ率で利益が増えているわけではありません。
EC開発・ディレクターへの応募では、売上を増やす提案だけでなく、開発工数、変更管理、運用効率をどう改善するかが仕事と結びつきます。IT側ではクラウドやセキュリティ・インフラ構築の伸びが示されており、技術者と営業が連携して導入から継続支援まで扱う経験を説明しやすいでしょう。ただし、部門業績の伸びだけから個人の昇給や採用枠の増加を保証することはできません。
グループ拡大と最新ニュースを、募集条件の更新と混同しない
有報では、2026年3月31日にメグリ株式会社の株式等75.0%を取得し、連結子会社にしたことも記載されています。ECやアプリを含めた支援領域が広がる一方、応募者にとっては、どの会社・製品の仕事を担うのかがますます重要になります。グループのサービスが増えたからといって、希望する仕事を自由に選べるとは限りません。
10月28日の公式マンスリーニュースには、子会社エイトレッドの第2四半期決算が載っています。これはHD全体の第2四半期決算ではありません。速報やニュースの時期が新しいという理由だけで、異なる法人の実績を連結業績として使わないようにしたいところです。
第1四半期時点の通期会社予想は売上370億円、営業利益63億円で据え置きでした。これらは実績ではなく予想です。応募の時点で新しい決算が公表されていれば見直しつつ、面接では事業の拡大方針が自分の配属、育成、担当顧客にどうつながるかを確認すると、経営情報を転職判断へ生かせます。
応募前にそろえたいのは、法人・仕事・提示条件の3点
このグループへの応募では、ITやWebに関する経験を持っていることだけでなく、その経験をどの顧客課題へ使うかを明確にすると、職種選びが進みます。年収の数字は、その役割と条件をそろえて最後に比較するのが適切です。
職務経歴書はIT基盤とEC事業で見せ方を変える
ソフトクリエイトのインフラ職には、担当した構築の範囲、顧客の利用環境、切り替えや納品までの責任を示します。営業にはIT営業3年以上と直接提案経験が伝わるよう、顧客の課題を提案・受注へ変えた過程を整理します。技術者と連携した範囲が分かれば、扱える案件のイメージも具体的になります。
ecbeingの開発なら、Webシステムの設計・運用と、顧客の販売・業務への効果を結びつけます。ディレクターなら、企画、制作進行、分析、改善のどこを自分が担当したかを示します。守秘義務に配慮しつつ、規模や成果を説明できる資料にすると、経験した業界が違っても仕事の共通点を伝えやすくなります。
一職種の応募導線と、最終条件の書面を確認する
ソフトクリエイトの公式選考案内は、希望職種を一つ選んで応募する流れです。書類選考の後、一次面接・適性検査、二次面接・人事面談、条件提示へ進みます。近い複数職種で迷う場合も、何を中心に担いたいかを整理したうえで、隣接職務への適性を相談するとよいでしょう。
最終的には、雇用法人、職種、勤務地、雇用形態、契約期間、試用中の条件を一つの書面でそろえます。給与は年俸・月給・固定残業・賞与を重複させず、勤務は時刻・休憩・実績残業・休日カレンダーを分けて確認します。特にecbeingでは古い詳細ページの条件を前提にせず、今回の募集枠で有効な内容を確認してから判断してください。
まとめ:HD平均より、自分が入る会社の役割と評価を重視する
ソフトクリエイトHDの平均年収689.4万円は、管理部門の集団を示す数字です。事業会社ではecbeing667.0万円、ソフトクリエイト636.9万円と別の平均が開示され、社員の年齢や勤続、職務構成も異なります。応募する会社と職種が定まれば、本人の公開給与例や求人の提示額も適切な距離感で読めます。
ITインフラを構築・提案したい人はソフトクリエイト、顧客のEC事業を開発・改善から支えたい人はecbeingが主な検討先です。評価の仕組み、残業の対象、求人に残る古い年度を確かめ、自分の経験を生かせる役割と提示条件が一致するかを見極めましょう。
どのサービスを使えばいいか決められないとき
このサイトはアフィリエイトで収益を得ています。読者がサービスに登録すると当サイトに報酬が発生します。
自分の状況だとどのサービスが合うのか判断がつかない場合は、無料の相談を受け付けています。相談内容をうかがったうえで、条件に合いそうな転職サービスをご案内します。
登録や応募を急かすことはしません。 「いま動かないほうがいい」と考えた場合はそう伝えます。
※当サイトは職業紹介事業者ではありません。求人の紹介・あっせんは行わず、転職サービスのご案内までを行います。
参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- 第59期有価証券報告書(給与・従業員情報PDF45・46頁、沿革・人材・子会社化)
- 公式グループ事業概要と採用導線
- ソフトクリエイト公式キャリア採用・職務と待遇
- ソフトクリエイト公式採用FAQ(2024年度実績を含む)
- ソフトクリエイト公式キャリア・評価制度
- ecbeing公式中途採用・職種とキャリアパス
- ecbeing公式EC開発エンジニア
- ecbeing公式Webディレクター
- HD採用サイト内EC開発の説明(過年度の待遇記載を含む)
- HD採用サイト内Webディレクターの説明(過年度の待遇記載を含む)
- 転職会議・ソフトクリエイトの本人給与と評価(2026年頃・2026年1月5日投稿、公開部分)
- 転職会議・ソフトクリエイトの本人給与と評価(2023年頃・2024年6月10日投稿、公開部分)
- 転職会議・ecbeingの本人給与(2025年頃・2026年10月8日投稿、公開部分)
- 転職会議・ecbeingの本人給与と評価(2025年頃・2025年11月5日投稿、公開部分)
- 転職会議・ecbeingの勤務時刻の経験(2025年頃・2026年10月8日投稿、公開部分)
- 2027年3月期第1四半期決算短信(会社公表原本)
- 2026年10月28日公式マンスリーニュース(子会社エイトレッドの第2四半期資料)
執筆:コロ助。最終更新:2026年11月1日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

