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CAICA DIGITALの評判と年収|事業再編後の技術職・採用条件を読む

コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

CAICA DIGITALの公式平均年間給与は、2025年10月期有価証券報告書で592万4,335円、平均年齢51.4歳、平均勤続年数15.4年です。ただし、これは事業再編前の本体の給与であり、現在募集されている技術職全体の平均ではありません。2026年7月には子会社からDX・セキュリティ関連の事業を本体へ移しており、年収と評判を読む際にも対象の切り分けが必要です。

この記事の結論

  • 年収:公式平均592.4万円は再編前の本体。技術職一律の水準ではありません。
  • 応募先:本体がDX・セキュリティを承継し、従来型SIは子会社が継続します。
  • 採用:PM・基盤・アジャイル・Pegaで仕事が異なり、待遇の非掲載項目もあります。
  • 成長性:AI資格施策は進展。連結増収には新規子会社の寄与も含まれます。

同社には金融システム開発の蓄積と、AI・セキュリティ・IoTなどへ広げる動きがあります。一方、グループの新事業がすべて自分の配属先になるわけではありません。この記事では2026年11月1日時点の公開資料を使い、過去の社員の経験、現在の募集、今後の事業計画を分けて転職判断に必要な点を整理します。

平均年収592.4万円は、どの従業員を対象とする数字か

給与を比較する前に、平均値の年度と対象をそろえましょう。CAICA DIGITALの最新有価証券報告書は第37期・2025年10月期です。決算期が10月であるため、2026年11月1日に前年10月期の有報を使うことと、最新の四半期業績を使うことは両立します。

項目有価証券報告書の公式情報
平均年間給与5,924,335円、約592.4万円
平均年齢・平均勤続年数51.4歳・15.4年
提出会社の従業員数17人、全社共通部門
連結従業員数356人。ITサービス320人、金融サービス3人、IoT関連16人、全社共通17人
給与に含むもの賞与および基準外賃金
連結売上高・営業利益51億9,500万円・7,000万円(百万円表示に基づく)
対象年度・基準日2025年10月期。従業員の状況は2025年10月31日現在

人数と給与では、受入出向者の扱いが違う

原表の従業員数は、他社への出向者を除き、他社からの出向者を含む就業人員で、役員は含みません。一方、平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与には受入出向者を含まないという別の注記があります。17人という人数と給与の対象範囲が完全に同じとは限りません。

連結人数も、グループ外への出向者を除き、外部からグループへの出向者を含む就業人員です。この表に臨時雇用者の外数や1日8時間換算の注記はありません。本体の平均給与を、連結356人全体の平均へ読み替えることはできません。

さらに、2025年10月末の本体人数は全社共通部門に分類されています。その後に技術事業を本体へ承継しているため、当時の平均年齢51.4歳から現在の開発組織の年齢構成を推定するのも適切ではありません。少人数の本体の平均と、現場で働くエンジニアの待遇は、別の資料で確認する必要があります。

公開口コミの年収300万円も、本体平均とは混ぜない

転職会議の公開部分には、2025年頃に在籍した20代前半・男性・正社員プログラマーの年収300万円という申告があります。2026年3月18日の投稿で、昇給の時期や伸びが見えにくいという趣旨の不満を述べています。

この投稿者は公開文中で子会社に言及していますが、具体的な雇用法人名までは明らかではありません。したがって、これを本体17人の給与実績に加えたり、平均592.4万円との単純な差を待遇格差と断定したりはできません。年齢、役割、所属、年度もそろっていない個人例です。

それでも、昇給の見通しを確かめる材料にはなります。現行の公式中途ページは前給・経験を考慮する方式で、職種別の一律年収帯は示していません。入社時の金額だけでなく、等級、昇給判断、専門性や案件責任が給与へどう反映されるかを、採用される法人の制度で確認したいところです。

編集部の見解としては、「上場会社の平均に近い金額が必ず提示される」「若手の個人例が全技術者の相場」という双方の読み方を避けるのが妥当です。平均は会社全体への入口、個人の声は確かめたい論点、応募条件は自分の契約の根拠として使い分けます。

2026年7月の事業承継後は、本体とCAICAテクノロジーズを分けて見る

現在のCAICA DIGITALを理解するには、「持株会社」という過去の説明だけで止めないことが重要です。公式の会社概要にはグループ会社の管理運営等とありますが、最新の決算資料では本体が事業を直接担う範囲の変化を確認できます。

DXとセキュリティを本体へ集約し、従来型SIは子会社が継続

2026年7月1日付で、完全子会社CAICAテクノロジーズのDXソリューション事業、セキュリティソリューション事業、投資有価証券等管理事業を、吸収分割により本体へ承継しています。これは子会社全体の吸収合併ではありません。

第3四半期決算短信によると、従来型のシステムインテグレーションはCAICAテクノロジーズが引き続き担い、グループとしてソリューションサービス型の比重を高める方針です。既存顧客向けに開発・保守を行う仕事と、自社のサービスや専門ソリューションを広げる仕事が、法人や部門をまたいで存在します。

採用ページの入口には「株式会社CAICA DIGITAL」の中途採用と、CAICAテクノロジーズの新卒採用が並んでいます。専門職ページにはグループ採用の表現もあります。職種名だけで雇用契約の相手を決めず、内定を出す法人、配属組織、出向の有無を確定させる必要があります。

たとえば、金融機関向けの業務システムを長期に保守・改善したい人と、セキュリティ診断や新しいDXサービスを担いたい人では、同じグループでも相談する配属先が変わります。再編は転職先を避ける理由と一律に捉えるより、仕事の所管が変わった事実として応募条件へ結びつけるのが適切です。

旧社名、Zaif、11月の子会社改称を混同しない

公式沿革では2020年3月に持株会社体制へ移り、情報システム事業をCAICAテクノロジーズへ承継、2021年11月に本体がCAICA DIGITALへ商号変更しています。古い口コミが「CAICA」「カイカ」などの名前で表示されることがありますが、当時と現在の職場の範囲が同じとは限りません。

また、暗号資産交換業者Zaifの名称が事業説明に出てきても、現在のグループ所有関係を意味するとは限りません。公式沿革では2023年10月に関連する3社を連結の範囲から外しています。最近のセキュリティ分野の協業は、現在の提携として読み、過去の保有関係と区別します。

2026年10月28日の発表では、子会社カイカフィナンシャルホールディングスについて、11月1日を変更日として「カイカIPスタジオ」へ改称し、作家エージェント・IPプロデュース事業を開始する日程が示されました。金融・Web3を中心とした従来の説明から、作品づくり、編集、権利展開等へ重点を移す内容です。

これは本体CAICA DIGITALの社名変更ではありません。本記事の確認日には公式サイトの案内に旧子会社名も残っているため、上記は10月28日公表の日程に基づく説明です。ゲーム・コンテンツ分野に関心がある人も、グループの事業開始発表と自分向けの採用枠があることを同一視しないでください。

公式募集で比較できる四つの技術領域

現行の採用ページには、通常の中途募集と専門職募集があります。11月1日の閲覧時点で応募導線を確認できた内容を、PM・SE、基盤、アジャイル、Pegaの四つに整理します。ページに更新日の表示はなく、以下は掲載中の職務説明であり、個別案件の即時配属を保証するものではありません。

領域公式ページの仕事・経験応募時に具体化したい点
PM・PL/SE業務システムの開発・保守、経験に応じたプロジェクト内の役割顧客業務の知識、担当工程、管理責任
インフラ設計・構築、クラウド環境、チームの進捗・品質管理設計と運用の範囲、技術作業と管理の比率
アジャイルスクラムでの役割、クラウドサービス開発、IT全般の経験開発手法の名前だけでなく、自分が担った意思決定
Pega導入前の提案から設計・開発・運用まで業務プロセス理解と製品技術の組み合わせ

PM・SEは、金融などの業務知識と担当工程が判断材料

通常の中途採用では、金融、製造、流通、物流、サービス等の開発・保守案件が案内されています。PM・PL枠には年間100人月程度のプロジェクトという記述があり、経験に応じてPM、リーダー、サブリーダーとして参画する説明です。100人月は作業量の単位であって、100人のチームという意味ではありません。

SE枠は、既存・新規のシステム開発や保守を担当し、本人の志向に応じてリーダー等へ進むことを想定しています。Web系では業務システムの提案・設計・開発・保守、オープン系ではクライアント・サーバー型や通信・制御系の仕事が挙がっています。

編集部の見解として、ここでは言語の経験年数だけでなく、金融や流通等の業務をどこまで理解し、顧客の要望を仕様へ落としたかが有用な説明材料になります。リーダー希望なら、見積もり、進捗、品質、顧客調整のうち何を自分が判断したかを示すと、単なるメンバー経験との違いが伝わります。

海外の開発拠点との連携も紹介されていますが、案件によると明記されています。英語を使いたい人が全案件で海外連携を期待したり、逆に国内案件を希望する人が海外勤務必須だと考えたりする必要はありません。担当候補の案件で実際の連絡先や役割を確認する対象です。

インフラは、構築の実務と5~10人程度の管理を両立する枠もある

インフラのPM・リーダーについては、自ら設計・構築作業も行いながら、社員と協力会社のメンバーからなる5~10人程度のチームで進捗や品質を管理する説明です。管理だけを行う職種とは限らず、技術判断と調整の両方を担う位置づけになります。

クラウドエンジニアはAWSを中心とした環境設計、運用設計、構築を扱います。金融系の仮想化基盤やミドルウェア、ブロックチェーン関連サービスのクラウド基盤も説明されていますが、特定の製品や案件への配属が全員に約束されているわけではありません。

構築経験があれば、設定を実行しただけか、可用性・権限・監視・復旧などの設計を行ったかを区別すると、この募集との接点が分かりやすくなります。運用から設計へ進みたい場合も、現在の経験で任せられる範囲と、入社後に習得する範囲を分けて相談する必要があります。

アジャイルとPegaは、専門職としての入口が異なる

アジャイルの専門職ページは、スクラムマスターやプロダクトオーナー等の経験を持つソリューションオーナー、クラウドを使ったサービス開発経験を持つソフトウェアエンジニア、IT業界の幅広い経験や最新技術の知識を持つエンゲージメントマネージャーを案内しています。

同じアジャイル経験でも、要求の優先順位を決めたのか、チームの進め方を支援したのか、開発と運用を実装したのかで該当する役割が変わります。朝会へ参加していた事実と、スクラム上の責任を持っていた経験を分けて示すことが重要です。

Pega専門職は、業務プロセス管理などの製品を使い、導入前の技術提案から設計・構築・アプリケーション開発・テスト・運用までを担当する説明です。製品ベンダーのチームと協業する機会はプロジェクト次第とされています。

編集部の見解として、Pegaの仕事は単に画面を作る技術より、顧客の業務手順を整理してシステムに反映する力との相性を見ると理解しやすくなります。ただし、公式ページには必須資格や具体的な経験年数、未経験者向け育成枠は示されていません。自分の業務設計経験を評価してもらえるかは、応募時に確認する必要があります。

給与・雇用形態・働き方は、掲載されている範囲で比べる

CAICA DIGITALの公式募集は仕事の内容に比べて待遇の記載が簡潔です。このため、他の求人や新卒募集の条件を埋め合わせて「中途は全員同じ」としないことが重要です。特に専門職と一般の中途ページでは、明示されている項目が異なります。

前給考慮の募集で、固定残業代や試用期間を推測しない

通常の中途ページの給与は、前給と経験を考慮して会社規定により決定する方式です。昇給年1回、賞与年2回、通勤交通費と時間外手当の案内がありますが、基本給の幅や固定残業時間・金額は掲載されていません。

時間外手当が書かれていることだけから、すべての役職に同じ残業計算が適用されると断定はできません。管理職や専門職として採用される場合も含め、基本給、役職に伴う手当、時間外労働の扱いを個別に確定させる必要があります。賞与も年2回という回数と、支給額・算定方法は別です。

アジャイルとPegaの専門職ページは、経験に応じて優遇する旨の説明にとどまります。通常の中途ページの給与・休日がすべて同じ形で適用されるとの記載はなく、専門職の年俸制や特別な高額報酬を想像で付け足すことはできません。

また、通常の技術職欄では雇用形態、契約期間、試用期間の長さと条件が明確には示されていません。応募の入口が中途採用であることと、契約上の区分が確定することは別です。希望する働き方を伝え、どの法人のどの雇用区分で選考を受けるのかを最初にそろえると、その後の給与比較がしやすくなります。

東京勤務・土日祝休みの案内と、個別の契約の違い

一般の中途募集にある勤務地は東京、勤務時間は9時~17時45分、昼休み12時~13時です。記載時刻から差し引くと勤務時間は7時間45分になります。フレックスや完全在宅をこの共通条件としては記載していません。

休日は完全週休2日制の土日と祝日、年末年始、有給、慶弔、産前産後、育児・介護休業などが挙がります。「スペシャル5」という休暇名もありますが、このページだけでは対象者や付与条件の詳細は分かりません。年間休日の日数や転勤範囲も掲載されていないため、別の年度の個票から補完しない扱いにしています。

同じ中途ページにはカードゲーム制作企画の募集もあり、こちらは正社員・業務委託・副業を相談できると明記しています。ゲームや企画制作3年以上の経験には同人・自主制作を含み、ルール設計、テストプレイ、バランス調整等を求める内容です。

この別枠があるため、「同じ採用ページに載っているから全員が同じ雇用条件」と読むことは特に避けたいところです。業務委託等を選ぶ場合に、正社員向けの賞与、休暇、社会保険の案内がそのまま適用されるわけではありません。カード企画の募集を、エンジニアの副業採用が一律に開かれている根拠にもできません。

公開された働き方の評価は、案件と所属の影響を残して読む

給与欄で紹介した同じ投稿者は、2025年頃の働き方について、残業が少なく在宅の案件もあり、自分の時間を確保しやすいという趣旨を肯定的に述べています。こちらも2026年3月18日投稿の公開冒頭の範囲です。

一人の中で給与への不満と働き方への評価が両立している点は参考になりますが、複数人の共通傾向として数えることはしません。また、子会社に言及する人物の経験であり、事業承継後の本体の全技術職に同じ勤務環境があるとの証明でもありません。

公式レポートでもテレワーク推進の方針は示されています。一方、職種ごとの週何日の在宅、顧客先への訪問、運用時の対応まで一律には示されていません。通勤負担や勤務時間を重視する人は、制度の名称よりも、配属候補となるプロジェクトでどのように使われているかを確認するのが実用的です。

AI資格取得率90%以上を、入社後の仕事とどう結びつけるか

人材育成の最新情報として具体的なのは、2026年10月30日に公表されたAI資格の取得状況です。ただし、資格取得者の比率と、全員がAI研究・開発に従事していることは同じではありません。対象と業務への適用を分けると、この施策を自分の学習計画に結びつけられます。

対象はITサービス事業の正社員で、7月の75%から進展

公式発表によると、10月30日時点で、グループのITサービス事業に従事する正社員の90%以上がAI関連資格を取得しています。母数は同日時点の在籍者です。7月31日の中間報告75.0%から上昇した数値で、全子会社・全職種・すべての雇用形態を含む取得率ではありません。

未取得者や新たに採用した従業員には、研修等を通じて順次取得を進める方針も示されています。入社前に全員が特定資格を持たなければ応募できないという募集要件とは異なります。資格の取得が昇給に直結するとの制度も、この発表には書かれていません。

会社が活用先として挙げているのは、提案資料、設計、ドキュメント生成、コードレビュー、脆弱性診断などの実務です。AIモデルそのものの研究職だけを増やす施策ではなく、既存の開発や提案のやり方を変えるための学習と読むことができます。

編集部の見解として、金融や業務システムの経験を持つ人は、業務知識を捨ててAIへ移るという考え方より、既存業務を理解したうえでAIを安全に利用する役割を検討しやすい会社です。例えば、生成した設計書やコードの正しさを判断するには、従来の業務知識や品質確認も必要になります。

新しい研究組織と開発サービスは、独立した採用枠とは限らない

10月28日の公式発表では、11月1日を設置日とする社内のサイバーセキュリティ研究所も案内されています。セキュリティ部門の責任者が研究所長を兼務し、脅威の調査・研究、情報発信、啓発、事業部門への知見還元を担う組織です。

ここで示されているのは本体内部の組織であり、別会社の設立や研究員の大量採用ではありません。公開募集に研究所への専用応募枠や人数は記載されていないため、「入社すれば研究所で働ける」とは言えません。セキュリティ分野に関心がある場合は、顧客向けの診断・構築と研究・発信のどちらを主に担うのかを確かめたいところです。

第3四半期の説明では、生成AIを設計・開発・テストへ使うサービスに加え、COBOL資産のモダナイゼーション支援や、開発工程へセキュリティ診断を組み込む取り組みも示されています。新技術を一つ使うことより、既存システムの移行や品質・安全性をどう保つかという仕事との接点があります。

最新業績は、IT事業と新規連結会社の寄与を分けて評価する

転職先としての見通しを見るなら、増収率や新事業の発表件数だけでなく、どの事業が利益を生んでいるかを確認することが重要です。11月1日時点の直近決算は、9月14日発表の2026年10月期第3四半期です。

連結売上は22.2%増、ITサービスは1.5%減

2025年11月~2026年7月の累計で、連結売上高は46億9,300万円、営業利益は1億1,100万円でした。それぞれ前年同期比22.2%増、68.9%増ですが、増収にはIoT関連と介護DXの連結寄与が含まれています。

事業売上高営業損益読む際の注意
ITサービス37億8,000万円4億3,700万円の利益売上は前年同期比1.5%減、営業利益は1.0%増
金融サービスマイナス4,400万円1億2,500万円の損失暗号資産の売却損等の影響を含む
IoT関連5億1,100万円2,800万円の利益今期から損益を連結し、単純な前年比較なし
介護DX4億4,900万円1億3,600万円の利益善光総研の2026年3~5月の3カ月分を反映

事業別の利益には本社費用等の調整前の数値が含まれるため、表の利益を単純に合計して連結営業利益とするものではありません。また、金融サービスの売上高のマイナスは原資料の表示であり、通常のITサービス売上と同じ性質だと捉えないよう注意します。

ITサービスについて会社は、技術者や協力会社の要員確保の難航、暗号資産関連案件の縮小、想定した大型案件の受注に至らなかったことなどを説明しています。採用を行っている背景には事業拡大の希望だけでなく、顧客の要件に合う人員を確保する課題もあります。

編集部の見解として、こうした状況では、採用される役割が欠員の補充なのか、新規案件の立ち上げなのか、既存顧客向けの提案強化なのかで経験の積み方が変わります。全社が増収だから全チームに余裕があるとも、IT売上が減ったからすべての開発案件が縮小しているとも言えません。

営業黒字でも経常・最終は損失。利益の段階を区別する

同じ第3四半期累計は、経常損失1,200万円、親会社株主に帰属する四半期純損失1億2,600万円です。営業利益が出ていることと、最終的に利益が残っていることは別です。

会社はフィスコの持分法適用開始に伴う投資損失等を説明しており、業務としてのITサービスの利益と、投資に関わる損益を分けて読む必要があります。調整後EBITDAは1億9,900万円ですが、営業利益に減価償却費とのれん償却費を加えた補足指標で、純利益の代わりにはなりません。

また、7月の事業承継に伴う2億1,800万円の特別利益は、本体の個別財務諸表の処理です。完全子会社との取引であるため連結決算には影響しないと公表されています。この金額を連結利益へ追加して「黒字化している」と計算することはできません。

最新短信の継続企業の前提に関する注記は「該当事項はありません」とされています。過去の大幅損失や投資家掲示板の意見を、そのまま現在の職場の危険性へ置き換えず、最新の事業損益と自分の配属部門の状況を分けて判断することが大切です。

5G通信サービスは2027年1月の販売開始予定

10月28日には、子会社ネクスと共同で法人向けの「5Gダイレクトエッジ」を開発・販売する方針を公表しています。USBドングルとクラウド型の遠隔管理基盤を組み合わせ、本体がサービスを提供し、ネクスが端末の企画・開発を担当する計画です。

収益は機器販売とサービスの月額利用料を想定し、販売開始は2027年1月の予定です。11月1日時点でこの予定売上を実績扱いすることはできません。クラウド、通信、セキュリティの知識を組み合わせる事業方向の例として読むのが適切です。

会社は2026年10月期への影響を軽微とし、従来の通期予想を維持しています。新事業への期待だけで個人の昇給や配属を予測するより、担当する開発段階、運用責任、既存案件との兼務を確認するほうが、転職後の仕事を具体的に判断できます。

応募前に整理したいのは、技術名より担当範囲と契約条件

公式エントリーシートには、職務経験、資格、希望職種・年収・転職時期に加え、キャリアスキルをどう活かすか、応募動機、自己PR等をそれぞれ300字以内で記載する欄があります。会社の新事業を広く褒めるより、現在の募集と自分の実績の接点を絞るほうが説明しやすい形式です。

PMなら管理した人数・工程と顧客との責任分担、基盤なら設計・構築・運用の担当範囲、アジャイルならスクラム上の役割、Pega等の専門職なら業務プロセスを整理した経験を短く示せます。既存システムを改善した経験も、AIやクラウドと無関係だと切り捨てず、どの課題を解決したかを具体化すると応募先との関連が見えてきます。

希望年収の選択欄には複数の金額帯がありますが、これは応募者の希望を尋ねる欄であって、会社がその金額を保証する求人表ではありません。前給考慮の募集では、現在の基本給、賞与、時間外手当を区分して伝えると、提示される条件との比較がしやすくなります。

  • 採用法人と配属先を確定し、CAICA DIGITAL本体と子会社の役割を取り違えない。
  • 通常中途・専門職・企画職のどの枠かを確認し、雇用形態や契約期間をそろえる。
  • 基本給、賞与、時間外労働の扱い、試用中の条件を明文化してもらう。
  • 在宅勤務、顧客先での勤務、担当案件の工程と責任を自分の生活条件に合わせて確認する。

再編直後の会社では、採用ページの広い職務説明と、選考で案内される具体的なポジションに差が生じる可能性があります。どちらかを推測で補うのではなく、提示される役割が自分の経験と次に積みたい経験につながるかを確認することが、入社後のギャップを減らす判断になります。

まとめ:CAICA DIGITALの評判は、年度・法人・案件をそろえて判断する

CAICA DIGITALの公式平均年収592.4万円は、2025年10月末の本体の給与です。2026年7月のDX・セキュリティ事業承継後の技術職全員に適用される平均ではなく、子会社に言及する若手の公開給与例とも直接比較できません。

転職先としての特徴は、金融SIの蓄積を持ちながら、AIを利用する開発、専門ソリューション、セキュリティ、通信などへ仕事の範囲を広げていることです。現行募集の担当範囲と契約条件を確定し、連結増収に含まれる新規子会社の寄与や、まだ予定段階の事業も区別すれば、社名や株価の印象に寄らず自分に合う応募先を判断できます。

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参考・出典

数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。

執筆:コロ助。最終更新:2026年11月1日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

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企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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