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トーエネックの年収787.3万円と中途採用|初年度契約・職種別の働き方

コロ助

※本記事にはプロモーションを含みます。

トーエネックの年収を調べると、会社の平均給与と、施工管理や設計などの求人給与が出てきます。ただし、転職を検討する際は金額だけでなく、入社初年度の雇用形態まで読む必要があります。2026年10月に確認した公式の経験者求人には、特別社員という契約社員で入社し、1年後を目安に正社員登用の有無を審査すると書かれています。

最新の有価証券報告書に基づく平均年間給与は約787.3万円です。この実績を知ったうえで、最初の契約期間に支払われる給与、登用後に適用される制度、希望職種の休日や残業を分けると、応募する意味が見えてきます。配電の技能職、建物の設備施工管理、巡回保守、DX企画では、同じ会社でも仕事の進め方が異なります。

この記事の結論

  • 平均年収:2026年3月期は787.3万円、賞与と基準外賃金を含む
  • 採用条件:確認した4職種は初年度契約、1年を目安に正社員登用を審査
  • 働き方:技術職の所定外労働は月36.0時間、保守は休日・深夜作業もある
  • 判断軸:初年度の収入と雇用条件を、希望する職務・勤務地と合わせる

トーエネックの平均年収787.3万円を、年齢と勤続年数から読む

公式情報:2026年6月24日提出の第108期有価証券報告書によると、2026年3月期の提出会社の平均年間給与は7,873,224円です。万円単位では約787.3万円となり、前年事業年度に対する増減率は4.6%でした。以下は同じ報告書にそろえた数値です。

項目公式データ読み方
平均年間給与7,873,224円(約787.3万円)賞与・基準外賃金を含む提出会社の実績
平均年齢41.77歳中途入社者だけの年齢ではない
平均勤続年数19.45年在籍者全体の勤続構成を表す
従業員数単体5,029人/連結6,487人給与・年齢・勤続年数は単体の数値

単体の従業員数は、他社への出向者を除き、他社からの出向者を含む就業人員です。連結の6,487人には子会社の人員も含まれるため、こちらを分母にしたグループ全体の平均給与と解釈してはいけません。トーエネック本体とグループ会社の求人は、雇用主と労働条件を個別に確認する必要があります。

長く働く社員を含んだ平均であり、中途初年度の基準額ではない

平均年齢が41.77歳、平均勤続年数が19.45年である点は、787.3万円の読み方に関わります。入社から長く経験を積んだ社員、役割や資格を持つ社員を含む集団の実績であり、20代での転職や、設備業界への転向時に同じ金額が提示されるという意味ではありません。

また、基準外賃金を含むため、残業や休日勤務に伴う支払いも給与水準に影響し得ます。現在の勤務先より総年収が高くても、その差が基本給によるものか、勤務時間によるものかで生活は変わります。比較する際は、基本給、賞与、時間外手当、その他手当を分けて確認することが大切です。

「トーエネックの高卒年収」を知りたい場合も、会社平均から高卒社員の給与を計算することはできません。この有報の表には学歴別の平均給与が示されていないためです。一方で、後述する電気施工管理・設計や保守の現行求人には、高卒以上という応募条件が明示されています。中途採用では、平均値の推測より、自分が応募できる職務と経験評価を確かめるほうが具体的です。

社員の給与口コミでは、残業と役職による差が論点になる

口コミ傾向:転職会議の2026年3月8日投稿には、2026年頃の経験を記した30代前半・男性・正社員・設備工事の回答者が、年収750万円と申告しています。本人は、時間外労働が収入を押し上げる一方、仕事の内容や責任に十分見合うかには疑問を示しています。また、昇給には年功的な要素を感じつつ、役職などによって差が生じるという見方でした。

これは一人の経験であり、750万円を30代全員の相場にすることはできません。公式平均と調査対象や期間をそろえた比較でもありません。ただし、給与の見た目だけでは職務の負荷を判断できないこと、管理する工事や責任の範囲と処遇を一緒に見るべきことは、転職時の確認事項として役立ちます。

経験者として入社するなら、前職での現場経験がどの等級に対応するか、担当者から工事責任者へ進む条件、資格を取得した後の役割を聞いてみましょう。「経験を考慮する」という求人の表現だけでは、入社後の昇格時期までは分かりません。担当工事の規模が大きくなる場合は、その責任が初年度から給与に反映されるかも重要です。

現行求人は初年度の契約条件と、正社員登用後を分けて比較する

公式情報:公式経験者採用ページから案内される採用サイトでは、電気施工管理・設備設計、電気設備の保守点検、DX推進・IT企画、1級建築士事務所の専門職を確認しました。いずれも契約社員での募集で、入社初年度は特別社員、入社1年後を目安に正社員登用の有無を審査する説明があります。正社員への切り替えが無条件で確約されているわけではありません。

確認した募集職種掲載給与入口で重視される条件
電気工事施工管理・設備設計月給25万5,000~40万7,500円高卒以上・普通免許。施工は電気工事士、設計は電気設備設計経験
電気設備の保守・点検月給25万5,000~40万7,500円高卒以上・普通免許に加え、電験三種や保守点検経験など
DX推進・IT企画年俸500~800万円ICTによる業務改善、要件定義などの上流工程経験
1級建築士事務所の設備設計・工事監理年俸500~1,190万円設備設計1級建築士

施工管理・保守・DXの募集は2026年10月8日、建築士事務所の募集は8月12日がページ上の最終更新日です。上記は10月12日に確認した掲載内容で、採用枠の継続や個別提示額を保証するものではありません。どの求人も年齢・経験・前職などを考慮する説明があり、専門職の年俸については条件により上下する可能性も記されています。

月給の12か月分と総年収を混同しない

推定情報:月給25万5,000~40万7,500円を単純に12倍すると、306万~489万円です。これは基本給を12か月分にした計算で、賞与、残業代、諸手当を足した初年度年収ではありません。確認した求人では固定残業代はなく、時間外勤務の支払いを別途行うとされています。

月給だけを見て平均年収787.3万円との差を悲観するのも、会社平均に近い賞与が自動的に加わると考えるのも適切ではありません。入社月による賞与の算定期間、特別社員としての支給条件、実際に見込む残業時間をそろえて、初年度の見込総額を示してもらいましょう。

年俸500~800万円のDX職や500~1,190万円の建築士事務所の求人についても、年俸に加えて賞与を二重に足さないよう注意が必要です。残業代が別途支給される説明と、年俸の分割方法や賞与相当分の扱いは別の論点です。月々の振込額、変動する部分、更新時の評価を分けて確認すると、転職後の家計を組みやすくなります。

求人に残る753万円の平均モデルと最新有報には時点の差がある

確認した求人には、正社員のモデル情報として平均年収753万円、平均年齢41.7歳、平均勤続19.5年という記載もあります。一方、最新有報の給与は約787.3万円です。求人ページが更新されていても、そこに掲載された会社紹介の平均値まで最新有報と一致するとは限りません。

この記事では、会社全体の給与実績は有報、応募時の月給・年俸や雇用形態は職種別求人というように、用途を分けています。求人にある753万円も、入社初年度の提示額ではありません。「平均モデルがこの金額なので、最初から同程度になる」と受け止めず、個別の給与条件を確認してください。

正社員登用は時期だけでなく、審査と待遇差まで確かめる

1年後を目安に審査すると分かっていても、判断項目、審査時点、登用されなかった場合の契約更新条件は、応募者にとって別途確認が必要です。試用・研修期間の欄に「なし」とあることも、入社時から無期の正社員になることとは異なります。

電気施工管理・設備設計の求人では、理由を問わず取得できる5日間のレインボー休暇や、勤続年数に応じたリフレッシュ休暇を、正社員昇格後の制度として分けて記載しています。正社員の福利厚生をすべて初年度から使える前提にせず、休暇、住宅・家族関係の手当、退職給付などの適用開始を条件書で整理しておくと、入社後の認識違いを減らせます。

電気施工管理・設計と巡回保守では、同じ月給帯でも仕事が違う

施工管理・設計と保守点検の募集は、掲載月給が同じでも、応募条件と日常業務が異なります。電気の資格を持っていることを共通点として一括りにせず、工事を進めたいのか、稼働中の設備を守りたいのかを先に決めると、選考で説明する経験が絞れます。

施工管理は電気工事士、設計は実務経験が応募の入口

電気施工管理・設備設計の求人では、高卒以上と普通自動車免許が共通条件です。そのうえで施工管理は第一種または第二種電気工事士、設計は電気設備設計の経験1年以上を求めています。1級・2級の電気工事施工管理技士は施工側の歓迎資格、第三種電気主任技術者や建築設備士は設計側の歓迎資格です。

この区分は応募判断に直結します。第二種電気工事士を持つ人が「施工管理技士がないから対象外」と決めつける必要はありません。一方、設計職では資格の有無だけでなく、実際の設計経験が条件です。自分の経験が設計補助に当たるのか、担当として数えられるのかは、図面の種類や担当範囲を具体的に示して確認しましょう。

施工管理の対象には、オフィスビル、商業施設、工場、病院、公共施設などが挙がっています。工程・資材・原価・労務・安全・品質の管理に加え、顧客や協力会社との調整を行う仕事です。現場での施工経験を持つ人は、作業手順だけでなく、段取りの改善や他工種との調整をどこまで担ったかを整理すると、管理職務への適性を伝えやすくなります。

求人は、案件規模や経験に応じて複数人で分担する説明をしています。ただし、全現場が同じ人数とは書かれていません。初めて大型案件に移る場合は、自分が担当する範囲、上司が確認する図書、積算や調達を支える部署を確かめると、期待される自立度が分かります。

保守点検は夜間対応も含む、設備を止める段取りが重要

保守点検の求人では、受変電設備や発電設備などの月次・年次点検、報告書作成、緊急時の初動対応、設備保全計画の作成、協力会社への指示や教育を担当します。高卒以上・普通免許に加え、第三種電気主任技術者の資格、受変電設備や蓄電池設備の保守点検経験などが応募条件の入口です。

仕事内容には、現場によって月2回程度の土日作業、月1回程度の深夜作業があると明記されています。休日・深夜の手当、休日勤務時の代休制度も記載されていますが、「土日祝休み」という見出しだけで毎週末の休みを想定しないほうがよいでしょう。稼働中の病院や工場を扱うため、設備を止められる時間に仕事を合わせる場面があります。

点検だけでなく現場作業を担当する場合や、粉塵の発生する環境で働く場合もあります。常駐の設備管理から転職する人は、巡回先の件数、移動時間、停電作業後の翌日勤務、緊急連絡の当番を確認すると、働き方の違いを把握できます。保守の経験をそのまま生かせる部分と、複数顧客を受け持つことで増える調整業務を分けて考えることが必要です。

募集には導入研修やOJTを行う説明があり、資格があってインフラ関連の経験が浅い人も対象としています。ただし、研修があることと、責任のある判断を最初から任せないことは同義ではありません。単独で点検するまでの同伴期間や、異常発見時の報告先まで聞いておけば、技術を身につける過程を想像しやすくなります。

専門性を生かすなら、DX企画と設備設計1級建築士の枠もある

トーエネックの経験者採用は、工事現場の技術職だけに限られていません。DX推進・IT企画と、設備設計1級建築士の募集は、業務経験や専門資格によって別の入口が設けられています。給与帯が広いから有利という見方より、どの課題を解決するための採用かに注目すると、職務との適合性を判断できます。

DX職は開発に閉じず、現場への導入と定着を担う

DX職の求人は、社内各部門の課題を聞き、要件を整理し、システムやICTツールを選んで、導入・定着まで進める業務を説明しています。設備技術とデジタルを組み合わせた新しい事業の企画も含まれます。プログラムを完成させるだけでなく、現場の仕事が実際に変わるところまで関わる役割です。

SIerや情報システム部門での経験がある人は、使用技術の一覧に加えて、現場の要求を整理した事例、複数部署の合意形成、導入後の利用率や作業時間の変化を説明すると、この募集の仕事に結びつきます。安全や施工品質を優先する設備会社では、使いやすさだけでなく、作業手順を変更する際の確認や教育まで考える姿勢が必要になるでしょう。

これは求人と事業特性を踏まえた分析で、採用面接の採点項目を示すものではありません。募集には業務改善と上流工程の経験などが並びますが、すべての応募者に同じプロジェクトが割り当てられるとは限りません。既存システムの更新、部門の業務改革、新事業企画のうち、直近に任される仕事の比重を聞くと、専門性を伸ばす方向を確かめられます。

建築士事務所は、施工管理と異なる監理の責任を担う

1級建築士事務所の求人で必須とされるのは、設備設計1級建築士です。単に1級建築士を保有していれば同じ条件を満たすと読み替えることはできません。業務は設計打合せ、建築確認等の申請書確認、現地検査や定例会議、工事監理報告、管理建築士の補助などです。

募集背景には、対応案件の増加による専門人材の増員が挙げられています。施工管理で工程や原価を回す役割とは、成果物や確認責任が異なります。経験を説明する際も、どの用途・規模の建物を扱い、どの設備分野を確認し、設計者や現場とどのように調整したかを整理するほうが、この職務には適しています。

年俸の上限は他の掲載枠より高く設定されていますが、資格に対して一律の金額が付くわけではありません。対応案件数、監理範囲、社内での判断権限、繁忙期の会議や検査の頻度を給与提示と合わせて確認することで、求められる役割を過大にも過小にも見積もらずに済みます。

残業と休日は、全社平均より職群・募集職種の差を見る

公式情報:統合報告書2026の人材データでは、2025年度の月平均所定外労働時間は全体28.2時間です。ただし、業務職16.4時間、技術職36.0時間、技能職19.9時間と差があります。技術職へ応募する人が、全体の28.2時間だけを自分の働き方の予測に使うと、現場側の負荷を小さく見積もる可能性があります。

2025年度の区分月平均所定外労働有給休暇の平均取得日数
全体28.2時間14.2日
業務職16.4時間14.0日
技術職36.0時間13.0日
技能職19.9時間17.1日

同資料の技術職の所定外労働は、2024年度の33.4時間から2025年度は36.0時間となっています。働き方改善の取り組みがあることと、実績が毎年下がることは別です。一方、職群の平均を特定支店の実績と同じように扱うこともできません。応募先については、直近の通常月と繁忙月、休日勤務の回数を聞いて補う必要があります。

求人の125日は2025年度実績、業務による休日出勤もある

確認した求人は、年間休日125日を2025年度実績として示しています。2026年度以降も同じ日数が確約された表現にはしていません。就業時間は8時30分~17時15分、休憩1時間、実働7時間45分ですが、募集職種によって残業の説明は変わります。

電気施工管理・設備設計は月平均20~30時間、保守点検は30~40時間、DXと建築士事務所は通常期10~20時間、繁忙期30~40時間で、繁忙期は年間6か月程度という掲載です。これらは募集枠の説明であり、統合報告書の職群別実績とは集計対象がそろいません。数値が低いほうを選んで採用条件として扱わず、希望部署にどれが近いかを確認しましょう。

口コミ傾向:給与の章で紹介した同じ回答者は、2026年3月8日の働き方の投稿でも、時間外労働が多く、休みが取りにくい経験を述べています。複数人の共通意見ではなく、2026年頃の設備工事に従事した一人の声です。会社全体の休日数を否定する証拠とするより、工事の繁忙によって制度と実態に差が出る可能性を、配属先で確かめる材料として扱うのが適切です。

名古屋の住所表示だけで、勤務地が固定されると考えない

電気施工管理・設備設計の求人は、本店別館の所在地を掲載しつつ、全国の拠点で募集し、希望勤務地を相談できるとしています。保守点検の枠では名古屋・三重・豊橋が相談先として挙がっています。応募窓口の住所と、日々通う事業所や現場を分けて確認してください。

統合報告書では、若手社員の就労を支える制度として、入社から最大7年間の配属エリア選択制度も紹介されています。ただし、この説明だけで経験者全員に同じ制度が適用されると断定はできません。中途での利用条件、年齢や職群による対象、期間終了後の異動範囲を確認して初めて、生活拠点を維持できるか判断できます。

特に、地域を変えずに長く働きたい人は、転勤の有無に加え、長期出張、複数現場への応援、災害時の支援参加も職務に応じて尋ねるとよいでしょう。配電工事の公式紹介には、自然災害時に昼夜を問わず復旧に取り組む業務が示されています。この性質を内勤職へ一律に当てはめず、自分の配属先に必要な対応を確認することが重要です。

経験者採用の拡大と育成制度を、定着の実績と合わせて判断する

統合報告書2026では、2025年度の経験者採用は40人で、2022年度22人、2023年度28人、2024年度34人から増加しています。また、経験者採用者の累計が社員に占める割合は7.5%とされています。この7.5%は、その年度の採用者に占める中途比率ではありません。

経験者の受け入れを増やしていることは確認できますが、それだけで配属後の立ち上がりが容易になるとは限りません。技術系の仕事では、同じ資格を持っていても、社内の図書、原価管理、安全確認、顧客の運用を覚える必要があります。新しい会社の進め方を学ぶ期間を設けながら、前職の経験をどこから生かすかが重要です。

キャリア採用向け教育と、専門分野の学習を分けて考える

公式の研修体系には、キャリア採用者向け教育、階層別・部門別の教育、資格取得対策講座、OJTに関する研修が示されています。新卒向けの長期教育を中途入社者も同じ期間受けると考えるのではなく、自分に必要な導入教育と実務上の支援を具体化することが大切です。

たとえば、電気工事の現場経験から施工管理へ移る場合には、原価や工程の管理をどの段階から任せるかが論点になります。設備保全から巡回保守へ移る場合には、顧客ごとの設備や契約範囲を覚える時間が必要です。DX経験者なら、工事部門の業務や安全上の制約を理解する機会があるかを聞くと、教育制度を自分の職務に結びつけられます。

同報告書では、500人を対象とするDX研修について、当初の5年間の計画を前倒しして2025年度までの3年間に実施したと説明しています。デジタル化を専門部署だけに任せず、現場側にも知識を広げようとする動きです。ただし、研修人数は導入済みシステムの効果を直接示す数字ではありません。応募部署でどの作業が変わったかまで確認すると、改善の実態を判断しやすくなります。

新卒の離職率を、中途を含む全社員の離職率へ読み替えない

同報告書には、2026年3月末時点の定期採用者の離職状況もあります。2023年度入社者は195人中30人が離職し15.4%、2024年度入社者は224人中25人で11.2%、2025年度入社者は226人中10人で4.4%です。

これらは、それぞれ入社3年目、2年目、1年目までの異なる観察期間を持つ集団です。15.4%を全社員の年間離職率にしたり、4.4%への改善があったと結論づけたりすることはできません。中途採用の定着を知りたい場合は、採用者の人数だけでなく、配属先での受け入れ実績、初年度の面談、登用後の職務の変化を聞くほうが直接的な情報になります。

将来性は配電の継続需要と屋内線の成長、利益の中身から見る

トーエネックは、電柱や電線などの配電設備を新設・更新する事業と、ビルや工場などの建物内の電気設備を扱う事業を持っています。統合報告書では、配電設備の更新需要を見込む一方、屋内線では再開発や製造業の設備投資、データセンターなどへの対応を進める方針が示されています。転職先としては、同社全体の需要だけでなく、自分がどの分野で経験を積むかが重要です。

連結業績2026年3月期2027年3月期第1四半期
売上高2,724.68億円613.95億円
営業利益214.21億円50.62億円
経常利益226.39億円48.80億円
親会社株主に帰属する純利益178.10億円43.87億円

2026年3月期の売上高は前期比0.6%増、営業利益は33.5%増でした。直近の第1四半期も売上高は前年同期比0.4%増、営業利益は47.6%増となっています。最新資料は2026年8月6日公表の期中レビュー完了版で、7月29日公表の財務諸表から数値の変更はありません。

ただし、第1四半期は屋内線工事の売上が減った一方、配電工事量の増加などが全体を支えたという説明です。純利益は113.4%増ですが、利益の説明には工事採算性の向上に加え、受取和解金の計上も含まれます。すべての増益を恒常的な施工需要や生産性の改善だけで説明しないことが必要です。

2027年3月期の通期予想は、売上高2,850億円、営業利益240億円、経常利益235億円、純利益180億円で、同四半期時点では変更されていません。また、2026年4月には2028年3月期の中期目標を見直し、売上高を2,700億円から3,100億円、経常利益を180億円から260億円へ引き上げています。これは将来の目標であり、すでに確保された実績ではありません。

採用とのつながりで見ると、需要を取り込むには工事を管理する人、設備を設計・監理する人、継続的に保守する人が必要です。一方、屋内線の事業説明では、資機材の供給不安や協力会社・要員の不足も課題に挙がっています。案件が増えることが、担当者の余裕の増加を意味するわけではありません。自分が入る部署に、受注に見合う人員配置や工程支援があるかを確認したいところです。

配電の専門性を深める道と、用途の異なる建物設備を横断する道、社内の業務改善を進める道では、蓄積する経験が変わります。会社の成長分野へ関われる可能性と、自分が続けたい働き方の両方を条件に置くと、企業規模や平均年収だけでは決められない部分を整理できます。

まとめ

トーエネックの最新有報の平均年収は約787.3万円で、平均年齢41.77歳、平均勤続19.45年の提出会社の実績です。中途採用を考える際は、この給与水準を参考にしつつ、確認した職種が初年度は特別社員としての契約採用であり、1年後を目安に正社員登用を審査する点を優先して理解してください。

施工管理・設計は資格や実務経験、保守は巡回点検と休日・深夜対応、DXは現場への導入・定着、設備設計1級建築士は設計確認と工事監理が主な判断材料になります。高卒以上の募集もありますが、学歴別平均給与を推測するより、職種の応募条件と経験評価を確かめることが有効です。

給与条件を聞くときは、初年度の基本給・賞与・時間外手当と、登用後の待遇を分けましょう。そのうえで配属先の残業、休日作業、勤務地、育成体制を確認すれば、電力・設備の技術を長期的に磨く転職先として、自分に合うか判断できます。

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参考・出典

数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。

執筆:コロ助。最終更新:2026年10月12日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

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企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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