東北新社の年収・評判|音響制作、CM進行、撮影で変わる転職条件
※本記事にはプロモーションを含みます。
東北新社の平均年間給与は、2026年3月期の有価証券報告書で6百万円、万円に換算すると約600万円と公表されています。原本が百万円単位の表示のため、細かな金額は補っていません。平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は12.5年です。
ただし、映像に関わる会社だからといって、制作職が同じ給与・働き方になるわけではありません。音響字幕の制作進行、CM制作のプロダクションマネージャー、撮影スタッフでは、必要経験、想定年収に含む残業時間、雇用形態が違います。会社が進める人事制度改定や事業再構築も踏まえ、現在の求人条件から判断することが大切です。
この記事の結論
- 公式給与:平均6百万円。原本の表示単位と対象を保って読む
- 制作職:音響進行とCM進行は経験者、撮影助手は未経験も歓迎
- 雇用条件:正社員募集と、1年更新・通算5年上限の撮影職は別
- 改革の確認:評価制度の変更と会社公表の労務問題を分けて検討
東北新社の年収と、2025年に変わった評価の考え方
公式平均を読む際は、本体とグループ、正社員と有期契約の構成を押さえる必要があります。東北新社の従業員表には、1年以内の雇用契約を結ぶ「定期社員」も内数として記載されており、正社員だけの人数表とは異なります。
本体705人には定期社員102人を含む
有価証券報告書によると、2026年3月31日時点の提出会社の状況は次のとおりです。給与は賞与と基準外賃金を含み、基本給だけの平均ではありません。
| 項目 | 公式情報 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 6百万円(原本の百万円単位表示。約600万円) |
| 平均年齢 | 39.5歳 |
| 平均勤続年数 | 12.5年 |
| 従業員数 | 本体705人。定期社員102人を内数に含む |
| 臨時雇用者 | 年間平均74人を外数で記載。アルバイト・派遣社員を含む |
| 人数の基準 | 就業人員。出向者を除き、受入出向者を含む |
| 給与の範囲 | 基準外賃金及び賞与を含む |
| 出典 | 第64期・2026年3月期有価証券報告書 |
連結従業員数は1,163人、臨時雇用者は外数104人ですが、約600万円をグループ各社の求人へ当てはめることはできません。オムニバス・ジャパンなどのグループ会社が募集する職種は、雇用する会社と処遇を別に確認します。また、この期末より後に子会社化したグラニフの店舗スタッフの給与を示すものでもありません。
平均年齢39.5歳、勤続12.5年という構成には、長く働いている人も経験の浅い人も含まれます。制作経験2年の人が入社する際の年収や、撮影助手から始める人の収入を示す数値ではありません。給与表の表示精度を超えて細かい平均年収を作ったり、平均から年代別給与を逆算したりすることは避けるべきです。
本人申告の400万円と、給与への評価は別に読む
転職会議の2026年6月25日投稿では、2026年頃在籍、20代後半・男性・正社員・進行職の回答者が年収400万円を申告しています。公開されている冒頭では、基本給に残業代や手当、賞与が加わる給与構成と、制作部署の案件ごとの繁閑差に触れています。
2025年4月3日投稿の、2025年頃在籍、20代後半・女性・正社員・その他職種の回答者も年収400万円を申告しています。この投稿の公開部分は、新しい人事制度への切り替え後の給与に対する不満です。周囲の処遇への言及もありますが、あくまで本人の認識であり、全社員の給与がどれだけ下がったかを示す統計ではありません。
この2件をもとに「20代は400万円が相場」と結論づけることはできません。一方で、年収総額だけでなく、基本給、残業代、賞与、役割に伴う評価を分けて確認すべきことは見えてきます。現職で残業代が収入の大きな部分を占めている人は、転職後に残業が減った場合も含めて給与を比較すると、生活費との関係を判断しやすくなります。
定期昇給の期待より、入社時の等級と役割を確かめる
同社は2025年4月に人事制度を大幅に改定しています。有価証券報告書では、年齢や勤続年数ではなく、仕事の内容、難しさ、役職、貢献度などに応じた等級に基づいて基本給を決める方針を説明しています。従来の定例的な昇給に依存せず、組織計画やポストの要件に照らして年1回の判定を行う考え方です。
賞与については、組織の業績と個人の目標達成度・貢献度を総合的に勘案する方針です。このため、入社時に提示された給与から「毎年一定額ずつ増える」と想定するより、どの等級で入り、次の役割で何が変わるのかを確認することが重要になります。
編集部の見解として、制作経験者が評価されたいなら、単に参加した作品名を並べるより、担当した予算、納期調整、品質上の判断、顧客との交渉を説明できるほうが、新しい職務中心の考え方と接続しやすいと考えます。ただし、制度の説明と本人の納得感は同じではありません。採用部署で実際に何を評価し、どう本人へ伝えているかまで確かめたいところです。
映像制作への入口は、音響進行・CM進行・撮影助手で異なる
2026年11月1日に公式採用サイトで確認した制作系3職種を比較します。いずれも映像に関わりますが、作品をまとめる進行管理と、撮影技術を身につける仕事では、入社後の役割も応募条件も違います。各求人に更新日の表示はないため、確認日に掲載されていた内容として整理しています。
音響字幕の制作プロデューサーは、制作進行・管理の経験者向け
音響字幕の募集は、アニメ、ゲーム、外国映画・海外ドラマの音声や字幕の制作を進める仕事です。日程、予算、品質、顧客との調整などを担当します。求人には音響クリエイターや監督のポジションではないと明記されており、音を自分で作る技術職を希望している場合は、職務の違いを理解する必要があります。
必須条件は、基本的なパソコン操作に加えて、関連業界でプロデューサーとして制作実務を2年以上経験していることです。英語・中国語・韓国語は歓迎条件で、語学力だけがあれば制作経験なしで応募できる募集ではありません。配属はアニメ、ゲーム、外国映画・海外ドラマのカテゴリーから、経験や適性などを踏まえて決まります。
掲載年収は450万〜700万円程度。内訳の説明は月額24.5万〜38万円に25時間分を想定した時間外手当と賞与を加える形で、実際の時間外労働は実施分を全額支払うと記載されています。別途、作品手当の案内もあります。25時間を固定残業時間と読み替えたり、年収レンジに賞与を再び上乗せしたりしないことが重要です。
雇用は正社員、試用期間は3か月です。勤務地は赤坂の事業所で、業務に応じてリモート勤務が可能としています。入社後はOJTを行い、習熟が早ければ半年ほどで現場を担当することもあるという説明ですが、全員が半年で独り立ちする保証ではありません。
この仕事の魅力は、制作の複数工程をつなぎ、完成まで責任を持つことにあります。その反面、特定ジャンルの作品だけを選べるとは限らず、顧客の要望と予算・納期の折り合いをつける役割もあります。担当したい作品ジャンルと同時に、制作進行としてどの工程まで任されたいかを整理すると、応募理由が具体的になります。
CM制作PMは、想定残業45時間込みの年収表示
プロダクションマネージャー職は、CM、ミュージックビデオ、Webムービーなどの制作進行を担当します。企画から仕上げまでの日程管理、予算作成、スタッフとのやり取りが主な業務です。必須条件は映像に関わる制作進行経験と基本的なパソコン操作で、Adobe製品の使用経験は歓迎条件に分かれています。
年収は480万〜600万円で、賞与と月45時間の想定残業代を含む表示です。ただし、残業代は全額支給と明記されています。音響字幕職の25時間とPM職の45時間は年収を示す際の想定が違うので、年収の下限だけを比べて「PMのほうが基本給が高い」と判断することはできません。
月ごとの実際の残業が想定を下回った場合、掲載の想定年収と同じ額になるとは限りません。逆に、45時間を超える分が支払われないという固定残業の説明でもありません。勤務負担と収入を比べるなら、基本給、実績ベースの時間外手当、賞与の見込みを分けて提示してもらう必要があります。
原則の募集は正社員で試用3か月ですが、本人が希望する場合は上限5年の契約社員としての採用も可能と記載されています。契約社員から始めることが全員の必須条件ではありません。勤務地は赤坂または外苑前のオフィスが掲載され、将来の変更範囲には会社の事業場が含まれています。
編集部の見立てでは、映像を完成させる達成感と、日程・予算・関係者を動かす責任を一緒に引き受けたい人が検討しやすい仕事です。撮影や編集の技術だけを磨きたい人は、進行管理の比重に注意したいところです。作品への関心に加え、複数のスタッフの都合を調整し、変更時にも制作を止めないための経験が直接つながります。
撮影スタッフは未経験も歓迎するが、契約期間に上限がある
撮影スタッフは、入社後に撮影助手と社内サポートを担当し、その後は適性に応じてカメラマンまたはDITを目指す募集です。DITは撮影現場のデジタル画像を扱う技術的な役割です。必須は基本的なパソコン操作で、未経験者も歓迎しています。AdobeやDaVinci Resolve、日常会話程度の英語は歓迎要件です。
想定年収は賞与を含む360万〜400万円程度、月額給与は22.5万〜25万円。時間外労働手当は実施分を全額支給するとしています。制作進行2職種のように年収へ含む想定残業時間は示されていないため、同じ前提の年収表として横並びにはできません。
雇用は契約社員で、原則1年ごとの契約更新、更新上限は通算5年です。試用期間はありません。現在の個票には正社員登用の保証が書かれておらず、「5年以内に必ず正社員になる」といった前提で選ぶべきではありません。
未経験から制作技術の現場に入る入口としては意味がありますが、進行職の正社員募集とは、収入だけでなく雇用の見通しも違います。契約更新の判断基準、助手から次の役割へ進む際の評価、任せる機材や作業の範囲を把握したうえで、限られた期間にどの経験を蓄積したいかを考えたい募集です。
福利厚生には年金制度や鑑賞費補助などが並ぶ一方、正社員の制作求人にある退職金の記載は、この撮影スタッフ求人にはありません。共通する制度が多くても、別の雇用形態の条件をそのまま移して考えないことが必要です。
経理管理職は、制作職とは別の専門性と責任に対する採用
映像業界で働く道は制作職に限りません。公式の経理管理職候補は、グループ会社の会計・税務や連結決算を統括する管理監督職として、制作職とは異なる給与帯と応募条件を掲載しています。
掲載額は800万〜1,040万円程度です。連結子会社の会計・税務に関する承認、外部委託業務の統制、連結決算などを担い、経験と能力に応じてチーム長相当の役割を予定しています。日常の経理処理だけを担当する募集ではなく、法令や会計基準に沿って業務を組み立て、チームを動かす責任があります。
必須条件は、連結決算と開示業務の経験、簿記2級以上です。人物像の欄には大学卒以上という条件もあります。マネジメントや税務申告などは歓迎経験として示されており、必須と歓迎の区別を保って読むことが大切です。
求人には今後のM&Aに伴う経理財務の統合や、既存の業務フローへの落とし込みへの関心も挙げられています。買収先が加わる会社では、各社の数字を集めるだけでなく、処理や承認の仕組みをそろえる仕事が必要になります。制作会社という業種への興味とともに、組織の変化に応じて統制を作り直す経験が活かせる募集と考えられます。
雇用は正社員、試用期間3か月です。月額の内訳や固定残業代の金額は掲載されていません。また、管理監督職としての募集なので、制作職にある「時間外手当を実施分全額支給」という記載を、この経理職へそのまま転用できません。想定額に含むもの、深夜勤務などの扱い、試用中の処遇は個別の提示条件で確認します。
給与の高さだけを見て職種を選ぶより、承認権限と責任、実務担当と管理業務の配分、買収先の統合にどこまで関わるかを確認するほうが、入社後の期待のずれを減らせます。年収のレンジが制作職と違うのは、対象となる役割と専門経験も異なるためです。
フレックス導入後も、制作現場の忙しさは案件ごとに見る
東北新社は制作職の勤務制度を変更していますが、制度変更だけで繁忙や休日対応がなくなるわけではありません。現在の求人、変更時の会社説明、職種を限定した社員の声を順に読むと、比較すべき点が見えてきます。
制作職の裁量労働制を原則撤廃し、フレックスへ
同社は2024年3月28日、同年4月から制作職の専門業務型裁量労働制を原則撤廃し、グループ会社も含めてほとんどの社員にフレックスタイム制を適用すると発表しました。狙いは、仕事量や時間帯に合わせた調整を行い、労働時間を減らし生産性を高めることだと説明しています。
今回確認した4求人も、1か月単位のフレックス、標準労働時間8時間、標準的な時間帯9時30分〜18時30分という表示です。休憩時間の長さやコアタイムは各個票で明示されていないため、別の求人から補っていません。試用3か月の正社員求人についても、試用中の条件変更の有無は明記されておらず、同条件と断定できません。
休日は土日祝と12月30日〜1月4日の年末年始で、休日出勤した場合は振替休日があると記載されています。これは休日出勤が一切ないという意味ではありません。撮影日や収録日を中心に予定が組まれる仕事を検討するなら、通常月の休日数だけでなく、繁忙期の振替休日をどのように取得しているかも重要です。
自由度を肯定する声と、急な休日対応への声がある
転職会議の2025年4月3日投稿、2025年頃在籍の20代後半・女性・正社員・その他職種の回答者は、公開冒頭でリモート勤務などを挙げ、柔軟な働き方を肯定しています。給与の評価と働き方の評価は別であり、一つの不満だけで職場のすべてを判断しない読み方が必要です。
一方、2025年11月25日投稿、2024年頃在籍の20代前半・男性・正社員・フォトグラファーは、勤務時間が長くなる場合や、急に土日の打ち合わせが入る場合への負担を述べています。この人は当時の正社員で、現在募集している契約社員の撮影助手と同じ雇用条件ではありません。あくまで撮影に関わる仕事の一経験です。
編集部の見解としては、同社を「自由な会社」「忙しい会社」のどちらか一方にまとめるより、撮影・収録の現場対応が必要な職種と、調整の余地がある業務を区別することが有効です。リモート勤務の制度があっても、担当する工程によって使える場面は変わります。応募部署の具体的な週の過ごし方を聞くと、制度の説明を生活のイメージへ落とし込めます。
長期休暇と鑑賞補助は、利用条件まで確認する
現在の求人が参照している公式説明には、スペシャル・ホリデー制度があります。連続5営業日以上の有給休暇と土日祝をつなぎ、7日以上の休みを取ることを奨励するもので、年度内2回まで、1回につき2万円の報奨金を支給する案内です。通常の有休とは別に7日以上を追加付与する説明ではありません。
映画、演劇、美術館などの鑑賞費補助も紹介され、作品や新しい表現に接することを支援しています。限度額がある制度なので、あらゆる鑑賞費が無制限に会社負担になるわけではありません。制作会社ならではの支援として魅力はありますが、個々の雇用条件と対象経費の規程を確認して利用する制度です。
在宅勤務については、会社説明でも部署ごとの規定があるとしています。音響字幕求人には業務に応じたリモート勤務の記載がありますが、すべての職種で週何日使えると統一されているわけではありません。福利厚生の一覧だけでなく、配属される部門の運用まで見て判断する必要があります。
構造改革と会社が公表した労務上の課題は、切り離さず確認する
東北新社は、成長分野の人材を採用しながら、既存事業の組み替えや人員配置の見直しも進めています。採用があることだけで組織全体が拡大していると考えたり、希望退職があったことだけで全職種の採用が止まったと考えたりするのは実態とずれます。
2026年3月期の有価証券報告書では、不採算事業の売却・撤退、希望退職者の募集などを構造改革の進捗として説明しています。一方、人的資本の方針では、事業環境に合わせて組織と人員を再編し、成長に必要な専門人材の採用・育成を進めるとしています。応募時には、欠員補充、新しい事業への配置、管理体制の強化のどれに当たる募集なのかを知ることが重要です。
さらに同社は2026年2月13日、事業運営状況の調査で、取締役によるパワーハラスメントや不適切な言動、不適切な会計問題・労務管理問題を確認したとして、関係する取締役への処分を公表しています。これは口コミ上のうわさではなく、会社自身が発表した事実です。
会社は外部専門家の助言を受けて再発防止策を策定したと説明し、その後の有価証券報告書でも再発防止への取り組みを記載しています。ただし、方針や処分の公表だけで、すべての職場の問題が解消したと判断することはできません。逆に、特定の事案を全社員・全部門の日常として断定することもできません。
転職判断に結び付けるなら、制作上の判断を上司とどのように共有するか、過重な仕事を抱えたときに誰へ相談するか、評価への異議やハラスメントの相談をどう扱うかが確認点になります。作品制作への情熱と、業務を適切に管理する仕組みは両方必要です。好きな作品に関われることだけで、相談経路や担当範囲への疑問を残したまま入社を決めないことが大切です。
同社の改革期を前向きに捉える人にとっては、新しい評価や業務管理の仕組みを作る側に関わる余地があります。一方、役割や組織が変わることへの負担を避けたい人は、採用されたポストの当面の目的と、部門の再編予定を具体的に確認したいところです。
最新決算は、制作の受注とIP活用の変化を分けて見る
2026年11月1日時点で、公表済みの最新四半期決算は2027年3月期の第1四半期です。中間決算は11月13日発表予定なので、未公表の結果を使って先行判断はしていません。全社の利益だけでなく、応募する事業の増減要因に注目します。
8月14日の決算短信によると、2026年4〜6月の連結売上高は98億1,800万円で前年同期比5.8%増、営業利益は1億9,000万円で48.3%減でした。親会社株主に帰属する四半期純利益は2億7,900万円で83.7%減ですが、前年同期に海外子会社の不動産売却益を計上した反動も含みます。純利益の下落率だけで制作事業が同じ割合で縮小したとは読めません。
| 事業 | 第1四半期の会社説明 | 仕事を選ぶ際の着眼点 |
|---|---|---|
| 広告プロダクション | 売上はほぼ前年並み。CM制作などの受注を背景に利益は増加 | CMやプロモーションの制作進行経験を、担当案件の種類と結び付ける |
| コンテンツプロダクション | 音響字幕の受注で増収。デジタル制作のセキュリティ対応費用などで減益 | 受注の増加と費用負担を区別し、配属先の仕事量・体制を確認する |
| コンテンツディストリビューション | 作品関連売上で増収する一方、放映権償却やCSチャンネル減収が利益に影響 | 作品を作る仕事と、権利を活かして届ける仕事の違いを見る |
コンテンツディストリビューションは、従来のメディアとプロパティを統合した区分で、前年との比較も組み替えています。旧区分の数字をそのままつなげて成長率を作ることはできません。音響制作の受注が伸びていることと、制作部門全体の利益が減ったことは両立しており、応募職種への影響を考えるには内訳を見る必要があります。
2026年4月30日にはグラニフを子会社化しました。映像やキャラクターの権利と、アパレル・雑貨などへの商品展開を組み合わせる方向です。ただし、第1四半期の連結にはグラニフの売上高と営業利益は含まれず、収益の反映は第2四半期からと説明しています。買収が完了した日と、業績へ入る時期を区別することが必要です。
第1四半期発表時には、買収に伴う資産の評価配分や償却期間が確定していないため、通期業績予想を公表していません。公表された償却負担の試算も暫定値です。買収によって必ず利益が増える、または制作職の給与が上がると結論づけることはできません。
編集部の見解として、同社を検討する価値は、映像制作の一工程に加え、作品を別の媒体や商品へ広げる事業を持っている点にあります。ただし、グループの展開が広がることと、自分が希望する仕事を直ちに担当できることは別です。制作進行、撮影技術、経理による事業統合など、自分の専門性がどの段階で必要とされるのかを考えると、事業の変化を転職理由へつなげやすくなります。
応募前は作品名より、担当した工程と責任範囲を整理する
同社の中途採用では、映像への関心を共通の出発点にしながら、職種ごとの経験要件を満たす必要があります。音響制作を希望していても、制作進行と音響の技術・演出は異なる仕事です。募集名だけでなく、予算、品質、顧客との調整、機材・映像の取り扱いのどこを担うのかから応募先を選びます。
制作進行経験者は、作品の知名度だけでなく、どの工程で遅延を防ぎ、誰と調整し、どの程度の予算を管理したかを整理します。語学力は音響字幕の仕事で役立つ可能性がありますが、必須の制作実務経験とは代替関係ではありません。撮影未経験者は、契約上限と育成の道筋を把握し、技術を学ぶ入口として納得できるかが先になります。
経理管理職では、作品づくりへの関心に加えて、連結決算・開示を主導する専門性と、組織が変わっても会計業務を安定させる力が中心です。制作職の選考経験談や学歴のうわさを、そのまま管理職の難易度へ流用することはできません。
最後の条件確認では、想定年収に含む残業と賞与、雇用形態、契約更新の上限、試用期間中の扱い、勤務制度の運用を一組として確認します。会社の改革方針についても、抽象的な「変わっています」という説明で終えず、入社する部署の評価方法や相談体制の変化を聞くことで、現在の働き方を判断できます。
まとめ:制作の役割と雇用条件をそろえて東北新社を検討する
東北新社の公式平均給与は6百万円表示ですが、中途の待遇は職種ごとに大きく異なります。音響字幕の進行、CM制作PM、撮影助手、経理管理職では、必要経験だけでなく、年収の計算前提や雇用期間も違います。
フレックスへの変更や新しい評価制度は、過去の社員経験と時点を分けて確認する必要があります。会社が公表した労務上の問題や構造改革にも目を向けながら、どの工程で力を発揮したいか、どの条件なら続けられるかを具体的に判断したい転職先です。
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参考・出典
数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。
- 東北新社 第64期・2026年3月期有価証券報告書
- 公式求人:音響字幕制作プロデューサー
- 公式求人:CM制作プロダクションマネージャー
- 公式求人:撮影スタッフ
- 公式求人:経理管理職候補
- 公式:人事制度の変更と福利厚生(2024年3月28日)
- 転職会議:進行職の年収・評価の公開口コミ(2026年6月25日)
- 転職会議:年収・評価の公開口コミ(2025年4月3日)
- 転職会議:働き方の公開口コミ(2025年4月3日)
- 転職会議:撮影職の働き方の公開口コミ(2025年11月25日)
- 2027年3月期 第1四半期決算短信
- 公式IRカレンダー:中間決算発表予定
- 公式:取締役の処分について(2026年2月13日)
執筆:コロ助。最終更新:2026年11月1日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

