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京都フィナンシャルグループの年収|京都銀行の採用・配属と兼務者の影響

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※本記事にはプロモーションを含みます。

この記事の結論

  • 平均年収:京都FGは841.5万円、京都銀行は711.5万円。対象者が異なります。
  • 比較の注意:FGは兼務者を含む開示へ変更。前年を再計算した増加率は1.9%です。
  • 採用の入口:銀行営業に加え、IT・データ・投資など専門経験を活かす求人があります。
  • 勤務条件:支店、本部、出向先で勤務地や制度が異なるため、職種ごとの確認が必要です。

京都フィナンシャルグループの年収を調べる際は、持株会社と京都銀行の違いに加えて、2026年3月期に給与データの集計範囲が変わったことが重要です。過去の数字をそのまま並べると、実際とは異なる給与の変化を読み取ってしまいます。

採用面では、京都銀行の営業店で地域の顧客を支える仕事だけでなく、本部のIT・データ業務、グループ会社の投資業務など、経験を活かす入口が広がっています。本記事では公式有報、最新決算、銀行の公式求人、口コミ集計を分けて確認し、応募先としての判断材料を整理します。確認日は2026年9月27日です。

京都FGの年収841.5万円と京都銀行711.5万円を分けて見る

第3期・2026年3月期有価証券報告書によると、京都フィナンシャルグループの平均年間給与は841.5万円です。同じ資料に、最大人員会社である京都銀行の平均年間給与711.5万円も掲載されています。銀行への就職・転職を検討する人には、両方を区別することが欠かせません。

2026年3月期の公式データ京都FG・提出会社京都銀行・最大人員会社
平均年間給与841.5万円(8,415千円)711.5万円(7,115千円)
平均年齢42.9歳39.1歳
平均勤続年数16.7年14.3年
従業員数271人3,314人
嘱託・臨時従業員の年間平均3人(外書き)860人(外書き)
前年給与との増減率1.9%増。同じ範囲へ再計算した前年と比較3.6%増
出典第3期有価証券報告書78ページ。平均給与は賞与・基準外賃金を含む

京都FGの271人には、京都銀行との兼務者270人が含まれています。平均年齢、勤続年数、給与も兼務者を含む数字です。単純に「持株会社で専任業務をする271人」と考えると、実際の集計範囲と違ってしまいます。グループ全体の連結従業員数は3,676人で、これも平均給与の対象とは別です。

FGと銀行の平均給与差は130万円ですが、その差を同じ仕事に対する待遇差と見ることはできません。職務や役職、年齢の構成が異なるためです。実際、有報は持株会社と銀行で同じ給与体系を採用していると説明しています。雇用主の名前だけから、自分の年収が130万円上がると想定するのは不適切です。

また、両社の人数には兼務という関係があります。271人と3,314人を足し、それをグループの実人数とすることもできません。求人を読む際は、採用する会社、実際に勤務する部署や会社、給与の適用制度を別々に確認すると、持株会社制の中での働き方を理解しやすくなります。

銀行の平均勤続14.3年や平均年齢39.1歳は、勤務する人の構成を見る参考になります。一方で、中途入社時の給与を決める数字ではありません。業務経験の深さ、採用等級、担当範囲、役職の有無などを、個別の条件提示と対応させる必要があります。

「前年より年収が下がった」と単純比較できない理由

2026年3月期の京都FGの給与には、比較上の大きな注意点があります。有報では、前年の平均給与を子会社からの兼務出向者を含む範囲へ再計算し、825.5万円として比較しています。その結果、今年の841.5万円は1.9%増という開示になっています。

前年に掲載された848.8万円と、今年の841.5万円だけを並べると減少に見えます。しかし、この二つは対象範囲がそろっていません。会社が比較のために示す再計算値を無視して、「京都FGでは平均給与が減った」と結論付けると、給与の変化と集計方法の変化を混ぜることになります。

比較したいこと読むべき数字・注記
今年のFGの給与水準兼務者を含む841.5万円
会社が開示した前年との変化再計算した前年825.5万円に対して1.9%増
銀行の給与水準京都銀行単体711.5万円、前年に対して3.6%増
個人の昇給額平均値からは決まらず、採用等級と人事考課を確認
出典第3期有価証券報告書「従業員の状況」の比較方法・注記

従業員数についても、今年の兼務者を含む271人という数字から、持株会社が突然大量採用したと読むことはできません。人数や給与が大きく変わったときは、会社の業績だけでなく、開示対象に変化がないかを確認することが大切です。給与ランキングを使う場合にも、この点は当てはまります。

京都FGと京都銀行の給与制度は、職務階層に応じた職階給と、職務上の役割や人事考課で決まる役割給で構成されると有報に記載されています。若年層を除いて年功要素を排し、役割給の比重を大きくする設計です。年齢が上がれば必ず一定額へ到達する年収表を作れる制度ではありません。

賞与にも、基本給に応じた部分と、人事考課に応じた部分があります。転職時には、提示年収に含まれる賞与がどの評価を前提にするか、入社直後の算定期間はどうなるか、役割が変わった際に給与へどう反映するかを聞くと具体的です。会社平均の上昇を、個人の昇給保証と考えないようにしてください。

有報では4年連続のベースアップにも触れています。ただし、今後も同じ率で引き上げる約束ではありません。処遇改善の実績は評価材料としつつ、入社時点で確定する条件と、その後の評価で変わる部分を分けて判断しましょう。

京都銀行への入行と、グループ会社で働くことはどうつながるか

京都FGは2023年10月に設立された持株会社です。京都銀行のほか、投資、リース、コンサルティングなどの会社を通じて事業を展開しています。採用情報を調べる際は、「FGの求人」という見出しだけでなく、契約する会社と業務を担当する会社を確認することが重要です。

京都銀行の公式キャリア紹介では、銀行の支店、本部、グループ会社を行き来するキャリアを説明しています。支店で顧客の課題に接し、本部で専門性を高める場合もあれば、グループ会社へ出向して経験を積み、銀行へ戻る場合もあります。会社の数が多いことは、すべての社員が自由に異動できることとは異なります。

例えば公式求人のベンチャーキャピタリストは、京都銀行の採用ページに掲載されていますが、京都キャピタルパートナーズのベンチャー投資部へ出向する仕事です。候補企業を探す段階から投資判断、投資後の支援、回収までを担当します。銀行の営業店で融資を提案する仕事とは、必要な経験も日々の判断も違います。

このような求人では、出向先だけでなく、出向期間、給与や評価をどちらの制度で扱うか、出向終了後に想定される業務を確認したいところです。公開求人に書かれている範囲と、選考で確認する条件を分けると、グループの広がりを現実的なキャリアとして考えられます。

編集部の分析では、京都FGの特徴は、地域企業との取引から生まれる課題に対し、銀行以外の機能も使って対応できる点にあります。ただし、自分がどこまで関わるかは職種次第です。営業担当として専門部署へつなぐのか、専門担当として案件を動かすのか、業務を支えるシステムを作るのかで、成果の測り方も変わります。

「京都で働ける金融グループ」というイメージに加えて、地域の顧客とどの距離で関わりたいかを考えると、応募先を絞りやすくなります。直接提案する仕事と、社内の専門家として支える仕事を比較し、自分の経験が最も役立つ入口を選ぶことが大切です。

中途採用は法人営業・社内SE・データ・投資で経験要件が違う

京都銀行の採用ページから案内される公式HRMOSには、確認時点で33件の求人が掲載されていました。金融機関経験者に限らず、専門的なスキルを持つ人の応募を受け付けています。ただし、すべての職種が金融業界未経験で応募できるわけではありません。

公式求人求める経験の主な内容勤務先・役割
法人営業メガバンクや地方銀行等での法人営業経験本店・営業店で顧客ニーズを捉え、融資や各種支援を提案
社内SE/システム企画開発・PMシステム開発のPM・PL経験。業界は不問吉祥院センターのシステム部。企画・要件定義・受入・外部ベンダー管理
データサイエンティスト実務3年以上、機械学習・統計の知識、Pythonの技能本店のDX戦略本部。分析テーマの企画から業務適用まで
ベンチャーキャピタリスト投資関連、新規事業・研究開発、戦略コンサル等のいずれかで3年以上京都キャピタルパートナーズへ出向。投資と企業の成長支援
出典京都銀行公式HRMOSの各求人。募集内容は変更・終了する場合があります

法人営業は、顧客のニーズを発見し、融資、ビジネスマッチング、事業承継、DX、海外進出などの解決策へ結び付ける仕事です。商品知識だけでなく、企業との継続的な関係づくりが重要になります。面接では取引額だけでなく、どの課題を把握し、関係部門とどう解決したかを説明すると役割が伝わります。

社内SEのPM求人は、システム開発でプロジェクトを管理した経験を業界不問で求めています。自分で実装する技術に加え、業務部門の要望を整理し、外部の開発会社と調整して受入まで進める経験が問われます。開発言語だけを並べるより、要件や品質、納期、関係者の合意をどう管理したかが重要です。

データ職は銀行知識より先に、分析を業務へ適用する経験を見る

データサイエンティスト求人では、採用時点の銀行業務知識は必要ないと明記されています。銀行業務の観点は部署のメンバーが支援する一方、データの分析だけでなく、テーマ選定、結果の評価、業務への適用までを担う仕事です。分析手法を知っていることと、組織で使われる成果にすることは分けて説明したいところです。

例えば、精度の高いモデルを作った経験があるなら、その結果を誰がどの判断に利用し、運用で何が変わったかまで整理すると求人との接点が見えます。データ基盤側へのフィードバックや、組織内への知識の普及も業務に含まれるため、ほかの専門家と協働した経験も役立ちます。

ベンチャー投資の求人では、金融機関だけでなく、事業会社での新規事業や研究開発、戦略コンサルティングの経験も入口になります。ただし、いずれも一定の実務経験を求める専門職です。「銀行業界未経験でも可能」と「社会人経験や専門性が不要」は同じではありません。

確認した求人の給与欄には、選考を通じて条件が変わる旨が案内されています。ここから全職種共通の年収を設定することはできません。有報の711.5万円やFGの841.5万円をそのまま希望額の根拠にするより、担当範囲、採用等級、期待成果に対応する条件を確認してください。

新卒は全員総合職でも、専門コースなら初期配属が異なる

公式新卒募集によると、京都銀行は全員を総合職として採用しています。ただし、総合職という名称の中に、オープンコースと専門コースがあります。「総合職採用だから全員が営業店で同じ仕事から始める」という理解は、現在の募集と一致しません。

オープンコースでは、原則として営業店へ初期配属され、銀行業務の基礎を身に付けながら顧客と接する仕事を経験します。幅広い業務を知り、自分の希望を見つけたい人にとっては、その経験の積み方を確認することが大切です。将来の専門部署への異動が、入行時点で約束されるわけではありません。

一方、専門コースにはIT・システム、データサイエンス、本部各部・グループ会社専門という区分があります。学生時代の知識や経験を活かし、初期配属から専門部署で業務を担う設計です。専門分野を持つ人は、総合職という名称だけで候補から外さず、コースごとの配属と求める準備を確認しましょう。

新卒の確認項目公式募集要項の内容
応募対象2027年3月の大学・大学院卒業修了見込み、または卒業後3年以内
募集学科全学部・全学科
大卒・大学院卒の初任給2026年7月から月額285,000円へ引き上げ
短大卒の初任給2026年7月から月額255,000円へ引き上げとの記載
賞与・昇給賞与年2回、昇給年1回
標準勤務時間8時30分~17時10分。セレクト勤務があり、本部はフレックスタイム制も案内
出典京都銀行公式・採用情報。中途求人の条件とは別に確認

同じ募集ページには2025年4月の大卒初任給26万円も併記されていますが、現在の判断では7月からの28万5,000円という引き上げの記載を読む必要があります。古い給与紹介記事には、さらに前の初任給が残ることもあります。金額だけでなく、いつから適用する条件かを確かめてください。

初任給を12倍した額は、月給部分の単純な年換算であり、初年度の賞与や手当を含む保証年収ではありません。また、専門コースの選考で求める知識や成果物は、個別の案内を優先します。大学名だけから合格可能性を推測したり、非公式記事のテスト形式・合格点を確定条件として扱ったりしないことが大切です。

キャリアの広さは、社内公募の応募と配属の実現を分けて評価する

京都銀行のキャリア支援は、仕事を知り、体験し、応募するという段階で説明されています。グループ各社や本部の業務を知るジョブ・キャリアフォーラム、短期間で実際の仕事に触れる社内インターンシップ、希望する仕事へ手を挙げるキャリア・チャレンジ制度があります。

最新の公式非財務データでは、2025年度の京都銀行の社内公募制度利用人数は107人、社内インターンシップ参加者は203人です。ただし、公募の107人は注記上、キャリア・チャレンジ制度への応募者数を示しています。107人が希望部署へ異動できたという実績ではありません。

採用サイトには初年度の138人という応募実績も紹介されています。これは制度の利用が始まった時期の説明として読めますが、最新年度の数字と置き換えてはいけません。応募者数が減ったことだけで制度が使いにくくなったとも判断できず、募集ポストや対象期間の違いを確認する必要があります。

制度を自分のキャリアに結び付けるなら、応募できる時期、必要な経験、所属長との調整、異動後に求められる成果を知ることが大切です。入行直後から誰でも希望する仕事を選べるという仕組みではありません。支店経験をどの専門領域につなげたいか、自分なりの道筋を持って質問すると具体的になります。

年1回の自己申告では、希望する仕事や将来のキャリアなどを伝え、所属長との面談を行います。さらに、公式の働き方ページでは月1回の1on1を説明しています。年に一度の申告だけでなく、日々の仕事の経験を振り返りながら希望へ近づくための学習を相談する機会として見るとよいでしょう。

2025年度の京都銀行の1人当たり年間平均研修時間は60時間です。研修の存在は基礎を学ぶ機会になりますが、参加した時間だけで専門性が身に付くわけではありません。研修で得た知識を担当業務で使い、経験を積む流れまで考えることが重要です。

公式には、仕事の目標に加えて自身の成長や能力開発の目標を設定するチャレンジシートも紹介されています。営業実績を伸ばしたい人も、専門職へ移りたい人も、現在の成果と将来の準備をどう両立するかを考えられる仕組みです。選考では学びたい分野だけでなく、既に取り組んだ学習や仕事への応用を説明すると説得力が増します。

京都・関西での生活と、勤務先ごとの時間制度を照らし合わせる

京都銀行の法人営業求人では、経験や適性に応じて配属し、基本的に住居から1時間以内の範囲で就業可能と説明されています。地域での生活を考える人にとって参考になりますが、生涯転勤しない、必ず同じ店舗に勤務するという保証ではありません。配属先と将来の異動範囲を分けて聞く必要があります。

同じ銀行の求人でも、社内SEは京都市南区の吉祥院センター、データ職は本店、投資職は京都駅近くの出向先など、勤務地は異なります。グループの投資職には東京勤務の別求人もあります。「京都銀行だから京都府内の同じ場所で働く」と一括りにすると、通勤や生活の計画がずれてしまいます。

2025年度・京都銀行単体公式公開値読む際の注意
月平均所定外労働時間13.4時間部署や繁忙月の違いを含む平均
平均有給休暇取得日数13.5日年次有給休暇と会社独自の有給休暇を含む
平均有給休暇取得率58.7%同じ休暇の定義で他社と比較する
自己都合退職者数・率122人、3.4%年度内の自己都合退職者数を期初人員で割った値
出典京都FG公式・サステナビリティ非財務データ集。「連結」の記載がない上記項目は京都銀行単体

平均所定外13.4時間は勤務負担を考える材料ですが、担当するチームの実態を保証する値ではありません。営業店の月末、システム更改、案件の契約直前など、業務によって忙しくなる場面は異なります。自分の職種で通常月と繁忙月にどの程度差があるか、休日対応があるかを確認してください。

新卒要項では本部にフレックスの案内がありますが、個別の中途求人ではセレクト勤務の記載もあります。例えば確認した社内SE求人はセレクト勤務、データ職とベンチャー投資職はコアタイム11時~15時のフレックスを案内しています。本部の仕事という分類だけで勤務制度を決めず、応募する求人を優先して読みましょう。

確認した4職種の中途求人はいずれも、無期の正社員、実働7時間40分、休憩60分、年間休日121日と掲載されています。在宅勤務や時短などの制度も紹介されていますが、利用可能な頻度や対象業務は個別確認が必要です。制度名だけで、毎週決まった日数の在宅勤務を想定しないことが大切です。

自己都合退職率3.4%は、定年などを含むすべての離職を表す指標ではありません。また、新卒が何年以内に辞めたかを示す数字でもありません。「離職率が低いから自分にも合う」という判断より、職種や勤務地、評価、勤務時間が生活と合うかを合わせて考えましょう。

育児支援・休暇と口コミは、現在の制度で確かめる

京都銀行の公式サイトでは、育児休業を子どもが最長4歳になるまで延長できる制度や、復帰を支援する講座を紹介しています。出産前の研修、復帰前の情報交換など、休業の前後を支える取り組みもあります。制度の上限期間と、本人が実際に利用できる条件や給付の扱いは区別して確認してください。

休暇には、5日間の連続休暇、2日間のジョイフル休暇、年3回各1日のふれあい休暇などがあります。連続休暇は土日と組み合わせた休み方も案内されていますが、取得時期を自由に決められるか、部署内の調整をどう行うかは別の問題です。家庭の予定に合わせたい場合には、申請の時期や引継ぎを聞くと具体的です。

寮・社宅、住宅融資、持株会、財形貯蓄なども公式に紹介されています。住まいの支援は生活設計に関わりますが、利用条件、自己負担、入居期間を確認しなければ、給与と合わせた比較はできません。社員向け制度があることを、全員が同じ金額の手当を受けることと混同しないようにしましょう。

銀行の回答者平均は462万円。FGの公式平均とは別の資料

エン カイシャの評判では、確認時点で京都銀行の正社員226人による集計が掲載されていました。平均年収は462万円、回答者の平均年齢は30歳、月間残業時間は21時間、総合評価は3.1です。これは京都銀行についての回答であり、持株会社である京都FGの社員全体を調べた結果ではありません。

公式有報の銀行平均711.5万円との差は、対象者の年齢や職種、役職、回答した時期などを考えて読む必要があります。口コミの平均年齢30歳と、有報の39.1歳をそろえずに、どちらかの年収を「正しい実収入」とすることはできません。中途入社の条件は、応募職種と等級に対応する金額で判断してください。

同様に、回答者の残業21時間と公式平均13.4時間は、調査時期や対象が異なります。片方を使ってもう片方を否定するより、部署による違いを確認するきっかけにするほうが有用です。口コミの投稿数1,176件と回答者226人も別の数字で、投稿件数がそのまま調査人数ではありません。

キャリアや資格学習に関する個人の投稿を見つけても、その経験を全員に当てはまる制度と考えないことが重要です。現在の公式研修や公募制度と照らし合わせ、必要な資格、学習時間、費用補助を自分の職種について確認してください。大学名や過去の選考経験から、現在の採用結果を予測することも避けるべきです。

編集部では、口コミを応募するかどうかの結論そのものではなく、面接で確認する論点を探す補助情報と位置付けています。評価の仕組みが気になるなら具体的な目標設定を、育児との両立が気になるなら配属部署での利用状況を聞く。そのように質問へ置き換えると、情報の偏りを抑えながら判断できます。

業績の大幅増益と翌期の減益予想は、有価証券売却を含めて読む

京都FGの2026年3月期は、連結経常収益3,667億400万円、経常利益1,371億8,200万円、親会社株主に帰属する当期純利益967億2,300万円となりました。前期に比べて大きく増えていますが、貸出などの日常的な銀行業務に加えて、有価証券の売却も影響しています。

連結業績経常収益経常利益親会社株主帰属純利益
2026年3月期・実績3,667億400万円1,371億8,200万円967億2,300万円
2027年3月期第1四半期・実績648億9,700万円278億3,100万円202億5,600万円
2027年3月期・会社予想2,259億円766億円520億円
出典2026年5月14日決算短信、7月31日第1四半期決算短信。通期予想は7月時点で変更なし

2026年3月期決算短信によると、貸出金利息を中心とした資金運用収益と、政策保有株式の売却益が増収要因です。一方で、費用には預金利息の増加や、有価証券の運用内容を改善するための国債等債券の売却損が含まれます。売却益だけ、あるいは売却損だけを取り出すと、全体の動きを理解できません。

2027年3月期の通期会社予想は前年より減益ですが、2026年3月期の実績にはこうした売却取引が含まれています。そのため、翌期の利益予想が減ることを、顧客取引が同じ比率で縮小する見通しと考えるのは適切ではありません。銀行の収益を見る際は、顧客向け業務、利息、資産運用を分ける必要があります。

実際、2027年3月期第1四半期は、前年同期比で経常収益22.9%増、経常利益57.7%増、純利益55.8%増です。最新短信では、貸出金利息の増加などが収益を押し上げたと説明しています。四半期の増益と通期の減益予想は、比較する期間と前年度の内容が異なるため両立します。

会社予想は達成した実績ではなく、今後の金利や取引、費用などにより変わる可能性があります。利益が大きい年の数値を、そのまま翌年以降の社員賞与へ結び付けることもできません。株主向けの配当と社員への給与・賞与は異なるので、決算上の特別配当を待遇に読み替えないことも大切です。

就職先としての事業を見るなら、会社の利益に加えて、自分の仕事がどの顧客価値や業務改善に関わるかを考えましょう。法人営業なら企業の課題把握と提案、SEなら安全なシステム運営と改善、データ職なら分析を使った意思決定、投資職なら企業の成長支援という形で、会社の方向性を自分の役割へ結び付けることが重要です。

まとめ:FGの平均より、応募する会社と仕事の条件を優先する

京都FGの平均年収841.5万円は、京都銀行との兼務者を含む数字です。前年との比較では再計算値を使う必要があり、京都銀行の711.5万円とも対象が異なります。最新有報の注記を押さえると、給与水準や人数の変化を正しく読めます。

応募先としては、銀行営業、IT、データ、グループ会社への出向など、経験に応じた選択肢があります。雇用主と勤務先、給与の内訳、初期配属、勤務時間、公募制度の利用条件を確認し、地域で働く希望と専門性を深める希望の両方がかなうかを判断してください。

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参考・出典

給与と従業員情報はEDINET原本、業績はJPX掲載の会社開示原本、採用条件は京都銀行公式サイトおよび同サイトから案内されるHRMOSで確認しました。職種ごとの募集条件は随時変更されます。

公式情報源

口コミ・評判の参照元

免責事項:本記事の数値・評価は公式情報・口コミ集計・市場推定の3分類で示しており、口コミ傾向や推定情報は断定ではなく傾向・可能性として表現しています。最終判断は読者自身で公式IRおよび内定時の労働条件通知書で確認してください。

この記事は、公式公開情報(有価証券報告書・IR)・求人情報・口コミ傾向を分けて整理し、転職・就職判断に役立つよう編集しています。最終更新時点の公開情報にもとづきます。最新の正確な数値は各公式IRでご確認ください。

編集:企業研究編集部/最終更新:2026年9月27日

著者紹介
コロ助
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企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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