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鹿島建設の年収1,245万円を読む|総合職・地域限定・海外採用の違い

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※本記事にはプロモーションを含みます。

この記事の結論

  • 平均年収:本体は約1,245万円。平均41.2歳、勤続15.7年の集計
  • 採用区分:全国総合職・エリア限定契約・海外現地法人で条件が異なる
  • 専門性:施工経験だけでなく設備設計や建設ロボットの開発経験も対象
  • 働き方:制度の利用と工期中の負担を、配属予定の仕事で確かめる

鹿島建設の平均年間給与は、2026年3月期の有価証券報告書で約1,245万円です。給与の高さに関心を持つのは自然ですが、中途採用の募集を読むと、全国・海外へ展開する総合職、支店の勤務エリアを選べる契約社員、海外のグループ会社による現地採用という異なる入口があります。鹿島で働くことと、鹿島建設本体の平均年収が自分に適用されることは別に検討する必要があります。

この記事では、有報の平均給与を起点に、現在掲載されている募集条件、利益の変化、職種を確認できる社員口コミを照合します。施工管理の経験者に加え、工場設備、制御、画像認識などの技術を建設分野で使いたい人にも、どの募集が接点になるのかを整理しました。資料・募集の確認日は2026年10月12日です。

鹿島建設の平均年収1,245万円は、誰を集計した数字か

公式情報の基準は、第129期有価証券報告書の「従業員の状況」です。平均年間給与は12,454,406円で、鹿島建設という提出会社の数値です。グループ会社や海外現地法人を合わせた平均給与ではありません。

項目公式開示の内容
会社・証券コード鹿島建設株式会社・1812
平均年間給与1,245.4万円(12,454,406円、提出会社)
平均年齢41.2歳(提出会社)
平均勤続年数15.7年(提出会社)
従業員数単体の就業人員8,959人、連結21,170人
臨時従業員年間平均を外数で単体2,478人、連結4,417人
売上高3兆672億7,500万円(2026年3月期連結)
営業利益2,407億8,000万円(2026年3月期連結)
出典・時点第129期有価証券報告書、2026年3月期決算短信。人員等は2026年3月31日現在

41.2歳・勤続15.7年の平均を、20代の初年度年収に置き換えない

平均年齢と勤続年数を見ると、給与の集計には長く経験を積んだ社員も含まれています。中途入社した時点の等級、役割、赴任条件によって給与は変わるため、20代で転職すれば最初から1,245万円という意味にはなりません。有報の従業員表は、20代だけの平均、施工管理だけの平均、中途入社初年度だけの平均を開示していません。

また、平均勤続15.7年は「全員がそれだけ長く勤める」という将来の保証でも、退職率の代わりでもありません。転職者にとっては、経験者が長く所属する組織でどの役割から参加するのかを考える材料です。前職で所長だった人と、専門技術を持って設計部門に入る人では、年齢が同じでも期待される責任が違います。年齢だけの給与表を作って当てはめるより、担当範囲を先に明らかにした方が交渉の根拠になります。

給与を評価する口コミにも、現場の責任と勤務差が含まれる

口コミ傾向として、エン カイシャの評判の2026年8月17日投稿では、新卒入社・在籍3〜5年・正社員の施工管理職が給与や手当を肯定的に捉える一方、責任の重さや繁忙時の負担、案件・勤務地による差を述べています。同年9月13日の営業職の投稿は、新卒入社・在籍6〜10年・現職という属性で、昇給や賞与に対する実感を記しています。

これらは、その社員が経験した給与制度や仕事の受け止め方です。個人の投稿額を全社員の相場にせず、会社の平均値とも合算しません。ここから読み取れるのは、給与だけでなく「どの仕事・どの赴任条件で得た収入か」を確認する必要があるという点です。賞与の満足度が高い投稿があっても、自分の初回賞与の算定期間や評価が同じとは限りません。

8,959人と9,334人の違い、ボーナスの二重計上に注意

有報の単体8,959人は就業人員です。別の注記には、出向者や留学者等を含む在籍者数が9,334人と示されています。どちらも公式数値ですが、数えている対象が異なります。会社紹介で9,334人を見かけても、有報の表と食い違うという理由だけで誤りとはいえません。さらに、従業員数から執行役員は除かれ、臨時従業員は括弧内の外数として記載されています。

給与には賞与と基準外賃金が含まれます。1,245万円に口コミのボーナス額や求人の賞与を上乗せする計算はできません。月々の安定収入を知りたい場合も、平均を12で割るだけでは不十分です。基本給、現場や住宅に関係する手当、時間外手当、賞与の比率が違うため、年額が近い二つの提示でも家計に入るタイミングや翌年度の変動幅は異なります。

平均と公式求人のモデル年収に差がある理由を、採用区分から読む

2026年10月12日に公式キャリア採用サイトで確認した求人には、本体の総合職について月給30万円以上、30歳・大卒で年収600万円、40歳・大卒で900万円というモデルが掲載されています。モデルは賞与・手当込みですが、その金額の算定年度は明示されていません。有報平均と条件が異なるため、どちらかをもう一方に合わせて修正することはできません。

入口掲載されている給与例勤務・雇用上の違い
本体の総合職月給30万円以上。30歳大卒600万円、40歳大卒900万円の例全国・海外。試用6か月。選考結果により1年間の契約社員勤務となる場合あり
エリア限定の施工管理契約社員月給23万円以上。30歳高卒・扶養あり・時間外手当込み540万円、40歳高卒・扶養あり・役職者680万円の例希望する支店を選択する勤務エリア限定。有期雇用が原則
海外現地法人の建築・設備系東南アジアの場合は月額40万〜70万円。勤務地等で個別決定海外のグループ会社採用が原則。本体採用とは別

上表は現在の掲載内容を比較したもので、同一時点・同一職責の年収比較ではありません。特に総合職のモデルは、直近有報の平均より低いからといって中途だけの不利な処遇を証明する数字ではなく、逆に有報平均を根拠にモデルより高い提示を約束できる数字でもありません。提示時点の賃金と、モデルの前提を採用担当者に確認する対象です。

総合職は、勤務地と試用中の雇用形態をセットで見る

土木、建築、設備設計などの総合職求人では、日本全国および海外が勤務地として示されています。ページ末尾に本社の表示があっても、仕事内容の欄に全国・海外が記載されている募集を東京固定と読むことはできません。初任地だけでなく、工事完了後の異動、将来の海外勤務、単身赴任への対応が生活設計に関わります。

また、雇用形態欄は正社員であっても、採用形態欄に試用期間6か月と、選考結果により試用として1年間契約社員で勤務する場合がある旨が併記されています。応募時に「正社員募集だから、初日から必ず同じ契約」と考えるのは早計です。契約社員となる場合の理由、契約期間中の給与・福利厚生、正社員への移行判断と時期を、条件通知の段階で照合する必要があります。

エリア限定は生活拠点を選びやすいが、総合職と同条件ではない

土木・建築の契約社員求人は、希望する支店から勤務エリアを選ぶ形です。例えば関東支店は群馬、長野、茨城、埼玉、栃木、山梨を含み、横浜支店は神奈川、静岡、東京都の一部を掲げています。「エリア限定」と「自宅近くの一つの工事だけに固定」は同義ではありません。支店管内にどれだけの移動や宿泊が発生するのかで、実際の負担は変わります。

この区分は有期雇用が原則で、優秀な人材の正社員登用実績も示されています。ただし登用実績は全員の登用保証ではありません。昇給・賞与欄には、1年以上勤務した場合に昇給することがあるという記載があります。総合職の「年2回賞与」を自動的に移してはいけませんし、記載がないだけで賞与なしと断定することも避けるべきです。契約更新の基準、手当、賞与の有無を個別に確認することが比較の中心になります。

海外採用は日本本体の平均との比較より、現地の条件を確かめる

海外現地法人採用の建築・設備系には、東南アジア、インド、中国、台湾、米国などが勤務地として挙がっています。原則はグループ会社による採用で、本体への登用実績はあっても、入社時点から鹿島建設本体の社員になるという募集ではありません。宿舎支給についても米国を除く旨があり、国をまたいで一律の待遇と考えることはできません。

月額40万〜70万円という東南アジアの掲載例を12倍して、日本本体の年収と単純に順位付けするのも適切ではありません。支給通貨や換算の基準、現地税、医療保険、一時帰国、家族帯同、退職給付の条件が実質的な待遇を左右します。海外経験を継続したい人には具体的な入口ですが、日本本体への採用を希望する場合は、採用法人名を確認してから選ぶ必要があります。

施工・設計経験者は、資格名に加えて担当してきた範囲を示す

鹿島の技術系キャリア採用では、同じ建設業の経験でも、現場をまとめる役割、設計判断を担う役割、特定分野を横断して支援する役割が分かれています。現在の公式求人は、資格の有無だけでなく、実務経験の年数や専門領域を明確にしています。

土木・建築施工管理は、5年以上の経験と一級資格等が基本線

総合職の土木施工管理は、四年制大学または高専専攻科卒以上、1級土木施工管理技士・技術士などの資格または同等以上の能力、土木施工管理5年以上という条件を掲げています。建築施工管理も学歴に加え、一級建築士・1級建築施工管理技士等と、施工管理5年以上が示されています。求人によって同等能力の例があるため、自分の資格名だけで判断せず、その募集の要件を読む必要があります。

職務経歴書では「施工管理を何年したか」の説明で終わらせず、担当工事の種類、工事中の自分の権限、協力会社との調整、品質や工程の判断を区別すると、募集との接点が明確になります。例えば大規模工事の一工区を担当してきた人と、中規模工事で全体を見てきた人は、同じ経験年数でも強みが違います。会社全体の工事件数を自分の実績のように記載せず、実際に責任を持った範囲を示すことが大切です。

建築施工管理の求人には、BIMや外装ACWの専門知識と5年以上の経験を持つ人を歓迎する記載もあります。これは、現場経験を単に延長するだけでなく、専門分野から複数の現場を支える接点があることを示します。ただし、BIMを一度使ったことがあるだけで施工管理経験等の基本条件を置き換えられるという説明ではありません。モデル作成、施工検討、関係者間の調整のどこを担ったのかを分けて伝えるとよいでしょう。

意匠設計と設備設計では、求める成果物が異なる

意匠設計系は四年制大学・高専専攻科卒以上と一級建築士資格を挙げ、設計経験10年程度の技量、コミュニケーション、CADやBIMの技能などを重視しています。仕事内容には建築設計に加え、再開発の企画やマスタープランを考える上流段階も含まれます。完成した建物の見栄えだけではなく、条件整理から設計を成立させるまでの判断過程が重要な応募材料になる募集です。

設備設計は、電気・給排水・空調の計画から実施設計、竣工後の運用支援までが対象です。実務経験5年以上のほか、設備運用データの分析、データセンター、生産施設のコミッショニング、海外設計、BIMなどの経験が列挙されています。一覧の全経験を一人が持つ前提と決めつけるのではなく、自分が対応する領域と不足する領域を整理して確認するのが合理的です。

ここでは工事完成時点で性能を満たすことに加え、その後の運用や省エネルギーにも仕事が広がっています。中央監視や自動制御に携わってきた技術者なら、設備を動かすための制御だけでなく、運用データから不具合や改善点を見つけた実績が接点になります。応募先の設計チームに、どこまで運用改善を求められるのかを聞くことで、前職の経験を使える範囲が具体化します。

採用大学の評判より、中途求人の学歴・専門要件を優先する

鹿島の採用大学を調べて不安になる人もいますが、新卒の出身校実績と、中途採用の応募資格は異なる情報です。現在の技術系総合職に学歴要件があることは確認できますが、特定大学以外の経験者を一律に除外する採用条件は、ここで読んだ募集には示されていません。口コミの昇進に関する感想から、大学名だけで採用の合否を断定することもできません。

一方、エリア限定の施工管理契約社員は、確認した募集で一級国家資格等を中心に条件を示し、高卒・扶養ありの給与モデルも掲載しています。総合職の学歴条件を満たさないからといって鹿島の全募集に応募できないとは限りません。ただし、応募可能な入口があることと、希望する給与・雇用期間・勤務地を満たすことは別です。募集区分を変える場合は、仕事内容だけでなく契約内容も見直す必要があります。

建設ロボットと生産設備には、ゼネコン以外の技術経験を使う入口がある

鹿島の採用を施工管理だけで探すと、制御・ソフトウェア・工場エンジニアリングの募集を見落とします。公式サイトには、自動化建設機械、建設ロボット、医薬品や食品などの生産設備を扱う募集があり、それぞれ求める技術が具体的です。

自動化建機は、実際の機械を動かすソフトウェアが中心

先端ITの自動化建設機械では、制御、位置計測、データ解析、開発管理・テスト自動化という役割が示されています。自動制御やセンシング、開発管理の職務にはC/C++やLinuxの経験が挙がり、データ計測では計測機器を扱う力とC、C++、Python等のプログラミングが求められます。一般的な業務システムを作った経験だけで、全ての職務に適合すると判断することはできません。

編集部の見解として、メーカーや機械系の開発現場で、制御が想定どおりに動かない原因を計測して切り分けてきた人は、経験を説明しやすい募集です。建機では実環境の地形や測位の揺れ、機械の状態も関わるため、コードの実装だけでなく、試験条件や安全側の処理をどう設計したかが重要になります。求人の使用言語と自分のスキルを照合したうえで、現地試験への参加頻度も聞きたいところです。

有報には自動化施工システムA4CSELを、新名神高速道路城陽工事など複数工事へ展開した事例が載っています。研究の構想だけでなく実工事で適用していることは、この分野で働く際の特徴です。ただし、採用された全員がその特定プロジェクトに配属されるとは限りません。配属予定チームが既存システムの展開を担うのか、新機能の開発を担うのかまで確認すると、期待する技術経験とのずれを小さくできます。

建設ロボットは、管理職候補と制御・認識の技術者で要件が違う

建設ロボットの募集では、プロジェクトマネージャーに5年以上のプロジェクト管理経験、ロボット制御系に3年以上の関連実務、ビジョン分野に3年以上の研究または実務などを示しています。制御では動作計画や実機への組込み、認識では画像・点群処理や位置推定が仕事に含まれます。Git、ROS、画像処理ライブラリ等の記載は、単なる「DX人材募集」より仕事との対応を読み取りやすい部分です。

管理経験者は、プロジェクト規模の大きさだけでなく、技術者への作業分担、リスクへの対応、利用部門との期待調整を説明したい募集です。技術職なら、研究成果の精度に加え、どの条件で性能が落ちるのか、実機でどう検証したかが応募書類の材料になります。学会発表や開発言語の一覧を載せるだけでは、現場への実装を任せられる理由が伝わりにくくなります。

医薬品・食品工場の技術者は、設計から試運転までの工程が接点

エンジニアリング系は、医薬品、化粧品、食品等の工場設備を対象とする5年以上の実務経験と四年制大卒以上などが必須条件です。対象業務は製造設備、物流・保管設備、管理システム、空調・衛生、用水や排水、計装などに及び、設計だけでなく調達、検査、試運転も含みます。建設業以外での生産設備経験がどの工程で対応するかを探せる募集です。

例えば製造側で設備の立上げを担った人は、工程の要求を設備仕様に落とし込み、検査で確認し、運転へ引き継いだ経験が説明材料になります。ただし、本部事務所が東京でも、求人には国内外でプロジェクト単位の長期駐在があると明記されています。設計中心の仕事を期待しても、試運転期間に現地へ出ることがあるため、職務の魅力と駐在の受け入れ可能性を同時に判断する必要があります。

年収が高い背景は利益と職責にあるが、翌年の賞与は保証されない

鹿島の有報は、人材確保に必要な外部労働市場の水準を踏まえ、個人の成果・職責・能力・取組姿勢と会社業績などを総合的に評価して給与へ反映すると説明しています。高い給与を「大企業だから」の一言で済ませるより、収益を生む仕事と評価方針の両面を読む方が転職判断に役立ちます。

連結業績売上高営業利益読み方
2025年3月期実績2兆9,118億1,600万円1,518億8,200万円翌期比較の基準
2026年3月期実績3兆672億7,500万円2,407億8,000万円売上5.3%増に対し営業利益58.5%増
2027年3月期第1四半期実績6,400億8,900万円405億2,200万円前年同期比で売上1.5%減、営業利益7.8%増
2027年3月期通期予想2兆9,000億円2,000億円8月5日公表時点で据え置き。実績ではない

2026年3月期決算短信では、建設事業の利益率向上が増益の主因とされています。大型工事の進捗に加え、原価を抑える取り組み、追加変更契約、施工中のリスク管理などが寄与したという説明です。売上の増加率より利益の増加率が大きいのは、仕事量が増えただけでなく、一つひとつの工事から得る利益が改善したためと読めます。

この点は、転職者に何が求められるかにもつながります。施工管理なら、工事を進めるだけでなく、設計変更や工程の問題を把握し、社内外の関係者と早く調整する力が重要になります。設計・技術支援なら、後工程の手戻りや品質上のリスクを減らす判断が価値になります。編集部の見解として、前職の実績は担当金額だけでなく、問題をどう予防・解決して工事を成立させたかまで説明すると、鹿島の業績説明と接続しやすくなります。

一方、平均給与の前期比上昇率は5.1%であり、営業利益の58.5%増とは一致していません。会社の利益が増えた割合を、そのまま個人の昇給率や賞与増額率に置き換えることはできません。利益は会社全体、給与は提出会社の社員集計、個人の賞与は評価や算定期間も関わるため、それぞれ別の数字として扱う必要があります。

2027年3月期の通期予想は、営業利益2,000億円で前期比16.9%減です。第1四半期は増益でも、通期は減益を見込む計画を維持しています。これを即座に給与削減の予定と読むことも、直近の高収益を理由に賞与が今後も増え続けると読むことも適切ではありません。初年度と平年度の見込み、会社業績に連動する部分、固定部分を分けた提示を確認する方が実務的です。

なお、海外の建設や不動産開発は、国内工事とは利益の出るタイミングが異なります。2026年3月期には、海外開発物件の売却時期を次期以降へ変更したことなどが海外関係会社の利益に影響したと説明されています。グループ全体の伸びを見て転職先を選ぶ際も、自分の所属する部門が施工、設計、開発、現地法人のどこなのかによって、仕事の進み方や収益への関わり方が違う点を押さえたいところです。

働き方の評判は、施工管理・内勤・開発で分ける

給与に納得できても、現場の勤務が生活と合わなければ転職の満足度は下がります。鹿島は制度整備を進めていますが、公開された社員の体験には、改善を感じる声と繁忙の残る声が並んでいます。両方を確認し、全社共通の働き方だと決めつけないことが大切です。

同じ施工管理でも、休日の取り方は担当案件で変わる

エン カイシャの評判では、2026年6月25日投稿の施工管理職(現職、新卒入社、在籍11〜15年、正社員)が、休暇や育休を取りやすくなったと感じつつ、繁忙で休暇消化が難しい案件もあると述べています。同年8月17日の施工管理職(現職、新卒入社、在籍3〜5年、正社員)は、土曜勤務や振替休日中の対応を経験したと記しています。

どちらも本人の担当した現場での体験であり、鹿島の全現場が同じという証拠ではありません。ただ、求人上の完全週休2日制だけでは、工事中にどのように休みを確保するかまでは分からないことを示しています。配属予定が決まる段階では、現場の閉所日、社員の交代体制、繁忙期の長さ、代休の取得方法を具体的に聞く必要があります。

特に現場の役職を上げて転職する人は、若手の勤務時間だけでなく、自分と同等の責任者がどの業務を持っているかを知りたいところです。工区の担当者と全体を統括する立場では、休日の緊急連絡や発注者との調整も異なります。年収の上昇幅だけで評価せず、役職変更に伴う対応範囲を含めて判断すると、入社後の認識差を減らせます。

内勤や開発の柔軟性を、現場職へ一律に当てはめない

同サイトの2026年1月12日投稿では、開発職の現職社員(新卒入社、在籍3〜5年、正社員)が、休暇取得や育児と両立する働き方に肯定的な経験を述べています。一方、施工管理の投稿には現場での対応を前提とする記述があります。会社名が同じでも、顧客との打合せ、設計の成果物、現場巡回、試運転では仕事を進める場所と時間の自由度が違います。

公式の有報では、デジタル化による業務効率化、業務の集約、外部委託、人員配置と工期の検討などを、時間外労働規制への対応として挙げています。これは取り組みの説明であり、どの部署でもすでに残業が少なくなったという結果の保証ではありません。応募部門で何の作業が減ったのか、支店側の支援を受けられるのかなど、仕組みが現場にどう届いているかを聞くと確認が具体的になります。

育児支援は取得率だけでなく、期間と復帰後の仕事まで確認する

第129期有報では、鹿島建設単体の2025年度の男性社員の育児休業・育児目的休暇取得率を94.3%、30日以上の取得率を62.3%と示しています。前年度の30日以上は46.0%で、長めの取得が増えたことも読み取れます。育児休業だけでなく育児目的休暇を含む指標であり、グループ全社や海外現地法人の取得率ではありません。

転職時に育児や介護との両立が重要なら、制度の有無に加え、自分の職種で利用した実例、代替担当の配置、復帰後の勤務地や担当範囲を確認したいところです。施工途中で休業する場合と、開発・設計部門で継続業務を引き継ぐ場合では、事前調整の方法も異なります。数字の改善を肯定的な材料にしつつ、配属先で実際に組める働き方まで確かめることが必要です。

まとめ:鹿島への転職は、平均年収と採用の入口をつないで判断する

鹿島建設の公式平均年間給与は1,245.4万円で、平均41.2歳・勤続15.7年の提出会社データです。高い給与水準に加え、施工、設計、生産設備、建設ロボットなど技術を使う仕事の幅があります。自分の専門性を大きなプロジェクトで発揮したい人には、確認する価値のある募集がそろっています。

判断を左右するのは、全国・海外勤務の総合職なのか、支店エリアを選ぶ契約社員なのか、海外現地法人への入社なのかです。給与モデル、賞与、試用中の雇用、異動範囲を同じ紙の上で比較し、最後に配属先の勤務実態と照合してください。会社平均への期待だけでなく、自分が引き受ける仕事と提示条件が合うと確認できたとき、鹿島への転職を具体的に判断できます。

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参考・出典

数値は対象年度・母集団を確認した公式資料を使用し、口コミは個人の経験として扱っています。

執筆:コロ助。最終更新:2026年10月12日。公式情報・口コミ傾向・推定情報を分けて編集しています。個別の待遇・配属・募集状況は応募先の案内と内定時の労働条件通知書で確認してください。

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コロ助
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企業と転職サービスを、有価証券報告書などの一次情報から読んでいます。
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